JPH0781303A - 空気入りタイヤ - Google Patents
空気入りタイヤInfo
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- JPH0781303A JPH0781303A JP5227573A JP22757393A JPH0781303A JP H0781303 A JPH0781303 A JP H0781303A JP 5227573 A JP5227573 A JP 5227573A JP 22757393 A JP22757393 A JP 22757393A JP H0781303 A JPH0781303 A JP H0781303A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tire
- ground contact
- contact
- ground
- maximum
- Prior art date
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60C—VEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
- B60C11/00—Tyre tread bands; Tread patterns; Anti-skid inserts
- B60C11/03—Tread patterns
- B60C11/0327—Tread patterns characterised by special properties of the tread pattern
- B60C11/0332—Tread patterns characterised by special properties of the tread pattern by the footprint-ground contacting area of the tyre tread
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60C—VEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
- B60C11/00—Tyre tread bands; Tread patterns; Anti-skid inserts
- B60C11/03—Tread patterns
- B60C11/0327—Tread patterns characterised by special properties of the tread pattern
- B60C11/033—Tread patterns characterised by special properties of the tread pattern by the void or net-to-gross ratios of the patterns
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Tires In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 転がり抵抗の悪化を抑制しながら、ウェット
性能を向上するようにした空気入りタイヤを提供する。 【構成】 トレッド面の接地形状を、接地幅中心を通る
タイヤ周方向の接地長を最大とし、前記接地幅中心CL
から左右両側に向かうほど徐々に短かくなる形状にした
空気入りタイヤにおいて、前記タイヤ周方向の最大接地
長Mと前記接地幅中心CLから左右両側へそれぞれ接地
最大半幅の90%の位置Dにおけるタイヤ周方向の接地
長mとの両接地長の比m/Mを0.65〜0.80と
し、全接地領域の全接地部溝面積率を20〜50%と
し、かつ接地最大幅Wの40%の幅に相当する接地中央
部領域の中央部溝面積率を前記全接地部溝面積率よりも
小さくする。
性能を向上するようにした空気入りタイヤを提供する。 【構成】 トレッド面の接地形状を、接地幅中心を通る
タイヤ周方向の接地長を最大とし、前記接地幅中心CL
から左右両側に向かうほど徐々に短かくなる形状にした
空気入りタイヤにおいて、前記タイヤ周方向の最大接地
長Mと前記接地幅中心CLから左右両側へそれぞれ接地
最大半幅の90%の位置Dにおけるタイヤ周方向の接地
長mとの両接地長の比m/Mを0.65〜0.80と
し、全接地領域の全接地部溝面積率を20〜50%と
し、かつ接地最大幅Wの40%の幅に相当する接地中央
部領域の中央部溝面積率を前記全接地部溝面積率よりも
小さくする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は低転がり抵抗の悪化を抑
制しながらウェット性能を向上する空気入りタイヤに関
する。
