JPH0780929A - プラスチックのプレス加工方法 - Google Patents

プラスチックのプレス加工方法

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Publication number
JPH0780929A
JPH0780929A JP22606393A JP22606393A JPH0780929A JP H0780929 A JPH0780929 A JP H0780929A JP 22606393 A JP22606393 A JP 22606393A JP 22606393 A JP22606393 A JP 22606393A JP H0780929 A JPH0780929 A JP H0780929A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
raw sheet
continuous groove
sheet
pressing
press
Prior art date
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Pending
Application number
JP22606393A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadashi Hashimoto
忠 橋本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Plastics Inc
Original Assignee
Mitsubishi Plastics Inc
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Filing date
Publication date
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  • Shaping Of Tube Ends By Bending Or Straightening (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 プラスチックの原シート1の表面に予め空気
抜き用の連続溝部2を設けておき、たとえば熱板31,
32の間で、加熱押圧して表面成形するものである。 【効果】 プレス加工の際に空気が連続溝部2から良好
に抜けるので、表面状態の良好な成形品が得られるとと
もに、一回の加熱押圧で成形できるので、原シート1表
面のずれが発生することもない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、プラスチックの原シ
ートを加熱押圧することにより表面成形を行なうプラス
チックのプレス加工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】プラスチックの原シートを熱板の間に挟
み込んで加熱押圧することにより表面を凸凹状や平面状
に仕上げ成形を行ったり積層したりする行程において、
従来は原シートと熱板との間に空気がたまり、シート表
面が美しい仕上りにならず不良が多発するため、原シー
トが加熱押圧された時に一旦原シートと熱板のプレス圧
を下げて密着を解いて再度押圧を加えるという空気抜き
工程を数回繰り返してから、プレス加工する方法が取ら
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の方
法では空気抜き工程で熱板のプレス圧を下げたときに原
シートが熱収縮したり変形して、表面に位置ずれが生ず
るという問題があった。また、あらかじめ原シートの表
面に小さなエンボス加工を行い空気を抜く方法がある
が、肉厚の厚いシート等はエンボス加工が困難でありコ
スト高にもなる。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
せんとするものであり、プラスチックの原シートを加熱
押圧することにより表面成形を行うプラスチックのプレ
ス加工方法において、原シートの表面に予め空気抜き用
の連続溝部を設けておくことを特徴とするプラスチック
のプレス加工方法である。
【0005】このことにより、熱板と原シート表面の間
の空気は、原シート表面に形成された連続溝部を通って
排出されるので、良好な表面が得られる。
【0006】原シートとしてはアクリル、ポリカーボネ
ート、ポリエステル、ポリプロピレン、ポリスチレン、
アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体樹脂
等熱可塑性樹脂からなるシートであれば良い。
【0007】上記連続溝部は原シートの肉厚、材質、表
面の模様の程度、プレス面積などにより深さ、幅、本
数、間隔等を調整することができる。また、連続溝部を
形成する時は原シートを形成するプラスチックの溶融温
度より低い温度で形成するのが好ましい。
【0008】
【実施例】以下、図面を参照しながら実施例を詳細に説
明する。図1は、本発明を実施する様子を示す概略の断
面正面図、図2は原シートを示す断面正面図である。
【0009】図1及び図2に示すように本発明は、プラ
スチックの原シート1の表面に予め空気抜き用の連続溝
部2を設けておき、熱板31,32の間で加熱押圧する
ものである。
【0010】原シート1として厚さ0.5mmの硬質塩
化ビニルシートを2枚合せてプレス加工し約1mmのシ
ートを製造する場合、原シート1の表面に図2に示すよ
うに幅が0.2mm、深さが0.1mmの連続溝部2を
30mm間隔に、室温でロールで押圧して設け、ついで
図1に示すように500mm×500mmの大きさでプ
レス加工を行った。
【0011】プレス条件としては図1に示す熱板31,
32を150℃に加熱し、3分間押圧後熱板31,32
を40℃まで冷却する方法を用い、シートを取り出した
結果、表面性良好なシートを得ることができた。
【0012】連続溝部2は溶融温度以下で加工すると、
原シート1が加工温度以上に加熱された場合に成形歪み
が解放されて連続溝部2が消失する傾向にあるため良好
な表面性を得るためには好ましい。
【0013】また熱板31,32も端部より中央部の温
度が高い方がよく、たとえば500mm×500mmの
面積を得るためのプレスの熱板は中央部が10〜30℃
高いの好ましい。これは熱板31,32により加熱押圧
した時、連続溝部2は中央部から端部に向かって順に高
温で加熱されて消失し、元の肉厚にもどるため、周囲に
ある空気は連続溝部2を通ってスムーズに外へ送り出さ
れて良好な空気抜きができるものと思われる。
【0014】このように、本発明方法では1回押圧加熱
すれば冷却が完了するまでシート位置と熱板位置はずれ
ないため良好な表面性、寸法性が得られる。これに対し
て従来方式でプレスする場合押圧後1〜2分の間に一旦
プレス圧を下げて又、押圧するという空気抜き工程を3
〜5回繰返してから、再度3分間押圧し熱板を40℃ま
で冷却し、シートを取り出すため加工時間と手間が多く
必要であった。又、表面に凸凹模様のある場合や印刷が
行われている場合プレス圧を下げた時にシートの収縮が
発生し、位置がずれてしまう。
【0015】
【発明の効果】本発明はプラスチックの原シートを加熱
押圧することにより表面成形を行うプラスチックのプレ
ス加工方法において、原シートの表面に予め空気抜き用
の連続溝部を設けておくことを特徴とするプラスチック
のプレス加工方法であるので、プレス加工の際に空気が
連続溝部から良好に抜けるので、表面状態の良好な成形
品が得られるとともに、一回の加熱押圧で成形できるの
で、原シート表面のずれが発生することもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施する様子を示す概略の断面正面図
【図2】原シートを示す断面正面図
【符号の説明】 1 原シート 2 連続溝部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラスチックの原シートを加熱押圧する
    ことにより表面成形を行うプラスチックのプレス加工方
    法において、原シートの表面に予め空気抜き用の連続溝
    部を設けておくことを特徴とするプラスチックのプレス
    加工方法。
JP22606393A 1993-09-10 1993-09-10 プラスチックのプレス加工方法 Pending JPH0780929A (ja)

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JP22606393A JPH0780929A (ja) 1993-09-10 1993-09-10 プラスチックのプレス加工方法

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JPH0780929A true JPH0780929A (ja) 1995-03-28

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