JPH078651B2 - ロータリバルブ型ラック・ピニオン式パワーステアリング・ギヤ・ハウジング - Google Patents
ロータリバルブ型ラック・ピニオン式パワーステアリング・ギヤ・ハウジングInfo
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- JPH078651B2 JPH078651B2 JP63053863A JP5386388A JPH078651B2 JP H078651 B2 JPH078651 B2 JP H078651B2 JP 63053863 A JP63053863 A JP 63053863A JP 5386388 A JP5386388 A JP 5386388A JP H078651 B2 JPH078651 B2 JP H078651B2
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- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62D—MOTOR VEHICLES; TRAILERS
- B62D5/00—Power-assisted or power-driven steering
- B62D5/06—Power-assisted or power-driven steering fluid, i.e. using a pressurised fluid for most or all the force required for steering a vehicle
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- Transmission Devices (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 本発明は請求項１の前文部分に記載されているような、
たとえば、米国特許第4,454,801号に開示されているよ
うな自動車用ラック・ピニオン式パワーステアリング・
ギヤのハウジングに関する。
たとえば、米国特許第4,454,801号に開示されているよ
うな自動車用ラック・ピニオン式パワーステアリング・
ギヤのハウジングに関する。
この米国特許第4,454,801号はピニオン軸とロータリバ
ルブとを支持している１個の一体成形アルミニウム製外
側ハウジングを有するロータリバルブ型ラック・ピニオ
ン式パワーステアリング・ギヤを記載している。一体の
ダイキャストの外側ハウジングは重量低減、製作能率向
上の点では魅力的なものである。しかしながら、内部可
動部品（たとえば、ロータリバルブ構成要素）の摩擦抵
抗を向上させかつまたロータリバルブまわりの潜在的な
壁面間隙度を低下させる目的のためには、ロータリバル
ブまわりのハウジング部分を密度が高くかつ摩擦抵抗の
高い材料、たとえば、鉄金属で作ることが望ましい。こ
の目的のために、ボルトで相互に止める別体のピニオン
・ハウジング、弁ハウジングを包含するロータリバルブ
型ラック・ピニオン式パワーステアリング・ギヤが提案
された。
ルブとを支持している１個の一体成形アルミニウム製外
側ハウジングを有するロータリバルブ型ラック・ピニオ
ン式パワーステアリング・ギヤを記載している。一体の
ダイキャストの外側ハウジングは重量低減、製作能率向
上の点では魅力的なものである。しかしながら、内部可
動部品（たとえば、ロータリバルブ構成要素）の摩擦抵
抗を向上させかつまたロータリバルブまわりの潜在的な
壁面間隙度を低下させる目的のためには、ロータリバル
ブまわりのハウジング部分を密度が高くかつ摩擦抵抗の
高い材料、たとえば、鉄金属で作ることが望ましい。こ
の目的のために、ボルトで相互に止める別体のピニオン
・ハウジング、弁ハウジングを包含するロータリバルブ
型ラック・ピニオン式パワーステアリング・ギヤが提案
された。
本発明は従来のボルト止め式のハウジング以上の改良を
行なった自動車用ラック・ピニオン式パワーステアリン
グ歯車のための複合ハウジングを提供することに関わ
る。
行なった自動車用ラック・ピニオン式パワーステアリン
グ歯車のための複合ハウジングを提供することに関わ
る。
一層詳しくは、本発明は製作費が易く、ステアリング・
ギヤ・ハウジングの他の部分よりも密度が高く、摩擦抵
抗の高い金属で作った弁ハウジング部分を包含する自動
車用ラック・ピニオン式パワーステアリング・ギヤのた
めの複合ハウジングを提供することに関わる。
ギヤ・ハウジングの他の部分よりも密度が高く、摩擦抵
抗の高い金属で作った弁ハウジング部分を包含する自動
車用ラック・ピニオン式パワーステアリング・ギヤのた
めの複合ハウジングを提供することに関わる。
この目的を達成すべく、本発明によるパワーステアリン
グ・ギヤ・ハウジングは請求項１の特徴記載部分に記載
されている特徴によって特徴付けられる。
グ・ギヤ・ハウジングは請求項１の特徴記載部分に記載
されている特徴によって特徴付けられる。
こうして、本発明はロータリバルブ型ラック・ピニオン
