JPH0783389A - 集中潤滑装置 - Google Patents
集中潤滑装置Info
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- JPH0783389A JPH0783389A JP22683693A JP22683693A JPH0783389A JP H0783389 A JPH0783389 A JP H0783389A JP 22683693 A JP22683693 A JP 22683693A JP 22683693 A JP22683693 A JP 22683693A JP H0783389 A JPH0783389 A JP H0783389A
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Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【目的】被供給体が必要とする給油量に差があるとき、
または給油量が変化したときに、給油量を自動に制御で
きる集中潤滑装置を提供する。 【構成】潤滑油を供給する圧力主管３と、給油区間Ｚ
１，Ｚ２，・・・，Ｚｎ毎に設けられ前記圧力主管３に
接続された供給源４ｚ1，４ｚ2，・・・，４ｚｎと、前
記供給源に対して設定給油量に基づく給油指令を送出す
る制御部９とを有し、各給油区間内Ｚ１，Ｚ２，・・
・，Ｚｎに１つまたは複数の被供給体１ｚ1，１ｚ2，・
・・，１ｚｎを備えた集中潤滑装置において、前記被供
給体の発生する物理量（温度、音、振動）を検出する検
知手段１２を設け、前記制御部９は、前記検知手段１２
の検出値が、適正域であるか補正域であるかを判断し、
補正域にある場合には、前記設定給油量を調節する。さ
らに、前記検出値が補正域を超えて、危険域に達したと
きに、前記制御部９が、警報指令または前記被供給体の
属する機械への駆動停止指令を送出する。
または給油量が変化したときに、給油量を自動に制御で
きる集中潤滑装置を提供する。 【構成】潤滑油を供給する圧力主管３と、給油区間Ｚ
１，Ｚ２，・・・，Ｚｎ毎に設けられ前記圧力主管３に
接続された供給源４ｚ1，４ｚ2，・・・，４ｚｎと、前
記供給源に対して設定給油量に基づく給油指令を送出す
る制御部９とを有し、各給油区間内Ｚ１，Ｚ２，・・
・，Ｚｎに１つまたは複数の被供給体１ｚ1，１ｚ2，・
・・，１ｚｎを備えた集中潤滑装置において、前記被供
給体の発生する物理量（温度、音、振動）を検出する検
知手段１２を設け、前記制御部９は、前記検知手段１２
の検出値が、適正域であるか補正域であるかを判断し、
補正域にある場合には、前記設定給油量を調節する。さ
らに、前記検出値が補正域を超えて、危険域に達したと
きに、前記制御部９が、警報指令または前記被供給体の
属する機械への駆動停止指令を送出する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、工場内の設備機械、建
設機械、車両等への潤滑を集中制御する集中潤滑装置に
関するものである。
設機械、車両等への潤滑を集中制御する集中潤滑装置に
関するものである。
【０００２】
【従来の技術】この種のものとしては、本出願人が特願
平４−２２９１５５号として、先に提案したものがあ
り、図３を参照しながら説明する。
平４−２２９１５５号として、先に提案したものがあ
り、図３を参照しながら説明する。
【０００３】この従来例においては、複数の機械群を備
えるシステムあるいはプラントおいて、各機械群を１つ
の給油区間Ｚ１，Ｚ２，・・・，Ｚｎとして、各給油区
間Ｚ１，Ｚ２，・・・，Ｚｎに対応する各々全ての被供
