JPH078461A - 情報再生システム - Google Patents

情報再生システム

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Publication number
JPH078461A
JPH078461A JP14234293A JP14234293A JPH078461A JP H078461 A JPH078461 A JP H078461A JP 14234293 A JP14234293 A JP 14234293A JP 14234293 A JP14234293 A JP 14234293A JP H078461 A JPH078461 A JP H078461A
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JP
Japan
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data
inspection
optical card
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JP14234293A
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English (en)
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Naoki Yamada
直樹 山田
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)
  • Medical Treatment And Welfare Office Work (AREA)
  • Measuring And Recording Apparatus For Diagnosis (AREA)
  • Storage Device Security (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 記録媒体に記録された音声データのセキュリ
ティー管理を確実に行う。 【構成】 音声データを含む記録データを記録媒体から
再生する複数の情報記録再生装置を有する情報再生シス
テムとしての医療用検診指導システムは、例えば基幹病
院、開業医、企業内健康管理室、家庭、保健所のそれぞ
れに情報記録再生装置を備えて構成されている。各情報
記録再生装置は、ホストコンピュータ31あるいは光カ
ードリーダ33において、データを再生する際に音声デ
ータの重要度を表すデータ(A,B,C)に基づいて前
記音声データを再生するか否かを決定する再生データ決
定手段を備え、更に前記再生を決定された音声データの
範囲が各情報記録再生装置の間で異なるように設定され
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、所定の記録データに対
する音声データを含む記録データを記録媒体から再生す
る複数の情報記録再生装置を有する情報再生システムに
関する。
【0002】
【従来の技術】音声データを含む記録データを記録媒体
から再生する複数の情報記録再生装置を有する情報再生
システムとしては、例えば医療検診で得られた各種医療
検査データを表示装置の画面に表示して医療指導を行う
医療用検診指導システムがある。このような医療用検診
指導システムとしては、各種医療検査データをデータ記
録再生媒体に記録する際、前記各種医療検査データに対
する医師、またはスタッフからの診断コメント、生活指
導コメント等を音声データとしてデータ記録再生媒体に
記録すると共に、前記データ記録再生媒体に記録された
各種医療検査データを表示装置の画面に再生する際に
は、前記診断コメント、生活指導コメント等を音声で聞
くことができるようにした装置が提案されている。
【0003】例えば、特開昭64−72729号公報に
は、被検体の診断部位について撮影した医療画像を表示
装置の画面に表示して診断を行う画像診断装置におい
て、前記医療画像と共に記録されるべき、検査を行った
年月日、患者(被検体)の氏名、年齢、性別、病歴等の
識別データを前記医療画像の撮影の際に音声で記録し、
その後画像を観察して診断する時には、前記識別データ
を音声で聞くことができる画像診断装置の提案がなされ
ている。
【0004】また、光カード、光磁気ディスク等のデー
