JPH078485U - グリーストラップ - Google Patents
グリーストラップInfo
- Publication number
- JPH078485U JPH078485U JP4767093U JP4767093U JPH078485U JP H078485 U JPH078485 U JP H078485U JP 4767093 U JP4767093 U JP 4767093U JP 4767093 U JP4767093 U JP 4767093U JP H078485 U JPH078485 U JP H078485U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- chamber
- water
- plate
- grease trap
- clear water
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Sewage (AREA)
- Removal Of Floating Material (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 流入水の増大に対し急激な水位の上昇を来
してトラップ機能を損わしめず、また省スペース、省コ
ストの図れるグリーストラップを市販に供することを目
的とする。 【構成】 汚濁水の流入室、油脂分浮上室、清澄水取
出室の三室に区画されるグリーストラップに於いて、清
澄水の取出室の排水管取付け壁近くに一定高さの堰板を
立設させるか、壁面側から断面Ｌ字状の堰板を取付け、
且つ該槽壁面から上記堰板上縁との間に適当空間を形成
する如くして覆蔽する覆蔽板をその先端が液面中の適当
深さに浸漬される状態に設けしめた構成を特徴とする。
してトラップ機能を損わしめず、また省スペース、省コ
ストの図れるグリーストラップを市販に供することを目
的とする。 【構成】 汚濁水の流入室、油脂分浮上室、清澄水取
出室の三室に区画されるグリーストラップに於いて、清
澄水の取出室の排水管取付け壁近くに一定高さの堰板を
立設させるか、壁面側から断面Ｌ字状の堰板を取付け、
且つ該槽壁面から上記堰板上縁との間に適当空間を形成
する如くして覆蔽する覆蔽板をその先端が液面中の適当
深さに浸漬される状態に設けしめた構成を特徴とする。
Description
【０００１】
本考案は厨房排水などのように油脂分を含む排水から油脂分を浮上分離により 除去するグリーストラップに関する。
【０００２】
図４は従来のグリーストラップを示すものであって、槽本体１内を汚濁水の流 入室Ａ、油脂分浮上室Ｂ、清澄水取出室Ｃの三室に隔壁板２ａ、２ｂを使用して 区画されてなり、汚濁水の流入室Ａには挟雑物を収集するバスケット３が、また 清澄水取出室Ｃにはトラップ管４が取付けられ、排水管５と連結される構成であ る。
【０００３】
上記に於いてトラップ管４の径には一定の限度があることから、不測な量の排 水流入では水位が急激に上昇して溢水したりしてトラップ機能が損われる問題が ある。 上記問題を解決するためには大きい容量の槽を設けるようにすれば良いが、設 置場所の問題で大きな槽の設置が不可能であるとか、またコスト高となる問題と なる。
【０００４】
本考案は上記問題点を解決せんとするものであって、その特徴とするところは 、汚濁水の流入室、油脂分浮上室、清澄水取出室の三室に区画されるグリースト ラップに於いて、清澄水の取出室の排水管取付け壁近くに一定高さの堰板を立設 させるか、壁面測から断面Ｌ字状の堰板を取付け、且つ該槽壁面から上記堰板上 縁との間に適当空間を形成する如くして覆蔽する覆蓋板をその先端が液面中の適 当深さに浸漬される状態に設けしめたことにある。
【０００５】
水位の変動が従来のトラップ管を使用したものに比べて小さく、流入水の変動 に対し水位の変化を安定化させるものとなる。
【０００６】
図１は本考案装置の模式断面図である。該図面に於いて１は槽本体であって、 隔壁板２ａ、２ｂを使用し汚濁水の流入室Ａ、油脂分浮上室Ｂ、及び清澄水取出 室Ｃの三室に区画されてなり、且つ汚濁水の流入室Ａには挟雑物を収集するバス ケット３が設けてある。なお、５は排水管である。
【０００７】 上記構成は従来のものと変りがないが、本装置では清澄水取出室Ｃに於いて排 水管５の取付け壁近くに一定高さの堰板６を立設させて槽内を仕切るようになし てある。
【０００８】 ７は上記堰板６の上方で一定空間を形成するように覆蔽する断面逆Ｌ字状の覆 蔽板であって、上端は排水管５の取付け壁内面に取付けられてなり、先端Ｐは液 面中の適当深に浸漬される状態に設けしめてある。
【０００９】 図２は他の例を示すものであって、上記例では堰板６を槽底から立設させたも のであるが、本例では排水管５の取付けの壁内面側から断面Ｌ字状となした堰板 ６’を取付けた構成である。本例は槽が比較的に深いとか、排水管位置が或る一 定高さ以上となることが解っている場合の使用に好適となる。