制しながらウェット性能を向上する空気入りタイヤに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、空気入りタイヤのウェット性能を
向上する手段として、トレッド面の接地形状を接地幅の
中心を通るタイヤ周方向の最大接地長をM、この接地幅
中心から左右両側へそれぞれ接地最大半幅の90%の位
置におけるタイヤ周方向の接地長をmとするとき、両接
地長の比m/Mを従来の0.8〜0.9よりも小さい
0.65より小とすることによってウェット性能を向上
させる提案がなされている(特開平2−267003号
公報)。しかし、上記m/Mを0.65よりも小さくす
るとウェット性能は向上するものの、転がり抵抗が急激
に悪化するという問題があった。
向上する手段として、トレッド面の接地形状を接地幅の
中心を通るタイヤ周方向の最大接地長をM、この接地幅
中心から左右両側へそれぞれ接地最大半幅の90%の位
置におけるタイヤ周方向の接地長をmとするとき、両接
地長の比m/Mを従来の0.8〜0.9よりも小さい
0.65より小とすることによってウェット性能を向上
させる提案がなされている(特開平2−267003号
公報)。しかし、上記m/Mを0.65よりも小さくす
るとウェット性能は向上するものの、転がり抵抗が急激
に悪化するという問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は転がり
抵抗の悪化を抑制しながら、ウェット性能を向上するよ
うにした空気入りタイヤを提供することにある。
抵抗の悪化を抑制しながら、ウェット性能を向上するよ
うにした空気入りタイヤを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
る本発明は、トレッド面の接地形状を、接地幅中心を通
るタイヤ周方向の接地長を最大とし、前記接地幅中心か
ら左右両側に向かうほど徐々に短かくなる形状にした空
気入りタイヤにおいて、前記タイヤ周方向の最大接地長
Mと前記接地幅中心から左右両側へそれぞれ接地最大半
幅の90%の位置におけるタイヤ周方向の接地長mとの
両接地長の比m/Mを0.65〜0.80にすると共
に、全接地領域の全接地部溝面積率を20〜50%と
し、かつ接地最大幅Wの40%の幅に相当する接地中央
部領域の中央部溝面積率を前記全接地部溝面積率よりも
小さくしたことを特徴とするものである。
る本発明は、トレッド面の接地形状を、接地幅中心を通
るタイヤ周方向の接地長を最大とし、前記接地幅中心か
ら左右両側に向かうほど徐々に短かくなる形状にした空
気入りタイヤにおいて、前記タイヤ周方向の最大接地長
Mと前記接地幅中心から左右両側へそれぞれ接地最大半
幅の90%の位置におけるタイヤ周方向の接地長mとの
両接地長の比m/Mを0.65〜0.80にすると共
に、全接地領域の全接地部溝面積率を20〜50%と
し、かつ接地最大幅Wの40%の幅に相当する接地中央
部領域の中央部溝面積率を前記全接地部溝面積率よりも
小さくしたことを特徴とするものである。
【0005】このように接地幅中心のタイヤ周方向の接
地最大長Mと、接地幅中心から左右両側へそれぞれ接地
最大半幅の90%の位置におけるタイヤ周方向の接地長
mとの比m/Mを0.65〜0.80の範囲にしたため
転がり抵抗の増大を招かず、しかも、全接地領域の全接
地部溝面積率を20〜50%にし、かつ中央部溝面積率
を全接地部溝面積率よりも小さくすることによりトレッ
ド面中央域に水を入り難くしてウェット性能を向上する
ことができる。
地最大長Mと、接地幅中心から左右両側へそれぞれ接地
最大半幅の90%の位置におけるタイヤ周方向の接地長
mとの比m/Mを0.65〜0.80の範囲にしたため
転がり抵抗の増大を招かず、しかも、全接地領域の全接
地部溝面積率を20〜50%にし、かつ中央部溝面積率
を全接地部溝面積率よりも小さくすることによりトレッ
ド面中央域に水を入り難くしてウェット性能を向上する
ことができる。
【0006】本発明において、タイヤの接地形状とはタ
イヤにJATMAに規定する設計常用荷重に対応する空
気圧を充填し、設計常用荷重の85%の荷重を負荷した
ときに、トレッド面が平坦な路面に形成する形状のこと
をいう。以下、図面を参照して本発明を具体的に説明す
る。図1は本発明タイヤのトレッドパターンの一例を示
し、タイヤ周方向に延びる3本の主溝1とこれら主溝1
相互間及び主溝1と左右両側の接地端との間を繋ぐ副溝
2が設けられ、これら主溝1と副溝2とで区分されたブ
ロック3がタイヤ周方向に4列のブロック列をなすブロ
ックパターンを形成している。
イヤにJATMAに規定する設計常用荷重に対応する空
気圧を充填し、設計常用荷重の85%の荷重を負荷した
ときに、トレッド面が平坦な路面に形成する形状のこと
をいう。以下、図面を参照して本発明を具体的に説明す
る。図1は本発明タイヤのトレッドパターンの一例を示
し、タイヤ周方向に延びる3本の主溝1とこれら主溝1
相互間及び主溝1と左右両側の接地端との間を繋ぐ副溝
