JPH0782236A - β−クロロエタンスルホン酸ソーダの精製方法 - Google Patents

β−クロロエタンスルホン酸ソーダの精製方法

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JPH0782236A
JPH0782236A JP5228693A JP22869393A JPH0782236A JP H0782236 A JPH0782236 A JP H0782236A JP 5228693 A JP5228693 A JP 5228693A JP 22869393 A JP22869393 A JP 22869393A JP H0782236 A JPH0782236 A JP H0782236A
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ces
salt
sodium
eds
filtrate
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JP5228693A
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Toru Matsuoka
亨 松岡
Yoshiharu Koyama
善春 小山
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Tosoh Corp
Original Assignee
Tosoh Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】蒸発乾固のような運転上の操作の困難さを避
け、又、高価なエタノールを用いることなく、従来、行
われているエタノールによるソックスレー抽出法にと同
等の高純度β−クロロエタンスルホン酸ソーダ結晶を水
媒体から取得するβ−クロロエタンスルホン酸ソーダ精
製方法を提供する。 【構成】1,2−ジクロロエタンと亜硫酸ソーダの反応
溶液から、水の一部を蒸発により系外に排出して濃縮
し、無機塩不純物、次いでβ−クロロエタンスルホン酸
ソーダの順に各々を別個に、且つ部分的に晶出し、晶出
物をろ別し、ろ液に塩化バリウムを加えて、生じた晶出
物をろ別し、得られたろ液を回収して循環使用する、β
−クロロエタンスルホン酸ソーダ結晶の精製方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、β−クロロエタンスル
ホン酸ソーダ(以下CESと略す)の精製に関する。
【0002】CESは、β位に塩素を有し、この塩素が
非常に反応性に富むため、各種アルキルスルホン酸化物
合成の中間体として広範な用途を有し、その高純度品の
安価大量入手が望まれている。
【0003】このCESから誘導される化合物の数例を
あげると、例えば、CESをアンモニアと反応せしめて
得られるβ位の塩素が、アミノ基に置換された化学式N
3 +−C24SO3 -のβ−アミノエタンスルホン酸は、
タウリンと通称される医薬原体である。
【0004】β位の塩素がメチルアミノ基に置換された
β−メチルアミノエタンスルホン酸ソーダを脂肪酸もし
くは脂肪酸クロライドと反応させると、界面活性剤とし
て有効なN−アシルタウリドが得られる。
【0005】その他に、β位の塩素をメルカプト基に置
換した、メルカプトエタンスルホン酸ソーダは“Mes
Na”と称される医薬原体であり、またCESを苛性ソ
ーダ等アルカリ水酸化物で脱塩酸して得られるビニルス
ルホン酸ソーダは、アクリルニトリル繊維の染色改良剤
として用いられる。
【0006】
【従来の技術】CESは、式により1,2−ジクロロ
エタン(以下、EDCと略す)と亜硫酸ソーダ(以下、
亜硫曹と略す)を原料とし、水もしくはアルコール性水
溶液を反応媒体として合成される(Ing.&Eng.Chem.,39
906〜9(1947) Chem.Abstr.5311.231g(1959) )。
【0007】
【化1】
【0008】この際、生成CESと原料亜流曹との間
に、式に示す副反応が生じ、1,2−エタンジスルホ
ン酸ソーダ(以下、EDSと略す)を副生し、CES合
成液は副生物として、食塩のほかEDSを含んだ液とし
て得られる。
【0009】
【化2】
【0010】上記合成反応は、このEDSの副生を抑制
するため、EDC過剰の下に行われるが、それでもED
Sの副生を皆無にすることは不可能であり、通常空時収
率を考慮し、EDC/Na2SO3(mol/mol)=
1.5〜4.5の下におこなわれ、合成液はEDSを、
EDS/CES(wt/wt)=0.03〜0.17程
度含むところとなる。
【0011】即ち、EDCと亜硫曹の反応により得られ
