JPH0782754B2 - 半導体光素子 - Google Patents

半導体光素子

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JPH0782754B2
JPH0782754B2 JP19395891A JP19395891A JPH0782754B2 JP H0782754 B2 JPH0782754 B2 JP H0782754B2 JP 19395891 A JP19395891 A JP 19395891A JP 19395891 A JP19395891 A JP 19395891A JP H0782754 B2 JPH0782754 B2 JP H0782754B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体非線形光
素子に関し、2つの異なる波長で動作する新しい光双安
定素子に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図1と図2は、例えばレンティン他の論
文(A.L.Lentine et al.,AppliedPhysics Letter
s,52,No.17,1419−1421(1988))に示
された従来の半導体光素子である対称自己電気光学効果
素子(Symmetric Self−electrooptic−effect−devic
e,S−SEED)の構造を示し、図5はその動作原理を
示す。
【0003】このS−SEED素子は、2つの直列に接
続されたヘテロ接合型半導体のpinダイオード素子1
1、12からなり、両者に逆バイアス定電圧源13が接
続されている。そして、光学吸収端での光吸収の強さ、
あるいは透過光強度を電気光学的に変化させるために、
2つのpinダイオード構造中の真性半導体層(i)に
同一の多重量子井戸(Multiple Quantum Wells,MQ
W)構造が用いられている。各ダイオード素子11、1
2は、図2に示すように、基板半導体1に、n型半導体
コンタクト層2、n型半導体クラッド層3、多重量子井
戸構造を含む真性半導体層4、p型半導体クラッド層5
を順次積層してなり、さらに、p型半導体コンタクト層
6が、p型半導体クラッド層5の一部の上に積層され
る。図に示すように、各ダイオード素子11、12の側
面などが絶縁物8で被覆され、さらに、電極用金属7
が、ダイオード素子11のp型半導体コンタクト層6に
接続され、電極用金属7’がダイオード素子11のn型
半導体コンタクト層2とダイオード素子12のp型半導
体コンタクト層6の間に接続され、電極用金属7”がダ
イオード素子12のn型半導体コンタクト層2に接続さ
れる。そして、電極用金属7と7”が一定電圧源13に
接続される。こうして、多重量子井戸構造に垂直な方向
から電界を印加できる。なお、多重量子井戸の代わりに
超格子構造(SL)を用いてもよい。
【0004】次に動作について説明する。多重量子井戸
構造を含む2つのダイオード素子11、12を直列に接
続し、逆バイアス定電圧(Vo)源13を接続した回路(図
1)を形成する。逆バイアス電圧の増加により光吸収が
減少する波長領域において一定波長(λ1)、一定強度Pi
n1の光がスイッチ用ダイオード素子11に入射すると、
ダイオード素子11は、光吸収により生成された電荷キ
ャリアが存在するために低インピダンス状態になり、逆
バイアス電圧はダイオード素子12に印加される。つま
りダイオード素子12は高インピダンス状態となる。こ
の時、いわゆる量子シュタルク効果(前出のレンティン
他の論文参照)により、ダイオード素子11は、光吸収
(透過)が大きい(小さい)状態になり、ダイオード素子1
2は、光吸収(透過)が小さい(大きい)状態となる。
【0005】ダイオード素子11と同一の波長で動作す
るダイオード素子12に同一波長の光(λ2=λ1)で光強
度Pin2の光を入射し、その強度を増加させると、ダイ
オード素子12に生じる光電流は図5の実線(それぞれ
1つのPin2に対応する)に示す様に増加し、回路を
流れる電流はダイオード素子11の負荷曲線(図5の点
線)との交点(A)によって決まる電流値となる。ダイ
オード素子12に照射される光強度Pin2がPin1よりも
小さい時は、ダイオード素子11と12における逆バイ
