JP2995330B2 - 医療用注射器の注射針に被せられた針保護キャップの所定のはまり具合を非接触にて監視する方法、及び、その方法の実施のための装置 - Google Patents

医療用注射器の注射針に被せられた針保護キャップの所定のはまり具合を非接触にて監視する方法、及び、その方法の実施のための装置

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JP2995330B2 JP11026022A JP2602299A JP2995330B2 JP 2995330 B2 JP2995330 B2 JP 2995330B2 JP 11026022 A JP11026022 A JP 11026022A JP 2602299 A JP2602299 A JP 2602299A JP 2995330 B2 JP2995330 B2 JP 2995330B2
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    • A61M5/31Details
    • A61M5/32Needles; Details of needles pertaining to their connection with syringe or hub; Accessories for bringing the needle into, or holding the needle on, the body; Devices for protection of needles
    • A61M5/3202Devices for protection of the needle before use, e.g. caps
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    • G01B7/31Measuring arrangements characterised by the use of electric or magnetic techniques for measuring angles or tapers; for testing the alignment of axes for testing the alignment of axes

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、医療用注射器の注
射針に被せられた針保護キャップについての所定のはま
り具合に対する非接触の監視方法に関する。特には、こ
の針保護キャップを取付る際に半径方向に逸れて、これ
によりこの針保護キャップに突き刺さった注射針尖端を
検査するための方法に関する。また、本発明は、この方
法の実施のための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】特に、予め充填された注射器の製造工程
中の、針保護キャップの取付の際、部分的には、注射針
が針保護キャップ中に正確に中央に突き刺さるのでな
く、半径方向に逸れているのが認められる。これは、例
えば、針保護キャップにおけるほんの少しの不均一性に
より、または、取付の際の正確に中心でない案内によっ
て引き起こされる。注射針の逸れの程度によっては、注
射針が針保護キャップから外へと出ることがある。その
結果、引き続いての注射器シリンダの充填後、その中身
が、注射針を介して周囲の空気と連結される。これによ
り、細菌が薬剤製品中に入り込むことがある。
【0003】このような「欠陥のある」注射器本体を製
造工程から取り去るためには、従来、目視による検査が
行われていた。この検査では、突き刺された針保護キャ
ップであって明瞭に目で見えるものを識別し、そして、
注射器本体を取り除くことができる。
【0004】注射針尖端がちょうど注射針保護キャップ
の外周面に達するか、または、貫通が行われた後に、該
尖端がもはや外へ突出しなくなるくらいに引っ込んだ場
合は、識別が、より困難であるか、あるいはむしろ識別
することができない。後者の場合も、細菌が、突き刺さ
れた経路を通じて入り込む可能性があるので、注射針の
汚染の可能性を排除することができない。
【0005】最後に、注射針保護キャップの外周面から
注射針尖端までの距離が、約0.1〜0.2mmの最小
距離を下回るような注射器本体も識別し、選び捨てるの
が望ましい。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このことを前提とし
