JPH0781747A - 回転間欠割出装置 - Google Patents

回転間欠割出装置

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JPH0781747A
JPH0781747A JP23193693A JP23193693A JPH0781747A JP H0781747 A JPH0781747 A JP H0781747A JP 23193693 A JP23193693 A JP 23193693A JP 23193693 A JP23193693 A JP 23193693A JP H0781747 A JPH0781747 A JP H0781747A
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cam
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shaped rotating
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Toshiaki Yoshida
敏明 吉田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 円形軌道に沿って搬送する物品を所定角度で
停止して所定の処理を行う際に、所定角度で停止するた
めのカムに対して物品を搬送するための作用点を内側に
構成して装置自体のコンパクト化を図ると共に、回転円
盤体を外周部で駆動して駆動源の小型化を達成し、か
つ、その支持を確実に行う。 【構成】 リング状回転体14を外周部のローラ19お
よびローラギアカム20で回転駆動する。ローラをハウ
ジング12の軌道面27に転動支持する。リング状回転
体に回転支持した揺動出力部材16の内方に一対の係合
板14b,14bを平行に突設し、切欠部16aにカム
フォロワー28,28aを取り付ける。回転間欠部材1
8の上,下壁18a,18bの突起18d,18eを環
状溝30,30aに移動案内する。上,下壁間に取り付
けたシャフト32を係合板14b,14b間に係合す
る。ハウジングにカムフォロワーが摺接する内接カム3
4を取り付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、処理すべき物品を円形
軌道に沿って搬送しつつ、所定角度位置で停止して、搬
送物を処理するための回転間欠割出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の回転間欠割出装置としては、例
えば特開平3−192016号公報(B65G 47/
86)に開示されるものがあり、円形軌道に沿って物品
を搬送する間にこの搬送物を一時的に停止して、物品の
検査とか組付作業等の処理を行うようになっている。
【0003】即ち、前記公開公報に開示された回転間欠
割出装置は、処理する物品を保持して円形軌道に沿って
搬送する割出搬送体と、この割出搬送体を駆動させる回
動アームを備えて回転する回転円盤体と、回動アームを
案内するカム形成体とを有し、回動アームを回転円盤体
の周縁部に回動可能に配設して、アームの回動支点から
所定距離にカムフォロワを備えると共に、回動アームの
先端部に第1係合部を有している。また、前記割出搬送
体は、品物の公転運動を案内する案内ガイドと、この案
内ガイドの周縁部に配設され、前記回動アームと対にな
るように設けられたワーク支持台と、この支持台に配設
され、前記回動アームの第1係合部と係合する第2係合
部とを有する。更に、前記カム形成体は、搬入位置と搬
出位置の間に波状形状の案内路を有し、この案内路に前
記回動アームのカムフォロワを係合させつつ案内路に沿
って走行させて、カムフォロワが波状形状の谷部の所定
位置にさしかかると同時に前記割出搬送体の第2係合部
を公転方向に搬送させる力を消滅せしめ、カムフォロワ
が谷部の所定位置を通過すると同時に、第2係合部を公
転方向に搬送させる力を再び発生させて、所定の間欠運
動を行うように構成される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来の回転間欠割出装置にあっては、回動アームの回転
円盤体の中心方向にカムフォロワが設けられ、このカム
フォロワがカム形成体に案内されて回動アームが揺動さ
れるようになっているため、カムフォロワに入力される
揺動力に対して回動アームの作用点が外方に配置される
ため、装置自体が大型化すると共に、回動アームの回転
支持部に入力される荷重が大きくなるため、この回転支
持部の剛性を大きくしなければならなず、装置が重量化
されてしまう。また、前記回転円盤体はこれの中心に設
