JPH0786992B2 - カートリッジホルダー・ローディング装置 - Google Patents

カートリッジホルダー・ローディング装置

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JPH0786992B2
JPH0786992B2 JP1306955A JP30695589A JPH0786992B2 JP H0786992 B2 JPH0786992 B2 JP H0786992B2 JP 1306955 A JP1306955 A JP 1306955A JP 30695589 A JP30695589 A JP 30695589A JP H0786992 B2 JPH0786992 B2 JP H0786992B2
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Japan
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cartridge
cartridge holder
reel
tape
arm
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Inventor
真一 石塚
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ナカミチ株式会社
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【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、カートリッジホルダー内に装着されたカート
リッジをカートリッジホルダー内に保持するカートリッ
ジ保持手段を備えたカートリッジホルダー・ローディン
グ装置に関し、特に、カートリッジホルダーをローディ
ング位置からアンローディング位置に持ち来たした後、
カートリッジ保持手段のロック状態を解除するよう構成
されたカートリッジホルダー・ローディング装置に関す
る。
[従来の技術] 従来、第39図A、Bに示されるリーダブロック154をリ
ーダーブロック挿脱口180に着脱自在に備えたカートリ
ッジ153が特公昭61−61470号(USP 4,383,660号)、特
公昭63−53633号(USP 4,426,047号)、特公昭63−536
32号(USP 4,452,406号)によって提案されている。こ
のカートリッジを簡単に説明すると、カートリッジ153
はその略中心に供給リール155を収納し、この供給リー
ル155に巻回されたテープTの先端に取付けられたリー
ダブロック154をカートリッジ153の挿入面となる前面15
31と一方の側面1534とのなす角部に形成された着脱口18
0に着脱自在に備えている。また、このカートリッジ153
は、前面1531に対向する後面1532と、後面1532の下側に
傾斜して形成された傾斜面1533とからなる排出面を備え
ている。更に、カートリッジ153の下面1535にはテープ
ドライブ装置の位置決めピンと係合する位置決め孔18
11、1812が形成されている。
なお、このカートリッジ153はアメリカナショナルスタ
ンダード案(ANSI)X3B5/87−072によって規格化され、
その幅Wが4 1/4インチ、長さLが4 7/8インチ、高さH
が15/16インチに、また、内部に収容する供給リール155
の直径Dが3 3/4インチに規定されている。
そして、本願出願人はこのカートリッジ153に好適なカ
ートリッジホルダー・ローディング装置を実開昭63−19
1445号、同191446号によって既に提案した。
このカートリッジホルダー・ローディング装置は、カー
トリッジが装着可能とされ、ローディング位置とアンロ
ーディング位置との間を移動するカートリッジホルダー
と、カートリッジホルダーをローディング位置からアン
ローディング位置へ向かう方向に付勢するバネと、カー
トリッジホルダーからカートリッジを排出すべくカート
リッジを付勢するイジェクトアームと、カートリッジホ
ルダーを上記バネの付勢力に抗してローディング位置に
ロックするロック手段と、アンローディング位置におけ
るカートリッジホルダー内に望み、カートリッジ内に収
容された単一リール下面の中心に形成されたテープ弛み
防止機構の解除孔に係合するピンとから構成されてい
る。
カートリッジはカートリッジホルダー内に装着される
と、テープ弛み防止機構の解除孔がカートリッジホルダ
ー内に望んだピンと係合することによりイジェクトアー
ムの付勢力に抗してカートリッジホルダー内に保持され
る。そして、カートリッジはイジェクトアームの付勢力
が掛けられたままローディング位置にマニュアル操作に
よって持ち来される。
一方、プランジャーによりロック手段が解除されると、
カートリッジホルダーはバネによってローディング位置
からアンローディング位置に持ち来たされ、この時、カ
ートリッジはそのイナーシャによって、テープ弛み防止
機構の解除孔とピンとが非係合状態になる位置までアン
ローディング方向に変位し、イジェクトアームによって
カートリッジホルダーから排出される。
[発明が解決しようとする問題点] このカートリッジホルダー・ローディング装置によれ
ば、カートリッジはアンローディング時のイナーシャに
よって、カートリッジホルダー内でアンローディング方
向に変位し保持状態が解除される。よって、カートリッ
ジホルダーはバネ等により比較的早い速度でアンローデ
イング位置に持ち来されなければならない。この時に発
生する振動はこのカートリッジホルダー・ローディング
装置を備えたテープドライブ装置に悪影響を与える可能
性があり、また、このテープドライブ装置がハードディ
スクドライブ装置を備えたコンピュータ機器に装着され
る場合、特に問題とされる。
一方、スライド板の移動によってアンローディング位置
とローディング位置との間を移動させるようにしたカー
トリッジホルダー・ローディング装置において、カート
リッジホルダーは比較的遅い速度でアンローディング位
置に持ち来される。よって、カートリッジはアンローデ
ィング時のイナーシャが殆ど発生することなく保持状態
が解除されないため、スライド板を用いるカートリッジ
ホルダー・ローディング装置に従来の方法を適用するこ
とは困難である。
本発明はこれらの問題点を解消したカートリッジホルダ
ー・ローディング装置を提供するものである。
[問題点を解決するための手段] 本発明カートリッジホルダー・ローディング装置は、カ
ートリッジを挿脱可能とするアンローディング位置とカ
ートリッジを記録再生位置に持ち来すローディング位置
との間で移動可能とされたカートリッジホルダーと、カ
ートリッジの挿入方向及び排出方向に移動可能に配置さ
れ、排出方向(又は挿入方向)に向かう第1の移動範囲
においてカートリッジホルダーをアンローディング位置
に保ち、引き続く第2の移動範囲においてカートリッジ
ホルダーをアンローディング位置からローディング位置
に持ち来す水平面と傾斜面とからなるガイド手段を備え
たスライド板と、カートリッジホルダーに取付けられ、
カートリッジの装着により、カートリッジの挿脱を可能
とする退避位置からカートリッジを保持する保持位置に
移動するカートリッジ保持手段と、カートリッジ保持手
段を退避位置に向かう方向に付勢するバネ手段と、バネ
手段の付勢力に抗し、カートリッジ保持手段を保持位置
にロックするロック手段と、スライド板に取付けられ、
挿入方向(又は排出方向)に向かうスライド板の第1の
移動範囲の移動により、ロック手段のロックを解除する
解除手段とにより達成される。
[作用] カートリッジホルダーにカートリッジが挿入されると、
カートリッジ保持手段は退避位置から保持位置に移動
し、ロック手段によりロックされることによりバネ手段
の付勢力に抗してカートリッジをカートリッジホルダー
内に保持する。
スライド板はカートリッジの排出方向(又は挿入方向)
に向かって移動を開始すると、第1の移動範囲において
ガイド手段の水平面によりカートリッジホルダーをアン
ローディング位置に保ち、引き続く第2の移動範囲にお
いてガイド手段の傾斜面によりカートリッジホルダーを
アンローディング位置からローディング位置に移動させ
る。
一方、スライド板はカートリッジの挿入方向(又は排出
方向)に向かって移動を開始すると、第2の移動範囲に
おいてガイド手段の傾斜面によりカートリッジホルダー
をローディング位置からアンローディング位置に移動さ
せ、引く続く第1の移動範囲においてガイド手段の水平
面によりカートリッジホルダーをアンローディング位置
に保つ。解除手段はカートリッジの挿入方向(又は排出
方向)に向かうスライド板の第1の移動範囲の移動によ
り、ロック手段のロックを解除し、カートリッジホルダ
保持手段は付勢手段により退避位置に持ち来される。
[実施例] 以下、本発明装置の一実施例を図面を参照しながら説明
する。なお、第1図は本発明カートリッジホルダー・ロ
ーディング装置を備えるテープドライブ装置の展開斜視
図、第2図〜第12図は第1図テープドライブ装置におけ
る各構成の斜視図であり、第8図〜第10図に本発明カー
トリッジホルダー・ローディング装置を示す。
各構成の構造説明 先ず、第1図のテープドライブ装置における各構成を第
2図〜第12図を参照しながら説明する。
テープドライブ装置のメインシャーシを構成するベース
プレート1が第2図に示され、ベースプレート1は8イ
ンチのフォームファクタの幅に合致すべく幅Aが8.5イ
ンチとされ、また長さBが略12.57インチとされた長方
形状のアルミ板から構成されている。
ベースプレート1は後述される供給リール駆動モータ、
巻取リール駆動モータ、ロードレバー駆動モータ、スレ
ッディングアーム駆動モータを夫々装着するための開口
21〜24、後述されるロードレバーの回転軸を植立するた
めの孔25が形成されている。
更にベースプレート1の上面にはカートリッジ153の位
置決め孔1801、1802(第39図A、B参照)に嵌合する位
置決めピン31、32、カートリッジ153の底面1535に係合
する位置決めピン33、後述されるスライド板をガイドす
るためのガイドピン41〜43、また、逆T字形状のスイッ
チ取付プレート5が取付けられ、更に、下面には足61
64が取付けられている。なお、取付プレート5の左側面