2が設けられ、これら主溝1と副溝2とで区分されたブ
ロック3がタイヤ周方向に4列のブロック列をなすブロ
ックパターンを形成している。
【0007】本発明タイヤのトレッド面の接地形状は、
図2に示すように、矢印Yで示す進行方向前側の輪郭F
と後側の輪郭Rとがそれぞれ中央のA,A’を頂点とし
て前後外側に「へ」の字状に屈曲した形状になってい
る。具体的には、接地形状の接地最大幅W(C−O−
C’の幅)の中心Oにおけるタイヤ周方向の接地長(A
−O−A’の長さ)が最大のMとなり、この部分を接地
幅中心CLとして左右両側の部分のタイヤ周方向の接地
長が徐々に短かくなっている。
図2に示すように、矢印Yで示す進行方向前側の輪郭F
と後側の輪郭Rとがそれぞれ中央のA,A’を頂点とし
て前後外側に「へ」の字状に屈曲した形状になってい
る。具体的には、接地形状の接地最大幅W(C−O−
C’の幅)の中心Oにおけるタイヤ周方向の接地長(A
−O−A’の長さ)が最大のMとなり、この部分を接地
幅中心CLとして左右両側の部分のタイヤ周方向の接地
長が徐々に短かくなっている。
【0008】本発明のタイヤでは、上記最大接地長Mに
対し接地幅中心CLから左右両側にそれぞれ接地最大半
幅(W/2)の90%離れた位置Dにおけるタイヤ周方
向の接地長m(B−D−B’の長さ)の比m/Mを0.
65〜0.80の範囲にする。このようにm/Mを小さ
くすることにより、接地形状の進行方向前側の輪郭Fが
路面上の水を左右両側へ排除してトレッド面内に入り込
むのを抑制するため、ウェット性能を向上する。しか
し、m/M=0.65〜0.80にしただけでは、0.
8〜0.9の従来タイヤに比べてウェット性能の向上効
果が十分ではないため、トレッド面の全接地部溝面積率
を20〜50%にすると共に、接地最大幅Wの40%に
相当する中央部領域Eにおける中央部溝面積率を全接地
部溝面積率よりも小さくすることにより一層の向上を可
能にする。 このウェット性能の向上のためには、さら
に中央部溝面積率を、上記全接地部溝面積率との関係を
維持した上で、さらに30%以下にするのがよい。
対し接地幅中心CLから左右両側にそれぞれ接地最大半
幅(W/2)の90%離れた位置Dにおけるタイヤ周方
向の接地長m(B−D−B’の長さ)の比m/Mを0.
65〜0.80の範囲にする。このようにm/Mを小さ
くすることにより、接地形状の進行方向前側の輪郭Fが
路面上の水を左右両側へ排除してトレッド面内に入り込
むのを抑制するため、ウェット性能を向上する。しか
し、m/M=0.65〜0.80にしただけでは、0.
8〜0.9の従来タイヤに比べてウェット性能の向上効
果が十分ではないため、トレッド面の全接地部溝面積率
を20〜50%にすると共に、接地最大幅Wの40%に
相当する中央部領域Eにおける中央部溝面積率を全接地
部溝面積率よりも小さくすることにより一層の向上を可
能にする。 このウェット性能の向上のためには、さら
に中央部溝面積率を、上記全接地部溝面積率との関係を
維持した上で、さらに30%以下にするのがよい。
【0009】このような本発明タイヤは上記接地幅中央
部領域と両ショルダー部領域との溝面積率の差によって
ショルダー側に偏摩耗が生じ易くなる恐れがある。この
対策としては、キャップトレッドゴムとして転がり抵抗
の低減に有利な損失正接tanδ(60℃)が低く、かつ
ウェット性能の向上に有利なtan δ(0℃)が高いゴム
で、しかも、カーボンブラックと、ケイ酸やケイ酸塩等
のホワイトカーボンを併用して配合し、硬度を高くした
ゴム組成物を使用することが望ましい。
部領域と両ショルダー部領域との溝面積率の差によって
ショルダー側に偏摩耗が生じ易くなる恐れがある。この
対策としては、キャップトレッドゴムとして転がり抵抗
の低減に有利な損失正接tanδ(60℃)が低く、かつ
ウェット性能の向上に有利なtan δ(0℃)が高いゴム
で、しかも、カーボンブラックと、ケイ酸やケイ酸塩等
のホワイトカーボンを併用して配合し、硬度を高くした
ゴム組成物を使用することが望ましい。
【0010】この場合、カーボンブラックとしては、窒
素吸着量(N2 SA)が40〜90m2 /g,ジブチル
フタレート(DBP)吸油量が80〜150cm3 /1
00gであるものを使用するのがよい。また、このゴム
組成物のゴム成分は、上記ホワイトカーボンに対する混
和性に優れた天然ゴムを必須成分として使用することが
望ましい。
素吸着量(N2 SA)が40〜90m2 /g,ジブチル
フタレート(DBP)吸油量が80〜150cm3 /1
00gであるものを使用するのがよい。また、このゴム
組成物のゴム成分は、上記ホワイトカーボンに対する混
和性に優れた天然ゴムを必須成分として使用することが
望ましい。
【0011】
実施例1 タイヤサイズを185/65R14、トレッドパターン
を図1、全接地部溝面積率を30%とする点を共通に
し、m/Mを0.5,0.6,0.7,0.8及び0.
