JPH0781398B2 - コンクリートのひび割れ防止方法 - Google Patents
コンクリートのひび割れ防止方法Info
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- JPH0781398B2 JPH0781398B2 JP5053452A JP5345293A JPH0781398B2 JP H0781398 B2 JPH0781398 B2 JP H0781398B2 JP 5053452 A JP5053452 A JP 5053452A JP 5345293 A JP5345293 A JP 5345293A JP H0781398 B2 JPH0781398 B2 JP H0781398B2
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- concrete
- hollow
- reinforcing bar
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- hollow reinforcing
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- On-Site Construction Work That Accompanies The Preparation And Application Of Concrete (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、コンクリート壁体の
ひび割れ防止方法に関する。 【0002】 【従来の技術】一般に、コンクリートを打設した時に
は、セメントの水和熱によるコンクリートの温度上昇が
避けられない。この温度上昇は、コンクリートを打ち込
んだ直後から始まり、時間と共に温度上昇を続けて最高
点に達する。その後、コンクリートは、温度降下を続け
て周囲の温度に近づいていくが、温度上昇時のみならず
温度降下時にもコンクリートには強度が発現する。それ
故、施工済みのコンクリートの上に重ねて新たにコンク
リートを打ち込んだような場合には、両者の結合部付近
における温度降下時のコンクリートの収縮度が異なるた
めに、新たに施工したコンクリートの温度降下時の収縮
が施工済みのコンクリートによって阻害され、コンクリ
ートが硬化した後にも拘束による引張り応力が働いて、
ひび割れを起こす原因となっていた。 【0003】一方、コンクリートを打設する場合には、
コンクリート中に補強用の鉄筋を配設しておくが、コン
クリートが硬化するまでの鉄筋の温度変化もコンクリー
トと同じ経過をたどるために、鉄筋の存在はコンクリー
ト壁体の水和熱による温度ひび割れの防止にはあまり役
立たないことが判っている。 【0004】そのため、従来にあっては、予め冷却処理
したコンクリートを打ち込んでコンクリートの温度上昇
を抑えたり、又はコンクリート中に鉄筋とは別個にパイ
プを配設しておき、この中に冷却水を流してコンクリー
トの温度上昇を防止するようにしていた。また、コンク
リートの硬化後に発生したコンクリートのひび割れに対
しては、ひび割れが外部にまで現れた時にひび割れ部分
に外部からコンクリートを充填して補修する程度であっ
た。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のように、コンクリートを予め冷却処理したり、鉄筋
とは別に冷却水用のパイプを配設する方法では、冷却す
るための工数やパイプを配設するための工数が余計に掛
かるために、現場での作業が面倒となる他コストが上昇
するといった問題があった。また、ひび割れがコンクリ
ート内部で発生しているような場合や、外部から内部に
まで深くひび割れているような場合には、補修用のコン
クリートを内部のひび割れ部分に充填できないといった
問題があった。 【0006】 【課題を解決するための手段】そこで、本発明は簡易な
手段でコンクリートの温度調節を行うことにより、コン
クリート壁体のひび割れを効果的に防止すると共に、コ
ンクリート内部に発生したひび割れを確実に補修するこ
とのできる方法を提供するものである。 【0007】即ち、本発明に係るコンクリートのひび割
れ防止方法は、周面に穴が形成された中空鉄筋をコンク
リートの打ち込み箇所に配置し、この中空鉄筋の空洞部
内に液体又は気体を流し込んで中空鉄筋およびコンクリ
ート壁体の温度を調節すると共に、コンクリートが硬化
したのちは中空鉄筋の空洞部内に樹脂を圧送し、前記中
空鉄筋の穴から樹脂を押し出し、中空鉄筋の外周面に沿
って発生したコンクリートとの隙間やひび割れに樹脂を