タ記録再生媒体に、健康診断、人間ドック等で得られる
各種医療検査データを記録し、そのデータ記録再生媒体
に記録されたデータを様々な施設で、医師、栄養士、看
護婦等の様々な人が再生、表示し、それを見ながらその
光カード、光磁気ディスク等を所有する患者に口頭で栄
養指導、生活指導等をすることが近年行われている。そ
して、前記光カード、光磁気ディスク等を所有する患者
は、前記各種医療検査データと医師またはスタッフの診
断コメント、生活指導コメント、栄養指導コメント等
を、各患者の家庭、あるいは病院の外来待合室等、様々
な施設に設置された医療用検診指導システムで各々が再
生し、生活改善に役立てている。
【0005】このような医療検診で得られる各種医療検
査データを表示装置の画面に表示して医療指導を行う医
療用検診指導システムでは、データ記録再生媒体に記録
されるデータは医療画像だけでなく、各種医療検査デー
タ全てが対象となる。そして、前記各種医療検査データ
の複数回分かつ複数項目分を表示装置の一画面に一覧
表、あるいはグラフ等で同時に時系列表示することによ
り、有効な医療診断、指導が可能となる。また、医師ま
たはスタッフがキャラクターキーボードを使用して入力
しなければならないデータは、前記各種医療検査を行っ
た年月日、患者氏名、年齢、性別、病歴等の識別データ
にとどまらず、医師またはスタッフから患者への検査デ
ータに対する診断コメント、生活指導、栄養指導、次回
検査日の通達等がある。また、前記データ記録再生媒体
に光カードを用い、患者が複数の施設を移動するような
システムの場合には、医師間の連絡事項等もキャラクタ
ーキーボードから手入力される。
【0006】しかし、前述したような表示装置への一つ
のデータの表示に対し一つの音声データを再生する装置
では、医療検査データに対する音声データを記録する場
合に、複数の人が一つのデータに対してコメントができ
ない。また、前記のような医療用検診指導システムで必
要とされるような複数の検査データを同時表示する場合
において、各検査データが表示装置に表示されると同時
に検査データに付加されている音声データが次々と再生
されることになり、一画面全てが表示されるまでに時間
がかかり、次々に再生される音声データを聞きのがして
しまい、更に誰がどの検査データに対してコメントした
かが判断できないという問題点があった。また、一つの
検査データに対して複数の音声データを記録可能として
も、再生したい目的の音声データを選択して再生できな
いという不具合がある。
【0007】また、医療データとして扱われなければな
らない医師またはスタッフの診断コメント、生活指導コ
メント、栄養指導コメント等を音声データで入力する場
合、表示装置への一つの検査データの表示に対し一つの
音声データを再生し、検査データが表示装置に表示され
ると同時に対応する音声データが再生されるような従来
の装置では、前記のように医療用検診指導システムが様
々な施設に設置されている場合、音声データが常に再生
可能であるため音声データが第三者に漏れてしまう可能
性は非常に高く、データが誤って利用されたり不正利用
されるなどの恐れがあった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、検査デ
ータに対する医師またはスタッフの診断コメント、生活
指導コメント、栄養指導コメント等を音声データで入力
し、この音声データをシステムの利用者が再生する場合
において、検査データが表示装置に表示されると同時に
対応する音声データが再生されるような従来の装置で
は、前記のように医療用検診指導システムが様々な施設
に設置されている場合、音声データが常に再生可能であ
るため音声データが第三者に漏れてしまう可能性は非常
に高く、セキュリティー上の問題点があった。
【0009】本発明は、これらの事情に鑑みてなされた
もので、所定の記録データに対する音声データ含む記録
データを記録媒体から再生する複数の情報記録再生装置
を有する情報再生システムにおいて、前記音声データの
機密性のレベルを表すデータを記録し、この機密性のレ
ベルに基づいて装置毎にデータの再生の可否を決定でき
るようにすることにより、記録データを正しく有効に利
用でき、データのセキュリティー管理を確実に行うこと
が可能な情報再生システムを提供することを目的として
いる。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明による情報再生シ