給体に対して、圧力主管２２から給油する。この圧力主
管２２に潤滑油を供給する主供給源２１と、各給油区間
Ｚ１，Ｚ２，・・・，Ｚｎに対応した供給源３１（電磁
弁）と、この供給源３１から各々の給油区間Ｚ１，Ｚ
２，・・・，Ｚｎの被供給体へ潤滑油を分配する進行式
の分配弁３２とが設けられている。供給源３１から供給
される給油量を制御する制御部２４が設けられている。
えるシステムあるいはプラントおいて、各機械群を１つ
の給油区間Ｚ１，Ｚ２，・・・，Ｚｎとして、各給油区
間Ｚ１，Ｚ２，・・・，Ｚｎに対応する各々全ての被供
給体に対して、圧力主管２２から給油する。この圧力主
管２２に潤滑油を供給する主供給源２１と、各給油区間
Ｚ１，Ｚ２，・・・，Ｚｎに対応した供給源３１（電磁
弁）と、この供給源３１から各々の給油区間Ｚ１，Ｚ
２，・・・，Ｚｎの被供給体へ潤滑油を分配する進行式
の分配弁３２とが設けられている。供給源３１から供給
される給油量を制御する制御部２４が設けられている。
【０００４】この制御部２４は、電磁弁作動指令手段３
４と、主供給源作動指令手段３５と、異常検知手段３６
とを備えている。電磁弁作動指令手段３４は、時間間隔
設定部３７と、開弁時間設定部３８とを有している。こ
の時間間隔設定部３７は各供給源３１の作動する時間間
隔が設定されている。開弁時間設定部３８は各供給源３
１の作動時間が設定されている。主供給源作動指令手段
３５は、電磁弁作動手段３４から供給源３１への作動指
令信号が出力されているときに、主供給源２１に作動指
令信号を与える。異常検知手段３６は、サイクルスイッ
チ３３と、適正作動回数設定部４０と、異常報知部４１
とを有している。このサイクルスイッチ３３は、分配弁
３２毎に設けてあって、各々に分配弁３２の作動回数を
検出する。適正作動回数設定部４０は夫々の分配弁３２
の適正作動回数が設定されている。異常報知部４１は、
開弁時間設定部３８の設定時間内に分配弁３２が設定作
動回数を作動したか否かを判断する。
４と、主供給源作動指令手段３５と、異常検知手段３６
とを備えている。電磁弁作動指令手段３４は、時間間隔
設定部３７と、開弁時間設定部３８とを有している。こ
の時間間隔設定部３７は各供給源３１の作動する時間間
隔が設定されている。開弁時間設定部３８は各供給源３
１の作動時間が設定されている。主供給源作動指令手段
３５は、電磁弁作動手段３４から供給源３１への作動指
令信号が出力されているときに、主供給源２１に作動指
令信号を与える。異常検知手段３６は、サイクルスイッ
チ３３と、適正作動回数設定部４０と、異常報知部４１
とを有している。このサイクルスイッチ３３は、分配弁
３２毎に設けてあって、各々に分配弁３２の作動回数を
検出する。適正作動回数設定部４０は夫々の分配弁３２
の適正作動回数が設定されている。異常報知部４１は、
開弁時間設定部３８の設定時間内に分配弁３２が設定作
動回数を作動したか否かを判断する。
【０００５】こうしたものにおいては、制御部２４は、
電磁弁作動指令手段３４から供給源３１の１つに作動指
令信号を出力し、この信号に同期して、主供給源作動手
段３５から主供給源２１へ作動指令信号が出力する。サ
イクルスイッチ３３は分配弁３２の作動回数を検出して
おり、分配弁３２が適正作動回数設定部４０に設定され
た作動回数を作動すると、制御部２４は、主供給源２１
へ作動停止指令信号と、供給源３１へ作動停止指令信号
を出力する。また、開弁時間設定部３８に設定された時
間内に、分配弁３２の作動回数が設定作動回数に達しな
いときには、異常報知部４１が異常を報知する。
電磁弁作動指令手段３４から供給源３１の１つに作動指