る合成液は、未反応EDCと未反応亜硫曹、反応媒体、
CES、食塩、EDSからなる液として得られる。
【0012】このうちEDCと反応媒体を構成するアル
コールは蒸留により、系外に留去され、回収、循環使用
され、亜硫曹は一部がCESと反応してEDSとなり、
又一部は、自然酸化されて芒硝となるので、CESの精
製に用いられる液は、CESと食塩のほか少量のEDS
と芒硝を含む水溶液組成となる(以下、単にこれをCE
S合成水溶液と略す)。
【0013】このようなCES合成水溶液にあって、E
DSのCESへの混入は好ましくなく、出来るだけ抑制
する必要がある。
【0014】又、本発明者らの経験によれば、CESか
ら前記した各種誘導体を製造する際、EDSが混入した
CESを用いた場合、その合成反応の工程ではEDSは
不活性であり、何ら支障ないが、その精製工程に於い
て、EDSが微結晶となり、その粘度を著しく高めてし
まうので、この点からも好ましくない。
【0015】かかる現象を踏まえ、CES精製の従来の
技術にあっては、副生食塩のみならず、このEDSをも
除去するためにエタノールに対するCESの溶解性と食
塩、EDS、芒硝の難溶解性を利用するソックスレー抽
出方法(Ind.&.Eng.Chem.,906〜9(1947))がとられたもの
と予測される。
【0016】同上技術の方法をもう少し詳細に説明する
と、同法は、CES合成水溶液を蒸発皿に移し、一度こ
れを蒸発乾固して、モルタル状固形物とした後、この固
形物を95%エタノールを抽出溶媒とするソックスレー
抽出法により、水と共沸濃度のHotエタノールでCE
Sを抽出し、このCESを含むエタノール性水溶液を常
温に冷却し、CESを晶析せしめ、ろ過によりこの晶出
CESを固形物として取得するものであり、高純度のC
ES結晶を取得するには、この操作が繰り返される。
【0017】同法の第一の欠点は、CESを含む液の蒸
発乾固操作にある。同操作は、小規模な実験室的手法と
しては、簡便であるが、大量生産を旨とする商業的手法
としては、その濃縮途上、晶出物によりスラリー状を呈
し、そのスラリー濃度が著しく高くなると、流動性を失
うので、極めて困難な操作となる。
【0018】同法の第二の欠点は、高純度のエタノール
を抽出溶媒に用いる点にある。本発明者らの測定によれ
ば、CESは水に対する溶解度が、約35wt%(20
℃)〜57wt%(70℃)と高い値を示すものの、9
5%のエタノールに対しては、約0.5wt%(20
℃)〜7.0wt%(70℃)と非常に低い溶解度であ
るので、CESを95wt%のエタノールで完全に抽出
するには、CES単位重量あたり、少なくとも13倍重
量以上の95%エタノールを必要とし、これは必然的に
設備の大型化を招く結果となる。
【0019】又、前記の蒸発乾固により得られるモルタ
ル状固形物にあっては、CESの一部が95%エタノー
ル難溶性の食塩に包まれた状態になっているものもある
ため、その完全抽出には長時間を要し、更には、このモ
ルタル状固形物を完全無水の状態にまで乾燥することは
至難であり、抽出溶媒であるエタノールはこれを回収し
て繰り返し使用すると、水分の増加により、その濃度低
下は避けられず、このため大量のエタノールの蒸留等に
よる再精製設備の併設が必要になる。これは、工程の複
雑化とエネルギーの多消費を招き、経済的には望ましか
らざるものである。
【0020】更に、そのエタノール抽出残さは、大量の
食塩に少量のEDSが含まれた形態であり、これをその
まま廃棄することは、環境保全上好ましくなく、焼却法
によりEDSを処理してから廃棄するか、もしくは何ら
かの方法により、EDSと食塩を分離する等の再処理工
程を要する。さらに、媒体に用いられるエタノールは引
火性の、蒸発しやすい物質であり、その一部の揮散消失
は避けることができず、このような高価媒体の消失は経
済的な不利益を招くばかりでなく、労働環境の安全衛生
上からも好ましくない。
【0021】このように、従来の技術は、少量のCES
結晶をただ1回だけ取得する実験室的サンプル製造方法
としてはともかく、大量生産を目的とする商業的製造方
法としては満足できるものではなかった。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、蒸発
乾固のような運転上の操作の困難さを避け、又、高価な
エタノールを用いることなく、従来の技術であるエタノ
ールによるソックスレー抽出法によるのと同等の高純度
CES結晶を水媒体から取得するCES精製方法の確立
にあり、更には設備のコンパクト化、工程の簡略化、省
エネルギー化をはかり、CESの商業的製造法として、
その経済性を高めんとするものであり、更には、狭雑す
