JPH0781053A - 化学的に反応性のインクを用いて操作するインクジェット記録法 - Google Patents

化学的に反応性のインクを用いて操作するインクジェット記録法

Info

Publication number
JPH0781053A
JPH0781053A JP6234418A JP23441894A JPH0781053A JP H0781053 A JPH0781053 A JP H0781053A JP 6234418 A JP6234418 A JP 6234418A JP 23441894 A JP23441894 A JP 23441894A JP H0781053 A JPH0781053 A JP H0781053A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ink
silver salt
image
reducing agent
recording method
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6234418A
Other languages
English (en)
Inventor
Luc Leenders
リュク・レーンデル
Carlo Uyttendaele
カルロ・ユイタンデール
Herman Uytterhoeven
エルマン・ユイテルオーヴン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Agfa Gevaert NV
Original Assignee
Agfa Gevaert NV
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Agfa Gevaert NV filed Critical Agfa Gevaert NV
Publication of JPH0781053A publication Critical patent/JPH0781053A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41MPRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
    • B41M5/00Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
    • B41M5/50Recording sheets characterised by the coating used to improve ink, dye or pigment receptivity, e.g. for ink-jet or thermal dye transfer recording
    • B41M5/52Macromolecular coatings
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41MPRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
    • B41M5/00Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
    • B41M5/0011Pre-treatment or treatment during printing of the recording material, e.g. heating, irradiating
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41MPRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
    • B41M5/00Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
    • B41M5/0011Pre-treatment or treatment during printing of the recording material, e.g. heating, irradiating
    • B41M5/0017Application of ink-fixing material, e.g. mordant, precipitating agent, on the substrate prior to printing, e.g. by ink-jet printing, coating or spraying
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41MPRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
    • B41M7/00After-treatment of prints, e.g. heating, irradiating, setting of the ink, protection of the printed stock
    • B41M7/0018After-treatment of prints, e.g. heating, irradiating, setting of the ink, protection of the printed stock using ink-fixing material, e.g. mordant, precipitating agent, after printing, e.g. by ink-jet printing, coating or spraying
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41MPRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
    • B41M7/00After-treatment of prints, e.g. heating, irradiating, setting of the ink, protection of the printed stock
    • B41M7/0045After-treatment of prints, e.g. heating, irradiating, setting of the ink, protection of the printed stock using protective coatings or film forming compositions cured by mechanical wave energy, e.g. ultrasonics, cured by electromagnetic radiation or waves, e.g. ultraviolet radiation, electron beams, or cured by magnetic or electric fields, e.g. electric discharge, plasma
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41MPRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
    • B41M5/00Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
    • B41M5/50Recording sheets characterised by the coating used to improve ink, dye or pigment receptivity, e.g. for ink-jet or thermal dye transfer recording
    • B41M5/52Macromolecular coatings
    • B41M5/5218Macromolecular coatings characterised by inorganic additives, e.g. pigments, clays

