JPH078422B2 - 連鋳ストランドの連続鍛圧方法及びその装置 - Google Patents

連鋳ストランドの連続鍛圧方法及びその装置

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JPH078422B2
JPH078422B2 JP2709390A JP2709390A JPH078422B2 JP H078422 B2 JPH078422 B2 JP H078422B2 JP 2709390 A JP2709390 A JP 2709390A JP 2709390 A JP2709390 A JP 2709390A JP H078422 B2 JPH078422 B2 JP H078422B2
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continuous
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continuous casting
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JP2709390A
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久和 溝田
敏胤 松川
宏一 ▲櫛▼田
久生 山崎
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川崎製鉄株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、連鋳ストランドの連続鍛圧方法及びその装
置に関し、とくに鍛圧加工の際の連鋳ストランドの幅拡
がりに起因した断面寸法の変化を効果的に回避しようと
するものである。
(従来の技術) 連続鋳造用鋳型より引き抜いた鋳片ストランドの凝固完
了点近傍に、該連鋳ストランドの搬送パスラインを上下
に挟む往復駆動式の一耐のアンビスにて鍛圧加工を施
し、これによって連鋳鋳片の内部品質の改善を図ること
に関しては、すでに多数の提案が見られる(特開昭63-2
30262号公報、特開昭63-183765号公報参照)。
ところで、このような鍛圧加工においては、加工量によ
っては極端な幅拡がりが生じることがあり、このような
場合、後の工程で所定の幅にまで縮小しなければならな
い余計な手間を必要とし生産性の低下を招くおそれがあ
った。
(発明が解決しようとする課題) アンビルを用いて連鋳ストランドの鍛圧加工を行う場合
に生じていた従来の問題を効果的に回避できる新規な鍛
圧方法及びその装置を提案することがこの発明の目的で
ある。
(課題を解決するための手段) この発明は、連続鋳造用鋳型より引き抜いた連鋳ストラ
ンドの凝固完了点近傍域を、該連鋳ストランドの厚み方
向を両側に挟む往復駆動式の一対のアンビルにて連続的
に鍛圧加工するに当たり、上記連鋳ストランドの鍛圧加
工領域における幅方向を拘束しつつ鍛圧加工することを
特徴とする連鋳ストランドと連続鍛圧方法である。
また、この発明は連鋳ストランドの厚み方向を両側に挟
み、その相互接近離隔の繰り返しによって連鋳ストラン
ドの凝固完了点近傍域に鍛圧加工を施す一対のアンビル
を備えた装置において、上記装置は、連鋳ストランドの
幅端側面を両側に挟む少なくとも一対の幅拘束ローラー
を有することを特徴とする鍛圧装置である。ここで、上
記構成の装置において、幅拘束ローラーに換え、連鋳ス
トランドとの接触面が平たんになるガイドを用いても良
く、このようなガイドを適用する場合、連鋳ストランド
の引き抜き移動に追従するような追従機構を設ける必要
がある。またこのようなガイドにおいては連鋳ストラン
ドの表面におけるすりきずの発生を回避するためにガイ
ドの本体を連鋳ストランドの搬送パスラインと交差する
向きに移動できる退避機構を併せて設けることができ
る。
第1図(a)(b)にこの発明に従う鍛圧装置の一例を
示し、図における番号1は連続鋳造用鋳型(図示せず)
より引き抜いた連鋳ストランド、2は連鋳ストランド1
の厚み方向を両側に挟む往復駆動式の一対のアンビルで
あって、このアンビル2は連鋳ストランド1の凝固完了
点近傍域をその相互接近離隔の繰返しによって予め設定
された量だけ鍛圧加工するようになっている。また、3
は鍛圧加工領域にて連鋳ストランド1の幅方向を拘束す
る幅拘束ローラーであって、このローラー3は鍛圧加工
時に生じる連鋳ストランド1の幅拡がりを防止するのに
役立つ。
(作 用) 引き抜き移動中における連鋳ストランドの鍛圧加工にお
いて、連鋳ストランドの幅拡がりが大きすぎる場合、後
の工程で所定の幅にまで縮小しなければならない等の手
間がかかり、従ってこれによる生産性の低下は避けられ
ない。
この発明においては、連鋳ストランド1の鍛圧加工領域
を、その幅方向に拘束しつつアンビル2による鍛圧加工
を行うようにしたから、極端な幅拡がりが起こるような
ことは全くない。なお幅拘束を行った状態で鍛圧加工を
行うと、鍛片内部まで十分な鍛圧効果を与えることがで
きる利点である。
次に、幅拘束ローラー3に換えて、連鋳ストランド1の
引き抜き移動に追従して移動する仕組みなる幅拡がり防
止用のスライドガイド4を設置した例を第2図(a)
(b)に示す。このスライドガイド4は例えば連鋳スト
ランド1の幅端側面と接する面を平たんにしたガイド本
体4′と、このガイド本体4′をローラ軸受またはすべ
り軸受5とともに組み込んでスライド可能に保持するホ
ルダー6、及びこのホルダー6を固定保持するとともに
一端を枢支ピンeを介して揺動可能に保持したブロック
7からなる。ブロック7には、ガイド本体4′に連結す
る液圧シリンダーsが設置されていて、この液圧シリン
ダーsにて、ガイド本体4′を連鋳ストランド1の引き
抜き移動に帯同させる。第2図(a)において、アルビ
ン2′は鍛圧開始位置を、アルビン2は鍛圧終了時の位
置を示すもので、アンビル2′での圧下による幅拡りを
ガイド本体4′で拘束し、この拘束状態をアンビル2の
