JPH078116A - 育苗箱構造 - Google Patents
育苗箱構造Info
- Publication number
- JPH078116A JPH078116A JP15870493A JP15870493A JPH078116A JP H078116 A JPH078116 A JP H078116A JP 15870493 A JP15870493 A JP 15870493A JP 15870493 A JP15870493 A JP 15870493A JP H078116 A JPH078116 A JP H078116A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- seedling
- sheet
- seedling box
- raising
- box
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Landscapes
- Cultivation Receptacles Or Flower-Pots, Or Pots For Seedlings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 苗載せ台での縦送り機構によって係合送り可
能に形成された苗載せシートAを敷設して苗を育成する
育苗箱Bの端部に、苗載せシートA端に作用して該苗載
せシートAを育苗箱Bから取出す取出し部材10を係入
するための切欠き11を、縦送り方向端に形成する。 【効果】 育苗箱端に切欠きを形成するだけの比較的簡
単な改造により、縦送り機能に優れるシート付き苗の育
苗箱からの取出し操作が簡単になり、能率良く作業でき
るようにし得た。
能に形成された苗載せシートAを敷設して苗を育成する
育苗箱Bの端部に、苗載せシートA端に作用して該苗載
せシートAを育苗箱Bから取出す取出し部材10を係入
するための切欠き11を、縦送り方向端に形成する。 【効果】 育苗箱端に切欠きを形成するだけの比較的簡
単な改造により、縦送り機能に優れるシート付き苗の育
苗箱からの取出し操作が簡単になり、能率良く作業でき
るようにし得た。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、植付け苗を育成するた
めの育苗箱構造に係り、詳しくは、苗載せ台での縦送り
機構によって係合送り可能に形成された苗載せシートを
敷設して苗を育成する育苗箱構造に関する。苗植付けす
るべく苗載せ台の苗を一様に縦送りさせる苗載せシート
めの育苗箱構造に係り、詳しくは、苗載せ台での縦送り
機構によって係合送り可能に形成された苗載せシートを
敷設して苗を育成する育苗箱構造に関する。苗植付けす
るべく苗載せ台の苗を一様に縦送りさせる苗載せシート
【0002】
【従来の技術】苗載せシートを介して苗載せ台に苗を搭
載することにより、苗を一様に縦送りできて欠株なく良
好に苗植付できるものであり、例えば、実開昭57−2
03723号公報や、実開昭53−3837号公報で示
されたものが知られている。
載することにより、苗を一様に縦送りできて欠株なく良
好に苗植付できるものであり、例えば、実開昭57−2
03723号公報や、実開昭53−3837号公報で示
されたものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のように苗載せシ
ートを介在させるものでは、育苗当初から育苗箱に苗載
せシートを敷設した状態で苗を育成するようになり、根
が苗載せシートに絡み付いて一体化されながら育ってゆ
く。従って、成育した苗を田植機に移し変えるべく育苗
箱からシートごと苗を取出すようになるのであるが、そ
の育苗箱からの取出し操作が煩わしく行い難いものであ
るすなわち、苗載せシート端と育苗箱内面とは殆ど隙間
がないので、シート端をこじ上げて掴むべく手指やフッ
ク部材等をシート端と育苗箱間に差し込む操作がなかな
か上手く行かず、面倒で作業能率が悪いとか、突っ込み
部分の苗が変形するおそれがある等、改善の余地が残さ
れていた。本発明の目的は成育後のシート付き苗を育苗
箱から取出し易くして、その取出し操作を能率良く行え
るようにする点にある。
ートを介在させるものでは、育苗当初から育苗箱に苗載
せシートを敷設した状態で苗を育成するようになり、根
が苗載せシートに絡み付いて一体化されながら育ってゆ
く。従って、成育した苗を田植機に移し変えるべく育苗
箱からシートごと苗を取出すようになるのであるが、そ
の育苗箱からの取出し操作が煩わしく行い難いものであ
るすなわち、苗載せシート端と育苗箱内面とは殆ど隙間
がないので、シート端をこじ上げて掴むべく手指やフッ
ク部材等をシート端と育苗箱間に差し込む操作がなかな
か上手く行かず、面倒で作業能率が悪いとか、突っ込み
部分の苗が変形するおそれがある等、改善の余地が残さ
れていた。本発明の目的は成育後のシート付き苗を育苗
箱から取出し易くして、その取出し操作を能率良く行え
るようにする点にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的の達成のために
本発明は、苗載せ台での縦送り機構によって係合送り可
能に形成された苗載せシートを敷設して苗を育成する育
苗箱の端部に、苗載せシート端に作用して該苗載せシー
トを育苗箱から取出す取出し部材を係入するための切欠
きを形成してあることを特徴とするものである。
本発明は、苗載せ台での縦送り機構によって係合送り可
能に形成された苗載せシートを敷設して苗を育成する育
苗箱の端部に、苗載せシート端に作用して該苗載せシー
トを育苗箱から取出す取出し部材を係入するための切欠
きを形成してあることを特徴とするものである。
【0005】
【作用】つまり、取出し部材を切欠きを通すことで容易
