JPH0787070A - 位相偏差を測定する測定装置 - Google Patents

位相偏差を測定する測定装置

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JPH0787070A
JPH0787070A JP6203275A JP20327594A JPH0787070A JP H0787070 A JPH0787070 A JP H0787070A JP 6203275 A JP6203275 A JP 6203275A JP 20327594 A JP20327594 A JP 20327594A JP H0787070 A JPH0787070 A JP H0787070A
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JP
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signal
transport unit
sync
bytes
transmitted
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JP6203275A
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Inventor
Ralph Urbansky
ウルバンスキー ラルフ
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Koninklijke Philips NV
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Philips Electronics NV
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04JMULTIPLEX COMMUNICATION
    • H04J3/00Time-division multiplex systems
    • H04J3/02Details
    • H04J3/06Synchronising arrangements
    • H04J3/07Synchronising arrangements using pulse stuffing for systems with different or fluctuating information rates or bit rates
    • H04J3/076Bit and byte stuffing, e.g. SDH/PDH desynchronisers, bit-leaking
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04JMULTIPLEX COMMUNICATION
    • H04J3/00Time-division multiplex systems
    • H04J3/02Details
    • H04J3/14Monitoring arrangements
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04JMULTIPLEX COMMUNICATION
    • H04J3/00Time-division multiplex systems
    • H04J3/16Time-division multiplex systems in which the time allocation to individual channels within a transmission cycle is variable, e.g. to accommodate varying complexity of signals, to vary number of channels transmitted
    • H04J3/1605Fixed allocated frame structures
    • H04J3/1611Synchronous digital hierarchy [SDH] or SONET

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)
  • Time-Division Multiplex Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 同期伝送システム用の測定装置において、低
次トランスポートユニットの位相偏差を検出する。 【構成】 送信すべき同期信号を形成する送信ユニット
1と、同期信号を分離し低次トランスポートユニットの
少なくとも1つの所定のバイトを検出する第1の同期分
離装置2と、伝送システム3を通過した受信同期信号を
分離しこの受信同期信号中の少なくとも前記の所定のバ
イトを検出する第2の同期分離装置4とを有する。さら
に評価ユニット5が設けられており、このユニットは、
送信された同期信号と受信された同期信号中の少なくと
も前記の所定のバイトの検出時点から位相偏差を算出す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、同期伝送システムによ
り伝送される同期信号の少なくとも1つの低次トランス
ポートユニットの位相偏差を測定する測定装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】同期ディジタルハイアラーキまたはアメ
リカのSONETシステム(Synchronous Optical Netw
ork )によるシステムとすることのできる同期伝送シス
テムの場合、所望のように信号流の結合、分割、分岐、
流入またはバイパスが可能である。たとえば、同期ディ
ジタルハイアラーキのネットワークノードへ到来するプ
レシオクロナスペイロード信号(ヨーロッパでは2.0
48Mbit/s,34.368Mbit/sおよび1
39.264Mbit/s)を次のようにマッピングす
ることにより準備処理できる。すなわち、それらの信号
がその伝送路上を常に、125μs長の統一された同期
伝送フレーム(STM−1フレーム)内で155.52
Mbit/sのビットレートを有するSTM−1信号と
して搬送されるようにマッピングすることによって準備
処理できる。このようなネットワークノードは、STM
−1信号の多重化により生じるSTM−N信号(N=
4,16,...)を受信し処理することもできる。
【0003】STM−1信号はフレーム化されており、
信号の実際のペイロードデータのほかに制御情報ならび
にストップデータも有する。STM−1フレームは、2
70個の列と9個の行により構成されている(各行ごと
に270byte)。それぞれ列1〜9の行1〜3なら
びに5〜9には、制御およびエラー識別情報のための”
セクションオーバヘッド、Section Overhead(SOH) ”が
含まれており、他方、残りのスペース(AUペイロード
スペース)には信号データ、ストップデータさらには制
御情報が含まれている。
【0004】AUペイロードスペース内には、異なる複
数のコンテナ(C−4,C−3,C−2,C−12およ
びC−11)を収容することができる。1つのコンテナ
は、ディジタルペイロード信号のための基本的なパッケ
ージ化単位(ユニット)である。たとえば、139.2
64Mbit/sのビットレートのためのコンテナC−
4を有する管理ユニット("Administrative Unit")A
U−4を、1つのSTM−1フレーム内に収容させるこ
とができる。さらに、3つの管理ユニットAU−3をS
TM−1フレーム内に収容させることができる。これら
のうち、たとえば1つの管理ユニットAU−3は44.
