JPH0783885A - 薄手の合成樹脂又はゴム膜から成る製品を検査する方法及び装置 - Google Patents

薄手の合成樹脂又はゴム膜から成る製品を検査する方法及び装置

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JPH0783885A
JPH0783885A JP22614293A JP22614293A JPH0783885A JP H0783885 A JPH0783885 A JP H0783885A JP 22614293 A JP22614293 A JP 22614293A JP 22614293 A JP22614293 A JP 22614293A JP H0783885 A JPH0783885 A JP H0783885A
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brush
discharge
synthetic resin
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Yuji Watabe
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 薄手の合成樹脂又はゴム膜から成る製品を
検査する方法及び装置を提供する。 【構成】 欠陥を検査すべき薄い合成樹脂又はゴムか
ら成る製品を平滑な表面を有する電極面により、所望の
形状に保持せしめると共に、高電圧を印加した導電性ブ
ラシの毛先を製品の表面から一定の距離を保持しつゝ移
動せしめ、製品に欠陥のある箇所で放電を生じさせ、そ
の放電発生を検出することにより、欠陥の存在を検知す
る。 【効果】 自動化が容易で、検査に人手を要せず、人の
感覚に頼ることなく、自動的かつ客観的に製品の良否が
判定できるので信頼性が高く、検査が極短時間で済み、
検査後も洗浄などの工程を必要としないので経済性が良
く、完全に非接触式であるため衛生的にも好ましい方法
及び装置が提供できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばラテックス製の
コンドームのような、薄い合成樹脂又はゴム膜又はフィ
ルムから成る製品を検査する方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ラテックス製のコンドームは、ピンホー
ルや、気泡その他の異物の混入などがあると、使用の目
的を達成できないことになる。特に最近ではこれらの製
品は避妊や通常の性病の予防のみでなく、エイズなどの
予防にも用いられるようになってきており、このため従
来よりも一層厳密な検査が要請されている。
【0003】従来公知の検査方法は、JIS(T9111-1966)
及び昭和36年12月9日の厚生省告示第 414号などにより
定められている電気抵抗法の外、気体や液体を封入して
その漏洩を見る方法などがあるが、いずれの方法も、ピ
ンホールは検出し得るが気泡その他の異物の検出が困難
であるという問題や、テスト及びテスト後の処理に長い
時間と多くの人手を要すると言う問題がある。
【0004】電気抵抗法は、電解質溶液中に無成極電極
の一極を固定し、その溶液中に検査すべき製品を入れ、
その内部にも電解質を注入すると共に、無成極電極の他
の一極を挿入し、製品内部の液面を外方よりやゝ高く保
持し、試験品を溶液中に浸漬したときから30秒後の電気
抵抗を測定するというものである。この方法には、気泡
その他の異物などの検出が困難であり、試験に少なくと
も30秒以上の時間を要する上、テスト終了後にも製品の
洗浄や乾燥に長時間を要するなどの問題がある。
【0005】又、内部に液体や空気などを注入し、その
漏出を見る方法は、漏出の検出が自動化困難であり、そ
のため、検査に人手を要し、かつ検査員の感覚や注意力
に頼るものであるため、人により判定基準が異なった
り、見落としが多いとかの問題があり、又、検査終了後
も洗浄、乾燥などの工程を要すると言う問題がある。
又、これらの検査規定や告示は、それぞれ1966年及び19
61年のものであり、制定後既に30年を閲しており、現在
必要とされている信頼性及び経済性の要求レベルを満た
さないものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は叙上の問題点