けた回転軸を回転するようになっているため、この回転
軸を駆動するために駆動トルクを大きくしなければなら
ず、駆動源の大型化が来されてしまうとと共に、この回
転円盤体は中心部を前記回転軸に固定して支持したた
め、ガタ付きが発生し易いという各種課題があった。
【0005】そこで、本発明はかかる従来の課題に鑑み
て、円形軌道に沿って搬送する物品を所定角度で停止し
て所定の処理を行う際に、所定角度で停止するためのカ
ムに対して物品を搬送するための作用点を内側に構成し
て装置自体のコンパクト化を図ると共に、回転円盤体を
外周部で駆動して駆動源の小型化を達成し、かつ、その
支持を確実に行う回転間欠割出装置を提供することを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに本発明は、外周部に多数設けたローラをローラギア
カムを介して駆動することにより回転されるリング状回
転体と、このリング状回転体に回転可能に支持され、リ
ング状回転体の中心側に向かって突出する第1係合部を
形成すると共に、カムフォロワーを設けた揺動出力部材
と、前記第1係合部に相対移動かつ相対回転可能に嵌合
する第2係合部を有し、リング状回転体の内周側に位置
してハウジングに設けた円形軌道に沿って移動すると共
に、搬送物を載置するテーブルを有する回転間欠部材
と、前記リング状回転体の外周部に位置して同心状にハ
ウジングに設けられ、その周方向適宜箇所に前記フォロ
ワーに当接して前記揺動出力部材を回転揺動させる内接
カムと、を備え、前記リング状回転体の外周部に設けた
ローラをハウジングに形成した軌道面に転動支持させる
ことにより構成する。
【0007】
【作用】以上の構成により本発明の回転間欠割出装置に
あっては、リング状回転体がローラギアカムおよびロー
ラを介して回転駆動されると、このリング状回転体に伴
って揺動出力部材が回転する。すると、第1係合部およ
び第2係合部を介して前記揺動出力部材に係合された回
転間欠部材が円形軌道に沿って移動する。そして、揺動
出力部材が回転する際に所定角度回転したときに揺動出
力部材のカムフォロワーが内接カムに当接して、この揺
動出力部材を回転させる。すると、揺動出力部材は回転
間欠部材と第1係合部および第2係合部で相対移動およ
び相対回転しつつ揺動し、この相対移動および相対回転
により揺動出力部材と回転間欠部材との移動速度を相対
的に変化させることができ、前記内接カムの形状によっ
て回転間欠部材を一時的に停止させることが可能とな
る。また、前記円形軌道の一部を径方向に変化させたこ
とにより、この変形部分で回転間欠部材を径方向にも変
位させることができる。
【0008】ところで、前記第1係合部は前記揺動出力
部材の作用点となり、この第1係合部はリング状回転体
の中心側に向かって突出するため装置の剛性が高くな
り、延いては、装置の軽量,コンパクト化を達成するこ
とができる。また、前記リング状回転体は外周部が回転
駆動されるため、駆動源のトルクが小さくて済み、その
分、駆動源の小型化を達成することができる。また、前
記リング状回転体はその外周部に設けた多数のローラ
を、ハウジングの軌道面に転動支持したので、リング状
回転体をその外周部で支持させることができるため、支
持強度を著しく向上してガタ付きを防止することができ
る。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面を参照して
詳細に説明する。図1から図7は本発明の一実施例を示
す回転間欠割出装置10で、図1は要部を縦断した拡大
断面図、図2は平面図、図3は本実施例に用いられる揺
動出力部材と回転間欠部材との結合状体を示す縦断面
図、図4は同平面図、図5は同側面図、図6は揺動出力
部材と回転間欠部材の作動状態を示す平面図、図7は同
縦断面図、図8は作動状態を示すグラフ、図9は本装置
の概略説明図である。
【0010】即ち、本実施例の回転間欠割出装置10
は、図1,図2に示したように外郭を環状に覆うハウジ
ング12を備え、この環状のハウジング12内に同心状
にリング状回転体14,揺動出力部材16および回転間
欠部材18等が収納される。
【0011】前記リング状回転体14はローラ19を介
してハウジング12内にフローティング状態で配置され
る。前記ローラ19はリング状回転体14の外周に等間
隔に多数設けられる。一方、前記ハウジング12の一部
が外側方向に突出して中空状の駆動部12aが形成さ
れ、この駆動部12a内に配置されるローラギアカム2
0に前記ローラ19が接触し、このローラギアカム20
が図外のモータにより駆動されることによりリング状回
転体14が回転される。
【0012】前記リング状回転体14の内部は中空状に
形成され、その中空部内に複数(本実施例では10個)
