JPH0783552A - 冷却装置 - Google Patents

冷却装置

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JPH0783552A
JPH0783552A JP5230695A JP23069593A JPH0783552A JP H0783552 A JPH0783552 A JP H0783552A JP 5230695 A JP5230695 A JP 5230695A JP 23069593 A JP23069593 A JP 23069593A JP H0783552 A JPH0783552 A JP H0783552A
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JP
Japan
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cooling
cooling fluid
temperature
cell
concentration
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Application number
JP5230695A
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English (en)
Inventor
Isanori Akagi
功典 赤木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Osaka Gas Co Ltd
Original Assignee
Osaka Gas Co Ltd
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Publication date
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M8/00Fuel cells; Manufacture thereof
    • H01M8/04Auxiliary arrangements, e.g. for control of pressure or for circulation of fluids
    • H01M8/04007Auxiliary arrangements, e.g. for control of pressure or for circulation of fluids related to heat exchange
    • H01M8/04029Heat exchange using liquids
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/50Fuel cells

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 特に高温の冷却対象物の温度調整を、液体の
冷却用流体により可能にする。 【構成】 冷却手段を通流する冷却用流体に、その冷却
用流体に対する濃度に応じて冷却用流体の沸点が変化す
る沸点調整剤が溶解され、冷却対象物Oの温度を検出す
る温度検出手段73と、前記沸点調整剤の濃度を調整す
る濃度調整手段Dが設けられ、温度検出手段73の検出
情報に基づいて、冷却対象物Oの温度を設定温度に近づ
けるように、濃度調整手段Dを制御する制御手段Mが設
けられている。又、冷却対象物Oは、電解質層の一方の
面に酸素極を且つ他方の面に燃料極を備えた燃料電池の
セルが設けられた燃料電池Fである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、冷却対象物を冷却用流
体の通流により冷却する冷却手段が設けられた冷却装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】かかる冷却装置は、冷却手段を通流する
液体の冷却用流体が蒸発するときの気化熱奪取により、
冷却対象物から熱量を除去して冷却対象物を冷却するも
のであり、少ない冷却用流体の通流量で、冷却対象物か
ら多量の熱量を除去できるため、装置構成がコンパクト
にできるという特徴がある。かかる冷却装置において、
従来は、冷却用流体の圧力が一定であれば、冷却用流体
の沸点は一定であった。そして、冷却対象物の温度の変
動に応じて、冷却用流体の通流量を制御して、冷却用流
体の蒸発量が変動することにより、冷却対象物からの除
去熱量の調整を行うように構成していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、冷却対象物