に苗載せシートに取出し作用できるから、従来のように
育苗箱や苗端を変形させることなく育苗箱からシート付
き苗を取出せることができるようになる。例えば、マッ
ト苗のみの場合であれば、苗端の変形が容易であって育
苗箱とシート端との間に取出し部材を係入することが比
較的行い易いが、シート付きの場合では変形のし難さが
俄然増すため、苗載せシートの変形を伴わなくて良い本
願の手段は非常に有効である。
に苗載せシートに取出し作用できるから、従来のように
育苗箱や苗端を変形させることなく育苗箱からシート付
き苗を取出せることができるようになる。例えば、マッ
ト苗のみの場合であれば、苗端の変形が容易であって育
苗箱とシート端との間に取出し部材を係入することが比
較的行い易いが、シート付きの場合では変形のし難さが
俄然増すため、苗載せシートの変形を伴わなくて良い本
願の手段は非常に有効である。
【0006】
【発明の効果】従って、育苗箱端に切欠きを形成するだ
けの比較的簡単な改造により、縦送り機能に優れるシー
ト付き苗の育苗箱からの取出し操作が簡単になり、能率
良く作業できるようにし得た。
けの比較的簡単な改造により、縦送り機能に優れるシー
ト付き苗の育苗箱からの取出し操作が簡単になり、能率
良く作業できるようにし得た。
【0007】
【実施例】以下に、本発明の実施例を図面に基づいて説
明する。図2に育苗箱Bと、これに隙間なく入る程度の
大きさに形成された苗載せシートAとが示されている。
苗載せシートAの長手方向両端には裏側で折り返し屈曲
された係合突起1が形成され、後述する苗載せ台5での
縦送り機構Cによって係合送り可能とされるとともに、
シート中程には苗の根を絡みつかせるための多数の孔2
が夫々形成されるている。又、苗載せシートAの縦送り
方向の両端部には、育苗時に根が延び過ぎないように、
又、後述する分離部材6の最初の突っ込み作動を助ける
ための孔2の形成されない平面部3を設けてある。
明する。図2に育苗箱Bと、これに隙間なく入る程度の
大きさに形成された苗載せシートAとが示されている。
苗載せシートAの長手方向両端には裏側で折り返し屈曲
された係合突起1が形成され、後述する苗載せ台5での
縦送り機構Cによって係合送り可能とされるとともに、
シート中程には苗の根を絡みつかせるための多数の孔2
が夫々形成されるている。又、苗載せシートAの縦送り
方向の両端部には、育苗時に根が延び過ぎないように、
又、後述する分離部材6の最初の突っ込み作動を助ける
ための孔2の形成されない平面部3を設けてある。
【0008】育苗箱Bは、多数の通気・通水用孔7が形
成された底面8と折返し部4付きの周状の側壁9とを有
した無蓋箱形状であり、丁度苗載せシートAが入り大き
さとしてある。そして、図1に示すように、両短辺の側
壁9a,9aには、苗載せシートA端に作用する取出し
部材10を係入するための切欠き11を2箇所ずつ形成
してある。切欠き11は、短辺側壁9aから底面8に回
り込む迄及んでおり、取出し部材10を苗載せシートA
の下面に当てがえるようにしてある。尚、図3に示すよ
うに、切欠き11は、厚みを急減させて開閉変形が容易
にされた扉部aを左右の側壁9部分から突出対向させて
あり、取出し部材10の装脱を許容しながら、切欠き1
1から苗土が出ないように工夫してある。
成された底面8と折返し部4付きの周状の側壁9とを有
した無蓋箱形状であり、丁度苗載せシートAが入り大き
さとしてある。そして、図1に示すように、両短辺の側
壁9a,9aには、苗載せシートA端に作用する取出し
部材10を係入するための切欠き11を2箇所ずつ形成
してある。切欠き11は、短辺側壁9aから底面8に回
り込む迄及んでおり、取出し部材10を苗載せシートA
の下面に当てがえるようにしてある。尚、図3に示すよ
うに、切欠き11は、厚みを急減させて開閉変形が容易
にされた扉部aを左右の側壁9部分から突出対向させて
あり、取出し部材10の装脱を許容しながら、切欠き1
1から苗土が出ないように工夫してある。
【0009】図4〜図6に示すように、縦送り機構C
は、上下の縦送りベルト13,12を有し、そのうち下
側の縦送りベルト12には、苗載せシートAの縦送り方
向端に形成された係合突起1に係合して引っ張り駆動す
るためのフック部12hがベルト幅に亘って突設されて
いる。そして、上縦送りベルト13の送り速度を下縦送
りベルト12の送り速度よりも僅かに速めて、縦送り方
向で連なるシート付き苗Wどうしの間に間隙ができない
ようにしてある。
は、上下の縦送りベルト13,12を有し、そのうち下
側の縦送りベルト12には、苗載せシートAの縦送り方
向端に形成された係合突起1に係合して引っ張り駆動す
るためのフック部12hがベルト幅に亘って突設されて
いる。そして、上縦送りベルト13の送り速度を下縦送
りベルト12の送り速度よりも僅かに速めて、縦送り方
向で連なるシート付き苗Wどうしの間に間隙ができない
ようにしてある。
【0010】すなわち、駆動下輪体14と従動中輪体1
5とに下縦送りベルト12を巻回させるとともに、駆動
中輪体16と従動上輪体17とに上縦送りベルト13を
夫々巻回させてあり、駆動中輪体16を一体回転状態に
支承する中軸18に、従動中輪体15を遊転支承してあ
る。そして、駆動下輪体14と一体回転する下軸19と
中軸18とをチェーン連動機構20で連動させるととも
に、駆動側である下軸19に取付けた駆動スプロケット
21よりも、従動側である中軸18に取付けた従動スプ
ロケット22の歯数を若干少なくすることで、若干、上
縦送りベルト13が下縦送りベルト12よりも速く回動
移動するようにしてある。
5とに下縦送りベルト12を巻回させるとともに、駆動
中輪体16と従動上輪体17とに上縦送りベルト13を
夫々巻回させてあり、駆動中輪体16を一体回転状態に
