JPH0780345A - 保温材付き鉄廃材の処理装置 - Google Patents
保温材付き鉄廃材の処理装置Info
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- JPH0780345A JPH0780345A JP5230603A JP23060393A JPH0780345A JP H0780345 A JPH0780345 A JP H0780345A JP 5230603 A JP5230603 A JP 5230603A JP 23060393 A JP23060393 A JP 23060393A JP H0780345 A JPH0780345 A JP H0780345A
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Landscapes
- Processing Of Solid Wastes (AREA)
- Separation Of Solids By Using Liquids Or Pneumatic Power (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 鉄廃材との剥離時に微粉末の発生を抑えて作
業環境を改善し、僅かな工数で鉄廃材から保温材を剥離
する。 【構成】 ピット11,12は水を貯溜可能に形成され
底部に排水口11a,12aを有する。ピット12はピ
ット11のオーバーフロー水を流入し得るようにピット
11に隣接して設けられ、ピット11の近傍に保温材付
き鉄廃材25を切断してピット11に入れる切断機27
が設けられる。ピット11,12は給水装置17により
給水される。排水口11aに開閉バルブ14b付き排水
管14を介してピット13が接続される。バルブ14b
の開放によりピット11の貯溜水がピット13に回収さ
れ貯えられる。ピット11で、好ましくは撹拌機28に
より分離した鉄廃材25bは回収機31によりピット1
1から回収され、ピット12に流入した保温材25aは
回収機32によりピット12から回収される。
業環境を改善し、僅かな工数で鉄廃材から保温材を剥離
する。 【構成】 ピット11,12は水を貯溜可能に形成され
底部に排水口11a,12aを有する。ピット12はピ
ット11のオーバーフロー水を流入し得るようにピット
11に隣接して設けられ、ピット11の近傍に保温材付
き鉄廃材25を切断してピット11に入れる切断機27
が設けられる。ピット11,12は給水装置17により
給水される。排水口11aに開閉バルブ14b付き排水
管14を介してピット13が接続される。バルブ14b
の開放によりピット11の貯溜水がピット13に回収さ
れ貯えられる。ピット11で、好ましくは撹拌機28に
より分離した鉄廃材25bは回収機31によりピット1
1から回収され、ピット12に流入した保温材25aは
回収機32によりピット12から回収される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、保温材で覆われた鉄製
の配管、ダクト、空調機器等の廃材を処理する装置に関
する。更に詳しくは保温材付きの鉄廃材をリサイクルす
るための処理装置に関するものである。
の配管、ダクト、空調機器等の廃材を処理する装置に関
する。更に詳しくは保温材付きの鉄廃材をリサイクルす
るための処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の保温材の付いた鉄廃材は、空調
設備のあるビルディングの解体とともに発生する。この
解体に伴って生じた鉄廃材はそのままでは鉄材にリサイ
クルできないため、シリカボード、グラスウール、ロッ
クウール等からなる保温材を剥がす必要がある。従来、
この保温材を剥がす作業は、廃材の解体又は切断現場で
大気圧下、人手により行われていた。
設備のあるビルディングの解体とともに発生する。この
解体に伴って生じた鉄廃材はそのままでは鉄材にリサイ
クルできないため、シリカボード、グラスウール、ロッ
クウール等からなる保温材を剥がす必要がある。従来、
この保温材を剥がす作業は、廃材の解体又は切断現場で
大気圧下、人手により行われていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この種の保温
