JPH0783296B2 - 伝送装置障害監視方式 - Google Patents
伝送装置障害監視方式Info
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- JPH0783296B2 JPH0783296B2 JP13365790A JP13365790A JPH0783296B2 JP H0783296 B2 JPH0783296 B2 JP H0783296B2 JP 13365790 A JP13365790 A JP 13365790A JP 13365790 A JP13365790 A JP 13365790A JP H0783296 B2 JPH0783296 B2 JP H0783296B2
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- line
- failure
- ptct
- bit
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Description
【発明の詳細な説明】 〔発明の概要〕 冗長構成を持つ伝送装置における障害監視方式、特に該
装置の警報部の障害データ処理方式に関し、 障害が継続しているならそのように通知し、一旦回復、
再発生とはならないようにすることを目的とし、 ワーク回線とプロテクト回線を持ち、その一方を運用、
他方の非運用とし、回線情報はプロテクト運用、同非運
用、ワーク運用、同非運用の4区分で、現在の運用/非
運用状態に従って該当区分に取込み、これを現在、1単
位時間前、2単位時間前の3組保持し、この3組の情報
から、各区分毎に、現在の障害状態ビットb0、1単位時
間前の障害状態ビットb1、2単位時間前の障害状態ビッ
トb2を得、これらにより障害発生、同回復、瞬時障害発
生を判定し、それを運用、非運用で纏め、プロテクト回
線およびワーク回線の工事情報を付加して当該回線の監
視結果とする伝送装置の障害監視方式において、前記判
定は、プロテクト運用とワーク運用、プロテクト非運用
とワーク非運用の各ビットb2b1b0の論理和をとって、そ
の結果により行なうよう構成する。
装置の警報部の障害データ処理方式に関し、 障害が継続しているならそのように通知し、一旦回復、
再発生とはならないようにすることを目的とし、 ワーク回線とプロテクト回線を持ち、その一方を運用、
他方の非運用とし、回線情報はプロテクト運用、同非運
用、ワーク運用、同非運用の4区分で、現在の運用/非
運用状態に従って該当区分に取込み、これを現在、1単
位時間前、2単位時間前の3組保持し、この3組の情報
から、各区分毎に、現在の障害状態ビットb0、1単位時
間前の障害状態ビットb1、2単位時間前の障害状態ビッ
トb2を得、これらにより障害発生、同回復、瞬時障害発
生を判定し、それを運用、非運用で纏め、プロテクト回
線およびワーク回線の工事情報を付加して当該回線の監
視結果とする伝送装置の障害監視方式において、前記判
定は、プロテクト運用とワーク運用、プロテクト非運用
とワーク非運用の各ビットb2b1b0の論理和をとって、そ
の結果により行なうよう構成する。
本発明は冗長構成を持つ伝送装置における障害監視方
式、特に該装置の警報部の障害データ処理方式に関す
る。
式、特に該装置の警報部の障害データ処理方式に関す
る。
伝送装置の監視に、プロテクト回線とワーク回線を同
一の回線番号で監視し、運用状態によって障害の発生箇
所を切り分け、現在の障害状態と1単位、2単位各時
間前の障害状態の3状態を纏めて判定することで、継続
した障害の発生と同回復、瞬間的に発生した障害とを切
り分け、プロテクト、ワーク各回線単位に工事状態を
管理する、という監視方式をとるものがある。本発明は
かゝる監視方式における問題点を解決するものである。
一の回線番号で監視し、運用状態によって障害の発生箇
所を切り分け、現在の障害状態と1単位、2単位各時
間前の障害状態の3状態を纏めて判定することで、継続
した障害の発生と同回復、瞬間的に発生した障害とを切
り分け、プロテクト、ワーク各回線単位に工事状態を
管理する、という監視方式をとるものがある。本発明は
かゝる監視方式における問題点を解決するものである。
冗長構成の伝送装置を第3図に示す。ワーク回線WORKの
他にスタンバイ状態のプロテクト回線PTCTを用意してお