9に異ならせた5種類のタイヤを作成した。これら5種
類のタイヤの転がり抵抗とウェット性能を、下記の測定
方法で測定し、その測定結果をそれぞれプロットしたと
ころ図3のグラフが得られた。
を図1、全接地部溝面積率を30%とする点を共通に
し、m/Mを0.5,0.6,0.7,0.8及び0.
9に異ならせた5種類のタイヤを作成した。これら5種
類のタイヤの転がり抵抗とウェット性能を、下記の測定
方法で測定し、その測定結果をそれぞれプロットしたと
ころ図3のグラフが得られた。
【0012】転がり抵抗:試験タイヤにJATMAに規
定する設計常用荷重に対応する空気圧を充填し、直径1
700mmのドラムに対し設計常用荷重の85%に相当
する荷重を負荷し押しつけた状態で、速度80km/h
で走行させたときの転がり抵抗を測定した。測定結果は
逆数をもって評価し、m/M=0.9、全接地部溝面積
率が30%のタイヤ(従来タイヤ)の測定値の逆数を基
準(100)とする指数で表示した。この指数が大きい
ほど転がり抵抗が小さいことを意味する。
定する設計常用荷重に対応する空気圧を充填し、直径1
700mmのドラムに対し設計常用荷重の85%に相当
する荷重を負荷し押しつけた状態で、速度80km/h
で走行させたときの転がり抵抗を測定した。測定結果は
逆数をもって評価し、m/M=0.9、全接地部溝面積
率が30%のタイヤ(従来タイヤ)の測定値の逆数を基
準(100)とする指数で表示した。この指数が大きい
ほど転がり抵抗が小さいことを意味する。
【0013】ウェット性能:試験タイヤに190kPa
の空気圧を充填し、350kgの荷重を負荷してウェッ
トスキッド路面に押し付けながら80km/hの速度で
走行し、タイヤをロックした時の摩擦係数を測定する。
測定結果は、m/M=0.9、全接地部溝面積率が30
%の従来タイヤの測定値を基準(100)とする指数で
表示した。この指数が大きいほどウェット性能が優れて
いることを意味する。
の空気圧を充填し、350kgの荷重を負荷してウェッ
トスキッド路面に押し付けながら80km/hの速度で
走行し、タイヤをロックした時の摩擦係数を測定する。
測定結果は、m/M=0.9、全接地部溝面積率が30
%の従来タイヤの測定値を基準(100)とする指数で
表示した。この指数が大きいほどウェット性能が優れて
いることを意味する。
【0014】図3からウェット性能はm/Mが小さくな
るにつれて直線的に向上している。これに対し、転がり
抵抗はm/Mが0.70までは変わらないが0.65よ
り小さくなると急激に低下することが判る。すなわち、
m/Mを小さくすると、図2に示した接地形状の進行方
向前側の輪郭Fによるタイヤ進行方向Y前側の路面上の
水の排除効果と、トレッド面内に入り込む水量の抑制効
果が作用し、ウェット性能を向上する。しかし、このm
/Mを0.65よりも小さくすると転がり抵抗が急激に
悪化することが判る。
るにつれて直線的に向上している。これに対し、転がり
抵抗はm/Mが0.70までは変わらないが0.65よ
り小さくなると急激に低下することが判る。すなわち、
m/Mを小さくすると、図2に示した接地形状の進行方
向前側の輪郭Fによるタイヤ進行方向Y前側の路面上の
水の排除効果と、トレッド面内に入り込む水量の抑制効
果が作用し、ウェット性能を向上する。しかし、このm
/Mを0.65よりも小さくすると転がり抵抗が急激に
悪化することが判る。
【0015】実施例2 トレッドパターンを図1、タイヤサイズを185/65
R14、全接地部溝面積率を30%とする点を共通に
し、m/M、中央部溝面積率及びキャップトレッドゴム
の種類を表1のa,bのいずれかに変更した3種類の従
来タイヤ、本発明タイヤ1,2をそれぞれ製作した。
R14、全接地部溝面積率を30%とする点を共通に
し、m/M、中央部溝面積率及びキャップトレッドゴム
の種類を表1のa,bのいずれかに変更した3種類の従
来タイヤ、本発明タイヤ1,2をそれぞれ製作した。
【0016】これらの3種類のタイヤについて、実施例