アス電圧の印加され方は前出の説明と同じである。
【0006】しかし、Pin2>Pin1のとき、しきい値を
越えるとダイオード素子12が高インピダンス状態でい
られる負荷曲線の交点(A)が存在しなくなるので、ダイ
オード素子12は低インピダンス状態となり、印加バイ
アス電圧値のスイッチングの結果として、ダイオード素
子11は低インピダンス状態から高インピダンス状態
(B)へスイッチする。このとき、ダイオード素子11の
光吸収(透過)は小さい(大きい)状態となる。すなわち、
BR>Pin2の増加により、Pout1の光スイッチング動作
(OFF→ON)が得られる。
【0007】一方、Pin2を減少させるとき、負荷曲線
との交点(C)まではダイオード素子12の低インピダン
ス状態は保持されるので、ダイオード素子11のON状
態(高インピダンス状態)は保持され、結果として光メモ
リ動作が得られる。Pin2が減少し負荷曲線との交点C
を越えると、Cより下には負荷曲線との交点はないので
初期状態(D)への光スイッチング動作(C(ON)→
D(OFF))が起こり、光双安定動作が得られる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上に説明したS−SE
ED素子では、2つのpinダイオード素子が同一の多
重量子井戸構造を利用しているために、ダイオード素子
11に照射した光とダイオード素子12に照射した光は
同一波長である。したがって、それらを区別して微小な
素子開口部へ導くことが困難であり、いわゆるクロスト
ークの問題があり、ダイオード素子11と12に照射す
る光を互いに直交した偏光により区別しなければならな
い(例.G.D.Boyd et al.,Applied Physics,57,N
o.18,1843−1845,1990)など根本的な問
題点があった。この発明は、上記の問題点を解決するた
めになされたもので、2つの素子が異なった波長(λ1
λ2)で光吸収強度が変調できる様に構成された半導体光
素子を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係る半導体光素
子は、真性半導体層として多重量子井戸構造あるいは超
格子構造を有し、多重量子井戸構造あるいは超格子構造
に垂直な方向から電界を印加することによって光学吸収
端付近の波長領域で光透過率を変化させることが出来る
ヘテロ接合型半導体の第1pinダイオードと、真性半
導体層として多重量子井戸構造あるいは超格子構造を有
し、多重量子井戸構造あるいは超格子構造に垂直な方向
から電界を印加することによって光学吸収端付近の波長
領域で光透過率を変化させることが出来、上記第1pi
nダイオードとは異なる波長領域で光透過率を変化させ
ることが出来るヘテロ接合型半導体の第2pinダイオ
ードと、一定の逆バイアス電圧が印加できる定電圧源と
からなり、第1pinダイオードと第2pinダイオー
ドを定電圧源に直列に接続し、電気光学的にフィードバ
ック回路を構成できる。
【0010】
【作用】この発明に係る半導体光素子は、スイッチ用と
トリガー用の2つのヘテロ接合型半導体pinダイオー
ド素子で構成される自己電気光学効果(SEED)素子
において、各pinダイオード素子の真性半導体領域に
用いられている多重量子井戸又は超格子構造がお互いに
異なる波長域で働くように設計された異なる構造を有す
る層で構成されるようにしたものである。この発明にお
ける半導体光素子は、互いに異なる波長で動作する2種
類の異なるpinダイオードで非対称SEED(Asymme
tric−SEED,A−SEED)が構成されているので、
スイッチ光とトリガー光の波長を違えることができる。
このため、偏光により2種類の光を区別する必要がな
く、素子動作の光学機器構成が大幅に簡略化されるメリ
ットが得られる。また、GaAs基板上に成長させたpi
nダイオード構造において、2つのSEED素子(ダイ
オード素子)の片方をInGaAs歪量子井戸を有する多
重量子井戸または超格子で構成した場合、一つの波長を
GaAs基板が透明体となる波長に設定することができる
ので、基板を除去することなく容易に素子を構成できる
という利点が得られる。
【0011】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図について説明