材は鉄廃材との剥離時に大量の微粉末を生じ、大気中に
飛散する。この保温材の粉塵比重は極めて小さく、大気
中に比較的長い間浮遊する。このため、作業環境の悪化
は避けられず、改善が望まれていた。また、人手に依存
するため、保温材を剥がす効率は高くなく、廃材処理コ
ストを押し上げていた。
材は鉄廃材との剥離時に大量の微粉末を生じ、大気中に
飛散する。この保温材の粉塵比重は極めて小さく、大気
中に比較的長い間浮遊する。このため、作業環境の悪化
は避けられず、改善が望まれていた。また、人手に依存
するため、保温材を剥がす効率は高くなく、廃材処理コ
ストを押し上げていた。
【0004】本発明の目的は、鉄廃材との剥離時に微粉
末の発生を抑えて作業環境を改善し、僅かな工数で鉄廃
材から保温材を剥離できる保温材付き鉄廃材の処理装置
を提供することにある。
末の発生を抑えて作業環境を改善し、僅かな工数で鉄廃
材から保温材を剥離できる保温材付き鉄廃材の処理装置
を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の構成を図1〜図4に基づいて説明する。本発
明の処理装置は、水を貯溜可能に形成され底部に第1排
水口11aを有する第1ピット11と、水を貯溜可能に
形成され底部に第2排水口12aを有し第1ピット11
のオーバーフロー水を流入し得るように第1ピット11
に隣接して設けられた第2ピット12と、第1及び第2
ピット11,12にそれぞれ給水する給水装置17と、
第1排水口11aに開閉バルブ14b付き排水管14を
介して接続され開閉バルブ14bの開放時に第1ピット
11の貯溜水を回収して貯える第3ピット13と、第1
ピット11の近傍に設けられ保温材付き鉄廃材25を所
定の長さに切断して第1ピット11に入れる切断機27
と、第1ピットで分離された鉄廃材25bを第1ピット
11から回収する第1回収機31と、第2ピット12に
流入した保温材25aを第2ピット12から回収する第
2回収機32を備える。本発明の処理装置は、水を貯溜
した第1ピット11内で切断済みの保温材付き鉄廃材を
撹拌して保温材25aと鉄廃材25bとに分離しかつ第
1ピット11で浮遊した保温材25aを第2ピット12
に流入させる撹拌機28を備えることが好ましい。本発
明の処理装置は開閉バルブ14bの開放時に第1ピット
11で沈降した保温材25aが第3ピット13に流入す
るように構成される。
の本発明の構成を図1〜図4に基づいて説明する。本発
明の処理装置は、水を貯溜可能に形成され底部に第1排
水口11aを有する第1ピット11と、水を貯溜可能に
形成され底部に第2排水口12aを有し第1ピット11
のオーバーフロー水を流入し得るように第1ピット11
に隣接して設けられた第2ピット12と、第1及び第2
ピット11,12にそれぞれ給水する給水装置17と、
第1排水口11aに開閉バルブ14b付き排水管14を
介して接続され開閉バルブ14bの開放時に第1ピット
11の貯溜水を回収して貯える第3ピット13と、第1
ピット11の近傍に設けられ保温材付き鉄廃材25を所
定の長さに切断して第1ピット11に入れる切断機27
と、第1ピットで分離された鉄廃材25bを第1ピット
11から回収する第1回収機31と、第2ピット12に
流入した保温材25aを第2ピット12から回収する第
2回収機32を備える。本発明の処理装置は、水を貯溜
した第1ピット11内で切断済みの保温材付き鉄廃材を
撹拌して保温材25aと鉄廃材25bとに分離しかつ第
1ピット11で浮遊した保温材25aを第2ピット12
に流入させる撹拌機28を備えることが好ましい。本発
明の処理装置は開閉バルブ14bの開放時に第1ピット
11で沈降した保温材25aが第3ピット13に流入す
るように構成される。
【0006】
【作用】第1ピット11に水を貯え、切断機27により
保温材付き鉄廃材25を所定量切断した後、好ましくは
撹拌機28で第1ピット11の水を撹拌すると、切断済
みの保温材付き鉄廃材が水中で保温材25aと鉄廃材2
5bに分離する。鉄廃材25bは第1回収機31によ
り、浮上した保温材25aは第2回収機32によりそれ
ぞれ回収される。ピット11又は12の沈降した保温材
を含む廃液はピット13に貯えられる。
保温材付き鉄廃材25を所定量切断した後、好ましくは
撹拌機28で第1ピット11の水を撹拌すると、切断済
みの保温材付き鉄廃材が水中で保温材25aと鉄廃材2