るEDSをも回収しやすくして、これを有効に利用する
とともに、副次的に得られる、芒硝を含む食塩は環境保
全上無害化することを目的としたCESの精製方法の確
立にある。
【0023】
【課題を解決するための手段】本発明の要旨は、EDC
と亜硫曹を水もしくはアルコール性水溶液の媒体中で反
応せしめ、過剰EDCと媒体を構成するアルコールを留
去して得られる、β−クロロエタンスルホン酸ソーダ
と、食塩、芒硝、EDS等の無機塩不純物を含んだ水溶
液を出発液として、その溶解平衡関係を利用して、高純
度CES結晶を晶析ろ過により取得する高純度CESの
精製法である。
【0024】本発明の技術を可能ならしめた第一の要因
は本発明者らの鋭意努力による、20℃と70℃におけ
るCES−NaCl−H2O系溶解平衡の測定にある。
【0025】即ち、本発明の技術は、基本的には、減圧
下に水を蒸発しつつ液の濃度を高め、その高温域の飽和
溶解度に達したところで、食塩の一部を選択的に晶出さ
せて、晶出食塩は保温下のろ過操作により系外に排出
し、その食塩濃度を低下せしめたろ液を、常温に冷却す
ることにより、今度は、CESの一部を選択的に晶出さ
せ、晶出CESを常温でのろ過により系外に排出し、そ
のろ液は未だCES、食塩の一部を含んでいるので、こ
れを回収し、新しい水溶液と混合して、同一操作を繰り
返すことにより高純度CES結晶が取得できることを、
本発明者らは見出したるものである。
【0026】更に本発明の技術にあって、芒硝、亜硫酸
ソーダはその一部が食塩と共に晶出されるので、食塩の
ろ過工程で、食塩とともに系外に排出できることを本発
明者は見出したものである。
【0027】更に、EDSにあっては、その水溶液にあ
って、その含量がEDS/CES(wt/wt)≦0.
131であれば、CESの晶出工程で、EDSは晶出す
ることなく、CESのみを選択的に晶出できることを本
発明者らは見出したものである。
【0028】又、前記晶出CESをろ過により系外に排
出したろ液はEDS濃度が相対的に高められているの
で、その残留EDSの化学量論量の1.0〜2.0倍当
量の塩化バリウムを加え、50〜70℃に加温し、再び
常温望ましくは20℃に冷却すると、EDSは1,2−
エタンジスルホン酸のバリウム塩(以下、EDS(B
a)と記す)を形成して、その殆どを晶出することがで
きる。
【0029】このとき少量残留している、芒硝、亜硫酸
ソーダ等も、それぞれバリウム塩を形成し、不溶物とな
って晶出する。このEDS(Ba)を含む晶出物を、常
温下のろ過により、系外に排出して得られるろ液にあっ
ては、EDS(Ba)含量が、EDSに換算して、ED
S/CES(wt/wt)<0.131となるので、回
収、循環できることを見出し、更にこのろ液に残留する
Baイオンは新しい水溶液と混合すると、その中の芒硝
または亜硫曹と反応して、不溶性のバリウム塩となり脱
塩工程で食塩とともにろ過により系外に排出されるの
で、少々のBaイオンが回収ろ液に含まれていても問題
ないことを本発明者らは見出し、本発明の技術を完成し
たものである。
【0030】従って本発明の技術は図1のブロック線図
に示される循環方法となる。
【0031】以下、図1を引用して、本発明の技術を更
に詳細に説明する。
【0032】本発明にあって、クルードCES水溶液の
EDS含量は、EDS/CES(wt/wt)≦0.1
31のものが用いられる。これはCESの晶析にあた
り、EDSの混入を避けるには、重要な条件である。
【0033】このような組成の水溶液は、EDCと亜硫
曹による当該反応にあって、亜硫曹基準の選択率が、C
ES:EDS=84.28mol%:15.72mol
%に相当するものであり、本発明者らの実験によれば、
これは容易に達成出来るものである。
【0034】このような水溶液の、水の一部蒸発による
濃縮は、減圧下、その濃縮液沸点が90℃以下、望まし
くは75℃を越えないように行われ、最終的には、絶対
圧力150〜165mmHgで、その沸点が70〜7
2.5℃とできる。
【0035】このように、濃縮を減圧下に実施する目的
は、CES分解反応防止にある。即ち、常圧下で濃縮し
た場合、その溶解物による沸点上昇作用も加わり、濃縮
液の沸点は120℃以上に達するが、かかる高温域では
CESの一部が、式に示す加水分解反応を受けて劣化
するので、これを防ぐために減圧下で実施するものであ
る。
【0036】
【化3】
【0037】本発明者らの実験によればCES水溶液を
1時間加熱した場合のCES分解率は表1のようにな
る。
【0038】
【表1】
【0039】更に減圧度を上げて濃縮液の沸点を下げて
も良いが、あまりこの温度を下げると、CES溶解度が
低くなり、1サイクルあたりのCES晶析量も低下する