736Mbit/sのビットレートためのコンテナC−
3を有する。第2の管理ユニットAU−3にはたとえ
ば、6.312Mbit/sのビットレートのためのコ
ンテナC−2をそれぞれ有する7つのトリビュタリユニ
ット群("tributary Unit Group")TUG−2を含ませ
ることができる。さらに第3の管理ユニットAU−3に
は、2.048Mbit/sのビットレートのための3
つのコンテナC−12をそれぞれ有する7つのTUG−
2を含ませることができる。また、制御情報およびスト
ップ情報を加えることにより、各コンテナから別のトラ
ンスポートユニット(VC−4,VC−3,TU−3,
TU−2,TU−12およびTU−11)が形成され
る。
【0005】プレシオクロナス信号のトランスポートユ
ニット(たとえば2.048Mbit/s)またはバー
チャルコンテナVC−2,VC−12またはVC−11
とすることのできる低次トランスポートユニットを、複
数の同期ディジタル装置を介して伝送することにより、
少なくとも1つの低次トランスポートユニットを有する
同期装置において生成されたSTM−1信号と、同期分
離装置において受信された低次トランスポートユニット
を有するSTM−1信号との間で、走行時間に依存する
位相のずれが生じる。さらに、周波数と位相の変動に起
因しバッファ充填状態に依存するトランスポートユニッ
トのずれ−このずれにより1つのトランスポートユニッ
トの少なくとも1つのポインタ値が変化ししたがってス
トッププロセスも引き起こされる−によって、低次トラ
ンスポートユニットの付加的な位相のずれが生じる。上
述のようにAUポインタの変化(VC−3またはVC−
4のずれの場合)またはTUポインタの変化(VC−
2,VC−12またはVC11のずれの場合)で表され
る付加的な位相のずれは、同期分離の際に考慮しなけれ
ばならない。
【0006】たとえば論文 "2.5-Gbit/s Line Equipmen
t in the Berlin V Project", ntz,vol.44, 1991, no.1
1, pp.782-788 から、SDHシステムのための測定装置
が公知である。この論文の第7図には、この測定装置の
ブロック図が示されている。SDHアナライザ(送信装
置)によりSTM−1信号が形成され、この信号はSD
Hシステムへ供給される。SDHシステムにおいて、マ
ルチプレクサにより複数のSTM−1信号からSTM−
16信号が形成され、この信号は光学送信装置ならびに
光導波体を介してSDHシステムの光学受信装置へと案
内される。受信されたSTM−1信号は、光学受信装置
からデマルチプレクサを介してSDHアナライザの受信
ユニットへ供給される。さらに、周波数カウンタおよび
パーソナルコンピュータも設けられており、これらによ
って、伝送されたSTM−1信号と受信されたSTM−
1信号との間の位相偏差を検出しようとしている。SD
Hアナライザにより供給されたSTM−1信号は、第1
の周波数を有する書き込みクロック信号によりSDHシ
ステムのマルチプレクサへ書き込まれる。STM−1信
号は、第2の周波数を有する読み出しクロック信号によ
りマルチプレクサから読み出される。この状態はデマル
チプレクサでは正確に逆である。この場合、マルチプレ
クサの読み出しクロック信号は書き込みクロック信号と
して用いられ、マルチプレクサの書き込みクロック信号
は読み出しクロック信号として用いられる。この測定装
置では、SDHシステムの通過後、STM−1信号にお
けるバーチャルコンテナVC−4の位相偏差だけしか検
出できない。SDHシステムを通過する低次トランスポ
ートユニットの位相偏差は測定できない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】したがって本発明の課
題は、低次トランスポートユニットの位相偏差を検出で
きる測定装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によればこの課題
は、測定装置に、−送信すべき同期信号を形成する送信
ユニットと、−前記同期信号を分離し低次トランスポー
トユニットの少なくとも1つの所定のバイトを検出する
第1の同期分離装置と、−前記伝送システムを通過した