5bに分離する。鉄廃材25bは第1回収機31によ
り、浮上した保温材25aは第2回収機32によりそれ
ぞれ回収される。ピット11又は12の沈降した保温材
を含む廃液はピット13に貯えられる。
【0007】
【実施例】次に本発明を実施例に基づいて詳しく説明す
る。図1に示すように、この処理装置はそれぞれ水を貯
溜可能に形成された、深さが約3mの第1ピット11,
第2ピット12及び第3ピット13を備える。3つのピ
ット11〜13は地面に開放される。ピット13はピッ
ト11及び12からの排水を容易にするため、ピット1
1及び12より低い位置に設けられる。ピット11及び
12はそれぞれの底部に排水口11a及び12aを有す
る。これらの排水口11a及び12aにはそれぞれピッ
ト13に通じる排水管14及び15が接続され、これら
には排水管14及び15の詰まりを防ぐための遮蔽板1
4a及び15aが配設される。ピット13に臨む排水管
14及び15には開閉バルブ14b及び15bが配設さ
れる。ピット13の底部にはフィルタ13aが設けら
れ、廃液に含まれる泥状の保温材を分離するようになっ
ている。フィルタ13aには好ましくは活性炭を含ませ
ておく。このピット13には廃液管13bが配管され、
濾過した廃液を図示しないポンプにより汚水処理槽に送
るようになっている。13cはその開閉バルブである。
る。図1に示すように、この処理装置はそれぞれ水を貯
溜可能に形成された、深さが約3mの第1ピット11,
第2ピット12及び第3ピット13を備える。3つのピ
ット11〜13は地面に開放される。ピット13はピッ
ト11及び12からの排水を容易にするため、ピット1
1及び12より低い位置に設けられる。ピット11及び
12はそれぞれの底部に排水口11a及び12aを有す
る。これらの排水口11a及び12aにはそれぞれピッ
ト13に通じる排水管14及び15が接続され、これら
には排水管14及び15の詰まりを防ぐための遮蔽板1
4a及び15aが配設される。ピット13に臨む排水管
14及び15には開閉バルブ14b及び15bが配設さ
れる。ピット13の底部にはフィルタ13aが設けら
れ、廃液に含まれる泥状の保温材を分離するようになっ
ている。フィルタ13aには好ましくは活性炭を含ませ
ておく。このピット13には廃液管13bが配管され、
濾過した廃液を図示しないポンプにより汚水処理槽に送
るようになっている。13cはその開閉バルブである。
【0008】ピット12は仕切壁16を介してピット1
1に隣接して設けられる。ピット11に貯えられた水は
増量すると仕切壁16の上端をオーバーフローしてピッ
ト12に流入するようになっている。これらのピット1
1及び12は給水装置17により給水される。給水装置
17はこの例では給水タンク18と給水管19を備え
る。給水タンク18にはポンプ(図示せず)により所定
量の水が供給される。給水管19は給水バルブ20を有
し、その先端は分岐して一方の分岐管19aはピット1
1に、他方の分岐管19bはピット12にそれぞれ給水
するようになっている。分岐管19a及び19bにはそ
れぞれピット11及び12の水位を一定に維持するため
の水位維持装置21及び22が配設される。この例では
水位維持装置21及び22は浮子とバルブからなる。水
位維持装置21によりピット11の水位は仕切壁16の
上面に一致して、水位維持装置22によりピット12の
水位はピット11の一定水位より30cm程度低くそれ
ぞれ維持される。ピット12の底部には水中ポンプ23
が設置され、その吐出管24は仕切壁16を越えてピッ
ト11に配管される。ピット11の近傍には保温材付き
鉄廃材25を所定の長さに切断してピット11に入れる
切断機27が設けられる。この例では切断機27は油圧
式の強力スクラップシャーである。
1に隣接して設けられる。ピット11に貯えられた水は
増量すると仕切壁16の上端をオーバーフローしてピッ
ト12に流入するようになっている。これらのピット1
1及び12は給水装置17により給水される。給水装置
17はこの例では給水タンク18と給水管19を備え
る。給水タンク18にはポンプ(図示せず)により所定
量の水が供給される。給水管19は給水バルブ20を有
し、その先端は分岐して一方の分岐管19aはピット1
1に、他方の分岐管19bはピット12にそれぞれ給水
するようになっている。分岐管19a及び19bにはそ