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Plasma & Fusion (AREA)
  • Ink Jet Recording Methods And Recording Media Thereof (AREA)
  • Ink Jet (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 例えば少なくとも2の高光学濃度の実質的な
黒像を、すぐれた記録特性を有し、かつ背景かぶり形成
をすることなく得ることができ、特に良好な貯蔵寿命の
インク受容材料と組合せてインクジェットで操作する記
録法を提供する。 【構成】 (1) 小滴の形でインクと称される液体
を、前記小滴中に含有される別の物質と化学的に反応す
ることによって目視的に検知しうる生成物を形成できる
物質を含有する受容材料上に像に従って投射する工程、
及び場合によって(2) 前記受容材料上への前記イン
クの付着中及び/又は付着後前記受容材料を加熱して前
記銀塩の還元を開始又は増強させて、前記受容材料中で
の銀金属の像に従った付着を形成させる工程を含み、第
一の形式によれば前記受容材料が少なくとも1種の実質
的に非感光性の有機銀塩を含有し、前記インクが前記銀
塩に対する還元剤を含有すること、及びその第二の形式
によれば前記受容材料が還元剤を含有し、インクが前記
銀塩を含有することを特徴とするインクジェット記録法
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】発明の分野 本発明は、インクジェット記録法及び前記方法で使用す
るのに好適な記録材料に関する。
【0002】発明の背景 熱像形成法又はサーモグラフイは、像が、像に従って変
調された熱エネルギーの使用によって発生する記録法で
ある。
【0003】サーモグラフイにおいては二つの解決法が
知られている:
【0004】1. 化学的又は物理的方法によって、カラ
ー又は光学濃度を変える物質を含有する記録材料の像に
従った加熱による可視像パターンの直接熱形成。
【0005】2. 像に従って加熱された供与体材料から
受容体材料上への着色種の転写により可視像パターンを
形成する熱染料転写印刷。
【0006】熱染料転写印刷は、電子情報信号によって
通常制御されたパターンで熱を適用することにより、染
色された部分又は混入された染料を接触する受容体材料
上に転写する染料層を設けた染料供与体材料を使用する
記録法である。
【0007】熱転写法によって作られた透明ポジの光学
濃度はかなり低く、市販のものの大部分において、印刷
透明ポジのために特別に設計された供与体材料の使用に
も拘らず、僅か1〜1.2に達するのみである( Macbe
th Quantalog DensitometerType TD 102により
測定したとき)。しかしながら多くの応用分野のために
は、かなり高い透過濃度が求められている。例えば医学
診断分野においては、少なくとも2.5の最高透過濃度
が望まれている。
【0008】直接熱像形成法の調査は、ロンドン及びニ
ューヨークの The Focal Press 1976年発行、Kurt
I. Jacobson - Ralph E. Jacobson 著、Imaging Sy
stems の本の第VII 章に、「7.1.サーモグラフイ」
の表題で与えられている。サーモグラフイは、感光性で
ないが、熱に対して敏感であるか又は感熱性である材料
に関係している。像に従って適用される熱は感熱性像形
成材料に可視変化をもたらすに充分なものである。
【0009】“直接”サーモグラフ記録材料の大部分は
化学的な種類のものである。一定の変換温度に加熱した
とき、化学反応が生起し、着色像が形成される。
【0010】広い各種の化学的方法が教示されており、
その幾つかの例が前述したKurt I.Jacobson - Ralph
E. Jacobson の本の138頁に与えられており、還元
剤と銀石けんの熱的に誘起された酸化−還元反応により
銀金属像の製造を記載している。
【0011】US−P3080254によれば、代表的
な感熱性コピー紙は、感熱性層中に、水不溶性銀塩例え
ばステアリン酸銀及び適切な有機還元剤(代表的なもの
は4−メトキシ−1−ヒドロキシジヒドロナフタレンで
ある)を含有する。約90〜150℃の範囲での好適な
変換温度に加熱された金属試験棒との一次的な接触によ
って、試験目的のため、又はサーモグラフ再現法でのシ
ートの局部加熱が、感熱層中で可視変化を生ぜしめる。
始め白又は淡く着色していた層が、加熱された領域で褐
色味の外観に暗色化される。更に中性な色調を得るた
め、フタラジノンの如き複素環式有機調色剤が感熱性層
の組成物に加えられる。US−P3074809の図1
及び図2に示されている如く、前面印刷又は裏面印刷
で、感熱性コピー紙が使用される。
【0012】ニューヨークの Madison Avenue 270
の Marcel Dekker Inc. で印刷され、カリフォルニア
州、ベンチュラの Diamond Research Corporation 1
991年発行、Arthur S. Diamond 編、Handbook of
Imaging Materials の498〜499頁に記載されてい
る如く、直接熱印刷においては、信号が電気パルスに変
えられ、次いでドライバー回路を介して、選択的に熱印
刷ヘッドに伝えられる。熱印刷ヘッドは、顕微鏡的ヒー
トレジスター素子からなり、これがジュール効果により
電気エネルギーを熱に変える。熱信号にかく変換された
電気パルスは、感熱紙の表面に転写された熱として出現
し、そこでカラー現像を生ぜしめる化学反応が生起す
る。
【0013】最後に述べた本によれば(499〜551
頁参照)、直接感熱像形成のために幾つかの方法が開発
され、リューコ染料系が工業的用途を見出した。前記方
法の具体例で得られる光学濃度は、通常2より大でな
く、中性黒色を作るためにリューコ染料化合物の混合物
を必要としている。
【0014】調色剤の存在下に非感光性有機銀塩及び有
機還元剤のレドックス系を含む感熱性コピー材料は、比
較的高い最高光学濃度を良く提供するが、高過ぎる最低
光学濃度及び中程度の加熱(約50℃)及び30〜70
%の範囲の相対湿度の条件の下でかなり悪い安定性に悩
まされる。
【0015】像形成後バックグラウンドかぶりの生成に
よる像劣化及び悪い貯蔵安定性が、像に従って加熱した
とき光学濃度パターンを作ることのできる均一に分布し
た反応パートナーのセットを含む記録材料にとって問題
がある。
【0016】直接印刷において、像形成材料は、光学濃
度を形成しなければならない領域で専ら付着する。
【0017】長時間印刷のため、受容材料、通常無地紙
と印刷版又はインク充填マーカーの加圧接触によって進
行した。
【0018】現在インクジェット印刷は広い用途を見出
している。インクジェット印刷においては(例えば米
国、 Irvine CA、 Via Palatino の Palatino Pre
ss1986年発行、Jerome L. Johnson 著、Principl
es of Non Impact Printing の本を参照)、印刷装置と
受容体の間に物理的接触することなく印刷のために受容
体面上にインク流体の着色小滴を直接投射している。印
刷基体上での各小滴の配置は、電子的に制御される。印
刷は紙を横切る印刷ヘッドを動かすかこの逆によって達
成される。
【0019】“連続ジェット”及び“ドロップオンデマ
ンド”として知られているインクジェット印刷の異なる
種類が、前述した Jerome L. Johnson の本及びニュー
ヨークの Van Nostrand Reinhold 1989年発行、Jo
hn Sturge 等編、Imaging Processes and Materials の
Neblette の第8版、379〜384頁に記載されてい
る。
【0020】連続インクジェット印刷は、像に従って変
調されたインク偏向装置が、連続流のインク小滴を記録
材料上に像に従って付着させる間に通過するインク受容
記録材料に向って連続流で指向させたインクの小滴を、
ノズルを通してインクを加圧投射することを特徴として
いる。
【0021】ドロップオンデマンド又はインパルスイン
クジェットは、連続インクジェットとは、イクン供給を
大気圧付近で維持することで異なっている。インク小滴
は、ピエゾ電気素子によって発生した音響圧力から又は
液体の局部的電熱蒸発によって発生した圧力から来る制
御された励起が、ノズル中で終るインク充填チャンネル
に適用されたとき、要求されたときにのみノズルから投
射される。
【0022】Journal of Imaging Technology 15巻、
3号(1989年6月)の141頁の C. H. Hertz 及
び B. A. Samuelson の論文、Ink Jet Printing of Hi