式パワーステアリング・ギヤのための改良した複合ハウ
ジングの利用を可能とする。
式パワーステアリング・ギヤのための改良した複合ハウ
ジングの利用を可能とする。
この新しい改良した複合ハウジングは、好ましくは、軽
量の第１材料、たとえば、アルミニウムで作ったピニオ
ン・ハウジング部分と、これよりも密度が高く、摩擦抵
抗の高い第２の材料、たとえば、鉄金属で作った弁ハウ
ジング部分とを包含し、ピニオン・ハウジング部分と弁
ハウジング部分は現場射出成形したプラスチックの保持
リングによってシールされ、壊れないようにより確実な
状態で保護されたしまりプレスばめによってボルトを使
用することなく相互に強固に連結される。
量の第１材料、たとえば、アルミニウムで作ったピニオ
ン・ハウジング部分と、これよりも密度が高く、摩擦抵
抗の高い第２の材料、たとえば、鉄金属で作った弁ハウ
ジング部分とを包含し、ピニオン・ハウジング部分と弁
ハウジング部分は現場射出成形したプラスチックの保持
リングによってシールされ、壊れないようにより確実な
状態で保護されたしまりプレスばめによってボルトを使
用することなく相互に強固に連結される。
本発明によるパワーステアリング・ギヤ・ハウジングの
好ましい実施例では、ピニオン・ハウジング部分はハウ
ジングの軸線に整合したピニオン内径孔とハウジングの
端面にピニオン内径孔まわりに成形した円筒形の端ぐり
孔とを包含する。弁ハウジング部分は一端にネックを有
する正円筒であり、これは端ぐり孔に押込まれて弁ハウ
ジング部分をピニオン・ハウジング部分に強固に回転不
能状態に連結する。ピニオン・ハウジング部分にある射
出成形通路は端ぐり孔の円筒形内面にある第１の環状溝
に接続している。弁ハウジング部分のネックの対向面に
ある環状溝がピニオン・ハウジング部分の環状溝と重な
り、それと協働して環状リング室を構成する。このリン
グ室には射出成形通路を通して硬化性プラスチック材料
が射出され、これは硬化したときに弁ハウジング部分が
ピニオン・ハウジング部分から外れるのをより確実な状
態で防ぐと共にステアリング・ギヤの内部に水分、汚染
物が侵入するのを防ぐ保持リング兼シールとして作用す
る。
好ましい実施例では、ピニオン・ハウジング部分はハウ
ジングの軸線に整合したピニオン内径孔とハウジングの
端面にピニオン内径孔まわりに成形した円筒形の端ぐり
孔とを包含する。弁ハウジング部分は一端にネックを有
する正円筒であり、これは端ぐり孔に押込まれて弁ハウ
ジング部分をピニオン・ハウジング部分に強固に回転不
能状態に連結する。ピニオン・ハウジング部分にある射
出成形通路は端ぐり孔の円筒形内面にある第１の環状溝
に接続している。弁ハウジング部分のネックの対向面に
ある環状溝がピニオン・ハウジング部分の環状溝と重な
り、それと協働して環状リング室を構成する。このリン
グ室には射出成形通路を通して硬化性プラスチック材料
が射出され、これは硬化したときに弁ハウジング部分が
ピニオン・ハウジング部分から外れるのをより確実な状
態で防ぐと共にステアリング・ギヤの内部に水分、汚染
物が侵入するのを防ぐ保持リング兼シールとして作用す
る。
弁ハウジング部分のネックにある円筒形の内面はピニオ
ン軸のための中間支えとなるスリーブ軸受を支持する。
ン軸のための中間支えとなるスリーブ軸受を支持する。
本発明は、また、請求項３に記載されている段階を包含
する、ロータリバルブ型ラック・ピニオン式パワーステ
アリング・ギヤのための複合ハウジングを形成する方法
も提供する。
する、ロータリバルブ型ラック・ピニオン式パワーステ
アリング・ギヤのための複合ハウジングを形成する方法
も提供する。
以下、添付図面を参照しながら本発明を説明する。
まず第１図を参照して、ここには自動車用ロータリバル
ブ型ラック・ピニオン式パワーステアリング・ギヤ10が
示してあり、これは本発明による複合ハウジングの状態
を定めるのに必要な範囲内でのみ説明する。ステアリン
グ・ギヤ10そのものは前記の米国特許第4,454,801号に
詳しく説明されている。
ブ型ラック・ピニオン式パワーステアリング・ギヤ10が
示してあり、これは本発明による複合ハウジングの状態
を定めるのに必要な範囲内でのみ説明する。ステアリン
グ・ギヤ10そのものは前記の米国特許第4,454,801号に
詳しく説明されている。
第１図に示すように、ステアリング・ギヤ10は本発明に
よる複合ハウジング14と一緒にパワー・シリンダ12を包
含する。パワー・シリンダ12はステアリング・ギヤのパ
ワーアシスト流体モータの一部となっており、この流体
モータはパワー・シリンダ12内で摺動するピストン16と
このピストンに固着したピストンロッド18とをさらに包
含する。ピストン16はパワー・シリンダ12の内部を一対
の可変容積作動室20、22に分割している。パワー・シリ
ンダ12は複合ハウジング14のピニオン・ハウジング部分
26の管状ラック・ガイド部24の左端に固着してある。ピ
ニオン・ハウジング部分26は軽量でダイキャスト成形の
容易な材料、たとえば、アルミニウムで作ってある。ピ
ストンロッド18の右端は一列のラック歯30を有するステ