令信号を出力し、この信号に同期して、主供給源作動手
段３５から主供給源２１へ作動指令信号が出力する。サ
イクルスイッチ３３は分配弁３２の作動回数を検出して
おり、分配弁３２が適正作動回数設定部４０に設定され
た作動回数を作動すると、制御部２４は、主供給源２１
へ作動停止指令信号と、供給源３１へ作動停止指令信号
を出力する。また、開弁時間設定部３８に設定された時
間内に、分配弁３２の作動回数が設定作動回数に達しな
いときには、異常報知部４１が異常を報知する。
【０００６】このように、供給源３１から給油される潤
滑油は、制御部２４により単位時間あたり、常時一定量
になるように構成されている。
滑油は、制御部２４により単位時間あたり、常時一定量
になるように構成されている。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、被供給
体の属する機械の稼働率または負荷荷重等が変動した場
合に、この変動に応じて、各給油区間が必要とする給油
量も変化する。この給油量の変化に対応するために、制
御部の制御する給油量を機械の上記変動毎に、設定しな
ければならない。
体の属する機械の稼働率または負荷荷重等が変動した場
合に、この変動に応じて、各給油区間が必要とする給油
量も変化する。この給油量の変化に対応するために、制
御部の制御する給油量を機械の上記変動毎に、設定しな
ければならない。
【０００８】本発明は、被供給体が必要とする給油量に
差があるとき、または給油量が変化したときに、給油量
を自動に制御できる集中潤滑装置を提供することを目的
とする。
差があるとき、または給油量が変化したときに、給油量
を自動に制御できる集中潤滑装置を提供することを目的
とする。
【０００９】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は請求項１では、潤滑油を供給する圧力主管
と、給油区間毎に設けられ前記圧力主管に接続された供
給源と、前記供給源に対して設定給油量に基づく給油指
令を送出する制御部とを有し、各給油区間内に１つまた
は複数の被供給体を備えた集中潤滑装置において、前記
被供給体の発生する物理量を検出する検知手段を設け、
前記制御部は、前記検知手段の検出値が、前記被供給体
の通常状態を示す適正域であるか、前記被供給体の非通
常状態を示す補正域であるかを判断し、補正域にある場
合には、前記設定給油量を調節することを特徴とする。
に、本発明は請求項１では、潤滑油を供給する圧力主管
と、給油区間毎に設けられ前記圧力主管に接続された供
給源と、前記供給源に対して設定給油量に基づく給油指
令を送出する制御部とを有し、各給油区間内に１つまた
は複数の被供給体を備えた集中潤滑装置において、前記
被供給体の発生する物理量を検出する検知手段を設け、
前記制御部は、前記検知手段の検出値が、前記被供給体
の通常状態を示す適正域であるか、前記被供給体の非通
常状態を示す補正域であるかを判断し、補正域にある場
合には、前記設定給油量を調節することを特徴とする。
【００１０】請求項２では、前記検出値が補正域を超え
て、前記被供給体に破損の恐れがある危険域に達したと
きに、前記制御部が、警報指令または前記給油体の属す
る機械への駆動停止指令を送出することを特徴とする。
て、前記被供給体に破損の恐れがある危険域に達したと
きに、前記制御部が、警報指令または前記給油体の属す
る機械への駆動停止指令を送出することを特徴とする。
【００１１】請求項３では、前記検知手段の検知する物
理量は、音または温度または振動であることを特徴とす
る。
理量は、音または温度または振動であることを特徴とす
る。
【００１２】
