JPH0786590B2 - 内視鏡用アダプタ - Google Patents

内視鏡用アダプタ

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JPH0786590B2
JPH0786590B2 JP63037748A JP3774888A JPH0786590B2 JP H0786590 B2 JPH0786590 B2 JP H0786590B2 JP 63037748 A JP63037748 A JP 63037748A JP 3774888 A JP3774888 A JP 3774888A JP H0786590 B2 JPH0786590 B2 JP H0786590B2
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endoscope
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eyepiece
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輝明 菅田
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Olympus Corp
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Olympus Optic Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、内視鏡とテレビカメラ等を接続する内視鏡用
アダプタに関する。
[従来の技術と発明が解決しようとする課題] 近年、細長の挿入部に観察手段を設けることによって切
開を必要としないで体内の患部等を診断したり、必要に
応じ処置具を用いて治療処置のできる内視鏡が広く用い
られるようになった。
前記内視鏡には挿入部が軟性の軟性内視鏡と、挿入部が
硬性の硬性内視鏡とがある。
前記軟性内視鏡は屈曲した挿入路内を挿通できる利点を
有し、一方硬性内視鏡は、直線状にしか挿入できない
が、目標部位への狙撃性が高いという利点を有する。ま
た、硬性内視鏡では、イメージガイドとしてリレー光学
系を用いることができ、解像度を高くできるといった利
点も有している。このリレー光学系を用いる硬性内視鏡
では、リレー光学系と接眼レンズとの間にある結像位置
に視野マスクを配置することによって、リレーレンズの
周辺等により乱反射した光線を遮光したり、暗い周辺光
を遮断し、鮮明な像が得られる様になっている。
ところで、近時に至って、電荷結合素子(CCD)等の固
体撮像素子を撮像素子として内視鏡に組込んだ電子スコ
ープが、例えば特開昭61−8273号公報等で種々提案さ
れ、また実用化されつつある。
また、第5図に示すように固体撮像素子が内蔵されたテ
レビカメラ等を、硬性内視鏡或は軟性内視鏡にアダプタ
を介して取付け、使用されるものもある。そしてこのア
ダプタには、例えば第5図(A)に示されるように、内
視鏡80にアダプタ81を介してテレビカメラ82を接続し、
内視鏡80からの光学像をすべてテレビカメラ82に送る光
学系を備えた形式と、第5図(B)に示すようにテレビ
カメラ82に送る光学像及び術者が直接肉眼で観察するフ
ァインダー86に送る光学像に分割するビームスプリッタ
87を有する光学系を備えた形式に大別される。
第5図(A)の様な形式のアダプタ81は、医学的手術の
性格上、関節鏡や血管用ファイバスコープが主な用途で
あり、第5図(B)のような型式のアダプタ85は、主に
泌尿器,腹腔鏡に使用される。
泌尿器分野では、第5図(B)に示す内視鏡装置を前立
腺切除術に用いた場合、テレビカメラ82が自重によって
重力方向に吊下された状態になっていたほうが、手術
上、内視鏡を保持する手に重量感を感じ難く使いやす
い。このため第6図に示す様に、アイピース90のテーパ
部90aとスコープマウント91の係止体92の間でアイピー
ス90が不用意に抜けない程度のクリアランスがあり、テ
レビカメラ93を回動自在にしたり、或いはスコープマウ
ント91とアダプタ本体94との間にスコープマウント91に