の揺動出力部材16が周方向に等間隔をもって配置され
る。揺動出力部材16は上下端部がベアリング24,2
4aを介してリング状回転体14に回転自在に支持され
る。尚、前記ベアリング24の更に上方部分およびベア
リング24aの更に下方部分にベアリング26,26a
が設けられ、これらベアリング26,26aがハウジン
グ12の内周を転動することにより、揺動出力部材16
の径方向移動が規制されるようになっている。また、前
記ローラ19はハウジング12の下面に形成された軌道
面27を転動するようになっており、リング状回転体1
4はこのローラ19を介して外周部が支持され、延いて
は、ベアリング24,24aを介してリング状回転体1
4に結合された前記揺動出力部材16がハウジング12
にフローティング状態で支持されることになる。
【0013】前記揺動出力部材16は、図3,図4に示
したようにリング状回転体14の中心側に向かって第1
係合部としての一対の係合板14b,14bが平行に突
設される。また、前記揺動出力部材16の回転中心線O
上の上下中央部には、外方に切欠かれる切欠部16aが
形成され、この切欠部16aの上下両側には、図5に示
したように回転中心線Oを挟んで周方向(図1中紙面直
角方向)に一対のカムフォロワー28,28aが所定間
隔をもって回転自在に取り付けられる。一方のカムフォ
ロワー28は前記切欠部16aの上側面に取り付けられ
ると共に、他方のカムフォロワー28aはこの切欠部1
6aの下側面に取り付けられ、これらカムフォロワー2
8,28aは上下方向にも所定間隔をもって離隔され
る。
【0014】一方、前記回転間欠部材18は上,下壁1
8a,18bと、これら上,下壁18a,18bを連結
する縦壁18cとによって断面コ字状に形成され、その
内部に前記揺動出力部材16の係合板14bを包含して
配置されるようになっている。このとき、係合板14b
の上下端と前記上,下壁18a,18bとは摺動可能に
密接される。前記上壁18aの上側および前記下壁18
bの下側に突起18d,18eが突設され、これら突起
18d,18eはハウジング12の上下内側に形成され
たリング状回転体14と同心状の円形軌道としての環状
溝30,30aに嵌合され、この環状溝30,30aに
移動案内される。
【0015】また、前記上,下壁18a,18b間には
第2係合部としての断面円形状のシャフト32が上下方
向を指向して取り付けられ、このシャフト32は前記係
合板14b,14b間に相対回転可能に配置される。更
に、前記上壁18aのリング状回転体14の中心方向を
延設してテーブル18fが形成され、このテーブル18
fに図外の搬送物を載置または取り付けるようになって
いる。
【0016】前記ハウジング12の内周には前記カムフ
ォロワー28,28aの取付け位置に対応して内接カム
34が取り付けられる。この内接カム34は図7に示し
たように上方のカムフォロワー28に摺接する上方カム
34aと、下方のカムフォロワー28aに摺接する下方
カム34bとによって複合の内接カムとして構成され
る。前記内接カム34はリング状回転体14の所定角度
位置(本実施例では作業ステーションAと作業ステーシ
ョンBの2箇所)で凹凸状の操作部34c,34dが形
成され、この操作部34c,34dをカムフォロワー2
8,28aが通過することにより、揺動出力部材16が
揺動して回転間欠部材18の移動速度を変化させて一時
的に停止させるようになっている。
【0017】以上の構成により本実施例の回転間欠割出
装置10にあっては、ローラギアカム20を駆動するこ
とにより回転力がローラ19を介してリング状回転体1
4に入力され、このリング状回転体14が等速回転され
る。リング状回転体14の回転に伴って揺動出力部材1
6は回転し、この揺動出力部材16に係合板14b,1
4bおよびシャフト32を介して係合された回転間欠部
材18が管状溝30aに沿って移動する。このとき、内
接カム34の操作部34c,34d以外では、前記回転
間欠部材18と揺動出力部材16とがリング状回転体1
4と一体となって移動しつつ、この回転間欠部材18は
環状溝30aに沿って等速円運動を行う。
【0018】次に、前記揺動出力部材16が内接カム3
4の操作部34c,34dに差し掛かると、図6に示し
たようにカムフォロワー28,28aが上方カム34a
および下方カム34bに摺接して、揺動出力部材16を
回転中心線O回りに回動(揺動)させる。すると、互い
に係合した係合板14b,14bとシャフト32とが相
対移動および相対回転し、揺動出力部材16の移動量と
回転間欠部材18の移動量とに相対差を作り出すことが
できる。
【0019】即ち、図8はリング状回転体14が回転さ
れる際のテーブル18fの変位を、このリング状回転体