受信同期信号を分離し該受信同期信号中の少なくとも前
記の所定のバイトを検出する第2の同期分離装置と、−
送信された同期信号と受信された同期信号中の少なくと
も前記の所定のバイトの検出時点から位相偏差を算出す
る評価ユニット、が設けられていることにより解決され
る。
【0009】
【発明の構成および利点】本発明による測定装置は、同
期信号のトランスポートユニットと、同期伝送システム
を通過した受信同期信号のトランスポートユニットとの
間の位相偏差を測定する。この場合の位相偏差は、走行
時間に依存するずれと周波数および位相の変動に起因す
るバッファの充填度に依存するずれから成る。つまり同
期伝送システムの装置の場合、到来する同期信号から抽
出される書き込みクロック信号と局部的に生成される読
み出しクロック信号との間の周波数ならびに位相の変動
に基づき、バッファメモリを用いてクロックパルス整合
が行われる。
【0010】たとえば、STM−1信号中の1つのトラ
ンスポートユニットVC−12の位相偏差の測定を次の
ようにして行うことができる:まずはじめに、1つのS
TM−1フレーム内のトランスポートユニットVC−1
2のスタート時点が検出され、これはこのトランスポー
トユニットが第1の同期分離装置において事前に捕捉さ
れることなく行われる。同期伝送システムの通過後、ト
ランスポートユニットVC−12のスタートが受信され
たSTM−1フレーム内で測定される(STM−1信号
におけるパターン認識)。差の形成から測定走行時間が
得られ、さらにこれを位相偏差へ変換することができ
る。同期伝送システムの場合、高次トランスポートユニ
ット(VC−4またはVC−3)のずれ−これは低次ト
ランスポートユニットVC−12を含みしたがってAU
ポインタ値を変化させる−は、不正確に測定された位相
偏差となる可能性がある。不正確に測定されたこの位相
偏差は、トランスポートユニットVC−12に関するセ
クションオーバヘッド(SOH)のバイトのずれに起因
している。
【0011】本発明による測定装置により、第1および
第2の同期分離装置において分離された低次トランスポ
ートユニットのバイト(たとえばストッププロセスによ
るデータ欠落個所)だけが、位相偏差を検出するための
評価ユニットにおいて利用されるようにして、このよう
な不正確な測定が回避される。
【0012】第1および第2の同期分離装置の実施形態
には少なくとも、−供給された同期信号中に含まれる低
次トランスポートユニットのデータを一時記憶するバッ
ファメモリと、−供給された同期信号から得られる書き
込みクロック信号を受信し前記バッファメモリへのデー
タ書き込みプロセスを制御する書き込みアドレス発生器
と、−供給された同期信号から前記書き込みアドレス発
生器のための制御信号を形成する制御装置と、−前記バ
ッファメモリからのデータ読み出しプロセスを制御する
読み出しアドレス発生器と、−書き込みアドレス発生器
と読み出しアドレス発生器からのアドレスから差値を形
成する減算装置と、−前記読み出しアドレス発生器へ供
給される読み出しクロック信号を前記差値から生成する
回路と、−前記バッファメモリから読み出されたバイト
から、または前記バッファメモリへ書き込まれるべき低
次トランスポートユニットのバイトから、所定のバイト
を識別する検出回路、とが設けられている。
【0013】したがって読み出しクロック信号は、局部
発振器、コントローラならびに調整素子を有する回路に
より生成される。局部発振器はたとえば、送信ユニット
における同期信号の発生にも用いられる発振器と同じも
のとすることができる。書き込みクロック信号は、同期
分離装置へ供給される同期信号から抽出される。バッフ
ァメモリから読み出された低次トランスポートユニット
のバイトは検出回路へ供給され、この回路はたとえばパ
ターン認識によって所定のバイトを検出する。この場
合、所定のバイトは1つの所定のバイトシーケンスを有
することができる。このパターン認識は、バッファメモ
リへの書き込みプロセスより前に実行することもでき
る。この場合、パターン認識に必要とされるそれらのバ
イトだけがバッファメモリへ書き込まれる。パターン認
識を行わないこの種の同期分離装置は、たとえばヨーロ
ッパ特許出願公開第0435384号により知られてお
り、そこでは同期プレシオクロナス信号のためのトラン
