JPH0784316B2 - コンベア・ベルト - Google Patents

コンベア・ベルト

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JPH0784316B2
JPH0784316B2 JP59095458A JP9545884A JPH0784316B2 JP H0784316 B2 JPH0784316 B2 JP H0784316B2 JP 59095458 A JP59095458 A JP 59095458A JP 9545884 A JP9545884 A JP 9545884A JP H0784316 B2 JPH0784316 B2 JP H0784316B2
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bearing
hole
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JP59095458A
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ヘンリー・ボルトレツク
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インヴェンツィオ・アクチェンゲゼルシャフト
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66BELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
    • B66B23/00Component parts of escalators or moving walkways
    • B66B23/02Driving gear
    • B66B23/024Chains therefor
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66BELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
    • B66B23/00Component parts of escalators or moving walkways
    • B66B23/02Driving gear
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16GBELTS, CABLES, OR ROPES, PREDOMINANTLY USED FOR DRIVING PURPOSES; CHAINS; FITTINGS PREDOMINANTLY USED THEREFOR
    • F16G13/00Chains
    • F16G13/02Driving-chains

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Escalators And Moving Walkways (AREA)
  • Chain Conveyers (AREA)
  • Belt Conveyors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は一般的にはコンベア・ベルトに関し、更に詳細
には運搬装置に使用されるプラットホーム、パレットま
たはステップを取付けるのに好適な関節コンベア・ベル
トに係わる。
エスカレータのような乗用コンベア装置は、従来型構成
ではコンベア・ベルトを形成するのに複数の非可撓歯付
きリンクを利用する。エスカレータの傾斜部分と上方の
水平部分との間の移行部の真下で荷重支持走路と戻り走
路の間のトラス内に配置したモジュール駆動ユニット
は、上方の荷重支持走路と下方の戻り走路において歯付
きステップ・リンクと咬合する駆動チェーンを含む。
上記エスカレータ構成は、それぞれがピボット連結され
た歯付きリンクによって形成された2つの側縁を有する
無端関節ベルトを含む。リンクは複数の積み重ねた扁平
鋼薄板によって、または本願の出願人に譲渡された米国
特許第4,232,783号に開示されているような、他の適当
な構成によって形成することがてぎる。心棒が両側縁ま
たは両ループのステップ・リンクを互いに連結し、ステ
ップが心棒に固定される。無端ベルト及びステップは荷
重支持走路及び戻り走路と、これら両走路をつなぐ方向
転換部を通るように、ステップ心棒の端部に設けた心棒
ローラまたはガイド・ホイール、ステップに設けたトレ
ーラ・ホイール、及びガイド・ホイール及びトレーラ・