【作用】上述した本発明は、被供給体が必要とする給油
量が変化したときに、被供給体が発生する物理量（例え
ば、音、温度、振動）も変化することから、この物理量
を検知手段が検出する。制御部は、この検知手段の検出
値を入力し、この検出値が、適正域であるか補正域であ
るかを判断する。補正域であると判断したときに、設定
給油量を調節して、被供給体に対して常時適量を供給す
ることができる。また、検出値が補正域を超えて危険域
に達したときに、警報指令または被供給体の属する機械
に対して駆動停止指令を発生して、この機械の破損を防
止できる。
量が変化したときに、被供給体が発生する物理量（例え
ば、音、温度、振動）も変化することから、この物理量
を検知手段が検出する。制御部は、この検知手段の検出
値を入力し、この検出値が、適正域であるか補正域であ
るかを判断する。補正域であると判断したときに、設定
給油量を調節して、被供給体に対して常時適量を供給す
ることができる。また、検出値が補正域を超えて危険域
に達したときに、警報指令または被供給体の属する機械
に対して駆動停止指令を発生して、この機械の破損を防
止できる。
【００１３】
【実施例】図１は、本発明の一実施例を示す概略の構成
図である。この集中潤滑装置は、システムあるいはプラ
ントにある複数台の機械をゾーン分けし、このゾーンに
属する軸受１ｚ1 ，１ｚ2 ，・・・，１ｚｎ（被供給
体）が給油区間Ｚ１，Ｚ２，・・・，Ｚｎを構成し、各
給油区間毎に潤滑油の給油を集中制御するものである。
図である。この集中潤滑装置は、システムあるいはプラ
ントにある複数台の機械をゾーン分けし、このゾーンに
属する軸受１ｚ1 ，１ｚ2 ，・・・，１ｚｎ（被供給
体）が給油区間Ｚ１，Ｚ２，・・・，Ｚｎを構成し、各
給油区間毎に潤滑油の給油を集中制御するものである。
【００１４】２は主供給源、３は圧力主管であって、主
供給源２に接続されている。主供給源２は圧力主管３内
の潤滑油圧を常時一定に保持している。４ｚ1 ，４ｚ
2 ，・・・，４ｚｎは、ポンプ（供給源）であって、各
給油区間Ｚ１，Ｚ２，・・・，Ｚｎに対応して設けられ
ており、分岐管５を通じて圧力主管３に接続される。給
油区間Ｚ１内の軸受１ｚ1 は、このポンプ４ｚ1 から給
油される。給油区間Ｚ２内の２つの軸受１ｚ2 は、分配
弁６ｚ2 を介してポンプ４ｚ2 から供給される。さら
に、給油区間Ｚｎ内の３つの軸受１ｚｎは、分配弁６ｚ
ｎを介してポンプ４ｚｎから供給される。
供給源２に接続されている。主供給源２は圧力主管３内
の潤滑油圧を常時一定に保持している。４ｚ1 ，４ｚ
2 ，・・・，４ｚｎは、ポンプ（供給源）であって、各
給油区間Ｚ１，Ｚ２，・・・，Ｚｎに対応して設けられ
ており、分岐管５を通じて圧力主管３に接続される。給
油区間Ｚ１内の軸受１ｚ1 は、このポンプ４ｚ1 から給
油される。給油区間Ｚ２内の２つの軸受１ｚ2 は、分配
弁６ｚ2 を介してポンプ４ｚ2 から供給される。さら
に、給油区間Ｚｎ内の３つの軸受１ｚｎは、分配弁６ｚ
ｎを介してポンプ４ｚｎから供給される。
【００１５】７ｚ1 ，７ｚ2 ，・・・，７ｚｎは、各送
受信局であって、各給油区間Ｚ１，Ｚ２，・・・，Ｚｎ
に対応して設けられており、伝送線８を通してコントロ
ーラ９（制御部）に接続されるとともに、信号線１０に
より対応する給油区間内Ｚ１，Ｚ２，・・・，Ｚｎのポ
ンプと流量計１１と温度センサ１２（検知手段）とに接
続される。温度センサは、各軸受１ｚ1 ，１ｚ2 ，・・
・，１ｚｎに設けられており、軸受１ｚ1 ，１ｚ2 ，・
・・，１ｚｎの発生する温度を検出する。
受信局であって、各給油区間Ｚ１，Ｚ２，・・・，Ｚｎ
