JPH0782634A - 織機の防振方法およびその装置 - Google Patents

織機の防振方法およびその装置

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JPH0782634A
JPH0782634A JP22574993A JP22574993A JPH0782634A JP H0782634 A JPH0782634 A JP H0782634A JP 22574993 A JP22574993 A JP 22574993A JP 22574993 A JP22574993 A JP 22574993A JP H0782634 A JPH0782634 A JP H0782634A
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JP
Japan
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loom
vibration
supporting means
auxiliary
support means
Prior art date
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Pending
Application number
JP22574993A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuhiro Iwasaki
充博 岩崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 織機における荷重変動に伴う振動の発生を積
極的に防止する織機の防振方法および防振装置を提供す
る。 【構成】 弾性体(7a,7b)からなる主支持手段
(7)によって支持される織機の防振方法において、主
支持手段(7)に近接して補助支持手段(8)を並列的
に設け、この補助支持手段(8)の支持力を、織機の荷
重変動に応じるように予め設定したプログラムにしたが
って積極的に活用し、織機の荷重変動に伴う変位量また
は加速度を小さくするものである。なお、予め設定され
たプログラムはタイミング設定器(11)に入力され、
ここからの信号によって調節手段(12)を作動し、補
助支持手段(8)の支持力を調節するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、織機の防振方法およ
びその装置に関するものであり、特に、弾性体からなる
主支持手段により支持される織機の防振方法およびその
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、織機は、支持面、例えば床面に振
動を伝えないように、また、振動を早期に減衰または吸
収するために、弾性体からなる支持手段によって支持さ
れている。例えば、弾性体からなる支持手段によって支
持される織機の防振装置において、織機の重量変化によ
る変位の影響を排し、同時に消振を考慮するために調節
可能な空気クッションまたは空気ばねからなる補助支持
手段を並列的に設けたものも知られている(特開平2ー
242950号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の織機の防振装置は、織機のワープビームの重
量の変化による織機の変位を検出して、その変位の際
に、主に織機の原位置への回復、維持を図るものであ
り、織機において発生する振動、特に筬打ちにより発生
する振動を積極的に防止するものではない。
【0004】この発明は、このような従来の織機の防振
装置の問題点を解決するためになされたもので、織機に
おける荷重変動に伴う振動の発生を積極的に防止する織
機の防振方法および防振装置を提供することを目的とす
るものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、この発明は、弾性体からなる主支持手段によって支
持される織機の防振方法において、主支持手段に近接し
て補助支持手段を並列的に設け、この補助支持手段の支
持力を、織機の荷重変動に応じるように予め設定したプ
ログラムにしたがって積極的に活用し、織機の荷重変動
に伴う変位量または加速度を小さくするものである。な
お、補助支持手段はエアダンパーで構成されることが有
利である。
【0006】また、弾性体からなる主支持手段によって
支持される織機の防振装置において、前記主支持手段に
近接して並列的に設けられた補助支持手段と、予め設定
されたプログラムを入力することのできるタイミング設
定器と、そしてこのタイミング設定器からの信号によっ
て作動する調節手段とからなり、この調節手段によって
前記補助支持手段の支持力が調節されるものである。な