れぞれピット11及び12の水位を一定に維持するため
の水位維持装置21及び22が配設される。この例では
水位維持装置21及び22は浮子とバルブからなる。水
位維持装置21によりピット11の水位は仕切壁16の
上面に一致して、水位維持装置22によりピット12の
水位はピット11の一定水位より30cm程度低くそれ
ぞれ維持される。ピット12の底部には水中ポンプ23
が設置され、その吐出管24は仕切壁16を越えてピッ
ト11に配管される。ピット11の近傍には保温材付き
鉄廃材25を所定の長さに切断してピット11に入れる
切断機27が設けられる。この例では切断機27は油圧
式の強力スクラップシャーである。
【0009】次に、このように構成された装置の保温材
付き鉄廃材の処理方法について説明する。先ず、第3ピ
ット13に臨む排水管14,15の開閉バルブ14b,
15bを閉じ、給水バルブ20を開いて第1ピット11
及び第2ピット12にタンク18より水を供給する。ピ
ット11及び12の水位が一定になると、水位維持装置
21及び22により給水は停止する。水中ポンプ23を
駆動しながら、切断機27の機台27aに保温材付き鉄
廃材25を置き、アリゲータ27bを油圧シリンダ27
cを伸長させて下降させる。これにより所定の長さに切
断された保温材付き鉄廃材がピット11の水中に落下す
る。この切断により一部の保温材付き鉄廃材は保温材2
5aと鉄廃材25bとに分離する。保温材25aのうち
比重が1より小さいものは、ピット11の水面上に浮
き、比重が1より大きいものは水中に沈降する。
付き鉄廃材の処理方法について説明する。先ず、第3ピ
ット13に臨む排水管14,15の開閉バルブ14b,
15bを閉じ、給水バルブ20を開いて第1ピット11
及び第2ピット12にタンク18より水を供給する。ピ
ット11及び12の水位が一定になると、水位維持装置
21及び22により給水は停止する。水中ポンプ23を
駆動しながら、切断機27の機台27aに保温材付き鉄
廃材25を置き、アリゲータ27bを油圧シリンダ27
cを伸長させて下降させる。これにより所定の長さに切
断された保温材付き鉄廃材がピット11の水中に落下す
る。この切断により一部の保温材付き鉄廃材は保温材2
5aと鉄廃材25bとに分離する。保温材25aのうち
比重が1より小さいものは、ピット11の水面上に浮
き、比重が1より大きいものは水中に沈降する。
【0010】図2に示すように、所定量の保温材付き鉄
廃材25を切断し、ピット11に投入したところで、撹
拌機28によりピット11内の水を撹拌する。この例で
は撹拌機28はパワーシャベルである。パワーシャベル
28のアーム28aを繰返し揺動させると、保温材25
aが鉄廃材25bから分離する。ピット11の水面に浮
上した保温材25aは仕切壁16を越えてピット12に
流入する。水中に懸濁化した保温材は撹拌が終わると、
ピット11の底部に沈降する。
廃材25を切断し、ピット11に投入したところで、撹
拌機28によりピット11内の水を撹拌する。この例で
は撹拌機28はパワーシャベルである。パワーシャベル
28のアーム28aを繰返し揺動させると、保温材25
aが鉄廃材25bから分離する。ピット11の水面に浮
上した保温材25aは仕切壁16を越えてピット12に
流入する。水中に懸濁化した保温材は撹拌が終わると、
ピット11の底部に沈降する。
【0011】図3に示すように、保温材25aと分離し
てピット11の底部に横たわる鉄廃材25bは第1回収
機31により回収される。この例では回収機31は電磁
石29を吊り下げたクレーン(図示せず)である。漏電
を防ぐため、開閉バルブ14aを開いてピット11内の
汚染された廃液を排水管14により排水した後、電磁石
29の磁力によりピット11内の鉄廃材25bは吸着さ
れ、引上げられて所定の鉄廃材置き場(図示せず)に運
ばれる。開閉バルブ14aを開くと、ピット11内の水
圧により廃液は勢いよくピット13に流入する。遮蔽板
14aにより粗大な保温材、塵埃等は排水管14に流れ
ない。
てピット11の底部に横たわる鉄廃材25bは第1回収
機31により回収される。この例では回収機31は電磁
石29を吊り下げたクレーン(図示せず)である。漏電
を防ぐため、開閉バルブ14aを開いてピット11内の
汚染された廃液を排水管14により排水した後、電磁石
29の磁力によりピット11内の鉄廃材25bは吸着さ
