JPH0786358B2 - ファン - Google Patents

ファン

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JPH0786358B2
JPH0786358B2 JP63075321A JP7532188A JPH0786358B2 JP H0786358 B2 JPH0786358 B2 JP H0786358B2 JP 63075321 A JP63075321 A JP 63075321A JP 7532188 A JP7532188 A JP 7532188A JP H0786358 B2 JPH0786358 B2 JP H0786358B2
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JP
Japan
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blade
outer peripheral
fan
peripheral portion
flow
Prior art date
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JP63075321A
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English (en)
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JPH01247797A (ja
Inventor
正男 一色
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) この発明は、たとえば空気調和機の送風機として用いる
ファンに関する。
(従来の技術) 空気調和機の送風機には軸流(斜流)ファンが用いられ
ている。このファンは、たとえば第10図乃至第12図に示
すように、ボス1と、複数のブレード2…とから構成さ
れ、各ブレード2…はファンの回転方向を基準としてボ
ス1から半径方向に延びる前縁3と先端部分4とが円弧
部5を介して滑らかに接合している。つまり、前記先端
部分4はファンの最大外径部分となり、前記ボス1を中
心とする円弧面に形成されている。
ところが、前述のように構成されたファンは、ブレード
2の先端部分4からボス1の方向に向かって最大外径の
5%位の範囲は、風量に対しては仕事をしていないこと
がLDV(レーザードップラ風速計)の翼内流速測定より
明らかにされている。すなわち、第13図(A)(B)に
示すような風の流れとなる。ここで、渦は乱流、円弧矢
印は正圧面6から負圧面7へ流れる風の流れ、破線は仕
事をしている部分としていない部分との境界線である。
この図から明らかのように、ブレード2の先端部分でで
きた渦が発達してゆくことと、ブレード2の正圧面6か
ら負圧面7へ流れる風の流れが生じることが原因してい
るが、今だ、この部分の流れを改善することは知られて
いないのが実状である。
(発明が解決しようとする課題) 前述したように、従来のファンは、そのブレードの形状
によって送風特性に影響を及ぼしており、風量低下およ
び騒音の原因となっている。
この発明は、前記事情に着目してなされたもので、その
目的とするところは、ブレードの形状に改良によって送
風特性の向上と騒音低下を図ることができるファンを提
供することにある。
[発明の構成] (課題を解決するための手段および作用) この発明は、ボスと複数のブレードとからなり、前記ブ
レードは前記ボスから半径方向に延びる前縁とこの前縁
部から回転方向に連続して形成された先端部とからなる
ファンにおいて、前記ブレードの先端部分における外周
部の半径を、同ブレードの最大外周部の半径より小さく
し、同ブレードの先端部分の外周部に整流翼部を形成し
たことにある。そして、ブレードの先端部分でできた渦
の発達を抑え、ブレードの正圧面から負圧面へ流れを少
なくし、送風性能を向上させたことにある。
(実施例) 以下、この発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
第1図乃至第3図において、11は空気調和機等の送風機
として用いられるファンであり、このファン11は合成樹
脂材料によって成形されたボス12と、このボス12の外周
面に取付けられた複数のブレード13…とから構成されて
いる。これらブレード13…は同一形状であるため、1つ
について説明すると、ファン11の回転方向を基準にして
ボス12から半径方向に延びる前縁14と、ボス12を中心と
する曲率の円弧状の最大外周部分15とから構成されてい
る。さらに、前記ブレード13の先端部分における前端部
は切欠されており、前記最大外周部分15より小さい外径
の外周部分16が設けられている。そして、この外周部分
16の前端は円弧部17を介して前縁14に滑らかに連結され