ステムは、所定のデータに対する音声データとこの音声
データの機密性のレベルを表すデータとを含む記録デー
タを記録媒体から再生する複数の情報記録再生装置を有
する情報再生システムであって、前記情報記録再生装置
は、前記機密性のレベルを表すデータに基づいて前記音
声データを再生するか否かを決定する再生データ決定手
段を備え、更に前記再生を決定された音声データの範囲
が前記情報記録再生装置の間で異なるものである。
【0011】
【作用】データ再生時には、情報記録再生装置は、再生
データ決定手段によって音声データの機密性のレベルを
表すデータに基づいて該音声データを再生するか否かを
決定する。このとき、各情報記録再生装置の間で前記再
生を決定された音声データの範囲が異なるように再生の
決定がなされる。
【0012】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1ないし図9は本発明の第1実施例に係り、図
1は情報再生システムとしての医療用検診指導システム
が設置される施設を示すブロック図、図2は図1中の基
幹病院及び開業医に設置される情報記録再生装置の構成
を示すブロック図、図3は図1中の基幹病院及び開業医
の外来待合い室、企業内健康管理室、家庭、保健所に設
置される情報再生装置の構成を示すブロック図、図4は
図2の装置における検査データ及び音声データ記録時の
手順を示すフローチャート、図5は記録媒体に記録され
る検査データの構造を示す説明図、図6は検査データ表
示画面を示す説明図、図7は検査データ表示画面におけ
るコメント入力表示を示す説明図、図8は検査データ表
示画面におけるコメント属性入力表示を示す説明図、図
9は図3の装置における検査データ及び音声データ再生
時の手順を示すフローチャートである。
【0013】本実施例は、音声データを含む記録データ
を記録媒体から再生する複数の情報記録再生装置を有す
る情報再生システムとして、医療検診で得られた各種医
療検査データと共に検査データに対する音声データを記
録し、検査データを表示装置の画面に表示すると共に対
応する音声データを再生して医療指導を行う医療用検診
指導システムの例を示したものである。
【0014】図1に本実施例の医療用検診指導システム
が設置される施設を示す。医療用検診指導システムは、
例えば基幹病院1、開業医2、企業内健康管理室3、家
庭4、保健所5のそれぞれに情報記録再生装置を備えて
構成されている。
【0015】この医療用検診指導システムを利用する各
患者には、データを記録する記録媒体として光カードが
配布されており、その光カードには各患者の医療検査デ
ータ等が記録されるようになっている。患者は、前記5
つの施設のうち本人が希望する、あるいは医師の指示す
る施設に光カードを持って行き、各人の検査データと医
師またはスタッフの検査データに対するコメントとが閲
覧できる。
【0016】図2に前記基幹病院1、開業医2に設置さ
れる情報記録再生装置の構成を示す。情報記録再生装置
は、各検査装置やデータ入力モジュール等を制御するホ
ストコンピュータ11、ホストコンピュータ11に接続
されたCRT等からなるモニタ12、光カードに対する
記録再生を行う光カードリーダ/ライタ13、医療検査
画像を入力する画像入力装置14、外部からの検査デー
タを取り込むためのフロッピーディスクドライブ15、
バックアップ用のデータを記録するハードディスク1
6、音声データを入力するための音声入力装置17、音
声入力装置17に接続されたマイク18、検査装置とし
ての体重計19,血圧計20,身長計21,尿検査器2
2,血液分析装置23を備えて構成されている。
【0017】図3に前記基幹病院1及び開業医2の外来
待合い室、企業内健康管理室3、家庭4、保健所5に設
置される情報再生装置の構成を示す。情報再生装置は、
データ入力モジュール等を制御するホストコンピュータ
31、ホストコンピュータ31に接続されたCRT等か
らなるモニタ32、光カードの再生を行う光カードリー
ダ33、各種操作を行うためのタッチパネル34、音声
データを再生するための音声再生装置35、音声再生装
置35に接続されたスピーカ36を備えて構成されてい
る。
【0018】次に、本実施例の医療用検診指導システム
の作用について説明する。図1の基幹病院1,開業医2
において医療検査等を行う際には、これらの施設に設置
された図2の情報記録再生装置で、光カードにその所有
者の検査データ、及びその検査データに対する医師また