ホイールを支持する別設のガイド・トラックによって案
内される。これと同様の構成は動く歩道にも応用でき、
その場合、プラットホームまたはパレットをステップに
ではなく心棒に連結する。
上記エスカレータ構成はステップ・チェーン及び上記ス
プロケット駆動機構を利用して傾斜に沿ってステップを
引き上げるエスカレータに比較して多くの点で優れてい
る。最も重要な利点の1つは、作動部にかかる荷重が著
しく軽減することにある。上りの長さが増大しても、必
要に応じてモジュール駆動ユニットを補足すれば作動部
にかかる荷重は変らない。非可撓ステップ・リンクはス
テップ心棒間に一定距離を維持するため、ステップ・チ
ェーン方式では必要な引張り装置が不要になる。
所望の円滑な作動を得ると共に、振動及び騒音レベルを
所望のレベルまで抑制するため、方向転換部の案内機構
を調整して、非可撓歯付きリンクの長さ及びそのリンク
より成るベルトの長さに順応させる。本出願人に譲渡さ
れた米国特許第4,130,192号は、調整が適正になされて
いない場合荷重支持走路と戻り走路との間をガイド・ロ
ーラが移行する時に発生することがある騒音と振動の問
題を指摘している。米国特許第4,130,192号はまた製造
公差、及び温度やジョイント摩耗に起因するベルトの寸
法変化を吸収するためにガイド・トラックの寸法を自動
調整する動的方向転換部を開示している。摩耗は隣接歯
付きリンク間の各ジョイントに発生し、またベルトの両
側には多数のリンク、たとえば約4.6m(15フィート)の
エスカレータではそれぞれの側に62個づつ存在するか
ら、各ジョイントの摩耗は少量でもたちまちベルトの長
さが増大する。ベルトの寸法変化は、ベルトの長さが自
動調整の範囲を超えるごとに上記米国特許に開示されて
いる動的方向転換部の定期的再調整を必要にする。ジョ
イント摩耗に起因するベルトの伸びは、上り傾向に合わ
せて複数のモジュール駆動ユニットをトラスに設定して
ある場合には種々の問題を惹起する。米国特許第4,397,
096号“複数駆動エスカレータの駆動ユニットを位置ぎ
めする方法及び装置”に指摘されているように、ベルト
の摩耗が駆動ユニット間の荷重配分を不均衡にし、駆動
ユニットの周期的な再位置ぎめが必要となる。
方向転換部を調整し、駆動ユニットを再位置ぎめするの
に必要な保守時間に加えて、摩耗が取替えを必要とする
程度にまで進行した場合、摩耗したステップ心棒、ブッ
シング、ステップ・リンクの定期的取替えに伴う部品コ
スト、保守時間という点でジョイント摩耗はコストを増
大させる。
本発明の主要な目的は、心棒摩耗の軽減も含めて歯付き
リンクから成る無端ベルトのジョイント摩耗を軽減して
部品コスト及び保守に関する経済性を高めるように構成
した関節コンベア・ベルトを提供することにある。
この目的を達成するため、本発明は、それぞれが所定の
孔を有する第1及び第2端を具備する複数の歯付きリン
クと、各歯付きリンクの所定端の孔に設けられ、連携の
歯付きリンクのプレスばねを形成するよう寸法設定され
た所定の外径及び所定の内径を有するスリーブ軸受と、
各歯付きリンクの他方の端の孔に設けられ、連携の歯付
きリンクとのプレスばめを形成するよう寸法設定された
所定の外径及び所定の内径を有する中空ピン軸受とより
成り、各歯付きリンクの第1端と他の歯付きリンクの第
2端とをピボット連結することにより第1及び第2端ル
ープが形成されており、各ピボット連結がスリーブ軸受
の内周部と中空ピン軸受の外周部との間の軸受ジョイン
トによって得られ、さらに第1及び第2無端ループにお
ける中空ピン軸受によって画定される孔に進入する第1
及び第2端を有する複数の心棒が設けられていることを
特徴とする関節コンベア・ベルトを提供する。
以下、添付図面にもとづく実施例の説明で本発明の詳細
を明らかにする。
要約すれば、本発明は心棒がジョイントの一部を構成し
ないようにして、摩耗に起因するベルトの伸びを半減さ
せるように改良した運搬装置用の関節ベルトを開示せん
とするものである。このような利点は、第1及び第2の
同心中空スリーブ軸受から成るジョイントを形成し、こ
の同心軸受に界面に軸受ジョイントを配置することによ
って達成される。ステップの心棒はこのジョイントの一
部ではない。ステップ心棒の端部は、ステップのリンク
と共に引張られるように最も内側の軸受の孔に進入する
だけである。また第1及び第2軸受を隣接リンクの端部
に取付けることにより、ジョイント摩耗に起因するベル
トの伸びが摩耗量そのものに限られ、この摩耗量の2倍
とならないようにする。
具体的には、中空スリーブ軸受の1つを各ステップ・リ