て、本発明の根底をなす課題は、注射針上に取り付けら
れた注射針保護キャップに注射針尖端が突き刺さってい
るか、または、注射針尖端が注射針保護キャップの外周
面からの最小距離を下回っているような注射器本体につ
いての確実な検査とそれに続く選別除去が保証される方
法及び装置を示すことである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この課題は、方法の観点
においては次により解決される。一方では注射針に、他
方では針保護キャップを囲む対向電極に高電圧がかけら
れ、そして、注射針または対向電極への電気供給線中を
流れる電流が監視され、検査を受けた注射器は、予め与
えられた電流値を上回る場合に欠陥があることが知られ
て、その後の製造プロセスから除外される。ここで、針
保護キャップは周りの気体よりも誘電率の高い材料から
なる。
【0008】本発明によって達成される利点は、まず、
検査がもはや視覚によってでなく、自動化して行うこと
ができ、これにより、処理量が多くなることだけでな
く、より確実な監視も保証されることである。さらに
は、貫通が行われているが、注射針尖端が再び針保護キ
ャップ内部に戻されているような、視覚的にはほとん
ど、もしくは全く識別されない注射器本体も見つけだし
て除外することができる。最後に、本発明の方法は、そ
れ自体は視覚的に文句を付けられるものではないが、注
射針尖端と注射針保護キャップの外周面との間の最小距
離が下回っているために、少なくとも汚染のおそれがあ
るという注射器本体も検出する。
【0009】本発明の好ましい形態においては、注射針
への電気の供給または導通を検査針を通じて行い、この
検査針を、測定のために注射器シリンダ中に差し込むこ
とが提案されている。この方法は、基本的には、注射針
が注射器シリンダに至るまで、または注射器シリンダ中
にまで延びている注射器本体において用いられる。この
場合、注射針はしばしばガラス注射器本体に固着されて
いる。ここで、測定のために、検査針は、注射針の、注
射器シリンダにつながる端部に直接接しても良く、ま
た、高電圧が用いられるため直接に接触する必要はない
ので、少なくとも該端部に対してわずかな距離にまでも
って来られるというのでも良い。
【0010】さらに、同時に、中空針として構成された
検査針を通じて、検査前及び/又は検査後に、注射器シ
リンダのガス消毒が行われるという可能性が存在する。
【0011】処理量をさらに増大させるために、注射器
の検査が、数個の、好ましくは4個または6個の検査ス
テーションにおいて、同時に、各検査ステーションに備
えられた独自の高電圧供給部材及び電流測定装置によっ
て行われることを、本発明は想定している。
【0012】通常、注射器は吊り下げられて検査ステー
ション中に運ばれるので、注射器が測定の実施のために
針保護キャップと共に、断面U字状の成形物として構成
された対向電極中に該電極の正面側からもって来られる
のが好ましい。
【0013】検査電圧として10kVのオーダーの直流
電圧が用いられるなら好都合であることが判明した。
【0014】強い電界により検査後には注射器本体が静
電帯電しているので、その後の充填の際、充填針から垂
れ下がる液体の滴が、電界の影響を受けて「飛散させら
れ」る。これにより、後に栓がはめられる領域におい
て、注射器本体3の内壁における、後に栓がはめ込まれ
る領域に、望ましくない濡れが生じるおそれがある。こ
のようにして該個所に沈積した医薬製剤品は、栓の層状
構造への細菌の侵入を助けるものであり得る。このこと
を回避するために、注射器が検査ステーションに続い
て、静電帯電を除去するための放電ステーションを通過
することが想定されている。
【0015】装置の観点においては、前記の課題が以下
により解決される。既に針保護キャップが備え付けられ
た医療用注射器のための、1つまたは数個の検査ステー
ションを備えた装置において、検査されるべき注射器の
ための各検査ステーションが、注射器に対して実質上共
軸に配されて電極として構成された検査針を有する。こ
の検査針は、軸方向に注射器の内部へと移動可能であ
る。さらに、一つまたは複数の注射針に割り当てられた
対向電極及び高電圧発生器が備えられる。ここで、制御
及び測定装置を通じて、検査針、及び、対向電極に、高
電圧発生器の電圧が印加され、発生する電流の流れが測
定装置によって測定されて検出される。
【0016】この際、合目的には、検査針が、検査前及
び/又は検査後の注射器シリンダのガス消毒のための中