を解決するためなされたものであり、その目的とすると
ころは、自動化が容易で、検査に人手を要せず、人の感
覚に頼ることなく、自動的かつ客観的に製品の良否が判
定できるので信頼性が高く、検査が極短時間で済み、検
査後も洗浄などの工程を必要としないので経済性が良
く、完全に非接触式であるため衛生的にも好ましい、こ
の種の製品を検査し得る方法及び装置を提供することに
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】叙上の本発明の目的は、
欠陥を検査すべき薄い合成樹脂又はゴム膜またはフィル
ムから成る製品を平滑な表面を有する電極面により、所
望の形状に保持せしめると共に、高電圧を印加した導電
性ブラシの毛先を製品の表面から一定の距離を保持しつ
ゝ移動せしめ、製品に欠陥のある箇所で放電を生じさ
せ、その放電発生を検出することにより、欠陥の存在を
知ることにより達成得る。
【0008】而して、導電性ブラシとしては、毛径0.02
mm以下、望ましくは毛径0.015 mm以下で0.05mm以
上、更に望ましくは0.1 mm程度の細いカーボン繊維を
用いたブラシを使用することが推奨される。導電性ブラ
シと電極との間に印加される電圧は、1KV以上、15K
V以下の範囲内で、製品の肉圧、透電率及び絶縁耐力、
製品表面と導電性ブラシの毛先との間の間隔、並びに検
査の目的に応じて決定される。この電圧は通常5〜8K
V程度とすることが好ましい。
【0009】又、導電性ブラシの毛先と製品表面との間
の間隔は、0.1 mm以上、10mm以下の範囲内で、製品
の肉圧、透電率及び絶縁耐力、電極と導電性ブラシの間
に印加される電圧、並びに、検査の目的に応じて選定さ
れる。この間隔は通常2〜5mm程度またはそれ以下と
することが推奨さる。
【0010】而して、上記の方法を実施するための装置
としては、検査される製品をその表面に密着させ、所望
の形状に保持する電極と、極細の導電性の毛を有し、そ
の毛先が電極に保持された製品の輪郭形状に適合するよ
う切り揃えられた導電性ブラシと、その導電性ブラシの
毛先が電極に保持された製品の表面に沿って一定の間隙
を介して相対移動するように、導電性ブラシを電極に保
持された製品に対し相対的に運動させる装置と、導電性
ブラシと電極間に所望の電圧を印加する電源と、導電性
ブラシと電極との間に放電が生じたことを検出する装置
と、から成る装置が用いられる。
【0011】
【発明を実施するための最良の態様】以下図面に依り本
発明の詳細を説明する。図1は本発明に於いて応用され
る欠陥検出原理を示す説明図、図2は本発明の第一実施
例の構成を示す説明図、図3は第二実施例の構成を示す
説明図、図4は図3に示した装置の機械部分の軸直角断
面図、図5は第三実施例の要部の構成を示す縦断面図、
図6は図5に示した装置の軸直角断面図である。
【0012】而して、図1中、1は検査される製品、2
は電極、3は導電性ブラシ、4は電源、5は放電検出装
置である。製品1は、例えば薄い合成樹脂又はゴム製の
シートなどであり、電極2の上に張り付けられる。
【0013】一般的には、電極2は製品1の形状に合わ
せて製作され、その表面に製品1を保持するものであ
る。電極2は例えばステンレス製とし、その表面を鏡面
仕上げとしておくことが推奨される。又製品1は少し張
力を掛け、引き伸ばした状態で電極2の表面に保持する
ことが望ましい。
【0014】本発明明細書に於いて導電性ブラシとは、
適宜の柄に少なくとも一本の導電性の毛を植えたものを
指すものとする。毛は一本だけのものでも良く、櫛歯状
に一列に列植したものであっても良く、又、通常のワイ
ヤブラシのように、多数の毛を束ねそれらを多数植設し
たものであっても良い。
【0015】図1には、本発明の原理を説明するため、
柄3aに単一の毛3bを植えた単毛ブラシ3を示してあ
る。この導電性ブラシ3は、図示されていないキャリッ
ジにより、その毛先と製品1の表面との間の距離を一定
に保ちつゝ、製品1の表面に沿って図中の矢印方向に高
速度で往復移動せしめられ、製品1は低速度で紙面に直
角な方向に移動せしめられ、これにより製品1の表面は
導電性ブラシ3の毛先により走査される。
【0016】導電性ブラシ3の毛3bと電極2の間に
は、電源4から、放電検出装置5を介して高電圧が印加