ンクの一端に設けた孔に挿入される中空ピンとして形成
し、他方の同心軸受を各ステップリンクの他端に設けた
孔に挿入されるリンクとして形成する。隣接リンクの対
向端を、中空ピンの外径とリング状スリーブ軸受の内径
との間の軸受ジョイントで結合する。各ジョイントにお
いて旋回自在なリンクは1個だけであるから、摩耗は各
リンクが旋回自在な場合のジョイントの長手軸から測っ
て両方向にではなく一方向にだけ発生する。本発明の構
成は摩耗に起因するベルトの伸びを半減させる。
各ジョイントは同心軸受だけで形成される。心棒はこれ
らのジョイントの一部ではなく、各心棒の端部はベルト
両側に配置されたピンの孔を貫通し、その両端にガイド
・ローラを取り付けたから、歯付きリンクが駆動チェー
ンによって駆動されると心棒は引張られるだけである。
図面、特に第1図に本発明の一実施例である運搬装置10
を示した。本発明は、パレットと総称される一連の無端
非可撓セグメントまたはプラットホームを含む動く歩道
にも応用できるが、以下の説明ではエスカレータを取り
上げる。装置10は、第1の乗降部14と第2の乗降部16の
間に所定の角度124を形成する乗客運搬用のコンベア部
分12を使用する。コンベア12は、閉成経路またはループ
を描いて駆動される関節ベルト15を有する無端方式であ
る。本発明は、歯付きリンクを介して一定間隔のベルト
支持ガイド・ホイールを利用するいかなるタイプの可動
階段と併用できるが、モジュール方式の乗用コンベア構
成と併用すれば特に有利であるから、以下このような構
成について説明する。詳しくは上記米国特許を参照され
たい。
コンベア12は第1及び第2の乗降部14、16間を運搬され
る間乗客が立つ荷重支持上方走路18、下方戻り走路20、
及びこれら両走路を互いに連結する上下の方向転換部2
1、23を含む。
無端可撓ベルト15は第1及び第2側縁を有し、それぞれ
の側縁は互いにヒンジ連結されてそれぞれ第1及び第2
ループを形成する非可撓性の歯付きリンク38から成る。
2つのループは互いに間隔を保って左右に位置し、各ル
ープによって画定される平面は垂直な向きとなる。両ル
ープ間にその垂直平面と直交する向きに、複数の間隔を
保ったステップ心棒39がまたがり、ステップ心棒39の端
部は隣接する各1対の歯付きステップ・リンク38の端部
に設けた整合孔を貫通する。歯付きステップ・リンク38
は、端部が互いに嵌合して各端部孔の整合を可能にする
と共に各ループにおけるステップ・リンクの歯をも整合
させるように積み重ねた金属薄板で形成すればよい。典
型的な積層形ステップ・リンクとしては、それぞれの厚
さがたとえば0.109インチの扁平鋼板12枚で構成するこ
とができる。リンクは上記米国特許第4,232,783号に開
示されているよに鋼製の構成してもよい。ステップ36
は、たとえば本出願人に譲渡された米国特許第3,789,97
2号に開示されている構成によってステップ心棒39に連
結する。ベルト15は、ガイド・トラック46と協働する案
内/支持兼用ローラまたはホイール40によって支持す
る。ステップ心棒39がローラによって支持されるだけで
なく、ステップ36は無端ループに沿って移動するステッ
プを案内し、方向づけ、かつ支持するためにトレーラ・
ガイド・トラック48と協働するトレーラ・ホイールまた
はローラ42によっても支持され、案内される。
コンベア12の上方には連続的な可撓性ハンドレール24の
上側走路を支持する手すり22を左右両側に設ける。ハン
ドレール24は上側走路26及び下側走路28を含む閉成ルー
プに沿って案内される。
コンベア12、従ってステップ36は上り度合に応じて単一
または複数のモジュール駆動ユニットによって駆動さ
れ、図示例の場合には単一の駆動ユニット52によって駆
動される。駆動ユニット52は、コンベア12の両側に配置
された1対の互いに間隔を保つ駆動スプロケット、たと
えば駆動スプロケット64を適当な減速歯車を介して駆動
する電動機60、コンベア12の両側に配置された1対の間
隔を保つ空転スプロケット、たとえばスプロケット68、
及び1対の駆動チェーンを含む。使用できる駆動チェー
ン構成は本出願人に譲渡された米国特許第4,361,220号
に開示されている。各駆動チェーンは3本のストランド
から成って駆動及びアイドラー・スプロケット、たとえ
ばスプロケット64及び68によって駆動及び案内され、2
本の外側ストランドがスプロケットの歯と咬合する。内
側ストランドはリンク38の歯41と咬合してコンベア12を
駆動する。
モジュール駆動ユニット52はコンベア12のそれぞれの側