支承する中軸18に、従動中輪体15を遊転支承してあ
る。そして、駆動下輪体14と一体回転する下軸19と
中軸18とをチェーン連動機構20で連動させるととも
に、駆動側である下軸19に取付けた駆動スプロケット
21よりも、従動側である中軸18に取付けた従動スプ
ロケット22の歯数を若干少なくすることで、若干、上
縦送りベルト13が下縦送りベルト12よりも速く回動
移動するようにしてある。
【0011】図4、図6において、6は縦送りに伴って
苗載せシートAと苗とを剥がして分離させるためのスク
レーパ部を備えた分離部材であり、剥がされた苗載せシ
ートAはガイド部材23で上方に案内されるとともに、
受け部材24に回収されるようになる。
苗載せシートAと苗とを剥がして分離させるためのスク
レーパ部を備えた分離部材であり、剥がされた苗載せシ
ートAはガイド部材23で上方に案内されるとともに、
受け部材24に回収されるようになる。
【0012】〔別実施例〕図7に示すように、縦送り機
構Cとして略スプロケット状の駆動歯輪25を備え、こ
の駆動歯輪25に咬合する列状の係合孔1が左右脇に形
成された苗載せシートA用の育苗箱Bに切欠き11を形
成しても良い。
構Cとして略スプロケット状の駆動歯輪25を備え、こ
の駆動歯輪25に咬合する列状の係合孔1が左右脇に形
成された苗載せシートA用の育苗箱Bに切欠き11を形
成しても良い。
【0013】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図1】取出し部材によるシート付き苗の取出し状態を
示す作用図
示す作用図
【図2】育苗箱と苗載せシートを示す斜視図
【図3】育苗箱端の切欠きを示す部分斜視図
【図4】縦送り機構下部の構造を示す一部切欠き側面図
【図5】縦送り機構の伝動部の原理を示す斜視図
【図6】シート付き苗の縦送り状態を示す側面図
【図7】別構造の苗載せシートと育苗箱を示す図
10 取出し部材 11 切欠き A 苗載せシート B 育苗箱
Claims (1)
- 【請求項1】 苗載せ台での縦送り機構によって係合送
り可能に形成された苗載せシート(A)を敷設して苗を
育成する育苗箱(B)の端部に、前記苗載せシート
(A)端に作用して該苗載せシート(A)を前記育苗箱
(B)から取出す取出し部材を係入するための切欠き
(11)を形成してある育苗箱構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15870493A JPH078116A (ja) | 1993-06-29 | 1993-06-29 | 育苗箱構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15870493A JPH078116A (ja) | 1993-06-29 | 1993-06-29 | 育苗箱構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH078116A true JPH078116A (ja) | 1995-01-13 |
Family
ID=15677538
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15870493A Pending JPH078116A (ja) | 1993-06-29 | 1993-06-29 | 育苗箱構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH078116A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9557253B2 (en) | 2011-09-09 | 2017-01-31 | Japan Science And Technology Agency | Electron microscopic observation method for observing biological sample in shape as it is, and composition for evaporation suppression under vacuum, scanning electron microscope, and transmission electron microscope used in the method |
CN113925012A (zh) * | 2021-09-29 | 2022-01-14 | 海南归耘田农业科技有限公司 | 一种小龙虾室内育苗装置 |
-
1993
- 1993-06-29 JP JP15870493A patent/JPH078116A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9557253B2 (en) | 2011-09-09 | 2017-01-31 | Japan Science And Technology Agency | Electron microscopic observation method for observing biological sample in shape as it is, and composition for evaporation suppression under vacuum, scanning electron microscope, and transmission electron microscope used in the method |
CN113925012A (zh) * | 2021-09-29 | 2022-01-14 | 海南归耘田农业科技有限公司 | 一种小龙虾室内育苗装置 |
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