JPH078307A - 婦人服用飾り釦およびその製造方法 - Google Patents

婦人服用飾り釦およびその製造方法

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JPH078307A
JPH078307A JP5158690A JP15869093A JPH078307A JP H078307 A JPH078307 A JP H078307A JP 5158690 A JP5158690 A JP 5158690A JP 15869093 A JP15869093 A JP 15869093A JP H078307 A JPH078307 A JP H078307A
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JP
Japan
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base
decorative
clothing
button
decorative part
Prior art date
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Application number
JP5158690A
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English (en)
Inventor
Osamu Takahashi
修 高橋
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Kiyohara KK
Original Assignee
Kiyohara KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来の婦人服用飾り釦は、多種多様な飾りパ
ーツを選択してベースに嵌着することができない問題
や、確実に保持することができない等の問題があった。
本発明はかかる課題を解決することを目的とするもので
ある。 【構成】 環状のベース15に環状凹溝17を周設し、
飾りパーツ16を環状凹溝17に嵌着して婦人服用飾り
釦Dを構成した。婦人服用飾り釦Dの製造方法は、ベー
ス15を熱可塑性材とし、加熱して軟化したときに、ベ
ース15を湾曲して環状凹溝17に飾りパーツ16を嵌
着し、ベース15を旧形状に復帰した後に常温に戻して
ベース15を硬化させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、婦人服に装着される飾
り釦の構造およびその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】婦人服に装着される釦は、衣服などの合
わせ目を留める本来の機能よりも、むしろ、衣服を引き
立てる装飾品としてのウエイトが大きい。装飾品として
の飾り釦は、顧客の好みの多様化に応じて多品種とな
り、顧客の好みが流行に左右されて変化するのでその製
品寿命が短い。
【0003】飾り釦は、ベースと、ベースの表面に取り
付けられる飾りパーツとのより構成され、ベースは合成
樹脂材又は根属材が使用され、飾りパーツは飾り釦の装
飾部分となるもので、合成樹脂材,染色或いは鍍金され
た合成樹脂材,金属その他の材料が使用される。飾りパ
ーツは接着或いは嵌め込みなどの手段でベースに取り付
けられ、接着方式の飾り釦は、接着面積を大きくとるこ
とができない等の理由により接着力に不足する欠点と、
汚れないように接着剤を塗布する接着作業が面倒であ
り、飾りパーツを80度前後の高温で染色するときに接
着材が剥離する欠点がある。嵌め込み方式でも、飾りパ
ーツがベースから外れ難い構造としなければならない。
【0004】図7ないし図11は嵌め込み方式の飾り釦
の従来例を示すもので、図7の分解斜視図に示す飾り釦
Aは、表面に六角形の凹部2が設けられ、凹部2の中央
に貫通孔3が設けられるベース1と、六角形の輪郭を有
し裏面に脚部5が設けられる飾りパーツ4とのより構成
される。脚部5は可撓性を有し、膨出した屈曲部5aの
両端部より延びる2本脚5bの端部が飾りパーツ4につ
ながり、屈曲部5aの内側に糸挿通孔6が形成される。
【0005】この屈曲部5aの膨出巾は、ベース1の貫
通孔3の内径よりも大きく、屈曲部5aを貫通孔3に押
し込むと、屈曲部5aが弾性変形を伴って挿入され、貫