れ、引上げられて所定の鉄廃材置き場(図示せず)に運
ばれる。開閉バルブ14aを開くと、ピット11内の水
圧により廃液は勢いよくピット13に流入する。遮蔽板
14aにより粗大な保温材、塵埃等は排水管14に流れ
ない。
【0012】図4に示すように、ピット12の水面に浮
上している保温材25aは第2回収機32により回収さ
れる。この例では回収機32はバケット付きパワーシャ
ベルである。バケット33をピット12の水中に入れる
と、一旦押しのけられた水がバケット33に侵入すると
き水と一緒に保温材25aがバケット33内に入り込
む。回収された保温材25aは所定の保温材置き場(図
示せず)に運ばれる。ピット12内の水が汚染されたと
きには、図1に示した開閉バルブ15aを開いて、ピッ
ト11と同様にピット12内の汚染された廃液を排水管
15により排水する。ピット11及び12の廃液はフィ
ルタ13aで濾過され、図示しないポンプにより廃液管
13bを通って汚水処理槽に送られ、そこで処理され
る。処理された水は給水タンク18に環流させてもよ
い。フィルタ13aの濾過機能が低下したときには、ピ
ット13を空にして、パワーシャベル等によりフィルタ
13aに堆積した汚泥を除去する。
上している保温材25aは第2回収機32により回収さ
れる。この例では回収機32はバケット付きパワーシャ
ベルである。バケット33をピット12の水中に入れる
と、一旦押しのけられた水がバケット33に侵入すると
き水と一緒に保温材25aがバケット33内に入り込
む。回収された保温材25aは所定の保温材置き場(図
示せず)に運ばれる。ピット12内の水が汚染されたと
きには、図1に示した開閉バルブ15aを開いて、ピッ
ト11と同様にピット12内の汚染された廃液を排水管
15により排水する。ピット11及び12の廃液はフィ
ルタ13aで濾過され、図示しないポンプにより廃液管
13bを通って汚水処理槽に送られ、そこで処理され
る。処理された水は給水タンク18に環流させてもよ
い。フィルタ13aの濾過機能が低下したときには、ピ
ット13を空にして、パワーシャベル等によりフィルタ
13aに堆積した汚泥を除去する。
【0013】なお、上記例では撹拌機により強制的に保
温材と鉄廃材を分離させたが、保温材付き鉄廃材によっ
て、切断機だけで保温材が鉄廃材から分離できる場合に
は、特に撹拌機を用いなくてもよい。また、撹拌機及び
第2回収機としてパワーシャベルを示したが、本発明は
これに限らず、他の動力機械により撹拌し、また保温材
を回収することもできる。また、水中ポンプ23により
ピット12の水をピット11に環流させたが、ポンプは
水中ポンプに限らず、他のポンプでもよい。
温材と鉄廃材を分離させたが、保温材付き鉄廃材によっ
て、切断機だけで保温材が鉄廃材から分離できる場合に
は、特に撹拌機を用いなくてもよい。また、撹拌機及び
第2回収機としてパワーシャベルを示したが、本発明は
これに限らず、他の動力機械により撹拌し、また保温材
を回収することもできる。また、水中ポンプ23により
ピット12の水をピット11に環流させたが、ポンプは
水中ポンプに限らず、他のポンプでもよい。
【0014】
【発明の効果】以上述べたように、従来、人手により保
温材を剥いで鉄廃材をリサイクルしていたものが、本発
明によれば、機械化でき、処理能力を格段に高めること
ができる。また、大気中と異なって水中で保温材を剥ぐ
ため、保温材の微粉末が大気中に飛散せず、作業環境を
改善できる。この結果、効率良く保温材を剥がすことが
でき、廃材処理コストを低減することが可能となる。
温材を剥いで鉄廃材をリサイクルしていたものが、本発
明によれば、機械化でき、処理能力を格段に高めること
ができる。また、大気中と異なって水中で保温材を剥ぐ
ため、保温材の微粉末が大気中に飛散せず、作業環境を
改善できる。この結果、効率良く保温材を剥がすことが
でき、廃材処理コストを低減することが可能となる。
【図1】本発明実施例の処理装置の構成図。
【図2】その第1ピットにおける撹拌状況を示す図1の
A−A線断面図。
A−A線断面図。
【図3】その第1ピットにおける鉄廃材の回収状況を示
す図1のA−A線断面図。
す図1のA−A線断面図。
【図4】その第2ピットにおける保温材の回収状況を示
す図2のB−B線断面図。
す図2のB−B線断面図。