充填することを特徴とする。 【0008】 【実施例】以下添付図面に基づいて本発明に係るコンク
リートのひび割れ防止方法を詳細に説明する。図1は施
工済みのコンクリート壁体1の上部に新たにコンクリー
ト壁体2を施工し、両者を結合して一体の構造物とする
場合の例を示す。なお、図中の符号3は両者の境界線で
ある。この場合の施工方法としては、先ず施工済みのコ
ンクリート壁体1の上面に突出している縦方向の鉄筋4
に棒状の中空鉄筋5を水平方向に架け渡し、縦鉄筋4に
固定して全体を格子状に組み上げる。この中空鉄筋5は
図2に示したように、内部に空洞部6が貫通して形成さ
れており、空洞部6内に液体や気体を通すことができる
と共に、空洞部6と連通する穴11を中空鉄筋5の長手
方向に沿って多数設けたものである。この中空鉄筋5は
縦鉄筋4と同様に補強部材としても働くため、別途補強
鉄筋を配設する必要がない。 【0009】また、この実施例では上下方向の隣り同士
に配列された中空鉄筋5の左右端部に、U字形状の連結
管7が交互に取り付けられる。したがって、図1に示し
たように、中空鉄筋5は上から下まで一本に繋がること
になる。更に、最上位に配列された中空鉄筋5aの一端
には注入管8が接続され、最下位の中空鉄筋5bの一端
には排出管9が接続されている。なお、図1中の符号1
0は施工済みのコンクリート壁体1の上に新たにコンク
リート壁体2を構築するための型枠であり、通常は中空
鉄筋5を配設した後に取り付けられる。 【0010】次に、上記構成からなる中空鉄筋5を用い
たコンクリートの構築法について説明する。まず、型枠
10によって囲まれたコンクリートの打設予定箇所に、
施工済みのコンクリート壁体1の上からコンクリートを
所定の高さ位置まで打ち込む。次いで、最上位の中空鉄
筋5aに接続されている注入管8から冷却用の水を流し
込む。この水は注入管8から最上位の中空鉄筋5aの空
洞部6内を流れ、連結管7を通って次の中空鉄筋5の空
洞部6内を流れる。このようにして、水は次第に下方の
中空鉄筋5に移動していき、最終的には最下位の中空鉄
筋5に接続されている排水管9から流れ出る。この場合
に中空鉄筋5の周囲は打設したコンクリ ートによって満
たされているため、空洞部6内を流れる水が中空鉄筋5
の穴11から外部に漏れ出るといったことがない。 【0011】そして、各中空鉄筋5の空洞部6内を水が
流れていくことで、中空鉄筋5そのものが冷却されると
共に、中空鉄筋5の周囲のコンクリートも一緒に冷却さ
れることになる。それ故、コンクリートを打ち込んだ後
は、通常セメントの水和熱によってコンクリートが温度
上昇を続けるが、この実施例の場合にはその温度上昇を
上記冷却効果によって抑えることができる。その結果、
水和熱によるコンクリートの温度上昇が少ない分、温度
上昇した後のコンクリートの温度降下の程度も少なくて
済むこととなる。したがって、温度が下降する際のコン
クリートの収縮が少なくなることから、従来のような施
工済みのコンクリート壁体1との境界線3付近でコンク
リートの収縮が阻害されるといったことがなく、施工済
みコンクリート壁体1の拘束による引張り応力の発生が
抑えられることで、新たに施工したコンクリート壁体2
のひび割れ発生を防止することができる。 【0012】一方、コンクリートが硬化した後には中空
鉄筋5の空洞部6内に注入管8から樹脂を圧入する。こ
の樹脂は、中空鉄筋5の空洞部6内を次第に押し流れて
いくと共に、中空鉄筋5の周囲にひび割れ部があった
り、中空鉄筋5下面のコンクリートの沈み込みによって
隙間が発生すると、これらのひび割れ部や隙間の位置に
対応する中空鉄筋5の穴11から押し出され、ひび割れ
部や隙間に染み込んで充填される。充填された樹脂は、
時間の経過によってコンクリートに接着するため、コン
クリート内部でのひび割れ等の補修が確実になされるこ
とになる。 【0013】なお、上記実施例では打ち込み直後のコン
クリートを冷却した場合の例について説明したが、本発
明では逆に施工済みのコンクリート壁体1を保温して新
たに施工したコンクリート壁体2の温度上昇に近づける
ことで、温度応力の拘束度を低減したり、寒中コンクリ
ートの凍結防止や保温養生を行うこともできる。 【0014】また、上記実施例では冷却用の液体として
水を用いた場合について説明したが、水以外の液体や気
体を冷却用及び保温用として利用することもできる。 【0015】 【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るコン
クリートのひび割れ防止方法によれば、コンクリートの
補強用として用いた中空鉄筋の空洞部内に冷却用の液体
や気体などを流し、中空鉄筋およびその周囲のコンクリ