はスタッフの指導コメント等が記録される。まず、この
光カードへの検査データ等の記録の過程を図4のフロー
チャートで説明する。
【0019】ステップS1(以下ステップは省略し単に
S1のように記す)でスタートし、患者の所有する光カ
ードの受け付け待ち状態(S2)から光カードが光カー
ドリーダ/ライタ13にセットされると、S3で、ホス
トコンピュータ11はその光カードの所有者氏名を読み
取る。そして、本システムを操作している医師またはス
タッフは、S4で、その光カード所有者が各種検査を行
うのか、あるいは既に光カードに記録されている検査デ
ータに対する指導コメントだけを行うのかを選択する。
【0020】検査を実施する場合、医師またはスタッフ
は、患者を検査装置(画像入力装置14、体重計19、
血圧計20、身長計21、尿検査器22、血液分析装置
23等)で各項目の検査を行う。このとき、ホストコン
ピュータ11は各検査装置からのデータ出力待ち状態モ
ードになっている。そしてS5で、検査装置で得られた
検査データは、各検査装置から出力されるとホストコン
ピュータに入力され、自動的にホストコンピュータ側の
図示しないラムディスク等の高速メモリに格納される。
当然ながら、各検査装置あるいはホストコンピュータ側
にA/D変換器が設けられており、ホストコンピュータ
11にはデジタルデータの検査データが入力される。
【0021】また、検査データがホストコンピュータ1
1側の図示しない高速メモリに格納されると、そのデー
タがホストコンピュータ11に接続されたモニタ12に
表示され(S6)、検査ミスが発生した場合の再入力の
ための確認が可能である。
【0022】そして、S7で検査が終了したか否かが判
断され、全ての検査データの取り込みが終了するとホス
トコンピュータ11に指示を送り、ホストコンピュータ
11はS8に進んで装置の供給電源が不意に落ちた場合
に備え、高速メモリに格納された検査データをハードデ
ィスク16に記録する。このとき、ハードディスク16
には、様々な患者の検査データが記録されることとな
り、検査日が同じデータは上書きしてしまうという可能
性があるため、患者ごとにディレクトリを作成すること
によって、多数の患者のデータをハードディスクに記録
できるようになっている。なお、このハードディスク1
6はデータのバックアップ用に使用されているため、省
略可能である。
【0023】また、当該施設で実施できない検査データ
は、後日外部検査センター等からフロッピーディスクで
受け取ることが可能である。S9で外部検査センターか
らのデータがあるか否かを判断し、外部検査センターか
らデータがある場合はS10に進み、外部検査センター
から送られたフロッピーディスクをフロッピーディスク
ドライブ15にセットすると、ホストコンピュータ11
はそのフロッピーディスクに記録されている検査データ
の対象者氏名を読み込む。そして、S11で、ホストコ
ンピュータ11はフロッピーディスクに記録された検査
データの所有者氏名とステップ3で取り込んだ光カード
所有者氏名とが一致するか否かを判断し、光カードの所
有者とフロッピーディスクの所有者とが一致した場合は
S12で、フロッピーディスクの検査データを取り込
む。これにより、他者の検査データを光カードに誤って
記録することを防止できる。
【0024】そして、S13で、各検査装置よりホスト
コンピュータ11に取り込んだ検査データ、あるいはフ
ロッピーディスクを介して取り込まれた外部検査センタ
ーからの検査データを光カードに記録する。その光カー
ドに記録される検査データは、例えば図5に示すよう
に、検査年月日をファイル名とし、各検査項目が定めら
れた順で必要なバイト数分割当てられ格納されているよ
うな構造になっている。
【0025】次に、S14で、ホストコンピュータ11
は光カードに記録されている過去から今回までに行われ
た全ての検査データを取り込み、S15で、モニタ12
に図6に示すようなグラフ41、一覧表42によって時
系列表示した検査データ表示画面40を表示する。な
お、S4の選択で各種検査を実施しない場合はそのまま
S14の処理に進むことになる。
【0026】医師またはスタッフは、S16で、モニタ
12に表示されたグラフまたは一覧表を見て、診断、栄
養指導、生活指導等を行うべき検査データがあるか否か
を判断し、コメントを行うべき検査データがあるなら
ば、S17で、その検査データを図示しないホストコン
ピュータ11に付属しているマウスあるいはキャラクタ