gh Quality Color Image に記載されている如く、工業
的に許容しうる書き込み時間内で最高カラー濃度を確実
にするため、インクの20〜40小滴を各画素(基本的
画素)に適用しなければならない。ドロップオンデマン
ドインクジェットによれば、像中の画素一つについてイ
ンクの1個の小滴のみが付着するか又はインクが全く付
着しない、即ちドロップオンデマンドインクジェット法
は、オン・オフ法として操作する。実際に、許容しうる
書き込み時間内で記録を作るためには、ドロップオンデ
マンドインクジェット印刷は重ね合わせ( superpositi
on)でインク小滴でできない、そしてその結果として、
各着色インク小滴の小さい量及びその中の着色剤の限定
された濃度により、2より大なる光学濃度をそれで得る
ことはできない。
【0023】増大した光学濃度、即ち小滴重ね合せなし
に2より大なる光学濃度を有する像を作るためインクジ
ェット印刷が使用できるならば、又は多数の重ね合わせ
小滴を減少でき、しかもなお高光学濃度を得ることがで
きるならば、大きな改良であろう。
【0024】IBM Technical Disclosure Bulletin
23巻、4号(1980年9月)に、W. T. Pimbley
は、インクジェット印刷に使用するインクのための改良
された記録特性が、リューコ又はバット染料を使用する
ことにより得ることができることを、Leuco Dye System
for Ink Jet Printing の表題で発表している。かかる
染料は酸化されたときそれらの永久の形に変換する。従
って記録媒体は、先ず、酸性材料例えば酸性化クレー、
有機酸又は重合体フェノールの如き酸化剤で被覆される
か又は含浸される。酸化剤と結合したとき、染料はそれ
らの永久的な形に変化し、不溶性になり、高い着色強度
を有し、すぐれた記録特性を有し、例えば耐水性及び耐
光性になる。しかしながら、リューコ染料の使用に基づ
いた材料は、直接熱記録における如く、ドロップオンデ
マンドインクジェット記録で2より大なる光学濃度を確
実に得ることは困難である。
【0025】発明の目的及び概要 本発明の目的は、例えば少なくとも2の高光学濃度の実
質的な黒像を、すぐれた記録特性を有し、かつ背景かぶ
り形成をすることなく得ることができ、特に良好な貯蔵
寿命のインク受容材料と、組合せてインクジェットで操
作する記録法を提供することにある。
【0026】本発明の別の目的は、前述した性質を有
し、かつインクジェット印刷と組合せた形で使用するの
に適したインク受容材料を提供することにある。
【0027】本発明の他の目的及び利点は以下の説明及
び実施例から明らかになるであろう。
【0028】本発明によれば (1) 小滴の形でインクと称される液体を、前記小滴
中に含有される別の物質と化学的に反応することによっ
て目視的に検知しうる生成物を形成できる物質を含有す
る受容材料上に像に従って投影する工程、及び場合によ
って (2) 前記受容材料上への前記インクの付着中及び/
又は付着後前記受容材料を加熱して前記銀塩の還元を開
始又は増強させて、前記受容材料中に銀金属の像に従っ
た付着を形成させる工程を含み、第一の形式によれば前
記受容材料が少なくとも1種の実質的に非感光性の有機
銀塩を含有し、前記インクが前記銀塩に対する還元剤を
含有すること、及び第二の形式によれば前記受容材料が
前記還元剤を含有し、インクが前記銀塩を含有すること
を特徴とする記録方法を提供する。
【0029】発明の詳細な開示 像形成受容材料及びそれとの関連において使用するイン
クの成分の更に詳細な説明を以下に示す。
【0030】本発明により使用するのに特に好適な実質
的に非感光性の有機銀塩には、好ましくは脂肪族炭素鎖
が少なくとも12個のC原子を有する脂肪酸として知ら
れている脂肪族カルボン酸の銀塩、例えばラウリン酸
銀、パルミチン酸銀、ステアリン酸銀、ヒドロキシステ
アリン酸銀、オレイン酸銀及びベヘン酸銀、及び同じく
US−P4504575に記載されているドデシルスル
ホン酸銀、及び公開されたヨーロッパ特許出願2271
41に記載されたジ−(2−エチルヘキシル)−スルホ
コハク酸銀がある。チオエーテル基を有する有用な変性
脂肪族カルボン酸は例えばGB−P1111492に記
載されており、他の有機銀塩例えば安息香酸銀及び銀フ
タラジノンGB−P1439478に記載されており、
これは熱的に現像可能な銀像を作るために同様に使用で
きる。更に銀イミダゾレート及びUS−P426067
7に記載された実質的に非感光性の無機又は有機銀錯塩
が挙げられる。
【0031】インクが、例えば黒着色剤又は着色剤の混
合物を含有することによって既に本来ある光学濃度を有
するとき、付着した着色剤の光学濃度が、還元によって
得られる銀の光学濃度に付加され、従って3より大なる
光学濃度を容易に作ることができる。例えば付着した着
色剤によって与えられる光学濃度は既に0.8〜1.5
の範囲にある。
【0032】しかしながら、インクは無色であってもよ
い、何故なら充分に強力な還元剤を用いると銀塩還元単
独によって、3より大なる光学濃度を得ることができる
からである、特に熱処理がインク付着に続いて行われる
とそうである。熱の適用は光学濃度の急速増大に有利で
ある。従って充分に強力な還元剤の使用により、加熱工
程を省略することができる。
【0033】第一の形式に従って本発明を実施すると
き、インク中の還元剤の濃度は少なくとも0.5g/l
であるのが好ましく、例えば1g/l〜10g/lの範
囲である。受容材料中の銀塩の量は、1g/m2 〜10
g/m2 の範囲であるのが好ましい。
【0034】特別の実施態様によれば、異なる試薬濃度
の、そして所望によって異なる量の着色剤を含有させる
ことによる異なる濃度のインクを、別々のノズルから像
に従って適用する。異なるノズルのインク放出は、一つ
のノズルから発するインク小滴が、別のノズルに対して
異なる光学濃度を有するインクスポットを作るように作
用させ、これによって像の階調を制御する。
【0035】インクジェットノズルの閉塞を避けるた
め、インクはその像形成成分を好ましくは溶解した形で
含有する。
【0036】本発明によるインクジェット印刷は、「水
基本」、「溶媒基本」、「混合水/溶媒基本」及び「熱
溶融体」又は「相変化インク」を、それがインク受容材
料中に実質的に非感光性の銀塩のための少なくとも1種
の還元剤を含有するならば、使用できる。
【0037】着色した水基本インクジェットインクの配
合及びそれらの好ましい性質についての議論は、Journa
l of Imaging Science 35巻、3号(1991年5月
/6月)、179頁〜201頁に Henry R. Kang によ
り、又前述した Handbook ofImaging Materials(Arthe
r S. Diamond 編)の537頁〜540頁に与えられ
ている。
【0038】多量の有利溶媒を含有するが、場合によっ
て少量の水を含有する溶媒基本インクジェットインクは
例えばJP63/152678、JP63/15267
9、JP63/152680、JP61/036382
及びJP61/036381に記載されている。更にE
P386349に記載された低粘度溶媒基本インク、及
びUS−P4386961、US−P4400215、
US−P4957553及びUS−P4822418に
記載されたインクを挙げることができる。静電偏向性を
有する溶媒基本インクは例えばJP61/181879
に記載されている。溶媒基本インクは主溶媒としてメチ
ルエチルケトン、エタノール及びメタノールを含有する
(前述した Arthur S. Diamond 編、Handbook of Imag
ing Materials の540頁参照)。
【0039】大量の有機溶媒を含有し、特に熱インクジ
ェットプリンター(ドロップオンデマンドインクジェッ
トプリンターの1種)に使用するのに好適である溶媒基
本インクは、公開されたヨーロッパ特許出願04134
42に詳細に記載されている。使用する溶媒は約50℃
〜約200℃の沸点を有し、例えば下記の群のものであ
る:アルキルグリコールエーテル(この場合アルキル基
は4個以下の炭素原子を有する)、芳香族炭化水素、ア
ルキルピロリジノン、ケトン及びラクトン。前記インク
は広い範囲の各種のプラスチックフィルム上に印刷する
のに特に適しており、耐水性性かつ耐汚染性の像を生ぜ
しめる。
【0040】インクジェット印刷のための熱溶融体イン
クは、例えばUS−P4659383、US−P482
0346、US−P4931095及びEP20286
に記載されており、それらの性質は前述した Arthur
S. Diamond 編、Handbook ofImaging Materials の53
0頁に論述されている。
【0041】ニューヨーク、バーゼル及びケンブリッジ
の VCH Weinheim 1992年発行、 Wolfgang Ge