に対応して設けられており、伝送線８を通してコントロ
ーラ９（制御部）に接続されるとともに、信号線１０に
より対応する給油区間内Ｚ１，Ｚ２，・・・，Ｚｎのポ
ンプと流量計１１と温度センサ１２（検知手段）とに接
続される。温度センサは、各軸受１ｚ1 ，１ｚ2 ，・・
・，１ｚｎに設けられており、軸受１ｚ1 ，１ｚ2 ，・
・・，１ｚｎの発生する温度を検出する。
【００１６】コントローラ９は、演算処理部とプログラ
ムメモリとデーターメモリとを有し、このデーターメモ
リには各給油区間Ｚ１，Ｚ２，・・・，Ｚｎに対する単
位時間当りの給油量を示す設定給油量が書き込まれてい
る。コントローラ９は、この設定給油量に基づきポンプ
４ｚ1 ，４ｚ2 ，・・・，４ｚｎに対する給油指令を送
出する。送受信局７ｚ1 ，７ｚ2 ，・・・，７ｚｎは、
コントローラ９から送出された給油指令を夫々に対応し
たポンプ４ｚ1 ，４ｚ2 ，・・・，４ｚｎに送るととも
に、各々の温度センサ１２および流量計１１の検知信号
をコントローラ９に送出する。
ムメモリとデーターメモリとを有し、このデーターメモ
リには各給油区間Ｚ１，Ｚ２，・・・，Ｚｎに対する単
位時間当りの給油量を示す設定給油量が書き込まれてい
る。コントローラ９は、この設定給油量に基づきポンプ
４ｚ1 ，４ｚ2 ，・・・，４ｚｎに対する給油指令を送
出する。送受信局７ｚ1 ，７ｚ2 ，・・・，７ｚｎは、
コントローラ９から送出された給油指令を夫々に対応し
たポンプ４ｚ1 ，４ｚ2 ，・・・，４ｚｎに送るととも
に、各々の温度センサ１２および流量計１１の検知信号
をコントローラ９に送出する。
【００１７】上記構成の集中潤滑装置を、図２に示すコ
ントローラ９のフローチャートを参照しながら説明す
る。
ントローラ９のフローチャートを参照しながら説明す
る。
【００１８】先ず、給油区間Ｚ１への給油について説明
する。
する。
【００１９】（１）給油源の給油作動 コントローラ９が給油指令を送出する（ステップＳ
１）。送受信局７ｚ1 は、伝送線８へ送出された給油指
令の内の給油区間Ｚ１への給油指令を取り込み、取り込
んだ給油指令をポンプ４ｚ1 に送出する。コントローラ
９は、送受信局７ｚ1 を通して流量計１１の検知信号を
入力する（ステップＳ２）。コントローラ９は、ポンプ
４ｚ1 が設定給油量を軸受１ｚ1 に供給したか否かを判
断する（ステップＳ３）。
１）。送受信局７ｚ1 は、伝送線８へ送出された給油指
令の内の給油区間Ｚ１への給油指令を取り込み、取り込
んだ給油指令をポンプ４ｚ1 に送出する。コントローラ
９は、送受信局７ｚ1 を通して流量計１１の検知信号を
入力する（ステップＳ２）。コントローラ９は、ポンプ
４ｚ1 が設定給油量を軸受１ｚ1 に供給したか否かを判
断する（ステップＳ３）。
【００２０】（２）被供給体の状態判断 ポンプ４ｚ1 が設定給油量を軸受１ｚ1 へ供給した後、
コントローラ９は、送受信局７ｚ1 を通して温度センサ
１２の検出温度ＴＡ（検出値）を入力する（ステップＳ
４）。コントローラ９は、Ｔ１＜ＴＡ、および、ＴＡ＜
Ｔ２（＞Ｔ１）であるか否かを判断する（ステップＳ
５，Ｓ６）。この温度Ｔ１は、軸受に供給される潤滑油
量が適量である場合の軸受の温度（通常時の温度）であ
る。温度Ｔ２は、軸受が焼き付けを起こす恐れのある温
度（異常時の温度）である。軸受１ｚ1 に潤滑油が不足
すると、軸受１ｚ1 は通常時の温度よりも上昇する。こ
れにより、コントローラ９は、検出温度ＴＡがＴ１＞Ｔ
Ａである適正域と、Ｔ１＜ＴＡ＜Ｔ２である補正域と、
ＴＡ＞Ｔ２である危険域とに判別される。
コントローラ９は、送受信局７ｚ1 を通して温度センサ