スポートユニットが得られる。
【0014】評価ユニットのための実施形態にはカウン
タが設けられている。この場合、第1の同期分離装置
は、伝送された同期信号中の所定のバイトの検出後、カ
ウンタへスタート信号を供給するように構成されてお
り、第2の同期分離装置は、受信された同期信号中の所
定のバイトの検出後、カウンタへストップ信号を供給す
るように構成されている。
【0015】この測定装置は、同期ディジタルハイアラ
ーキ(SDH)のSTM−1信号の低次トランスポート
ユニットの位相偏差を測定するために用いることができ
る。この場合、低次トランスポートユニットはバーチャ
ルコンテナVC−2,VC−12またはVC−11、あ
るいはVC−2,VC−12またはVC−11中で伝送
されるプレシオクロナス信号のトランスポートユニット
である。
【0016】次に、図面を参照して本発明の実施例を詳
細に説明する。
【0017】
【実施例の説明】同期伝送システム(たとえば同期ディ
ジタルハイアラーキによる伝送システム)の動作を判定
するために、伝送システムへ供給された低次トランスポ
ートユニットと、伝送システム通過後の受信された低次
トランスポートユニットとの間の位相偏差の測定が必要
となる可能性がある。このような低次トランスポートユ
ニットはたとえば、同期ディジタルハイアラーキのST
M−1信号で伝送されるバーチャルコンテナVC−12
とすることができる。
【0018】図1には、1つのVC−12を含むTU−
12の構成が図示されている。VC−12には4つのV
バイト(V1〜V4)が含まれており、これらはそれぞ
れ35データバイトで分離されている。バイトV1とV
2中にポインタ値が含まれており、これはTU−12に
おけるVC−12のスタートを表している。1つのTU
−12におけるVC−12のスタートはV5バイトで特
徴づけられている(図示せず)。V3バイトによりネガ
ティブにストップさせることができる。1つのTU−1
2は4つの連続するSTM−1フレームで伝送される。
したがって1つのTU−12の伝送期間は500μsで
ある。
【0019】1つのTU−12のバイトは1つのTUG
−2内に列ごとに収容されている。3つのTU−12の
(それぞれ9byteの)4つの列は1つのTUG−2
内で交互に結合され、7つのTUG−2が結合されて1
つのVC−3またはTUG−3が形成される。図2には
このようにインターロックされる様子が示されている。
各TUG−2は12個の列(各列は9byteを有す
る)を有しており、これらも交互に1つのTUG−3ま
たはVC−3内に収容されている。TUG−3は(それ
ぞれ9byteの)86個の列を有しており、これは第
1の列中に固定ストップバイトを有し、残りの列中にト
ランスポートユニットTU−12のバイトを有する。
【0020】さらに図2に示されているように、3つの
TUG−3のバイトは1つのVC−4中へ挿入される。
VC−4は第1列中にパスオーバヘッド(POH)を有
し、これに続く2つの列中に固定ストップバイトを有す
る。列4から始まって、3つのTUG−3の列が交互に
挿入される。
【0021】図3には、1つのVC−4が2つの連続す
るSTM−1フレームへ挿入される様子が示されてい
る。1つのSTM−1フレームは270個の列と9個の
行(各行ごとにそれぞれ270byte)を有する。行
1〜3および行5〜9の最初の9つの列中にはセクショ
ンオーバヘッド(SOH)が収容されており、列4中に
はAUポインタ(AU−P)が収容されている。残りの
スペース(AUペイロードスペース=P)には列10〜
70中にペイロードデータ、ストップバイト、ならびに
制御情報のためのさらに別のバイトが挿入されている。
AUポインタAU−Pには、バーチャルコンテナVC−
4またはVC−3の第1バイトに関する情報、さらには
適用できるかぎりストップ情報ならびに別の制御データ
が含まれている。
【0022】STM−1信号は、たとえば複数個のディ
ジタル装置を有する同期ディジタルハイアラーキの伝送
システムを介して供給される。この種の装置では、受信
信号から抽出された書き込みクロック信号と、バッファ
メモリ−このバッファメモリへ到来データが書き込まれ
て一時記憶される−から局部的に発生された読み出しク
ロック信号との間における周波数ならびに位相の変動の