ートを冷却することによってセメントの水和熱によるコ
ンクリートの温度上昇を抑えるようにしたから、コンク
リートが温度降下して平温に近づく時のコンクリートの
収縮を小さくすることができ、結果的に収縮に起因する
コンクリートのひび割れを防止することができる他、コ
ンクリートの硬化後には同じ中空鉄筋の空洞部内に樹脂
等を圧入し、中空鉄筋の周囲に生じたひび割れや中空鉄
筋の下面のコンクリートの沈み込みによって生じた隙間
に対して、中空鉄筋に開設した穴から樹脂を押し出して
充填するようにしたから、コンクリート内部に発生した
これらのひび割れや隙間を容易に補修してコンクリート
の強度を確保することができるといった効果がある。
ひび割れ防止方法に関する。 【0002】 【従来の技術】一般に、コンクリートを打設した時に
は、セメントの水和熱によるコンクリートの温度上昇が
避けられない。この温度上昇は、コンクリートを打ち込
んだ直後から始まり、時間と共に温度上昇を続けて最高
点に達する。その後、コンクリートは、温度降下を続け
て周囲の温度に近づいていくが、温度上昇時のみならず
温度降下時にもコンクリートには強度が発現する。それ
故、施工済みのコンクリートの上に重ねて新たにコンク
リートを打ち込んだような場合には、両者の結合部付近
における温度降下時のコンクリートの収縮度が異なるた
めに、新たに施工したコンクリートの温度降下時の収縮
が施工済みのコンクリートによって阻害され、コンクリ
ートが硬化した後にも拘束による引張り応力が働いて、
ひび割れを起こす原因となっていた。 【0003】一方、コンクリートを打設する場合には、
コンクリート中に補強用の鉄筋を配設しておくが、コン
クリートが硬化するまでの鉄筋の温度変化もコンクリー
トと同じ経過をたどるために、鉄筋の存在はコンクリー
ト壁体の水和熱による温度ひび割れの防止にはあまり役
立たないことが判っている。 【0004】そのため、従来にあっては、予め冷却処理
したコンクリートを打ち込んでコンクリートの温度上昇
を抑えたり、又はコンクリート中に鉄筋とは別個にパイ
プを配設しておき、この中に冷却水を流してコンクリー
トの温度上昇を防止するようにしていた。また、コンク
リートの硬化後に発生したコンクリートのひび割れに対
しては、ひび割れが外部にまで現れた時にひび割れ部分
に外部からコンクリートを充填して補修する程度であっ
た。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のように、コンクリートを予め冷却処理したり、鉄筋
とは別に冷却水用のパイプを配設する方法では、冷却す
るための工数やパイプを配設するための工数が余計に掛
かるために、現場での作業が面倒となる他コストが上昇
するといった問題があった。また、ひび割れがコンクリ
ート内部で発生しているような場合や、外部から内部に
まで深くひび割れているような場合には、補修用のコン
クリートを内部のひび割れ部分に充填できないといった
問題があった。 【0006】 【課題を解決するための手段】そこで、本発明は簡易な
手段でコンクリートの温度調節を行うことにより、コン
クリート壁体のひび割れを効果的に防止すると共に、コ
ンクリート内部に発生したひび割れを確実に補修するこ
とのできる方法を提供するものである。 【0007】即ち、本発明に係るコンクリートのひび割
れ防止方法は、周面に穴が形成された中空鉄筋をコンク
リートの打ち込み箇所に配置し、この中空鉄筋の空洞部
内に液体又は気体を流し込んで中空鉄筋およびコンクリ
ート壁体の温度を調節すると共に、コンクリートが硬化
したのちは中空鉄筋の空洞部内に樹脂を圧送し、前記中
空鉄筋の穴から樹脂を押し出し、中空鉄筋の外周面に沿
って発生したコンクリートとの隙間やひび割れに樹脂を
充填することを特徴とする。 【0008】 【実施例】以下添付図面に基づいて本発明に係るコンク
リートのひび割れ防止方法を詳細に説明する。図1は施
工済みのコンクリート壁体1の上部に新たにコンクリー
ト壁体2を施工し、両者を結合して一体の構造物とする
場合の例を示す。なお、図中の符号3は両者の境界線で
ある。この場合の施工方法としては、先ず施工済みのコ
ンクリート壁体1の上面に突出している縦方向の鉄筋4
に棒状の中空鉄筋5を水平方向に架け渡し、縦鉄筋4に
固定して全体を格子状に組み上げる。この中空鉄筋5は
図2に示したように、内部に空洞部6が貫通して形成さ
れており、空洞部6内に液体や気体を通すことができる
と共に、空洞部6と連通する穴11を中空鉄筋5の長手
方向に沿って多数設けたものである。この中空鉄筋5は
縦鉄筋4と同様に補強部材としても働くため、別途補強