にはクリーニングカートリッジ検出用のスイッチSW
1が、右側面にはカートリッジローディング検出用のス
イッチSW2が取付けられている。
次に、ベースプレート1の開口22に装着される巻取リー
ル駆動モータ7が第3図に示され、巻取リール駆動モー
タ7はその上面に取付プレート8が取付けられ、また、
回転軸に巻取リール9が取付けられている。取付プレー
ト8の上面にはロケートプレート10がスペーサ111〜113
(スペーサ113は隠れて見ることが出来ない)を介して
取付けられている。
ロケートプレート10の下面にはリーダーブロック引出し
ピンを巻取リール9の回転中心に位置決めするためのス
トッパ12が、上面にはスレッディングアームに取付けら
れたピンと係合することにより引出しピンをストッパ12
に圧接させるための圧接フィンガー13が軸14を介して回
動自在に取付けられ、更に、圧接フィンガー13の回動を
検出するスイッチSW3が取付けられている。
圧接フィンガー13はその一端に形成された起立片15とロ
ケートプレート10に形成された起立片162との間に掛け
られたバネ17によって反時計方向に付勢され、その側面
がロケートプレート10に形成された起立片161に当接す
ることによって初期位置が決定されている。
次に、巻取リール9の展開斜視図が第4図に示され、巻
取リール9は上フランジ部18、下フランジ部19、取付部
材20から構成されている。
下フランジ部19は一体形成されたリールハブ21、フラン
ジプレート22から構成され、フランジプレート22には切
欠き23が形成され、これに略連続してリールハブ21にリ
ーダーブロックを装着するためのスロット24が上下面を
開放して形成されている。
リールハブ21は開口251、252が形成されることにより、
スロット24の入口近傍のハブ面に柔軟性を有したイーム
部分261、262が形成され、スロット24に装着されたリー
ダーブロックのハブ面とリールハブ面の段差が生じた場
合にもテープの段付変形が最小になるようにされてい
る。なお、このビーム部分261、262に関しては特公昭63
−38792号(USP 4,350,309号)が更に参照される。
また、リールハブ21にはネジ(図示しない)が貫通する
孔27、27が形成され、また、フランジプレート22の下面
には光学センサ178(第32図)と共同して巻取リール9
の回転位置を検出するシャッタ28が略180゜の角度に亘
って突出形成されている。
上フランジ部18はリールハブ21の上部と嵌合するための
嵌合部29及びフランジプレート30から構成されており、
フランジプレート30には切欠き23と同様の切欠き31が形
成され、更に、これに連続して引出しピンの逃げとなる
切欠き32が嵌合部29に形成されている。
嵌合部29の下面はリールハブ21上部と嵌合すべく凹形状
とされ、また、リールハブ21に形成された孔27、27と同
一位置に孔33、33が形成されている。更に、フランジプ
レート30の上面にはプレート34が切欠き31の一方の側面
から突出した状態で貼付られる(第3図参照)。
一方、取付部材20はリーダーブロックの下面を支持する
載置部35と、巻取リール9を巻取リール駆動モータ7の
回転軸38に取付けるための取付部36とから構成されてお
り、載置部35の中心には巻取リール駆動モータ7の回転
軸38が挿入される軸孔37が取付部36をも貫通して形成さ
れ、載置部35には上述した孔27、27と同一位置にネジ孔
39、39が形成されている。取付部36は略半円柱形状とさ
れ、軸孔37にモータ7の回転軸38を挿入した際に、その
平面361が回転軸38の平面381とが同一平面となるように
形成されている。
上フランジ部18、下フランジ部19、取付部材20を一体化
して巻取リール9を構成する場合には、上部からネジ
(図示しない)を孔33、33、孔27、27に挿通し、ネジ孔
37、37に螺合させる。そして、巻取リール9を巻取リー
ル駆動モータ7の回転軸38に固定する場合には回転軸38
を取付部材20の軸孔37に挿入し、平面361と平面381とが
合致するように方向を調整し、平面361にプレート40を
ネジ(図示しない)によって固定する。
次に、ベースプレート1の開口21に装着される供給リー
ル駆動モータ42が第5図に示されている。供給リール駆
動モータ42はその回転軸43にカートリッジ153内に収容
された供給リール下面のギアと噛合する突起44を備える
リール台45が取付けられ、このリール台45の上面内側に
は供給リール下面に取付けられた磁性プレートを吸引す
る円環状のマグネット46が固定されている。なお、回転
軸43は供給リールの下面中心に設けられたリールストッ
パに係合し、リールストッパ解除ピンとして作用する。
次に、ベースプレートの右奥側に配置されるヘッドブロ
ック47が第6図に示され、ヘッドブロック47の上面には
テープFWD走行方向(図面下から上)に沿ってガイドロ
ーラ48、テープスクレーパ49、固定ガイド50、リード/
ライトヘッド51、固定ガイド52及びガイドローラ53が取
付けられている。
なお、テープスクレーパ49は本願出願人の出願に係る実
願昭63−142451号(出願日 昭和63年10月31日)、実願
平1−58832号(出願日 平成元年5月22日)が参照さ
れ、固定ガイド50、52は本願出願人の出願に係る実願平
1−84873号(出願日 平成元年7月19日)が参照され
る。
次に、ベースプレート1の開口24に装着されるスレッデ
ィングアーム駆動モータ54が第7図に示され、スレッデ
ィングアーム駆動モータ54はその上面に取付プレート55
が取付けられ、取付プレート55がスペーサ561〜563(ス
ペーサ563は隠れて図面では見ることが出来ない)を介
してベースプレート1に取付けられる。なお、スレッデ
ィングアーム駆動モータ54は非常にトルクが要求される
ことから内部にギアを内蔵する駆動モータが使用され
る。
スレッディングアーム駆動モータ54はその回転軸57にL
字状のスレッディングアーム58が取付けられ、スレッデ
ィングアーム58の角部にはリーダーブロック154と係合
可能な引出しピン59が取付けられている。
この引出しピン59は螺子が切られた螺子部60、径細の軸
部61及びリーダーブロックのスロットの内部形状に合致
した径太の係合部62から構成され、スレッディングアー
ム58の角部に形成されたネジ孔に下側から係合部62が所
望の高さ位置になるまで螺子部60をもって螺合され、ス
レッディングアーム58上面に突出した螺子部60にナット
63が螺合されることにより固定される。
また、スレッディングアーム58の先端には上述した圧接
フィンガー13(第3図)と係合可能なピン64が引出しピ
ン59と同一半径上に取付けられている。
本発明カートリッジホルダー・ローディング装置に係る
カートリッジホルダー65が第8図に示され、カートリッ
ジホルダー65は上板66、側板671〜673、下板681、682
ら構成された箱型形状とされ、その前面がカートリッジ
挿脱口93となる。
カートリッジホルダー65の上板66の上面左側には後述さ
れるカートリッジ保持装置のロック機構として働くロッ
クピン69が2枚の薄い板バネ701、702間に挾持固定さ
れ、更に板バネ701、702がプレート711、712間に挾持さ
れ取付けられている。また、上板66の下面奥側にはカー
トリッジ検出用のスイッチSW4とライトプロテクト検出
用のスイッチSW5が取付プレート72を介して取付けられ
ている。
また、カートリッジホルダー65の側板671にはカイドロ
ーラ731、741、751が取付けられ、同様に側板672の外側
にも図面においては隠れて見ることが出来ないがガイド
ローラ732、742、ガイドローラ752が取付けられてい
る。また、カートリッジホルダー65の下板681の上面奥
側には位置決めピン110が取付られ、このピン110はカー
トリッジホルダー65がアンローディング位置に上昇した
時、引出しピン59の係合部62の下面に形成された孔に嵌
合し、スレッディングアーム58のテープアンロード位置
における位置ずれを防止する。なお、この位置決めピン
110に関しては本願出願人の出願に係る実願昭63−14698
9号(出願日 昭和63年11月10日)が参照される。
更に、カートリッジホルダー65の側板671、672の手前側
と下板681、682の奥側の折曲部とには後述されるカート
リッジ保持装置を回動自在に取付けるための孔761、762
と孔771、772が夫々形成されている。
一方、カートリッジ153をカートリッジホルダー65内に
スムーズに着脱するために、カートリッジホルダー65の
内側に樹脂で形成されたインナーレース94が装着され
る。
このインナーレース94は下板95、側板961、962から構成
され、下板95にはリール台45(第5図)と位置決めピン
33(第2図)を逃げるための開口108と、位置決めピン1
10を逃げるための溝109が形成され、また、側板961の奥
端にリーダーブロックを最終的にカートリッジに案内す
るためのリーダーブロックガイド片97が内側に向けて突
出形成されている。
次に、カートリッジをカートリッジホルダ内に保持する
ためのカートリッジ保持装置を第8図及び第9図を参照
しながら説明する。
本実施例装置においてカートリッジ保持装置は軸78、7
9、88、アーム80〜84、検出フィンガー89、バネ90〜92
と、図8に示されるピン69、板バネ701、702とから構成
されている。軸79はカートリッジホルダー65の孔771、7
72(図8)に回転自在に取付けられており、略中央には
カートリッジの挿入面1531と係合可能な検出フィンガ89
が固定され、また左端にはアーム82が固定されている。
これら軸79、検出フィンガ89、アーム82はカートリッジ
検出手段を構成し、カートリッジ153の挿入に連動して
時計方向に回動する。
一方、軸78はホルダー65の孔761、762(図8)に回転自
在に取付けられており、その左右両端にはL字状のアー
ム80とI字状のアーム81が夫々固定されている。アーム
80、81の端部にはカートリッジの排出面1533と係合可能
なガイドローラ85〜87が軸88により回転自在に軸支され
ており、また、アーム80の上端部には上述したロックピ
ン69と係合可能な係合爪98が形成されている。これら軸