ので好ましくなく、また、その沸点が、75℃程度であ
れば、式に示したCESの加水分解反応はほぼ完全に
防止できるので特にその効果はない。
【0040】このように減圧下で水を蒸発して濃縮を進
めていき、例えば、70℃飽和溶解度に達せしめると、
食塩、芒硝からなる無機塩の一部が晶出し、スラリー状
になる。
【0041】ここで濃縮を止め、無機塩の一部が晶出し
てスラリーとなっている液を、70℃〜80℃に保温さ
れたろ過機によりろ過をして、晶出無機塩を系外に排出
し、ろ液を得る。このとき、ろ過温度が前記温度以下に
低下すると、CESも一部晶析され、ロスとなるばかり
でなく、排出無機塩類はCESを含むため、その廃棄に
当たり、さらなる分別工程を要するので、避けなければ
ならない。
【0042】このろ液をそのまま常温、望ましくは、2
0℃に冷却して、CESの一部を晶出させて、この晶出
CESを常温でろ過して、系外に取り出し、真空乾燥し
て、粉末CES製品を取得する。ここで、冷却温度を2
0℃近辺の常温とする理由は、何ら特別な冷媒を用いる
ことなく、通常の冷却水で到達できる範囲とするもので
あり、15〜35℃であればよい。15℃以下では、C
ES析出に際し、EDSの含量にもよるが、EDSが一
部析出し、CESに混入することがあるので避けた方が
よい。また、35℃以上では、1サイクルあたりのCE
S取得量が少なくなるので好ましくない。
【0043】一方、そのろ液は、EDSがその濃度が高
められた状態で蓄積しているので、本発明の技術にあっ
ては、この残存EDSの1.10〜2.0倍化学量論量
の塩化バリウム塩を添加し、50〜70℃に加温溶解し
た後、再び常温、望ましくは、20℃に冷却して、ED
Sをそのバリウム塩として一部晶出せしむるものであ
り、式に示す複塩分解反応を利用するものである。
【0044】
【化4】
【0045】即ち、EDS(Ba)は硫酸バリウムのよ
うに、水に対して完全に不溶性を示すわけではないが、
そのナトリウム塩形態であるEDSに比し、食塩等の塩
析作用も働き、低温域では、より大きくその溶解度が低
下するので、その晶出が可能となる。
【0046】この時過剰量の塩化バリウムを添加するの
は、残存芒硝との反応による硫酸バリウムの形成などに
よるBaイオンの不足を補うためである。
【0047】このようにして晶出した硫酸バリウムなど
を含むEDS(Ba)を常温下のろ過により系外に排出
して得られるろ液にあっては、EDSはそのイオンの形
態で存在すると予測されるが、これをEDSに換算し
た、EDS/CES(wt/wt)値は0.131以下
の値にできる。このEDS(Ba)ケーキは芒硝水溶液
に溶解すれば、Baイオンは硫酸バリウムを形成し、不
溶化する。この硫酸バリウムを除いたろ液はEDS水溶
液となるので、これを純化することによりEDSを回収
することができる。
【0048】このEDS(Ba)を除いたろ液を回収
し、新しい液と混合した場合、Baイオンは新しい液か
ら持ち込まれた芒硝と硫酸バリウム固形物を形成して晶
出し、Baイオンは完全に消費され、その固形硫酸バリ
ウムは食塩等からなる前記した無機塩のろ過による脱塩
工程で系外に排出されるので、それに続くCES取得工
程でBaイオンがCESに混入することはない。
【0049】
【作用】以上の如く、本発明の技術は、CES−NaC
l−H2O系溶解平衡を利用し、水は蒸発により、系
外に排出し、食塩を含む無機塩は、水を蒸発しつつ高
温域で晶出せしめ、高温域のろ過により、系外に排出
し、CESは、その脱塩ろ液を冷却して低温域で晶出
せしめ、低温域でのろ過により、系外に取り出し、E
DSは、そのCESを系外に排出したろ液に塩化バリウ
ムを添加し、EDS(Ba)として晶出させて、ろ過に
より系外に排出し、いまだ、CESの一部を含むその
ろ液を回収して、新しい液と混合し、〜の操作を繰
り返す、CESの精製方法である。
【0050】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明に
よれば (1)従来の技術のように蒸発乾固操作を伴わないの
で、その製造に際し、運転操作が容易になる。 (2)エタノール等特別な有機溶媒を用いないので、労
働環境が安全かつ衛生的になる。 (3)設備がコンパクトになる。 (4)工程の簡略化がはかれる。 (5)消費エネルギーの節減ができる。 (6)副生物であるEDSの回収ができる。
【0051】といった効果が得られる。
【0052】
【実施例】以下、本発明を実施例により、更に詳細に説
明するが本発明はこれら実施例に限定されるものではな
い。
【0053】実施例1 EDCと亜硫曹の反応で得られたCES水溶液をイオン
クロマトグラフィーで分析したところ、CES=15.