14の回転角度と経過時間との関係をもって表したグラ
フで、図9に示したようにテーブル18fの移動はステ
ーションAとステーションBで変化されることになる。
尚、前記グラフは縦軸に回転角度を示し、0度と360
度は同位置となる。また、横軸に示した経過時間は内接
カム34の操作部34c,34dの初期部分,中間部分
および終焉部分で区切り、それぞれの区切り点をa,
b,c…のアルファベットで示してある。尚、グラフ
中、リング状回転体14の回転角度で作業ステーション
AはX0 〜X2 区間となり、作業ステーションBはY0
〜Y2 区間となる。
【0020】以下、テーブル18fの変位を経過時間を
追って順次説明する。尚、テーブル18fの変位はグラ
フに全工程が連続して示された特定のテーブルTに例を
取って説明する。
【0021】(a〜b区間)テーブル18fはリング状
回転体14の回転に伴って等速円運動を行い、搬送物の
搬送区間となる。
【0022】(b〜c区間)作業ステーションAに達
し、揺動出力部材16の揺動(図6中T1 状態)を伴っ
てテーブル18fはX0 点で加速されつつX1 点に達す
る。
【0023】(c〜d区間)X1 点に達したテーブル1
8fはその位置で停留し(図6中T2 状態)、この停止
状態で物品の検査とか組付作業等の処理が行われる。
尚、テーブル18fが停止している間にもリング状回転
体14は等速円運動を行っており、この停止区間中に先
行していたテーブル18fはリング状回転体14に追い
抜かれることになる。
【0024】(d〜e区間)この区間(図6中T3 状
態)ではテーブル18fは既にリング状回転体14に追
い抜かれており、X1 点からX2 点に向け加速してe点
で追い付き、その後リング状回転体14と同期して等速
円運動を行うことになる。
【0025】尚、前記テーブル18fの変位は作業ステ
ーションAに付いて説明したが、作業ステーションBに
おいても前記b〜e区間と同様にテーブル18fが変位
される。
【0026】従って、本実施例の回転間欠割出装置10
にあっては、連続的に等速円運動を行うリング状回転体
14から、テーブル18fの「移動→停止→移動→停
止」という間欠割出しの動きを作り出し、そして、停止
する位置、運動の軌跡を360度任意の角度で行うこと
ができる。また、「加速早送り→減速同期送り→加速早
送り→減速同期送り」の変速送りを作り出すことが可能
になる。つまり、本装置10の割出しは内接カム34の
操作部34c,34dの輪郭形状によって停止位置およ
び加減速域が決定され、割出しステーション毎に割出し
角および停留角を変化することが可能となる。
【0027】また、本実施例ではリング状回転体14の
外周部に設けた多数のローラ19を、ハウジング12の
軌道面27に転動支持したので、このリング状回転体1
4をその外周部で支持させることができる。このため、
リング状回転体14の支持強度を著しく向上することが
でき、そのガタ付きを確実に防止して円滑な作動が可能
になる。ところで、前記リング状回転体14は、ローラ
ギアカム20と前記ローラ19を介して回転されるよう
になっており、このローラギアカム20が確動カムであ
るためバックラッシュを無くしてリング状回転体14の
スムーズな回転を可能とする。
【0028】更に、本実施例にあっては第1従節である
揺動出力部材16の揺動回転駆動は、内接カム34を
上,下カム34a,34bからなる複合の共役カムを使
用したので、カムフォロワー28,28aが上,下カム
34a,34bに摺接する際のバックラッシュを無くし
て、テーブル18fの起動,停止をスムーズにかつ確実
な動きを得ることができる。
【0029】更にまた、本実施例では内接カム34から
カムフォロワー28,28aに入力される揺動力に対し
て、揺動出力部材16の作用点となる係合板14b,1
4bとシャフト32との係合部を内方に配置することに
より、テーブル18fをリング状回転体14の内側とな
るように構成したので、装置自体を小型化することがで
きると共に、揺動出力部材16の回転支持部に入力され
る荷重が小さくなるためその剛性を比較的小さくするこ
とができ、装置の小型化を達成することができる。
【0030】また、前記リング状回転体14はその外周
部に形成したギア14aにトラクションギア20から駆
動力が入力されるようになっているため、モータ22の
駆動トルクを小さいもので済ますことができ、このモー
タ22の小型化を達成することができる。
【0031】更に、リング状回転体14が環状に形成さ
れるため、その中空部に周辺機器を配置することができ
るため、この点からも装置自体のコンパクト化を図るこ
とができると共に、回動部分を潤滑する際にオイルが内
側から外側に向かって有効に利用できることから、オイ