78、88、アーム80、81、ガイドローラ85〜87はカートリ
ッジ保持手段を構成し、第18図Bに示されるようにホル
ダー65内へのカートリッジ153の挿脱を可能とする退避
位置と、第19図Bに示されるようにカートリッジをホル
ダー内に保持する保持位置との間を移動する。また、上
述したカートリッジ保持手段を退避位置に向かって付勢
すべく、アーム80、81とメインシャーシ1のバネ掛け11
11、1112(第2図)との間にはバネ91、92が掛けられて
おり、アーム80と82の間にはアーム83、84を介してバネ
90が取付けられている。バネ90のバネ定数はバネ91、92
の付勢力に抗する値に設定されており、カートリッジの
挿入によりカートリッジ検出手段が時計方向に回動する
と、カートリッジ保持手段はバネ91、92の付勢力に抗し
て保持位置に向かって回動する。
次に、カートリッジホルダー65をローディング位置とア
ンローディング位置間で移動させるためのスライド板99
が第10図に示されている。
スライド板99は下板102、側板1031、1032から構成さ
れ、下板102にはガイドピン41〜43(第2図)が夫々嵌
合するガイド溝1041〜1043が、また、位置決めピン31
32、取付プレート5(第2図)、リール台45(第5図)
によってスライド板99の移動が妨げられないようにする
ための逃げ溝1071、1072、逃げ孔105、106が夫々形成さ
れている。また、下板102の奥側には後述されるロード
レバーの先端が係合するピン113が取付けられ、更に奥
端にロードレバーとの間に掛けられるバネ114を掛ける
ための起立片112が折曲げ形成されている。
側板1031の外側面にはローディングベース1001に形成さ
れたガイド溝1171、1181に夫々嵌合するガイドローラ11
91、1201が取付けられ、また、カートリッジホルダー65
に取付けられたガイドローラ731、741(第8図)が夫々
嵌合する水平部及び傾斜部から構成されたカム溝1151
1161が形成されている。同様に、側板1032の外側面にも
図面においては隠れて見ることが出来ないがローディン
グベース1002に形成されたガイド溝1172、1182が夫々嵌
合するガイドローラ1192、1202が取付けられ、また、ガ
イドローラ732、742が夫々嵌合するカム溝1152、1162
形成されている。
また、側板1031の内面にはリーダーブロック154をカー
トリッジ挿脱口180に装着する際、リーダーブロック154
をガイドするリーダーブロックガイド122取付けられて
いる。
側板1032の手前側には取付部123が折曲げ形成されてお
り、この取付部123に上述したロックピン69(第8図)
とアーム80の係合爪98(第9図)とのロック状態を解除
するための解除アーム124が回動自在に取付けられてい
る(第19図Dに拡大して示されている)。
この解除アーム124はアーム部127、アーム部127の先端
から内側に延び、その断面が平行四辺形の係合部128か
ら構成され、バネ125により時計方向に付勢され、係合
部128の下面がストッパ部126に当接することによって初
期位置が決定されている。また、側板1032の奥側にはス
ライド板99のX方向への移動位置により後述されるイジ
ェクトアームの排出動作を禁止すべく、カム部129が内
側に向けて折曲げ形成されている。
一方、ローディングベース1001はベースプレート1(第
2図)の上面に取付けられるべくその下側が折曲げ形成
され、水平方向に延びたガイド溝1171、1181と、カート
リッジホルダー65に取付けられたガイドローラ751(第
8図)が嵌合する垂直方向のガイド溝1211が形成されて
いる。
また、ローディングベース1001の奥側には取付部130が
内側に向けて折曲げ形成され、この取付部130の下面に
はスレッディングアーム58(第7図)のテープアンロー
ド位置を決定するストッパーレバー131が軸132に回動自
在に取付けられ、また、ストッパーレバー131の回動を
検出するスイッチSW6が取付けられている。
ストッパーレバー131はその一端と取付部130の一端から
突出形成されたバネ掛け133との間に掛けられたバネ134
によって時計方向に付勢され、その側面が取付部130の
一端に下側に向けて折曲げ形成されたストッパ部135に
当接することによって初期位置が決定されている。
同様にローディングベース1002もその下側が折曲げ形成
され、水平方向に延びたガイド溝1172、1182、ガイドロ
ーラ752が嵌合する垂直方向のガイド溝1212が形成さ
れ、奥側にはバネ掛け136が上側に向けて折曲げ形成さ
れ、このバネ掛け136と後述されるイジェクトレバーと
の間にバネ181が掛けられる。
ベースプレート1の開口23に装着されるロードレバー駆
動モータ137が第11図に示され、ロードレバー駆動モー
タ137はその上面に取付プレート138が取付けられ、回転
軸(図面では隠れて見ることが出来ない)に円板139が
取付けられている。また、円板139の上面には偏心した
位置にガイドローラ140が取付けられ、下面の側縁近傍
には取付プレート138に取付けられた光学センサ141と共
同して円板139の回転位置を検出するシャッタ142(第18
図A参照)が、所定の角度に亘って下側に向けて突出形
成されている。
次に、ベースプレート1の孔25に装着される軸143に回
転自在に取付けられるロードレバー144、イジェクトア
ーム145が第12図に示されている。
ロードレバー144はその略中心で軸143に回転自在に取付
けられ、一端にガイドローラ140(第11図)が嵌合する
ガイド溝146が形成され、他端にバネ114(第10図)を掛
けるためのバネ掛け147が折曲げ形成されている。
イジェクトアーム145は細長い略二等辺三角形状をして
おり、ロードレバー144の上方に離隔して配置されるべ
くスペーサ152を介し、底辺における一方の角部で軸143
に回転自在に取付けられている。イジェクトアーム145
は底辺における他方の角部にカム部129(第10図)と係
合するガイドローラ148が軸149に回転自在に取付けら
れ、また、頂点となる角部にカートリッジの前面と係合
するガイドローラ150が軸151に回転自在に取付けられて
いる。なお、イジェクトアーム145は軸149に上述したバ
ネ181(第10図)が掛けられて時計方向に付勢される。
各構成の取付状態 以下、上述した各構成のベースプレート1上における取
付状態を第13図〜第17図を参照しながら説明する。
第13図に示されるように、供給リール駆動モータ42(第
5図)はリール台45が開口21から突出するようにベース
プレート1の下面に固定され、巻取リール駆動モータ7
(第3図)は開口22に上方から挿入固定され、また、ヘ
ッドブロック47(第6図)はベースプレート1の右奥側
に固定される。
第14図に示されるように、スレッディングアーム駆動モ
ータ54(第7図)は開口24の上方から挿入固定される。
なお、同図において、スレッディングアーム58は引出し
ピン59が巻取リール9の回転中心に位置し、ピン64が圧
接フィンガー13によって巻取リール9の回転軸上に保持
されたテープロード位置に持ち来されている。
第15図に示されるように、ローディングベース1001、10
02(第10図)はベースプレート1上面に固定され、スラ
イド板99(第10図)はガイド溝1041〜1043にベースプレ
ート1上のガイドピン41〜43が夫々嵌合するように、ま
た、ガイドローラ1191、1192、1201、1202がローディン
グベースのガイド溝1171、1172、1181、1182に夫々嵌合
するようして取付けられる。よって、スライド板99は矢
印X−Y方向に移動可能とされる。
第16図に示されるように、ロードレバー駆動モータ137
(第11図)は開口23に上方から挿入固定され、ロードレ
バー144、イジェクトアーム145はその回動軸143(第12
図)が孔25に固定されることによって取付けられる。な
お、ロードレバー144は一端に形成されたガイド溝146が
円板139上のガイドローラ10に嵌合し、他端がスライド
板99のガイドローラ113の手前側になるようにして取付
けられ、また、バネ掛け147とスライド板99のバネ掛け1
12との間にバネ114が掛けられる。イジェクトアーム145
は軸149とローディングベース1003に形成されたバネ掛
け136とに掛けられたバネ181によって時計方向(カート
リッジ排出方向)に付勢され、ガイドローラ148がスラ
イド板99のカム部129に圧接される。
第17図に示されるように、カートリッジホルダー65はそ
のガイドローラ731、732、741、742がスライド板99に形
成されたカム溝1151、1152、1611、1612に夫々嵌合する
ように、また、ガイドローラ751、752がローディング−
ベース1001、1002に形成されたガイド溝1211、1212に嵌
合するようして取付けられる。また、同図に示されるよ
うにカートリッジホルダー65にはカートリッジ挿脱口93
からインナーレース94が装着され、孔761、762、771、7
72にカートリッジ保持装置が取付けられる(第8図、第
10図参照)。なお、同図カートリッジホルダー65がロー
ディング位置に持ち来された状態で示されている。
各構成の配置関係 単一のスレッディングアーム58によるテープスレッディ
ング装置を採用するテープドライブ装置において、その
幅を8インチのフォームファクタに合致させるために
は、リール台45、巻取リール9及びスレッディングアー
ム58の配置関係、特に、各回転中心の位置関係が非常に
重要である。一方、上述したようにカートリッジ153は
アメリカナショナルスタンダード案(ANSI)X3B5/87−0
72によって、その幅が4 1/4インチ、長さLが4 7/8イン
チ、供給リール155の直径Dが3 3/4インチと規定されて
いる。
以下、上述した各構成の各回転中心の位置関係を第21図
を参照しながら説明する。なお、第21図はカートリッジ
ホルダー65がカートリッジローディング位置に持ち来さ
れ、また、スレッディングアーム58がテープアンロード
位置に持ち来された状態において示されている。
第17図に示されるように、テープドライバ装置はカート
リッジ153の幅Wの2倍である8インチのフォームファ
クタの幅に合致すべく幅Aが8.5インチ、長さBが略12.