する。ここで、同一符号は同一又は相当部分を示す。図
3と図4は本発明の一実施例による非対称自己電気光学
効果(A−SEED)素子の構造を示す図である。この
A−SEED素子は、2つの直列に接続されたヘテロ接
合型半導体のpinダイオード素子31、32からな
り、両者に逆バイアス定電圧源33が接続されている。
そして、光学吸収端での光吸収の強さ、あるいは透過光
強度を電気光学的に変化させるために、2つのpinダ
イオード構造中の真性半導体層24,24’に多重量子
井戸(Multiple Quantum Wells,MQW)構造が用い
られている。
【0012】ダイオード素子31は、図4に示すよう
に、GaAsの基板半導体21に、n型半導体コンタク
ト層(n−GaAs)22、n型半導体クラッド層(n
−AlGaAs)23、アンドープInGaAs/Al
GaAsの多重量子井戸構造(MQW)または超格子
(SL)を含む真性半導体層24、p型半導体クラッド
層(p−AlGaAs)25を順次積層してなり、さら
に、p型半導体コンタクト層(p−GaAs)26が、
p型半導体クラッド層25の一部の上に積層される。ダ
イオード素子32は、同様に、GaAsの基板半導体2
1に、p型半導体コンタクト層(p−GaAs)2
6’、p型半導体クラッド層(p−AlGaAs)2
5’、アンドープGaAs/AlGaAsの多重量子井
戸構造(MQW)または超格子(SL)を含む真性半導
体層24’、n型半導体クラッド層(n−AlGaA
s)23’を順次積層してなり、さらに、n型半導体コ
ンタクト層(n−GaAs)22’が、n型半導体クラ
ッド層(n−AlGaAs)23’の一部の上に積層さ
れる。図に示すように、各ダイオード素子31、32の
側面などが絶縁物28で被覆され、さらに、電極用金属
27が、ダイオード素子31のp型半導体コンタクト層
26に接続され、電極用金属27’がダイオード素子3
1のn型半導体コンタクト層22とダイオード32素子
のp型半導体コンタクト層26’の間に接続され、電極
用金属27”がダイオード素子32のn型半導体コンタ
クト層22’に接続される。そして、電極用金属27と
27”が定電圧源33に接続される。こうして、多重量
子井戸構造または超格子に垂直な方向から電界を印加で
きる。
【0013】真性半導体層24,24'は、互いに異な
る組成、膜厚で構成された多重量子井戸又は超格子構造
からなり、異なった波長領域で作動する。このため、ス
イッチ光(λ1)とトリガー光(λ2)の波長を違えるこ
とができるので、偏光により2種類の光を区別する必要
がない。A−SEED素子の動作原理は、ダイオード素
子31とダイオード素子32に用いている多重量子井戸
又は超格子構造が異なるために使用する波長がダイオー
ド素子31(λ1)とダイオード素子32(λ2≠λ1)で違
っている点、さらに、光電流を生じる際の電界による光
吸収強度を変調する光応答曲線が2種類ある点の他は、
光スイッチ動作および光メモリ動作の原理は,従来のS
−SEED素子動作原理と同様の機構により容易に説明
できる。ただし、真性半導体層24又は24'に超格子
構造を用いた場合は、電界により光吸収強度が変調され
る機構はワニエ・シュタルク局在性(例えば、K.Fujiw
ara,Optical and Quantum Electronics,32、S99
−S320,1990参照)である点が異なっている。
【0014】次にA−SEED素子の動作について説明
する。多重量子井戸構造または超格子を含む2つのダイ
オード素子31、32を直列に接続し、逆バイアス定電
圧(Vo)源33を接続した回路(図3)を形成する。この
素子においては、光電流を生じる際の電界による光吸収
強度を変調する光応答曲線がダイオード素子31と32
に対して2種類あるが、個々のダイオード素子31、3
2の光スイッチ動作および光メモリ動作の原理は,図5
に示された光応答曲線により説明できる。トリガー用ダ
イオード素子32へ入射するトリガー光によりスイッチ
用ダイオード素子31に印加されるバイアス電圧が変化
され、これによりダイオード素子31はスイッチ光(ト
リガー光と異なる波長を有する)を透過または遮断す
る。
【0015】すなわち、逆バイアス電圧の増加により光