き、通常時WORKを運用、PTCTを非運用とするが、WORK障
害で切替え操作を行なって、PTCTを運用、WORKを非運用
とする。U3はこの切替えを行なう切替ユニットであり、
U1,U2は光変換ユニットを示す。伝送装置はn回線を持
ち、SYSnはn(こゝではn=1,2,…nの1つ)番目の回
線であることを示す。第3図では1WORK回線に1PTCT回線
が設けられるように図示しているが、実際は第5図のよ
うにn個のWORK回線に1PTCT回線が設けられ、警報部COM
はこれらを監視する。SYS1〜n,PTCTの正常/異常は、
信号を流してそれが正常に伝送されるか否かに依る。こ
の正常/異常検出は伝送装置の光変換ユニットで行な
い、信号(警報)線のH/Lレベルで正常、異常を警報部C
OMに知らせる。警報部ではこれをレジスタなどに記憶し
ておく。このレジスタを周期的に読みに行き、結果を上
位装置(CAP NET)へ知らせるが前記の単位時間とはこ
の読取り周期、データ処理周期をいう。
他にスタンバイ状態のプロテクト回線PTCTを用意してお
き、通常時WORKを運用、PTCTを非運用とするが、WORK障
害で切替え操作を行なって、PTCTを運用、WORKを非運用
とする。U3はこの切替えを行なう切替ユニットであり、
U1,U2は光変換ユニットを示す。伝送装置はn回線を持
ち、SYSnはn(こゝではn=1,2,…nの1つ)番目の回
線であることを示す。第3図では1WORK回線に1PTCT回線
が設けられるように図示しているが、実際は第5図のよ
うにn個のWORK回線に1PTCT回線が設けられ、警報部COM
はこれらを監視する。SYS1〜n,PTCTの正常/異常は、
信号を流してそれが正常に伝送されるか否かに依る。こ
の正常/異常検出は伝送装置の光変換ユニットで行な
い、信号(警報)線のH/Lレベルで正常、異常を警報部C
OMに知らせる。警報部ではこれをレジスタなどに記憶し
ておく。このレジスタを周期的に読みに行き、結果を上
位装置(CAP NET)へ知らせるが前記の単位時間とはこ
の読取り周期、データ処理周期をいう。
障害の監視/切分け要領を第6図に示す。WORK/PTCTの
ハード状態(正常/異常)HSをバッファB0に、当該回線
の運用/非運用に従って格納する。即ちWORKが運用、PT
CTが非運用なら(リストア時なら)実線矢印で示すバッ
ファB0の位置へWORK,PTCT情報を格納し、WORKが非運
用、PTCTが運用なら(スイッチ時なら)点線矢印で示す
バッファB0の位置へ該情報を格納する。格納するデータ
は障害ありで1、障害なしで0である。
ハード状態(正常/異常)HSをバッファB0に、当該回線
の運用/非運用に従って格納する。即ちWORKが運用、PT
CTが非運用なら(リストア時なら)実線矢印で示すバッ
ファB0の位置へWORK,PTCT情報を格納し、WORKが非運
用、PTCTが運用なら(スイッチ時なら)点線矢印で示す
バッファB0の位置へ該情報を格納する。格納するデータ
は障害ありで1、障害なしで0である。
このバッファB0の内容をバッファB1,B2,B3のいずれかへ
転送する。転送先は現在バッファポインタBPで管理し、
ポインタをサイクリックに変化させることで常に現在、
その1単位時間前、2単位時間前の、3単位時間分のバ
ッファB0の内容を保持する。このバッファB1〜B3の内容
を用いてCOS処理し、その結果をバッファCBへ格納す
る。なお、COSとはChange Of Stat−usの略である。障
害等の時間軸に対する変化を表わす。即ちCOS処理とは
各障害個別の3単位時間における変化を調べ、纏めるこ
とを意味し、COSバッファCBはその結果の保持メモリで
ある。
転送する。転送先は現在バッファポインタBPで管理し、
ポインタをサイクリックに変化させることで常に現在、
その1単位時間前、2単位時間前の、3単位時間分のバ
ッファB0の内容を保持する。このバッファB1〜B3の内容
を用いてCOS処理し、その結果をバッファCBへ格納す
る。なお、COSとはChange Of Stat−usの略である。障
害等の時間軸に対する変化を表わす。即ちCOS処理とは
各障害個別の3単位時間における変化を調べ、纏めるこ
とを意味し、COSバッファCBはその結果の保持メモリで
ある。
バッファCBの内容を第4図(a)に示す。バッファCBは