が特に高温の場合、冷却対象物と冷却用流体との温度差
が大きくなるので、冷却用流体の通流量の変化よりも、
冷却対象物と冷却用流体との温度差の方が、冷却対象物
からの除去熱量に対して大きな影響を与える。しかしな
がら、上記従来の冷却装置では、冷却用流体の温度は冷
却用流体の圧力に応じて変動するが、冷却手段等の耐圧
の面から冷却用流体の圧力は大きく変動させることがで
きないので、冷却用流体の温度の変動は小さい。従っ
て、冷却対象物の温度が変動した場合、冷却対象物と冷
却用流体との温度差を変動させる要因は、ほとんどが冷
却対象物の温度の変動となるので、冷却対象物と冷却用
流体との温度差の変動は小さく、それに応じて、冷却用
流体の蒸発量の変動も小さい。従って、冷却対象物の温
度変動に対する冷却用流体の蒸発量の調整範囲が狭いの
で、冷却対象物の温度を調整するために必要な除去熱量
の調整を、冷却用流体の蒸発量の調整によって行うこと
ができないという問題があった。従って、従来は、特に
高温の冷却対象物の場合、液体の冷却用流体により冷却
対象物の温度を制御することができないので、空気の通
流により冷却対象物の温度を制御するように構成してい
たが、この場合、多量の空気を通流させる必要があるの
で特に装置構成が大型になるという問題があった。
【0004】本発明は、かかる実情に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、特に高温の冷却対象物の温度調
整を、液体の冷却用流体により可能にすることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明による冷却装置の
第1の特徴構成は、前記冷却用流体に、その冷却用流体
に対する濃度に応じて前記冷却用流体の沸点が変化する
沸点調整剤が溶解され、前記冷却対象物の温度を検出す
る温度検出手段と、前記沸点調整剤の濃度を調整する濃
度調整手段が設けられ、前記温度検出手段の検出情報に
基づいて、前記冷却対象物の温度を設定温度に近づける
ように、前記濃度調整手段を制御する制御手段が設けら
れている点にある。
【0006】第2の特徴構成は、前記冷却対象物は、電
解質層の一方の面に酸素極を且つ他方の面に燃料極を備
えた燃料電池のセルが設けられた燃料電池である点にあ
る。
【0007】
【作用】第1の特徴構成によれば、温度検出手段の検出
情報に基づいて、冷却対象物の温度を設定温度に近づけ
るように、濃度調整手段により沸点調整剤の濃度が調整
されて、冷却用流体の沸点が調整される。つまり、冷却
対象物の温度を設定温度に近づけるように、冷却対象物
からの除去熱量を調整するために、冷却対象物の温度に
応じて、冷却用流体の沸点を調整することにより、冷却
対象物と冷却用流体との温度差を調整して、冷却用流体
の蒸発量を調整するのである。
【0008】第2の特徴構成によれば、温度検出手段の
検出情報に基づいて、燃料電池の温度を設定温度に近づ
けるように、濃度調整手段により沸点調整剤の濃度が調
整されて、冷却用流体の沸点が調整される。
【0009】
【発明の効果】第1の特徴構成によれば、冷却対象物の
温度変動に対する冷却用流体の蒸発量の調整範囲が広く
なるので、冷却対象物が特に高温であっても、液体の冷
却用流体により温度調整をすることができるようになっ
た。又、第2の特徴構成によれば、液体の冷却用流体に
より、特に高温となる燃料電池の温度調整をすることが
できるようになった。
【0010】
【実施例】以下、燃料電池を冷却対象物Oとした燃料電
池冷却装置に、本発明を適用した実施例について、図面
に基づいて説明する。先ず、図1ないし図3に基づい
て、燃料電池の構成について説明する。図1に示すよう
に、平面形状が矩形の板状固体電解質層1の一方の面
に、板状固体電解質層1の両側縁夫々に側縁全長にわた
る電解質層露出部1aを形成する状態で、膜状又は板状
の酸素極2を一体的に貼り付け、且つ、他方の面に膜状
又は板状の燃料極3を全面又はほぼ全面にわたって一体
的に貼り付けて、酸素極2と燃料極3とから起電力を得
るための平面形状が矩形の三層板状体形状の燃料電池の
セルCを形成してある。
【0011】固体電解質層1は、3モル%程度のYtを
固溶させた正方晶のZrO2 、その他適当なものから成
り、酸素極2はLaMnO3 、その他適当なものから成
り、、又、燃料極3はNiとZrO2 のサーメット、そ
の他適当なものから成る。
【0012】板状部11aと、その板状部11aの両端
に位置する一対の帯状突起部11bと、それら一対の帯
