JPH0780706A - 繊維強化酸化アルミニウム基セラミックス製切削工具 - Google Patents
繊維強化酸化アルミニウム基セラミックス製切削工具Info
- Publication number
- JPH0780706A JPH0780706A JP5180763A JP18076393A JPH0780706A JP H0780706 A JPH0780706 A JP H0780706A JP 5180763 A JP5180763 A JP 5180763A JP 18076393 A JP18076393 A JP 18076393A JP H0780706 A JPH0780706 A JP H0780706A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fiber
- aluminum oxide
- cutting tool
- cutting
- weight
- Prior art date
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- Pending
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- Cutting Tools, Boring Holders, And Turrets (AREA)
- Compositions Of Oxide Ceramics (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 従来よりも優れた繊維強化酸化アルミニウム
基セラミックス製切削工具を提供する。 【構成】 ＳｉとＴｉの炭酸化物繊維：２〜３０重量
％、ＭｇＯ，Ｙ2 Ｏ3 ，ＺｒＯ2 および希土類金属の酸
化物のうちの１種または２種以上：０．０５〜５重量
％、必要に応じてＳｉＣ，ＴｉＣ，ＴｉＮ，ＴｉＣＮ，
ＴｉＣＮＯのうちの１種または２種以上：２０重量％以
下、残部：酸化アルミニウムからなる配合組成を有する
焼結体で構成されてなる繊維強化酸化アルミニウム基セ
ラミックス製切削工具。
基セラミックス製切削工具を提供する。 【構成】 ＳｉとＴｉの炭酸化物繊維：２〜３０重量
％、ＭｇＯ，Ｙ2 Ｏ3 ，ＺｒＯ2 および希土類金属の酸
化物のうちの１種または２種以上：０．０５〜５重量
％、必要に応じてＳｉＣ，ＴｉＣ，ＴｉＮ，ＴｉＣＮ，
ＴｉＣＮＯのうちの１種または２種以上：２０重量％以
下、残部：酸化アルミニウムからなる配合組成を有する
焼結体で構成されてなる繊維強化酸化アルミニウム基セ
ラミックス製切削工具。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、ＳｉとＴｉの炭酸化
物繊維を酸化アルミニウム素地中に分散させ、耐欠損性
を向上せしめた繊維強化酸化アルミニウム基セラミック
ス製切削工具に関するものである。
物繊維を酸化アルミニウム素地中に分散させ、耐欠損性
を向上せしめた繊維強化酸化アルミニウム基セラミック
ス製切削工具に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】近年、酸化アルミニウム基セラミックス
が切削工具に使用されるようになり、この酸化アルミニ
ウム基セラミックス製切削工具の耐欠損性を向上させる
ために、酸化アルミニウム基セラミックス素地中に、
径：１μｍ以下、長さ：２０μｍ以下の炭化ケイ素ウイ
スカーを分散させ、繊維強化した酸化アルミニウム基セ
ラミックス製切削工具も知られている（特開昭６１−１
７４１６５号公報参照）。この繊維強化酸化アルミニウ
ム基セラミックス製切削工具は耐欠損性が優れていると
ころから主として鋳鉄またはＮｉ基合金の粗切削に使用
されている。
が切削工具に使用されるようになり、この酸化アルミニ
ウム基セラミックス製切削工具の耐欠損性を向上させる