アリング・ラック28の左端（図示せず）に固着してあ
る。ステアリング・ラック28はラック・ガイド部24内に
支持されており、ラック・ガイド部の長手方向に並進で
きるようになっている。
よる複合ハウジング14と一緒にパワー・シリンダ12を包
含する。パワー・シリンダ12はステアリング・ギヤのパ
ワーアシスト流体モータの一部となっており、この流体
モータはパワー・シリンダ12内で摺動するピストン16と
このピストンに固着したピストンロッド18とをさらに包
含する。ピストン16はパワー・シリンダ12の内部を一対
の可変容積作動室20、22に分割している。パワー・シリ
ンダ12は複合ハウジング14のピニオン・ハウジング部分
26の管状ラック・ガイド部24の左端に固着してある。ピ
ニオン・ハウジング部分26は軽量でダイキャスト成形の
容易な材料、たとえば、アルミニウムで作ってある。ピ
ストンロッド18の右端は一列のラック歯30を有するステ
アリング・ラック28の左端（図示せず）に固着してあ
る。ステアリング・ラック28はラック・ガイド部24内に
支持されており、ラック・ガイド部の長手方向に並進で
きるようになっている。
第１図および第２図でわかるように、ラック・ガイド部
24はピニオン・ハウジング部分26の一体延長部であり、
これはさらにピストン軸線34を定める本体32を有する。
本体32には軸線34と整合するピニオン内径孔36が形成し
てある。このピニオン内径孔36は本体の上端面38と下端
面40の間を延びている。ステアリング・ラック28はピニ
オン内径孔36を横切り、一部重なっている。ステアリン
グ・ラック28の背後で本体の適当な内径孔内に摺動自在
にアジャスタ・プラグ42が配置してあり、これはばね44
の押圧力の下にステアリング・ラックをピニオン内径孔
36に向って片寄せている。本体32はその上端面38付近で
拡大しており、ピニオン内径孔のまわりで端面38に円筒
形の端ぐり孔（座ぐり孔）46を形成するに充分な材料を
与えている。この端ぐり孔46は軸線34と整合する円筒形
の内面48を構成している。
24はピニオン・ハウジング部分26の一体延長部であり、
これはさらにピストン軸線34を定める本体32を有する。
本体32には軸線34と整合するピニオン内径孔36が形成し
てある。このピニオン内径孔36は本体の上端面38と下端
面40の間を延びている。ステアリング・ラック28はピニ
オン内径孔36を横切り、一部重なっている。ステアリン
グ・ラック28の背後で本体の適当な内径孔内に摺動自在
にアジャスタ・プラグ42が配置してあり、これはばね44
の押圧力の下にステアリング・ラックをピニオン内径孔
36に向って片寄せている。本体32はその上端面38付近で
拡大しており、ピニオン内径孔のまわりで端面38に円筒
形の端ぐり孔（座ぐり孔）46を形成するに充分な材料を
与えている。この端ぐり孔46は軸線34と整合する円筒形
の内面48を構成している。
複合ハウジング14は、さらに、ロータリバルブハウジン
グ部分50を包含する。このバルブハウジング部分すなわ
ち、弁ハウジング部分50はピニオン・ハウジング部分26
の材料よりも密度が高く、摩擦抵抗も高い材料、たとえ
ば、鉄金属で正円筒形として作ってある。弁ハウジング
部分50は円筒形の壁52を有し、その一端は環状のネック
54となっている。壁52は機械加工した面56を有し、ネッ
ク54は機械加工した外面58とそれと同心に機械加工した
内面60とを有する。弁ハウジング部分50は軸線34と整合
しており、ネック54は端ぐり孔46にプレスばめし、最終
的にはネック54の端のところの弁ハウジング部分50の肩
部をピニオン・ハウジング部分26の上端面38と衝合させ
る。外面58の直径は端ぐり孔46の内面の直径よりも大き
く、ステアリング・ギヤ10のあらゆる予想作動温度で２
つのハウジング部分のしまりばめの状態を保つに充分な
量だけ大きくなっている。
グ部分50を包含する。このバルブハウジング部分すなわ
ち、弁ハウジング部分50はピニオン・ハウジング部分26
の材料よりも密度が高く、摩擦抵抗も高い材料、たとえ
ば、鉄金属で正円筒形として作ってある。弁ハウジング
部分50は円筒形の壁52を有し、その一端は環状のネック
54となっている。壁52は機械加工した面56を有し、ネッ
ク54は機械加工した外面58とそれと同心に機械加工した
内面60とを有する。弁ハウジング部分50は軸線34と整合
しており、ネック54は端ぐり孔46にプレスばめし、最終
的にはネック54の端のところの弁ハウジング部分50の肩
部をピニオン・ハウジング部分26の上端面38と衝合させ
る。外面58の直径は端ぐり孔46の内面の直径よりも大き
く、ステアリング・ギヤ10のあらゆる予想作動温度で２
つのハウジング部分のしまりばめの状態を保つに充分な
量だけ大きくなっている。
ピニオン・ハウジング部分26と弁ハウジング部分50の両
方の上にピニオン軸62（複数のピニオンギヤ歯64が設け
てある）が支持されており、ピニオン軸線34まわりに回
転できるようになっている。ピニオンギヤ歯64はステア