形成されたフランジ部91aを挟むようにして、円盤96と
アダプタ本体94とをビス96で固定させた回動機構を有す
るアダプタがある。
しかしながら、イメージガイドそしてファイババンドル
を使用した内視鏡にこのような回転自在なアダプタを使
用した場合、回転によりファイバーバンドルの個々のフ
ァイバー粒子と固体撮像素子の各素子がずれてモアレが
生じモニタに映る画像が見にくくなる。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、イメージ
ガイドとしてファイババンドルを使用した内視鏡に、固
体撮像素子を撮像手段として用いた外付けテレビカメラ
を接続したときには、前記テレビカメラ側が内視鏡接眼
部に対し、回動することを防止して、モアレが生じない
ようにした内視鏡要アダプタを提供することを目的とし
ている。
[課題を解決するための手段及び作用] 前記目的を達成するために本発明による内視鏡用アダプ
タは、イメージガイドとしてリレー光学系を用いた内視
鏡のアイピース又はイメージガイドとしてファイババン
ドルを用いた内視鏡のアイピースのいずれにも着脱自在
で固定可能なスコープマウントと、前記リレー光学系又
は前記ファイババンドルを介して送られて来る被観察像
を受光し電気信号に変換する固体撮像素子を有した内視
鏡用アダプタ本体と、前記内視鏡用アダプタ本体に対し
て前記スコープマウントを回動自在に接続する回動部
と、を有する内視鏡用アダプタであって、前記回動部の
回動の任意位置での制止及び制止解除を選択的に行うロ
ック機構を設けている。これにより、イメージガイドと
してファイババンドルを用いた内視鏡のアイピースに接
続したときには、前記回動部の回動を制止して使用すれ
ば、モニタに映る画像にモアレが生じない。また、イメ
ージガイドとしてリレー光学系を用いた内視鏡のアイピ
ースに接続したときには、そもそもモニタに映る画像に
モアレが生じる心配がないので、前記回動部の回動の制
止を解除して使用すれば内視鏡を使用し易くなる。
[実施例] 第1図ないし第3図は本発明の第1実施例に係り、第1
図はスコープマウントの断面図、第2図は第1図におけ
るA−A′断面図、第3図は内視鏡装置の概略構成図で
ある。
第3図において、内視鏡装置1は、例えば硬性内視鏡2,
スコープマウント3を有するアダプタ4,テレビカメラ
5、カメラコントロールユニット6,テレビモニタ7,光源
装置8から構成されている。
硬性内視鏡2は、対物レンズ9と対物レンズ9の後方に
ファイババンドルからなるイメージガイド11、及び図示
しないライトガイドを内蔵した挿入部12に把持部13が連
設され、この把持部13には、上方にライトガイドケーブ
ルの結合部14が、後方には接眼レンズを内蔵したアイピ
ース16を有する接眼部17が連設されている。
前記アダプタ4には、固体撮像素子が内蔵されたテレビ
カメラ5が接続され、このテレビカメラ5は、固体撮像
素子からの電気信号を伝送する信号ケーブル18を延設
し、このケーブル18の端部にコネクタ19が設けられてい
る。そして、前記コネクタ19は、映像信号処理等を行う
カメラコントロールユニット6に接続されており、カメ
ラコントロールユニット6で映像信号処理された信号
は、テレビモニタ7に入力され画像表示される。
さらに、光源装置8からは、ライトガイドケーブル21が
延設され、ライドガイドケーブル21の端部には、前記内
視鏡との結合部14に接続するためのコネクタ22が設けら
れている。
第1図及び第2図において、スコープマウント3は、ス
コープマウント本体31とスコープロック32及び締付け環
33とから構成されている。
スコープマウント本体31の内周には、アイピース16が嵌
入装着される凹部34が形成され、この凹部34の内周奥方
向にはフランジ部36が形成されている。また、スコープ
マウント本体31の前端部は平面37に形成され、この平面
37上には、120゜の角度差をおいて3か所に、アイピー
ス16の傾斜部16aを係止する係止体38,38,38と、この係
止体38に外接し保持する保持部材39,39,39とが配置さ