ために、酸化アルミニウム基セラミックス素地中に、
径：１μｍ以下、長さ：２０μｍ以下の炭化ケイ素ウイ
スカーを分散させ、繊維強化した酸化アルミニウム基セ
ラミックス製切削工具も知られている（特開昭６１−１
７４１６５号公報参照）。この繊維強化酸化アルミニウ
ム基セラミックス製切削工具は耐欠損性が優れていると
ころから主として鋳鉄またはＮｉ基合金の粗切削に使用
されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の炭化ケ
イ素ウイスカーによる繊維強化酸化アルミニウム基セラ
ミックス製切削工具は、耐欠損性には優れているもの
の、炭化ケイ素ウイスカーは切削時の高温において鉄と
容易に反応するために、鉄基合金の切削においては摩耗
が異常に発達して十分な耐摩耗性が得られず、さらに最
近は生産効率の向上のために一層苛酷な断続切削が行な
われているが、かかる苛酷な断続切削に対して従来の炭
化ケイ素ウイスカーによる繊維強化酸化アルミニウム基
セラミックス製切削工具は十分な耐欠損性を示さなかっ
た。
イ素ウイスカーによる繊維強化酸化アルミニウム基セラ
ミックス製切削工具は、耐欠損性には優れているもの
の、炭化ケイ素ウイスカーは切削時の高温において鉄と
容易に反応するために、鉄基合金の切削においては摩耗
が異常に発達して十分な耐摩耗性が得られず、さらに最
近は生産効率の向上のために一層苛酷な断続切削が行な
われているが、かかる苛酷な断続切削に対して従来の炭
化ケイ素ウイスカーによる繊維強化酸化アルミニウム基
セラミックス製切削工具は十分な耐欠損性を示さなかっ
た。
【０００４】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明者等は、
従来よりも一層耐摩耗性および耐欠損性に優れた酸化ア
ルミニウム基セラミックス製切削工具を得るべく研究を
行っていたところ、（ａ） ＳｉとＴｉの炭酸化物繊維
は、含有されるＴｉと酸素の働きにより炭化ケイ素ウイ
スカーよりも切削中の高温下でも鉄と反応しにくく、こ
のＳｉとＴｉの炭酸化物繊維を酸化アルミニウム基セラ
ミックス素地中に分散させて繊維強化した酸化アルミニ
ウム基セラミックス製切削工具は、従来の炭化ケイ素ウ
イスカーによる繊維強化酸化アルミニウム基セラミック
ス製切削工具に比べて耐摩耗性および耐欠損性が優れて
いる、（ｂ） その際、ＳｉとＴｉの炭酸化物繊維の分
散量は２〜３０重量％が適当であり、さらに、ＭｇＯ，
Ｙ2 Ｏ3 ，ＺｒＯ2 および希土類元素の酸化物のうちの
１種または２種以上：０．０５〜５重量％を焼結助剤と
して添加することにより焼結性が向上する。（ｃ） 酸
化アルミニウムの一部をＳｉＣ，ＴｉＣ，ＴｉＮ，Ｔｉ
ＣＮ，ＴｉＣＮＯのうちの１種または２種以上：２０重
量％以下で置換しても同じ効果が得られる、などの研究
結果が得られたのである。
従来よりも一層耐摩耗性および耐欠損性に優れた酸化ア
ルミニウム基セラミックス製切削工具を得るべく研究を
行っていたところ、（ａ） ＳｉとＴｉの炭酸化物繊維
は、含有されるＴｉと酸素の働きにより炭化ケイ素ウイ
スカーよりも切削中の高温下でも鉄と反応しにくく、こ
のＳｉとＴｉの炭酸化物繊維を酸化アルミニウム基セラ
ミックス素地中に分散させて繊維強化した酸化アルミニ
ウム基セラミックス製切削工具は、従来の炭化ケイ素ウ
イスカーによる繊維強化酸化アルミニウム基セラミック
ス製切削工具に比べて耐摩耗性および耐欠損性が優れて
いる、（ｂ） その際、ＳｉとＴｉの炭酸化物繊維の分
散量は２〜３０重量％が適当であり、さらに、ＭｇＯ，
Ｙ2 Ｏ3 ，ＺｒＯ2 および希土類元素の酸化物のうちの
１種または２種以上：０．０５〜５重量％を焼結助剤と
して添加することにより焼結性が向上する。（ｃ） 酸
化アルミニウムの一部をＳｉＣ，ＴｉＣ，ＴｉＮ，Ｔｉ
ＣＮ，ＴｉＣＮＯのうちの１種または２種以上：２０重