空針として構成されている。
【0017】さらにこの場合、本発明の枠内で、前記検
査針が、尖端部のみを露出する絶縁材を備えているなら
有利である。
【0018】たいていは工程サイクル毎に、数個ずつの
注射器本体の処理が行われるので、好ましくは4個また
は6個の検査ステーションが備えられる。ここで、各検
査ステーションにおける同時の測定のために、これら各
検査ステーションが、それぞれ1つの独自の、高電圧供
給部材及び電流測定装置を備えていることが好ましい。
【0019】特に簡単で、それゆえに本発明の枠内で好
都合な構成においては、対向電極が断面U字形の成形物
として構成される。しかしながら、特殊な適用ケースに
おいては、他の形状も考えられる。そこで、対向電極は
例えば、針保護キャップを囲む球面状カップ(球冠、す
なわち、カップ状をなす球面の一部分)として構成され
ていてもよい。
【0020】高電圧発生器は、好ましくは、10kVの
オーダーの直流電圧、好ましくは12〜14kVの直流
電圧を発生するようにしつらえられ、ないしは設定され
ている。
【0021】検査に続いて、注射器本体の放電を行うこ
とができるように、一つまたは複数の検査ステーション
の後の方には、注射器の静電帯電を除去するための放電
ステーションが連なっている。この放電ステーション
は、イオン化された放電雲を発生させる。この放電雲に
は、注射器本体が突き抜ける。
【0022】放電ステーションが、数個の電極尖端部を
備えた電離頭部によって形成され、電極尖端部が約5k
Vの交流電圧を供給されるなら好都合であることが判明
した。さらに、電極尖端部が円形状に互いに集まって配
列されているなら好都合である。しかしながら、電離頭
部が、長方形、正方形、または長円形の枠縁状に構成さ
れているという可能性も存在する。電極尖端部の配列が
注射器本体の形状、及び、場合によっては注射器本体を
保持する保持ユニットの形状に合わされているなら特に
有利である。
【0023】最後に、電極尖端部の間に吹き出し開口を
備えておくことができ、吹き出し開口は、一つの共通の
ガス供給による供給を受ける。これにより、気体の吹き
込み、例えば空気の吹き込みによって、必要な場合に
は、放電雲に影響を与えることができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下において、図面に描かれた実
施例を用いて本発明が詳細に説明される。
【0025】図に単に模式的にのみ描かれた装置は、既
に針保護キャップ2が備えられた医療用注射器3のため
の、通常数個の検査ステーション1からなる。この注射
器は、ここではこれ以上説明しない消毒工程の後、医薬
製剤品が充填されてから無菌状態で包装される。
【0026】注射器本体3への針保護キャップ2の取付
の際に、注射針4が、ときどき、針保護キャップ2の中
心に精確に入り込まず、図1中に、注射器3の右隣の描
写図形5で示されるように、この注射針の尖端部が半径
方向に多少とも逸れることが観察される。この原因は、
針保護キャップ2におけるほんの少しの不均一性、また
は、針保護キャップ2を取り付る際、正確に中央に案内
されていないことであろう。これにより、注射針尖端が
針保護キャップ2からはみ出すことがあり、その結果、
引き続く注射器シリンダの充填の後には、この注射器シ
リンダの中身が注射針4を通じて周りの空気と連絡され
ることもある。そのため、細菌が医薬製剤品中に入り込
む可能性がある。
【0027】もっとも、注射針尖端が注射針保護キャッ
プ2の外周面にちょうど達しているだけというおそれ
や、貫通が行われた後に、再び、この注射針尖端がもは
や外へ突き出さないまでに引き戻されているというおそ
れもある。このときも、細菌が注射針保護キャップ2中
に突き刺さった経路を通じて入り込むことがあるので、
注射針4が汚染される可能性を排除することができな
い。
【0028】最後に、注射針保護キャップ2の外周面か
らの注射針尖端までの距離が、約0.1〜0.2mmの
最小距離を下回るような注射器本体3も、製造工程から
除かれるべきである。
【0029】このような注射器本体3を確実に突きとめ
るために、これから検査される注射器3のための検査ス
テーション1は、注射器3に対して実質上共軸に揃えら
れ、電極として構成された検査針6を有している。この
検査針6は、軸方向に、注射器3の内部へと移動可能で
ある。さらに、一つまたは複数の注射針4に割り当てら
れた対向電極7、及び、不図示の高電圧発生器が備えら
れている。ここで、制御及び測定装置を通じて、検査針