鉄筋を配設する必要がない。 【0009】また、この実施例では上下方向の隣り同士
に配列された中空鉄筋5の左右端部に、U字形状の連結
管7が交互に取り付けられる。したがって、図1に示し
たように、中空鉄筋5は上から下まで一本に繋がること
になる。更に、最上位に配列された中空鉄筋5aの一端
には注入管8が接続され、最下位の中空鉄筋5bの一端
には排出管9が接続されている。なお、図1中の符号1
0は施工済みのコンクリート壁体1の上に新たにコンク
リート壁体2を構築するための型枠であり、通常は中空
鉄筋5を配設した後に取り付けられる。 【0010】次に、上記構成からなる中空鉄筋5を用い
たコンクリートの構築法について説明する。まず、型枠
10によって囲まれたコンクリートの打設予定箇所に、
施工済みのコンクリート壁体1の上からコンクリートを
所定の高さ位置まで打ち込む。次いで、最上位の中空鉄
筋5aに接続されている注入管8から冷却用の水を流し
込む。この水は注入管8から最上位の中空鉄筋5aの空
洞部6内を流れ、連結管7を通って次の中空鉄筋5の空
洞部6内を流れる。このようにして、水は次第に下方の
中空鉄筋5に移動していき、最終的には最下位の中空鉄
筋5に接続されている排水管9から流れ出る。この場合
に中空鉄筋5の周囲は打設したコンクリ ートによって満
たされているため、空洞部6内を流れる水が中空鉄筋5
の穴11から外部に漏れ出るといったことがない。 【0011】そして、各中空鉄筋5の空洞部6内を水が
流れていくことで、中空鉄筋5そのものが冷却されると
共に、中空鉄筋5の周囲のコンクリートも一緒に冷却さ
れることになる。それ故、コンクリートを打ち込んだ後
は、通常セメントの水和熱によってコンクリートが温度
上昇を続けるが、この実施例の場合にはその温度上昇を
上記冷却効果によって抑えることができる。その結果、
水和熱によるコンクリートの温度上昇が少ない分、温度
上昇した後のコンクリートの温度降下の程度も少なくて
済むこととなる。したがって、温度が下降する際のコン
クリートの収縮が少なくなることから、従来のような施
工済みのコンクリート壁体1との境界線3付近でコンク
リートの収縮が阻害されるといったことがなく、施工済
みコンクリート壁体1の拘束による引張り応力の発生が
抑えられることで、新たに施工したコンクリート壁体2
のひび割れ発生を防止することができる。 【0012】一方、コンクリートが硬化した後には中空
鉄筋5の空洞部6内に注入管8から樹脂を圧入する。こ
の樹脂は、中空鉄筋5の空洞部6内を次第に押し流れて
いくと共に、中空鉄筋5の周囲にひび割れ部があった
り、中空鉄筋5下面のコンクリートの沈み込みによって
隙間が発生すると、これらのひび割れ部や隙間の位置に
対応する中空鉄筋5の穴11から押し出され、ひび割れ
部や隙間に染み込んで充填される。充填された樹脂は、
時間の経過によってコンクリートに接着するため、コン
クリート内部でのひび割れ等の補修が確実になされるこ
とになる。 【0013】なお、上記実施例では打ち込み直後のコン
クリートを冷却した場合の例について説明したが、本発
明では逆に施工済みのコンクリート壁体1を保温して新
たに施工したコンクリート壁体2の温度上昇に近づける
ことで、温度応力の拘束度を低減したり、寒中コンクリ
ートの凍結防止や保温養生を行うこともできる。 【0014】また、上記実施例では冷却用の液体として
水を用いた場合について説明したが、水以外の液体や気
体を冷却用及び保温用として利用することもできる。 【0015】 【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るコン
クリートのひび割れ防止方法によれば、コンクリートの
補強用として用いた中空鉄筋の空洞部内に冷却用の液体
や気体などを流し、中空鉄筋およびその周囲のコンクリ
ートを冷却することによってセメントの水和熱によるコ
ンクリートの温度上昇を抑えるようにしたから、コンク
リートが温度降下して平温に近づく時のコンクリートの
収縮を小さくすることができ、結果的に収縮に起因する
コンクリートのひび割れを防止することができる他、コ
ンクリートの硬化後には同じ中空鉄筋の空洞部内に樹脂
等を圧入し、中空鉄筋の周囲に生じたひび割れや中空鉄
筋の下面のコンクリートの沈み込みによって生じた隙間
に対して、中空鉄筋に開設した穴から樹脂を押し出して
充填するようにしたから、コンクリート内部に発生した
これらのひび割れや隙間を容易に補修してコンクリート
の強度を確保することができるといった効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るコンクリートのひび割れ防止方法