量％以下で置換しても同じ効果が得られる、などの研究
結果が得られたのである。
【０００５】この発明は、かかる研究結果に基づいてな
されたものであって、（１） ＳｉとＴｉの炭酸化物繊
維：２〜３０重量％、ＭｇＯ，Ｙ2 Ｏ3 ，ＺｒＯ2 およ
び希土類金属の酸化物のうち１種または２種以上：０．
０５〜５重量％、残部：酸化アルミニウムからなる配合
組成を有する焼結体で構成されている繊維強化酸化アル
ミニウム基セラミックス製切削工具、（２） ＳｉとＴ
ｉの炭酸化物繊維：２〜３０重量％、ＭｇＯ，Ｙ
2 Ｏ3 ，ＺｒＯ2 および希土類金属の酸化物のうち１種
または２種以上：０．０５〜５重量％、ＳｉＣ，Ｔｉ
Ｃ，ＴｉＮ，ＴｉＣＮ，ＴｉＣＮＯのうち１種または２
種以上：２０重量％以下、残部：酸化アルミニウムから
なる配合組成を有する焼結体で構成されている繊維強化
酸化アルミニウム基セラミックス製切削工具、に特徴を
有するものである。
されたものであって、（１） ＳｉとＴｉの炭酸化物繊
維：２〜３０重量％、ＭｇＯ，Ｙ2 Ｏ3 ，ＺｒＯ2 およ
び希土類金属の酸化物のうち１種または２種以上：０．
０５〜５重量％、残部：酸化アルミニウムからなる配合
組成を有する焼結体で構成されている繊維強化酸化アル
ミニウム基セラミックス製切削工具、（２） ＳｉとＴ
ｉの炭酸化物繊維：２〜３０重量％、ＭｇＯ，Ｙ
2 Ｏ3 ，ＺｒＯ2 および希土類金属の酸化物のうち１種
または２種以上：０．０５〜５重量％、ＳｉＣ，Ｔｉ
Ｃ，ＴｉＮ，ＴｉＣＮ，ＴｉＣＮＯのうち１種または２
種以上：２０重量％以下、残部：酸化アルミニウムから
なる配合組成を有する焼結体で構成されている繊維強化
酸化アルミニウム基セラミックス製切削工具、に特徴を
有するものである。
【０００６】つぎに、この発明の繊維強化酸化アルミニ
ウム基セラミックス製切削工具の製造に用いる原料の配
合組成を上記の如く限定した理由を説明する。
ウム基セラミックス製切削工具の製造に用いる原料の配
合組成を上記の如く限定した理由を説明する。
【０００７】（イ） ＳｉとＴｉの炭酸化物繊維 上記ＳｉとＴｉの炭酸化物繊維は、市販されているもの
も利用できるが、Ｔｉ：２．０〜２０重量％、Ｏ：１０
〜３０重量％、Ｃ：３０〜５０重量％、残部：Ｓｉおよ
び不可避不純物からなる成分組成を有するものが好まし
く、鉄との反応性の観点からＴｉとＯの含有量が多いほ
ど好ましい。しかし、ＴｉとＯの含有量が多すぎると強
度が低下するところからＴｉの上限を２０重量％に、Ｏ
の上限を３０重量％にそれぞれ抑えた。さらに上記Ｓｉ
とＴｉの炭酸化物繊維は成分組成が全体に均一である必
要がなく、ＴｉとＯが外周部に多く偏在している繊維で
あってもよい。
も利用できるが、Ｔｉ：２．０〜２０重量％、Ｏ：１０
〜３０重量％、Ｃ：３０〜５０重量％、残部：Ｓｉおよ
び不可避不純物からなる成分組成を有するものが好まし
く、鉄との反応性の観点からＴｉとＯの含有量が多いほ
ど好ましい。しかし、ＴｉとＯの含有量が多すぎると強
度が低下するところからＴｉの上限を２０重量％に、Ｏ
の上限を３０重量％にそれぞれ抑えた。さらに上記Ｓｉ
とＴｉの炭酸化物繊維は成分組成が全体に均一である必
要がなく、ＴｉとＯが外周部に多く偏在している繊維で
あってもよい。
【０００８】この発明の酸化アルミニウム基セラミック
ス製切削工具の原料として用いるＳｉとＴｉの炭酸化物
繊維は、平均太さ：１．０〜３０μｍ、平均長さ：０．
０５〜２．０mmの範囲内にあることが好ましい。平均太
さが１．０μｍ未満では細すぎて十分な靭性を付与する
ことができないために耐欠損性が不足し、一方、平均太
さが３０μｍを越えると、それ自体粗大粒子と同様な働
きで曲げ強度の低下をもたらし、やはり耐欠損性が低下
するので好ましくないことによるものである。さらに上
記平均長さが０．０５mm未満では繊維強化作用が弱くな