rhartz 編、Imaging Information Storage Technology
の本に表題、「1.13. Ink - jet printing 」で
記載されている如く、多くの市場で入手しうるインクジ
ェットプリンターは、水基本インクで操作する(この本
の43頁参照)、このことは、かかるインクが70重量
%より大なる水を含有することを意味する。蒸発速度を
低下させるためグリコールの如き吸湿剤の少量を加え
る、そして連続インクジェット印刷のため、インクは、
必要な導電率及び静電小滴偏位にのための帯電性を得る
ため少しの塩を含有する。大部分の有機溶媒基本インク
中での塩の溶解度の悪いことのため、連続インクジェッ
ト印刷のためのインクは殆どが水基本インクであるか、
又は大量の水を含有する。銀形成レドックス系で操作す
るとき、その系の還元剤は塩の形で使用するとよく、導
電率増大成分の役割を果す。
【0042】実質的に非感光性の有機銀塩の還元のため
に好適な有機還元剤には、O,N又はCに結合した少な
くとも一つの活性水素原子を含有する有機化合物であ
り、芳香族ジ及びトリヒドロキシ化合物例えばハイドロ
キノン及び置換ハイドロキノン、カテコール、ピロガロ
ール、没食子酸及び没食子酸塩;モノアミノフェノー
ル、METOL(商標名)、p−フェニレンジアミン、
アルコキシナフトール例えばUS−P3094417に
記載されている4−メトキシ−1−ナフトール、アセト
アセトニトリル、ピラゾリジン−3−オン系還元剤例え
ばPHENIDONE(商標名)、ピラゾリン−5−オ
ン、インダンジオン−1,3誘導体、ヒドロキシテトロ
ン酸、ヒドロキシテトロンイミド、レダクトン及びアス
コルビン酸がある。有機銀塩の熱的に活性化された還元
のための代表例は、例えばUS−P3074809、U
S−P3080254、US−P3094417、US
−P3887378及びUS−P4082901に記載
されている。
【0043】前記銀塩の熱的に活性化された還元のため
に特に好適な有機還元剤には、カテコールにおける場合
の如く、その構造中で、ベンゼン核のオルソ位に二つの
遊離ヒドロキシ基(−OH)を含有する有機化合物(こ
れは水基本インクに使用するために好ましい)、及び下
記一般式(I) に相当するポリヒドロキシスピロ−ビス−
インダン化合物(これは溶媒基本インクに使用するのに
好ましい)がある。
【0044】
【化1】
【0045】式中Rは水素又はアルキル基、例えばメチ
ル基又はエチル基を表す。
【0046】R1 及びR2 の各々は同じか又は異なり、
アルキル基好ましくはメチル基又はシクロアルキル基例
えばシクロヘキシル基を表す。
【0047】R3 及びR4 の各々は同じか又は異なり、
アルキル基好ましくはメチル基又はシクロアルキル基例
えばシクロヘキシル基を表す。
【0048】nは2又は3の整数である。
【0049】mは0又は1、2又は3の整数を表し、前
記式のヒドロキシ基の少なくとも二つがオルソ位にあ
る。
【0050】溶媒基本又は熱溶融体インクのために特に
有用なのは、写タンニング剤としてUS−P34400
49に記載されたポリヒドロキシ−スピロ−ビス−イン
ダン化合物、特に3,3,3′,3′−テトラメチル−
5,6,5′,6′−テトラヒドロキシ−1,1′−ス
ピロ−ビス−インダン(インダンI とする)及び3,
3,3′3′−テトラメチル−4,6,7,4′,
6′,7′−ヘキサヒドロキシ−1,1′−スピロ−ビ
ス−インダン(インダンIIと称する)である。インダン
は又ヒドロインデンの名で知られている。
【0051】インダン(I) の製造は、例えば J. Chem.
Soc.1943年、1678頁〜1681頁に Baker に
よって発表されている如く、カテコールとアセトンの縮
合によって行うことができる。
【0052】インダン(II)の製造は、J. Am. Chem. So
c. 58巻(1936年)、820頁〜822頁に Fish
er 、Furling 及び Grant によって発表されている如
く、多価フェノールとアセトンとの縮合によって行うこ
とができる。芳香族環のオルソ位にヒドロキシ基がある
アルキル及びヒドロキシ置換スピロ−ビス−インダンも
ドイツ特許1092648に記載されている如くして作
ることができる。他の製造法は、ドイツ特許10842
60、JP03/148232 A2、JP02/28
6642 A2、JP02/286641 A2、及び
Tetrahedron Lett.(34)、3707〜3710に、
New Spirobiindantetrols from 3−tert- Alkylpyroc
atechols の表題で発表された論文に記載されている。
直接熱印刷におけるポリヒドロキシ−スピロ−ビス−イ
ンダン化合物の使用については、1992年11月16
日出願の未公開ヨーロッパ特許出願92203495を
参照されたい。
【0053】本発明によるインクジェット印刷に使用す
る液体は、主として比較的強力な還元剤、及び一緒にな
って相乗(超加成)還元混合物を形成する活性の劣る補
助還元剤との還元剤混合物を含有できる。
【0054】本発明の第一の記録形式において、像受容
材料は、主還元剤の不存在下にかぶりを生ぜしめること
のなく、有機銀塩を含有する結合剤層中に劣った還元力
を有する前記補助還元剤を含有できる。その目的のた
め、立体ヒンダードフェノール及びスルホンアミドフェ
ノールを使用するのが好ましい。
【0055】例えばUP−P4001026に記載され
ている如き立体ヒンダードフェノールは、室温での早期
還元及びかぶり形成なしに、前記有機銀塩との混合物の
形で使用できる補助還元剤の例である。
【0056】高い光学濃度部分で形成される銀で中性黒
色像色調を得、低い濃度で中性灰色を得るため、還元し
うる銀塩及び還元剤はサーモグラフイ又はフォトサーモ
グラフイから知れているいわゆる調色剤と組合せて使用
するのが有利である。
【0057】好ましくは前記調色剤は、インク像受容材
料中に含有させる。
【0058】好適な調色剤には、US−P408290
1に記載された一般式の範囲内のフタルイミド及びフタ
ラジノンがある。更にUS−P3074809、US−
P3446648及びUS−P3844797に記載さ
れた調色剤を参照できる。特に有用な調色剤には同様
に、下記一般式の範囲内のベンゾキサジンジオン又はナ
フトキサジンジオン系の複素環式トナー化合物がある:
【0059】
【化2】
【0060】式中XはO又はN−アルキル基を表す;
【0061】R1 ,R2 ,R3 及びR4 の各々は同じか
又は異なり、水素、アルキル基例えばC1 〜C20アルキ
ル基、好ましくはC1 〜C4 アルキル基、シキロアルキ
ル基例えばシクロペンチル基もしくはシクロヘキシル
基、アルコキシ基好ましくはメトキシ基もしくはエトキ
シ基、好ましくは2個以下の炭素原子を有するアルキル
チオ基、ヒドロキシ基、アルキル基が好ましくは2個以
下の炭素原子を有するジアルキルアミノ基又はハロゲン
好ましくは塩素もしくは臭素を表し;又はR1 とR2
はR2 とR3 は縮合芳香族環、好ましくはベンゼン環を
完結するのに必要な環員子を表し、又はR3 とR4 は縮
合芳香族環又はシクロヘキサン環を完結するのに必要な
環員子を表す。
【0062】前記一般式の範囲内の3,4−ジヒドロ−
2,4−ジオキソ−1,3,2H−ベンゾキサジンの如
き非常に有用なトナーはUS−P3951660に記載
されている。
【0063】特別の例によれば、インクは、還元で形成
された銀像が中性黒色を有するよう作る色を有する。例
えばインク中に青染料を存在させることによって、還元
で形成される銀像の黄味の色相(US−P308025
4参照)は、補われて、中性黒像が得られる。その方法
で操作すると、像受容材料中のいわゆる調色剤を除くこ
と、又はそれらの濃度を減ずることができる。別の例に
よれば、酸化された還元剤の自動カップリング反応によ
り、青色が形成される、これは還元剤として4−メトキ
シ−1−ナフトールを又は酸化された還元剤としてp−
フェニレンジアミン系還元剤を用いる場合で、ハロゲン
化銀カラー写真又はフォトサーモグラフイから知られて
いる発色剤とカップリングする。カラーカップラーはイ
ンク受容材料中及び/又はインク中に含有させることが
できる。
【0064】乾燥時間を短くするため、インク中に界面
活性剤又は浸透剤を存在させることができる。これらの
添加剤及び他のもの例えば遊離脂肪酸及びUV吸収化合
物例えば光学増白剤を像受容材料好ましくは像形成層中
に同様に存在させることができる。界面活性剤、及び浸
透剤と称される物質は、インク受容材料中でのインクの
吸収を改良する。更に帯電防止剤例えばF3 C(CF
26 CONH(CH2CH2 O)−Hにおける如きフ
ルオロカーボン基を含む非イオン帯電防止剤、可塑剤、
記録層から突出する粒子の形での摩擦低下化合物例えば
タルク粒子及び低摩擦係数を有する重合体ビーズ、及び