5インチ、また、高さCが8.25インチとされている。
ローディング位置に持ち来されたカートリッジホルダー
65に装着されたカートリッジ153はその後面1532及びリ
ーダーブロック挿脱口180に隣接した一方の側面1534
テープドライブ装置の前面及び一方の側面に隣接配置さ
れ(第39図A、Bをも参照)、このカートリッジ153内
に供給リール155と係合するリール台45(図面において
は隠れて見ることが出来ない)はそのその回転中心C1
上記テープドライブ装置の長さ方向を2分する第1の中
心線L1に対し一方側(図面左側)に、且つ、上記テープ
ドライブ装置の幅方向を2分する第2の中心線L2に対し
一方側(図面下側)に配置される。
そして、その直径が供給リール155と略同一とされた巻
取リール9は、その回転中心C2と上記リール台45の回転
中心C1とが、装置長さ方向の距離Eで6.57インチ(カー
トリッジ153の幅Wの略1.5倍)、装置幅方向の距離Fで
3.53インチ(カートリッジ153の長さLの略0.7倍)離隔
するように、その回転中心C2が上記第1の中心線L1に対
し他方側(図面右側)に、且つ、上記第2の中心線に対
し他方側(図面上側)に配置される。この配置により、
巻取リール9はテープドライブ装置の他方の側面及び後
面に隣接する。
次に、スレッディングアーム58はその回転中心P2(スレ
ッディングアーム駆動モータ54の回転中心)がローディ
ング位置に持ち来されたカートリッジホルダー65に装着
されたカートリッジ153のリーダーブロック154によって
決定されるリーダーブロック引出し位置P1と巻取リール
9の回転中心C2を結んだ直線L3の垂直二等分線L4と、引
出し位置P1を通りリーダーブロック154をカートリッジ1
53から引抜く角度方向(カートリッジ前面1531に対して
略48゜の角度方向)に延びた直線L5に垂直な直線L6との
交点となるように配置される。
そして、ヘッドブロック47上に載置されたガイドローラ
48、53、テープスクレーパ49、固定ガイド50、52、リー
ド/ライトヘッド51は、勿論スレッディングアーム58の
一端に設けられた引出しピン59によって案内されるリー
ダーブロック154の移動軌跡の内側になるように、中心
線L1に対して他方側(図面右側)、中心線L2に対して一
方側(図面下側)に略配置される。
以上の配置関係により、単一のスレッディングアーム58
によるテープスレッディング装置を採用し、且つ、その
幅が8インチのフォームファクタに合致したテープドラ
イブ装置を達成することが出来る。
動作制御装置のブロック説明 次に、上述したテープドライブ装置の動作制御を司る動
作制御装置を第32図を参照しながら説明する。
カートリッジ装着検出用のスイッチSW4(第8図)、テ
ープアンロード位置検出用のスイッチSW6(第10図)、
ローディング位置検出用のスイッチSW2(第2図)、テ
ープロード位置検出用のスイッチSW3(第3図)は一端
がグランドに接続され、他端が夫々抵抗R1〜R4を介して
電源に接続されると共にロジック回路156の入力端子I1
〜I4に夫々接続される。また、ロードレバー駆動モータ
137の回転位置を検出する光学センサー141の出力がロジ
ック回路156の入力端子I5に接続されている。なお、ス
イッチSW2〜SW4及びSW6は三端子スイッチが使用されて
いるが、スイッチSW3のみ定常状態でON状態となる二端
子が、他のスイッチSW2、SW4、SW6は定常状態でOFF状態
となる二端子が使用される。
ロジック回路156はカートリッジローディングモータ137
を回転させるときに“H"状態になるC.LOAD信号を出力端
子O1から、カートリッジがローディング位置に持ち来さ
れると“L"状態になる を出力端子O2から、また、リーダーブロック停止時に
“L"状態になる を出力端子O3から出力するように構成されている(詳細
な回路構成は追って詳述する)。そして、ロジック回路
156から出力されたC.LOAD信号がモータ駆動回路176に、 が制御回路177の入力端子PI1、PI2に夫々入力される。
また、モータ駆動回路176の出力にはロードレバー駆動
モータ137が接続される。
一方、制御回路177はコマンド発生回路179から出力され
たコマンド信号を入力端子PI3から入力し、モータ駆動
回路168の動作モード制御に必要なLBM1信号、LBM2信号
を出力端子PO1、PO2から夫々出力し、また、位置決め回
路175の動作制御に必要な を出力端子PO3から出力する。
制御回路177から出力されたLBM1信号、LBM信号はモータ
駆動回路168の制御端子IN1、IN2に入力され、モータ駆
動回路168の出力端子OUT1、OUT2にスレッディングアー
ム駆動モータ54が接続される。本実施例において、モー
タ駆動回路168は東芝製のモータ駆動回路TA7291Fが使用
されており、このモータ駆動回路は制御端子IN1、IN2
“L"、“L"で出力端子をオープン状態にし、“L"、“H"
で出力端子からモータ54が反時計方向に回転する正方向
の駆動電圧を出力し、“H"、“L"で出力端子からモータ
54が時計方向に回転する負方向の駆動電圧出力し、ま
た、“H"、“H"で出力端子をショート(モータ電磁ブレ
ーキ)状態にするように構成されている。
一方、 は位置決め制御回路175の制御端子CTに入力され、位置
決め制御回路175は が“L"状態になると入力端子STに入力される光学センサ
ー178の出力に基づき、位置決め制御信号をPWM復調回路
169に出力し、 が“H"状態になるとその出力レベルをグランドにする。
更に、制御回路177は巻取リール駆動モータ7、供給リ
ール駆動モータ42の回転速度を検出するFGセンサー17
3、174から出力されるFG1、FG2信号を入力端子PI4、PI5
に夫々入力し、このFG1、FG2信号に基づきテープを定
速、定テンションで移送させるための演算を行い、巻取
リール駆動トルク、供給リール駆動トルクを表わすPWM
変調されたPWM1、PWM2信号を出力端子PO4、PO5から夫々
出力する。PWM1信号、PWM2信号は夫々PWM復調回路169、
170によって復調された後、モータ駆動回路171、172を
介し、巻取リール駆動モータ7、供給リール駆動モータ
42に夫々供給される。
なお、テープTが定速度、定テンションで走行するに必
要なリール駆動制御方法に関しては、本出願人の出願に
係る、実開昭63−55228号(USP 4,788,606)、特願平
1−116848号(出願日 平成元年5月10日)が参照され
る。
各ブロックの回路説明 次に、上述した各ブロックの詳細な回路構成を説明す
る。
先ず、ロジック回路156の詳細な回路構成が第33図Aに
示されており、入力端子I1はINVERT−AND157の一方の入
力に接続され、入力端子I2はINVERT−AND158の一方の入
力に接続されると共にNOT159を介してNOR160の一方の入
力に接続され、入力端子I3はIVERT−NAND161の他方の入
力に接続され、入力端子I4はNOR160とNOR162の他方の入
力に接続され、また、入力端子I5はNOR163の一方の入力
とINVERT−AND158の他方の入力に接続されると共にNOT1
67を介してINVERT−AND157の他方の入力に接続される。
また、INVERT−AND157の出力はAND164とINVERT−NAND16
1の一方の入力に接続され、INVERT−AND158の出力はAND
165の一方の入力に接続され、そして、AND164、165の出
力は、OR166の各入力に接続される。また、NOR162、163
の出力は夫々NOR163、162の他方の入力、一方の入力に
接続されると共にAND164、165の他方の入力に接続され
る。そして、OR166の出力は出力端子O1に、INVERT−NAN
D161の出力は出力端子O2に、また、NOR160の出力は出力
端子O3に夫々接続される。
次に、駆動回路176の詳細な回路構成を第34図を参照し
ながら説明する。
駆動回路176の入力は抵抗R5、R6を介してグランドに接
続され、抵抗R5、R6の接続点がエミッタ接地されたトラ
ンジスタTR1のベースに接続される。トランジスタTR1
コレクタは抵抗R7を介して電源に接続され、また、抵抗
R8とダイオードD1を介してエミッタ接地されたトランジ
スタTR2のベースと、抵抗R9とダイオードD2を介してト
ランジスタTR3のベースに接続される。更に、抵抗R9
ダイオードD2の接続点はコンデンサC1を介してグランド
に接続されると共にダイオードD3を介してトランジスタ
TR1のコレクタに接続される。トランジスタTR2はベース
/エミッタ間に抵抗R10が、コレクタ/エミッタ間にコ
ンデンサC2が接続され、そのコレクタはダーリントン構
成のトランジスタTR4のベースに接続されると共に抵抗R
11を介して電源に接続される。
トランジスタTR3のベース/エミッタ間には抵抗R12が接
続され、そのエミッタはエミッタ接地されたトランジス
タTR5のベースに接続され、また、コレクタが抵抗R13
介して電源に接続される。トランジスタTR4のベース/
グランド間にはツェナーダイオードD4が接続され、ま
た、コレクタが電源に接続されている。トランジスタTR
5のベース/エミッタ間には抵抗R14が、コレクタ/エミ
ッタ間にダイオードD5が接続される。そして、トランジ
スタTR4のエミッタはトランジスタTR5のコレクタに接続
され、その接続点が駆動回路176の出力端子に接続され
る。
次に、位置決め制御回路175の詳細な回路構成を第35図
を参照しながら説明する。
制御端子CTは抵抗R15を介してエミッタ接地されたトラ
ンジスタTR6のベースに接続され、トランジスタTR6のコ
レクタは抵抗R16を介して電源に接続されると共に抵抗R
17を介してエミッタ接地されたトランジスタTR7のベー
スとアナログスイッチSW7の制御端子に接続される。ト
ランジスタTR7のベース/エミッタ間には抵抗R18が接続
され、コレクタは抵抗R19を介して電源に接続されると
共にアナログスイッチSW8の制御端子に接続される。
センサー入力端子STはアナログスイッチSW7、更に、抵