って切削工具の耐欠損性を十分に向上させることができ
ず、一方、２．０mmを越えて長くなると酸化アルミニウ
ム素地中に均一に分散しなくなるところから靭性が低下
し、切削工具とした場合に耐欠損性が低下するので好ま
しくない。
ス製切削工具の原料として用いるＳｉとＴｉの炭酸化物
繊維は、平均太さ：１．０〜３０μｍ、平均長さ：０．
０５〜２．０mmの範囲内にあることが好ましい。平均太
さが１．０μｍ未満では細すぎて十分な靭性を付与する
ことができないために耐欠損性が不足し、一方、平均太
さが３０μｍを越えると、それ自体粗大粒子と同様な働
きで曲げ強度の低下をもたらし、やはり耐欠損性が低下
するので好ましくないことによるものである。さらに上
記平均長さが０．０５mm未満では繊維強化作用が弱くな
って切削工具の耐欠損性を十分に向上させることができ
ず、一方、２．０mmを越えて長くなると酸化アルミニウ
ム素地中に均一に分散しなくなるところから靭性が低下
し、切削工具とした場合に耐欠損性が低下するので好ま
しくない。
【０００９】（ロ） ＭｇＯ，Ｙ2 Ｏ3 ，ＺｒＯ2 およ
び希土類金属の酸化物 これら酸化物は一般に焼結助剤として添加される原料で
あるが、その添加量が０．０５重量％未満では十分な焼
結性が得られず、一方５重量％を越えて添加すると耐欠
損性が低下するので好ましくない。したがってこれら酸
化物の添加量は０．０５〜５重量％に定めた。
び希土類金属の酸化物 これら酸化物は一般に焼結助剤として添加される原料で
あるが、その添加量が０．０５重量％未満では十分な焼
結性が得られず、一方５重量％を越えて添加すると耐欠
損性が低下するので好ましくない。したがってこれら酸
化物の添加量は０．０５〜５重量％に定めた。
【００１０】（ハ） ＳｉＣ，ＴｉＣ，ＴｉＮ，ＴｉＣ
Ｎ，ＴｉＣＮＯ これら成分は酸化アルミニウムの一部と置換しうる成分
であるが、その量が２０重量％を越えると耐摩耗性が低
下するので好ましくない。したがって、ＳｉＣ，Ｔｉ
Ｃ，ＴｉＮ，ＴｉＣＮ，ＴｉＣＮＯのうち１種または２
種以上は２０重量％以下に定めた。
Ｎ，ＴｉＣＮＯ これら成分は酸化アルミニウムの一部と置換しうる成分
であるが、その量が２０重量％を越えると耐摩耗性が低
下するので好ましくない。したがって、ＳｉＣ，Ｔｉ
Ｃ，ＴｉＮ，ＴｉＣＮ，ＴｉＣＮＯのうち１種または２
種以上は２０重量％以下に定めた。
【００１１】
【実施例】原料として、重量％でＴｉ：７％、Ｏ：１４
％、Ｃ：４０％、残部：Ｓｉおよび不可避不純物からな
る組成を有し、表１〜２に示される平均太さおよび平均
長さを有するＳｉとＴｉの炭酸化物短繊維（以下、Ｓｉ
−Ｔｉ−Ｃ−Ｏ系短繊維という）、平均粒径：０．７μ
ｍのα−Ａｌ2 Ｏ3 粉末、焼結助剤としてのいずれも平
均粒径：０．７μｍのＭｇＯ粉末、Ｙ2 Ｏ3 粉末、Ｚｒ
Ｏ2 粉末、Ｌａ2 Ｏ3 粉末、Ｙｂ2 Ｏ3 粉末、Ｄｙ2 Ｏ
3 粉末、硬質粉末としてのいずれも平均粒径：１．０μ
ｍのＳｉＣ粉末、ＴｉＣ粉末、ＴｉＮ粉末、ＴｉＣＮ粉
末、ＴｉＣＮＯ粉末を用意した。
％、Ｃ：４０％、残部：Ｓｉおよび不可避不純物からな
る組成を有し、表１〜２に示される平均太さおよび平均
長さを有するＳｉとＴｉの炭酸化物短繊維（以下、Ｓｉ
−Ｔｉ−Ｃ−Ｏ系短繊維という）、平均粒径：０．７μ
ｍのα−Ａｌ2 Ｏ3 粉末、焼結助剤としてのいずれも平
均粒径：０．７μｍのＭｇＯ粉末、Ｙ2 Ｏ3 粉末、Ｚｒ
Ｏ2 粉末、Ｌａ2 Ｏ3 粉末、Ｙｂ2 Ｏ3 粉末、Ｄｙ2 Ｏ
3 粉末、硬質粉末としてのいずれも平均粒径：１．０μ
ｍのＳｉＣ粉末、ＴｉＣ粉末、ＴｉＮ粉末、ＴｉＣＮ粉
末、ＴｉＣＮＯ粉末を用意した。
【００１２】これら原料のうちＳｉ−Ｔｉ−Ｃ−Ｏ系短
繊維以外の粉末を表１〜２に示される割合に配合し、こ
れをボールミルに充填し、１２時間湿式混合したのち乾
燥し、この乾燥した混合物を一軸プレスにて１２kg／mm
