JPH0781100B2 - エアレス塗装用超軽量耐チッピング塗料 - Google Patents

エアレス塗装用超軽量耐チッピング塗料

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JPH0781100B2
JPH0781100B2 JP61090113A JP9011386A JPH0781100B2 JP H0781100 B2 JPH0781100 B2 JP H0781100B2 JP 61090113 A JP61090113 A JP 61090113A JP 9011386 A JP9011386 A JP 9011386A JP H0781100 B2 JPH0781100 B2 JP H0781100B2
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weight
filler
chipping
hollow filler
coating
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三男 広永
靖雄 南里
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Nihon Tokushu Toryo Co Ltd
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Nihon Tokushu Toryo Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 A.産業上の利用分野 本発明は、塩化ビニルプラスチゾル系耐チッピング塗料
に配合する充填材成分の一部としてプラスチック中空状
充填材と、無機質中空状充填材とを配合した超軽量耐チ
ッピング塗料に関する。
B.従来の技術 近年、自動車の床裏、サイドシール、フエルタンク、フ
ロントエプロン、タイヤハウス部には従来から瀝青系ア
ンダーコート材に代わり走行中の飛び石により生ずる損
傷を保護するために塩化ビニルプラスチゾル(以下「塩
ビゾル」ということがある)系の耐チッピング材とよば
れる塗布材が一般的にはエアレス塗装装置で塗装されて
いる。
また、中空状の充填材を使用する技術としては、ゴム成
分と充填材成分よりなる焼付け型防音塗料中の充填材成
分に、中空状充填材が例示されている(特開昭55−5826
1ほか数件)ものや、ゴムアスファルトエマルジョンと
凝固剤組成物を塗布する防音・防振方法のゴムアスファ
ルトエマルジョン中の充填材として中空状のものが例示
されている(特開昭60−87879)技術があるに過ぎず、
耐チッピング塗料の軽量化を目的として中空状の充填材
を使用した技術は本出願人が出願した特願昭60−240474
と特願昭60−281981が提案されているに過ぎない。
C.発明が解決しようとする問題点 一方、車両耐用年数の延長や防錆要求水準の向上のた
め、上記塩ビゾル系の耐チッピング塗料の塗布面積の拡
大、塗膜厚の増加が市場ニーズとして大きくなってき
た。しかしながらかかる対策は、即車両重量の増加には
ね返り、走行性能の低下および車両重量軽量化による省
エネルギー化に逆行するという問題点があった。
D.問題点を解決するための手段 本発明者らは、単位塗布量当たりの耐チッピング性能を
全く低下させることなく、軽量化をなしうる耐チッピン
グ塗料を見出ださんと鋭意研究の結果、従来上記のよう
な塗布型防音・防振材の充填材成分に例示されていた中
空状の充填材を塩ビゾル系の耐チッピング塗料中で使用
する充填材成分のうちプラスチック中空状充填材につい
ては、0.5〜5重量%、好ましくは1〜3重量%を、無
機質中空状充填材については1〜30重量%、好ましくは
3〜20重量%を置き換えることにより意外にも上記問題
点をことごとく解決し、併せて粒径が小さく、超軽量で
あるため塗装ムラも全く発生することなく、塗装機のピ
ストン部、チップ部の摩耗を少なくした優れた耐チッピ
ング塗料となることを発見した。
E.作用 プラスチック中空状の充填材は、従来の耐チッピング塗
料に使用した充填材と比べて比重が小さいため、耐チッ
ピング塗料全体としての比重も1.35〜1.55から0.90〜1.
05となり0.3〜0.65の減少となる。
また、従来から使用の充填材成分の0.5〜5重量%をプ
ラスチック中空状充填材とし、1〜30重量%を無機質中
空状充填材として、配合することに起因して、耐チッピ
ング塗料本来の性能が低下する不具合は全くない。
F.構成 塩化ビニルプラスチゾルとは、塩化ビニル系の樹脂を可
塑剤中に分散せしめ、充填材、添加剤を配合してなるも
のであり、塩化ビニル系の樹脂としては、ポリ塩化ビニ
ル、ポリ塩化ビニリデン等のホモポリマー、塩化ビニ
ル、酢酸ビニル、塩化ビニリデン等よりなる共重合体の
使用が好ましい。
可塑材としては、フタル酸エステル、二塩基性酸エステ
ル、燐酸エステル、ポリエステル系可塑剤などを使用
し、特にはDOPの使用が好ましい。
従来から使用する充填材としては、タルク、炭酸カルシ
ウム、硅藻土、マイカ、カオリン、硫酸バリウム、炭酸
マグネシウム、エロジール、ヒル石、グラファイト、ア
ルミナ、シリカ、ゴム、熱硬化性樹脂等の粉末が挙げら
れ、更に酸化チタン、カーボンブラック等の着色剤も使
用し得る。
本発明の必須成分として配合するプラスチック中空状の
充填材は、ポリオレフィン系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹
脂、ポリスチレン共重合樹脂、アミノ樹脂、フェノール
樹脂、不飽和ポリエステル樹脂等を、無機質中空状の充
填材は、ガラスバルーン、シラスバルーン、シリカバル
ーン、炭素中空球等を例示することができる。
本発明は、全充填材中にプラスチック中空状充填材とし
