JPH0786903B2 - バ−コ−ド復調方式 - Google Patents

バ−コ−ド復調方式

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JPH0786903B2
JPH0786903B2 JP61301681A JP30168186A JPH0786903B2 JP H0786903 B2 JPH0786903 B2 JP H0786903B2 JP 61301681 A JP61301681 A JP 61301681A JP 30168186 A JP30168186 A JP 30168186A JP H0786903 B2 JPH0786903 B2 JP H0786903B2
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元一 毛利
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富士通機電株式会社
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【発明の詳細な説明】 〔概要〕 本発明は、入力されたバーコードの各黒、白バー幅を閾
値を用いて判断するバーコード復調方式において、スト
ップコードの誤読をなくすため、ストップコードと読取
られたバーコードに対しては、その中の白バー同志の幅
の大小関係に基づき、確かにストップコードかどうかを
チェックするようにしたものである。
〔産業上の利用分野〕
本発明は、バーコードリーダに使用され、特には白、黒
のナローバー、ワイドバーからなるバーコード(例えば
NW7バーコード等)を読取るためのバーコード復調方式
に関する。
〔従来の技術〕
この種のバーコード復調方式では、バーコードペン等に
よる走査速度の変動に基づく読取りエラーの発生を防止
するために、述来から各種の手段が提案されている。
NW7バーコードの復調方式としては、順次得られる互い
に隣接する各バー幅をtn-1、tnとし、1より大きい定数
をKとした場合、(i)tn-1<tn(1/K)、(ii)tn-1
>tnK、あるいは(iii)tnK>tn-1>tn(1/K)のいずれ
かの関係が成立するかに基づいて、各バーが「1」か
「0」かを順次判断していくようにしたものが知られて
いる(特公昭55−49354号公報参照)。
また、順次得られる各バー毎に、ナローバー幅とワイド
バー幅に基づいた閾値を算出し、この閾値を用いてバー
幅を判断して「1」が「0」かを決めるようにした方式
も提案されている(特開昭61−180380号公報参照)。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上述した前者の方式では、ナローバー幅とワイドバー幅
との比率が高い時には上述した(i)〜(iii)の3つ
の関係に基づいて正確な読取りが可能であるが、ナロー
バー幅とナイドバー幅との比率が低比率の時には、上記
関係に基づいて判断するには無理があり、読取り性能が
劣ってしまうという問題点があった。
また、後者の方式では、読取り性能は向上するが、バー
コードペンの走査ミス等(例えば一連のバーコード上を
バーコードペンで走査する際に、上記バーコードの途中
でペンをUターンさせてしまうこと等によって、一般デ
ータや特殊コードを誤ってストップコードとして読取っ
てしまう場合があり、すなわちストップコードの誤読が
発生し易いという問題点があった。
本発明は、上記問題点に鑑み、読取り性能が高く、しか
もストップコードの誤読を防止できるバーコード復調方
式を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、入力されたバーコードの各黒、白バー幅を、
各バー毎に算出して得られる閾値を用いて判断し、その
結果に基づいて上記バーコードの復調を行うバーコード
復調方式において、上記復調によってストップコードと
読取られたバーコードに対して、その中に含まれる互い
に隣り合った白バー同志の幅を比較し、その比が1以上
の所定値に対して大きいか小さいかに基づいて上記白バ
ー同志の幅の大小を求め、この大小の関係に基づいて上
記バーコードがストップコードかどうかを再度判断する
ようにしたものである。
〔作用〕
上記手段における復調は、各バー幅を、各バー毎に算出
された閾値を用いて判断するようにしたので、ナローバ
ー幅とワイドバー幅との比率が低くても、高い読取り性
能が得られる。
更に、ストップコードと読取られたバーコードに対して
は、隣接する白バー同志の幅に基づいて、確かにストッ
プコードかどうかが再度判断されるので、ストップコー