6及び対向電極7には、高電圧発生器の電圧を印加でき
る。
【0030】針保護キャップ2に注射針4が突き刺され
ているか、または、注射針尖端と針保護キャップ2の外
周面との間の距離が小さすぎるならば、高電圧を印加し
た後に、電子を放出することとなり、これにより、注射
針尖端と対向電極7との間に電流が流れることとなる。
そこで、電圧印加後に、発生した電流が測定されて捕ら
えられるならば、上記の意味で「欠陥のある」注射器本
体3が突きとめられて、製造工程から除かれる。
【0031】したがって、予め与えられた電流値を超え
る場合に、検査を受けた注射器が欠陥のあるものである
ことが知られ、その後の製造工程から除かれることによ
って、前記の装置は、注射器3の注射針4上に取り付け
られた針保護キャップ2の所定のはまり具合に対する非
接触の監視を可能にする。ここで、針保護キャップ2
は、周囲の気体(通常は空気)より誘電率の大きい材料
からなるものでなければならない。
【0032】注射針4への電気の導通は、測定のために
注射器シリンダ3中に差し込まれた検査針6を通じて行
われる。ここで、検査針6は、測定のために、注射針4
の、注射器シリンダに接続する端部に直接接触させるこ
とができる。または、検査針6は、少なくとも、この個
所からわずかな距離にもって来ることができる。ここ
で、注射針保護キャップ2が損傷を受けたものである場
合に、電圧が検査針6から注射針4へとアーク放電によ
り伝えられれば良いのである。
【0033】検査針6が中空針として構成されていて、
これにより、検査前及び検査後のいずれか又は両方にお
いて、追加の作業ステップなしに注射器シリンダのガス
消毒を行うことができる。
【0034】検査針6には、尖端部だけを露出する絶縁
材8が備えられ、これにより、一方では接触が防止さ
れ、制御不能なアーク放電のおそれが取り除かれてい
る。
【0035】注射器本体3についてのの工程ごとの加工
処理のために、好ましくは、4つまたは6つの検査ステ
ーション1が備えられる。ここで、各々の検査ステーシ
ョン1で同時に測定するために、これら検査ステーショ
ン1は、それぞれ、1つの独自の高電圧供給部材及び電
流測定装置を備えている。
【0036】対向電極7が単なる断面U字形の成形物と
して構成される。この断面U字形の成形物には、注射器
本体3が、注射針保護キャップ2と共に正面側すなわち
先端の側から検査のために入り込む。入り込むのは、図
1における描写図形に向かって注射器本体3が該成形物
中に沈み込むまでである。対向電極7の形状は、検査の
正確さにほとんど影響しないことが知られた。同様に、
大気圧、大気湿度、及び、温度のような雰囲気の影響
は、副次的なものである。
【0037】高電圧発生器は、10kVのオーダーの直
流電圧、好ましくは12〜14kVの直流電圧を発生す
るようにしつらえられたか、または設定されたものであ
る。
【0038】検査に引き続いて、注射器本体3の静電電
荷を放電するために、図2の放電ステーション9が備え
られている。放電が行われないと、これに続く工程で、
注射器本体3を充填する際に、充填針から垂れ下がって
いる液体の滴が、引き離され、電界の影響を受けて「飛
散させられる」おそれがある。これにより、注射器本体
3の内壁における、後に栓がはめ込まれる領域に、望ま
しくない濡れが生じる。このようにして該個所に沈積し
た医薬製剤品は、栓の層状構造への細菌の侵入を助ける
ものであり得る。注射器3が、検査ステーション1に引
き続き、静電帯電を除去するために放電ステーション9
を通過するならば、このようなおそれは回避される。
【0039】詳細には、放電ステーション9が、図2に
おいて点で示される、イオン化された放電雲を発生し、
注射器3が、その静電電荷を放出しながらこの放電雲を
通過する。
【0040】そのため、放電ステーション9が、数個の
電極尖端部10を備えた電離頭部12から成り、電極尖
端部10には約5kVの交流電圧が供給される。
【0041】図から知られるように、電極尖端部10
は、円形状をなすように集まって配列することができ
る。
【0042】しかしながら、他の任意の配列も考えられ
る。特に、電極尖端部10の配列は、注射器本体3の形
状、及び、場合によっては、注射器本体を保持する保持
ユニット13の形状に合わせることができる。これは図
3に示されている。
【0043】電極尖端部10の間に吹き出し開口11が
備えられる。この吹き出し開口11には一つの共通のガ
ス供給部材からの供給を行うことができ、これにより、