状突起部11bの間に位置する複数の突条部11cを備
える状態に一体形成した導電性セパレータ11を、複数
の突条部11c夫々が酸素極2と接触する状態で、一対
の帯状突起部11b夫々を電解質層露出部1a夫々に貼
り付けて、矩形板状のセルユニットUを形成してある。
これによって、導電性セパレータ11と酸素極2とを導
電状態に接続するとともに、酸素極2に臨む側に、複数
の溝状の酸素含有ガス流路sを形成してある。
【0013】導電性セパレータ11は、酸化と還元とに
対する耐性に優れたLaCrO3 、その他適当なものか
ら成る。
【0014】そして、セルCと導電性セパレータ11と
により、セルユニットUの向かい合う両側面に形成され
る開口部のうち、一方を酸素含有ガス流路入口siと
し、他方を酸素含有ガス流路出口soとしてある。
【0015】次に、図2及び図3に基づいて、矩形板状
のセルユニットUの複数を積層状態に並置したセル集積
群NCの構成について説明する。
【0016】2個のセルユニットUを並置してセルユニ
ット列RUを構成してある。セルユニット列RUは、具
体的には、導電性セパレータ11により酸素含有ガス流
路sが閉じられている方のセルユニットUの側面夫々を
互いに対向させる状態で、2個のセルユニットUを並置
するとともに、セルユニットU,U間に位置する前記側
面夫々を、セルユニットUとほぼ同一厚さでセルユニッ
トUより長尺の仕切り材65に対して密着させ、且つ、
外側に位置する前記側面夫々を、セルユニットUとほぼ
同一厚さでセルユニットUより長尺の第1柱状体61及
び第2柱状体62夫々に対して密着させて構成してあ
る。
【0017】互いに同一厚さでセルユニット列RUより
長尺の第3柱状体63及び第4柱状体64夫々を、酸素
含有ガス流路sの入口si及び出口soが開口されてい
る方のセルユニットU夫々の一対の縁部夫々に密着さ
せ、且つ、仕切り材65、第1柱状体61及び第2柱状
体62夫々の両端部に、第3柱状体63及び第4柱状体
64夫々を重ねて密着させてある。更に、それら第3柱
状体63及び第4柱状体64の上にセルユニット列RU
を重ねるといったことを繰り返すことにより、セル集積
群NCの二つを並置してある。
【0018】第4柱状体64には、セルユニットU夫々
の燃料極3との間に開口を形成すべく、凹部64Aを形
成してある。
【0019】そして、隣合うセルユニット列RU,RU
間夫々を燃料ガス流路fとしてある。
【0020】隣合うセルユニット列RU,RU間につい
ては、二つおきに、冷却部Rを設けてあり、残りには、
セルユニットUの積層方向に隣合う第1柱状体61,6
1との間に形成される開口夫々、及び、前記積層方向に
隣合う第2柱状体62,62との間に形成される開口夫
々に、その開口における酸素含有ガス流路入口si側に
開口部を形成する状態で流路入口形成部材66を設ける
とともに、両流路入口形成部材66、第3柱状体63及
び第4柱状体64とにより形成される空間に、セルユニ
ットU夫々と接触する状態で、気体の通流を許容する形
状に形成された柔軟性導電材67を充填してある。
【0021】そして、流路入口形成部材66にて形成さ
れる前記開口部夫々を燃料ガス流路入口fiとし、且
つ、凹部64A夫々を燃料ガス流路出口foとしてあ
る。つまり、燃料ガスが両側の燃料ガス流路入口fi,
fi夫々から燃料ガス流路出口foへ屈曲流状態で柔軟
性導電材67を通流するように、燃料ガス流路fを構成
してある。
【0022】図4及び図5に基づいて、冷却部Rについ
て説明を加える。冷却部Rは、隣合うセルユニットU夫
々に接触する状態で配置し、且つ、導電性及び良熱伝導
性を備えるように形成した本体部R1と、その本体部R
1の内部に電気的に絶縁状態に配置した冷却用流体が通
流する蛇行状の冷却管7とから構成してある。
【0023】本体部R1について説明を加える。本体部
R1は、セルユニット列RUのほぼ全面に対向する状態
で、セルユニットUの積層方向両端部夫々に配置した一
対の板体4,4と、板体4夫々に接触する状態で一対の
板体4,4の間に配置した複数の間隔保持部材5と、隣
合う間隔保持部材5,5の間に設けた絶縁部材6とから
構成してある。尚、板体4及び間隔保持部材5は、導電
性及び良熱伝導性を備えている。
【0024】冷却管7は、絶縁部材6中に設けてある。
【0025】板体4は、導電性及び良熱伝導性を備えた
Niの板材、その他適当なものから成り、間隔保持部材
5は、Niの板材を波状に成形した波形材、その他適当
なものから成る。波状の間隔保持部材5の両側の山部分
夫々を、両側の板体4,4夫々に接触させる状態で設け