ドの誤読が確実に防止される。
〔実施例〕 以下、本発明の実施例について、図面を参照しながら説
明する。
第1図は、本発明の一実施例に係るバーコード復調方式
を適用したバーコードリーダの内部構成を示すブロック
図である。
同図において、光電変換部1は例えばバーコードペン等
からなり、バーコード(ここではNW7バーコードを考え
る)上を走査して光信号を得、これを、電気信号に変換
する手段である。アナログデジタル変換部2は、光電変
換部1から出力されたアナログ信号をデジタル信号に変
換する手段である。このデジタル信号は、上記バーコー
ドを構成する各黒、白バーの幅に対応した長さを持つ、
それぞれ「1」、「0」のステップ状の信号となってい
る。信号変換部3は、上記黒、白に対応する「1」、
「0」のデジタル信号における「1」、「0」の変換点
でパルス信号を作成すると共に、それぞれに対応する黒
白信号を出力する手段である。ここで得られたパルス信
号の時間間隔は、上記黒、白バーの幅に対応する。
このようにしてパルス信号および黒白信号に変換された
バーコードば、データバス4を介して、復調が実行され
る。この復調は、タイマカウンタ部5およびメモリ部
(RAM)6を用い、メモリ部(ROM)7内のマイクロプロ
グラムに基づき、主制御部(CPU)8の制御によって行
う。なお、回線制御部9によってバーコード読取データ
を上位装置へ送信するための回線制御を行うと共に、電
源部10によって各ブロックへの電源供給を行っている。
以下に、本実施例に係るバーコード復調方式を、第2図
および第3図に基づき順を追って具体的に説明する。
まず第2図において、入力された一文字分のバーコード
(スタートコードおよびストップコードを含む)の復調
を実行する(ステップa1)。この復調では、まず上記タ
イマカウンタ部5で得られた各黒、白バー幅(タイマ
値)を、各バー毎に算出された閾値(例えばナローバー
幅をN、ワイドバー幅をWとした場合には、(N+W)
/2)と比較する。そして、バー幅が閾値よりも大きいか
小さいかに基づいて、「1」、「0」を判断する。この
ようにして一文字分のバーコードを順次「1」、「0」
に変換したら、この「1」、「0」データを、これに対
応する1文字に変換する(詳しくは特開昭61−180380号
公報参照)。
本実施例では、このような変調を実行することにより、
ナローバー幅とワイドバー幅との比率が低くても、高い
読取り性能を得ることができる。
ステップa1で1文字の復調が終了したら、この復調が正
常に終了したかどうかをステップa2で判断し、正常でな
ければエラー処理へ移行し、正常であればステップa3
進む。ステップa3では、ステップa1で復調されたバーコ
ードがストップコードかどうかを判断し、ストップコー
ドでなければストップコードが得られるまで上記ステッ
プa1およびa2を繰り返す。ストップコードが得られた場
合は、次のストップコードチェック処理(ステップa2
を行う。
上記ストップコードチェック処理を具体的に第3図に示
す。なお、NW7バーコードにおいては、黒バー、白バー
あわせて7個のバーで一文字が形成され、スタートコー
ドとストップコードは第4図(a)〜(d)に示すよう
にそれぞれ4種類ある。ただし、正方向(矢印A方向)
と逆方向(矢印B方向)の走査を考えると、それぞれ8
種類のコードがあることになる。これらのことを考慮
し、以下のストップコードチェック処理を実行する。
まず、第4図に示すように各ストップコードに含まれる
3本の白バーの幅(白バータイマ値)を走査方向に従っ
て順次W1、W2、W3として、ステップb1において白バータ
イマ値W1、W2同志の大小を判断する。この判断は、白バ
ータイマ値W1、W2において、小さい方の値に対する大き
い方の値の比を算出し、この比が1以上の所定値t(例
えばt=1.6)に対して大きいか小さいかを見ることに
よって行う。上記比がtよりも小さければ「W1=W2
(すなわち、白バータイマ値W1、W2は互いに等しい)と
し、t以上でかつ幅が増加する傾向にあれば「W1<W2
(すなわち、白バータイマ値W2が白バータイマ値W1より
大きい)とし、またt以上でかつ幅が減少する傾向にあ
れば「W1>W2」(すなわち、白バータイマ値W1が白バー
タイマ値W2よりも大きい)とする。
上記ステップb1において「W1=W2」のときは、ステップ
b2で白バータイマ値W2、W3同志の大小を判断する。この
判断は、白バータイマ値W2、W3について、上記ステップ
b1における判断と同様にして行う。また、上記ステップ
b1において「W1<W2」のときも、ステップb3で上記ステ
ップb2と同一の判断処理を実行する。そして、ステップ