リング・ラック28のラック歯30とかみ合っている。ピニ
オン軸62は一端を玉軸受66によってピニオン・ハウジン
グ部分26上に支持されており、反対端はネック54の内面
60にあるスリーブ軸受68によって弁ハウジング部分50上
に支持されている。
方の上にピニオン軸62（複数のピニオンギヤ歯64が設け
てある）が支持されており、ピニオン軸線34まわりに回
転できるようになっている。ピニオンギヤ歯64はステア
リング・ラック28のラック歯30とかみ合っている。ピニ
オン軸62は一端を玉軸受66によってピニオン・ハウジン
グ部分26上に支持されており、反対端はネック54の内面
60にあるスリーブ軸受68によって弁ハウジング部分50上
に支持されている。
ピニオン軸線34には短軸70が整合しており、これは弁ハ
ウジング部分50上に支持されており、壁52の内面に着座
したリング73上にある軸受72によってピニオン軸線まわ
りに回転できるようになっている。短軸内には捩り棒74
が配置してあり、この捩り棒の一端は弁ハウジング部分
50の外側で短軸に固着してあり、反対端はピニオン軸62
に76のところでスプライン連結してある。
ウジング部分50上に支持されており、壁52の内面に着座
したリング73上にある軸受72によってピニオン軸線まわ
りに回転できるようになっている。短軸内には捩り棒74
が配置してあり、この捩り棒の一端は弁ハウジング部分
50の外側で短軸に固着してあり、反対端はピニオン軸62
に76のところでスプライン連結してある。
ロータリバルブ78が弁ハウジング部分50内に配置してあ
り、このロータリバルブは弁ハウジング部分の円筒形内
面56に対して軸線34まわりに回転できる弁スリーブ80を
包含する。この弁スリーブ80は第２図に示す半径方向ピ
ン82によってピニオン軸62に連結してあり、それによっ
て、弁スリーブはピニオン軸と一緒に一体となって回転
する。弁スリーブ80は円筒形内面56に面した複数の外側
溝84を有し、これらの溝84は弁スリーブにある適当な溝
内に配置した複数の対応したシール・リング86によって
仕切られている。これらのシール・リングは弁ハウジン
グ部分50の円筒形内面56と摺動自在に係合している。
り、このロータリバルブは弁ハウジング部分の円筒形内
面56に対して軸線34まわりに回転できる弁スリーブ80を
包含する。この弁スリーブ80は第２図に示す半径方向ピ
ン82によってピニオン軸62に連結してあり、それによっ
て、弁スリーブはピニオン軸と一緒に一体となって回転
する。弁スリーブ80は円筒形内面56に面した複数の外側
溝84を有し、これらの溝84は弁スリーブにある適当な溝
内に配置した複数の対応したシール・リング86によって
仕切られている。これらのシール・リングは弁ハウジン
グ部分50の円筒形内面56と摺動自在に係合している。
第２図で最も良くわかるように、短軸70の弁ハウジング
部分50内に位置する最内方端88はピニオン軸62の隣接端
に環状フランジ90内に突入している。この最内方端とフ
ランジ90の間には空動き連結部92が設けられていてピニ
オン軸62に相対的な短軸の限られた回転は許すが、相対
回転量が所定の夾角を越えた場合には両者を相互連結す
るようになっている。
部分50内に位置する最内方端88はピニオン軸62の隣接端
に環状フランジ90内に突入している。この最内方端とフ
ランジ90の間には空動き連結部92が設けられていてピニ
オン軸62に相対的な短軸の限られた回転は許すが、相対
回転量が所定の夾角を越えた場合には両者を相互連結す
るようになっている。
さらに、短軸の最内方端88は短軸内の捩り棒74の円筒形
端94にスリーブ軸受98によって回転自在にジャーナル止
めされている。
端94にスリーブ軸受98によって回転自在にジャーナル止
めされている。
短軸70の弁ハウジング部分内の外面100はロータリバル
ブ78のスプールとして作動し、その目的のために、複数
個の軸線方向の溝102が設けてある。これらの溝はスリ
ーブに設けた複数の対応した内部溝104と協働して第１
図に示す導管106を通して流体モータの作動室20、22の
加圧、排出を選択的に行なうようになっている。これら
の導管はパワー・シリンダ12と弁ハウジング部分50上の
適当な管継手（図示せず）との間に延びている。
ブ78のスプールとして作動し、その目的のために、複数
個の軸線方向の溝102が設けてある。これらの溝はスリ
ーブに設けた複数の対応した内部溝104と協働して第１
図に示す導管106を通して流体モータの作動室20、22の
加圧、排出を選択的に行なうようになっている。これら
の導管はパワー・シリンダ12と弁ハウジング部分50上の
適当な管継手（図示せず）との間に延びている。
弁ハウジング部分50を作っている密度が高く摩擦抵抗も
高い材料は弁スリーブ80とシール・リング86による摩擦
に耐え、また、パワーステアリング・ギヤ10の有効寿命
を通じてロータリバルブ78まわりの加圧流体がほとんど
侵入できない弁ハウジング部分を与える優れた間隙特性
を有する。
高い材料は弁スリーブ80とシール・リング86による摩擦