ため、整合プロセスが行われる。この場合、たとえばバ
ーチャルコンテナVC−4(高次トランスポートユニッ
ト)もずれている可能性がある。VC−4におけるこの
ずれによってAUポインタ値の変化が引き起こされ、ス
トッププロセスが行われる。クロックパルス補正は伝送
システムの後続の装置においても実行できる。この場合
にVC−12のずれが生じ、したがってTU−12ポイ
ンタ値の変化が起こると、結果としてTU−12におい
てストッププロセスが生じることになる(TU−12ポ
インタバイトによるクロック整合)。
【0023】STM−1フレーム内の1つの低次トラン
スポートユニット(たとえばVC−12)の関連のバイ
トを位相の測定に利用する場合、伝送された信号と受信
された信号との間のクロックパルスのずれに起因する位
相のずれは通常、正確に測定されないことが判明した。
【0024】図4および図5を参照してこのことをいっ
そう明瞭にすることができる。これらの図面では、伝送
されたST−1フレームが上部に示されており、これに
は1つのVC−4内に全部で63*VC−12が含まれ
ている。VC−12の第1、第2、第3ならびに第4の
列は、垂直の線で互いに分離されている。TU−ポイン
タバイト(TU−ポインタ)の位置の実例も示されてい
る。1つのVC−12の個々のバイトはそれぞれ短い線
で表されている。関連する図面の下部に示されているS
TM−1フレームは、同期伝送システムを通過したもの
である。
【0025】図4による伝送システムによる供給された
フレームでは、走行時間のずれに起因してSTM−1フ
レーム(フレーム周期:125μs)の2430STM
−1byteに対し18STM−1byteの位相のず
れしか示されない。すなわち、 (18BytesSTM-1 * 125μs)/2430BytesSTM-1 ≒0.93μs である。
【0026】この場合、伝送システムは、このシステム
のストップ判定回路において、バッファメモリ充填度の
時間経過に関して平均値形成を行う(たとえばヨーロッ
パ特許出願公開第0503732号に記載の伝送システ
ムを参照)。位相のずれがVC−12バイト(STM−
1フレームごとに35byte)に関するものであれ
ば、この結果として平均的な位相のずれは、 (0.26BytesVC-12*125μs)/35BytesVC-12 ≒0.93μs であり、この場合、 (35BytesVC-12*18BytesSTM-1)/2430BytesSTM-1 ≒0.26BytesVC-12 である。
【0027】0.26bytesVC-12 は平均的な位相
のずれを表しており、つまり関連するトランスポートユ
ニットVC−12に対するバッファの充填度を表してい
る。
【0028】図5の場合、同期分離装置で受信されたS
TM−1信号はAU−4ポインタ値6(18byteの
ずれ)を有している。VC−12バイトに関する平均的
な位相のずれ(上記の計算参照)≒0.26VC−12
byte(≒0.93)である。しかしVC−4バイト
を考慮すれば、正しい平均的な位相のずれが得られる。
これは18VC−4byteになる。
【0029】 (18ByteVC-4*125μs)/2349Bytes ≒0.96μs この実例の場合、位相測定において位相のずれは正確に
は求められない。正確な位相のずれは、図6に示された
測定装置を用いることによって測定できる。
【0030】図6の測定装置は送信ユニット1を有して
おり、このユニットは、たとえば図1〜図3に示されて
いるように全部で63個のVC−12を有する1つのS
TM−1信号を発生する。たとえば、論文"2,4-Gbit/s-
Leitungsausruestung im Projekt Berlin V", ntz, vo
l.44, 1991, no.11, pp.782-788 に記載されているよ
うに、送信ユニットとして測定装置のアナライザを用い
こるとができる。STM−1信号は、第1の同期分離装
置2とディジタルハイアラーキの伝送システム3へ供給
される。この伝送システム3はたとえば、クロックパル
ス整合を行うディジタル同期装置を有することができ、
そこにおいてVC−4のシフトにより周波数および/ま
たは位相の変動が補償される。伝送システム3により供