されている。而して、この導電性ブラシ3に印加される
電圧Vと、ブラシの毛先と製品1の表面との間隔Dとを
適切に選定しておくと、、製品1の正常部分では電極2
と導電性ブラシ3との間に放電が発生しないが、製品1
にピンホール1aや気泡1bがあると、その部分で両者
間に放電が発生するように構成することができる。これ
は、そのような欠陥部分では、製品1の絶縁耐力が減少
するためである。従って、放電検出装置5によりその放
電の発生を検出すれば、欠陥の存在位置を知ることがで
きる。その状態は、図1の下部のグラフに示されてい
る。
【0017】図1に示した放電検出装置5は、挿入抵抗
51、シュミットトリガ回路52、バイステーブルエレメン
ト53、ブザー54、外部出力端子55、リセット入力端子56
から成るものであり、放電が発生すると、挿入抵抗51の
端子電圧が低下し、シュミットトリガ回路52がトリガさ
れ、その出力パルスによりバイステーブルエレメント53
がセット状態に反転し、ブザー54が鳴ると共に、放電検
出信号が外部出力端子55から外部の図示されていない制
御装置に送信されるものである。而して、その状態はリ
セット入力端子56からバイステーブルエレメント53にリ
セット指令信号が伝送される迄持続する。
【0018】従って、この転出信号により、製品1の良
否を判定することができる。製品1の性質に応じ、譬え
一箇所でも欠陥があるものは不良とすることもあり、
又、不良の発生点の面密度が一定の許容限界を越えたと
き、不良とすることもある。この毛3aは、毛径0.02m
m以下、望ましくは0.015 mm以下0.005 mm以上、更
に望ましくは0.01mm前後の導電性繊維又はウイスクな
どで製造されるものであり、その材質としてはカーボン
やタングステンなどが使用できる。特にカーボン繊維
は、良質のものが安価に提供されており、特に強度や耐
アーク性の点で本発明の実施に耐え得る特性を具備して
いるので、推奨される。
【0019】又、導電性ブラシ3の毛長については特に
限定はないが通常、0.2 〜5mm程度とすることが推奨
される。導電性ブラシと電極との間に印加される電圧
は、1KV以上、15KV以下の範囲内で、製品の肉圧、
透電率及び絶縁耐力、製品表面と導電性ブラシの毛先と
の間の間隔、並びに検査の目的などに応じて適宜に設定
する。通常は3〜7KV程度が妥当である。
【0020】又、導電性ブラシの毛先と製品表面との間
の間隔は、0.1 mm以上、10mm以下の範囲内で、製品
の肉圧、透電率及び絶縁耐力、電極と導電性ブラシの間
に印加される電圧、並びに、検査の目的に応じて選定す
る。通常は2〜5mm又はそれ以下とすることが推奨さ
れる。
【0021】尚、ここで特に留意すべきことは、本発明
方法は、電極2と導電性ブラシ3とから成るコンデンサ
の容量変化により欠陥を検出するものではないと言う点
である。この静電容量方式でも欠陥が検出できない訳で
はないが、この方法は浮遊容量などによるドリフトが多
く、工業的には実用に供し得ないものである。
【0022】本発明方法は、製品の欠陥箇所で絶縁破壊
による放電を生じさせ、それを検出するものである。そ
のため、本発明発明方法を実施する場合には、上記に説
明した単毛ブラシではなく、多数の毛を植えたものを使
用することが推奨される。それは、被検査面の走査能率
を高めると共に、浮遊容量などによる影響を排し、か
つ、欠陥箇所での放電発生をより一層確実にするためで
ある。又、一定の面積をカバーするブラシを用いても欠
陥検出の感度及び精度が低下することはなく、却って検
査漏れがなくなり測定の信頼度が向上するものである。
尚、放電に伴って流れる電流は、5mA以下、望ましく
は0.5 〜2mA程度としておくことが推奨される。この
ようにすれば作業員に危害を及ぼす恐れがなく、又、被
検査物も殆ど損傷を受けることがない。
【0023】次に図2に示した第一実施例に就いて説明
する。この装置で検査される製品は、ラテックス製のコ
ンドーム11である。コンドーム11は回転電極12にやや緊
張した状態で装着されている。導電性ブラシは、胴部用
の13-1、先端部用の13-2及び肩部用の13-3の三部分から
成り、それらの毛先は、コンドーム11の表面から一定の
距離、例えば2mmを隔てて対峙し得るように切り揃え
られ、図示しない装置により図示されている位置に保持