にハンドレール駆動プーリを含み、各ハンドレール駆動
プーリはコンベア12のそれぞれの側に設けたハンドレー
ル駆動ユニット、たとえばエンドレール駆動ユニット56
を駆動する。
関節ベルト15の部分斜視図である第2図から明らかなよ
うに、各歯付きリンク38は第1及び第2端70、72を有
し、各第1端70は隣接の歯付きリンクの第2端72と連結
するように構成されている。たとえば、第1端が互いに
間隔を保つ第1及び第2サイド・バー74、76を含み、第
2端がセンター・バー78を含むように構成することがで
きる。サイド・バー74、76の間隔は隣接リンク38のセン
ター・バー78が介入できるように設定する。
公知技術では歯付きリンクの互いに隣接する端部をステ
ップ心棒39を含むジョイントまたは軸受構造によって連
結した。典型的公知軸受ジョイント80を第2図の矢印II
I-IIIの間で、かつこの方向に切ったリンク軸受ジョイ
ントの断面図である第3図に示した。この第3図は上記
米国特許第4,232,783号の第9図とほぼ同じであり、こ
の特許が請求の対象としている鋼製の構造を示す。心棒
39はジョイント80の領域を表面硬化処理するか、または
図示のように表面硬化したスリーブまたはライナ82を心
棒に固定すればよい。各リンク38の第1端の互いに間隔
を保つサイド・バー74、76は、それぞれサイド・バーに
形成した適当な寸法の孔に挿入される硬化スリーブ・ブ
ッシング84、86を有し、第2端74はセンター・バー74に
形成した適当な寸法の孔に挿入される硬化スリーブ・ブ
ッシング88を有する。心棒39はスリーブ82の近くに設け
た固定リング90を含み、心棒39の端部92は隣接する2個
のステップ・リンク38の整合孔、及びスリーブ・ブッシ
ング84、86及び88に挿入され、心棒に固定リング94を取
り付けることにより、この組み立て関係を保持する。ス
リーブ82の外径と軸受88の内径との間に軸受界面があ
る。長手軸96を固定基準として利用すれば、この界面の
摩耗が参照番号98で示すようにこの長手軸96の一方の側
へのベルト15の伸びとなって現れる。スリーブ82の外径
と軸受84、86の内径との間にも軸受界面が存在する。こ
こでも長手軸96を固定基準として利用すれば、これらの
界面の摩耗が参照番号100で示すように長手軸96の他方
の側へのベルト15の伸びとなって現れる。即ち、スリー
ブ82−軸受け84、86、88界面が0.001インチ(0.00254c
m)摩耗するごとにベルト15の伸びは0.002インチ(0.00
508cm)となる。ループ中のジョイント数まがこれに乗
算されることになる。摩耗は心棒39、またはたとえばス
リーブ82によって提供されるような芯棒の延長部にも影
響する。
第4図は、本発明の第1実施例に従って構成された軸受
ジョイント102の分解斜視図である。第5図は組立後の
ジョイント102の断面図である。第5図は第2図の矢印I
II-IIIの間で、かつこの方向に切った断面図であり、第
4及び5図における第2及び3図と同じ構成要素には共
通の参照番号を付し、重複説明を省く。
更に詳細には、ジョイント102は第1及び第2の同心ス
リーブ軸受104、110を含む。第1スリーブ軸受104は、
たとえば焼入鋼で形成される中空金属ピン104の形状を
有する。スリーブ軸受104は、円滑な軸受面として作用
するように仕上げられた外面106と、ピンの軸受方向端
間を貫通する孔109を画定する内面108とを具備する。孔
109は心棒39の一端が嵌入できるように設定する。ピン1
04の孔109の機能は、リンク38が駆動されるのに伴なっ
て心棒39を引込むことにある。内面108はベルト・ジョ
イントにおける軸受界面として作用しない。即ち、心棒
39の一端を保持し、心棒が方向転換部におけるステップ
の作用により僅かに回転する時軸受として作用する。
ジョイント102の第2軸受110は焼入鋼、ばね鋼などで形
成したリング状スリーブ軸受である。軸受またはブッシ
ング110は外面112及び内面114を具備する。内面114は円
滑な軸受面を提供するように仕上げられ、その内径寸法
はピン104の外径と共にピボット軸受を提供するように
設定する。各リンク39のセンター・バー78に孔116を設
けるが、その寸法はスリーブ軸受110の外径と嵌合する
ように設定する。サイド・バー74、76はピン104の外径
と嵌合するように寸法設定した118、120をそれぞれ設け
る。
ジョイント102の組立てに際しては、孔116にスリーブ軸
受110を挿入する。第4図には軸受110を孔116に一部だ
け挿入した状態で示してある。軸受110を挿入した状態