給されるSTM−1信号は第2の同期分離装置4へ供給
され、これは第1の同期分離装置と同様に、STM−1
信号の分離によりSTM−1信号からVC−12のバイ
トを導出する。
【0031】低次トランスポートユニットVC−12の
所定のバイトが生じると、第1の同期分離装置2はスタ
ート信号を、第2の同期分離装置4はストップ信号を評
価ユニット5へ供給する。この評価ユニットはカウンタ
(図示せず)と評価装置(図示せず)を有する。カウン
タへはクロックパルス発生器(図示せず)のクロック信
号が供給される。このクロック信号はたとえば、トラン
スポートユニット1を駆動するクロックパルス発生器の
クロック信号から供給することもできる。評価ユニット
5のカウンタが第1の同期分離装置2からスタート信号
を受信すると、このカウンタは始動し、第2の同期分離
装置4からストップ信号を受信すると、このカウンタは
停止する。
【0032】図7には、第1および第2の同期分離装置
2,4の実例が詳細に示されている。バッファメモリ6
は、1つのSTM−1信号中で伝送される低次トランス
ポートユニットVC−12のバイト−これらのバイトは
1つのTU−12中に挿入されている−を受信する。上
述のように、TU−12のバイトはSTM−1信号中で
伝送される。クロックパルス再生回路7はSTM−1信
号から、約155.52MHzの周波数を有する書き込
みクロック信号STを抽出する。この書き込みクロック
信号STは、比較器およびカウンタを有する制御装置8
と書き込みアドレス発生器9とへ供給される。制御装置
8の実例は、ヨーロッパ特許出願公開第0435384
号に記載されている。引用したヨーロッパ特許出願によ
る制御装置の場合、ペイロードデータバイトをVC−4
へ書き込むために用いられるカウンタのために、制御信
号が生成される。制御装置8は、ヨーロッパ特許出願公
開第0435384号に記載の制御装置と同じようにし
て動作し、制御信号によって1つのVC−12のバイト
の書き込みプロセスを制御するために用いられる。
【0033】バッファメモリ6からの読み出しプロセス
はカウンタとして構成された読み出しアドレス発生器1
0により制御され、このカウンタは、コントローラおよ
び調整素子として用いられる回路11から、約2.04
8MHzの周波数を有する読み出しクロック信号LTを
受信する。このような回路装置11は、ヨーロッパ特許
出願公開第0435384号からも公知である。この場
合、読み出しクロック信号LTは、たとえば回路11内
に設けられた局部クロックパルス発生器のクロック信号
から抽出される。このクロック信号を、送信ユニット1
のクロックパルス発生器により交互に供給することもで
きる。書き込みアドレス発生器9と読み出しアドレス発
生器10により生成されるアドレスは減算装置12へ供
給され、この装置は差値を形成しその値は回路11へ供
給される。バッファメモリ6から読み出されたバイトは
検出回路13へ供給され、この回路はパターン認識によ
って所定のバイトを検出する。この場合、連続する所定
のバイトは所定のパターンを有することができる。この
種のパターンが認識されれば、これらのバイトのうちの
1つは探していた所定のバイトである。図7を参照して
説明したような同期分離装置2または4は、評価ユニッ
ト5へのスタート信号として用いられる信号またはスト
ップ信号として用いられる信号を供給する。
【0034】ストップ信号の受信後、評価ユニット5に
おいて求められたカウンタ位置がディスプレイユニット
(図示せず)へ供給され、これによりカウンタ値からの
位相偏差が算出される。
【0035】
【発明の効果】本発明によれば、同期伝送システム用の
測定装置において低次トランスポートユニットの位相偏
差を正確に検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】バーチャルコンテナVC−12を表す図であ
る。
【図2】複数のVC−12が収容されたバーチャルコン
テナVC−14を表す図である。
【図3】図式的に描かれたVC−4を有する2つの連続
するSTM−1フレームを示す図である。
【図4】同期伝送システム通過前/通過後の2つのST
M−1フレームを示す図である。
【図5】同期伝送システム通過前/通過後の2つのST
M−1フレームを示すさらに別のである。