てあり、もって、一対の板体4,4間を間隔保持部材5
を介して電流が流れるように構成してある。絶縁部材6
はアルミナセラミックス、アスベスト等の耐熱性の絶縁
材から成る。
【0026】更に、図2にも示すように、セルCの燃料
極3と板体4との間、及び、導電性セパレータ11と板
体4との間の夫々には、気体の通流を許容する状態に形
成された柔軟性導電材8,9の夫々を設けてある。柔軟
性導電材8は、セルユニット列RUにおけるセルユニッ
トUの並置方向の長さよりも短くしてあり、且つ、セル
ユニット列RUにおける前記並置方向のほぼ中央に配置
してある。又、柔軟性導電材8の両側に位置する、第1
柱状体61と板体4との間に形成される開口、及び、第
2柱状体62と板体4との間に形成される開口には、そ
の開口における酸素含有ガス流路入口si側に開口部を
形成する状態で流路入口形成部材68を設けてある。
【0027】即ち、柔軟性導電材8、板体4、間隔保持
部材5、板体4、柔軟性導電材9にて一連の導電経路を
形成するようにしてあり、その導電経路にて、隣合うセ
ルC,C同士を導電状態に接続するように構成してあ
る。
【0028】そして、流路入口形成部材68にて形成さ
れる前記開口部夫々を燃料ガス流路入口fiとし、且
つ、凹部64A夫々を燃料ガス流路出口foとしてあ
る。つまり、燃料ガスが両側の燃料ガス流路入口fi,
fi夫々から燃料ガス流路出口foへ屈曲流状態で柔軟
性導電材8を通流するように、燃料ガス流路fを構成し
てある。
【0029】尚、 柔軟性導電材8,9,67は、耐熱
性、耐還元性に優れたNiのフェルト状材、その他適当
なものから成る。
【0030】図3に示すように、上述の如く構成して並
置した二つのセル集積群NCにおいて、酸素含有ガス流
路入口siの設置側の側面に、一側面が開口する風胴6
9を、その開口を臨ませる状態で気密状態に接続し、酸
素含有ガス流路出口so及び燃料ガス流路出口foの設
置側の側面に、一側面が開口する風胴70を、その開口
を臨ませる状態で気密状態に接続してある。もって、風
胴69の内部を酸素含有ガス流路入口si夫々に連通す
る酸素含有ガス供給路Ks、及び、風胴70の内部を酸
素含有ガス流路出口so夫々及び燃料ガス流路出口fo
夫々に連通する排出路Hとしてある。尚、排出路Hは、
酸素含有ガス流路出口so夫々から排出される排出酸素
含有ガスと、燃料ガス流路出口fo夫々から排出される
排出燃料ガスとを燃焼させる燃焼室としても機能する。
【0031】そして、上述の如く並置した二つのセル集
積群NCを、箱状体Aの内部に配設してある。セル集積
群NC夫々の燃料ガス流路入口fi夫々は、箱状体Aの
内部に臨む状態であり、箱状体Aの内部をもって、燃料
ガス供給路Kfとしてある。
【0032】図3に示すように、冷却管7の入口部夫々
には、冷却用流体供給用の供給用ヘッダ71を接続して
あり、冷却管7の出口部夫々には、冷却用流体排出用の
排出用ヘッダ72を接続してある。又、セルユニットU
の温度を検出する温度センサ73を設けてある。上述の
ようにして、燃料電池を構成してある。
【0033】従って、冷却管7は、冷却用流体の通流に
より燃料電池を冷却する冷却手段Lとして機能する。
【0034】次に、図6に基づいて、上述の如く構成し
た燃料電池Fを冷却するための燃料電池冷却装置につい
て説明する。燃料電池Fに設けてある冷却管7夫々に対
して、気水分離器21内の冷却用流体を通流させて、燃
料電池Fを冷却するように、供給用ヘッダ71及び排出
用ヘッダ72に、ポンプ22を介装した冷却用流体循環
路23を接続してある。尚、ポンプ22により、冷却管
7夫々に対して、冷却用流体を一定流量で供給する。
【0035】冷却用流体としては、冷却水に臭化リチウ
ム(LiBr)を溶解させた臭化リチウム水溶液を適用
してあり、臭化リチウムの濃度を調整することにより、
冷却用流体の沸点を調整するようにしてある。図表7
に、一例として、冷却用流体の圧力が15.86Kg/
cm2 、及び、28.53Kg/cm2 夫々の場合にお
ける、臭化リチウムの濃度に応じた冷却用流体の沸点を
示す。尚、濃度0%の場合の沸点は、水の沸点を示す。
【0036】図中の24は、凝縮器であり、凝縮器24
には、冷却水を冷却媒体とする凝縮用熱交換器25を設
けてある。気水分離器21の気相部と凝縮器24の気相
部とを水蒸気供給路26にて連通させてあり、気水分離
器21から水蒸気供給路26を介して凝縮器24に導入
される水蒸気を凝縮用熱交換器25で冷却することによ
り凝縮させる。
【0037】凝縮器24で凝縮した凝縮冷却水を冷却用
流体循環路23に戻すための冷却水路27を、冷却用流