透明無機顔料、例えばコロイドシリカが挙げられる。
【0065】インク像受容材料は、好ましくは溶解した
状態、溶融状態又は蒸発した状態でのインク又は還元剤
の何れに対しても不透過性でないフィルム形成結合剤中
に、実質的に非感光性の銀塩又は還元剤を含有する。
【0066】像形成層のための結合剤として、好ましく
は熱可塑性水不溶性樹脂を使用する、この場合各成分は
均質に分散させることができる、又はそれと固溶体を形
成することができる。そのために全ての種類の天然、変
性天然又は合成樹脂、例えばセルロース誘導体例えばエ
チルセルロース、セルロースエステル、カルボキシメチ
ルセルロース、澱粉エーテル、α,β−エチレン系不飽
和化合物から誘導された重合体例えばポリビニルクロラ
イド、後塩素化ポリビニルクロライド、ビニルクロライ
ドとビニリデンクロライドの共重合体、ビニルクロライ
ドとビニルアセテートの共重合体、ポリビニルアセテー
ト及び部分加水分解したポリビニルアセテート、ポリビ
ニルアルコール、ポリビニルアセタール例えばポリビニ
ルブチラール、アクロニトリルとアクリルアミドの共重
合体、ポリアクリル酸エステル、ポリメタクリル酸エス
テル及びポリエチレン又はそれらの混合物を使用でき
る。特に好適な環境問題上興味ある(ハロゲン不含の)
結合剤はポリビニルブチラールである。少しのビニルア
ルコール単位を含有するポリビニルブチラールは米国の
Monsanto から商標名BUTVAR B79で市販され
ている。
【0067】結合剤対有機銀塩の重量比は、0.2〜6
の範囲にあるのが好ましく、像形成層の厚さは5〜16
μmの範囲にあるのが好ましい。
【0068】結合剤を形成する前述した重合体又はそれ
らの混合物は、還元剤の浸透を改良し、これによって高
温でのレドックス反応の反応速度を改良するワックス又
は熱溶媒と組合せて使用するとよい。
【0069】本発明において“熱溶媒”なる語によっ
て、50℃未満の温度で固体状態であるが、その温度よ
り上に加熱したとき、それらが混入された層の結合剤に
対して可塑剤になり、そしてできる限りレドックス反応
成分の少なくとも一つ、例えば有機銀塩のための溶媒と
しても作用する非加水分解性有機材料を意味する。その
ために有用なのは、US−P3347675に記載され
た1500〜20000の範囲の平均分子量を有するポ
リエチレングリコールである。更にUS−P36679
59に記載された熱溶媒であるエチレンカーボネート、
メチルスルホンアミド及び尿素の如き化合物、及び Re
search Disclosure 、1976年12月(item 150
27)、26頁〜28頁に熱溶媒として記載されている
1,10−デカンジオール、メチルアニゼート、テトラ
ヒドローチオフェン−1,1−ジオキサイドの如き化合
物が挙げられる。熱溶媒の更に別の例は、US−P34
38776及びUS−P4740446、及び公開され
たEP−A0119615、EP−A0122512及
びEP−A3339810に記載されている。
【0070】熱溶媒はインクジェット液体中でも同様に
使用できる、特にそれらが水溶性であり、そして有機銀
塩が被覆される有機水不溶性結合剤層のための湿潤剤と
して作用できるとき使用できる、そして前記層中の還元
剤の浸透を改良して、還元できる有機銀塩との非常に速
い反応接触をもたらす。
【0071】有機銀塩を含有する層は、溶解した形で結
合剤を含有する有機溶媒から普通に被覆される、しかし
親水性官能基を有する分散した重合体を含有するラテッ
クスから、又は親水性水溶性重合体、例えばゼラチンの
溶液から、水性媒体から適用するとよい。水性重合体分
散液(ラテックス)を形成するため親水性官能基を有す
る重合体は例えばUS−P5006451に記載されて
いる、しかしその中で、帯電防止剤として存在する五酸
化バナジンの望まぬ拡散を防止するバリヤー層を形成す
る作用をする。
【0072】特別の実施態様によれば、本発明による方
法において使用するインク受容材料は、実質的に非感光
性の銀塩及び感光性重金属化合物、好ましくは感光性ハ
ロゲン化銀を含有する熱現像可能な感光性層を含有し、
活性化電磁放射線に対し露光したとき金属核を形成し、
これは前記層を加熱したとき非感光性銀塩及び還元剤の
間のレドックス反応を開始する。かかる感光性層を含有
するフォト−サーモグラフ材料の例は英国特許1110
046、英国特許1264532及び英国特許1354
186、US−P3667959、US−P37083
04、US−P3773512及びUS−P51588
66、及び公開されたEP0497053、EP050
940 A1及びEP0505155公開されたJN2
000043、JN2173629及びJN13090
47に記載されている。フォト−サーモグラフ記録材料
は3M Company の商標名DRY SILVERで市場
でき入手できる。
【0073】還元剤をインクジェットによってのみ像に
従って適用する本発明による実施態様においては、像背
景領域(還元剤を含有しない)では反応は生起せず、安
定化工程を必要とせず、そして得られた像の記録保存性
が得られる。
【0074】フォト−サーモグラフ材料は、加熱したと
きレドックス反応を活性化して前述した金属核を作るよ
う均一に露光する、レドックス反応で実質的な非感光性
の銀塩は銀金属像を形成するために含有される。
【0075】水基本インクの使用と組合せる特定の実施
態様によれば、前記実質的に非感光性の有機銀塩を含有
する水不溶性でかなり疎水性の結合剤層は、銀塩のため
の還元剤を含有する水基本インクジェットインクを急速
に吸収できる親水性コロイド層で上塗被覆する。前記目
的のために好適な親水性コロイド層は、ハロゲン化銀乳
剤層材料で結合剤として知られていている有機重合体親
水性コロイド、例えばゼラチン及び水性溶液から結合剤
を適用でき、そして水及び水性液体に対してそれらの透
過性を破壊することなく或る程度まで硬化できる重合体
を含有するのが好ましい。かかる結合剤の調査は Rese
arch Disclosure (1989年11月)のIX章中の ite
m 307105に示されている。ビヒクル及びビヒクル
増量剤及び好適な硬化剤については同じくX 章の硬化剤
を参照されたい。
【0076】好ましくは溶解した還元剤を含有する水性
液体小滴を受容した後、最外親水性層を有する受容材料
を、例えば60〜120℃の範囲で加熱し、親水性コロ
イド層から、実質的に非感光性の銀塩を含有する水不溶
性結合剤層中への還元剤の拡散を促進させる。
【0077】最外親水性水透過性層を被覆するための好
ましい親水性コロイドは、蛋白質系重合体例えばゼラチ
ン、カゼイン、コラーゲン、アルブミン、又はゼラチン
誘導体例えばアセチル化ゼラチンである。別の好適な水
溶性結合剤には、ポリビニルアルコール、ポリビニルピ
ロリドン、デキストラン、アラビヤゴム、ゼイン、寒
天、アロールート( arrowroot)及びペクチンがある。
【0078】特定の例によれば、前記最外親水性層は、
下に形成された銀パターンをマスキングしない透明コロ
イドシリカの如き親水特性を有する微粉砕された(コロ
イド状の)光学的に透明な不活性顔料を含有できる。
【0079】前記任意の最外層及び有機銀塩を含有する
像形成像の被覆は、例えば前記 Research Disclosure
及び米国ニューヨークのVCH Publishers Inc.199
2年発行、Edward D. Cohen 及び Edgar B. Gutoff
編、Modern Coating and Drying Technology に記載さ
れている如き当業者に知られている任意の被覆法によっ
て行うことができる。
【0080】像形成層は、好ましくは60〜160℃の
加熱温度で安定であるべき薄いシート又はウエブ状キャ
リヤー材料である支持体上に被覆する。例えば支持体は
紙、ポリエチレン被覆紙、又は透明樹脂フィルムから作
る、例えばセルロースエステル例えばセルローストリア
セテート、ポリプロピレン、ポリカーボネート又はポリ
エステル例えばポリエチレンテレフタレートから作る。
支持体は、前記銀塩を含有する層の接着を改良するた
め、必要ならば下塗してもよい。
【0081】充分に強力な還元剤を用いたとき、充分な
光学像を得るための均一加熱処理を必要としない、しか
しそれは増強された光学濃度をうるのに有利であり、6
0〜160℃の温度範囲でインク受容材料を加熱するた
め、付着したインクの乾燥時間を短くするのに有利であ
る。インク付けされた領域での光学濃度を実質的に増強
するのに要する温度及び時間は、像形成反応成分の種
類、インク中のそれらの濃度及びインク受容材料中の被
覆量に大きく依存する。有機還元剤及び非感光性銀塩の
前述したレドックス系を用いると、一般に実質的な光学
濃度の増大を得られるため、3〜60秒の範囲の加熱時
間で充分である。
【0082】熱は、熱い物体例えばインク受容材料と接
触する熱金属ローラーによって供給できる、又は熱空気