35wt%、EDS=2.00wt%、芒硝=1.30
wt%、食塩=7.04wt%の組成を有するものであ
った。
【0054】この水溶液1675.3gを2リットルの
硝子製セパラブルフラスコに入れ、撹拌下、オイルバス
に浸漬して加熱し、絶対圧200mmHgの減圧下、水
を蒸発して濃縮した。蒸発水は、コンデンサーを通して
冷却して、凝縮した水は目盛付硝子シリンダーに捕集し
た。
【0055】留出水量が約440mlになった時点で、
濃縮液の沸点は70.5℃を示したので、減圧度を更に
上げて、絶対圧力165mmHgとして、さらに濃縮を
続けた。留出水量が合計約715mlになったところで
固形物が析出し、約730mlになった時点で、濃縮液
の沸点は72.5℃を示した。
【0056】この濃縮スラリーを、あらかじめ80℃の
温水をジャケット部に循環して、保温された卓上型遠心
ろ過機にかけてろ過をして、ろ液と遠心ろ過ケーキを得
た。ケーキは15.6gの洗浄水で遠心下に洗浄して、
13.5gの洗浄ケーキを得た。
【0057】この洗浄ケーキの分析値は、芒硝=93.
00wt%、食塩=0.13wt%で、CES=0.3
1wt%、EDSはtrace量であった。
【0058】ろ液の方は、受器の底部に少量の沈澱物が
見られ、液面にはかなりの晶析物が、浮遊していたの
で、撹拌下約70℃に再加温して、透明液とした後、ウ
ォーターバスに浸漬して、20℃まで冷却して、大量の
晶析物が析出したスラリー液を得た。
【0059】このスラリーは、室温に保持された卓上型
遠心ろ過機に注ぎ、ろ過をして、ろ液990.7gと遠
心ろ過ケーキを得た。ケーキは遠心下に、37.3gの
水で洗浄して、198.9gの洗浄ケーキを得た。
【0060】このwetの洗浄ケーキのイオンクロマト
グラフィーによる分析値は、CES=82.30wt
%、EDS=0.26wt%、食塩=0.12wt%、
芒硝<0.05wt%であり、このwetケーキ18
7.3gを50℃に設定された真空乾燥機で、一夜乾燥
したところ、156.9gの乾燥粉末を得た。この乾燥
粉末の分析値は、CES=97.99wt%、EDS=
0.31wt%、食塩=0.12wt%、芒硝<0.0
5wt%であった。
【0061】CESを除いたろ液は、分析の結果、CE
S=10.88wt%、EDS=4.45wt%であっ
たので、EDSの1.10倍化学当量に相当する、試薬
1級塩化バリウム2水塩を46.1g加え、撹拌下に6
0℃まで加温したところ、底部に固形物の沈澱があっ
た。更に同上液を20℃まで冷却したところ、晶出物が
生じ、晶出物は撹拌を止めると、ゆっくり沈澱するもの
であった。
【0062】このスラリーを室温で、遠心ろ過機に注
ぎ、ろ過をして、ろ液658.5gと遠心ろ過ケーキを
得た。このろ過ケーキを15.9gの水で遠心下に洗浄
して、58.6gの洗浄ケーキを得た。ろ液の分析値は
CES=10.94wt%、EDS=1.01wt%、
食塩=19.36wt%、Ba=0.59wt%、であ
り、硫酸根は皆無であった。
【0063】洗浄ケーキは、水に可溶な部分と、不溶の
部分があり、不溶部分は硫酸バリウムであることが分析
の結果判明し、その割合は全体に対し22.53wt%
であり、可溶部はCES=0.16wt%、芒硝=tr
ace、食塩=0.20wt%、EDS(Ba)=5
1.75wt%であった。
【0064】即ち、当実験では、EDS/CES(wt
/wt)=0.130の未精製水溶液を減圧下に濃縮
し、高温域のろ過により芒硝を除き、そのろ液を20℃
に冷却してCESwetケーキを取得し、このwetケ
ーキを乾燥してCES=97.99wt%、EDS+食
塩=0.43wt%の高純度CES粉末を取得したこと
になり、このCESが部分的に除かれたろ液に塩化バリ
ウムを加えることにより、EDS(Ba)を形成してE
DSを除き、EDS/CES(wt/wt)=0.09
23とし、0.131以下の値としたので、この脱ED
Sろ液は循環使用できる性状である。
【0065】実施例2 実施例1で得られた、脱EDSろ液と各ケーキ洗浄回収
水を合わせた、CES=11.46wt%、EDS=
1.15wt%、食塩=18.54wt%、Ba=0.