お、補助支持手段を流体緩衝体で構成し、調節手段をこ
の流体緩衝体に接続する流体回路に設けられた電磁バル
ブで構成することが有利である。
【0007】
【作用】主支持手段に近接して並列的に設けた補助支持
手段の支持力を、織機の荷重変動に応じるように予め設
定されたプログラムにしたがって積極的に活用し、織機
の荷重変動に伴う変位量または加速度を小さくするの
で、織機に発生する振動の振動幅が小さくなるとともに
振動を少なくすることができる。なお、織機がエアジェ
ット式の場合に、補助支持手段をエアダンパーとすれ
ば、圧縮空気の供給を受け易く、その構造が簡単になる
ばかりでなく、その管理も容易である。
【0008】荷重変動のタイミングは、織布の種類や織
機の回転数などで異なるため、それぞれの織布の織成に
先立って、織機の荷重変動に対応して補助支持手段の支
持力が活用されるように設定したプログラムをタイミン
グ設定器に入力する必要があり、このタイミング設定器
に入力された信号によって調節手段を作動させて補助支
持手段の支持力を調節できるので、荷重変動に伴って織
機に発生する振動を小さくすることができる。なお、織
機の織成サイクルにおける荷重変動は、筬打ちによるも
のが支配的であり、予め設定するプログラムはこの筬打
ちのデータを基準にして設定されるので、例えば、筬打
ちにより織機の荷重が大きくなる場合にはこのプログラ
ムにしたがってプラス方向に補助支持手段の支持力が調
節され、筬打ちが終わって織機の荷重が小さくなる場合
にはマイナス方向に補助支持手段の支持力が調節され
る。なお、流体噴射式織機の場合に、補助支持手段を流
体緩衝体で構成し、その調節手段を電磁バルブで構成す
れば、装置の構成が非常に簡単になり、その維持管理も
容易である。
【0009】
【実施例】以下、この発明の実施例を図に示された織機
の防振装置について説明する。なお、図中、同一または
相当部分には同一符号が付されている。
【0010】図において、1は床Gに据え付けられた織
機であり、この織機1のフレーム2には、ワープビーム
3、開口装置4、筬打ち機構5そしてクロスビーム6が
装備されている。なお、Yは経糸であり、Cは織布であ
る。
【0011】織機1の一対の前部脚部には、それぞれ弾
性体であるスプリング7aからなる主支持手段7とエア
ダンパー8aからなる補助支持手段8とが近接して並列
的に設けられている。同様に、織機1の一対の後部脚部
にも、それぞれ弾性体であるスプリング7bからなる主
支持手段7とエアダンパー8bとからなる補助支持手段
8とが近接して並列的に設けられている。各スプリング
8a,8bは、織機から加わる静荷重と動荷重とを考慮
した最適なばね定数を有し、それだけで織機の静荷重を
弾性的に支持することができる。エアダンパー8a,8
bには、圧力源であるコンプレッサー10に連なる流体
回路9が接続され、この流体回路9には、タイミング設
定器11からの信号により作動する前部用電磁バルブ1
2aおよび後部用電磁バルブ12bからなる調節手段1
2が設けられている。なお、13は標準圧設定用レギュ
レータであり、エアダンパー8a,8bが織機の静荷重
をスプリング7a,7bと分担して支持するような圧力
に設定されている。また、14aおよび14bはそれぞ
れ前部用および後部用レギュレータであり、織機の前部
および後部で発生する動荷重にそれぞれ対応できる圧力
に設定されている。
【0012】織機の変動荷重の中では、筬打ちに起因す
るものが支配的であり、この変動荷重が織成の1サイク
ルの中でどのタイミングでどの方向に加わるかは事前に
知ることができる。そして、変動荷重が静荷重からプラ
ス方向に加えられるときには、電磁バルブ12a,12
bを開放し、エアダンパー8a,8bに高圧空気を供給
してその支持力を大きくすれば、その変動荷重をエアダ
ンパー8a,8bが積極的に支持することとなり、織機
の変位量および/または加速度も少なく、織機の大きな
振幅の振動が発生するのを防止することができる。な
お、プラス方向の変動荷重から静荷重に戻る場合には、
エアダンパー8a,8b内の高圧空気を排気するもので
ある。ただし、織機における荷重変動の大きさとそのタ
イミングは織布の種類や織機の回転数により異なること
はいうまでもない。
【0013】したがって、タイミング設定器11には、
該当織布に応じた各電磁バルブ12a,12bのオン・
オフ制御(開閉およびタイミング)のためのプログラム
が入力される。なお、ワープビームの重量変化による変
動荷重の大きさの変化も考慮される。通常、筬打ちによ
り生ずる変動荷重は、織機の前部で大きく、後部で小さ
く、ワープビームの重量変化による荷重の変動は織機の
後部で大きい。それゆえ、高圧源であるコンプレッサー
10からの高圧空気は別々の前部用電磁バルブ12aと
