JPH078648B2 - 軌道回路装置用レール短絡判定装置 - Google Patents

軌道回路装置用レール短絡判定装置

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JPH078648B2
JPH078648B2 JP2071965A JP7196590A JPH078648B2 JP H078648 B2 JPH078648 B2 JP H078648B2 JP 2071965 A JP2071965 A JP 2071965A JP 7196590 A JP7196590 A JP 7196590A JP H078648 B2 JPH078648 B2 JP H078648B2
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circuit
track
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short
relay
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JP2071965A
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良治 岡田
健二郎 鶴
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大同信号株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、鉄道の保線工事でレールを交換するときに
作業者が該レール間の短絡を容易に確認することのでき
る軌道回路装置用レール短絡判定装置に関するものであ
る。
従来の技術 第3図は従来の交流電化自動信号区間の軌道回路並びに
レール交換時のジャンパ線接続、レール間短絡を示した
ものである。
同図において1は軌道回路のレールR間の一端側に配設
された分周器などの送信器であり、送信側インピーダン
スボンド2を介してレールRに信号電流を送信する。5
は軌道回路のレールR間の他端側に配設された軌道リレ
ーであり、受電側インピーダンスボンド4を介してレー
ルRの信号電流によって動作又は落下する。6は信号機
であり、軌道リレー5の動作又は落下により進行、注
意、停止などの現示をする。
この従来の軌道回路において、今、保線工事でレール交
換のため、レール7を撤去するとすると、交流電車電流
を変電所に流すために撤去したレール7の代わりにジャ
ンパ線8を接続し、ジャンパ線8で接続すると、軌道回
路はレールがないのに構成されて軌道リレー5は動作す
る。それで軌道リレー5を動作させないために、さらに
レール7を撤去した地点より送電側のレール短絡地点9
においてレールR間を短絡線10で電気的に短絡して軌道
回路を短絡し、軌道リレー5を落下して信号機6を停止
現示とする。
発明が解決しようとする課題 ところで、前記従来のレールの短絡作業にあっては、短
絡作業を行なった作業者が、短絡作業終了後に短絡の完
全を確認するため、信号機6の現示が見える所まで行っ
て信号機6が停止信号を現示しているかどうかを視認し
て短絡を確認しなければならないという面倒な作業を要
していた。
この発明は前記従来の装置のもつ問題点を解決し、レー
ル間の短絡地点から信号機の現示の見える所まで行かな
くとも、短絡の作業現場付近において短絡を容易に確認
することができる軌道回路装置用レール短絡判定装置を
提供することを目的とする。
課題を解決するための手段 前記目的を達成するため、この発明の軌道回路装置用レ
ール短絡判定装置は、第1,2図に示すように短絡線10
と、第1,第2の検出手段X,Yと、判定手段14とを有する
ものであって、 軌道回路装置は、軌道回路と、そのレール間の一端側に
送電側インピーダンスボンド2を介して設けられた信号
電流送信器1と、他端側に受電側インピーダンスボンド
4を介して設けられた軌道リレー5とを有し、軌道リレ
ー5が信号電流送信器1から送信される信号電流によっ
て動作し、レール間の短絡により落下し、落下によって
信号機の停止現示を指令し、 短絡線10は、信号電流送信器1と軌道リレー5の間にお
いて、レール間を短絡し、 第1,第2の検出手段X,Yは、短絡線10の送電側及び受電
側のレールに流れる信号電流と電磁結合する誘起電圧を
検出し、 判定手段14は、演算回路19を有し、第1,第2の検出手段
X,Yの検出信号を入力し、送電側の誘起電圧と受電側の
誘起電圧の比を求め、この比が予め設定した値のときに
は、軌道リレー5が落下すべき完全短絡と判定し、設定
値に満たないときには、軌道リレー5が落下しない不完
全短絡であると判定する。
判定手段による判定に際しては、判定手段14は、完全短
絡であると判定したときに点灯するランプ24と、不完全
短絡であると判定したときに点灯する警報ランプ26、ま
たは警報音を発する警報器27とを有するのが好ましい。
作用 第1,第2の検出手段X,Yが短絡線10の送電側及び受電側
のレールに流れる信号電流と電磁結合する誘起電圧を検
出すると、判定手段14の演算回路19がこの検出信号を入
力して送電側の誘起電圧と受電側の誘起電圧の比を求め
る。そして、判定手段14はこの比が予め設定した値のと
きには、軌道リレー5が落下すべき完全短絡と判定する
一方、この比が設定値に満たないときには、軌道リレー
5が落下しない不完全短絡であると判定する。
したがって、作業者は短絡の作業現場付近において判定
手段14による判定によって短絡を容易に確認することが
でき、信号機の現示の見える所までわざわざ行かなくと
もよくなる。
実施例 第1,2図はこの発明の一実施例を示す。第1図において
従来例を示す第3図と同様の部分には同一符号を付して
その説明を省略し、相違する部分についてのみ以下に説
明することとする。
X,Yは短絡地点9の送電側及び受電側のレールRに取付