吸収が減少する波長領域において一定波長(λ1)、一定
強度Pin1のスイッチ光がスイッチ用ダイオード素子3
1に入射すると、ダイオード素子31は、光吸収により
生成された電荷キャリアが存在するために低インピダン
ス状態になり、逆バイアス電圧がダイオード素子32に
印加される。つまりトリガー用ダイオード素子32は高
インピダンス状態となる。この時、いわゆる量子シュタ
ルク効果(前出のレンティン他の論文参照)により、ダイ
オード素子31は、光吸収(透過)が大きい(小さい)状態
になり、光を通さないが(OFF状態)、ダイオード素
子32は、光吸収(透過)が小さい(大きい)状態とな
る。
【0016】スイッチ用ダイオード素子31と異なる波
長で動作するトリガー用ダイオード素子32に、スイッ
チ光の波長λ1と異なる波長λ2(λ2≠λ1)で光強度Pi
n2のトリガー光を入射し、その強度を増加させると、ダ
イオード素子32に生じる光電流は、図5の実線(それ
ぞれ1つの光強度Pin2に対応する)に示す様に増加し
ていき、回路を流れる電流はダイオード素子31の負荷
曲線(図5の点線)との交点(A)によって決まる電流値
となる。ダイオード素子32に照射されるトリガー光強
度Pin2(λ2)がスイッチ光強度Pin1(λ1)よりも小
さい時は、ダイオード素子31と32における逆バイア
ス電圧の印加された状態は前と変わらない。
【0017】しかし、Pin2>Pin1のとき、或るしきい
値を越えるとトリガー用ダイオード素子32が高インピ
ダンス状態で存在し得る負荷曲線の交点(A)が存在しな
くなるので、トリガー用ダイオード素子32は低インピ
ダンス状態となり、印加バイアス電圧値のスイッチング
の結果として、スイッチ用ダイオード素子31は低イン
ピダンス状態から高インピダンス状態(B)へ変化する。
このとき、ダイオード素子31は、光吸収(透過)が小さ
い(大きい)状態となり、スイッチ光強度Pout1の光を通
す。すなわち、トリガー光の強度Pin2の増加により、
スイッチ光強度Pout1の光スイッチング動作(OFF→
ON)が得られる。
【0018】一方、トリガー光強度Pin2を減少させる
とき、負荷曲線との交点(C)まではトリガー用ダイオー
ド素子32の低インピダンス状態は保持されるので、ス
イッチ用ダイオード素子31のON状態(高インピダン
ス状態)は保持され、結果として光メモリ動作が得られ
る。トリガー光強度Pin2が減少し負荷曲線との交点C
を越えると、Cより下には負荷曲線との交点はないの
で、スイッチ用ダイオード素子31の初期状態(D)へ
の光スイッチング動作(C(ON)→D(OFF))が起
こり、光双安定動作が得られる。
【0019】図3と図4では、ダイオード素子31の真
性半導体層4が基板1に対して透明となる波長で動作す
る多重量子井戸又は超格子構造を用いて構成したので、
基板を除去することなく、ダイオード素子31とダイオ
ード素子32に入射する光の入射方向を180度違えて
素子を構成した実施例を示している。また、図3と図4
では、2つの異なる組成、膜厚からなる層24と24'
が2回の成長で形成される場合を示したが、ダイオード
素子31とダイオード素子32を形成する位置で基板に
あらかじめ段差を設けておき、1回の成長で2つの異な
る層24と24'を形成してしまうことも可能である。
この場合、ダイオード素子31に用いる光の波長λ1
ダイオード素子32に用いる光の波長λ2よりも長波長
となる様に構成すれば、ダイオード素子31に入射する
光はダイオード素子32に対しては透明となるので、も
れ光による光スイッチ、光メモリ動作時のON/OFF
レベルの変動はなくすことが出来る。
【0020】GaAs基板上に成長させたヘテロ接合型p
inダイオード構造において、SEED素子の片方のダ
イオード素子の真性半導体層をInGaAs歪量子井戸を
有する多重量子井戸または超格子で構成した場合、一つ
の波長をGaAs基板が透明体となる波長に設定すること
ができるので、従来の対称SEED素子(図2)のよう
に光の入射、出射のために基板を除去することなく、容
易に半導体光素子を構成できる。
【0021】ヘテロ接合型半導体pinダイオード構造
において、InPを基板として用い、InP基板上に真
性半導体層としてInGaAs/InP又はInGaAs/In