ルの飛散を防止することができる。
【0032】図10は他の実施例を示し、前記実施例と
同一構成部分に同一符号を付して重複する説明を省略し
て述べる。即ち、この実施例では回転間欠部材18を案
内する環状溝30,30aの一部分(図2中P部分)を
直線状に形成して、この直線部分Pで環状溝30,30
aを径方向に変化させてある。
【0033】従って、この実施例では前記環状溝30,
30aに形成した直線部分Pを回転間欠部材18が通過
する際に、この回転間欠部材18つまりテーブル18f
を内径方向に変位させることができ、この径方向変化に
より搬送物に他の処理を行うことができる。このため、
搬送物の移動変化に多様性を持たせることができ、延い
ては、搬送物の処理作業の多様化を図ることができる。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明にかかる回
転間欠割出装置にあっては、揺動出力部材の第1係合部
をリング状回転体の中心側に向かって突出すると共に、
この第1係合部に円形軌道に沿って移動する回転間欠部
材の第2係合部を係合し、揺動出力部材に設けたカムフ
ォロワーを内接カムに摺接させることにより、等速回転
運動するリング状回転体に対して揺動出力部材の揺動を
伴って回転間欠部材の移動速度を相対的に変化させて一
時的に停止させるようにしたので、前記第1係合部は前
記揺動出力部材の作用点となり、この第1係合部はリン
グ状回転体の中心側に向かって突出するため装置の剛性
が高くなり、延いては、装置の軽量,コンパクト化を達
成することができる。また、前記リング状回転体は外周
部がローラギアカムおよびローラを介して回転駆動され
るため、駆動源のトルクが小さくて済み、その分、駆動
源の小型化を達成することができると共に、バックラッ
シュの無いスムーズな回転を可能とする。更に、前記リ
ング状回転体はその外周部に設けた多数のローラを、ハ
ウジングの軌道面に転動支持したので、リング状回転体
をその外周部で支持させることができるため、支持強度
を著しく向上してガタ付きを防止することができるとい
う各種優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の回転間欠割出装置の一実施例を示す要
部拡大断面図である。
【図2】本発明の一実施例を示す平面図である。
【図3】本発明の一実施例を示す要部縦断面図である。
【図4】本発明の一実施例を示す要部平面図である。
【図5】本発明の一実施例を示す要部側面図である。
【図6】本発明の一実施例を示す揺動出力部材と回転間
欠部材の作動状態の平面図である。
【図7】本発明の一実施例を示す揺動出力部材と回転間
欠部材の作動状態の縦断面図である。
【図8】本発明の一実施例の作動状態を示すグラフであ
る。
【図9】本発明の一実施例を示す概略説明図である。
【図10】本発明の他の実施例を示す平面図である。
【符号の説明】
10 回転間欠割出装置 12 ハウジン
グ 14 リング状回転体 14b 係合板
(第1係合部) 16 揺動出力部材 18 回転間欠
部材 19 ローラ 20 ローラギ
アカム 27 軌道面 28,28a
カムフォロワー 30,30a 環状溝(円形軌道) 32 シャフト
(第2係合部) 34 内接カム

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周部に多数設けたローラをローラギア
    カムを介して駆動することにより回転されるリング状回
    転体と、 このリング状回転体に回転可能に支持され、リング状回
    転体の中心側に向かって突出する第1係合部を形成する
    と共に、カムフォロワーを設けた揺動出力部材と、 前記第1係合部に相対移動かつ相対回転可能に嵌合する
    第2係合部を有し、リング状回転体の内周側に位置して
    ハウジングに設けた円形軌道に沿って移動すると共に、
    搬送物を載置するテーブルを有する回転間欠部材と、 前記リング状回転体の外周部に位置して同心状にハウジ
    ングに設けられ、その周方向適宜箇所に前記フォロワー
    に当接して前記揺動出力部材を回転揺動させる内接カム
    と、を備え、 前記リング状回転体の外周部に設けたローラをハウジン
    グに形成した軌道面に転動支持させたことを特徴とする
    回転間欠割出装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021090551A1 (ja) * 2019-11-08 2021-05-14 株式会社三共製作所 回転位置決め装置

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