に耐え、また、パワーステアリング・ギヤ10の有効寿命
を通じてロータリバルブ78まわりの加圧流体がほとんど
侵入できない弁ハウジング部分を与える優れた間隙特性
を有する。
第２図で最も良くわかるように、ピニオン・ハウジング
部分26の本体32は複数の半径方向に延びる射出成形通路
を有するが、このうちの１つの通路108だけが第２図に
示してある。この射出成形通路は端ぐり孔46の円筒形内
面にある第１の環状溝110と連絡している。弁ハウジン
グ部分50のネック54の円筒形外面58に設けた第２の環状
溝112が第１環状溝110に対面し、一部重なっている。第
１、第２の環状溝110、112は中空の環状リング室を形成
するように協働する。ポリアミド材料（ナイロン）のよ
うな硬化性プラスチック材料114を射出成形通路108とリ
ング室に射出する。硬化後、この材料はピニオン・ハウ
ジング部分26と弁ハウジング部分50の間の保持リング11
6となる。この保持リング116はピニオン・ハウジング部
分26と弁ハウジング部分50の間のしまりばめのためのバ
ックアップとして作動し、これらハウジング部分の相対
的な分離運動を阻止する。
部分26の本体32は複数の半径方向に延びる射出成形通路
を有するが、このうちの１つの通路108だけが第２図に
示してある。この射出成形通路は端ぐり孔46の円筒形内
面にある第１の環状溝110と連絡している。弁ハウジン
グ部分50のネック54の円筒形外面58に設けた第２の環状
溝112が第１環状溝110に対面し、一部重なっている。第
１、第２の環状溝110、112は中空の環状リング室を形成
するように協働する。ポリアミド材料（ナイロン）のよ
うな硬化性プラスチック材料114を射出成形通路108とリ
ング室に射出する。硬化後、この材料はピニオン・ハウ
ジング部分26と弁ハウジング部分50の間の保持リング11
6となる。この保持リング116はピニオン・ハウジング部
分26と弁ハウジング部分50の間のしまりばめのためのバ
ックアップとして作動し、これらハウジング部分の相対
的な分離運動を阻止する。
さらに、注入された材料がリング室を構成しているすべ
ての表面と密着するように強制されるので、保持リング
116はピニオン・ハウジング部分26の端ぐり孔46の円筒
形内面48と弁ハウジング部分50のネック54の円筒形外面
58の境界面における水分、汚染物阻止用シールとしても
作用する。
ての表面と密着するように強制されるので、保持リング
116はピニオン・ハウジング部分26の端ぐり孔46の円筒
形内面48と弁ハウジング部分50のネック54の円筒形外面
58の境界面における水分、汚染物阻止用シールとしても
作用する。
最後に、注入された材料が硬化時の収縮により溝112の
表面の凹凸と相互錠止するため、保持リング116は弁ハ
ウジング部分50とピニオン・ハウジング部分26の間のよ
り確実な回転阻止ロックとして作用する。
表面の凹凸と相互錠止するため、保持リング116は弁ハ
ウジング部分50とピニオン・ハウジング部分26の間のよ
り確実な回転阻止ロックとして作用する。
こうして、要約すれば、本発明によるロータリバルブ型
ラック・ピニオン式パワーステアリング・ギヤのための
ハウジングの上述の実施例においては、ステアリング・
ギヤの複合ハウジング14はアルミニウムのような第１の
金属で作ったピニオン・ハウジング部分26と鉄金属のよ
うな密度の高い金属で作ったロータリバルブハウジング
部分50とを包含する。弁ハウジング部分はピニオン・ハ
ウジング部分の内径孔に押込まれるネックを有し、弁ハ
ウジング部分とピニオン・ハウジング部分に設けた対面
溝112、114にリテナ兼シールとして作用する射出成形プ
ラスチック保持リング116が充填される。
ラック・ピニオン式パワーステアリング・ギヤのための
ハウジングの上述の実施例においては、ステアリング・
ギヤの複合ハウジング14はアルミニウムのような第１の
金属で作ったピニオン・ハウジング部分26と鉄金属のよ
うな密度の高い金属で作ったロータリバルブハウジング
部分50とを包含する。弁ハウジング部分はピニオン・ハ
ウジング部分の内径孔に押込まれるネックを有し、弁ハ
ウジング部分とピニオン・ハウジング部分に設けた対面
溝112、114にリテナ兼シールとして作用する射出成形プ
ラスチック保持リング116が充填される。
第１図は本発明による複合ハウジングの好ましい実施例
を有するロータリバルブ型ラック・ピニオン式パワース
テアリング・ギヤの部分破断斜視図である。 第２図は第１図の２−２矢視線方向に見た平面にほぼ沿
った拡大断面図である。 図面において、10……ロータリバルブ型ラック・ピニオ
ン式パワーステアリング・ギヤ、12……パワー・シリン
ダ、14……複合ハウジング、16……ピストン、18……ピ
ストンロッド、20、22……作動室、24……ラック・ガイ
ド部、26……ピニオン・ハウジング部分、28……ステア
リング・ラック、30……ラック歯、32……本体、34……
ピニオン軸線、36……ピニオン内径孔、42……アジャス
タ・プラグ、44……ばね、46……端ぐり孔、48……円筒