ーキーボードのカーソルキー等で前記検査データ表示画
面40の一覧表40において選択し指定する。このと
き、選択された検査データは、色表示を変えたり、反転
表示したり、強調文字にするなどして、視覚的に他のデ
ータと区別できるようにする。
【0027】S17で診断、栄養指導、生活指導等を行
う検査データが選ばれると、S18の音声入力モードに
移り、医師またはスタッフはマイク18より音声入力を
行う。このとき、検査データ表示画面40には、図7に
示すように音声の録音ボタン43、再生ボタン44、停
止ボタン45、データ記録ボタン46を有するコメント
入力表示47が表示され、録音ボタン43を図示しない
マウスあるいはキャラクターボードのカーソルキー等で
選択しコメントを録音する。マイク18から入力された
音声は音声入力装置17によりA/D変換されデジタル
データとしてホストコンピュータ11の図示しない高速
メモリに取り込まれる。
【0028】そして、S19で、取り込まれた音声デー
タを図7の再生ボタン44により再生し、その音声デー
タがうまく録音できているかどうか確認する。録音がう
まくされていなければS18に戻って何回でも繰り返し
録音することが可能である。音声データがうまく録音さ
れた場合、データ記録ボタン46を選択する。すると、
図8に示すように検査データ表示画面40には新たな入
力ウィンドウとしてコメント属性入力表示48が表示さ
れ、医師またはスタッフは録音された音声データの属性
としてデータの重要度をA、B、Cのうちから選択して
設定する(S20)。この音声データの重要度は、機密
性のレベルを表すデータとなる。
【0029】S20でデータの重要度が選択されると、
その音声データは光カードリーダ/ライタ13によって
光カードに記録され(S21)、これと共に、ハードデ
ィスク16に記録される(S22)。音声データのファ
イル名は、例えばコメント対象検査データの検査日+検
査項目番号+重要度(A、B、C)で記録される。
【0030】このようにしてS16〜S22の処理を繰
り返し、各検査データに対して必要なコメントを音声録
音して、光カードとハードディスクに記録していく。そ
して音声データの記録が終了するとホストコンピュータ
11に指示を送り、ホストコンピュータ11はS23に
進んで光カードリーダ/ライタ13より光カードを排出
し、S24でデータ記録動作を終了する。
【0031】前記のように各種検査データとその検査デ
ータに対する医師またはスタッフの各指導コメントの音
声データとが記録された光カードは、基幹病院1及び開
業医2の外来待合い室、企業内健康管理室3、家庭4、
保健所5に設置される図3の情報再生装置に該光カード
を挿入して、その光カードを所有する患者自身が操作す
ることにより再生される。この光カードに記録されたデ
ータの再生の過程を図9のフローチャートで説明する。
【0032】S31でスタートし、患者の所有する光カ
ードの受け付け待ち状態(S32)から光カードが光カ
ードリーダ33にセットされると、S33で、ホストコ
ンピュータ31は、その光カードに記録された光カード
の所有者氏名と、全検査データとを取り込む。また、こ
のときS34で予め光カードに記録された音声データの
ファイル名を読み込む。そして、読み込んだ検査データ
を図6の検査データ表示画面40のようにしてモニタ3
2に表示する(S35)。
【0033】ここで、検査データ表示画面40におい
て、音声データのファイル名と一致する検査データ(す
なわちコメント等の音声データがある検査データ)は、
音声データのない検査データの表示と画面上で区別でき
るように、色あるいは強調文字等で区別して表示する。
この区別表示される音声付き検査データは、音声データ
記録時に設定された重要度に応じて各施設によって異な
るように表示される。
【0034】上述した通り、音声データのファイル名に
はそれぞれ異なる重要度が付加されており、本実施例で
はそのファイル名に付加された重要度に基づいて音声付
き検査データの区別表示を行う。例えば、基幹病院1あ
るいは開業医2の外来待合い室に設置された装置では、
第三者にデータが漏れる危険性が最も高いので、重要度
Cの音声データを持つ検査データだけを区別表示する。
また、家庭4、保健所5にある装置では重要度B、Cの
音声データを持つ検査データを区別表示し、そして企業
内健康管理室3に設置された装置では全ての重要度A、
B、Cの音声データを持つ検査データを区別表示する。