ている。さらに、外周部分16の後端も円弧部18を介して
前記最大外周部分15に滑らかに連結されている。そし
て、前記最大外周部分15より小さい外径の外周部分16に
整流翼部19が形成されている。
ここで、前記外周部分16の外径L2は、最大外径部分15の
外径L1の1〜3%、つまり が望ましい。また、外径部分16の長さL3の範囲が望ましい。
さらに、前記ブレード13の先端部分における断面形状
は、第4図および第5図に示すように、負圧面20から正
圧面21に向かって傾斜する傾斜面22に形成され、正圧面
21側にエッジ部23が形成されている。
このように構成されたファン11を電動機の回転軸に装着
し、ファン11を回転すると、第6図(A)(B)に示す
ような風の流れとなる。ここで、渦は乱流、円弧矢印は
正圧面21から負圧面20へ流れる風の流れ、破線は仕事を
している部分としていない部分との境界線である。この
図から明らかのように、整流翼部19で、整流され、破線
から外側の実際に仕事をしていない部分が従来よりも少
なくなり、これによって風量が上昇するするとともに、
乱流の減少によって騒音が低下する。
第7図は整流翼部19の長さL1の風量、騒音に及ぼす影響
を示すもので、第8図は整流翼部19の幅(L1−L2)/2の
風量、騒音に及ぼす影響を示すものであり、整流翼部19
の長さL3と幅(L1−L2)/2は、 の範囲が風量のアップ、騒音の低下に最も望ましい。な
お、ファンは、直径400、90H、4枚ブレードであり、同
一のベルマウス50mm高さ、直径420を使用している。
なお、この発明は、前記実施例に限定されるものではな
く、第9図に示すように構成してもよい。すなわち、
(A)は整流翼部19と最大外周部分15との連結部に、内
側への円弧18aと外側への円弧18bを設けたものである。
(B)はブレード13の先端部分における前端部を同ブレ
ード13の前縁に向って外周部分が漸次小径となるように
放射方向に対して角度θを設けて整流翼部19を形成した
ものである。
また、前記実施例においては、軸流プロペラファンにつ
いて説明したが、前進翼型ファンであれは、斜流型ファ
ン、斜流型とプロペラの中間ファンであっても、同様な
効果が得られる。
[発明の効果] 以上説明したように、この発明によれば、ブレードの先
端部の整流翼部を設けることによって、ファン翼内の風
の流れが改善され、送風特性が向上し、同一外径のファ
ンであれば、材料費が低減されるとともに、騒音の低下
を図ることができ、空気調和機の送風機として最も有効
である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例を示すファンの正面図、第
2図は同じく側面図、第3図は同じくブレードの斜視
図、第4図は第1図のa−a線断面図、第5図は第1図
のb−b線断面図、第6図(A)(B)は同じくファン
の翼内の風の流れを示す説明図、第7図は整流翼部の長
さL3の風量、騒音に及ぼす影響を示すグラフ、第8図は
整流翼部の幅の風量、騒音に及ぼす影響を示すグラフ、
第9図(A)(B)はこの発明の他の実施例を示す正面
図、第10図乃至第13図は従来のファンを示すもので、第
10図はファンの正面図、第11図は同じく側面図、第12図
は同じくブレードの斜視図、第13図(A)(B)は同じ
くファンの翼内の風の流れを示す説明図である。 11……ファン、12……ボス、13……ブレード、14……前
縁、15……最大外周部分、16……外周部分、17、18……
円弧部、19……整流翼部。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ボスと複数のブレードとからなり、前記ブ
    レードは前記ボスから半径方向に延びる前縁とこの前縁
    部から回転方向に連続して形成された先端部とからなる
    ファンにおいて、前記ブレードの先端部分における外周
    部の半径を、同ブレードの最大外周部の半径より小さく
    し、同ブレードの先端部分の外周部に整流翼部を形成し
    たことを特徴とするファン。
  2. 【請求項2】整流翼部は、ブレードの先端部分における
    前端部を切欠し、最大外周部分より小さい外径の外周部
    分を形成し、この外周部分の前端部を同ブレードの前縁
    に、後端部を前記最大外周部分にそれぞれ円弧部を介し
    て連結して形成したことを特徴とする請求項(1)記載
    のファン。
  3. 【請求項3】整流翼部は、ブレードの先端部分における
    前端部を同ブレードの前縁に向って外周部分が漸次小径
    となるように形成したことを特徴とする請求項(1)記
    載のファン。
JP63075321A 1988-03-29 1988-03-29 ファン Expired - Lifetime JPH0786358B2 (ja)

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