て0.5〜5重量%、無機質中空状充填材として1〜30重
量%を配合することを必須とし、これ未満の置き換えで
は重量低減の効果が薄れ、これを超えて置き換えた場
合、耐チッピング性能の低下及び無機質中空状充填材に
より、塗装機のピストン部、チップ部が摩耗する虞れが
ある。
本発明で使用する中空状の充填材は、耐チッピング塗料
をエアレススプレー等で塗布する場合には、120kg/cm2
程度の少なくとも中空状充填材がつぶれないくらいの強
度が必要である。
プラスチック中空状充填材の粒径は200μ以下であれば
使用可能であり、好ましくは150メッシュに全体の95%
が通過する程度(約100μ以下)の大きさであれば良
く、無機質中空状充填材の粒径は300μ以下であれば使
用可能であり、好ましくは100メッシュに全体の95%が
通過する程度(約150μ以下)の大きさであれば良く、
粒径が大き過ぎるとエアレススプレーの場合パターン巾
のバラつき、ガン詰まりや、ピストン部、チップ部の摩
耗などがあり、仕上がり表面も粗くなる虞れがある。ま
た粒径が小さ過ぎると耐圧強度が落ち、超軽量化の効果
が発揮できなくなるためなるべく避けたほうが良い。
プラスチック中空状充填材の嵩比重は0.1以下であれば
使用可能であり、好ましくは0.02〜0.05であり、無機質
中空状充填材の嵩比重は0.6以下であれば使用可能であ
り、好ましくは0.2〜0.5である。即ち、中空状充填材は
強度が伴なえば嵩比重は小さい方がより好ましい。
本発明の超軽量耐チッピング塗料には、通常の防腐剤、
分散剤、増粘剤、揺変剤、凍結防止剤、pH調製剤等の酸
化剤を更に加えることができる。
G.実施例、比較例 実施例 ポリ塩化ビニル系樹脂 (ポリ塩化ビニル樹脂と塩ビ−酢ビ共重合樹脂よりな
る) 100重量部 DOP 120重量部 炭酸カルシウム 150重量部 カーボンブラック 1重量部 エクスパンセルDE(日本フィライト社製) 3重量部 グラスバブルズB37/2000(住友スリーエム社製)20重量
部 分散剤 5重量部 からなる塗料組成物より塩ビゾル系の超軽量耐チッピン
グ塗料を得た。
比較例 ポリ塩化ビニル系樹脂 (ポリ塩化ビニル樹脂と塩ビ−酢ビ共重合樹脂よりな
る) 100重量部 DOP 100重量部 炭酸カルシウム 170重量部 カーボンブラック 1重量部 分散剤 5重量部 からなる塗料組成物より塩ビゾル系の耐チッピング塗料
を得た。
実施例及び比較例になる塗料をテストパネルに乾燥時に
850μとなるように塗布した。
試験方法 実施例及び比較例になる塗料の1l当たりの重量を測定
した。
45°の角度にセットした塗膜面に垂直に立てた20mmφ
で長さ2mの塩ビパイプの下端を当て、塩ビパイプの上端
からJISに定められたM−4のナットを落下せしめ、素
地が露出するまでの総重量で評価する。
試験結果 実施例 980g/l 65kg 比較例 1440g/l 65kg H.発明の効果 本発明になる超軽量耐チッピング塗料は、チッピング性
能は従来通り維持しつつ、従来の約25〜45%の重量低減
をなしうるものであることがあきらかになった。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】塩化ビニルプラスチゾル系耐チッピング塗
    料の充填材成分のうち、充填材全量に対して、耐圧強度
    120kg/cm2以上のプラスチック中空状充填材を0.5〜5重
    量%、耐圧強度120kg/cm2以上の無機質中空状充填材を
    1〜30重量%配合してなることを特徴とするエアレス塗
    装用超軽量耐チッピング塗料。
JP61090113A 1985-10-29 1986-04-21 エアレス塗装用超軽量耐チッピング塗料 Expired - Lifetime JPH0781100B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61090113A JPH0781100B2 (ja) 1986-04-21 1986-04-21 エアレス塗装用超軽量耐チッピング塗料
US07/662,380 US5212215A (en) 1985-10-29 1991-02-26 Light anti-chipping coating
US08/004,847 US5356957A (en) 1985-10-29 1993-01-19 Light anti-chipping coating

Applications Claiming Priority (1)

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JP61090113A JPH0781100B2 (ja) 1986-04-21 1986-04-21 エアレス塗装用超軽量耐チッピング塗料

Publications (2)

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JPS62260867A JPS62260867A (ja) 1987-11-13
JPH0781100B2 true JPH0781100B2 (ja) 1995-08-30

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP61090113A Expired - Lifetime JPH0781100B2 (ja) 1985-10-29 1986-04-21 エアレス塗装用超軽量耐チッピング塗料

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JPS62260867A (ja) 1987-11-13

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