でセンター・バー78は長手軸96に沿って孔118、120と同
心関係に整列する。次いでサイド・バー74の孔118にピ
ン104を挿入し、センター・バー78内に配置されている
軸受110の孔114に通し、さらにサイド・バー76の孔120
に挿入する。こうしてベルト15の一方の側における2個
の隣接リンク間のジョイント102が完成する。ベルト15
の両側が完成した状態で、ステップ心棒39の両端はベル
ト15のそれぞれの側におけるピン104の孔109に挿通され
ている。この組立て関係を適当な固定リング90、94で維
持し、心棒39の末端部にローラ40を配置し、適当に固定
すればよい。
第5図から明らかなように、ベルト・ジョイント102の
軸受界面はピン104の面106と軸受110の面114との間の界
面122である。心棒39はこの軸受ジョイントの一部では
なく、長手軸96を固定基準として利用すれば、界面122
における摩耗は参照番号124で示すように長手軸96の一
方の側だけに運動を発生させる。長手軸96を固定基準と
して利用すれば、ピン104が両サイド・バー74、76に挿
入されているから前記長手軸の他方の側にベルトが延び
ることはない。即ち、界面122に0.001インチの摩耗が生
ずればベルトが0.001インチ伸び、この伸びは第3図に
示す公知構成の場合のベルト伸びの1/2である。
第6図は、本発明の他の実施例に従って構成した軸受ジ
ョイント130の分解斜視図である。第7図は組立ての後
のジョイント130の断面図である。この第7図の矢印III
-III間で、かつこの方向に切った断面図であり、第2及
び3図と同じ第6及び7図中の構成要素には共通の参照
番号を付してあり、ここでは重複を避けて詳述しない。
更に詳細には、ジョイント130は内外同心スリーブ軸受
を含み、内側スリーブ軸受の作用は金属ピン132によっ
て行なわれ、外側軸受の作用は第1及び第2リング状ス
リーブ軸受150、152によって行なわれる。たとえば焼入
鋼で形成できる中空金属ピン132は、中空または中間部
分134と、第1及び第3側方部分136、138をそれぞれ具
備する。側方部分136、138は同じ外径寸法を有し、その
表面は円滑軸受面140、142として作用できるように仕上
げてあり、中央部分134は側方部分の外径よりも大きい
外径を有し、この中央部分の外径は面144を含む。ピン1
32は内面148によって画定される孔146をも具備し、この
孔146の内径はピンの3部分134、136及び138を通して一
定である。孔146は第1実施例のピン104の孔109と同様
に心棒39の外径が嵌入できるように寸法設定する。換言
すると、ピン132の内面148と心棒39の外面との界面はベ
ルト・ジョイントの一部ではない。ジョイント102に関
してすでに述べたように、面148と心棒との間に形成さ
れる軸受が方向転換部におけるステップの作用による心
棒38の回転に適応する。
第1及び第3スリーブ軸受150、152は構成、寸法が同じ
であり、焼入鋼、ばね鋼などで形成すればよい。ブッシ
ング150及び152は同じでよいから、ブッシング152だけ
を詳細に説明する。ブッシング152は外面154と、孔158
を画定する内面156とを有し、内面156は円滑軸受面を提
供するように仕上げ、その寸法をピン132の面142と共に
軸受として作用するように設定する。サイド・バー76に
貫通孔160を設け、そのサイズを、スリーブ軸受152の外
径が嵌合するように設定する。同様の孔162をサイド・
バー74に設け、軸受150が嵌合するように寸法設定す
る。センター・バー78にはピン132の中央部分134の外径
が嵌合するように寸法設定した孔164を設ける。
ジョイント130の組立てに際しては、センター・バー78
の孔164にピン132を挿入する。なお、第6図にはピン13
2を孔164に一部だけ挿入した状態を示してある。同様
に、ブッシング150をサイド・バー74の孔162に挿入す
る。ピン132を挿入した状態で、センター・バー78は長
手軸96に沿って同心関係に軸受152、150の孔158、158′
と整列する。ピン132の側方部分を孔158、158′に挿入
する。これでベルト15の一方の側における2個の隣接リ
ンク間のジョイントが完成する。第8及び9図に関連し
て後述するように、ボルトまたはベルトを利用して各ス
テップ・リンクの構成要素を組立て関係に保持する。ベ
ルト15の両側が完成した状態で、ステップ心棒39の端部
はベルト15のそれぞれの側においてピン132の孔146に挿
通している。適当な固定リング90、94で組立て関係を維