れ、これら保持部材39,39の間にはねじ受け41が配置さ
れている。そして、このねじ受け41には、中心方向に向
けて雌ねじ孔41aが設けられ、このねじ受け41の内周面
は前記凹部34内側に臨むように形成されている。
一方、スコープロック32は、細径にした部分に、前記雄
ねじ孔41aに螺合する雄ねじ部32aを有し、この雄ねじ部
32a内にはさらに雌ねじ孔32bが形成されている。
ところで、前記締付け環33の外周上には爪42がビス43で
固定され、内周上には120゜の間隔をおいて肉厚の肉厚
部33aが3か所に形成され、各肉厚部33a,33aの間は、薄
肉の薄肉部33bがそれぞれ形成されている。また、一つ
の薄肉部33bには、内周方向に長孔44が形成され前記ス
コープロック32の雄ねじ部32aを貫通できるようにして
いる。
ところで、スコープマウント3は、スコープマウント本
体31に締付け環33が外嵌され、スコープロック32が、締
付け環33の長孔44を挿通して、スコープマウント本体31
に設けられているねじ受け41の雌ねじ孔41aに螺入され
るようになっている。また、スコープロック32の雄ねじ
部32a内に設けられた雌ねじ部32bには、フランジ部を有
するビス45が螺入され、ねじ受け41の切欠き部41b内に
ビス45のフランジ部が係入されるようになっている。さ
らに、スコープマウント本体31に設けられている各係止
体38は、締付け環33を回動すると肉厚部33aにより中心
方向に押圧されるようになっている。
また、スコープマウント本体31は、アダプタ本体47に固
定された円盤46と円形のインタフェイス48外周に形成さ
れた切欠き部48aとでそのフランジ部36が挟まれ、円盤4
6とインタフェイス48は例えば3箇所の各ビス49等で固
定され、スコープマウント本体31に対してアダプタ本体
47が回動できるようにされている。そして、インタフェ
イス48には、切欠き部48aの内側となる1箇所に軸方向
に孔51が形成され、一方円盤46には、孔51を臨むように
小判状孔52が形成され、制止部材53が取付けられてい
る。
また、前記アダプタ本体47には、前端面及び後端面にカ
バーガラス47b及びファインダ47cが設けられ、カバーガ
ラス47b及びファインダ47cの間にはテレビカメラに送る
光線と術者が直接肉眼で鏡視する光線とに分割するビー
ムスプリッタ47aが設けられている。
前記制止部材53は、小判状孔52と同径同大の小判状フラ
ンジ53aと、孔51と同径のねじ部53bを有し、このねじ部
53b内にはさらに雌ねじ孔53cが形成されており、この制
止部材53のねじ部53bをインタフェイス48の孔51に挿通
させると共に、小判状フランジ53aを小判状孔52に嵌入
し、雄ねじ部53bには外周が多角形のナット54が螺合さ
れている。また、このナット57には、ナット54と同形同
大の孔を有するレバー56が装着され、このレバー56が抜
け落ちないように、制止部材53の雌ねじ孔53cにねじ込
まれたねじ47のフランジ部分で保持している。さらに、
制止部材53の小判状フランジ部53aは、スコープマウン
ト本体31のフランジ部36とインタフェイス48に当接する
ようになっている。
したがって、レバー56を回動すると、レバー56と連動し
てナット54が回動し、この回動に伴い制止部材53が小判
状フランジ53aとナット54が、制止部材53の小判状フラ
ンジ53aとナット54で挟まれた、スコープマウント本体3
1に形成されているフランジ部36及びインタフェイス48
を押圧し、アダプタ本体47の回動を制止(ロック)す
る。また、レバー56を暖める方向に回動させれば、制止
(ロック)が解除される。
上述のような、構成,作用を有するロック機構により、
スコープマウント3に対して回動するアダプタ本体47の
回動を、モアレが生じない位置で固定できるので、鮮明
な画像を得ることができる。
尚、固定状態においてレバー56の回転の程度が、制止部
材53とねじ57で嵌合している為、製品毎に不用となる
が、ナット54の外周が多角形である為、ナット54がはま
るレバー56を多角形穴を適切に選ぶことにより、レバー
56の回転程度を概略そろえることができ、製品の外観に