48wt%の組成の回収液705.2gに、実施例1で
用いたものと同じ組成の新しい液1148.6gを混合
し、この混合液のCES含量が実施例1の場合と同様、
257.2gとなるようにした。混合液は濁りを生じ、
この濁りは沈澱となったが、これをそのまま用い、実施
例1の場合と同一の実験を行った。
【0066】最終的に、絶対圧165mmHgの減圧下
で、濃縮液の沸点は72.5℃を示し、留出水は約82
5mlであった。濃縮液は実施例1の場合よりも晶出物
量がはるかに多かった。
【0067】実施例1の場合と同様、保温下の遠心ろ過
により、ろ液と遠心ろ過ケーキを得た。このケーキを2
9.5gの水で保温、遠心下で洗浄して、洗浄ケーキ1
06.3gを得た。
【0068】この洗浄ケーキのイオンクロマトグラフィ
ー及び滴定法による分析値は、CES=0.17wt
%、EDS=Trace、食塩=84.72wt%、芒
硝=2.27wt%であり、Ba=3.54wt%であ
った。
【0069】脱塩ろ液を加温して、透明液とした後、2
0℃まで冷却して、CESを晶析させた。
【0070】このスラリー液を常温下の遠心ろ過にか
け、ろ液379.6gと遠心ろ過ケーキを得た。ケーキ
は遠心下に、水34.4gで洗浄して、洗浄ケーキ19
7.7gを得た。
【0071】このwet洗浄ケーキの分析値は、CES
=82.84wt%、EDS=0.10wt%、食塩=
0.09wt%、芒硝<0.05wt%、Baは測定さ
れなかった。このwetケーキ186.5gを50℃で
真空乾燥して、乾燥粉末156.6gを得た。乾燥粉末
の分析値は、CES=98.65wt%、EDS=0.
12wt%、食塩=0.15wt%であり、硫酸根、及
び、Ba根は測定されなかった。
【0072】このCESを除いたろ液に、試薬塩化バリ
ウム2水塩43.2gを加え、撹拌下に70℃まで昇温
後、再び20℃まで冷却して、晶出物を遠心ろ過したと
ころ、ろ液645.3gとケーキを得た。
【0073】ケーキは15.4gの水で遠心下に洗浄し
て、洗浄ケーキ54.2gを得た。この洗浄ケーキは、
実施例-1と同様に分析して、CES=0.14wt%、
EDS(Ba)=52.21wt%、食塩=0.16w
t%、の可溶分と、硫酸バリウム=21.81wt%の
不溶分からなるものであった。
【0074】このろ液の分析値はCES=11.21w
t%、EDS=0.74wt%、食塩=19.31wt
%、Ba=0.44wt%であり、硫酸根は存在しなか
った。
【0075】即ち本実施例は実施例1で塩化バリウムを
添加してEDSを低減した回収液と新しい液を混合し、
繰り返し実験を行ったものであるが、EDS/CES
(wt/wt)=0.1209の液を減圧下に濃縮し、
高温域のろ過により、芒硝を含む食塩を排出し、そのろ
液を冷却してCESケーキを取得。このケーキを乾燥し
たものは、CES=98.65wt%、EDS+食塩=
0.27wt%、の高純度であり、そのCESを除かれ
たろ液は塩化バリウムの添加によりEDSをそのBa塩
として排出したので、EDS/CES(wt/wt)=
0.066となり、この回収液は循環使用できる性状と
なっていた。
【0076】比較例1 実施例1に用いたものと同一組成の、CES合成水溶液
2107.7gを実施例1の場合と同様に大気圧下、オ
イルバスで加熱し、濃縮した。留出水量は836ml
で、濃縮液の沸点は123℃を示し、濃縮液1268.
4gを得た。
【0077】この濃縮液は晶出物のない透明液であり、
その分析値はCES=24.15wt%、EDS=3.