すなわち、各施設に設置された情報再生装置において、
ホストコンピュータ31は音声データの重要度を表すデ
ータ(A,B,C)に基づいて前記音声データを再生す
るか否かを決定する再生データ決定手段を有し、この決
定結果に応じて再生可能なデータのみを区別表示する。
【0035】このように図6の検査データ表示画面40
において音声データのある検査データと音声データのな
い検査データとが色あるいは強調文字等で区別されてモ
ニタ32に表示される。
【0036】ここで、光カードの所有者は、S36でデ
ータ再生終了か否かを判断し、医師またはスタッフから
のコメントを聞く必要がなければホストコンピュータ3
1に指示を送り、ホストコンピュータ31はS39に進
んで光カードを光カードリーダ33から排出し、S40
でデータ再生動作を終了する。
【0037】一方、S36でデータ再生終了とせず、医
師またはスタッフからのコメントを聞く場合には、S3
7でコメントを聞きたい検査データを選択する。この情
報再生装置を操作する光カード所有者は、モニタ32に
表示された複数の検査データのうち医師またはスタッフ
からのコメントがある検査データは前記区別表示により
すぐに識別できるので、タッチパネル34で医師または
スタッフの指導コメントを聞きたい検査データを選択す
る。そして、光カード所有者は再生させたい音声をタッ
チパネル34で選択する。すると、光カードに記録され
た音声データのうち選択された検査データに対応する音
声データは光カードからホストコンピュータ31に読み
込まれ、音声再生装置35でD/A変換され、スピーカ
36より再生される(S38)。
【0038】なおこのとき、検査データ表示画面40に
おいて区別表示されていないが音声データを持つ検査デ
ータがタッチパネルで選択されたとしても、音声データ
の再生はされない。すなわち、各装置においてデータの
重要度に基づいて音声データが再生が許可された検査デ
ータのみが検査データ表示画面40上で区別表示され、
この区別表示された検査データに対応する音声データの
みが再生可能になっている。
【0039】このように、光カードに医師、スタッフ等
からの各指導コメントを音声データで記録する際、あら
かじめ音声データの重要度を定め、この重要度のデータ
を音声データのファイル名に持たせることで、様々な施
設に設置された医療用検診指導システムにおいて各施設
の装置毎にデータの重要度に基づいて再生可能なデータ
を設定することができ、データの誤った利用や不正利用
を防止でき、光カードに記録された音声データのセキュ
リティー管理を確実に行うことができる。
【0040】図10は本発明の第2実施例に係る検査デ
ータ表示画面におけるコメント選択再生表示を示す説明
図である。
【0041】第2実施例は、さらに音声データの属性を
表わすデータとして音声データの記録者を識別するため
のコメント者IDを記録するようにした例である。
【0042】従来の技術に示したような表示装置への一
つのデータの表示に対し一つの音声データを再生する装
置では、医療検査データに対する音声データを記録する
場合に、複数の人が一つのデータに対してコメントがで
きない。また、医療用検診指導システムで必要とされる
ような複数の検査データを同時表示する場合において、
各検査データが表示装置に表示されると同時に検査デー
タに付加されている音声データが次々と再生されること
になり、一画面全てが表示されるまでに時間がかかり、
次々に再生される音声データを聞きのがしてしまい、更
に誰がどの検査データに対してコメントしたかが判断で
きないという問題点があった。また、一つの検査データ
に対して複数の音声データを記録可能としても、再生し
たい目的の音声データを選択して再生できないという不
具合がある。
【0043】そこで、本実施例では、音声データの記録
者を識別するためのコメント者IDを記録し、一つの検
査データに対して複数の音声データを識別可能に記録で
きるようにする。
【0044】システムの構成は第1実施例と同様であ
り、以下に第1実施例の構成に基づいて作用を説明す
る。
【0045】第1実施例と同様に、図1の基幹病院1,
開業医2において医療検査等を行う際には、これらの施
設に設置された図2の情報記録再生装置で、光カードに
その所有者の検査データ、及びその検査データに対する
医師またはスタッフの指導コメント等を記録する。この
ときの音声データのファイル名は、例えばコメント対象
検査データの検査日+検査項目番号+コメント者ID+