統一性をもたせることができる。
第4図は本発明の第2実施例に係り、本実施例のロック
機構を示す断面図である。
本実施例の内視鏡用アダプタ61は、スコープマウント62
に形成された段部62aに、例えば硬性内視鏡2のアイピ
ース16が嵌入され、係止体64で傾斜部16aを押圧して係
止できるようになっている。また、スコープマウント2
には半径方向内側に突出するフランジ部62cが形成さ
れ、このフランジ部62cはアダプタ本体63に固定された
円形のインタフェイス66に設けた切欠き部66dに嵌入さ
れこのインタフェイス66と円盤67とで回動自在で挟み、
インタフェイス66と円盤67はビス等で固定されている。
さらに、アダプタ本体63の前端面には、カバーガラス71
が設けられている。
また、スコープマウント62には、軸方向に孔62dを形成
し、この孔62dにはボルト68が挿通され、このボルト68
にローレット付きのナット69がねじ込まれ、両端部には
フランジ部68a及び68bが形成されている。
したがって、ナット69をねじ込むと、インタフェイス66
のフランジ部66aがスコープマウント62を介して、ナッ
ト69とフランジ部68bで押圧され回動を制止できる。
本実施例のロック機構によれば、ナット69及びボルト68
が、硬性内視鏡2側に突出しているので、アダプタ本体
の構成上邪魔にならず設計上有利であるという効果があ
る。
尚、本発明はイメージガイドをファイババンドルを用い
たものに限らず、リレー光学系で構成した硬性内視鏡に
用いることができる。この場合には観察とか操作し易い
方向にアダプタ本体をロックできる。
[発明の効果] 本発明の内視鏡用アダプタは、スコープマウントに対し
てアダプタ本体が回動する回動部に、この回動の制止及
び制止解除を選択的に行うロック機構を設けたので、イ
メージガイドとしてファイババンドルを用いた内視鏡の
アイピースに接続するときには、前記回動部の回動を制
止して使用すれば、モニタに映る画像にモアレが生じな
い。また、イメージガイドとしてリレー光学系を用いた
内視鏡のアイピースに接続するときには、そもそもモニ
タに映る画像にモアレが生じる心配がないので、前記回
動部の回動の制止を解除して使用すれば、内視鏡用アダ
プタ本体が重力によって重力方向に吊下された状態にな
り、手術上、内視鏡を保持する手に重圧感を感じ難く使
いやすい。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本発明の第1実施例に係り、第1
図はスコープマウントの断面図、第2図は第1図におけ
るA−A′断面図、第3図は内視鏡装置の概略構成図、
第4図は本発明の第2実施例に係り、本実施例のロック
機構を示す断面図、第5図は従来の内視鏡用アダプタを
示した概略図、第6図は従来の内視鏡用アダプタの回動
手段を示した説明図である。 31……スコープマウント本体 32……スコープロック 33……締付け環、38……係止体 53……制止部材、54……ナット 56……レバー、57……ねじ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】イメージガイドとしてリレー光学系を用い
    た内視鏡のアイピース又はイメージガイドとしてファイ
    ババンドルを用いた内視鏡のアイピースのいずれにも着
    脱自在で固定可能なスコープマウントと、 前記リレー光学系又は前記ファイババンドルを介して送
    られて来る被観察像を受光し電気信号に変換する固体撮
    像素子を有した内視鏡用アダプタ本体と、 前記内視鏡用アダプタ本体に対して前記スコープマウン
    トを回動自在に接続する回動部と、 を有する内視鏡用アダプタにおいて、 前記回動部の回動の任意位置での制止及び制止解除を選
    択的に行うロック機構を設けたことを特徴とする内視鏡
    用アダプタ。
JP63037748A 1988-02-19 1988-02-19 内視鏡用アダプタ Expired - Lifetime JPH0786590B2 (ja)

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