位置まで継続する。次いでシリンダSでガイド本体4′
をもとの位置まで引戻し、この操作をアンビル2の作動
と連動させて行う。幅拘束中のガイド本体4′に加わる
拘束力(鍛圧加工の際の幅拡りに伴う反力)は軸受5、
ホルダ6を介して、ホルダ6を背面で支えるストッパ8
が受ける。なお、アンビル2′からアルビン2への位置
変化は、連鋳ストランド1の連続的な引き抜き移動に追
従させるためのものであり、ガイド本体4′もこれに追
従させるべく、ガイド本体4′とホルダー6との間に軸
受5を配設してある。また連鋳ストランド1はピンチロ
ール(図示省略)により引抜かれるが、鍛圧加工の際の
幅拘束のため、引抜き速度が変化するおそれがあるが、
このような場合は、シリンダーSにて、鋳片ストランド
1の引抜き速度と連動させて、ガイド本体4′を移動さ
せれば良い。
鍛圧加工を終えたアンビル2の位置から次回の鍛圧開始
位置であるアンビル2′の位置までガイド本体4′を引
戻すに際しては、ガイド本体4′に接触している鋳片ス
トランド1の面にすり傷を発生させるおそれがある。こ
のすり傷の発生を防止するためには、必要に応じて次の
機構を加えることが好ましい。すなわち、ガイド本体
4′を連鋳ストランド1の搬送方向と交差する向きに移
動させる役目をもった液圧シリンダーs′を設け、これ
をブロック7に連結する。そして連鋳ストランド1とと
もに移動したのちのガイド本体4′をもとの位置に引き
戻す際にブロック7を連鋳ストランド1から遠ざける方
向に移動させる。これによって連鋳ストランド1の幅側
面におけるすりきずの発生は有利に回避される。
なおこの機能は必須ではなく、すり傷の発生を極力なく
す場合に用いることができる。というのは連鋳ストラン
ドの幅広がりは圧下部で発生し、ガイド本体4′の引戻
において通過する領域は未圧下部分なので、連鋳ストラ
ンド1とガイド本体4′とが接触するようなことがなく
連鋳ストランドの用途によっては省略可の場合もあるか
らである。
上記の退避機構では、連鋳ストランド1の鍛圧に伴う反
力をシリンダS′で受けることもできるが、シリンダ
S′を小型化するためには、ストッパ8を併用すること
が望ましく、ストッパ8は連鋳ストランド1の搬送方向
又はそれと交差する向きに移動できる構造にしておくこ
とによりブロック7の退避時の揺動運動と干渉しないよ
うにすることができる。
(実施例) 幅340mm、厚み270mmになる連鋳ストランド(鋼種S45C)
を鋳造速度1.0m/minで鋳造しつつ、該ストランドの鍛圧
加工領域に上掲第1図に示す如き構造になる幅拘束ロー
ラーを設置してこのローラーの拘束下に圧下量(厚み方
向)80mmの鍛圧加工を行った。なお、鍛圧加工に用いた
アンビルは、連鋳ストランドの中央部に存在する未凝固
部を効果的に圧下できるようにアンンビルの中央部分が
凸状になっているものを適用し、また幅拘束ローラーに
ついては直径が250mm、長さが260mmになるものを3本
(ピッチ260mm)ホルダーに組み込んだものを用い、幅
拘束ローラーの左右の設置間隔はバルジング等に対する
余裕代を見込んで345mmに設定したものを用いた。
その結果、鍛圧加工に際して、連鋳ストランドの幅を拘
束しない場合には、該ストランドの幅が340mmから400mm
に変化するのに対し、この発明に従えばストランドの幅
拡がりは拘束ローラーの設置間隔内に収まり、幅拡がり
を充分に抑制できることが確認できた。
(発明の効果) かくしてこの発明によれば、鍛圧加工の際の連鋳ストラ
ンドの幅拡がりを防止できるので、余計な工程を付加す
る必要がなく生産性を向上させて製造コストを有利に低
減できる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)(b)はこの発明に従う装置の構成説明図 第2図(a)(b)はこの発明に従う装置の他の例を示
した図である。 1……連鋳ストランド、2……アンビル 3……幅拘束ロール、4……スライドガイド 4′……ガイド本体、5……すべり軸受 6……ホルダー、7……ブロック 8……ストッパー、s,s′……液圧シリンダ e……枢支ピン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山崎 久生 千葉県千葉市川崎町1番地 川崎製鉄株式 会社技術研究本部内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】連続鋳造用鋳型より引き抜いた連鋳ストラ
    ンドの凝固完了点近傍域を、該連鋳ストランドの厚み方
    向を両側に挟む往復駆動式の一対のアンビルにて連続的
    に鍛圧加工するに当たり、 上記連鋳ストランドの鍛圧加工領域における幅方向を拘
    束しつつ鍛圧加工することを特徴とする連鋳ストランド
    の連続鍛圧方法。
  2. 【請求項2】連鋳ストランドの厚み方向を両側に挟み、
    その相互接近離隔の繰り返しによって連鋳ストランドの
    凝固完了点近傍域に鍛圧加工を施す一対のアンビルを備
    えた装置において、 上記装置は、連鋳ストランドの幅端側面を両側に挟む少
    なくとも一対の幅拘束ローラーを有することを特徴とす
    る鍛圧装置。
  3. 【請求項3】請求項2記載の装置において、 幅拘束ローラーが、連鋳ストランドの引き抜き移動に追
    従して移動可能なスライドガイドである鍛圧装置。
  4. 【請求項4】スライドガイドは、連鋳ストライドの搬送
    パスラインと交差する向きに移動可能な退避機構を有す
    る請求項3記載の装置。
JP2709390A 1990-02-08 1990-02-08 連鋳ストランドの連続鍛圧方法及びその装置 Expired - Lifetime JPH078422B2 (ja)

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JPH03234339A JPH03234339A (ja) 1991-10-18
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