JPH0781597A - 車両用操舵装置 - Google Patents

車両用操舵装置

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JPH0781597A
JPH0781597A JP22701593A JP22701593A JPH0781597A JP H0781597 A JPH0781597 A JP H0781597A JP 22701593 A JP22701593 A JP 22701593A JP 22701593 A JP22701593 A JP 22701593A JP H0781597 A JPH0781597 A JP H0781597A
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output shaft
pinion
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valve
steering
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JP22701593A
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Hiroaki Tanaka
宏明 田中
Ikuo Kushiro
育生 久代
Takashi Iwasaki
尚 岩崎
Akira Hasegawa
晃 長谷川
Kazunori Kagawa
和則 香川
Yoji Yamauchi
洋司 山内
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Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な構成で、ハンドル操作とは独立して前
輪を補助操舵する。 【構成】 入力軸24及び出力軸26とそれぞれ一体回
転する一対のバルブロータ22及びバルブスリーブ23
からなり、トーションバー27の捩れに応じてラックバ
ー33を駆動するためのパワーシリンダ13に対する作
動油の給排を制御するロータリバルブが設けられてい
る。ピニオン32を出力軸26の外周上に回転可能に組
み付け、ピニオン32に超音波モータ34のロータ部3
4aを設け、出力軸26にステータ部34bを設けてあ
る。ロータ部34aとステータ部34bは剛に結合して
いるので、前輪は、操舵ハンドル11の回動操作に応じ
て操舵される。超音波モータ34を作動させると、路面
反力により出力軸26が同モータ34の駆動方向と反対
方向に回動されて、ロータリバルブとパワーシリンダ1
3の作用により、前輪が超音波モータ34の回動に応じ
て操舵される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は操舵ハンドルの回動に応
じて前輪を操舵するとともに、横風などの外乱、車両の
走行状態などに応じて前輪を補助的に操舵可能な車両用
操舵装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の装置は、例えば特公平5
−17069号公報に示されているように、操舵ハンド
ルに接続された入力軸と、入力軸にトーションバーを介
して接続されるとともにピニオンを介してラックバーに
接続された出力軸と、入力軸及び出力軸とそれぞれ一体
回転する一対のバルブ部材からなって両バルブ部材の相
対的な回転変位に応じてラックバーを駆動するためのパ
ワーシリンダに対する作動油の給排を制御するロータリ
バルブとを有する制御バルブを備え、操舵ハンドルの回
動操作に応答してパワーシリンダにより助勢しながら前
輪を操舵するようにし、さらに前記パワーシリンダと平
行に補助操舵用の油圧シリンダを設け、同シリンダによ
る油圧力によってパワーシリンダ自体を軸方向に変位さ
せて前輪を補助操舵するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記のような
従来装置にあっては、パワーシリンダ自体を軸方向に変
位可能に車体に支持させる必要があるとともに、補助操
舵用の油圧シリンダを必要とするため、操舵装置の構成
が複雑になるという問題があった。本発明は前記問題に
対処するためになされたもので、その目的は簡単な構成
で操舵ハンドルの回動操作とは独立して前輪を補助操舵
可能な車両用操舵装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の構成上の特徴は、操舵ハンドルに接続され
た入力軸と、入力軸にトーションバーを介して接続され
るとともにピニオンを介してラックバーに接続された出
力軸と、入力軸及び出力軸とそれぞれ一体回転する一対
のバルブ部材からなって両バルブ部材の相対的な回転変
位に応じてラックバーを駆動するためのパワーシリンダ
に対する作動油の給排を制御するロータリバルブとから
なる制御バルブを備え、操舵ハンドルの回動に応答して
パワーシリンダにより助勢しながら前輪を操舵する車両