32wt%、芒硝=2.16wt%、食塩=12.18
wt%であった。
【0078】上記濃縮液1256.0gを採取したが、
温度低下して晶出物があったので、蓋をし、水が蒸発し
ないように還流コンデンサーを装置して、撹拌下、75
℃に昇温し、晶析物を再溶解した後、そのまま20℃ま
で冷却してCESを晶析した。
【0079】このスラリー液を室温で遠心ろ過して、ろ
液1005.2gを得た。ろ過ケーキは水43.2gで
洗浄して、洗浄CES結晶221.5gと洗浄回収水=
57.4gを得た。
【0080】このwetのCESケーキの分析値は、C
ES=80.82wt%、EDS=0.86wt%、芒
硝=3.34wt%、食塩=0.06wt%であり、w
etケーキ201.6gを減圧乾燥して、乾燥粉末17
4.8gを得た。
【0081】この乾燥粉末の分析値はCES=93.2
2wt%、EDS=0.99wt%、芒硝=3.85w
t%、食塩=0.07wt%であり、脱CESろ液の分
析値は、CES=10.94wt%、EDS=3.82
wt%、芒硝=1.87wt%、食塩=14.71wt
%であった。又、洗浄回収水の分析値は、CES=1
9.08wt%、EDS=2.25wt%、芒硝=1.
34wt%、食塩=7.91wt%であった。
【0082】即ち、本比較例では大気圧下に濃縮したの
で濃縮液の沸点が120℃以上になったので、EDS、
芒硝の量に変化はほとんど見られないが、使用CESの
うち、5.32%に相当する0.103molのCES
が分解し、0.104molの食塩を副生し、EDS/
CES(wt/wt)値を0.130から0.137に
高め、無機塩の晶析を行わなかったので、得られたCE
S乾燥粉末は、食塩こそ含まれていないが、EDSと芒
硝の混入した純度=93.22wt%のCESしか得ら
れなかった。
【0083】比較例2 実施例1に記載した方法と同一の実験により、CESを
晶析、ろ過して得られた、CES=11.97wt%、
EDS=4.30wt%、芒硝=1.51wt%、食塩
=15.02wt%の組成のろ液925.0gと、実施
例1で用いたと同一の組成の新しい液1386.3gを
混合し、EDS/CES(wt/wt)=0.2086
とした液を用い、実施例1と同一の実験を行った。
【0084】洗浄塩ケーキは113.9g得られ、脱塩
ろ液1209.4gを得た。洗浄塩ケーキの分析値は、
CES=0.22wt%、EDS=0.04wt%、芒
硝=19.87wt%、食塩=73.13wt%であっ
た。
【0085】脱塩ろ液を20℃まで冷却し、CESを晶
出せしめ、スラリー液とした後、室温での遠心ろ過によ
り、脱CESろ液917.6gと、洗浄CESケーキ2
68.5gを得た。このろ液の分析値はCES=11.
67wt%、EDS=4.45wt%、芒硝=1.07
wt%、食塩=15.93wt%、wetの洗浄CES
ケーキの分析値は、CES=77.10wt%、EDS
=8.89wt%、芒硝<0.05wt%、食塩=0.
26wt%であった。
【0086】更にこのwetCESケーキ259.0g
を減圧乾燥して、乾燥粉末228.2gを得た。この乾
燥粉末の分析値はCES=87.51wt%、EDS=
10.09wt%、芒硝<0.05wt%、食塩=0.
25wt%であった。
【0087】即ち、本比較例の実験では、EDSの除去
工程を行っていない回収液を新しい液と混合して、ED
S/CES(wt/wt)=0.2086とした液を用
いた結果、脱塩工程で食塩、芒硝は一部除かれ、CES
晶出物に混入しなかったが、EDSがかなりの量混入
し、純度=87.51wt%のCES乾燥粉末しか得ら
れなかった。さらにその脱CESろ液は、いまだかなり
の量のEDSがあり、EDS/CES(wt/wt)=
0.3813であるので、これを回収して、循環使用す
ると、再び、EDSの混入したCESしか取得できない
性状の液であった。
【0088】比較例3 実施例1で用いたものと同組成の液250.0gを50
0mlのセパラブルフラスコにとり、これをオイルバス
に浸漬し、絶対圧200mmHgから100mmHgの
減圧下、水を蒸発して、蒸発乾固した。
【0089】水が約170ml蒸発した時点で、モルタ
ル状固形物となり、もはや水の蒸発は見られなかったの
で、同上操作を中止して、71.6gの蒸発乾固物を得
た。
【0090】この固形物をスパチュラーで掻出し、ソッ
クスレー抽出ろ紙に移し、95wt%エタノール55
6.5gを用いて、ソックスレー抽出を約6時間行った
ところ、抽出液が白濁したので、抽出操作は止めて、室
温に冷却した。
【0091】計量の結果、抽出液は588.3gあり、
抽出残さは34.8gであった。抽出残さをソックスレ
ー抽出ろ紙から掻き出し、乾燥したところ、29.0g
となり、このもののイオンクロマトグラフィーによる分
析値は、CES=9.25wt%、EDS=15.55
wt%、芒硝=11.20wt%、食塩=59.13w
t%であった。
【0092】抽出液を20℃に冷却すると、CESを晶
出して、スラリーとなっていたので、このスラリー液を
室温で遠心分離し、ろ液544.6g、CESケーキ4
0.7gを得た。
【0093】ろ液の分析値はCES=0.59wt%、
EDS=Trace、芒硝<0.05wt%食塩=0.