PTCT運用、同非運用、WORK運用、同非運用の4区分があ
るが、各区分は第4図に示すように8ビットからなり、
そのb0ビットは現在の、b1ビットは1単位時間前の、b2
は2単位時間前の各障害状態を示し、障害ありで1、障
害なしで0である。単位時間を1秒とすれば、b0は現在
の、b1は1秒前の、b2は2秒前の障害状態を示す。
PTCT運用、同非運用、WORK運用、同非運用の4区分があ
るが、各区分は第4図に示すように8ビットからなり、
そのb0ビットは現在の、b1ビットは1単位時間前の、b2
は2単位時間前の各障害状態を示し、障害ありで1、障
害なしで0である。単位時間を1秒とすれば、b0は現在
の、b1は1秒前の、b2は2秒前の障害状態を示す。
b2,b1,b0ビットは障害が発生すると001,011,111,などに
なり、障害が復旧すると110,100,000,などになる。瞬間
的な障害なら直ぐ消えてしまうので001,010,100,000な
どになる。障害判定は、1が2つ以上続いて障害(持続
的な障害)発生とし、0は1つでも回復とする。従って
011で障害発生、110は障害回復、010は瞬時障害発生と
なる。
なり、障害が復旧すると110,100,000,などになる。瞬間
的な障害なら直ぐ消えてしまうので001,010,100,000な
どになる。障害判定は、1が2つ以上続いて障害(持続
的な障害)発生とし、0は1つでも回復とする。従って
011で障害発生、110は障害回復、010は瞬時障害発生と
なる。
バッファCBの内容で上記の如く障害判定し、これを監視
データMDとする。これには工事情報CIを付加し、そして
回線がPTCTがWORKかを問わず常に運用と非運用に纏め、
これをSYSnの監視結果として上位装置へ知らせる。第4
図(b)に示すように工事中/工事なしはb7ビットの1,
0で表わす。
データMDとする。これには工事情報CIを付加し、そして
回線がPTCTがWORKかを問わず常に運用と非運用に纏め、
これをSYSnの監視結果として上位装置へ知らせる。第4
図(b)に示すように工事中/工事なしはb7ビットの1,
0で表わす。
従来の監視方式ではプロテクトとワーク各回線に継続し
て同一の障害が発生中に回線の切替えが行なわれると、
継続中の障害が一旦回復し、その後再び発生するように
誤って判断される。
て同一の障害が発生中に回線の切替えが行なわれると、
継続中の障害が一旦回復し、その後再び発生するように
誤って判断される。
第7図でこれを説明すると、この図では最初はWORKが運
用、PTCTが非運用で、時点t1でこれらに共に障害が発生
し、時点t2で回線切替えが行なわれたとしている。鎖線
は監視タイミングを示し、この間隔が前記単位時間であ
る。バッファへは鎖線のタイミングで状態が取込まれWO
RK/PTCT、運用/非運用別に格納されるから、バッファ
のPTCT運用はt2まで000(非運用だから障害情報は入
らない)、t2以後、各監視タイミングで001,011,111,…
…となる(運用に変ったので障害情報が入り始める)。
PTCT非運用はこの逆で、t1以降の各監視タイミングで
001,011,111,……となり、t2以降のそれで110,100,000,
……となる(障害情報が入らなくなり始める)。WORK運
用、同非運用もこれに準ずる。
用、PTCTが非運用で、時点t1でこれらに共に障害が発生
し、時点t2で回線切替えが行なわれたとしている。鎖線
は監視タイミングを示し、この間隔が前記単位時間であ
る。バッファへは鎖線のタイミングで状態が取込まれWO
RK/PTCT、運用/非運用別に格納されるから、バッファ
のPTCT運用はt2まで000(非運用だから障害情報は入
らない)、t2以後、各監視タイミングで001,011,111,…
…となる(運用に変ったので障害情報が入り始める)。
PTCT非運用はこの逆で、t1以降の各監視タイミングで
001,011,111,……となり、t2以降のそれで110,100,000,
……となる(障害情報が入らなくなり始める)。WORK運
用、同非運用もこれに準ずる。
障害発生と認定されるのは1が2つ続いたときであるか
ら、図のa,b,c,dである。また0が1つでも現われると
復旧と判断されるから、図のe,fは障害復旧である。上
位装置へ知らせるのは状態変化時のみで、障害中、正常
状態中、は知らせない。上位装置へ知らされるSYSnの監