通孔3を通過したときに、飾りパーツ4が六角形の凹部
2に挿入されると共に、屈曲部5aが弾性復帰して飾り
パーツ4がベース1に一体的に組付けられる。
【0006】図8および図9の飾り釦Bは、環状のベー
ス7を射出成形機の型の中に入れ、型の中で飾りパーツ
8をベース7と共に一体成形するもので、飾りパーツ8
の裏面より突出する脚9に糸挿通孔6が設けられる。図
10および図11に示す飾り釦Cは、凸状の曲面に形成
され裏面に脚部11が設けられるベース10の表面に、
飾りパーツ12を被せ、飾りパーツ12の周縁部の複数
箇所に設けられた係止爪13をベース10の裏面に折り
曲げ加工して一体的に組付けるものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】飾り釦は製品寿命が短
いので、1個のベース成形型によってできるだけ多種類
の飾り釦を製造できることが望ましいが、飾り釦Aで
は、飾りパーツ4の輪郭形状がベース1の凹部2の形状
に一致しなければならないので、飾りパーツ4の輪郭形
状が制限される問題がある。又、飾り釦Bでは、射出成
形機の型の中にベース7を挿入して飾りパーツ8を一体
成形するので、型の形状が複雑になる欠点と、飾りパー
ツ8の形状を変更できない欠点がある。飾り釦Cでは、
ベース10及び飾りパーツ12に形状を変更できない欠
点がある。
【0008】飾り釦A,Cでは、ベース1,10が中空
形状ではないので、飾りパーツ4,12の模様の間から
服地が透けて見えるデザインができない。飾り釦Aは脚
部5の弾性力により、飾り釦Cは細い係止爪13の係止
力によりそれぞれベース1,10に保持されているので
飾りパーツの保持力が弱く、脱落する虞がある。本発明
は、特殊の製造方法により、1個の成形型で成形される
ベースに多種類の飾りパーツを組み合わせることがで
き、飾りパーツが外れる虞のない婦人服用飾り釦を提供
するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の婦人服用飾り釦は、環状に形成され、内周
面のほぼ中央部に嵌合凹溝が周設されたベースと、表面
に装飾模様が設けられ、裏面に糸挿通孔が貫通する脚部
を有し、上記嵌合凹溝の内径に嵌入可能な外径を有する
飾りパーツとにより構成され、上記飾りパーツを上記嵌
合凹溝に嵌着して一体構造としたことを特徴とするもの
である。
【0010】この婦人服用飾り釦の製造方法は、熱可塑
性の合成樹脂材により環状のベースを設け、該ベースに
内面に環状凹溝を周設し、上記ベースを加熱して柔軟性
を待たせると共に上記ベースの表面を湾曲変形させ、上
記嵌合凹溝の内径に嵌入可能な外径を有する飾りパーツ
を上記ベースの環状凹溝に挿入した後に、上記ベースを
旧形状に復帰し、次に、常温に戻して硬化させることに
より、上記飾りパーツを上記ベースに嵌着することを特
徴とするものである。
【0011】
【作用】上記のように構成された婦人服用飾り釦は、飾
りパーツの外径がベースの環状凹溝の内径に嵌入可能な
寸法であれば、いかなる輪郭形状であってもよい。従っ
て、各種の形状や模様を有する飾りパーツを1個の型か
ら成形されたベースに選択して組付けることができる。
又、飾りパーツはベースの環状凹溝に確実に保持されて
いるので、ベースから脱落する虞はない。
【0012】このように便利な婦人服用飾り釦は、ベー
スを熱可塑性の合成樹脂材から成形し、ベースを加熱し
て柔軟にしたときにベースの表面を湾曲させることによ
り、飾りパーツの嵌着を可能にしたものであり、嵌着後
にベースの形状を旧形状に戻してから常温に戻してベー
スを硬化させるので、飾りパーツが脱落不能にベースに
嵌着される。
【0013】
【実施例】本発明の実施例について図面を参照して説明
すると、図1は本発明の婦人服用飾り釦Dの正面図、図
2は図1の縦断面図、図3はベース15の正面図、図4
は図3の縦断面図、図5は飾りパーツ16の正面図であ
る。図3,4に示すように、ベース15は、ポリエステ
ル樹脂のような熱可塑性樹脂材より環状に型成形され、
内周面のほぼ中央部に嵌合凹溝17が周設される。
【0014】飾りパーツ16は、図5及び図2に示すよ
うに、表面には例えば菊形状の装飾模様が設けられ、金
色に染色或いは鍍金される。装飾模様の間に透し孔18
を設けた場合には、服地が透けて見えるので装飾模様が
一段と引き立って見え、美観が高まる効果がある。飾り
パーツ16の裏面には、糸挿通孔19を有する脚部20
が設けられる。
【0015】飾りパーツ16の外径は、嵌合凹溝17の