b2において「W2>W3」のとき(すなわち、W1=W2>W3
とき)、もしくはステップb3において「W2=W3」のとき
(すなわち、W1<W2=W3のとき)には、チェックされた
バーコードは確かに「ストップコード」であるとして、
これを復帰情報へ送る(ステップb4)。第4図(a)〜
(d)に示したストップコード(正逆両方向の走査を含
む)はすべてW1=W2>W3かW1<W2=W3のいずれか一方の
関係にあることから、上記ステップb1〜b4に基づいて得
られる結果は正確であることがわかる。
一方、上記ステップb2において「W2=W3」のとき(すな
わち、W1=W2=W3のとき)は、チェックされたバーコー
ドはストップコードではなく「特殊コード」であるとし
て、特殊コードの復調に移る(ステップb5)。続いて、
この特殊コードの復調が正常に終了したかどうかを判断
して(ステップb5)、正常終了であればその旨を復帰情
報へ送り(ステップb7)、一方異常終了であればその旨
を復調情報へ送る(ステップb8)。
また、ステップb1、b2、b3において上記以外の場合は、
チェックされたバーコードはストップコードではなく
「一般データ」であるとして、一般データの復調に移る
(ステップb9)。続いて、この一般データの復調が正常
に終了したかどうかを判断して(ステップb10)、正常
終了であればその旨を復帰情報へ送り(ステップ
b11)、一方異常終了であればその旨を復帰情報へ送る
(ステップb12)。
このようにしてストップコードチェック処理(ステップ
a4)が終了したら、正常終了かどうかを判断し(ステッ
プa5)、正常でなければエラー処理に移り、正常であれ
ば次のステップa6に進む。上記ステップa4の処理が正常
終了であれば「ストップコード」、「特殊コード」もし
くは「一般データ」が得られているので、これらの中の
いずれが得られたのかを判断し(ステップa6)、ストッ
プコードであれば正常終了とし、特殊コードもしくは一
般コードであればステップa1に戻る。
以上のように本実施例によれば、ストップコードと読取
られたバーコードに対しては、ストップコードチェック
処理(ステップa4)が実行され、この処理により、上記
バーコードが確かにストップコードかどうか(即ち、誤
って特殊コードや一般コードをストップコードとして読
取っていないかどうか)が再度判断されるので、ストッ
プコードの誤読を防止することができる。
なお、上記実施例ではNW7バーコードを用いたが、これ
は一例であって、本発明はこれ以外のバーコードに対し
ても適用し得るものである。
〔発明の効果〕
本発明のバーコード復調方式によれば、バーコード中の
ナローバー幅とワイドバー幅との比率が低くても読取り
性能を高く維持することができると共に、バーコードペ
ンの走査ミス等に伴うストップコードの誤読が発生する
のを確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係るバーコード復調方式を
適用したバーコードリーダの内部構成を示すブロック
図、 第2図は同実施例に係るバーコード復調方式の概略を示
すフローチャート、 第3図は第2図に示したストップコードチェック処理
(ステップa4)を具体的に示すフローチャート、 第4図(a)〜(d)はNW7バーコードにおけるストッ
プコードを示す図である。 6……メモリ部(RAM)、 7……メモリ部(ROM)、 8……主制御部(CPU)、 W1,W2,W3……ストップコードに含まれる白バータイマ
値.

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力されたバーコードの各黒、白バー幅
    を、各バー毎に算出して得られる閾値を用いて判断し、
    該判断の結果に基づいて前記バーコードの復調を行うバ
    ーコード復調方式において、 前記復調によってストップコードと読取られたバーコー
    ドに対して、該バーコードに含まれる互いに隣合った白
    バー同志の幅を比較し、その比と1以上の所定値との大
    小関係に基づいて前記白バー同志の幅の大小を求め、該
    幅の大小の関係に基づいて前記バーコードがストップコ
    ードかどうかを再度判断することを特徴とするバーコー
    ド復調方式。
  2. 【請求項2】前記所定値は1.6であることを特徴とする
    特許請求の範囲第1項記載のバーコード復調方式。
JP61301681A 1986-12-19 1986-12-19 バ−コ−ド復調方式 Expired - Fee Related JPH0786903B2 (ja)

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