重要度(A、B、C)で記録される。ここでコメント者
IDをファイル名に付けることで、1つの検査データに
対して医師、看護婦、栄養士等多数の人がコメントして
音声データを記録することが可能になる。
【0046】このように各種検査データとその検査デー
タに対する医師またはスタッフの各指導コメントの音声
データとが記録された光カードを、基幹病院1及び開業
医2の外来待合い室、企業内健康管理室3、家庭4、保
健所5に設置される図3の情報再生装置によって再生す
る場合は、光カード所有者は前記情報再生装置に光カー
ドを挿入する。
【0047】すると、第1実施例と同様に、光カードに
記録された検査データは音声データのある検査データと
音声データのない検査データとに区別されて図6の検査
データ表示画面40のようにモニタ32上に表示され
る。
【0048】この装置を操作する光カード所有者は、モ
ニタ32に表示された複数の検査データのうち医師また
はスタッフからのコメントがある検査データは色表示等
ですぐに識別できるので、タッチパネル34で医師また
はスタッフの指導コメントを聞きたい目的の検査データ
を選択する。
【0049】すると、図10に示すように検査データ表
示画面40にはコメント選択再生表示49が表示され、
その検査データに対して行われた指導者の一覧が表示さ
れる。これは選択された検査データと一致する音声デー
タファイルにおいてコメント者IDが音声データのファ
イル名に付加されていることで可能となる。
【0050】そして、光カード所有者は再生させたい音
声をタッチパネル34で選択すると、選択された検査デ
ータに対応する音声データのうち指定したコメント者の
音声データが光カードからホストコンピュータ31に読
み込まれ、音声再生装置35でD/A変換され、スピー
カ36より再生される。例えば、妊婦が家庭でこのシス
テムを利用して音声データを再生する場合、料理の献立
を考えるときには栄養士のコメントだけを再生すること
ができる。
【0051】なおこのとき、検査データ表示画面40に
おいて区別表示されていないが音声データを持つ検査デ
ータがタッチパネルで選択されたとしても、コメント選
択再生表示49は表示されず、また音声データの再生も
されない。すなわち、各装置において音声データが再生
が許可された検査データのみが検査データ表示画面40
上で区別表示され、この区別表示された検査データに対
応する音声データのみが指導者の選択、確認が可能にな
っている。
【0052】このように、各指導コメント者IDを前記
音声データのファイル名に含ませることによって、一つ
の検査データに対して複数の人が音声による診察、指導
が可能となり、またどの検査データに対して誰がコメン
トしたのかが一目瞭然となる。また、光カードの所有者
は、状況に応じて医師、看護婦、栄養士等から選択して
目的の指導コメントのみを再生することが可能となる。
【0053】ここで、記録媒体としての光カードにおけ
るデータ記録領域の構成例について図11を参照して説
明する。
【0054】検査データ、及びその検査データに対する
音声データを記録する際には、光カードのデータ記録領
域を区切り、記録するデータの属性、例えば音声データ
の重要度(A、B、C)に応じて記録する領域を分け
る。
【0055】図11に示すように、光カード51のデー
タ記録/再生領域52を、検査データ記録領域53、音
声データC記録領域54、音声データB記録領域55、
音声データA記録領域56に区切る。そして、各種検査
データは検査データ記録領域53に、重要度Cの音声デ
ータは音声データC記録領域54に、重要度Bの音声デ
ータは音声データB記録領域55に、重要度Aの音声デ
ータは音声データA記録領域56にそれぞれ記録する。
【0056】光カードに記録されたデータを再生する場
合は、第1実施例のように光カードリーダ33に光カー
ドを挿入すると、光カードに記録された検査データは音
声データのある検査データと音声データのない検査デー
タとに区別されてモニタ32上に表示される。
【0057】このとき、各施設に設置されている光カー
ドリーダ33は光カード51のデータを再生できるトラ
ックアドレスがそれぞれ異なっている。例えば、光カー
ド上の再生しようとするデータのトラックアドレスと、
光カードリーダに記憶されているそのリーダで再生可能
なトラックアドレス範囲とを比較する比較手段をホスト
コンピュータ31あるいは光カードリーダ33に設け、