視結果(第6図)は第7図の例では次の如くなる。
ら、図のa,b,c,dである。また0が1つでも現われると
復旧と判断されるから、図のe,fは障害復旧である。上
位装置へ知らせるのは状態変化時のみで、障害中、正常
状態中、は知らせない。上位装置へ知らされるSYSnの監
視結果(第6図)は第7図の例では次の如くなる。
PTCT,PORK両回線に障害が発生した時刻t1後の最初の監
視タイミングでは運用、非運用の状態は共に001である
から監視結果はまだ「正常」であり、次のタイミングで
運用、非運用に障害発生(a,b)となる。通知はこの回
だけである。切替えが行なわれた時点t2以後の最初の監
視タイミングでは運用、非運用で障害回復(e,f)とな
り、次のタイミングで運用、非運用とも障害発生(c,
d)となる。障害は実際は継続していたのであり、それ
が一旦回復、再発生、となるのは問題である。
視タイミングでは運用、非運用の状態は共に001である
から監視結果はまだ「正常」であり、次のタイミングで
運用、非運用に障害発生(a,b)となる。通知はこの回
だけである。切替えが行なわれた時点t2以後の最初の監
視タイミングでは運用、非運用で障害回復(e,f)とな
り、次のタイミングで運用、非運用とも障害発生(c,
d)となる。障害は実際は継続していたのであり、それ
が一旦回復、再発生、となるのは問題である。
本発明はかゝる点を改善し、障害が継続しているならそ
のように通知し、一旦回復、再発生とはならないように
することを目的とするものである。
のように通知し、一旦回復、再発生とはならないように
することを目的とするものである。
本発明では第1図(a)に示すように、回線SYSn(n=
1,2,……)の障害発生、回復、瞬時障害を判定する際、
バッファCBの運用同士(PTCT運用とWORK運用)、非運用
同士(PTCT非運用とWORK非運用)の各論理和をとり、そ
の論理和により上記判定を行なう。
1,2,……)の障害発生、回復、瞬時障害を判定する際、
バッファCBの運用同士(PTCT運用とWORK運用)、非運用
同士(PTCT非運用とWORK非運用)の各論理和をとり、そ
の論理和により上記判定を行なう。
工事ビットb7は、1単位時間前の障害状態ビットb1が1
のときのみ、工事中なら1にする。
のときのみ、工事中なら1にする。
バッファCBには現在、1単位時間前、2単位時間前の各
回転状態を格納するバッファB1,B2,B3の内容に従って第
4図(a)に示したb2,b1,b0ビットが、回線PTCT,WORK
別、そして運用、非運用別にあるが、このPTCT運用とWO
RK運用の論理和、PTCT非運用とWORK非運用の論理和をと
ると、結果は第1図(a)の運用、非運用の如くなり、
PTCT,WORK各回線に障害が発生中なら切替えてもb2b1b0
ビットは全て111のまゝとなり、障害回復、再発生、に
ならない。
回転状態を格納するバッファB1,B2,B3の内容に従って第
4図(a)に示したb2,b1,b0ビットが、回線PTCT,WORK
別、そして運用、非運用別にあるが、このPTCT運用とWO
RK運用の論理和、PTCT非運用とWORK非運用の論理和をと
ると、結果は第1図(a)の運用、非運用の如くなり、
PTCT,WORK各回線に障害が発生中なら切替えてもb2b1b0
ビットは全て111のまゝとなり、障害回復、再発生、に
ならない。
この第1図(a)は第7図の切替時点t2の前の2タイミ
ング、後の4タイミング分をとったものである。従って
切替え前はWORKが運用、PTCTが非運用、切替え後はWORK
が非運用、PTCTが運用である。
ング、後の4タイミング分をとったものである。従って
切替え前はWORKが運用、PTCTが非運用、切替え後はWORK
が非運用、PTCTが運用である。
このように論理和をとって、前記SYSnの監視結果におけ
る運用、非運用としても問題はない。これを、障害の発
生、回復、のケースで示すと第1図(b)の如くなる。
本例ではWORKが運用、PTCTが非運用で、時点t5でPTCTに
障害発生(と判定)、時点t6で回復、このときWORKに障
害発生(同)、時点t7で回復、としている。運用同士、
非運用同士の論理和をとると(この場合は切替えは行な
わないので実質的にはWORK運用単独、PTCT非運用単独で
あるが)、図の運用、非運用の如くなり、t5で非運用に