抗R20とコンデンサC3の並列回路を介してオペアンプA1
の反転入力端子に接続され、アナログスイッチSW7と抵
抗R20の接続点はアナログスイッチSW8、更に、抵抗R21
とコンデンサC4の並列回路を介してオペアンプA1の非反
転入力端子に接続され、また、アナログスイッチSW8
抵抗R21の接続点は電源/グランド間に直列接続された
抵抗R22、R23の接続点に接続される。また、オペアンプ
A1の出力端子は抵抗R24を介して反転入力端子と、位置
決め制御回路175の出力端子に接続される。また、OPア
ンプA1の非反転入力端子は抵抗R25を介してグランドに
接続される。
次に、PWM復調回路169の詳細な回路構成を第36図を参照
しながら説明する。
PWM1信号を入力する入力端子は抵抗R26を介してオペア
ンプA2の反転入力端子に接続され、位置決め制御回路17
5の出力を入力する入力端子は抵抗R27を介してオペアン
プA2の非反転入力端子に接続される。オペアンプA2の出
力端子は抵抗R28とコンデンサC5の並列回路を介して反
転入力端子に接続されると共に抵抗R29、R30を介してオ
ペアンプA3の非反転入力に接続され、また、オペアンプ
A2の非反転入力端子は抵抗R31とコンデンサC6の並列回
路を介してグランドに接続される。
オペアンプA3の出力端子はその反転入力端子とPWM復調
回路169の出力端子に、また、コンデンサC7を介して抵
抗R29、R30の接続点に接続される。また、OPアンプA3
非反転入力端子はコンデンサC8を介してグランドに接続
される。
次に、PWM復調回路170の詳細な回路構成を第37図を参照
しながら、説明するが、基本的回路構成は上述したPWM
復調回路169と同様であるため、その相違点のみを説明
し同一構成には同一番号を付し、その詳細な接続関係の
説明を省略する。
PWM2信号を入力する入力端子は抵抗R27を介してオペア
ンプA2の非反転入力端子に接続され、OPアンプA2の反転
入力端子は抵抗R26を介してグランドに接続される。
最後に、駆動回路171(172)の回路構成を第38図を参照
しながら説明する。
駆動回路171(172)の入力端子はOPアンプA4の非反転入
力端子に接続されると共に抵抗R32を介してグランドに
接続され、OPアンプA4の出力は抵抗R33、コンデンサ
C10、抵抗R34を介してグランドに接続される。また、抵
抗R33、コンデンサC10の接続点はコンデンサC11を介し
てグランドに接続される。更に、抵抗R33、コンデンサC
11の接続点は抵抗R35、R36を介してトランジスタTR8、T
R9のベースに夫々接続される。トランジスタTR8のコレ
クタはプラス電源に接続され、ベース/エミッタ間に抵
抗R37が接続され、また、エミッタはトランジスタTR10
のベースに接続される。トランジスタTR10のコレクタは
プラス電源に接続され、ベース/エミッタ間に抵抗R39
が接続され、また、コレクタ/エミッタ間に保護ダイオ
ードD5が接続される。
一方、トランジスタTR9のコレクタはマイナス電源に接
続され、ベース/エミッタ間に抵抗R40が接続され、ま
た、エミッタはトランジスタTR11のベースに接続され
る。トランジスタTR11のコレクタはマイナス電源に接続
され、ベース/エミッタ間に抵抗R41が接続され、ま
た、コレクタ/エミッタ間に保護ダイオードD6が接続さ
れる。また、トランジスタTR10とTR11のエミッタは接続
され、抵抗R42、R43を介してグランドに接続される。そ
して、抵抗R42の両端は駆動回路171(172)の出力端子
に接続される。
また、抵抗R42、R43の接続点はOPアンプA5の非反転入力
端子に接続され、OPアンプA5の非反転入力端子は抵抗R
44を介してグランドに接続される。OPアンプA5の出力端
子は抵抗R45を介して反転入力端子に接続され、また、
抵抗R46を介してOPアンプA4の反転入力端子に接続され
る。
次に、上述したテープドライブ装置と動作制御装置の動
作を第18図〜第38図を特に参照しながら説明する。
カートリッジローディング動作 カートリッジ未装着時において、カートリッジ装着検出
用のスイッチSW4(第8図)、テープアンロード位置検
出用のスイッチSW6(第10図)、ローディング位置検出
用のスイッチSW2(第2図)及びテープロード位置検出
用のスイッチSW3(第3図)は夫々OFF、ON、OFF及びON
状態になっている。一方、反時計方向に一方向回転する
ロードレバー駆動モータ137がモータ137の回転中心とガ
イドローラ140の回転中心を結ぶ線L8と、ロードレバー1
44の回転中心とガイドローラ140の回転中心を結ぶ線L9
とが直角になる第1の角度が検出されて停止した状態に
なっているので、光学センサー141の出力は発光素子の
光がシャッター142の一端側によって遮られることなく
検出素子に届くので“H"状態になっている(第18図
A)。
よって、ロジック回路156は各論理回路157〜167が第33
図Bに示される状態になり、その出力端子O1〜O3から出
力するC.LOAD信号、 を夫々“L"、“H"、“L"状態にしている。
C.LOAD信号が“L"状態なので、駆動回路176(第34図)
はトランジスタTR1〜TR5が夫々OFF、ON、ON、OFF、ON状
態になり、その出力端子をショート状態にしてロードレ
バー駆動モータ137に電磁ブレーキを掛けている。
が夫々“H"、“L"状態なので、制御回路177(第32図)
は出力端子PO1、PO2から出力するLBM1、LBM2信号を共に
“H"状態に、出力端子PO3から出力するPOS.I信号を“H"
状態にし、出力端子PO4、PO5から出力するPWM1、PWM2信
号を共にグランドレベルにしている。
LBM1、LBM2信号が共に“H"状態なので、駆動回路168
(第32図)は出力端子OUT1、OUT2をショート状態にして
スレッディングアーム駆動モータ54に電磁ブレーキを掛
けている。
が“H"状態なので、位置決め制御回路175(第35図)は
トランジスタTR6、TR7が夫々ON、OFF状態に、アナログ
スイッチSW7、SW8が夫々OFF、ON状態になり、OPアンプA
1の両入力端子が同電位とされ、出力信号をグランドレ
ベルにしている。
巻取リール駆動モータ7はPWM復調回路169(第36図)の
両入力がグランドレベルであるので駆動回路171(第38
図)を介して駆動電圧が供給されることなく、また、供
給リール駆動モータ42もPWM復調回路170(第37図)の入
力がグランドレベルであるので駆動回路172(第38図)
を介して駆動電圧が供給されることなく、共に停止した
状態にある。
一方、スライド板99はロードレバー144によって最も矢
印Y方向に持ち来されており(第18図A)、カートリッ
ジホルダ65はそのガイドローラ751(752)がローディン
グベース1001(1002)のガイド溝1211(1212)の上方に
位置し、ガイドローラ731(732)、741(742)がスライ
ド板99に形成されたカム溝1151(1152)、1161(1162
の水平部の終端近傍に位置し、アンローディング位置に
持ち来されている(第18図B、C)。
イジェクトアーム145はバネ181によって、ガイドローラ
149がスライド板99に形成されたカム部129の係合面1291
に当接する角度まで回動付勢されている(第18図A)。
一方、カートリッジ保持装置は第18図Bに示されるよう
に、カートリッジホルダー65内にカートリッジ153の挿
脱を可能とする退避状態とされている。アーム80、81は
バネ91、92により半時計方向に付勢され、ガイドローラ
85〜87はカートリッジ挿脱口93の下側に退避する退避位
置に持ち来されている。よって、アーム82もバネ90を介
して半時計方向に付勢され、検出フィンガー89の面891
がカートリッジホルダー65の下板681(第8図)の下面
に当接している。
カートリッジホルダー65にカートリッジ153を挿入する
と、先ずイジェクトアーム145がカートリッジの前面153
1と係合し、半時計方向に回動を開始する。更にカート
リッジを挿入すると、検出フィンガー89の先端892がカ
ートリッジの前面1531に係合し、一体となったアーム82
が時計方向に回動することにより、バネ90を介して連結
されたアーム80、81も略連動して時計方向に回動を開始
し、ガイドローラ85〜87が徐々に持ち上がる。
そして、カートリッジ153をホルダ内に略完全に装着す
る位置まで挿入すると、アーム80はその時計方向の回動
によりピン69を若干押上げ、カートリッジをホルダー内
に保持する保持位置において先端に形成された係合爪98
とピン69がロック状態になる(第19図D)。
以後、アーム80、81はバネ91、92の付勢力に抗して、ガ
イドローラ85〜87がカートリッジ挿脱口93の前面に位置
した保持位置で保持される。よって、カートリッジ153
は操作者の手が離れても、カートリッジ153の排出面で
ある傾斜面1533がガイドローラ85、87に当接するため
に、イジェクトアーム145によって排出されることなく
カートリッジホルダ65内に保持される(第19図B)。
なお、バネ90は軸78、79、ピ69等の取付位置誤差を吸収
し、カートリッジ153の装着に応答して確実に係合爪98
とピン69がロック状態になるようにするためであり、第
19図Bの状態において若干引き延ばされた状態とされ、
また、そのバネ定数はバネ91、92の付勢力に抗する値に
設定されている。
このようにしてカートリッジ153がカートリッジホルダ6
5に装着されると、スイッチSW4がカートリッジ153の前
面1531に押圧されることによってON状態になる。よっ
て、ロジック回路156は各論理回路157〜167が第33図C
に示される各状態になりC.LOAD信号が“H"状態に変化す
る。
駆動回路176(第34図)はトランジスタTR1がON状態にな
り、コンデンサC1の端子電圧がダイオードD3、トランジ
スタTR1を介して直ちに放電されトランジスタTR2、T
R3、TR5がOFF状態になるが、トランジスタTR4はコンデ
ンサC2が抵抗R11を介して充電されるためこれに若干遅
れてON状態になる。
即ち、駆動回路176はC.LOAD信号が“H"状態に変化する