2 の荷重で加圧し、圧粉体としたのち、この圧粉体を温
度：１５５０℃、Ａｒ雰囲気中、１．５時間保持の条件
で焼結し、さらに１４５０℃、１０００気圧のＡｒ雰囲
気中で１時間保持のＨＩＰを施すことにより焼結体を作
製し、その焼結体を研摩加工することによりＩＳＯ・Ｓ
ＮＧＮ１２０４０８形状の本発明繊維強化酸化アルミニ
ウム基セラミックス製切削工具（以下、本発明チップと
いう）１〜１４および比較繊維強化アルミニウム基セラ
ミックス製切削工具（以下、比較チップという）１〜５
を作製した。
繊維以外の粉末を表１〜２に示される割合に配合し、こ
れをボールミルに充填し、１２時間湿式混合したのち乾
燥し、この乾燥した混合物を一軸プレスにて１２kg／mm
2 の荷重で加圧し、圧粉体としたのち、この圧粉体を温
度：１５５０℃、Ａｒ雰囲気中、１．５時間保持の条件
で焼結し、さらに１４５０℃、１０００気圧のＡｒ雰囲
気中で１時間保持のＨＩＰを施すことにより焼結体を作
製し、その焼結体を研摩加工することによりＩＳＯ・Ｓ
ＮＧＮ１２０４０８形状の本発明繊維強化酸化アルミニ
ウム基セラミックス製切削工具（以下、本発明チップと
いう）１〜１４および比較繊維強化アルミニウム基セラ
ミックス製切削工具（以下、比較チップという）１〜５
を作製した。
【００１３】さらに、比較のために、平均太さ：１．２
μｍ、平均長さ：５０μｍのＳｉＣウイスカーを用意
し、このＳｉＣウイスカー：２５重量％を上記α−Ａｌ
2 Ｏ3粉末に配合し、同様にしてボールミルにて湿式混
合し、乾燥したのち、ＩＳＯ・ＳＮＧＮ１２０４０８形
状の従来繊維強化酸化アルミニウム基セラミックス製切
削工具（以下、従来チップという）を作製した。
μｍ、平均長さ：５０μｍのＳｉＣウイスカーを用意
し、このＳｉＣウイスカー：２５重量％を上記α−Ａｌ
2 Ｏ3粉末に配合し、同様にしてボールミルにて湿式混
合し、乾燥したのち、ＩＳＯ・ＳＮＧＮ１２０４０８形
状の従来繊維強化酸化アルミニウム基セラミックス製切
削工具（以下、従来チップという）を作製した。
【００１４】本発明チップ１〜１４、比較チップ１〜５
および従来チップを用い、 被削材：ＳＣＭ４４０（ＨB ２４０）丸鋼棒、 切削速度：３２０mm／min 、 送り：０．３５mm／rev 、 切り込み：２mm、 切削時間：１０分、 の条件で高速連続切削試験を行ない、逃げ面摩耗量を測
定し、さらに、 被削材：ＦＣ３０（ＨB ２００）の角材、 切削速度：２１０ｍ／min 、 送り：０．２８mm、 切込み：１．０mm／rev 、 切削時間：１０分 の条件で湿式断続切削試験を行ない、切刃の欠損発生の
有無を調べ、これらの測定結果を表３に示した。
および従来チップを用い、 被削材：ＳＣＭ４４０（ＨB ２４０）丸鋼棒、 切削速度：３２０mm／min 、 送り：０．３５mm／rev 、 切り込み：２mm、 切削時間：１０分、 の条件で高速連続切削試験を行ない、逃げ面摩耗量を測
定し、さらに、 被削材：ＦＣ３０（ＨB ２００）の角材、 切削速度：２１０ｍ／min 、 送り：０．２８mm、 切込み：１．０mm／rev 、 切削時間：１０分 の条件で湿式断続切削試験を行ない、切刃の欠損発生の
有無を調べ、これらの測定結果を表３に示した。
【００１５】
【表１】
【００１６】
【表２】
【００１７】
【表３】
【００１８】
【発明の効果】表１〜表３に示される結果から、本発明
チップ１〜１４は従来チップに比べて耐摩耗性および耐
欠損性が優れていることがわかる。
チップ１〜１４は従来チップに比べて耐摩耗性および耐
欠損性が優れていることがわかる。
【００１９】しかし、この発明の条件から外れた比較チ
ップ１〜５は耐摩耗性または耐欠損性のうち少なくとも
１つの特性が劣ることがわかる。
ップ１〜５は耐摩耗性または耐欠損性のうち少なくとも
１つの特性が劣ることがわかる。
【００２０】上述のように、この発明の繊維強化酸化ア