１２の検出温度ＴＡ（検出値）を入力する（ステップＳ
４）。コントローラ９は、Ｔ１＜ＴＡ、および、ＴＡ＜
Ｔ２（＞Ｔ１）であるか否かを判断する（ステップＳ
５，Ｓ６）。この温度Ｔ１は、軸受に供給される潤滑油
量が適量である場合の軸受の温度（通常時の温度）であ
る。温度Ｔ２は、軸受が焼き付けを起こす恐れのある温
度（異常時の温度）である。軸受１ｚ1 に潤滑油が不足
すると、軸受１ｚ1 は通常時の温度よりも上昇する。こ
れにより、コントローラ９は、検出温度ＴＡがＴ１＞Ｔ
Ａである適正域と、Ｔ１＜ＴＡ＜Ｔ２である補正域と、
ＴＡ＞Ｔ２である危険域とに判別される。
【００２１】（３）適正域 前記適正域の場合には、コントローラ９は、現状の設定
給油量に基づき給油指令を送出する。
給油量に基づき給油指令を送出する。
【００２２】（４）補正域 前記補正域の場合には、通常時の温度Ｔ１と検出温度Ｔ
Ａの差に基づき、ＴＡ＜Ｔ１となる給油量を演算し、前
記設定給油量に変えて、演算した給油量を新たな設定給
油量としてデーターメモリに書き込む（ステップＳ
９）。以後、この新たな設定給油量に基づき給油指令を
送出する。
Ａの差に基づき、ＴＡ＜Ｔ１となる給油量を演算し、前
記設定給油量に変えて、演算した給油量を新たな設定給
油量としてデーターメモリに書き込む（ステップＳ
９）。以後、この新たな設定給油量に基づき給油指令を
送出する。
【００２３】（６）危険域 前記危険域の場合には、コントローラ９は、軸受１ｚ1
が焼き付く恐れがあると判断すると、警報指令および軸
受の属する機械の停止指令を送出する（ステップＳ７，
Ｓ８）。
が焼き付く恐れがあると判断すると、警報指令および軸
受の属する機械の停止指令を送出する（ステップＳ７，
Ｓ８）。
【００２４】次に、複数の軸受１ｚ2 を有する給油区間
Ｚ２について簡単に説明する。温度センサ１２は、各軸
受１ｚ2 に取り付けられており、対応する軸受１ｚ2 の
温度を検出している。軸受１ｚ2 の１つでも潤滑油が不
足していると、コントローラ９は、この潤滑油が不足し
た軸受１ｚ2 に合わせて給油区間Ｚ２に対する設定給油
量を調節する。
Ｚ２について簡単に説明する。温度センサ１２は、各軸
受１ｚ2 に取り付けられており、対応する軸受１ｚ2 の
温度を検出している。軸受１ｚ2 の１つでも潤滑油が不
足していると、コントローラ９は、この潤滑油が不足し
た軸受１ｚ2 に合わせて給油区間Ｚ２に対する設定給油
量を調節する。
【００２５】このように、本実施例によれば、給油区間
Ｚ１ ，Ｚ２，・・・，Ｚｎの夫々に対して、軸受１ｚ1
，１ｚ2 ，・・・，１ｚｎの温度を検出し、この検出
温度ＴＡと通常時の温度Ｔ１および異常時の温度Ｔ２と
比較し、検出温度が、前記適正域，前記補正域，前記危
険域の何れにあるかを判別する。前記適正域である場合
には、コントローラ９は今までの設定給油量に基づいて
給油指令を送出する。前記補正域である場合には、設定
供給量を調節する。従って、軸受軸受１ｚ1 ，１ｚ2 ，
・・・，１ｚｎの必要とする給油量が変化する度に、人
が設定給油量を変る面倒を省くことができる。前記危険
域の場合には、軸受１ｚ1 ，１ｚ2 ，・・・，１ｚｎの
属する機械を停止することにより、軸受１ｚ1 ，１ｚ
2 ，・・・，１ｚｎが焼き付くことを防止できる。
Ｚ１ ，Ｚ２，・・・，Ｚｎの夫々に対して、軸受１ｚ1
，１ｚ2 ，・・・，１ｚｎの温度を検出し、この検出
温度ＴＡと通常時の温度Ｔ１および異常時の温度Ｔ２と
比較し、検出温度が、前記適正域，前記補正域，前記危
険域の何れにあるかを判別する。前記適正域である場合
には、コントローラ９は今までの設定給油量に基づいて
給油指令を送出する。前記補正域である場合には、設定