体循環路23における気水分離器21とポンプ22との
間に接続してある。又、冷却水路27から分岐した分岐
冷却水路28を、冷却水貯留槽29に接続し、冷却水貯
留槽29に貯留されている凝縮冷却水を冷却用流体循環
路23に補充供給するための冷却水補充路30を、冷却
水路27に接続してある。尚、図中の34は、冷却用流
体の圧力が異状上昇したときに、冷却用流体の圧力を低
下させるための安全弁である。
【0038】冷却水路27には、冷却用流体循環路23
への凝縮冷却水の戻し量を調整するための比例弁31を
介装し、冷却水補充路30には、冷却用流体循環路23
への凝縮冷却水の補充量を調整するための比例弁32を
介装し、又、分岐冷却水路28には、開閉弁33を介装
してある。又、図3にも示すように、燃料電池Fの温度
を検出する温度検出手段としての温度センサ73を設け
てある。
【0039】図中の35は、マイクロコンピュータを利
用した制御装置であり、この制御装置35は、温度セン
サ73の検出情報に基づいて、比例弁31,32夫々の
開度調整制御、及び、開閉弁33の開閉制御を実行し
て、燃料電池Fの温度調整を行う。以下、制御装置35
の制御作動について説明する。
【0040】燃料電池Fの温度が設定温度で一定のとき
は、開閉弁33を閉成し、比例弁31の開度を全開に
し、比例弁32の開度を全閉にする。従って、凝縮器2
4で凝縮した凝縮冷却水の全量が冷却水路27を通じて
冷却用流体循環路23に戻されるので、臭化リチウムの
濃度がほぼ一定に維持される。その結果、冷却用流体の
沸点がほぼ一定に保たれて、燃料電池Fと冷却用流体と
の温度差がほぼ一定に保たれるので、冷却用流体の蒸発
量がほぼ一定に保たれて、燃料電池Fの温度が設定温度
に維持される。
【0041】燃料電池Fの温度が設定温度よりも高くな
ると、開閉弁33を閉成し、比例弁31の開度を全開に
し、且つ、燃料電池Fの温度を設定温度に近づけるよう
に、比例弁32の開度を調整する。従って、凝縮器24
で凝縮した凝縮冷却水の全量が冷却水路27を通じて冷
却用流体循環路23に戻されるとともに、冷却水貯留槽
29に貯留されている凝縮冷却水が冷却水補充路30を
通じて冷却用流体循環路23に補充供給されるので、臭
化リチウムの濃度が低下する。その結果、冷却用流体の
沸点が低下して、燃料電池Fと冷却用流体との温度差が
増大するので、冷却用流体の蒸発量が増大し、もって、
燃料電池Fの温度が低下して設定温度に近づく。
【0042】一方、燃料電池Fの温度が設定温度よりも
低くなると、開閉弁33を開成し、比例弁32の開度を
全閉にし、且つ、燃料電池Fの温度を設定温度に近づけ
るように、比例弁31の開度を調整する。従って、凝縮
器24で凝縮した凝縮冷却水のうち、冷却用流体循環路
23に対する冷却水路27を通じた戻し量が減少される
とともに、残りの凝縮冷却水が分岐冷却水路28を通じ
て冷却水貯留槽29に供給されて冷却水貯留槽29に貯
留されるので、臭化リチウムの濃度が上昇する。その結
果、冷却用流体の沸点が上昇して、燃料電池Fと冷却用
流体との温度差が減少するので、冷却用流体の蒸発量が
減少し、もって、燃料電池Fの温度が上昇して設定温度
に近づく。
【0043】尚、上述の如き、温度センサ73の検出情
報に基づく比例弁31,32夫々の開度調整制御は、P
ID制御により行う。冷却用流体の圧力は、冷却用流体
の流量、冷却管7及び冷却用流体循環路23等の耐圧設
計等に基づいて適宜設定する。又、燃料電池Fの温度が
設定温度に維持されているときの、冷却用流体における
臭化リチウムの濃度は適宜設定し、例えば、臭化リチウ
ムの濃度調整範囲のほぼ中心に対応する値に設定する。
【0044】従って、比例弁31,32、及び、開閉弁
33は、冷却用流体における臭化リチウムの濃度を調整
する濃度調整手段Dとして機能し、制御装置35は、温
度センサ73の検出情報に基づいて、冷却対象物Oとし
ての燃料電池Fの温度を設定温度に近づけるように、濃
度調整手段Dを制御する制御手段Mとして機能する。
【0045】〔別実施例〕次に別実施例を列記する。 図8に基づいて、別実施例を説明する。尚、本実施
例において、図6に示す実施例と同様の装置及び部材に
は同一の符号を付してその説明を省略する。
【0046】凝縮器24で凝縮した凝縮冷却水を冷却用
流体循環路23に戻すための冷却水路41を、冷却用流
体循環路23における気水分離器21とポンプ22との
間に接続し、その冷却水路41の途中に凝縮冷却水を貯
留する冷却水貯留槽42を設けてある。又、冷却水貯留
槽42における凝縮冷却水の貯留量を検出する貯留量検
出手段43、及び、冷却用流体循環路23への凝縮冷却