ルミニウム基セラミックス製切削工具は、従来よりも長
期に亘って優れた切削性能を発揮し、産業の発展に大い
に貢献しうるものである。
ルミニウム基セラミックス製切削工具は、従来よりも長
期に亘って優れた切削性能を発揮し、産業の発展に大い
に貢献しうるものである。
Claims (2)
- 【請求項１】 ＳｉとＴｉの炭酸化物繊維：２〜３０重
量％、 ＭｇＯ，Ｙ2 Ｏ3 ，ＺｒＯ2 および希土類金属の酸化物
のうち１種または２種以上：０．０５〜５重量％、 残部：酸化アルミニウムからなる配合組成を有する焼結
体で構成されている繊維強化酸化アルミニウム基セラミ
ックス製切削工具。 - 【請求項２】 ＳｉとＴｉの炭酸化物繊維：２〜３０重
量％、 ＭｇＯ，Ｙ2 Ｏ3 ，ＺｒＯ2 および希土類金属の酸化物
のうち１種または２種以上：０．０５〜５重量％、 ＳｉＣ，ＴｉＣ，ＴｉＮ，ＴｉＣＮ，ＴｉＣＮＯのうち
の１種または２種以上：２０重量％以下、 残部：酸化アルミニウムからなる配合組成を有する焼結
体で構成されてなる繊維強化酸化アルミニウム基セラミ
ックス製切削工具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5180763A JPH0780706A (ja) | 1993-06-25 | 1993-06-25 | 繊維強化酸化アルミニウム基セラミックス製切削工具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5180763A JPH0780706A (ja) | 1993-06-25 | 1993-06-25 | 繊維強化酸化アルミニウム基セラミックス製切削工具 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0780706A true JPH0780706A (ja) | 1995-03-28 |
Family
ID=16088902
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5180763A Pending JPH0780706A (ja) | 1993-06-25 | 1993-06-25 | 繊維強化酸化アルミニウム基セラミックス製切削工具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0780706A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100983980B1 (ko) * | 2008-09-24 | 2010-09-27 | 엘에스전선 주식회사 | 일괄 차폐형 편조체 |
| CN111452157A (zh) * | 2020-03-18 | 2020-07-28 | 安徽昌发实业有限公司 | 一种柳条制用柳编耐磨切割刀 |
-
1993
- 1993-06-25 JP JP5180763A patent/JPH0780706A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100983980B1 (ko) * | 2008-09-24 | 2010-09-27 | 엘에스전선 주식회사 | 일괄 차폐형 편조체 |
| CN111452157A (zh) * | 2020-03-18 | 2020-07-28 | 安徽昌发实业有限公司 | 一种柳条制用柳编耐磨切割刀 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
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| A02 | Decision of refusal |
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