と、出力端子を一瞬オープン状態とした後にモータ駆動
電圧を出力する。この動作タイミングにより駆動電圧の
ショートが確実に防止される。
駆動回路176からモータ駆動電圧が供給されると駆動モ
ータ137は反時計方向に回転を開始し、これに連動して
ロードレバー144が時計方向に回動し、また、スライド
板99が矢印X方向(カートリッジ排出方向)に移動を開
始する(第20図A)。
カートリッジホルダ65はスライド板99の矢印X方向へ移
動に応答してローディング方向に移動するが、スライド
板99の第1の移動範囲において、明確にはガイドローラ
731(732)、741(742)が夫々カム溝1151(1152)、11
61(1162)の水平部に位置するスライド板99の移動範囲
において、カートリッジホルダ65はスライド板99の移動
に応答することなく常にアンローディング位置が保持さ
れる。
この矢印X方向に移動するスライド板99の第1の移動範
囲においては以下の動作が行われる。
スライド板99が矢印X方向に移動していくと、先ず、解
除アーム124が係合部128の傾斜面1281側からピン69に係
合するが、ピン69(板バネ702)の下側がカートリッジ
ホルダ65の上面に当接しているために、解除アーム124
自身がバネ125の付勢力に抗して反時計方向に回避す
る。よって、解除アーム124はアーム80の係合爪98とピ
ン69とのロック状態を解除しない(第19図D)。
更にスライド板99が移動すると、スライド板99はカム部
129の係合面1292がイジェクトアーム145のガイドローラ
149に係合し、イジェクトアーム145を若干反時計方向に
回動させる。このことによりイジェクトアーム145はそ
の先端のガイドローラ150がカートリッジ153の前面1531
から離隔し、以後、バネ181によるカートリッジ排出方
向の付勢力をカートリッジ153に与えなくなる(第20図
A)。
このことにより、カートリッジ153はカートリッジホル
ダー65内で容易に移動出来るようになり、追ってローデ
ィング位置に持ち来された時にその位置ズレがある場合
にも位置決め孔1801、1802(第39図A、B)と位置決め
ピン31、32(第2図)とが強く擦れることがない。
スライド板99が更に移動し、カム溝115、116の傾斜部に
ガイドローラ73、74が位置する第2の移動範囲になる
と、カートリッジホルダ65はスライド板99の移動に応答
してローディング方向に移動を開始する。すると、カー
トリッジホルダ65の下板681に取付けられているピン110
が引出しピン59の係合部62の下面に形成された孔(図示
しない)から離脱し、以後、引出しピン59の移動が可能
となる。
そして、ガイドローラ73、74がカム溝115、116の傾斜部
の終端近傍に位置するまでスライド板99が移動すると、
カートリッジホルダー65はローディング位置に持ち来さ
れ、また、カートリッジ153はその位置決め孔1801、180
2が位置決めピン31、32に嵌合し、カートリッジ153の底
面1535が位置決めピン33に載置されて正確に位置決めさ
れる(第20図B、C)。
一方、スライド板99の側板1031に取付けられたリーダー
ブロックガイド122はローディング位置に持ち来された
カートリッジホルダー65に装着されたカートリッジ153
のリーダーブロック挿脱口180に近接配置される(第20
図B)。
また、カートリッジ153の底面によりスイッチSW2がON状
態とされロジック回路156の入力端子I3が“L"状態にな
るが、ロジック回路156の各論理回路157〜167が第33図
Dに示される状態になるために、各出力信号の状態は何
れも変化しない。
更に、ロードレバー駆動モータ137の回転が続くが、カ
ートリッジ153が基準ピン31〜33上に載置されているた
めにカートリッジホルダ65を勿論移動出来ないので、ロ
ードレバー144とスライド板99との間に掛けられたバネ1
14が引き延ばされ、ロードレバー144とピン113とが非係
合状態になる(第20図A)。この動作により、カートリ
ッジホルダー65、即ち、カートリッジ153はローディン
グ位置に持ち来された後、スライド板99が更に矢印X方
向に移動するのでバネ114によって基準ピン31〜33に強
く押圧され、確実にその位置が保持される。
そして、ロードレバー駆動モータ137の回転中心とガイ
ドローラ140の回転中心を結ぶ線L10と、ロードレバー14
4の回転中心とガイドローラ140の回転中心を結ぶL11
が直角になる第2の角度まで駆動モータ137が回転する
と(第20図A)、光学センサ141は発光素子の光がシャ
ッター142の他端側によって遮られその出力を“L"状態
に変化させる。すると、ロジック回路156は各論理回路1
57〜167が第33図Eに示される各状態になり、C.LOAD信
号、 が共に“L"状態に変化する。
駆動回路176(第34図)はトランジスタTR1がOFF状態、
トランジスタTR2がON状態になり、コンデンサC2の端子
電圧が直ちに放電されトランジスタTR4がOFF状態になる
が、トランジスタTR3、TR4はコンデンサC1が抵抗R7、R9
を介して充電されるためにこれに若干遅れてON状態にな
る。即ち、駆動回路176はC.LOAD信号が“H"から“L"に
なると、出力端子を一瞬オープン状態にした後にショー
ト状態にし、駆動モータ137に電磁ブレーキが掛けられ
る。
テープロード動作 以下、これに続くテープロード動作を第21図〜第38図を
参照しながら説明する。
制御回路177(第32図)は が“L"状態に変化したのを検出すると、テープロード時
にテープTにバックテンションを与えるよう設定された
デューティー比のPWM2信号を出力し(PWM1信号はグラン
ドレベルのまま)、また、巻取リール9を所定角度に位
置決めすべく を“L"状態に変化させる。
出力されたPWM2信号はPWM復調回路170(第37図)のOPア
ンプA2によって構成された積分回路とOPアンプA3によっ
て構成されたLPFによってPWM復調され、駆動回路172に
出力される。この出力電圧は駆動回路172(第38図)のO
PアンプA4によって巻取リール駆動モータ7を流れる電
流に比例した抵抗R43の端子電圧を増幅したOPアンプA5
の出力電圧との差に基づき演算され、この演算結果が電
圧をトランジスタTR8〜TR11によって構成された出力段
で増幅され、供給リール駆動モータ42に供給される。即
ち、駆動回路、172はPWM復調回路170の出力電圧に基づ
いて、駆動モータ42の駆動トルク制御を行う。
一方、位置決め制御回路175(第35図)は が“L"状態になると、トランジスタTR6、TR7が夫々OF
F、ON状態に、アナログスイッチSW7、SW8が夫々ON、OFF
状態になるので微分制御回路として動作する。よって、
光学センサー178の出力電圧はOPアンプA1によって抵抗R
22、R23によって分圧された基準電圧との差に基づき演
算され、この演算結果が上述同様にしてPWM復調回路36
(第36図)、モータ駆動回路171(第38図)を介して巻
取リール駆動モータ42に供給される。
よって、巻取リール駆動モータ42(巻取リール9)は発
光素子の光がシャッター142の一端側によって略半分遮
られ、光学センサー178の出力電圧と基準電圧が同一に
なる角度(第21図に示される角度)に位置決め制御され
る。
また、制御回路177は が“H"から“L"状態に変化したのを検出してから所定時
間後にLBM1信号、LBM2信号を夫々“H"、“L"状態にす
る。すると、駆動回路168は正方向の駆動電圧を出力
し、スレッディングアーム駆動モータ54(スレッディン
グアーム58)が反時計方向に回転を開始する。
リーダブロック154は引出しピン59によって直線L5(第2
1図)の方向に引張られてリーダーブロック挿脱口180か
ら引出される(第22図)。また、スレッディングアーム
58が移動すると、ストッパーレバー131はバネ134により
ストッパー部135に当接する角度まで時計方向に回動
し、スイッチSW6がOFF状態になる。
ロジック回路156は各論理回路157〜167が第33図Fに示
される各状態になり、 が“H"状態に変化するが、制御回路177は が“L"から“H"状態に変化しても各出力信号の状態を変
えない。
スレッディングアーム58が更に回動すると、リーダーブ
ロック154はテープTにバックテンションが掛けられて
いるためにその一端の角1541がリーダーブロックガイド
122に当接しつつ案内され(第23図、第24図)、ヘッド
ブロック47上に取付けられたガイドローラ48、スクレー
パ49、固定ガイド50の前面を通過し(第25図)、巻取リ
ール9のスロット24の前面に持ち来される(第26図)。
スレッディングアーム58は引出しピン59の軸部61(第7
図)がプレート34に係合することによって、引出しピン
59が常にスロット34の幅方向の中心線上を移動するよう
巻取リール9の位置決め角度を補正している。
即ち、第27図に示される位置までスレッディングアーム
58が回動した時、スレッディングアーム58は引出しピン
59の軸部61とプレート34との係合により、巻取リール9
を位置決め制御に抗して第21図に示される位置決め角度
(Ref.L)から反時計方向に角度ANG1反時計方向に回動
させる。
この時、リーダーブロック154はその左側面1541がビー
ム部分262のエッジに係合するものの、プレート34と引
出しピン59とが係合しているので、その反動により巻取
リール9が時計方向に回動することもないので、先端15
42と1543の間にビーム部分261のエッジが挾まることな
くスムーズにスロット24に挿入される。
第28図に示される位置までスレッディングアーム58が回
動した時、スレッディングアーム58は同様にして巻取リ
ール9を位置決め角度(Ref.L)から反時計方向に角度A
NG2回動させる。同図に示されるように引出しピン59の
中心がスロット24内を移動するようになると、リーダー
ブロック154はプレート34と引出しピン59とが係合する
ことによって巻取リール9が時計方向に回動しないの
で、左側面1541とビーム部分262のエッジとの係合によ