持し、心棒39の末端部にガイド・ローラ40を配置し、適
当に固定すればよい。第7図から明らかなように、ベル
ト・ジョイント130の軸受界面は、ピン132の側方部分13
6の外径と軸受150の内径との間の界面170と、側方部分1
38の外径と軸受152の内径との間の界面172である。心棒
39はこのジョイントの一部ではない。長手軸96を固定基
準として利用すれば、この界面における摩耗は参照番号
176で示すように長手軸96の一方の側だけに運動を発生
させる。長手軸96を固定基準として利用すれば、ピン13
2がセンター・バー78に挿入されているから長手軸96の
他方の側でベルトの伸びは起こらない。即ち、界面17
0、172に0.001インチの摩耗が生ずるとベルトが0.001イ
ンチ伸び、これは第3図の公知構成におけるベルト伸び
の1/2である。
コンベア・ベルト・ジョイントの一体部分であるプレス
ばめは4000〜6000ポンド(1814〜2722kg)程度の高圧プ
レスばめであるから、このプレスばめジョイントは現場
での組立に不適当である。従って、プレスばめジョイン
トのすべてを形成する装置を利用して所定の標準長の組
立てリンク38を工場で形成する。単一のプレスばめジョ
イントを含む定尺物もあれば、複数のプレスばめジョイ
ントを含む定尺物もある。
ベルト15の現場組立てを可能にする好ましい構成を第8
図及び第9図に示したが、この第8及び9図は組立てリ
ンク38の標準長さ部材又は定尺物179のそれぞれ側面図
及び平面図である。第8及び第9図は完全なリンク38を
1個及びプレスばめジョイント102を2個示している
が、現場で容易に処理できる限り、任意の数のリンク及
びプレスばめジョイントを含むことができる。たとえば
約8フィート(2.4m)の定尺物が適当である。
定尺物179はセンター・バー78′及び第1、第2サイド
・バー74′、76′から成る。全く同じでよい第1及び第
2サイド・バーはそれぞれ積層状鋼薄板、または上述の
ような鋼で構成することができる。
各定尺物179の一端はセンター・バー78′により、他端
は第1及び第2サイド・バー74′、76′によってそれぞ
れ画定される。一定を画定するセンター・バー78′は複
数の孔180を含む。他端を画定するサイド・バー74′、7
6′は複数の孔182、184をそれぞれ含む。定尺物179の両
端間のセンター及びサイド・バーをプレスばめ軸受ジョ
イント102(または130)によって連結するだけでなく、
複数のリベットのようなファスナ186によって連結する
のがよい。
最短の定尺物、即ち、プレスばめ軸受ジョイントを1個
だけ含む定尺物の場合、一端に一本のセンター・バー7
8′を、他端に互いに間隔が保たれたそれぞれ一本のサ
イド・バー74′、76′を有するだけであり、単一のプレ
スばめ軸受ジョイントによって連結される。この場合、
リベットは存在しない。
2つの定尺物を現場で組立てる際には、一方の定尺物の
センター・バー78′を隣接の定尺物のサイド・バー7
4′、76′間に挿入する。孔180、182、184を整合させ、
ソケット・ヘッドねじやボルト188のような着脱自在な
ファスナを整合孔に挿入する。ナット190をボルトに螺
合してジョイントを完成する。たとえば、ボルト188を
孔182、184に挿入した状態で現場に搬入してもよい。
以上、ピボット連結された歯付きリンクから成る互いに
間隔を保つ第1及び第2ループを含む新規のかつ改良さ
れた連続的な関節ベルトを開示した。ベルトの軸受は2
つの同心環状スリーブ軸受間の界面に形成される。内側
軸受の孔には2つのループ間にまたがり、かつステップ
またはパレットを取付けることのできる心棒の端部が嵌
入される。即ち、心棒はジョイントの一部ではなく、ジ
ョイントの摩耗に影響されない。同軸ブッシングをリン
クの隣接端に固定して、ベルトの伸びが各軸受界面にお
ける摩耗に等しくなるようにする。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の思想を利用できるような乗用コンベ
アの立面図、 第2図は、本発明に従って構成できる第1図図示乗用コ
ンベアの無端関節ベルトの部分斜視図、 第3図は2個の歯付きリンク間の従来型構成ジョイント
を、第2図の矢印III-IIIの間でかつこの方向に切った
断面図、 第4図は本発明第1実施例に従って構成したリンク・ジ
ョイントを分解状態で示す部分斜視図、 第5図は、第4図の図示技術で構成した組立てジョイン
トを第2図の矢印III-III間でかつこの方向に切った断
面図、 第6図は、本発明の他の実施例に従って構成したリンク