の形で例えば通風乾燥オーブン中で供給できる、そして
/又は輻射熱の形で供給できる。
【0083】輻射加熱はフラッシュランプ、例えばキセ
ノンガス放電ランプ、白熱赤外光ランプ又はレーザービ
ームによって行うことができる。
【0084】本発明による像形成法は、透明画及び反射
型プリントの製造の両方で使用できる。これは、支持体
が透明であるか例えば白色光反射性外観を有する不透明
であることを意味する。例えば白色光反射性顔料を含有
でき、場合によって記録層と基体の間に中間層を適用し
た紙基体がある。透明基体を使用する場合、前記基体
は、無色であっても又は着色してあってもよい、例えば
医学用ハロゲン化銀フィルムに通常使用する青色を有し
ていてもよい。
【0085】ハードコピー分野においては、像形成材料
は通常白色不透明基体を有する、一方医学診断分野で
は、黒像透明画が光箱を用いて操作する検査に広い用途
を見出している。
【0086】下記実施例は本発明を示す。百分率及び比
は他に特記せぬ限り重量による。
【0087】実施例 1 インク受容材料の製造
【0088】下塗した厚さ100μmを有するポリエチ
レンフタレート支持体を、下記成分を含有するインク受
容層を乾燥後上に有するよう、水性被覆組成物からドク
ターブレード被覆した。
【0089】 ベヘン酸銀 6g/m2 ゼラチン 3.0g/m2 スクシンイミド(調色剤) 0.67g/m2 AEROSOL(商標名)(湿潤剤) 0.60g/m2 ULTRAVON W(商標名)(湿潤剤) 0.06g/m2
【0090】インクジェット印刷用インクの製造
【0091】Hewlett Packard のPAINTJET(商
標名)プリンター(カタログNo. 51606 A)用の
市販の水基本黒インクに、3gについて、0.3gのエ
タノール及びその中に溶解したカテコール75mgを加
えた。
【0092】インクの黒色はスルホン化した黄、マゼン
タ及びシアン染料の混合物により、テトラメチルアンモ
ニウムカチオンを、アニオンスルホン酸基と組合せて存
在させた。インクは、増粘剤としてのカルボキシメチル
セルロース及びポリエチレンオキサイド系湿潤剤と共
に、有機溶媒としての1,5−ペンタンジオールと水約
89%を含有していた。
【0093】インクジェット印刷
【0094】前述したインクをMANNESMANN
TALLYプリンター(商標名)タイプ MT92(ド
ロップオンデマンドタイプインクジェットプリンター)
のインクカセット中に入れた。
【0095】前述した如く作ったインク像受容材料上
に、電子的に貯蔵したテストパターンによって変調して
インクジェット印刷を行った。
【0096】印刷した面の第一部分(部分A)を、11
8℃の温度で内部電気加熱したアルミニウムブロックに
対して印刷した領域を押圧することのよって30秒間後
加熱した。
【0097】印刷した面の第二部分(部分B)は室温
(20℃)で残した、そして前記部分の両方で最高光学
濃度を、 Mcbeth TD 904濃度計を用いオルソフィ
ルターを介して測定した。
【0098】測定した最小濃度(Dmin )及び最大濃度
(Dmax )を下表1に示す。
【0099】表 1部分 min max A 0.12 3.2 B 0.12 1.0
【0100】実施例 2 被覆し、乾燥した後、下記成分を含有し、被覆ビヒクル
としてメチルエチルケトンを用い、実施例1に記載した
如く支持体上に像形成層を被覆した:
【0101】 ベヘン酸銀 6.5g/m2 ポリビニルブチラール(BUTVAR B79商標名) 6.5g/m2 3,4−ジヒドロ−2,4−ジオキソ−1,3,2H− ベンゾキサジン 0.74g/m2 BAYSILON Oe1 A(商標名) 25mg/m2
【0102】像形成層を、その像形成側で、ゼラチン5
g/m2 を含有する最外親水性水吸収層で被覆した。
【0103】インクジェット印刷は、実施例1に記載し
たのと同じ黒着色インクで(部分A)、又還元剤の添加
をしない実施例1の黒着色インク(部分B)行った。
【0104】実施例1におけるように、インク受容材料
を118℃で加熱した。
【0105】インクのついていない状態での受容材料
は、0.09の光学濃度を有していた、この濃度は11
8℃で加熱することによっても変化しなかった。
【0106】インク付けした受容材料部分A(還元剤を
用いたインク)及びインク付けした受容材料部分B(還
元剤を用いないインク)の最小濃度(Dmin )及び最大
濃度(Dmax )を下表2に示す。
【0107】表 2部分 min max A 0.09 2.6 B 0.09 0.9
【0108】実施例 3 インク受容材料の最外層に5g/m2 のポリビニルアル
コールを含有させたことのみを変えて、実施例2を繰返
した。
【0109】インク付けした受容材料部分A及びBの測
定した最小濃度(Dmin )及び最大濃度(Dmax )を下
表3に示す。
【0110】表 3部分 min max A 0.09 2.3 B 0.09 0.8
【0111】実施例 4 インク受容材料の最外層に5g/m2 のポリアクリルを
含有させたことのみを変えて実施例2を繰返した。
【0112】インク付けした部分A及びBの測定した最
小濃度(Dmin )及び最大濃度(Dmax )を下表4に示
す。
【0113】表 4部分 min max A 0.10 3.6 B 0.10 1.0
【0114】インク受容材料の最外層に5g/m2 のポ
リウレタンラテックスIMPRANIL 43056
(ドイツ国 Bayer AGの商標名)を含有させたことの
みを変えて実施例2を繰返した。
【0115】インク付けした部分A及びBの測定した最
小濃度(Dmin )及び最大濃度(Dmax )を下表5に示
す。
【0116】表 5部分 min max A 0.09 2.5 B 0.10 1.0
【0117】実施例 6 実施例2を繰返したが、前述した如く作ったインク受容
材料を、その像形成側で、5g/m2 の未硬化ゼラチン
を含有する被覆である最外親水性水吸収層で被覆したこ
とのみを変えた、そして無色インクをインクジェット印
刷に使用した。
【0118】用いた無色インクは下記組成を有してい
た: カルボキシメチルセルロース 0.5g 1,5−ペンタンジオール 0.7ml カテコール 1.00g 湿潤剤 4.0ml ULTRAVON W(商標名)(湿潤剤) 0.06g
【0119】インクジェットカセットでインクを付ける
前に、それを0.22μmの平均直径を有する孔を有す
るMILLIPORE(商標名)Type GSフィルター
を通して濾過した。
【0120】実施例1におけると同様に、インク受容材
料の一部を118℃で加熱し、別の部分は室温(20
℃)で置いた。
【0121】インクを付けない状態で受容材料は0.0
9の光学濃度を有していた、この濃度は118℃で加熱
することによって変化しなかった。
【0122】インク付けした受容材料A及びBの測定し
た最小濃度(Dmin )及び最大濃度(Dmax )を下表6
に示す。
【0123】表 6部分 min max A 0.14 3.4 B 0.09 0.09
【0124】実施例 7 インク受容材料(1)の製造
【0125】厚さ100μmを有する下塗したポリエチ
レンテレフタレート支持体を、その上に乾燥後下記成分
を含有するインク受容層が得らるように、メチルエチル
ケトン被覆溶液からドクターブレード被覆した:
【0126】 ベヘン酸銀 4.8g/m2 ポリビニルブチラール(BUTVAR B79商標名) 4.8g/m2 3,4−ジヒドロ−2,4−ジオキソ−1,3,2H− ベンゾキサジン 0.35g/m2 BAYSILON Oe1 A(商標名) 18mg/m2
【0127】インク受容材料(2)の製造
【0128】インク受容材料(2)は、インク受容材料
(1)と同様に作ったが、被覆溶液に、乾燥した被覆中
に2.68g/m2 の量で更にp−(フェニルスルホン
アミド)−フェノールが含有されるようにした点が異な
る。
【0129】各受容材料の一部分(部分A)を、連続流
インクジェット装置によって市販のインクで印刷した。
各受容材料の第二部分(部分B)を、還元剤としてエチ
ルガレート10重量%を加えた同じ市販のインクで印刷
した。続いて受容材料を実施例2に記載したように加熱
した。各々の場合において得られた最大及び最小濃度を
下表7に示す。
【0130】 表 7 部 分 A 部 分 B 受容材料 min max mai max 1 0.06 0.9 0.05 4.1 2 0.06 1.0 0.06 4.3
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 カルロ・ユイタンデール ベルギー国モートゼール、セプテストラー ト 27 アグファ・ゲヴェルト・ナームロ ゼ・ベンノートチャップ内 (72)発明者 エルマン・ユイテルオーヴン ベルギー国モートゼール、セプテストラー ト 27 アグファ・ゲヴェルト・ナームロ ゼ・ベンノートチャップ内