1と同じ転がり抵抗とウェット性能を評価すると共に、
下記方法によりショルダー摩耗を評価し、その結果を表
1に示した。ショルダー摩耗 :試験タイヤを車両に装着し、10,0
00km走行した後のセンター部主溝とショルダー部主
溝の溝深さをそれぞれ測定し、センター部主溝深さに対
するショルダー部主溝の溝深さの比を測定した。測定結
果は逆数をもって評価し、従来タイヤの値の逆数を基準
(100)とする指数で示した。この値が大きいほど耐
偏摩耗性が優れている。
1と同じ転がり抵抗とウェット性能を評価すると共に、
下記方法によりショルダー摩耗を評価し、その結果を表
1に示した。ショルダー摩耗 :試験タイヤを車両に装着し、10,0
00km走行した後のセンター部主溝とショルダー部主
溝の溝深さをそれぞれ測定し、センター部主溝深さに対
するショルダー部主溝の溝深さの比を測定した。測定結
果は逆数をもって評価し、従来タイヤの値の逆数を基準
(100)とする指数で示した。この値が大きいほど耐
偏摩耗性が優れている。
【0017】
【0018】 表2中、シランカップリング剤はビス−(3−トリエト
キシシリルプロピル)テトラスルフィド(Bis-(3-triet
hoxysilylpropyl)-tetra-sulfide) である。
キシシリルプロピル)テトラスルフィド(Bis-(3-triet
hoxysilylpropyl)-tetra-sulfide) である。
【0019】表1から、本発明タイヤ1は従来タイヤに
比べて転がり抵抗とショルダー摩耗は変わらないが、ウ
ェット性能が著しく向上している。また、本発明タイヤ
2はキャップトレッドゴムとしてtan δ (60℃)が低く
tan δ(0℃)の高い、高硬度のゴム使用したため、従
来タイヤに比べてウェット性能、転がり抵抗及び耐偏摩
耗性のいずれも大幅に向上していることが判る。
比べて転がり抵抗とショルダー摩耗は変わらないが、ウ
ェット性能が著しく向上している。また、本発明タイヤ
2はキャップトレッドゴムとしてtan δ (60℃)が低く
tan δ(0℃)の高い、高硬度のゴム使用したため、従
来タイヤに比べてウェット性能、転がり抵抗及び耐偏摩
耗性のいずれも大幅に向上していることが判る。
【0020】
【発明の効果】本発明タイヤは、そのトレッド面の接地
形状を、接地幅中心のタイヤ周方向の最大接地長Mと、
接地幅中心から接地最大半幅の90%離れた位置でのタ
イヤ周方向接地長mとの比m/Mを0.65〜0.80
の範囲にしたため転がり抵抗の増大を抑制し、しかも、
全接地部溝面積率を20〜50%とし、かつ中央部溝面
積率を全接地部溝面積率よりも小さくしたため、トレッ
ド面内への水の浸入抑制効果を高めてウェット性能を向
上することができる。
形状を、接地幅中心のタイヤ周方向の最大接地長Mと、
接地幅中心から接地最大半幅の90%離れた位置でのタ
イヤ周方向接地長mとの比m/Mを0.65〜0.80
の範囲にしたため転がり抵抗の増大を抑制し、しかも、
全接地部溝面積率を20〜50%とし、かつ中央部溝面
積率を全接地部溝面積率よりも小さくしたため、トレッ
ド面内への水の浸入抑制効果を高めてウェット性能を向
上することができる。
【図1】本発明タイヤのトレッドパターンの1例を示す
平面図である。
平面図である。
【図2】本発明タイヤの接地形状のタイヤ周方向接地長
M,mの定義を説明する平面図である。
M,mの定義を説明する平面図である。
【図3】m/Mとウェット性能及び転がり抵抗との関係
を示すグラフである。
を示すグラフである。
1 主溝 2 副溝 3 ブロック W 接地最大幅 CL 接地幅中心 M タイヤ周方向
の最大接地長 m 接地最大半幅の90%離れた位置Dにおけるタイヤ
周方向の接地長
の最大接地長 m 接地最大半幅の90%離れた位置Dにおけるタイヤ
周方向の接地長
Claims (1)
- 【請求項1】 トレッド面の接地形状を、接地幅中心を
通るタイヤ周方向の接地長を最大とし、前記接地幅中心
から左右両側に向かうほど徐々に短かくなる形状にした