されている。
【0024】電極12は、図示されていない装置により、
回転自在に保持されており、試験中にその中心軸の周り
を1回転せしめられる。各導電性ブラシ13-1、13-2及び
13-3には電源14から放電検出装置15を介して5〜7KV
程度の電圧が印加される。尚16は通電ブラシである。こ
のように電圧を印加した状態で、回転電極12をその中心
軸の周りに一回転させると、コンドーム11の全表面が導
電性ブラシで走査され、その表面に欠陥があるときは、
ブラシの毛先がその上を通過した際、放電が発生するの
で、不良品は直ちに検出され、廃棄されることとなる。
【0025】次に図3及び4に示した第二実施例に就い
て説明する。この装置もラテックス製のコンドームの検
査装置である。コンドームは、多数の型を装着した連続
ベルトコンベアにより大量に製造されているが、これら
の図に示したものは、そのベルトコンベアに組み込まれ
る検査装置の概略を示すものである。これらのコンベア
に装着された型は、順次、型洗浄槽、第一原料液浸漬
槽、乾燥室、第二原料液浸漬槽、元巻装置、加硫装置、
熱湯浸漬槽、剥離台を循環しているが、この第二実施例
として示した装置は、剥離台の直前に組み込まれるもの
である。
【0026】而して、図中21は製造の最終工程にあるの
コンドーム、22はコンドーム形成用のガラス型、23-1は
胴部検査用の導電性ブラシ、23-2は先端部検査用の導電
性ブラシである。公知のコンドーム製造装置では通常ガ
ラス型が使用されているが、本発明を実施する場合に
は、型22をステンレス製などの金型とするか、導電性ガ
ラスで製造するか、又は、ガラス型の主体部22aの表面
に金属メッキ22bを施すかして、適度の導電性を与えて
おくものである。本実施例では主体部22aの表面に金属
メッキ22bを施したガラス型32を採用している。
【0027】胴部用の導電性ブラシ13-1はドーナツ状で
あり、図示されていない装置に依ってコンドーム21に同
軸に嵌め込まれ、中心軸に沿って一往復せしめられ、こ
れにより、コンドーム21の胴部の走査が行われる。コン
ドーム21の頂部は毛先が碗状に切り揃えられた導電性ブ
ラシ13-2によって検査される。このような装置によれ
ば、コンドームの製造工程の最終段階で自動的に検査が
行なわれるので、コンドームを電極に装着する手間が掛
からず、衛生上の観点からも好都合である。
【0028】次に図5及び6に示した第三実施例に就い
て説明する。これは医療用のバリアなどに使用する合成
樹脂製又はゴム製の薄いシートを検査する装置であり、
図中31は検査されるシート、31aはピンホール、32は回
転電極兼シート送りローラー、33は導電性ブラシ、34は
電源、35は放電検出装置、36は発生した放電である。こ
の装置の作用に就いては、検査されるシート31が、回転
電極兼シート送りローラー32の回転により、導電性ブラ
シ33とローラー32の間を通って移動せしめられ、その際
に検査が行われるという点以外は、最早や説明の要がな
いであろう。
【0029】尚、本発明の構成は如上の実施例に限定さ
れるものでなく、例えば、検査する製品は如何なる物で
あっても良く、電極や導電性ブラシの形状などは被検査
品の形状に応じて適宜に設計されるものであり、例えば
衣服のような形状の製品はプレス用のアイロン台のよう
な電極を用いれば簡単に検査ができ、手袋、マスクなど
の検査装置も簡単に設計できるものであり、本発明はそ
れらの全てを包摂するものである。
【0030】
【発明の効果】本発明は如上の如く構成されるから、本
発明によるときは、自動化が容易であり、検査に人手を
要せず、人の感覚に頼ることなく、電子工学的に客観的
に製品の良否が判定できるので信頼性が高く、検査が極
短時間で済み、検査後も洗浄などの工程を必要としない
ので経済性が良く、又、完全に非接触式であるため衛生
的であり、確実かつ経済的にこの種の製品を検査し得る
方法及び装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に於いて応用される欠陥検出原理を示す
説明図である。
【図2】本発明の第一実施例の構成を示す説明図であ
る。
【図3】本発明の第二実施例の構成を示す説明図であ
る。
【図4】図3に示した装置の機械部分の軸直角断面図で
ある。
【図5】本発明の第三実施例の要部の構成を示す縦断面