比較手段による比較結果を基にその光カードリーダで再
生できるかどうかを判断するようにする。
【0058】すなわち、光カードに記録されたデータの
セキュリティー管理を厳しくしなければならない施設に
設置された光カードリーダ33は、検査データ記録領域
53と音声データC記録領域54に記録されたデータだ
けしか再生できないように設定されており、逆に全ての
データを読み込まなくてはならない施設では、全ての記
録領域に記録されたデータを再生可能なように設定され
た光カードリーダ33が設置される。
【0059】このように、光カードに各種検査データに
対応する医師、スタッフ等の各指導コメントを音声デー
タで記録する際に、あらかじめ音声データの重要度を定
め、光カードの記録領域を前記重要度に応じて区分けし
て異なる領域に音声データを記録することによって、様
々な施設に設置された医療用検診指導システムにおいて
各施設の装置毎にデータの重要度に基づいて再生可能な
データの記録領域が異なるようにすることができ、デー
タの誤った利用や不正利用を防止でき、光カードに記録
された音声データのセキュリティー管理を確実に行うこ
とができる。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、所
定の記録データに対する音声データ含む記録データを記
録媒体から再生する複数の情報記録再生装置を有する情
報再生システムにおいて、前記音声データの機密性のレ
ベルを表すデータを記録し、この機密性のレベルに基づ
いて装置毎にデータの再生の可否を決定できるようにす
ることにより、記録データを正しく有効に利用でき、デ
ータのセキュリティー管理を確実に行うことが可能とな
る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1ないし図9は本発明の第1実施例に係り、
図1は情報再生システムとしての医療用検診指導システ
ムが設置される施設を示すブロック図
【図2】図1中の基幹病院及び開業医に設置される情報
記録再生装置の構成を示すブロック図
【図3】図1中の基幹病院及び開業医の外来待合い室、
企業内健康管理室、家庭、保健所に設置される情報再生
装置の構成を示すブロック図
【図4】図2の装置における検査データ及び音声データ
記録時の手順を示すフローチャート
【図5】記録媒体に記録される検査データの構造を示す
説明図
【図6】検査データ表示画面を示す説明図
【図7】検査データ表示画面におけるコメント入力表示
を示す説明図
【図8】検査データ表示画面におけるコメント属性入力
表示を示す説明図
【図9】図3の装置における検査データ及び音声データ
再生時の手順を示すフローチャート
【図10】本発明の第2実施例に係る検査データ表示画
面におけるコメント選択再生表示を示す説明図
【図11】光カードにおけるデータの記録領域の構成例
を示す説明図
【符号の説明】
11,31…ホストコンピュータ 12,32…モニタ 13…光カードリーダ/ライタ 14…画像入力装置 17…音声入力装置 33…光カードリーダ 34…タッチパネル 35…音声再生装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G06F 17/30 19/00

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定のデータに対する音声データとこの
    音声データの機密性のレベルを表すデータとを含む記録
    データを記録媒体から再生する複数の情報記録再生装置
    を有する情報再生システムであって、 前記情報記録再生装置は、前記機密性のレベルを表すデ
    ータに基づいて前記音声データを再生するか否かを決定
    する再生データ決定手段を備え、更に前記再生を決定さ
    れた音声データの範囲が前記情報記録再生装置の間で異
    なることを特徴とする情報再生システム。
JP14234293A 1993-06-14 1993-06-14 情報再生システム Withdrawn JPH078461A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JP2022076761A (ja) * 2020-11-10 2022-05-20 ベストリハ株式会社 管理装置、管理システムおよびプログラム

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