04wt%であり、ガスクロマトグラフィーによる分析
ではエタノール=93.49wt%であった。
【0094】一方、ろ過により得たwetケーキの分析
値は、CES=87.17wt%EDS=1.19wt
%、芒硝<0.05wt%、食塩=1.10wt%であ
った。
【0095】このwetケーキ、34.1gを95%エ
タノール440gを用いて、ソックスレー抽出を繰り返
し行い、遠心ろ過により、wetケーキを34.3gを
得た。このwetケーキを乾燥し29.4gの粉末を得
た。その分析値は、CES=98.11wt%、EDS
=0.17wt%、芒硝<0.05wt%、食塩=0.
12wt%であった。
【0096】即ち、本比較例では、従来法にならい、蒸
発乾固物を95%エタノールでソックスレー抽出し、6
時間かけたにもかかわらず、CESは完全には抽出され
ず、かなりの量のCESが抽出残さ中に残っていた。さ
らにその一回抽出液を冷却し、晶析ろ過により得たCE
S結晶は未だ若干量のEDSと食塩を含んだものしか得
られず、これら不純物が高度に除かれたCESを得るに
は、同上抽出操作を2回繰り返す必要があった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の精製工程を示すブロック線図である。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】1,2−ジクロロエタンと亜硫酸ソーダの
    反応溶液から、水の一部を蒸発により系外に排出して濃
    縮し、無機塩不純物、次いでβ−クロロエタンスルホン
    酸ソーダの順に各々を別個に、且つ部分的に晶出し、晶
    出物をろ別し、ろ液に塩化バリウムを加えて、生じた晶
    出物をろ別し、得られたろ液を回収して循環使用するこ
    とを特徴とする、β−クロロエタンスルホン酸ソーダ結
    晶の精製方法。
  2. 【請求項2】出発液として用いられる反応溶液の1,2
    −エタンジスルホン酸ソーダ含量がβ−クロロエタンス
    ルホン酸ソーダ1重量部に対し、0.131重量部以下
    であることを特徴とする請求項1に記載のβ−クロロエ
    タンスルホン酸ソーダの精製方法。
  3. 【請求項3】水の蒸発による濃縮工程が、濃縮液の沸点
    が90℃以下になるよう、減圧下に実施されることを特
    徴とする請求項1または2に記載のβ−クロロエタンス
    ルホン酸ソーダの精製方法。
  4. 【請求項4】無機塩不純物の一部晶出が、濃縮工程と並
    行して行われ、晶出無機塩が濃縮温度以上の保温下で、
    ろ別されることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに
    記載のβ−クロロエタンスルホン酸ソーダの精製方法。
  5. 【請求項5】無機塩不純物をろ別したろ液を常温に冷却
    することにより、β−クロロエタンスルホン酸ソーダの
    一部を、晶出させ、晶出β−クロロエタンスルホン酸ソ
    ーダを常温下でろ別することを特徴とする請求項1〜4
    のいずれかに記載のβ−クロロエタンスルホン酸ソーダ
    の精製方法。
  6. 【請求項6】無機塩不純物とβ−クロロエタンスルホン
    酸ソーダをろ別したろ液に塩化バリウムを加え、撹拌下
    50〜70℃に加熱した後、常温まで冷却して、1,2
    −エタンジスルホン酸塩をバリウム塩として部分的に晶
    出させ、晶出1,2−エタンジスルホン酸バリウムを常
    温下でろ別することを特徴とする請求項1〜5のいずれ
    かに記載のβ−クロロエタンスルホン酸ソーダの精製方
    法。
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