AlAsで構成されている多重量子井戸構造あるいは超格
子構造を形成してもよい。さらに、非対称SEED素子
の構成において、基板半導体1が多重量子井戸または超
格子層に対して透明でない場合でも、従来の対称SEE
D素子と同様に、pinダイオード層と基板との間に多
層薄膜で形成される反射膜を付加することによっても異
なる2つの波長λ1とλ2で動作する対称SEED素子を
構成することが出来る。
【0022】
【発明の効果】この発明に係る半導体光素子において、
異なる波長λ1、λ2で動作する2種類の異なるpinダ
イオードで非対称SEED素子が構成されているので、
信号スイッチ光とトリガー光の波長λ1、λ2を違えるこ
とが出来るという、光の持つ波長多重性を十分に利用で
きる。また、このため、非対称SEED素子を構成部品
とした光演算システム等の光信号処理システムの構成を
大幅に簡略化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来の対称SEEDの回路図である。
【図2】 従来の対称SEEDの構造図である。
【図3】 この発明の一実施例による非対称SEEDの
回路図である。
【図4】 この発明の一実施例による非対称SEEDの
構造図である。
【図5】 光スイッチ、光メモリの動作原理を示す図で
ある。
【符号の説明】
21: 基板、 23,23’: n型半導体クラッド層、 24,24’: 多重量子井戸(MQW)又は超格子(S
L)構造、 25,25’: p型半導体クラッド層、 31: スイッチ用ダイオード素子、 32: トリガー用ダイオード素子、 33: 定電圧電源。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−10302(JP,A) 特開 平2−77039(JP,A)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 真性半導体層が多重量子井戸構造あるい
    は超格子構造を有し、多重量子井戸構造あるいは超格子
    構造に垂直な方向から電界を印加することによって光学
    吸収端付近の波長領域で光透過率を変化させることが出
    来るヘテロ接合型半導体の第1pinダイオードと、 真性半導体層が多重量子井戸構造あるいは超格子構造を
    有し、多重量子井戸構造あるいは超格子構造に垂直な方
    向から電界を印加することによって光学吸収端付近の波
    長領域で光透過率を変化させることが出来、上記第1p
    inダイオードとは異なる波長領域で光透過率を変化さ
    せることが出来るヘテロ接合型半導体の第2pinダイ
    オードと、 一定の逆バイアス電圧が印加できる定電圧源とからな
    り、 第1pinダイオードと第2pinダイオードを定電圧
    源に直列に接続し、電気光学的にフィードバック回路を
    構成することを特徴とした半導体光素子。
  2. 【請求項2】 ヘテロ接合型半導体pinダイオード構
    造がGaAs基板上に形成され、真性半導体層が、歪In
    GaAs層で構成されGaAs基板が透明となる波長領域で
    動作できる多重量子井戸構造あるいは超格子構造を有す
    ることを特徴とした請求項1記載の半導体光素子。
  3. 【請求項3】 ヘテロ接合型半導体pinダイオード構
    造がGaAs基板上に形成され、GaAs基板とダイオード
    構造の間に多重薄膜反射膜を備えたことを特徴とした請
    求項1記載の半導体光素子。
  4. 【請求項4】 ヘテロ接合型半導体pinダイオード構
    造がInP基板上に形成され、真性半導体層が、InGa
    As/InP又はInGaAs/InAlAsで構成されている
    多重量子井戸構造あるいは超格子構造を有することを特
    徴とした請求項1記載の半導体光素子。
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JPH0210302A (ja) * 1988-06-29 1990-01-16 Matsushita Electric Ind Co Ltd 単結晶赤外ファイバ製造法

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