障害発生、t6で回復、t6で運用に障害発生、t7で回復に
なり、事実と一致する。
る運用、非運用としても問題はない。これを、障害の発
生、回復、のケースで示すと第1図(b)の如くなる。
本例ではWORKが運用、PTCTが非運用で、時点t5でPTCTに
障害発生(と判定)、時点t6で回復、このときWORKに障
害発生(同)、時点t7で回復、としている。運用同士、
非運用同士の論理和をとると(この場合は切替えは行な
わないので実質的にはWORK運用単独、PTCT非運用単独で
あるが)、図の運用、非運用の如くなり、t5で非運用に
障害発生、t6で回復、t6で運用に障害発生、t7で回復に
なり、事実と一致する。
工事情報は従来、当該WORK、PTCTの運用、非運用へ単純
に付加しているが、本発明のように論理和をとると、誤
った通知になる恐れがある。即ち、回線の運用、非運用
に無関係に、当該回線が工事中なら監視データMD(第6
図)の該当部分に工事ビットを立てる(PTCTが工事中な
らMDのPTCT運用と非運用のb7を1にする)と、上記論理
和で、PTCTとWORKの一方が工事中のとき、SYSnの監視結
果の運用、非運用の両方が工事中になってしまう。
に付加しているが、本発明のように論理和をとると、誤
った通知になる恐れがある。即ち、回線の運用、非運用
に無関係に、当該回線が工事中なら監視データMD(第6
図)の該当部分に工事ビットを立てる(PTCTが工事中な
らMDのPTCT運用と非運用のb7を1にする)と、上記論理
和で、PTCTとWORKの一方が工事中のとき、SYSnの監視結
果の運用、非運用の両方が工事中になってしまう。
これを避けるには現在の運用/非運用状態を考慮して、
該当欄にのみ工事ビットを立てる、例えば上記のPTCTが
工事中で、PTCTは非運用なら、MDのPTCT非運用のb7のみ
を1にすることが考えられるが、回線の運用/非運用判
定処理は複雑であり、第6図のバッファB0への格納処理
で既にこの判定処理を行なっており、再びこれをするの
は無駄でもある。
該当欄にのみ工事ビットを立てる、例えば上記のPTCTが
工事中で、PTCTは非運用なら、MDのPTCT非運用のb7のみ
を1にすることが考えられるが、回線の運用/非運用判
定処理は複雑であり、第6図のバッファB0への格納処理
で既にこの判定処理を行なっており、再びこれをするの
は無駄でもある。
監視の対象となる(通知する)のは発生011、回復110、
瞬時010の3ケースであるから、工事ビットをオンにす
るのは、これらに共通のb1=1のときで十分であり、ま
たWORK、PTCTの運用/非運用は排反的で、第1図、第7
図にも示されるようにWORK、PTCNの各運用、非運用のb1
が同時に1になることはないので、これ(b1=1のもの
のb7を1にする)でOKである。
瞬時010の3ケースであるから、工事ビットをオンにす
るのは、これらに共通のb1=1のときで十分であり、ま
たWORK、PTCTの運用/非運用は排反的で、第1図、第7
図にも示されるようにWORK、PTCNの各運用、非運用のb1
が同時に1になることはないので、これ(b1=1のもの
のb7を1にする)でOKである。
例えば第7図でPTCTが最初から工事中とすると、t1後の
2番目の監視タイミングで011となるMDのPTCT非運用のb
7を1にする。PTCT運用はこのとき000であるからb7=1
にはしない。論理和をとるのはPTCT非とWORK非、PTCT運
とWORK運であるから、b7が1なのはSYSn監視結果の非運
用だけで、同運用ではb7=0である。こうしてPTCT,WOR
Kの一方が工事なのに、運用、非運用の両方が工事にな
る、ことは避けられる。この処理で等価的に工事ビット
は、通知タイミングで見て、当該回線の現在の状態の欄
へ付けられたことになる。
2番目の監視タイミングで011となるMDのPTCT非運用のb
7を1にする。PTCT運用はこのとき000であるからb7=1
にはしない。論理和をとるのはPTCT非とWORK非、PTCT運
とWORK運であるから、b7が1なのはSYSn監視結果の非運
用だけで、同運用ではb7=0である。こうしてPTCT,WOR
Kの一方が工事なのに、運用、非運用の両方が工事にな
る、ことは避けられる。この処理で等価的に工事ビット
は、通知タイミングで見て、当該回線の現在の状態の欄
へ付けられたことになる。