後部用電磁バルブ12bによりそれぞれ制御されるべき
であり、それに連なるエアダンパー8a,8bも前部と
後部とで別々の支持力として活用することができる。
【0014】以上の例においては、織機の4脚部におい
て主支持手段に補助支持手段を設けたけれども、前部2
脚部または後部2脚部のみにおいて補助支持手段を設
け、その支持力を積極的に活用して、織機において発生
する振動を小さくすることができ、織布、すなわち織機
の種類によっては効果的なことがある。また、経糸の開
口装置による左右の荷重変動の場合も、筬打ちの荷重変
動の場合と同様にして振動を小さくすることができる。
【0015】なお、エアダンパー8の代わりに、オイル
ダンパーとすることもできる。また、電磁ソレノイドと
することも考えられ、この場合には、脚部と電磁ソレノ
イドとの間にクッションを置くのが好ましい。
【0016】
【発明の効果】この発明によれば、主支持手段に近接し
て並列的に設けられた補助支持手段の支持力を、予め設
定されたプログラムにしたがって積極的に活用し、織機
の荷重変動に伴う変位量または加速度を小さくするの
で、発生する振動を小さくかつ少なくすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はこの発明の実施例を示す織機の防振装置
の概略説明図である。
【符号の説明】
1 織機 2 フレーム 3 ワープビーム 4 開口装置 5 筬打ち機構 6 クロスローラ 7 主支持手段 7a 前部スプリング 7b 後部スプリング 8 補助支持手段 8a,8b エアダンパー 9 流体回路 10 圧力源 11 タイミング設定器 12a 前部用電磁バルブ 12b 後部用電磁バルブ 14a 前部用レギュレータ 14b 後部用レギュレータ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弾性体からなる主支持手段によって支持
    される織機の防振方法において、前記主支持手段に近接
    して補助支持手段を並列的に設け、この補助支持手段の
    支持力を、織機の荷重変動に応じるように予め設定した
    プログラムにしたがって積極的に活用し、織機の荷重変
    動に伴う変位量を小さくすることを特徴とする織機の防
    振方法。
  2. 【請求項2】 前記補助支持手段がエアダンパーからな
    ることを特徴とする請求項1記載の織機の防振方法。
  3. 【請求項3】 弾性体からなる主支持手段によって支持
    される織機の防振装置において、前記主支持手段に近接
    して並列的に設けられた補助支持手段と、予め設定され
    たプログラムを入力することのできるタイミング設定器
    と、そしてこのタイミング設定器からの信号によって作
    動する調節手段とからなり、この調節手段によって前記
    補助支持手段の支持力が調節できることを特徴とする織
    機の防振装置。
  4. 【請求項4】 前記補助支持手段が流体緩衝体からな
    り、前記調節手段がこの流体緩衝体に接続する流体回路
    に設けられた電磁バルブからなることを特徴とする請求
    項3記載の織機の防振装置。
JP22574993A 1993-09-10 1993-09-10 織機の防振方法およびその装置 Pending JPH0782634A (ja)

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JP22574993A JPH0782634A (ja) 1993-09-10 1993-09-10 織機の防振方法およびその装置

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JPH0782634A true JPH0782634A (ja) 1995-03-28

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JP22574993A Pending JPH0782634A (ja) 1993-09-10 1993-09-10 織機の防振方法およびその装置

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103334210A (zh) * 2013-07-09 2013-10-02 江苏万工科技集团有限公司 一种内置吸振器的摇轴
CN107237860A (zh) * 2017-06-26 2017-10-10 周敏 一种减震纺织机架
CN111998185A (zh) * 2020-08-15 2020-11-27 湖北延昌纺织股份有限公司 一种纺织机械支撑装置及其支撑方法

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