図である。
【図6】図5に示した装置の軸直角断面図である。
【符号の説明】
1、11、21、31・・・・・・・・・・・・・・検査され
る製品 2、12、22、32・・・・・・・・・・・・・・電極 3、13-1、13-1、13-1、23-1、23-2、33・・・導電性ブ
ラシ 4、14、24、34・・・・・・・・・・・・・・電源 5、15、25、35・・・・・・・・・・・・・・放電検出
装置

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】欠陥を検査すべき薄手の合成樹脂又はゴム
    膜から成る製品を平滑な表面を有する電極面により保持
    せしめると共に、高電圧を印加した導電性ブラシの毛先
    を製品の表面から一定の距離を保持しつゝ相対的に移動
    させ、検査すべき面を走査せしめ、製品に欠陥のある箇
    所で放電を生じさせ、その放電発生を検知し、欠陥の存
    在を知ることを特徴とする上記の製品を検査する方法。
  2. 【請求項2】導電性ブラシとして、毛径0.02mm以下の
    可能な限り細い毛を用いたカーボンブラシを使用するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の薄手の合成樹脂又はゴ
    ム膜から成る製品を検査する方法。
  3. 【請求項3】カーボンブラシの毛径が、0.015 mm以
    下、0.005 mm以上である請求項2に記載の薄手の合成
    樹脂又はゴム膜から成る製品を検査する方法。
  4. 【請求項4】導電性ブラシと電極との間に印加される電
    圧が、1KV以上、15KV以下の範囲内で、製品の肉
    圧、透電率及び絶縁耐力、製品表面と導電性ブラシの毛
    先との間の間隔、並びに検査の目的に応じて選定される
    請求項1乃至3の何れか1に記載の薄手の合成樹脂又は
    ゴム膜から成る製品を検査する方法。
  5. 【請求項5】導電性ブラシの毛先と製品表面との間の間
    隔が、0.1 mm以上、10mm以下の範囲内で、製品の肉
    圧、透電率及び絶縁耐力、電極と導電性ブラシの間に印
    加される電圧、並びに、検査の目的に応じて選定される
    請求項1乃至4の何れか1に記載の薄手の合成樹脂又は
    ゴム膜から成る製品を検査する方法。
  6. 【請求項6】検査される製品がラテックス製のコンドー
    ムである請求項1乃至5の何れか1に記載の薄手の合成
    樹脂又はゴム膜から成る製品を検査する方法。
  7. 【請求項7】検査される製品(1、11、21、31)をその
    表面に密着させ、所望の形状に保持する電極(2、12、
    22、32)と、極細の導電性の毛を有し、その毛先が電極
    に保持された製品の輪郭形状に適合するよう切り揃えら
    れた導電性ブラシ(3、13、23-1、23-2、23-3、33)
    と、導電性ブラシ(3、13、23-1、23-2、23-3、33)の
    毛先が電極に保持された製品(1、11、21、31)の表面
    に沿って一定の間隙を介して相対移動するように、導電
    性ブラシ(3、13-1、13-2、13-3、23-1、23-2、33)を
    電極(2、12、22、32)に保持された製品(1、11、2
    1、31)に対し相対的に運動させる装置と、導電性ブラ
    シ(3、13-1、13-2、13-3、23-1、23-2、33)と電極
    (2、12、22、32)間に所望の電圧を印加する電源
    (4、14、24、34)と、導電性ブラシ(3、13-1、13-
    2、13-3、23-1、23-2、33)と電極(1、12、22、32)
    との間に放電が生じたことを検出する装置(5、15、2
    5、35)とから成る薄手の合成樹脂又はゴム膜から成る
    製品を検査する装置。
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CN113702450A (zh) * 2020-05-22 2021-11-26 新疆金风科技股份有限公司 磁极覆层缺陷的检测方法及装置

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