・ジョイントを分解状態で示す部分斜視図、 第7図は、第6図の図示技術で構成した組立てジョイン
トを第2図の矢印III-III間でかつこの方向に切った断
面図、 第8図は、本発明の一実施例に従って構成したリンク定
尺物を示す側面図、第9図は、第8図に示したリンク定
尺物を示す平面図である。 12……関節コンベア・ベルト 38……歯付きリンク 39……心棒 102……軸受けジョイント 104……中空ピン軸受 110……スリーブ軸受

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】それぞれが所定の孔を有する第1及び第2
    の端を具備する複数の歯付きリンクと、各歯付きリンク
    の所定の端の孔に設けられ、連携の歯付きリンクとのプ
    レスばめを形成するよう寸法設定された所定の外径及び
    所定の内径を有するスリーブ軸受と、各歯付きリンクの
    他方の端の孔に設けられ、連携の歯付きリンクとのプレ
    スばめを形成するよう寸法設定された所定の外径及び所
    定の内径を有する中空ピン軸受とより成り、各歯付きリ
    ンクの第1端と他の歯付きリンクの第2端とをピボット
    連結することにより第1及び第2無端ループが形成され
    ており、各ピボット連結がスリーブ軸受の内周部と中空
    ピン軸受の外周部との間の軸受ジョイントによって得ら
    れ、さらに第1及び第2無端ループにおける中空ピン軸
    受によって画定される孔に進入する第1及び第2端を有
    する複数の心棒が設けられていることを特徴とする関節
    コンベア・ベルト。
  2. 【請求項2】各歯付きリンクの第1端が互いに間隔を保
    つ第1及び第2サイド・バーを含み、第1端の前記所定
    の孔がサイド・バーを貫通して設けられ、第2端がセン
    ター・バーを含み、第2端の前記所定の孔が前記センタ
    ー・バーを貫通して設けられていることを特徴とする特
    許請求の範囲第1項に記載の関節コンベア・ベルト。
  3. 【請求項3】スリーブ軸受を各センター・バーの孔に配
    置し、中空ピン軸受を第1及び第2サイド・バーの孔に
    進入するように配置し、1つのリンクのセンター・バー
    を隣接リンクの互いに間隔を保つサイド・バー間に介在
    させ、各ピン軸受がスリーブ軸受の孔を貫通して軸受ジ
    ョイントを構成するようにしたことを特徴とする特許請
    求の範囲第2項に記載の関節コンベア・ベルト。
  4. 【請求項4】各中空ピン軸受がプレスばめを形成するよ
    うに寸法設定された所定の外径を有する中央部分と、そ
    れぞれが同じ外径を有し、中央部分と同軸の第1及び第
    2一体側方部分とを含み、各ピン軸受の中央部分をセン
    ター・バーの孔に配置し、スリーブ軸受を第1及び第2
    サイド・バーのそれぞれの孔に配置し、1つのリンクの
    センター・バーを隣接リンクのサイド・バー間に配置
    し、各ピン軸受の第1及び第2側方部分がスリーブ軸受
    の孔を貫通して軸受ジョイントを構成するようにしたこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第2項に記載の関節コン
    ベア・ベルト。
  5. 【請求項5】互いに隣接する所定のリンクは、一方のリ
    ンクのサイド・バー及び他方のリンクのセンター・バー
    を貫通するファスナによって連結されることを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項から第4項までのいずれかに記
    載の関節コンベア・ベルト。
JP59095458A 1983-05-12 1984-05-11 コンベア・ベルト Expired - Lifetime JPH0784316B2 (ja)

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US49389983A 1983-05-12 1983-05-12
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BR8402225A (pt) 1984-12-18
ES8505886A1 (es) 1985-06-16
BE899648A (fr) 1984-11-12
CA1230843A (en) 1987-12-29

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