供給量を調節する。従って、軸受軸受１ｚ1 ，１ｚ2 ，
・・・，１ｚｎの必要とする給油量が変化する度に、人
が設定給油量を変る面倒を省くことができる。前記危険
域の場合には、軸受１ｚ1 ，１ｚ2 ，・・・，１ｚｎの
属する機械を停止することにより、軸受１ｚ1 ，１ｚ
2 ，・・・，１ｚｎが焼き付くことを防止できる。
【００２６】なお、給油区間Ｚｎに複数の軸受１ｚnが
ある場合には、各軸受１ｚnに取り付けられた温度セン
サ１２の１つを検出したり、複数の軸受１ｚnの１つに
温度センサ１２を取り付けたりしてもよい。
ある場合には、各軸受１ｚnに取り付けられた温度セン
サ１２の１つを検出したり、複数の軸受１ｚnの１つに
温度センサ１２を取り付けたりしてもよい。
【００２７】また、システムおよびプラント内の軸受１
ｚ1 ，１ｚ2 ，・・・，１ｚｎの夫々にポンプを設ける
ことにより、各軸受１ｚ1 ，１ｚ2 ，・・・，１ｚｎ毎
に設定給油量を調節できる。
ｚ1 ，１ｚ2 ，・・・，１ｚｎの夫々にポンプを設ける
ことにより、各軸受１ｚ1 ，１ｚ2 ，・・・，１ｚｎ毎
に設定給油量を調節できる。
【００２８】さらに、検知手段の温度センサ１２に変え
て、伝達速度の速い音または振動を検出するセンサを用
いることにより、軸受１ｚ1 ，１ｚ2 ，・・・，１ｚｎ
の発生する物理量を温度センサ１２よりも速く検出する
ことができる。
て、伝達速度の速い音または振動を検出するセンサを用
いることにより、軸受１ｚ1 ，１ｚ2 ，・・・，１ｚｎ
の発生する物理量を温度センサ１２よりも速く検出する
ことができる。
【００２９】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
システムおよびプラントにおいて、被供給体の属する機
械の稼働率または負荷荷重が変動した場合に、これに応
じて変化する各給油区間の給油量を、制御部が自動調節
する。また、集中潤滑装置の取り付け時において、各給
油区間に対する給油量を設定する場合には、概略の給油
量を設定すると、その後、制御部が自動調節する。従っ
て、正確な給油量を設定する面倒が省くことができる。
このようにすると、形式の異なるシステムおよびプラン
トに対して同一の集中潤滑装置が適用でき、この集中潤
滑装置を標準化できるため、安価に生産できる。
システムおよびプラントにおいて、被供給体の属する機
械の稼働率または負荷荷重が変動した場合に、これに応
じて変化する各給油区間の給油量を、制御部が自動調節
する。また、集中潤滑装置の取り付け時において、各給
油区間に対する給油量を設定する場合には、概略の給油
量を設定すると、その後、制御部が自動調節する。従っ
て、正確な給油量を設定する面倒が省くことができる。
このようにすると、形式の異なるシステムおよびプラン
トに対して同一の集中潤滑装置が適用でき、この集中潤
滑装置を標準化できるため、安価に生産できる。
【図１】本発明の一実施例を示す概略の構成図である。
【図２】図１に示す実施例の制御部のフローチャートで
ある。
ある。
【図３】従来の集中潤滑装置を示す概略の構成図であ
る。
る。
１ｚ1 ，１ｚ2 ，・・・，１ｚｎ 軸受 ３ 圧力主管 ４ｚ1 ，４ｚ2 ，・・・，４ｚｎ 供給源（ポン
プ） ９ 制御部（コント
ローラ） １２ 検知手段（温度
センサ） Ｚ１，Ｚ２，・・・，Ｚｎ 給油区間
プ） ９ 制御部（コント
ローラ） １２ 検知手段（温度
センサ） Ｚ１，Ｚ２，・・・，Ｚｎ 給油区間
Claims (3)
- 【請求項１】潤滑油を供給する圧力主管と、給油区間毎
に設けられ前記圧力主管に接続された供給源と、前記供