第2図に実施例を示す。COS処理用バッファCBの内容を
調べて、判定手段J1によりb1ビットが1か否かチェック
する。否ならそのまゝで、次の監視タイミングで再び同
様チェックを行なう。b1ビットが1なら、判定手段J2で
工事情報CIを調べ、PTCT,WORK回線が工事か否かチェッ
クする。工事なら工事ビットを付加する。即ちバッファ
CBの該当欄(PTCTが工事で、CBのPTCT非運用でb1=1な
ら、該PTCT非運用)のb7を1にする。このように処理し
たバッファCBにつき、運用同士、非運用同士のオアをと
り、結果をバッファB4へ入れる。このオアバッファB4で
発生011,回復110,瞬時010の判定を行ない、結果をコー
ド化し、工事ビットもコード化してSYSnの監視結果とす
る。
調べて、判定手段J1によりb1ビットが1か否かチェック
する。否ならそのまゝで、次の監視タイミングで再び同
様チェックを行なう。b1ビットが1なら、判定手段J2で
工事情報CIを調べ、PTCT,WORK回線が工事か否かチェッ
クする。工事なら工事ビットを付加する。即ちバッファ
CBの該当欄(PTCTが工事で、CBのPTCT非運用でb1=1な
ら、該PTCT非運用)のb7を1にする。このように処理し
たバッファCBにつき、運用同士、非運用同士のオアをと
り、結果をバッファB4へ入れる。このオアバッファB4で
発生011,回復110,瞬時010の判定を行ない、結果をコー
ド化し、工事ビットもコード化してSYSnの監視結果とす
る。
障害には重度のものも軽度のものもある。WORK運用、PT
CT非運用で共に障害発生、そこで切替えが行なわれてPT
CT運用、WORK非運用になるのは、この軽度/重度などに
よる。また、図では不使用であったb6〜b4は他の情報
(REQ,EQP,…)である。
CT非運用で共に障害発生、そこで切替えが行なわれてPT
CT運用、WORK非運用になるのは、この軽度/重度などに
よる。また、図では不使用であったb6〜b4は他の情報
(REQ,EQP,…)である。
WORK,PTCT共に正常で、WORK運用、PTCT非運用のとき、W
ORKに重度の障害が発生すると回線切替になるが、この
とき本発明では運用で障害回復、非運用で障害発生にな
る。これは事実と一致し、不都合はない。
ORKに重度の障害が発生すると回線切替になるが、この
とき本発明では運用で障害回復、非運用で障害発生にな
る。これは事実と一致し、不都合はない。
工事ビットの処理につき、こゝで更に説明する。前述の
ようにもしも単純に工事ビットをたてたとすると、後の
オア処理で一緒に工事ビットもオアされるために問題と
なる。例を挙げると、PTCTが工事中、WORKがノーマル状
態、WORKが運用中において、WORK(即ち運用側)で障害
が発生したとする。
ようにもしも単純に工事ビットをたてたとすると、後の
オア処理で一緒に工事ビットもオアされるために問題と
なる。例を挙げると、PTCTが工事中、WORKがノーマル状
態、WORKが運用中において、WORK(即ち運用側)で障害
が発生したとする。
もしも単純にPTCTの運用、非運用両領域の工事ビットを
オンにすると、 処理1(工事ビットの付加) 処理2(PTCTとWORKのオア処理) となり、運用の障害(即ちWORK回線の障害)は工事中と
なってしまって、問題である。
オンにすると、 処理1(工事ビットの付加) 処理2(PTCTとWORKのオア処理) となり、運用の障害(即ちWORK回線の障害)は工事中と
なってしまって、問題である。
この問題を解決するためには、処理1の工事ビットを付
加する際にその回線の運/非状態を判定して、現在状態
の方のみを対象とすればいい。即ち、処理1において、
PTCTは非運用であるから、 とすれば、処理2の結果は、 となり、運用の障害(即ちWORK回線の障害)はノーマル
となる。
加する際にその回線の運/非状態を判定して、現在状態
の方のみを対象とすればいい。即ち、処理1において、
PTCTは非運用であるから、 とすれば、処理2の結果は、 となり、運用の障害(即ちWORK回線の障害)はノーマル
となる。
しかしながら、運非の判定は、COSバッファの各位置
が運用を表わすのか、非運用を表わすのか、COSバッ
ファの各位置がPTCTなのか、WORKなのかを判断した上で
別にもった回線運非テーブルをいちいち参照し判定する
必要があって、複雑であり、問題である。更に、回線の