けられ、送電側及び受電側のレールRに流れる信号電流
と電磁結合する誘起電圧を検出する第1,第2の検出手段
であり、ここでは検出コイル12,13が例示されている。
レール短絡が完全であれば軌道回路の送電側にある検出
コイル12には信号電流による誘起電圧が誘起され、短絡
地点9より受電側にある検出コイル13には誘起電圧は誘
起されなく、コイル12とコイル13の誘起電圧の比は例え
ば10倍以上と大きい。もし、短絡が不完全であればコイ
ル13にも誘起電圧が誘起され、両コイル12,13の誘起電
圧の比は著しく低下する。
第2図で14は検出コイル12,13とそれぞれ電気的に接続
された判定手段であり、帯域フィルタ又は低域フィルタ
15,17、増幅器16,18、演算回路19、シュミット回路20、
増幅器21、リレー22等が設けられている。リレー22の動
作接点23にはG(グリーン)ランプ(警報ランプ)24が
接続され、リレー22の復旧接点25にはR(レッド)ラン
プ26と警報ブザー(警報器)27が並列に接続されてい
る。
また、判定手段14には、その動作をチェックする照査部
28が設けられ、発振器29より入力接点A′,B′にそれぞ
れチェック用の電圧を入力して判定手段14が正常に動作
しているかどうかを照査するようになっている。
前記により判定手段14は検出コイル12,13からの誘起電
圧をそれぞれ入力して、20Hz〜200Hzの帯域フィルタ又
は低域フィルタ15,17を通し、さらに増幅器16,18で増幅
したこの2つの電圧から演算回路19によって検出コイル
12と検出コイル13との比を求め、その比が予め設定した
値のときには、それをシュミット回路20および増幅器21
によりリレー22を動作させる。リレー22が動作すれば、
その動作接点23により短絡が完全であるGランプ24が点
灯する。
検出コイル12と検出コイル13との電圧比が設定値に満た
ないときには、リレー22が動作せず、その復旧接点25に
より短絡不完全のRランプ26が点灯するとともに、ブザ
ー27が鳴動して警報音を発する。
この実施例において、検出コイル12,13は検出手段の一
例を示したにすぎず、ほかのセンサ類などで代替しても
よい。また、判定手段14も好ましい一例を示したにすぎ
ず、図示の実施例に限定されるものでない。
発明の効果 請求項1に記載の発明にあってはレールの短絡線付近に
おいて判定手段により短絡が完全か不完全かその良否を
判定できるため、作業者はその場で容易に短絡を確認す
ることができ、したがって作業者は従来のように信号機
の現示の見える所まで行って、停止現示を視認して短絡
をわざわざ確認する必要がなくなる。
請求項2に記載の発明にあっては完全短絡のときそれ用
のランプが点灯し、不完全短絡のときそれ用の警報ラン
プが点灯するか、または警報器が警報音を発するので、
短絡が完全であるか不完全であるかをそれぞれより容易
に確認することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の軌道回路装置用レール短絡判定装置
の一実施例を示す概略平面図、第2図は同上の判定手段
の回路ブロック図、第3図は第1図と対応する従来例を
示す概略平面図である。 1……送信器 2……送電側インピーダンスボンド 4……受電側インピーダンスボンド 5……軌道リレー、6……信号機 7……レール、8……ジャンパ線 9……短絡地点、10……短絡線 12,13……検出コイル、14……判定手段 15,17……帯域フィルタ又は低域フィルタ 16,18,21……増幅器、19……演算回路 20……シュミット回路、22……リレー 24……Gランプ 26……Rランプ(警報ランプ) 27……警報ブザー(警報器)、28……照査部 X……第1の検出手段 Y……第2の検出手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】短絡線(10)と、第1,第2の検出手段(X,
    Y)と、判定手段(14)とを有する軌道回路装置用レー
    ル短絡判定装置であって、 軌道回路装置は、軌道回路と、そのレール間の一端側に
    送電側インピーダンスボンド(2)を介して設けられた
    信号電流送信器(1)と、他端側に受電側インピーダン
    スボンド(4)を介して設けられた軌道リレー(5)と
    を有し、軌道リレー(5)が信号電流送信器(1)から
    送信される信号電流によって動作し、レール間の短絡に
    より落下し、落下によって信号機の停止現示を指令し、 短絡線(10)は、信号電流送信器(1)と軌道リレー
    (5)の間において、レール間を短絡し、 第1,第2の検出手段(X,Y)は、短絡線(10)の送電側
    及び受電側のレールに流れる信号電流と電磁結合する誘
    起電圧を検出し、 判定手段(14)は、演算回路(19)を有し、第1,第2の
    検出手段(X,Y)の検出信号を入力し、送電側の誘起電
    圧と受電側の誘起電圧の比を求め、この比が予め設定し
    た値のときには、軌道リレー(5)が落下すべき完全短
    絡と判定し、設定値に満たないときには、軌道リレー5
    が落下しない不完全短絡であると判定する 軌道回路装置用レール短絡判定装置。
  2. 【請求項2】判定手段(14)は、完全短絡であると判定
    したときに点灯するランプ(24)と、不完全短絡である
    と判定したときに点灯する警報ランプ(26)、または警
    報音を発する警報器(27)とを有する 請求項1記載の軌道回路装置用レール短絡判定装置。
JP2071965A 1990-03-23 1990-03-23 軌道回路装置用レール短絡判定装置 Expired - Lifetime JPH078648B2 (ja)

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