給源に対して設定給油量に基づく給油指令を送出する制
御部とを有し、各給油区間内に１つまたは複数の被供給
体を備えた集中潤滑装置において、 前記被供給体の発生する物理量を検出する検知手段を設
け、前記制御部は、前記検知手段の検出値が、前記被供
給体の通常状態を示す適正域であるか、前記被供給体の
非通常状態を示す補正域であるかを判断し、補正域にあ
る場合には、前記設定給油量を調節することを特徴とす
る集中潤滑装置。 - 【請求項２】前記検出値が補正域を超えて、前記被供給
体に破損の恐れがある危険域に達したときに、前記制御
部が、警報指令または前記被供給体の属する機械への駆
動停止指令を送出することを特徴とする請求項１の集中
潤滑装置。 - 【請求項３】前記検知手段によって検知される物理量
は、音または温度または振動であることを特徴とする請
求項１の集中潤滑装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22683693A JPH0783389A (ja) | 1993-09-13 | 1993-09-13 | 集中潤滑装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22683693A JPH0783389A (ja) | 1993-09-13 | 1993-09-13 | 集中潤滑装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0783389A true JPH0783389A (ja) | 1995-03-28 |
Family
ID=16851336
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22683693A Pending JPH0783389A (ja) | 1993-09-13 | 1993-09-13 | 集中潤滑装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0783389A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004353869A (ja) * | 2004-07-14 | 2004-12-16 | I M N Kk | 回転部支持体における潤滑油供給方法 |
| JP2004353868A (ja) * | 2004-07-14 | 2004-12-16 | I M N Kk | 回転部支持体における潤滑油供給方法 |
| CN102748577A (zh) * | 2012-07-11 | 2012-10-24 | 华锐风电科技(集团)股份有限公司 | 一种风力发电机组的润滑方法和润滑系统 |
| CN102943950A (zh) * | 2012-11-21 | 2013-02-27 | 马钢(集团)控股有限公司 | 线材油气润滑控制方法 |
| CN104180146A (zh) * | 2013-05-27 | 2014-12-03 | 佛罗斯机械设备技术(北京)有限公司 | 润滑脂自动补偿装置和轧片机 |
-
1993
- 1993-09-13 JP JP22683693A patent/JPH0783389A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| JP4683870B2 (ja) * | 2004-07-14 | 2011-05-18 | アイ・エム・エヌ株式会社 | 回転部支持体における潤滑油供給方法 |
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