って引出しピン59を中心として反時計方向に回動しつつ
スロット24に挿入される。
そして、第29図に示される位置までスレッディングアー
ム58が回動した時、スレッディングアーム58はリーダー
ブロック154とスロット24の結合によって、巻取リール
9を位置決め角度(Ref.L)から反時計方向に角度ANG3
回動させる。
また、同図に示されるまでスレッディングアーム58が回
動すると、スレッディングアーム58の先端に取付けられ
たピン64が圧接フィンガー13の導入面131に係合するこ
とによって押圧し、圧接フィンガー13をバネ17の付勢力
に抗して時計方向に回動させる。この圧接フィンガー13
の回動によってスイッチSW3がOFF状態となる。なお、同
図に示されるように圧接フィンガー13の導入面131はピ
ン64の移動方向に対して鋭角になるように形成されてい
るので、スレッディングアーム58の駆動トルクを要求す
ることがない。
ロジック回路156は各論理回路157〜167が第33図Gに示
される各状態になり、 が“L"状態に変化する。制御回路177(第32図)は が“L"状態に変化したのを検出すると、LBM1、LBM2信号
を夫々“H"、“H"状態にする。
モータ駆動回路168はその出力端子をショート状態に
し、スレッディングアーム駆動モータ54に電磁ブレーキ
を掛ける。スレッディングアーム58はその慣性により引
出しピン59の軸部61(第7図)がストッパ12に当接する
角度まで回動し、リーダーブロック154をスロット24に
完全に装着する。
この時、圧接フィンガー13は圧接面132にピン64が係合
しているので、バネ17の付勢力によりスレッディングア
ーム58を反時計方向に引っ張り上げる。よって、テープ
ロード完了時にストッパ12と引出しピン59の軸部61(第
7図)とが係合することにより発生するバックラッシュ
が防止され、また、以後の引出しピン59の位置ズレが防
止される(第30図)。
なお、スイッチSW3は第29図から第30図に移行する際に
生じる圧接フィンガー13の反時計方向への回動によって
も再びON状態にならない位置に配置されている。
制御回路177(第32図)は が“H"から“L"に変化したのを検出してから所定時間後
に、巻取リール9を位置決めを解除すべく を“H"状態にすると共に、テープTを所定距離(略3.5
m)FWD方向に移送すべく予め設定されたデューティー比
のPWM1、PWM2信号を出力する。
位置決め制御回路175(第35図)は が“H"状態になると、トランジスタTR6、TR7が夫々ON、
OFF状態に、また、アナログスイッチSW7、SW8が夫々OF
F、ON状態になるのでOPアンプA1の両入力端子が同電位
とされ、その出力電圧がグランドレベルになる。一方、
供給リール駆動モータ42、巻取リール駆動モータ7は上
述同様にして出力されたPWM1、PWM2信号に基づき駆動電
流(トルク)制御が行われ、テープTがFWD方向に移送
される。
制御回路177はテープ移送が開始されると、FGセンサー1
73、174の出力に基づき以後のテープ走行に必要な定数
(テープ厚、供給リール側のテープ径)を演算すると共
にFGセンサー173のパルス数をカウントし、このカウン
ト値によりテープTが所定距離(略3.5m)まで移送され
たことを検出すると、所定のテープテンションが与えら
れた状態でテープTが停止するように演算を行い、算出
されたデューティー比のPWM1、PWM2信号を出力する。供
給リール駆動モータ42、巻取リール駆動モータ7は出力
されたPWM1信号、PWM2信号に基づき駆動電流制御が行わ
れ、例えば第31図に示された状態で停止する。
以後、制御回路177はコマンド発生回路179から出力され
るコマンド信号に基づき各種の制御を行う。
例えば、コマンド発生回路179からリードモードコマン
ド(テープTに記録されたデータを読出すコマンド)が
出力されると、制御回路177はテープTを定速度、定テ
ンションでFWD方向に移送すべく、FGセンサー173、174
の信号に基づき所定の演算を行い、逐次、適切なデュー
ティ比のPWM1、PWM2信号を出力する。供給リール駆動モ
ータ42、巻取リール駆動モータ7は出力されたPWM1信
号、PWM2信号に基づき駆動電流の制御が行われ、テープ
Tが定速度、定テンションでFWD方向に移送される。
テープアンロード動作 一方、コマンド発生回路179からテープアンロードコマ
ンドが出力されると、制御回路177はテープTを全て供
給リール155に巻戻すべく、FGセンサー173、174の信号
に基づき所定の演算を行い、逐次、適切なデューティ比
のPWM1、PWM2信号を出力する。供給リール駆動モータ4
2、巻取リール駆動モータ7は出力されたPWM1信号、PWM
2信号に基づき駆動電流の制御が行われ、テープTが定
速度、定テンションでREV方向に移送される。
制御回路177はFGセンサー173から出力される信号の周期
検出によりテープTが全て供給リール155に巻戻され、
巻取リール9の回転が停止したことを判断すると、テー
プアンロード時にテープTを供給リール155に巻戻すべ
く設定されたデューティー幅のPWM2信号を出力し、ま
た、PWM1信号をグランドレベルに、LBM1、LBM2信号を
“L"、“H"状態にする。
すると、供給リール駆動モータ42は出力されたPWM1信号
に基づき駆動電流の制御が行われ、テープTに所定のテ
ンションが掛けられる。また、駆動回路168は負方向の
駆動電圧を出力し、スレッディングアーム駆動モータ54
(スレッディングアーム58)が時計方向に回転を開始
し、上述したとは逆にリーダーブロック154がスロット2
4から引出される。
スレッディングアーム58の先端に取付けられたピン64の
移動により、圧接フィンガー13は一端時計方向へ回動し
た後、反時計方向に回動してスイッチSW3がON状態とな
る(第27図)。
ロジック回路156は各論理回路157から167が第33図Hに
示される各状態になりLB.STOP信号が“H"状態に変化す
るが、制御回路177はLB.STOP信号が“H"状態に変化して
も各信号の出力状態を変えない。
スレッディングアーム58が更に時計方向に回動すると、
リーダーブロック154はスロット24から完全に離脱し
(第26図)、ガイドローラ53、固定ガイド52、リード/
ライトヘッド51の前面を通過し(第25図)、角1541がリ
ーダーブロックガイド122の内面に係合しつつリーダー
ブロック挿脱口180に向けて案内される(第24図、第23
図)。そして、リーダーブロック154はインナーシャー
シ94のリーダーブロックガイド97によって最終的にカー
トリッジ153に形成されたリーダーブロック挿脱口180に
向けて正確に案内される(第22図)。
スレッディングアーム58が更に時計方向に回動すると、
スレッディングアーム58はその側面がストッパーレバー
131に当接し、ストッパーレバー131をバネ134の付勢力
に抗して反時計方向に回動させる。そして、リーダーブ
ロック154をリーダーブロック挿脱口180にロックされる
直前の位置までスレッディングアーム58が回動すると、
ストッパーレバー131の回動によってスイッチSW6がON状
態となる。
ロジック回路156は各論理回路157から167が第33図Iに
示される各状態になり、C.LOAD信号が“H"状態に、 が“L"状態に変化する。制御回路177は が“L"状態に変化したのを検出すると、LBM1、LBM2信号
を夫々“H"、“H"状態にする。
すると、駆動回路168(第32図)はその出力端子をショ
ート状態にし、スレッディングアーム駆動モータ54に電
磁ブレーキを掛ける。スレッディングアーム58はその慣
性によりリーダーブロック154をリーダーブロック挿脱
口180にロックさせる。そして、スレッディングアーム5
8はその側面とストッパーレバー131の側面が一致する角
度まで回動すると、ストッパーレバー131によって停止
状態とされる(第21図)。
カートリッジアンローディング動作 一方、駆動回路176はC.LOAD信号が“H"状態に変化する
と、ショート状態にある出力端子を、一瞬オープン状態
とした後にモータ駆動電圧を出力する。ロードレバー駆
動モータ137はモータ駆動電圧が供給されると再び反時
計方向に回転を開始し、これに連動してロードレバー14
4が反時計方向に回動し、またスライド板99が第20図A
に示される位置から矢印Y向(カートリッジ挿入方向)
に移動を開始する。
矢印Y向に移動するスライド板99の第2の移動範囲にお
いて、正確にはカートリッジホルダ65のガイドローラ7
3、74がカム溝115の傾斜部に案内される移動範囲におい
て、カートリッジホルダ65はスライド板99に移動に応答
して上方に移動する。この時、カートリッジホルダ65の
下板681に取付けられているピン110(第8図)が引出し
ピン59の係合部62の下面に形成された孔(図示しない)
に嵌合し、以後の振動、カートリッジ誤装着等による引
出しピン59の位置ずれを防止する。
一方、カートリッジホルダ65が上昇することにより、カ
ートリッジ153の下面によりON状態とされていたスイッ
チSW2がOFF状態となる。よって、ロジック回路156は各
論理回路157から167が第33図Jに示される状態になり、 が“H"状態に変化するが、制御回路177は が“H"状態に変化しても各出力信号の状態を変えない。
そして、矢印Y向に移動するスライド板99の第1の移動
範囲において、正確にはカートリッジホルダ65のガイド
ローラ73、74がカム溝115、116の水平部に案内される移
動範囲において、カートリッジホルダ65はスライド板99
の矢印Y方向への移動に拘らず常にアンローディング位
置が保持される。このスライド板99の第1の移動範囲に
おいて以下の動作が行われる。
この第1の移動範囲におけるスライド板99の移動によっ
て、先ず、イジェクトアーム145はガイドローラ149がカ
ム部129の係合面1292から離脱するため、ガイドローラ1
50がカートリッジ153の前面1531に当接して排出力を与
える。しかしながらカートリッジ153は未だ傾斜面1533
がガイドローラ85、86によって阻止されているのでカー