運非の判定はバッファB0への格納の際既に行っており、
処理の無駄である。
が運用を表わすのか、非運用を表わすのか、COSバッ
ファの各位置がPTCTなのか、WORKなのかを判断した上で
別にもった回線運非テーブルをいちいち参照し判定する
必要があって、複雑であり、問題である。更に、回線の
運非の判定はバッファB0への格納の際既に行っており、
処理の無駄である。
従って、単純にその回線の運用、非運用が識別できる手
段が必要である。
段が必要である。
そこで本発明ではCOSバッファ上で、ビット1がオンの
場合のみに工事ビットをオンにする。監視の対象となる
のは、発生:011,回復:110,瞬時:010で全てビット1がオ
ンの場合であり、それ以外は上位への通知対象外であ
る。発出そのものは工事と全く独立であり、ビット1が
オフの場合は発出しない以上、工事状態を通知する手段
がないのだから、工事そのものを考慮する必要がない。
場合のみに工事ビットをオンにする。監視の対象となる
のは、発生:011,回復:110,瞬時:010で全てビット1がオ
ンの場合であり、それ以外は上位への通知対象外であ
る。発出そのものは工事と全く独立であり、ビット1が
オフの場合は発出しない以上、工事状態を通知する手段
がないのだから、工事そのものを考慮する必要がない。
新同期網では、CAPNETとよばれるLAN回線網を用いて上
位SVに、障害の発生、回復、瞬時情報を通知する。工事
状態は、単独では通知の対象にはならず、発生等の情報
通知の際の付加情報として有効である。
位SVに、障害の発生、回復、瞬時情報を通知する。工事
状態は、単独では通知の対象にはならず、発生等の情報
通知の際の付加情報として有効である。
実際に、PTCT側で3ビットがX0X(Xは0又は1)、WOR
K側がX0Xとすると、後で二つはオアされるから結果はや
はりX0Xとなって、ビット1が0であるから発出の対象
とはならない。上位へ発出するためにはPTCT,WORKの少
なくとも一方のビット1がオンでなければならない。と
ころで、各回線の運用側、非運用側同時にビット1がオ
ンであることはありえない。又、同一障害に限っては、
PTCTの運用側とWORKの運用側同時にビット1がオンであ
ることも、PTCTの非運用側とWORKの非運用側同時にビッ
ト1がオンになることはありえない。つまり、ひとつの
障害におけるCOSバッファ上の関係は以下に表わせる。
K側がX0Xとすると、後で二つはオアされるから結果はや
はりX0Xとなって、ビット1が0であるから発出の対象
とはならない。上位へ発出するためにはPTCT,WORKの少
なくとも一方のビット1がオンでなければならない。と
ころで、各回線の運用側、非運用側同時にビット1がオ
ンであることはありえない。又、同一障害に限っては、
PTCTの運用側とWORKの運用側同時にビット1がオンであ
ることも、PTCTの非運用側とWORKの非運用側同時にビッ
ト1がオンになることはありえない。つまり、ひとつの
障害におけるCOSバッファ上の関係は以下に表わせる。
上記をまとめると、以下になる。
a.b1がオンである領域は同時にその回線の切り替え状態
と同値であるから、工事ビットが付加されるのはその回
線の現在状態側である。
と同値であるから、工事ビットが付加されるのはその回
線の現在状態側である。
b.PTCTの運用、非運用両者に、更にWORKの運用、非運用
両者に、工事ビットがオンになることはありえない。
両者に、工事ビットがオンになることはありえない。
c.PTCTとWORKの運用に同時に工事ビットがオンになるこ
とも、PTCTとWORKの非運用に同時に工事ビットがオンに
なることもありえない。
とも、PTCTとWORKの非運用に同時に工事ビットがオンに
なることもありえない。
従って、a.とb.から工事ビットを間違った状態側に設定
することはありえない。
することはありえない。
又、a.とc.から後のオア処理において、b1がオンである
発出対象はPTCT,WORKのどちらか一方にしか存在しえな
く、非発出側のb1は0だから工事ビットが常にオフなの
で、発出対象が相手回線(PTCTにとってはWORK,WORKに
とってはPTCT)の工事情報の影響を受けることはない。
よって本発明方式を用いれば工事ビットの付加を、複雑
な切り替えの判定処理をせずに正常に行うことができ
る。