水の戻し量を調整するための比例弁44を設けてある。
尚、貯留量検出手段43としては、例えば、液面センサ
を適用することができる。
【0047】即ち、貯留量検出手段43の検出情報に基
づいて、比例弁44の開度を調整することにより、冷却
水貯留槽42における凝縮冷却水の貯留量を調整して、
臭化リチウムの濃度を調整するように構成してある。そ
して、制御装置45は、温度センサ73及び貯留量検出
手段43の検出情報に基づいて、燃料電池Fの温度を設
定温度に近づけるように、冷却水貯留槽42における凝
縮冷却水の貯留量を調整すべく、比例弁44の開度を調
整する。
【0048】従って、貯留量検出手段43及び比例弁4
4は、濃度調整手段Dとして機能し、制御装置45は、
制御手段Mとして機能する。
【0049】 上記実施例では、セルユニットUの複
数を積層状態に並置したセル集積群NCの二つを並置す
る場合について例示したが、セル集積群NCの並置個数
は不問であり、一つでも、あるいは、三つ以上でも良
い。
【0050】 複数の燃料電池のセルCを積層状態に
並置するための構成は、上記実施例に示した構成に限定
されるものではなく、種々の構成が可能である。
【0051】 上記実施例では、燃料電池のセルCの
電解質として固体電解質を適用する場合について例示し
たが、電解質としては、この他に、溶融炭酸塩等を適用
することができる。
【0052】 冷却部Rの構成は、上記実施例に示し
た構成に限定されるものではなく、種々の構成が可能で
ある。
【0053】 冷却手段Lの具体構成は、上記実施例
に示した構成に限定されるものではなく、種々の構成が
可能であり、例えば、箱状のジャケットでも良い。又、
前記ジャケットや冷却管7の外周部に、良熱伝導性の備
えたフィンを多数付設しても良い。
【0054】 沸点調整剤としては、上記実施例に示
した臭化リチウム以外に、例えば、塩化ナトリウム、塩
化カルシウム等を適用することができる。
【0055】 冷却対象物Oとしては、上記実施例に
示した燃料電池F以外に種々のものを適用することがで
き、例えば、焼成炉を適用することができる。
【0056】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】燃料電池のセルの一部切り欠き斜視図
【図2】燃料電池の要部の分解斜視図
【図3】燃料電池の斜視図
【図4】冷却部の縦断面図
【図5】冷却部の一部切り欠き斜視図
【図6】本発明を適用した燃料電池冷却装置の全体構成
【図7】冷却用流体の沸点と沸点調整剤の濃度との関係
を示す図表
【図8】別実施例を示す燃料電池冷却装置の全体構成図
【符号の説明】
1 電解質層 2 酸素極 3 燃料極 73 温度検出手段 C 燃料電池のセル D 濃度調整手段 F 燃料電池 L 冷却手段 M 制御手段 O 冷却対象物

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷却対象物(O)を冷却用流体の通流に
    より冷却する冷却手段(L)が設けられた冷却装置であ
    って、 前記冷却用流体に、その冷却用流体に対する濃度に応じ
    て前記冷却用流体の沸点が変化する沸点調整剤が溶解さ
    れ、前記冷却対象物(O)の温度を検出する温度検出手
    段(73)と、前記沸点調整剤の濃度を調整する濃度調
    整手段(D)が設けられ、前記温度検出手段(73)の
    検出情報に基づいて、前記冷却対象物(O)の温度を設
    定温度に近づけるように、前記濃度調整手段(D)を制
    御する制御手段(M)が設けられている冷却装置。
  2. 【請求項2】 前記冷却対象物(O)は、電解質層
    (1)の一方の面に酸素極(2)を且つ他方の面に燃料
    極(3)を備えた燃料電池のセル(C)が設けられた燃
    料電池(F)である請求項1記載の冷却装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6529206B1 (en) * 1998-07-13 2003-03-04 Sony Corporation Image processing apparatus and method, and medium therefor
JP2012174395A (ja) * 2011-02-18 2012-09-10 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 固体高分子形燃料電池発電システム

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