放電雲の形状、及び、放電工程に対して影響を与えるこ
とができる。
【0044】
【発明の効果】検査自動化して処理量を多くすることが
できるだけでなく、より確実な監視を保証し、特には、
注射針が突き抜けているが、注射針尖端が再び針保護キ
ャップ内部に戻されているような、視覚的にはほとん
ど、もしくは全く識別されない注射器も見つけだして除
外することができる。また、注射針尖端と注射針保護キ
ャップの外周面との間隔が、最小距離を下回っていて汚
染のおそれがあるという注射器も検出する。
【図面の簡単な説明】
【図1】検査ステーションについての模式図である。
【図2】検査ステーションの後に続く放電ステーション
を示す模式図である。
【図3】放電ステーションについての、代わりの形態を
示す模式図である。
【符号の説明】
1 検査ステーション 2 針保護キャップ 3 注射器本体 4 注射針 5 注射針の尖端部が半径方向にそれた様子を示す描写
図形 6 検査針 7 対向電極 8 絶縁材 9 放電ステーション 10 電極尖端部 11 吹き出し開口 12 電離頭部
フロントページの続き (72)発明者 ウード ヨット. フェッター ドイツ連邦共和国 デー 88214 ラー ヴェンスブルク シュッツェンシュトラ ーセ 99−101 (72)発明者 シュテファン モーシッヒ ドイツ連邦共和国 デー 88214 ラー ヴェンスブルク テットナンガーシュト ラーセ 270 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A61M 5/32

Claims (21)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 医療用注射器(3)の注射針(4)に被
    せられた針保護キャップ(2)についての所定のはまり
    具合を、非接触にて監視するための方法、特には、針保
    護キャップ(2)の取り付けの際に半径方向に逸れて、
    これにより針保護キャップ(2)に突き刺さる注射針尖
    端に対する検査のための方法において、 注射針(4)を一方として、針保護キャップ(2)を囲
    む対向電極(7)を他方として高電圧がかけられ、そし
    て、注射針(4)または対向電極(7)への電気供給線
    の1つを流れる電流が監視され、 検査を受けた注射器(3)は、予め与えられた電流値を
    上回る場合に欠陥があることが知られてその後の製造プ
    ロセスから取り除かれ、 ここで、針保護キャップ(2)が、周囲の気体に比べて
    誘電率のより大きい材料からなることを特徴とする方
    法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の方法において、注射針
    (4)への電気供給は、測定のために注射器シリンダ
    (3)中に差し込まれる検査針(6)を通じて行われる
    ことを特徴とする方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の方法に
    おいて、測定のために、検査針(6)は、注射針(4)
    における注射器シリンダにつながる端部に直接接触する
    か、または、少なくとも該端部からわずかな距離にまで
    もって来られることを特徴とする方法。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載の方法において、中空針
    として構成された検査針(6)を通じて、検査前及び/
    又は検査後に、注射器シリンダのガス消毒が行われるこ
    とを特徴とする方法。
  5. 【請求項5】 請求項1〜請求項4に記載の方法におい
    て、注射器(3)の検査は、数個の検査ステーション
    (1)において、好ましくは4つまたは6つの検査ステ
    ーション(1)において、各々の検査ステーション
    (1)に備えられた独自の高電圧供給部材及び電流測定
    装置によって、同時に行われることを特徴とする方法。
  6. 【請求項6】 請求項1〜請求項5に記載の方法におい
    て、注射器(3)が、測定の実施のために針保護キャッ
    プ(2)と共に、断面U字形の成形物として構成された
    対向電極(7)中に、この対向電極(7)の正面側から
    入れられることを特徴とする方法。
  7. 【請求項7】 請求項1〜請求項6に記載の方法におい
    て、検査電圧として、10kVのオーダーの直流電圧が