形内面、50……弁ハウジング部分、52……円筒形壁、54
……ネック、62……ピニオン軸、64……ピニオンギヤ、
66……玉軸受、68……スリーブ軸受、70……短軸、72…
…軸受、73……リング、74……捩り棒、78……ロータリ
バルブ、80……弁スリーブ、82……ピン、84……外側
溝、86……シール・リング、90……環状フランジ、92…
…空動き連結部、98……スリーブ軸受、102……軸線方
向溝、104……内部溝、108……射出成形通路、110……
第１環状溝、112……第２環状溝、114……硬化性プラス
チック材料、116……保持リング。
を有するロータリバルブ型ラック・ピニオン式パワース
テアリング・ギヤの部分破断斜視図である。 第２図は第１図の２−２矢視線方向に見た平面にほぼ沿
った拡大断面図である。 図面において、10……ロータリバルブ型ラック・ピニオ
ン式パワーステアリング・ギヤ、12……パワー・シリン
ダ、14……複合ハウジング、16……ピストン、18……ピ
ストンロッド、20、22……作動室、24……ラック・ガイ
ド部、26……ピニオン・ハウジング部分、28……ステア
リング・ラック、30……ラック歯、32……本体、34……
ピニオン軸線、36……ピニオン内径孔、42……アジャス
タ・プラグ、44……ばね、46……端ぐり孔、48……円筒
形内面、50……弁ハウジング部分、52……円筒形壁、54
……ネック、62……ピニオン軸、64……ピニオンギヤ、
66……玉軸受、68……スリーブ軸受、70……短軸、72…
…軸受、73……リング、74……捩り棒、78……ロータリ
バルブ、80……弁スリーブ、82……ピン、84……外側
溝、86……シール・リング、90……環状フランジ、92…
…空動き連結部、98……スリーブ軸受、102……軸線方
向溝、104……内部溝、108……射出成形通路、110……
第１環状溝、112……第２環状溝、114……硬化性プラス
チック材料、116……保持リング。
Claims (3)
- 【請求項１】ロータリバルブ型ラック・ピニオン式パワ
ーステアリング・ギヤのハウジングであって、ステアリ
ング・ギヤ・ピニオンとパワーステアリング弁を収容す
るようになっており、ピニオンと軸線方向に整合したピ
ニオン内径孔を有するハウジングにおいて、複合ハウジ
ングとして形成してあり、この複合ハウジングが 軽量な第１の金属で製作したピニオン・ハウジング部分
26と、 このピニオン・ハウジング部分に形成した前記ピニオン
内径孔36であり、ピニオン・ハウジング部分のピニオン
軸線34に整合しているピニオン内径孔と、 第１の金属よりも密度が高くかつ摩擦抵抗も高い第２の
金属で製作した正円筒形弁ハウジング部分50と、 ピニオン・ハウジング部分の端面38においてピニオン内
径孔の端まわりに形成してあり、ピニオン軸線と整合し
た円筒形内面48を有する端ぐり孔46と、 ピニオン・ハウジング部分に形成した射出成形通路108
と、 端ぐり孔の円筒形内面に形成してあり、射出成形通路に
接続している第１の環状溝110と、 弁ハウジング部分に形成してあり、円筒形外面58を有す
る環状ネック54と、 弁ハウジング部分の円筒形外面に形成した第２の環状溝
112と から成り、弁ハウジング部分の環状ネックがピニオン・
ハウジング部分の端ぐり孔内に収容してあり、円筒形内
面と円筒形外面との間がしまりプレスばめとなってお
り、 第１の環状溝が第２の環状溝の少なくとも一部に重なっ
ていてそれと協働して環状のリング室を構成しており、
また、 前記通路およびリング室内に保持・シール手段を現場射
出成形し、この保持・シール手段が弁ハウジング部分が
ピニオン・ハウジング部分から抜け出るのをより確実な
状態で防ぐと共に円筒形の内外面の境界をシールする保
持リングを形成する ことを特徴とする複合ハウジング。 - 【請求項２】請求項１記載の複合ハウジングにおいて、
弁ハウジング部分50の環状ネック54が円筒形内面60を有
し、この円筒形内面が端ぐり孔46内に環状ネックが収容
されたときにピニオン軸34と整合し、ピニオン・ハウジ
ング部分26内のラック・ピニオン式パワーステアリング
・ギヤ10のピニオン軸62のための軸受支持体を形成する
ことを特徴とする複合ハウジング。 - 【請求項３】ロータリバルブ型ラック・ピニオン式パワ
ーステアリング・ギヤのための複合ハウジングを形成す
る方法であって、 軽量の第１金属からピニオン・ハウジング部分を形成す
る段階と、 このピニオン・ハウジング部分のピニオン軸線に整合さ
せてピニオン・ハウジングにピニオン内径孔を形成する
段階と、 第１の金属よりも密度が高くかつ摩擦抵抗も高い第２の
金属から正円筒形の弁ハウジング部分を形成する段階
と、 ピニオン内径孔の端のまわりでピニオン・ハウジング部
分の端面に端ぐり孔を形成し、ピニオン軸線と整合した
円筒形内面を構成させる段階と、 ピニオン・ハウジング部分に射出成形通路を形成する段
階と、 端ぐり孔の円筒形内面に射出成形通路に接続した第１の
環状溝を形成する段階と、 弁ハウジング部分に円筒形外面を有する環状ネックを形