【図6】測定装置のブロック図である。
【図7】測定装置において用いられる同期分離装置のブ
ロック図である。
【符号の説明】
1 送信ユニット 2,4 同期分離装置 3 伝送システム 5 評価ユニット 6 バッファメモリ 7 クロックパルス再生回路 8 制御装置 9 書き込みアドレス発生器 10 読み出しアドレス発生器 12 減算回路 13 検出回路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同期伝送システム(3)により伝送され
    る同期信号の少なくとも1つの低次トランスポートユニ
    ットの位相偏差を測定する測定装置において、 送信すべき同期信号を形成する送信ユニット(1)と、 前記同期信号を分離し低次トランスポートユニットの少
    なくとも1つの所定のバイトを検出する第1の同期分離
    装置(2)と、 前記伝送システム(3)を通過した受信同期信号を分離
    し該受信同期信号中の少なくとも前記の所定のバイトを
    検出する第2の同期分離装置(4)と、 送信された同期信号と受信された同期信号中の少なくと
    も前記の所定のバイトの検出時点から位相偏差を算出す
    る評価ユニット(5)が設けられていることを特徴とす
    る、 位相偏差を測定する測定装置。
  2. 【請求項2】 前記の第1および第2の同期分離装置
    (2,4)はそれぞれ少なくとも、 供給された同期信号中に含まれる低次トランスポートユ
    ニットのデータを一時記憶するバッファメモリ(6)
    と、 供給された同期信号から得られる書き込みクロック信号
    を受信し前記バッファメモリ(6)へのデータ書き込み
    プロセスを制御する書き込みアドレス発生器(9)と、 供給された同期信号から前記書き込みアドレス発生器
    (9)のための制御信号を形成する制御装置(8)と、 前記バッファメモリ(6)からのデータ読み出しプロセ
    スを制御する読み出しアドレス発生器(10)と、 書き込みアドレス発生器(9)と読み出しアドレス発生
    器(10)からのアドレスから差値を形成する減算装置
    (12)と、 前記読み出しアドレス発生器へ供給される読み出しクロ
    ック信号を前記差値から生成する回路(1)と、 前記バッファメモリ(6)から読み出されたバイトか
    ら、または前記バッファメモリ(6)へ書き込まれるべ
    き低次トランスポートユニットのバイトから、所定のバ
    イトを識別する検出回路(13)を有する、請求項1記
    載の測定装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の同期分離装置(2)は、伝送
    された同期信号中の所定のバイトの検出後、前記評価ユ
    ニット(5)内に含まれるカウンタへスタート信号を供
    給するように構成されており、前記第2の同期分離装置
    (4)は、受信された同期信号中の所定のバイトの検出
    後、前記カウンタへストップ信号を供給するように構成
    されている、請求項1または2記載の測定装置。
  4. 【請求項4】 前記同期信号は、同期ディジタルハイア
    ラーキ(SDH)によるSTM−1信号であり、低次ト
    ランスポートユニットはバーチャルコンテナVC−2,
    VC−12またはVC−11であり、またはVC−2,
    VC−12またはVC−11中で伝送されるプレシオク
    ロナス信号のトランスポートユニットである、請求項1
    〜3のいずれか1項記載の測定装置。
JP6203275A 1993-08-28 1994-08-29 位相偏差を測定する測定装置 Pending JPH0787070A (ja)

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DE4329041A DE4329041A1 (de) 1993-08-28 1993-08-28 Meßvorrichtung für ein synchrones Übertragungssystem
DE4329041.8 1993-08-28

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