空気入りタイヤにおいて、 前記タイヤ周方向の最大接地長Mと前記接地幅中心から
左右両側へそれぞれ接地最大半幅の90%の位置におけ
るタイヤ周方向の接地長mとの両接地長の比m/Mを
0.65〜0.80にすると共に、全接地領域の全接地
部溝面積率を20〜50%とし、かつ接地最大幅Wの4
0%の幅に相当する接地中央部領域の中央部溝面積率を
前記全接地部溝面積率よりも小さくした空気入りタイ
ヤ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5227573A JPH0781303A (ja) | 1993-09-13 | 1993-09-13 | 空気入りタイヤ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5227573A JPH0781303A (ja) | 1993-09-13 | 1993-09-13 | 空気入りタイヤ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0781303A true JPH0781303A (ja) | 1995-03-28 |
Family
ID=16863036
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5227573A Pending JPH0781303A (ja) | 1993-09-13 | 1993-09-13 | 空気入りタイヤ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0781303A (ja) |
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002029215A (ja) * | 2000-07-18 | 2002-01-29 | Bridgestone Corp | 空気入りタイヤ |
EP1440822A1 (en) * | 2003-01-24 | 2004-07-28 | Sumitomo Rubber Industries Ltd. | Pneumatic tire |
JP2010023653A (ja) * | 2008-07-18 | 2010-02-04 | Bridgestone Corp | 空気入りタイヤ |
JP2014008910A (ja) * | 2012-06-29 | 2014-01-20 | Bridgestone Corp | 空気入りタイヤ |
US20140230980A1 (en) * | 2011-09-29 | 2014-08-21 | Michelin Recherche Et Technique S.A. | Tire with tread having improved snow and dry traction |
JP2014159287A (ja) * | 2014-06-09 | 2014-09-04 | Bridgestone Corp | 空気入りタイヤ |
JP2015044587A (ja) * | 2014-11-07 | 2015-03-12 | 株式会社ブリヂストン | 空気入りタイヤ |
JP2016033014A (ja) * | 2015-10-30 | 2016-03-10 | 株式会社ブリヂストン | 空気入りタイヤ |
JP2018138430A (ja) * | 2017-02-24 | 2018-09-06 | 横浜ゴム株式会社 | 空気入りタイヤ |
JP2020196842A (ja) * | 2019-06-05 | 2020-12-10 | 住友ゴム工業株式会社 | 空気入りタイヤ |
-
1993
- 1993-09-13 JP JP5227573A patent/JPH0781303A/ja active Pending
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