    用いられることを特徴とする方法。
  8. 【請求項8】 請求項1〜請求項7に記載の方法におい
    て、注射器(3)が検査ステーション(1)に続いて、
    静電帯電を除去するための放電ステーション(9)を通
    過することを特徴とする方法。
  9. 【請求項9】 請求項1〜請求項8に記載の方法の実施
    のための装置で、既に針保護キャップ(2)を備えた医
    療用注射器(3)のための1つ以上の検査ステーション
    (1)を備えたものにおいて、 検査されるべき注射器(3)のための各検査ステーショ
    ン(1)が、注射器(3)に対して実質上共軸にそろえ
    られ電極として構成された検査針(6)を有し、この検
    査針(6)が軸方向に注射器(3)の内部へと移動可能
    であり、 一つ又は複数の注射針に割り当てられた対向電極(7)
    及び高電圧発生器が備えられ、 制御及び測定装置を通じて検査針(6)及び対向電極
    (7)に高電圧発生器の電圧を印加することができ、発
    生する電流の流れが測定装置によって測定されて検出さ
    れることを特徴とする装置。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載の装置において、検査
    針(6)が、検査前、及び/又は検査後における、注射
    器シリンダのガス消毒のための中空針として構成されて
    いることを特徴とする装置。
  11. 【請求項11】 請求項9または請求項10に記載の装
    置において、検査針(6)が、尖端部のみを露出する絶
    縁材(8)を備えていることを特徴とする装置。
  12. 【請求項12】 請求項9〜請求項11に記載の装置に
    おいて、好ましくは4つまたは6つの検査ステーション
    (1)が備えられ、各検査ステーション(1)における
    同時測定のために、各検査ステーション(1)にはそれ
    ぞれ1つの独自の高電圧発生器及び電流測定装置が備え
    られていることを特徴とする装置。
  13. 【請求項13】 請求項9〜請求項12に記載の装置に
    おいて、対向電極(7)が断面U字形の成形物として構
    成されていることを特徴とする装置。
  14. 【請求項14】 請求項9〜請求項12に記載の装置に
    おいて、対向電極(7)が、針保護キャップ(2)を囲
    む球面状カップとして構成されていることを特徴とする
    装置。
  15. 【請求項15】 請求項9〜請求項14に記載の装置に
    おいて、10kVのオーダーの直流電圧、好ましくは1
    2〜14kVの直流電圧を発生するように設定されてい
    ることを特徴とする装置。
  16. 【請求項16】 請求項9〜請求項15に記載の装置に
    おいて、一つまたは複数の検査ステーション(1)の排
    出側には、注射器(3)の静電気の荷電を除去するため
    の放電ステーション(9)が連結され、 この放電ステーション(9)は、注射器(3)が突き抜
    ける、イオン化された放電雲を発生させることを特徴と
    する装置。
  17. 【請求項17】 請求項16に記載の装置において、放
    電ステーション(9)が、数個の電極尖端部(10)を
    備えた電離頭部(12)からなり、この電極尖端部(1
    0)には約5kVの交流電圧が供給されることを特徴と
    する装置。
  18. 【請求項18】 請求項17に記載の装置において、電
    極尖端部(10)が円形状に集まって配列されているこ
    とを特徴とする装置。
  19. 【請求項19】 請求項17に記載の装置において、電
    離頭部(12)が、長方形、正方形、または長円形の枠
    縁状に構成されていることを特徴とする装置。
  20. 【請求項20】 請求項17〜請求項19に記載の装置
    において、電極尖端部(10)の配列は、注射器本体
    (3)の形状、及び、場合によっては注射器本体を保持
    する保持ユニット(13)に合わせられていることを特
    徴とする装置。
  21. 【請求項21】 請求項17〜請求項20に記載の装置
    において、 電極尖端部(10)の間に、吹き出し開口(11)が備
    えられ、 この吹き出し開口(11)が一つの共通の気体供給部材
    から供給を受けることを特徴とする装置。
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