トリッジホルダ65内に保持されている。
スライド板99が更に移動すると、解除アーム124が今度
は係合部128の傾斜面1282側からピン69に係合し、ピン6
9をバネ701、702の付勢力に抗して上方に持上げ、ピン6
9とアーム80の係合爪98とのロック状態を解除する。な
お、解除アーム124はピン69と係合した時に時計方向へ
の回動力を受けるが、係合部128の下面がストッパ部126
に当接しているために回動することはない。
ピン69と係合部98とのロック状態が解除されると、アー
ム80、81はバネ91、92の付勢力により反時計方向に回動
し、カートリッジ153がイジェクトアーム145によってカ
ートリッジホルダ65から排出される。また、カートリッ
ジ153の前面1531によりON状態とされていたスイッチSW4
がOFF状態となるが、ロジック回路156は各論理回路157
から167が第33図Kに示される状態になるため、各出力
信号の状態を変化しない。
そして、ロードレバー駆動モータ137の回転中心とガイ
ドローラ140の回転中心を結ぶ線L8と、ロードレバー144
の回転中心とガイドローラ140の回転中心を結ぶ線L9
直角になる第1の角度まで駆動モータ137が回転すると
(第18図A)、光学センサ141は発光素子の光がシャッ
ター142によって遮られなくなるので、その出力が“H"
状態に変化する。ロジック回路156は各論理回路157から
167が第33図Lに示される各状態になり、C.LOAD信号が
“L"状態に変化する。
駆動回路176は上述したように、C.LOAD信号が“L"状態
に変化すると、出力端子を一瞬オープン状態とした後シ
ョート状態にし、駆動モータ137に電磁ブレーキを掛け
る。なお、第33図Lに示されるロジック回路156の各論
理回路157から167の状態は第33図Bと同一状態に復帰す
る。
なお、本発明カートリッジホルダー・ローディング装置
は上述の実施例に限定されることなく、本発明の趣旨を
逸脱することのない範囲で種々の変更を取得するもので
ある。例えば、上記実施例装置において、スライド板99
はカートリッジ挿入方向に向かう第2の移動範囲におい
てカートリッジホルダ65をローディング位置からアンロ
ーディング位置に移動させ、引き続く第1の移動範囲に
おいてカートリッジホルダ65をアンローディング位置に
保つが、ガイド溝を前後逆に形成することにより、カー
トリッジ排出方向に向かう第2の移動範囲においてカー
トリッジホルダ65をローディング位置からアンローディ
ング位置に移動させ、引き続く第1の移動範囲において
カートリッジホルダ65をアンローディング位置に保つよ
うにすることができる。この場合、解除アーム124はカ
ートリッジ排出方向に向かう第1の移動範囲においてロ
ックピン69のロックを解除するよう、前後逆に形成され
スライド板99に取付けられる。
[発明の効果] 本発明装置によれば、カートリッジ挿入方向(又は排出
方向)に向かう第2の移動範囲においてカートリッジホ
ルダをローディング位置からアンローディング位置に移
動させ、引き続く第1の移動範囲においてカートリッジ
ホルダをアンローディング位置に保つと共に、ロック手
段のロックを解除したので、従来の如くアンローディン
グ時に振動を発生することがなく、スムーズな動作を達
成することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はテープドライブ装置の展開斜視図、第2図はベ
ースプレートの斜視図、第3図は巻取リール及び駆動モ
ータの斜視図、第4図は巻取リール及び駆動モータの展
開斜視図、第5図は供給リール駆動モータの斜視図、第
6図はヘッドブロックの斜視図、第7図はスレッディン
グアーム及び駆動モータの斜視図、第8図はカートリッ
ジホルダ及びインナーシャーシの斜視図、第9図はカー
トリッジ保持装置の斜視図、第10図はカートリッジホル
ダー・ローディング装置の展開斜視図、第11図はロード
レバー駆動モータの斜視図、第12図はロードレバー及び
イジェクトレバーの斜視図、第13図〜第17図はベースプ
レート上における各構成の取付け状態を示す斜視図、第
18図Aはカートリッジ未装着状態におけるスライド板、
ロードレバー駆動モータ、ロードレバー、イジェクトレ
バーの位置関係を示す上面図、第18図Bはカートリッジ
未装着状態におけるカートリッジホルダ、カートリッジ
保持機構、スライド板の位置関係を示す斜視図、第18図
Cはカートリッジ未装着状態におけるカートリッジホル
ダ、カートリッジ保持装置、カートリッジホルダー・ロ
ーディング装置の位置関係を示す斜視図、第19図Aはア
ンローディング位置にあるカートリッジホルダーにカー
トリッジが装着された時のカートリッジ、スライド板、
ロードレバー駆動モータ、ロードレバー、イジェクトレ
バーの位置関係を示す上面図、第19Bはアンローディン
グ位置にあるカートリッジホルダーにカートリッジが装
着された時のカートリッジホルダ、カートリッジ保持装
置、スライド板の位置関係を示す斜視図、第19図Cはア
ンローディング位置にあるカートリッジホルダーにカー
トリッジが装着された時のカートリッジホルダ、カート
リッジ保持装置、カートリッジホルダー・ローディング
装置の位置関係を示す斜視図、第19図Dはアンローディ
ング位置にあるカートリッジホルダーにカートリッジが
装着された時のカートリッジ保持装置の要部拡大斜視
図、第20図Aはカートリッジホルダーがローディング位
置に持ち来された時のカートリッジ、スライド板、ロー
ドレバー駆動モータ、ロードレバー、イジェクトレバー
の位置関係を示す上面図、第20Bはカートリッジホルダ
ーがローディング位置に持ち来された時のカートリッジ
ホルダ、カートリッジ保持装置、スライド板の位置関係
を示す斜視図、第20図Cはカートリッジホルダーがロー
ディング位置に持ち来された時のカートリッジホルダ、
カートリッジ保持装置、カートリッジホルダー・ローデ
ィング装置の位置関係を示す斜視図、第21図はカートリ
ッジホルダーがローディング位置、スレッディングアー
ムがアンロード位置に持ち来された時のテープドライブ
装置の上面図、第22図〜第29図はテープロード途中にお
けるテープドライブ装置の上面図、第30図はスレッディ
ングアームがテープロード位置に持ち来されたときのテ
ープドライブ装置の上面図、第31図はテープ所定距離FW
D方向に移送した後のテープドライブ装置の上面図、第3
2図はテープドライブ装置に持ちいられる動作制御装置
のブロック図、第33図Aはロジック回路156の詳細な回
路図、第33図B〜Lはロジック回路156の動作状態を示
す回路図、第34図は駆動回路176の詳細な回路図、第35
図は位置決め制御回路175の詳細な回路図、第36図はPWM
復調回路169の詳細な回路図、第37図はPWM170の詳細な
回路図、第38図は駆動回路171(172)の詳細な回路図、
第39図A、Bはカートリッジの上面図、側面図を夫々示
す。 符号の説明 65……カートリッジホルダー、69……ロックピン、701,
702……板バネ、711、712……プレート、731、732、7
41、742、751、752、85〜87……ガイドローラ、78,79,8
8……軸、80〜84……アーム、89……検出フィンガー、9
0〜92、114、125、181……バネ、98……係合爪、99……
スライド板、1001、1002……ローディングベース、11
3、140……ピン、1151、1152、1161、1162、1211、12
12、146……ガイド溝、124……解除アーム、126……ス
トッパ部、127……アーム部、128……係合部、1281、12
82……傾斜面、137……ロードレバー駆動モータ、144…
…ロードレバー、145……イジェクトレバー、153……カ
ートリッジ、1531……前面、1532……後面、1533……傾
斜面

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】カートリッジ(153)を挿脱可能とするア
    ンローディング位置と上記カートリッジ(153)を記録
    再生位置に持ち来すローディング位置との間で移動可能
    とされたカートリッジホルダー(65)と、 上記カートリッジ(153)の挿入方向及び排出方向に移
    動可能に配置され、上記排出方向(又は上記挿入方向)
    に向かう第1の移動範囲において上記カートリッジホル
    ダー(65)を上記アンローディング位置に保ち、引き続
    く第2の移動範囲において上記カートリッジホルダー
    (65)を上記アンローディング位置から上記ローディン
    グ位置に持ち来す水平面と傾斜面とからなるガイド手段
    (1151,1152,1161,1162)を備えたスライド板(99)
    と、 上記カートリッジホルダー(65)に取付けられ、上記カ
    ートリッジ(153)の装着により、上記カートリッジ(1
    53)の挿脱を可能とする退避位置から上記カートリッジ
    (153)を保持する保持位置に移動するカートリッジ保
    持手段(78,80,81,85〜88)と、 上記カートリッジ保持手段(78,80,81,85〜88)を上記
    退避位置に向かう方向に付勢するバネ手段(91,92)
    と、 上記バネ手段(91,92)の付勢力に抗し、上記カートリ
    ッジ保持手段(78,80,81,85〜88)を上記保持位置にロ
    ックするロック手段(69,701,702)と、 上記スライド板(99)に取付けられ、上記挿入方向(又
    は上記排出方向)に向かう上記スライド板(99)の上記
    第1の移動範囲の移動により、上記ロック手段のロック
    を解除する解除手段(124)とからなることを特徴とす
    るカートリッジホルダー・ローディング装置。
JP1306955A 1989-11-27 1989-11-27 カートリッジホルダー・ローディング装置 Expired - Lifetime JPH0786992B2 (ja)

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