JPH078693U - 自励振動の抑制装置 - Google Patents

自励振動の抑制装置

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JPH078693U
JPH078693U JP4261793U JP4261793U JPH078693U JP H078693 U JPH078693 U JP H078693U JP 4261793 U JP4261793 U JP 4261793U JP 4261793 U JP4261793 U JP 4261793U JP H078693 U JPH078693 U JP H078693U
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徹 関口
景一 五十嵐
健 松永
多喜雄 大矢
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来の装置に影響を与えずに簡易に取付が可
能であり、部品の共通化を図ることができると共に、渦
自体を抑制させて、自励振動を防止できる自励振動の抑
制装置の提供 【構成】 ベローズを備えた装置の気体又は液状流体の
上流側に配設される渦抑制リング10であって、この渦
抑制リング10は外側端がベローズ軸方向へ折曲した折
曲部13を有しており、この折曲部13はベローズ軸方
向を基準として90度以内に形成されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は自励振動の抑制装置に係り、特に流調弁,配管接続部等において、液 体の下流側圧力等を調節し、或は流体の圧力、温度、流速等によって配管等の伸 縮を調節する装置において、発生する自励振動を抑制する装置に関する。
【0002】
【従来の技術及びその課題】
従来から膨張弁等における振動減衰を目的とした技術は公知である。例えば振 動減衰片を用いた技術としては、振動減衰片をバルブホルダーにスプリング側端 面と協同し冷媒を内包する環状胴部と、この環状胴部から下方にスプリングの外 周に接しつつ延伸する複数の垂下片なる構成とした技術がある(例えば実開平3 −37372号公報参照)。
【0003】 上記技術においては、振動減衰片をベローズの主流中に置いているだけであり 、主流の状態量(一般にはストローハル数0.1〜0.25)によって、或はベ ローズのひだの不均一によって、ひだ近傍に渦が発生し、ベローズ系の固有振動 数と一致すると自励振動につながることがある。この現象は一度発生すると、一 般には主流の状態を変えないとおさまらず、抑制をするための技術的な対策を必 要とする。
【0004】 従来この種の対策は、流体の流れ状態を常時監視し、異常が発生した時に流れ の状態を変えるフィードバック回路(閉グループ)を採用することであるが、装 置が必要になると共に大幅なコスト高となる。
【0005】 また熱交換器における配管接続部においては、接続部の管内へ吐出される際に 、熱媒体が急激な圧力の降下等により、接続部で流体である熱媒体が接続管の管 内壁面に衝突して渦等を生じさせていた。このため、配管接続部の形状を工夫す る技術等が知られている(例えば特開平5−52449号公報参照)。
【0006】 しかし接続管の形状を変更すると、接続管の汎用性を欠くことになり、従来装 置の変更等の影響を与えるだけでなく、部品の共通化を損なうことになる。
【0007】 本考案の目的は、従来の装置に影響を与えずに簡易に取付が可能であり、部品 の共通化を図ることができると共に、渦自体を抑制させて、自励振動を防止でき る自励振動の抑制装置の提供にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る自励振動の抑制装置は、ベローズを備えた装置の気体又は液状 流体の上流側に配設される渦抑制リングであって、該渦抑制リングは外側端がベ ローズ軸方向へ折曲した折曲部を有しており、該折曲部は前記ベローズ軸方向を 基準として90度以内に形成されてなることを特徴とする。
【0009】 また請求項2に係る自励振動の抑制装置は、ベローズを備えた装置の液状流体 の上流側に配設される渦抑制リングであって、該渦抑制リングは内側端がベロー ズ軸方向へ折曲した折曲部を有しており、該折曲部は前記ベローズ軸方向を基準 として90度以内に形成されてなることを特徴とする。
【0010】
【作用】
本考案の請求項1に係る自励振動の抑制装置は、ベローズを備えた装置の気体 又は液状流体の上流側に配設される渦抑制リングであって、この渦抑制リングは 外側端がベローズ軸方向へ折曲した折曲部を有しており、折曲部はベローズ軸方 向を基準として90度以内に形成されているので、主流がベローズの外側を流れ るとき、上記渦抑制リングによりベローズの外側に流れた流体は、渦抑制リング の折曲部の外形線に沿って境界層を形成し、ベローズのひだによる渦発生を抑制 する。
【0011】
【実施例】 以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。なお、以下に説明する部 材,配置等は本発明を限定するものでなく、本発明の趣旨の範囲内で種々改変す ることができるものである。
【0012】 図1乃至図4は本願の請求項1に係る実施例を示すものであり、能動的作用を 成す製品としての圧力調整弁に、本願考案に係る自励振動の抑制装置を用いた例 を示すものであり、図1は自励振動の抑制装置の平面図、図2は図1のA−A線 断面図、図3は自励振動の抑制装置を圧力調整弁に用いたときの概略断面図、図 4は図3の圧力調整弁を用いた冷媒サイクルの説明図である。