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (1) 小滴の形でインクと称される液
    体を、前記小滴中に含有される別の物質と化学的に反応
    することによって目視的に検知しうる生成物を形成でき
    る物質を含有する受容材料上に像に従って投射する工
    程、及び場合によって (2) 前記受容材料上への前記インクの付着中及び/
    又は付着後前記受容材料を加熱して前記銀塩の還元を開
    始又は増強させて、前記受容材料中での銀金属の像に従
    った付着を形成させる工程を含み、第一の形式によれば
    前記受容材料が少なくとも1種の実質的に非感光性の有
    機銀塩を含有し、前記インクが前記銀塩に対する還元剤
    を含有すること、及び第二の形式によれば前記受容材料
    が還元剤を含有し、インクが前記銀塩を含有することを
    特徴とする記録方法。
  2. 【請求項2】 前記還元剤を、前記受容材料上への付着
    前に既に着色されているインクから前記受容材料にイン
    クジェット印刷によって適用することを特徴とする請求
    項1の記録方法。
  3. 【請求項3】 異なる量の実質的に非感光性の有機銀塩
    又は還元剤を含有し、及び/又は異なる量の着色剤を含
    有するインクを、多頭ノズルインクジェット印刷ヘッド
    により前記受容材料上に像に従って投射することを特徴
    とする請求項1の記録方法。
  4. 【請求項4】 前記実質的に非感光性の有機銀塩が、脂
    肪族炭素鎖が少なくとも12個のC原子を有する脂肪酸
    として知られている脂肪族カルボン酸の銀塩であること
    を特徴とする請求項1の記録方法。
  5. 【請求項5】 前記有機還元剤が、構造中でベンゼン核
    上のオルソ位に二つの遊離ヒドロキシ基(−OH)を含
    有する有機化合物であることを特徴とする請求項1〜4
    の何れか1項の記録方法。
  6. 【請求項6】 像受容材料が、立体ヒンダードフェノー
    ルである補助還元剤を含有することを特徴とする請求項
    1〜5の何れか1項の記録方法。
  7. 【請求項7】 低い濃度での中性灰色及び高い光学濃度
    での熱的還元により得られた銀を有する中性黒像色調を
    得るため、前記像受容材料がいわゆる調色剤を含有する
    ことを特徴とする請求項1〜6の何れか1項の記録方
    法。
  8. 【請求項8】 前記受容材料が、溶解状態、溶融状態又
    は蒸発した状態で還元剤又はインクに対して透過性であ
    るフィルム形成結合剤中で実質的に非感光性の銀塩を含
    有することを特徴とする請求項1〜7の何れか1項の記
    録方法。
  9. 【請求項9】 有機銀塩が、結合剤中に銀塩/結合剤重
    量比0.2〜6の範囲で存在し、前記銀塩を含有する層
    の厚さが5〜16μmの範囲であることを特徴とする請
    求項1〜8の何れか1項の記録方法。
  10. 【請求項10】 前記受容材料が、実質的に非感光性の
    銀塩及び感光性ハロゲン化銀を含有する熱現像可能感光
    性層を含有し、活性化電磁放射線に露光したとき、前記
    像の加熱時に非感光性銀塩及び還元剤の間のレドックス
    反応を開始する金属核を形成することを特徴とする請求
    項1〜9の何れか1項の記録方法。
  11. 【請求項11】 前記インクの像受容層上への像に従っ
    た付着後、前記像受容層を60〜160℃の範囲で加熱
    することを特徴とする請求項1〜10の何れか1項の記
    録方法。
  12. 【請求項12】 インクジェット記録に好適な記録材料
    において、前記材料が、実質的に非感光性有機銀塩を含
    有する水透過性結合剤層で被覆されたシート又はウエブ
    の形での支持体を含有することを特徴とする記録材料。
  13. 【請求項13】 前記結合剤層が、結合剤としてゼラチ
    ンを含有することを特徴とする請求項12の記録材料。
  14. 【請求項14】 インクジェット記録に好適な記録材料
    において、前記材料が、実質的に非感光性の有機銀塩を
    含有する水不溶性結合剤層で被覆されたシート又はウエ
    ブの形で支持体を含有し、前記結合剤層が、水溶性又は
    水中に分散性である親水性重合体から本質的になる最外
    層で被覆されていることを特徴とする記録材料。
JP6234418A 1993-09-07 1994-09-02 化学的に反応性のインクを用いて操作するインクジェット記録法 Pending JPH0781053A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
EP93202599A EP0641669B1 (en) 1993-09-07 1993-09-07 Ink jet recording method operating with a chemically reactive ink
DE93202599.2 1993-12-29