【００１０】 上記構成に於て、清澄室Ｃ内へ流入する清澄水は覆蔽板７の先端Ｐをくぐり抜 けると堰板６、６’上縁より溢水することにより排水管５を経て流出されるもの となる。
【００１１】 上記実施例に於いて覆蔽板７の上面には接合面となる周面にシール用パッキン 材を介して開閉蓋を形成することができる。
【００１２】 図３は流入水の変動に対する水位の上昇割合を示す図表であって、一点鎖線は 径１００ｍｍのトラップ管を使用した従来例を、二点鎖線は径１２５ｍｍのトラ ップ管を使用した従来例である。これに対し、実線は本装置（但し堰板巾５０ｃ ｍ）のものである。
【００１３】
図３に見られる通り、その断面積を円形としたトラップ管を使用した従来装置 では、トラップ管４の大きさに自と限度があり且つ流入水の増大で直ちに急激に 水位が上昇するのに対し、本考案装置ではその断面積を自由に設計でき、且つそ の断面積は槽壁までに到達する方形のため、従来のトラップ管に比べて少くとも その断面積を含む容積を２〜４倍は大きく取れるものとなるのであり、従って該 グラフに見られる通り水位の上昇が極めて緩徐なものとなるのである。
【００１４】 一方、トラップ管を使用したものではその形状が限定されているため、容量を 保ったまゝ排水管５の取付位置を自由に変えられない問題があるが、本考案装置 では堰板６により水位が決まり、排水管５の位置は直接水位に関係しないため任 意の位置に取付け可能となって作業性に優れるものとなる。
【００１５】 他方、従来の同一容量槽のものと比べて滞留時間を稼げることができ、性能向 上と省スペース、省コスト化に寄与すること大なるものである。
【図１】本考案装置の模式断面図である。
【図２】他の例の模式断面図である。
【図３】流入水の変動に伴う槽内水位上昇の従来装置と
本考案装置との関係を示すグラフ線図である。
本考案装置との関係を示すグラフ線図である。
【図４】従来装置を示す断面説明図である。
１ 槽本体 ２ａ、２ｂ 隔壁板 ３ バスケット ４ トラップ管 ５ 排水管 ６ 堰板 ７ 覆蔽板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｃ０２Ｆ 1/40 ＺＡＢ Ａ 8925−4Ｄ
Claims (1)
- 【請求項１】 汚濁水の流入室、油脂分浮上室、清澄水
取出室の三室に区画されるグリーストラップに於いて、
清澄水の取出室の排水管取付け壁近くに一定高さの堰板
を立設させるか、壁面側から断面Ｌ字状の堰板を取付
け、且つ該槽壁面から上記堰板上縁との間に適当空間を
形成する如くして覆蔽する覆蔽板をその先端が液面中の
適当深さに浸漬される状態に設けしめた構成を特徴とす
るグリーストラップ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4767093U JPH078485U (ja) | 1993-06-30 | 1993-06-30 | グリーストラップ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4767093U JPH078485U (ja) | 1993-06-30 | 1993-06-30 | グリーストラップ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH078485U true JPH078485U (ja) | 1995-02-07 |
Family
ID=12781706
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4767093U Pending JPH078485U (ja) | 1993-06-30 | 1993-06-30 | グリーストラップ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH078485U (ja) |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5890064A (ja) * | 1981-11-19 | 1983-05-28 | 千寿製薬株式会社 | 一定液量を排出できる容器 |
| JPS6322221U (ja) * | 1986-07-30 | 1988-02-13 |
-
1993
- 1993-06-30 JP JP4767093U patent/JPH078485U/ja active Pending
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5890064A (ja) * | 1981-11-19 | 1983-05-28 | 千寿製薬株式会社 | 一定液量を排出できる容器 |
| JPS6322221U (ja) * | 1986-07-30 | 1988-02-13 |
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