【0013】 本例の自励振動の抑制装置Sは、渦抑制リング10であり、この渦抑制リング 10は、図1及び図2で示すように、後述するエバポレータプレッシャレギュレ ータ(以下「EPR」という)20のベローズ21の外周に取付けるための中心 穴11が形成され、外周12の外側端が、ベローズ21軸方向へ流体の流れの上 流側から下流側に向けて折曲した折曲部13を有している。そしてこの折曲部1 3はベローズ21軸方向を基準として90度以内の曲率をもって形成されている 。
【0014】 上記渦抑制リング10をEPR20に用いた例を、図3及び図4に示す。EP R20は、図4で示すように、エバポレータ31とコンプレッサー32の間にあ り、エバポレータ31の圧力を一定に保つことにより霜付きを防止する作用をす るものである。
【0015】 本例のEPR20は、図3で示すように、ベローズ21,スプリング22,ボ ール23,ニードル24,弁座25,調整ねじ26,スプリング27,ケース2 8から構成されており、符号29は流体の入口、符号30は流体の出口であり、 矢印Xは流体の主流方向である。
【0016】 そしてベローズ21の上流側の端部で、ベローズ21とニードル24との間に 、上記自励振動の抑制装置Sである渦抑制リング10が配置されている。なお本 例で示すEPR20は、単なる例示であり、上記以外の公知,周知の装置に適用 できるものであり、換言すれば上記自励振動の抑制装置Sはベローズを有する装 置であれば有効に適用できるものである。
【0017】 次に、上記渦抑制リング10の作用について説明すると、主流が図3の矢印X の方向に流れているとすると、主流Xは弁座25,ニードル24を通過して、ベ ローズ21の外側を流れる。このとき渦抑制リング10によりベローズ21の外 側に流れた流体は、渦抑制リング10の折曲部13の外形線に沿って境界層を形 成し、ベローズ21のひだによる渦発生を抑制できる。
【0018】 図5は他の実施例を示す一部破断説明図であり、本例では配管接続部に、自励 振動の抑制装置Sである渦抑制リング40を用いた例を示すものである。
【0019】 本例の自励振動の抑制装置Sである渦抑制リング40は、前記実施例が外側端 に折曲部13を形成した例を示したが、本例では渦抑制リング40の内側端43 がベローズ21の軸方向へ流体の流れの上流側から下流側に向けて折曲した折曲 部43を形成したものである。
【0020】 即ち、図5で示すように、配管41,42の間にベローズ21を介して接続さ れるときに、接続部における流体の主流方向Xの上流側に渦抑制リング40を介 して接続する。そして折曲部43がベローズ21の内側に位置するように配置す る。 本例のように構成すれば、配管接続部においても、接続管の間で生じる渦の抑 制ができる。
【0021】
【考案の効果】
以上のように、本考案によれば、渦抑制リングを用いるだけで、従来の装置に 影響を与えずに簡易に取付が可能であり、部品の共通化を図ることができると共 に、渦自体を抑制させて、自励振動を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る自励振動の抑制装置の平面図であ
る。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】自励振動の抑制装置Sを圧力調整弁に用いたと
きの概略断面図である。
【図4】図3の圧力調整弁を用いた冷媒サイクルの説明
図である。
【図5】他の実施例を示す一部破断説明図である。
【符号の説明】
10,40 渦抑制リング 11 中心穴 12 外周 13,43 折曲部 20 エバポレータプレッシャレギュレータ(EPR) 21 ベローズ 31 エバポレータ 32 コンプレッサー 22,27 スプリング 23 ボール 24 ニードル 25 弁座 26 調整ねじ 28 ケース 29 入口 30 出口 41,42 配管 S 自励振動の抑制装置 X 主流方向
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 松永 健 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本電 装株式会社内 (72)考案者 大矢 多喜雄 東京都武蔵野市堺南町2−27−2

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベローズを備えた装置の気体又は液状流
    体の上流側に配設される渦抑制リングであって、該渦抑
    制リングは外側端がベローズ軸方向へ折曲した折曲部を
    有しており、該折曲部は前記ベローズ軸方向を基準とし
    て90度以内に形成されてなることを特徴とする自励振
    動の抑制装置。
  2. 【請求項2】 ベローズを備えた装置の液状流体の上流
    側に配設される渦抑制リングであって、該渦抑制リング
    は内側端がベローズ軸方向へ折曲した折曲部を有してお
    り、該折曲部は前記ベローズ軸方向を基準として90度
    以内に形成されてなることを特徴とする自励振動の抑制
    装置。
JP4261793U 1993-07-08 1993-07-08 自励振動の抑制装置 Expired - Fee Related JP2582600Y2 (ja)

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JPH078693U true JPH078693U (ja) 1995-02-07
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