成する段階と、 環状ネックの円筒形外面に第２の環状溝を形成する段階
と、 円筒形内面と円筒形外面とをしまりばめで係合させなが
ら端ぐり孔に環状ネックをプレス嵌合させることによっ
て弁ハウジング部分をピニオン・ハウジング部分に連結
し、第１の環状溝を第２の環状溝の少なくとも一部に重
ねて環状リング室を構成させる段階と、 リング室に保持・シール・リングを現場射出成形し、弁
ハウジング部分がピニオン・ハウジング部分から抜け出
るのをより確実な状態で防ぐと共に円筒形の内外面の境
界をシールさせる段階と を包含する方法。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| US07/023,784 US4788877A (en) | 1987-03-09 | 1987-03-09 | Composite housing for rack and pinion power steering gear |
| US23,784 | 1987-03-09 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63235168A JPS63235168A (ja) | 1988-09-30 |
| JPH078651B2 true JPH078651B2 (ja) | 1995-02-01 |
Family
ID=21817166
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63053863A Expired - Lifetime JPH078651B2 (ja) | 1987-03-09 | 1988-03-09 | ロータリバルブ型ラック・ピニオン式パワーステアリング・ギヤ・ハウジング |
Country Status (8)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US4788877A (ja) |
| JP (1) | JPH078651B2 (ja) |
| KR (1) | KR910007260B1 (ja) |
| AU (1) | AU608812B2 (ja) |
| BR (1) | BR8801009A (ja) |
| DE (1) | DE3807573A1 (ja) |
| GB (1) | GB2202502B (ja) |
| MX (1) | MX173755B (ja) |
Families Citing this family (19)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2657577B1 (fr) * | 1990-01-31 | 1992-06-12 | Fischer Ag Georg | Boitier de direction. |
| US5070957A (en) * | 1990-11-20 | 1991-12-10 | General Motors Corporation | Variable effort automotive power steering gear |
| DE59301175D1 (de) * | 1992-04-01 | 1996-01-25 | Zahnradfabrik Friedrichshafen | Drehschieberventil für hilfskraftlenkungen von kraftfahrzeugen |
| DE4219978A1 (de) * | 1992-06-19 | 1993-12-23 | Zahnradfabrik Friedrichshafen | Drehschieberventil für Hilfskraftlenkungen von Kraftfahrzeugen |
| US5272933A (en) * | 1992-09-28 | 1993-12-28 | General Motors Corporation | Steering gear for motor vehicles |
| AUPM368594A0 (en) * | 1994-02-03 | 1994-02-24 | A.E. Bishop & Associates Pty Limited | Power steering gear |
| JPH0872733A (ja) * | 1994-09-08 | 1996-03-19 | Kayaba Ind Co Ltd | パワーステアリング装置 |
| US5727443A (en) * | 1994-11-28 | 1998-03-17 | A.E. Bishop & Associates Pty Limited | Method of balancing a hydraulic valve for a power steering gear |
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| FR2752809B1 (fr) * | 1996-09-04 | 1998-10-30 | Soc D Mecanique D Irigny | Valve d'assistance pour direction assistee de vehicule automobile |