用操舵装置において、ピニオンを出力軸の外周上に回転
可能に組み付けるとともに同ピニオンに超音波モータの
ロータ部を設け、かつ出力軸に超音波モータのステータ
部を設けたことにある。
【0005】
【作用】上記のように構成した本発明においては、超音
波モータのロータ部とステータ部は剛につながっている
ので、操舵ハンドルの回動は入力軸、トーションバー、
出力軸及びピニオンを介してラックバーに伝達される。
また、この操舵ハンドルの回動時にはトーションバーに
捩れが生じ、トーションバーの捩れに起因したロータリ
バルブの作用によりパワーシリンダに対する作動油の給
排が制御され、前輪は、パワーシリンダにより助勢され
ながら操舵ハンドルの回動操作に応答して操舵される。
一方、超音波モータを作動させてステータ部がロータ部
を回転させようとした場合、前輪と路面との摩擦により
ラックバーの軸方向の変位に対抗する反力が作用するの
で、超音波モータのロータ部はピニオンを介した前記反
力により前記駆動に応答して即座に回転しない。そのた
め、超音波モータのステータ部の一部(詳細にはステー
タ部の振動子)に歪が生じて、ステータ部及び出力軸は
前記ロータ部の回転駆動方向とは反対向きに回転させら
れる。この出力軸の回転に伴い、トーションバーに捩れ
が生じて出力軸と入力軸との間には相対的変位が発生
し、制御バルブが前記相対的変位に応じてパワーシリン
ダに対する作動油の給排を制御する。その結果、ラック
バーがパワーシリンダにより軸方向に駆動されて、前輪
は前記超音波モータの作動に対応して操舵される。これ
と同時に、ロータ部及びピニオンが回転して前記ステー
タ部の一部の歪が減少して、ロータ部に対する回転駆動
方向と反対方向の前記出力軸の回転量も減少する。そし
て、前記前輪の操舵による路面からの反力とトーション
バーの捩れに対応したパワーシリンダによる駆動力がほ
ぼ釣り合った状態に、前輪の操舵角は保持される。
【0006】
【発明の効果】上記作用説明からも理解できるとおり、
本発明によれば、ピニオンを出力軸の外周上に回転可能
に組み付けるとともに、超音波モータのロータ部及びス
テータ部をそれぞれピニオン及び出力軸に設けたことの
みにより、前輪が補助操舵されるので、簡単な構成で操
舵ハンドルの回動操作とは独立して前輪を補助操舵でき
る。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を用いて説明
すると、図1は本発明に係る車両用操舵装置を示してい
る。この操舵装置は、上端にて操舵ハンドル11を固定
したステアリングシャフト12の下端に組み付けられた
制御バルブ20を備えている。制御バルブ20は、ハウ
ジング21内にて同軸的に回転可能に組み付けたバルブ
ロータ22及びバルブスリーブ23からなるロータリバ
ルブを備えている。ロータリバルブは、バルブロータ2
2とバルブスリーブ23との相対的な回転変位によっ
て、プレッシャ配管P1を介して供給される高圧の作動
油をターンチューブP2,P3の一方を介してパワーシ
リンダ13の一方の油室に供給するとともに、同シリン
ダ13の他方の油室からの作動油をターンチューブP
2,P3の他方を介してリターン配管P4に排出するも
のである。バルブロータ22はステアリングシャフト1
2の下端に接続された入力軸24と一体形成され、バル
ブスリーブ23はピン25を介して出力軸26に一体回
転可能に接続されており、両軸24,26はトーション
バー27を介して接続されている。
【0008】出力軸26の外周上には、ベヤリング31
を介してピニオン32が回転可能に組み付けられ、同ピ
ニオン32の外周上には、ハウジング21内に軸方向に
変位可能に支持されて両端にて前輪をそれぞれ操舵可能
に接続したラックバー33が噛合している。このラック
バー33は前述したパワーシリンダ13を軸方向に貫通
しており、同シリンダ13に対する作動油の給排により
軸方向に駆動される。ピニオン32の下端面部には、図
1,2に示すように、環状の溝を含む超音波モータ34
のロータ部34aが一体的に形成されている。一方、出
力軸26には超音波モータ34のステータ部34bが一
体的に形成されている。ステータ部34bの上面には円
周方向に沿ってロータ部34aに対向する多数の振動子
34b1が一体的に形成されており、振動子34b1の上端
面は摩擦部材34cを介してロータ部34aに剛に摩擦
結合している。ステータ部34bは出力軸26の外周上
に設けたスリップリング35を介してコントローラ36
に接続されており、コントローラ36は、横風などの外
乱、車両の走行状態などに応じてステータ部34bに給
電してロータ部34aを回転させるために振動子34b1
を微振動させる。
【0009】上記のように構成した実施例の動作を説明
すると、運転者が操舵ハンドルを回動させると、同回動
はステアリングシャフト12、入力軸24、トーション
バー27を介して出力軸26に伝達される。超音波モー
タ34のステータ部34bとロータ部34aは摩擦部材
34cを介して剛につながっているので、出力軸26の