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0781053A true JPH0781053A (ja) 1995-03-28

Family

ID=8214081

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6234418A Pending JPH0781053A (ja) 1993-09-07 1994-09-02 化学的に反応性のインクを用いて操作するインクジェット記録法

Country Status (4)

Country Link
US (1) US5621449A (ja)
EP (1) EP0641669B1 (ja)
JP (1) JPH0781053A (ja)
DE (1) DE69306778T2 (ja)

Families Citing this family (29)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE69506333T2 (de) * 1994-07-11 1999-07-15 Agfa Gevaert Nv Tintenstrahldruckverfahren
US6078340A (en) * 1997-09-26 2000-06-20 Eastman Kodak Company Using silver salts and reducing reagents in microfluidic printing
US6022942A (en) * 1998-01-05 2000-02-08 General Electric Company Optical data storage media
US6126268A (en) * 1998-04-29 2000-10-03 Hewlett-Packard Company Multi-chamber ink supply
US6312123B1 (en) 1998-05-01 2001-11-06 L&P Property Management Company Method and apparatus for UV ink jet printing on fabric and combination printing and quilting thereby
US6440896B1 (en) 1998-09-28 2002-08-27 Eastman Kodak Company Imaging member with multifunctional coupler and oxidant
US6197722B1 (en) 1998-09-28 2001-03-06 Eastman Kodak Company Imaging member with multifunctional coupler
US6140391A (en) * 1998-10-09 2000-10-31 Marconi Data Systems Inc. Reactive jet ink composition
US6367383B1 (en) * 1999-06-21 2002-04-09 Agfa-Gevaert Imaging element for different imaging systems
US6726317B2 (en) 1999-09-03 2004-04-27 L&P Property Management Company Method and apparatus for ink jet printing
US6494942B1 (en) * 2000-09-15 2002-12-17 Larrie A Deardurff Dye-based ink jet compositions having improved stability and light fastness
AU2002363192A1 (en) * 2001-11-01 2003-05-12 Yissum Research Development Company Of The Hebrew University Of Jerusalem Ink-jet inks containing metal nanoparticles
ITSV20020023A1 (it) 2002-05-21 2003-11-21 Ferrania Spa Foglio recettore di inchiostro
ITSV20020022A1 (it) 2002-05-21 2003-11-21 Ferrania Spa Sistema di stampa a getto di inchiostro
US7601406B2 (en) * 2002-06-13 2009-10-13 Cima Nanotech Israel Ltd. Nano-powder-based coating and ink compositions
US7736693B2 (en) * 2002-06-13 2010-06-15 Cima Nanotech Israel Ltd. Nano-powder-based coating and ink compositions
US7566360B2 (en) * 2002-06-13 2009-07-28 Cima Nanotech Israel Ltd. Nano-powder-based coating and ink compositions
US7297454B2 (en) * 2002-07-30 2007-11-20 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Colorless inkjet ink compositions for improved image quality
US6764173B2 (en) * 2002-09-27 2004-07-20 Eastman Kodak Company Inkjet printing method
DE602004015104D1 (de) * 2003-06-18 2008-08-28 Fujifilm Mfg Europe Bv Tintenstrahlaufzeichnungsmedium
US20060024481A1 (en) * 2004-07-29 2006-02-02 Eastman Kodak Company Jet printing of patterned metal
WO2006072959A1 (en) * 2005-01-10 2006-07-13 Yissum Research Development Company Of The Hebrew University Of Jerusalem Aqueous-based dispersions of metal nanoparticles
ATE489659T1 (de) * 2005-09-07 2010-12-15 Exax Inc Silber-organo-sol-farbstoff zum bilden elektrisch leitfähiger muster
CN102365584B (zh) 2009-01-29 2014-07-30 迪吉福来克斯有限公司 用于在光聚合物表面上产生光掩模的工艺
US9328253B2 (en) * 2013-01-22 2016-05-03 Eastman Kodak Company Method of making electrically conductive micro-wires
JP2019513183A (ja) 2016-02-16 2019-05-23 アリゾナ・ボード・オブ・リージェンツ・オン・ビハーフ・オブ・アリゾナ・ステイト・ユニバーシティーArizona Board of Regents on behalf of Arizona State University 様々な材料の溶解性サポートを用いる3dプリンティングを使用する金属製またはセラミックス製部品の製作
WO2018013178A1 (en) 2016-07-15 2018-01-18 Arizona Board Of Regents On Behalf Of Arizona State University Dissolving metal supports in 3d printed metals and ceramics using sensitization
WO2018213640A1 (en) * 2017-05-17 2018-11-22 Mariana Bertoni Systems and methods for controlling the morphology and porosity of printed reactive inks for high precision printing
US11276031B2 (en) * 2017-12-12 2022-03-15 Dover Europe Sarl Ultraviolet (UV) fluorescing product codes

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US1939232A (en) * 1932-07-13 1933-12-12 Eastman Kodak Co Chemigraphic materials
US3031329A (en) * 1959-10-26 1962-04-24 Minnesota Mining & Mfg Heat-sensitive copy-sheet and composition therefor
US3823022A (en) * 1970-03-16 1974-07-09 Dick Co Ab Method for making copy sheets with a concealed image and visual development of same
US3906141A (en) * 1973-08-15 1975-09-16 Ibm Printing system
GB1497791A (en) * 1975-07-14 1978-01-12 Secr Defence Fingerprint detection
US4260645A (en) * 1979-01-02 1981-04-07 Canadian Patents And Development Limited Latent fingerprint detection
JPS6051797B2 (ja) * 1979-07-06 1985-11-15 日東工業株式会社 高周波調理器の透視シ−ルド板及び製造法

Also Published As

Publication number Publication date
DE69306778D1 (de) 1997-01-30
EP0641669B1 (en) 1996-12-18
US5621449A (en) 1997-04-15
EP0641669A1 (en) 1995-03-08
DE69306778T2 (de) 1997-06-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0781053A (ja) 化学的に反応性のインクを用いて操作するインクジェット記録法
JP3633669B2 (ja) インクジェット印刷法
US5568173A (en) Ink jet printing method
EP0691211B1 (en) Ink jet recording method
EP0692733B1 (en) Direct thermal recording process
US5863859A (en) Heat-sensitive material suited for use in direct thermal recording
DE69308753T2 (de) Thermisches Aufzeichnungsverfahren
EP0903625B1 (en) Thermographic recording materials
EP0641670B1 (en) Ink jet printing method
US5652195A (en) Heat-sensitive material suited for use in direct thermal imaging
US5411929A (en) Thermally-processable image recording materials including substituted purine compounds
US5582953A (en) Direct thermal recording process
JPH075619A (ja) 保護された感熱記録材料
US5547914A (en) Direct thermal imaging material
US5527757A (en) Recording material for direct thermal imaging
EP0465727A1 (en) Process for the production of linework and/or halftone pattern
US6296999B1 (en) Subbing layers for use with thermographic materials
JP2003191646A (ja) 定着型感熱記録材料およびその記録方法
US6403527B1 (en) Use of direct thermal transparent imaging materials including an organic silver salt for producing labels
JPH0717134A (ja) 感熱記録材料及びその製造方法
US5750463A (en) Thermographic recording films
JPH07266731A (ja) 熱転写画像形成法
EP0663301B1 (en) Recording material for a direct thermal imaging process
JPH09175037A (ja) 改良されたスリツプ性を有する感熱記録材料
EP0685760B1 (en) Thermosensitive recording material