| JP3895437B2 (ja) | 1997-09-19 | 2007-03-22 | 株式会社ジェイテクト | 動力舵取装置のハウジング構造 |
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| US6176342B1 (en) | 1998-06-19 | 2001-01-23 | Trw Inc. | Vehicle steering apparatus |
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| JP3924398B2 (ja) * | 1999-07-14 | 2007-06-06 | 株式会社ジェイテクト | ラックアンドピニオン式舵取り装置 |
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| US20070209464A1 (en) * | 2006-02-27 | 2007-09-13 | Roline Eric A | Damped yoke bearing for a power steering system |
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Family Cites Families (13)
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| GB1427705A (en) * | 1972-09-09 | 1976-03-10 | Burman & Sons Ltd | Manufacture of power-assisted steering gear |
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| DE3218844C2 (de) * | 1982-05-19 | 1986-10-16 | Zahnradfabrik Friedrichshafen Ag, 7990 Friedrichshafen | Lenkgetriebe mit Hilfskraftunterstützung, insbesondere für Kraftfahrzeuge |
-
1987
- 1987-03-09 US US07/023,784 patent/US4788877A/en not_active Expired - Lifetime
-
1988
- 1988-02-12 GB GB8803269A patent/GB2202502B/en not_active Expired - Fee Related
- 1988-03-03 AU AU12591/88A patent/AU608812B2/en not_active Ceased
- 1988-03-08 DE DE3807573A patent/DE3807573A1/de active Granted
- 1988-03-08 BR BR8801009A patent/BR8801009A/pt not_active IP Right Cessation
- 1988-03-08 KR KR1019880002384A patent/KR910007260B1/ko not_active IP Right Cessation
- 1988-03-09 MX MX027077A patent/MX173755B/es unknown
- 1988-03-09 JP JP63053863A patent/JPH078651B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
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| DE3807573A1 (de) | 1988-09-29 |
| MX173755B (es) | 1994-03-25 |
| KR910007260B1 (ko) | 1991-09-24 |
| DE3807573C2 (ja) | 1991-12-12 |
| US4788877A (en) | 1988-12-06 |
| BR8801009A (pt) | 1988-10-11 |
| GB2202502B (en) | 1991-03-06 |
| GB8803269D0 (en) | 1988-03-09 |
| GB2202502A (en) | 1988-09-28 |
| AU608812B2 (en) | 1991-04-18 |
| KR880011480A (ko) | 1988-10-28 |
| JPS63235168A (ja) | 1988-09-30 |
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