回転はピニオン32を介してラックバー33の軸方向の
変位に変換される。このとき、前輪と路面との摩擦によ
りラックバー33には軸方向の変位に対抗する力が作用
するので、トーションバー27には捩れが生じる。この
捩れにより、入力軸24(バルブロータ22)と出力軸
26(バルブスリーブ23)との間に相対的変位が生
じ、制御バルブ20はパワーシリンダ13に対する作動
油の給排を制御する。その結果、前輪は、操舵ハンドル
11の回動操作に応答して、パワーシリンダ13によっ
て助勢されながら左右に操舵される。
【0010】一方、コントローラ36が、横風などの外
乱、車両の走行状態などに基づく駆動信号をスリップリ
ング35を介して超音波モータ34のステータ部34b
に供給してロータ部34aを回転させようとした場合、
前輪が路面から受ける反力がラックバー33の軸方向の
変位に対抗するので、超音波モータ34のロータ部34
aはピニオン32を介した前記反力により前記駆動に応
答して即座に回転しない。そのため、超音波モータ34
のステータ部34bに設けた振動子34b1に歪が生じ
て、ステータ部34b及び出力軸26は前記ロータ部3
4aの回転駆動方向とは反対向きに回転させられる。こ
の出力軸26の回転に伴い、トーションバー27に捩れ
が生じることにより出力軸26と入力軸24との間には
相対的変位が発生し、バルブロータ22及びバルブスリ
ーブ23からなるロータリバルブが前記相対的変位に応
じてパワーシリンダ13に対する作動油の給排を制御す
る。その結果、ラックバー33が変位して前輪が前記超
音波モータ34の作動に対応して操舵される。これと同
時に、ロータ部34a及びピニオン32の回転によって
ステータ部34bの振動子34b1における歪が減少し
て、ロータ部34aに対する回転駆動方向と反対方向の
前記出力軸26の回転量も減少する。そして、前記前輪
の操舵による路面からの反力とトーションバー27の捩
れに対応したパワーシリンダ13による駆動力がほぼ釣
り合った状態に、前輪の操舵角は保持される。したがっ
て、操舵ハンドル11の回動操作とは独立して、前輪が
コントローラ36の制御に基づく超音波モータ34によ
って補助操舵される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例を示す車両用操舵装置の断
面図である。
【図2】 図1の超音波モータ部を円周方向に切り開い
て見た断面図である。
【符号の説明】
11…操舵ハンドル、13…パワーシリンダ、20…制
御バルブ、21…ハウジング、22…バルブロータ(バ
ルブ部材)、23…バルブスリーブ(バルブ部材)、2
4…入力軸、26…出力軸、27…トーションバー、3
2…ピニオン、33…ラックバー、34…超音波モー
タ、34a…ロータ部、34b…ステータ部、34b1…
振動子、34c…摩擦部材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長谷川 晃 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 香川 和則 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 山内 洋司 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操舵ハンドルに接続された入力軸と、前
    記入力軸にトーションバーを介して接続されるとともに
    ピニオンを介してラックバーに接続された出力軸と、前
    記入力軸及び前記出力軸とそれぞれ一体回転する一対の
    バルブ部材からなって両バルブ部材の相対的な回転変位
    に応じて前記ラックバーを駆動するためのパワーシリン
    ダに対する作動油の給排を制御するロータリバルブとか
    らなる制御バルブを備え、前記操舵ハンドルの回動に応
    答して前記パワーシリンダにより助勢しながら前輪を操
    舵する車両用操舵装置において、前記ピニオンを前記出
    力軸の外周上に回転可能に組み付けるとともに同ピニオ
    ンに超音波モータのロータ部を設け、かつ前記出力軸に
    前記超音波モータのステータ部を設けてなることを特徴
    とする車両用操舵装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10315150A1 (de) * 2003-04-03 2004-10-14 Daimlerchrysler Ag Lenkvorrichtung

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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DE10315150A1 (de) * 2003-04-03 2004-10-14 Daimlerchrysler Ag Lenkvorrichtung

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