内径に嵌入可能な寸法を有するが、飾りパーツ16の内
径寸法よりも大きいので、このままではベース15に嵌
着することができない。そこで、ベース15をホットプ
レート等の容器内の熱湯に浸漬して加熱し、軟化させた
後に取り出して、ベース15の表面を凹状に湾曲変形さ
せ、横から飾りパーツ16の外周の一部を環状凹溝17
に挿入し(図6参照)、次に、ベース15の柔軟性を利
用して飾りパーツ16の全外周を環状凹溝17に嵌入す
ると共に、ベース15を図4に示す旧形状に復帰させ
る。
【0016】次に、ベース15を常温に戻すとベース1
5が硬化し、ほとんど変形しないので、ベース15に確
実に保持される。飾りパーツ16の形状が、図5に示す
ように7枚の花びらをもった菊形状の場合には、各花び
らの端部がほぼ均等にベース15に保持されている。花
びらの枚数が7枚以上或いは7枚以下であっても同様に
保持され、飾りパーツ16の形状が例えば円形であって
も多角形であっても同様に保持されるので、多種多様な
飾りパーツ16をベース15に選択して組付けることが
できる。
【0017】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されているの
で、以下に記載されるような効果を奏する。 (1) 1つの型式のベースに、多種多様な飾りパーツを選
択してベース15に組付けることができるので、流行に
敏感な顧客の好みに応じた婦人服用飾り釦を安価に提供
することができる。 (2) ベースの材料を熱可塑性樹脂にしたので、ベースを
熱湯に浸漬する簡単な加熱で、飾りパーツを容易に嵌着
することができ、旧形状に復帰した後に常温に戻すだけ
で、飾りパーツが確実にベースに嵌着され、あとから加
熱して染色したとしても、脱落する虞はない。 (3) ベースが環状であるため、飾りパーツに、服地が透
視できる透かし孔を設けて美観を向上することができ、
飾りパーツのデザインを多様化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の婦人服用飾り釦の正面図である。
【図2】図1の縦断面図である。
【図3】ベースの正面図である。
【図4】図3の縦断面図である。
【図5】飾りパーツの正面図である。
【図6】飾りパーツの嵌着方法を説明する縦断面図であ
る。
【図7】婦人服用飾り釦の従来例を示す分解斜視図であ
る。
【図8】婦人服用飾り釦の他の従来例を示す正面図であ
る。
【図9】図8の縦断面図である。
【図10】婦人服用飾り釦の更に異なる従来例を示す正面
図である。
【図11】図10の縦断面図である。
【符号の説明】
A,B,C 従来の婦人服用飾り釦 D 本発明の婦人服用飾り釦 15 ベース 16 飾りパーツ 17 環状凹溝 18 透し孔 19 糸挿入孔 20 脚部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 環状に形成され、内周面のほぼ中央部に
    嵌合凹溝が周設されたベースと、 表面に装飾模様が設けられ、裏面に糸挿通孔が貫通する
    脚部を有し、上記嵌合凹溝の内径に嵌入可能な外径を有
    する飾りパーツとにより構成され、 上記飾りパーツを上記嵌合凹溝に嵌着して一体構造とし
    たことを特徴とする婦人服用飾り釦。
  2. 【請求項2】 熱可塑性の合成樹脂材により環状のベー
    スを設け、該ベースの内面に環状凹溝を周設し、上記ベ
    ースを加熱して柔軟性を待たせると共に上記ベースの表
    面を湾曲変形させ、 上記嵌合凹溝の内径に嵌入可能な外径を有する飾りパー
    ツを上記ベースの環状凹溝に挿入した後に、上記ベース
    を旧形状に復帰し、 次に、常温に戻して硬化させることにより、上記飾りパ
    ーツを上記ベースに嵌着することを特徴とする婦人服用
    飾り釦の製造方法。
JP5158690A 1993-06-29 1993-06-29 婦人服用飾り釦およびその製造方法 Pending JPH078307A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015023983A (ja) * 2013-07-26 2015-02-05 武田精機株式会社 スナップボタン用の合成樹脂製リベット部材

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Effective date: 20030121