の一実施例を示す説明図である。 【図2】中空鉄筋の断面図である。 【符号の説明】 1 施工済みのコンクリート壁体 2 新たに施工するコンクリート壁体 5 中空鉄筋 6 空洞部 7 連結管 11 穴
の一実施例を示す説明図である。 【図2】中空鉄筋の断面図である。 【符号の説明】 1 施工済みのコンクリート壁体 2 新たに施工するコンクリート壁体 5 中空鉄筋 6 空洞部 7 連結管 11 穴
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】 周面に穴が形成された中空鉄筋をコンク
リートの打ち込み箇所に配置し、この中空鉄筋の空洞部
内に液体又は気体を流し込んで中空鉄筋およびコンクリ
ート壁体の温度を調整すると共に、コンクリートが硬化
したのちには中空鉄筋の空洞部内に樹脂を圧送し、前記
中空鉄筋の穴から樹脂を押し出し、中空鉄筋の外周面に
沿って発生したコンクリートとの隙間やひび割れに樹脂
を充填するコンクリートのひび割れ防止方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5053452A JPH0781398B2 (ja) | 1993-03-15 | 1993-03-15 | コンクリートのひび割れ防止方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5053452A JPH0781398B2 (ja) | 1993-03-15 | 1993-03-15 | コンクリートのひび割れ防止方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0610508A JPH0610508A (ja) | 1994-01-18 |
JPH0781398B2 true JPH0781398B2 (ja) | 1995-08-30 |
Family
ID=12943254
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5053452A Expired - Lifetime JPH0781398B2 (ja) | 1993-03-15 | 1993-03-15 | コンクリートのひび割れ防止方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0781398B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100412980B1 (ko) * | 2001-08-07 | 2003-12-31 | 주식회사유신코퍼레이션 | 매스 콘크리트의 수화열 저감방법 |
CN102094528B (zh) * | 2010-12-09 | 2012-01-18 | 中国葛洲坝集团股份有限公司 | 一种大体积混凝土冷却水管布置方法 |
CN102830730B (zh) * | 2012-08-22 | 2014-05-28 | 清华大学 | 通水智能温度控制试验系统与方法 |
CN112252466A (zh) * | 2020-10-20 | 2021-01-22 | 粤水电轨道交通建设有限公司 | 一种分层混凝土结构防裂缝施工方法 |
CN113846857B (zh) * | 2021-10-25 | 2022-09-09 | 孙海宏 | 用于大体积混凝土连续降温的裂缝防治结构 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5927052A (ja) * | 1982-08-09 | 1984-02-13 | 株式会社竹中工務店 | 特殊配力筋を組込んだ鉄筋コンクリ−ト構築物 |
JPS61158564A (ja) * | 1984-12-29 | 1986-07-18 | 鹿島建設株式会社 | マスコンクリ−トのひび割れ発生防止方法 |
JPS61200269A (ja) * | 1985-03-04 | 1986-09-04 | 株式会社大林組 | コンクリ−ト構造物のひび割れ防止工法 |
JPS62164964A (ja) * | 1986-01-13 | 1987-07-21 | 東急建設株式会社 | コンクリ−トの養生方法 |
-
1993
- 1993-03-15 JP JP5053452A patent/JPH0781398B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0610508A (ja) | 1994-01-18 |
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