発出対象はPTCT,WORKのどちらか一方にしか存在しえな
く、非発出側のb1は0だから工事ビットが常にオフなの
で、発出対象が相手回線(PTCTにとってはWORK,WORKに
とってはPTCT)の工事情報の影響を受けることはない。
よって本発明方式を用いれば工事ビットの付加を、複雑
な切り替えの判定処理をせずに正常に行うことができ
る。
以上説明したように本発明により、PTCT,WORK両回線で
発生中の障害の監視情報を、回線切替時に、工事情報を
間違えることなく、通知することができる。
発生中の障害の監視情報を、回線切替時に、工事情報を
間違えることなく、通知することができる。
第1図は本発明の障害監視方式の説明図、 第2図は本発明の実施例の説明図、 第3図は冗長構成のシステムの説明図、 第4図は障害状態ビットの説明図、 第5図はワーク/プロテクト回線の説明図、 第6図は従来の監視方式の説明図、 第7図は第6図での判定要領の説明図である。 第1図でWORKはワーク回線、PTCTはプロテクト回線、b0
〜b2は障害状態ビットである。
〜b2は障害状態ビットである。
Claims (2)
- 【請求項1】ワーク回線(WORK)とプロテクト回線(PT
CT)を持ち、その一方を運用、他方を非運用とし、 回線情報はプロテクト運用、同非運用、ワーク運用、同
非運用の4区分で、現在の運用/非運用状態に従って該
当区分に取込み、これを現在、1単位時間前、2単位時
間前の3組保持し、 この3組の情報から、各区分毎に、現在の障害状態ビッ
トb0、1単位時間前の障害状態ビットb1、2単位時間前
の障害状態ビットb2を得、 これらにより障害発生、同回復、瞬時障害発生を判定
し、それを運用、非運用で纏め、プロテクト回線および
ワーク回線の工事情報を付加して当該回線(SYSn)の監
視結果とする伝送装置の障害監視方式において、 前記判定は、プロテクト運用とワーク運用、プロテクト
非運用とワーク非運用の各ビットb2b1b0の論理和をとっ
て、その結果により行なうことを特徴とする伝送装置障
害監視方式。 - 【請求項2】工事情報は、ビットb1が障害“1"であるプ
ロテクト運用、同非運用、ワーク運用、同非運用の、該
当回線へ付加することを特徴とする請求項1記載の伝送
装置障害監視方式。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13365790A JPH0783296B2 (ja) | 1990-05-23 | 1990-05-23 | 伝送装置障害監視方式 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13365790A JPH0783296B2 (ja) | 1990-05-23 | 1990-05-23 | 伝送装置障害監視方式 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0429420A JPH0429420A (ja) | 1992-01-31 |
JPH0783296B2 true JPH0783296B2 (ja) | 1995-09-06 |
Family
ID=15109896
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13365790A Expired - Lifetime JPH0783296B2 (ja) | 1990-05-23 | 1990-05-23 | 伝送装置障害監視方式 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0783296B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5000818B2 (ja) * | 2001-08-28 | 2012-08-15 | パナソニック株式会社 | メッセージ通知システム |
-
1990
- 1990-05-23 JP JP13365790A patent/JPH0783296B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0429420A (ja) | 1992-01-31 |
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