11 第1ピット 12 第2ピット 13 第3ピット 11a,12a 排水口 14,15 排水管 14b,15b 開閉バルブ 17 給水装置 21,22 水位維持装置 23 水中ポンプ 25 保温材付き鉄廃材 25a 保温材 25b 鉄廃材 27 切断機 28 撹拌機 29 電磁石 31 第1回収機 32 第2回収機
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年10月7日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】図3に示すように、保温材25aと分離し
てピット11の底部に横たわる鉄廃材25bは第1回収
機31により回収される。この例では回収機31は電磁
石29を吊り下げたクレーン(図示せず)である。漏電
を防ぐため、開閉バルブ14bを開いてピット11内の
汚染された廃液を排水管14により排水した後、電磁石
29の磁力によりピット11内の鉄廃材25bは吸着さ
れ、引上げられて所定の鉄廃材置き場(図示せず)に運
ばれる。開閉バルブ14bを開くと、ピット11内の水
圧により廃液は勢いよくピット13に流入する。遮蔽板
14aにより粗大な保温材、塵埃等は排水管14に流れ
ない。
てピット11の底部に横たわる鉄廃材25bは第1回収
機31により回収される。この例では回収機31は電磁
石29を吊り下げたクレーン(図示せず)である。漏電
を防ぐため、開閉バルブ14bを開いてピット11内の
汚染された廃液を排水管14により排水した後、電磁石
29の磁力によりピット11内の鉄廃材25bは吸着さ
れ、引上げられて所定の鉄廃材置き場(図示せず)に運
ばれる。開閉バルブ14bを開くと、ピット11内の水
圧により廃液は勢いよくピット13に流入する。遮蔽板
14aにより粗大な保温材、塵埃等は排水管14に流れ
ない。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】
【発明の効果】以上述べたように、従来、人手により保
温材を剥いで鉄廃材をリサイクルしていたものが、本発
明によれば、機械化でき、処理能力を格段に高めること
ができる。例えば処理スピードは従来の人手の処理に比
べて約10倍になる。また、大気中と異なって水中で保
温材を剥ぐため、保温材の微粉末が大気中に飛散せず、
作業環境を改善できる。この結果、効率良く保温材を剥
がすことができ、廃材処理コストを低減することが可能
となる。
温材を剥いで鉄廃材をリサイクルしていたものが、本発
明によれば、機械化でき、処理能力を格段に高めること
ができる。例えば処理スピードは従来の人手の処理に比
べて約10倍になる。また、大気中と異なって水中で保
温材を剥ぐため、保温材の微粉末が大気中に飛散せず、
作業環境を改善できる。この結果、効率良く保温材を剥
がすことができ、廃材処理コストを低減することが可能
となる。
Claims (9)
- 【請求項1】 水を貯溜可能に形成され底部に第1排水
口(11a)を有する第1ピット(11)と、 水を貯溜可能に形成され底部に第2排水口(12a)を有し
前記第1ピット(11)のオーバーフロー水を流入し得るよ
うに前記第1ピット(11)に隣接して設けられた第2ピッ
ト(12)と、 前記第1及び第2ピット(11,12)にそれぞれ給水する給
水装置(17)と、 前記第1排水口(11a)に開閉バルブ(14b)付き排水管(14)
を介して接続され前記開閉バルブ(14a)の開放時に前記
第1ピット(11)の貯溜水を回収して貯える第3ピット(1
3)と、 前記第1ピット(11)の近傍に設けられ保温材付き鉄廃材
(25)を所定の長さに切断して前記第1ピット(11)に入れ
る切断機(27)と、 前記第1ピット(11)で分離された鉄廃材(25b)を前記第
1ピット(11)から回収する第1回収機(31)と、 前記第2ピット(12)に流入した保温材(25a)を前記第2
ピット(12)から回収する第2回収機(32)とを備え、 前記開閉バルブ(14b)の開放時に前記第1ピット(11)で
沈降した保温材(25a)が第3ピット(13)に流入するよう
に構成されたことを特徴とする保温材付き鉄廃材の処理
装置。 - 【請求項2】 水を貯溜可能に形成され底部に第1排水
口(11a)を有する第1ピット(11)と、 水を貯溜可能に形成され底部に第2排水口(12a)を有し
前記第1ピット(11)のオーバーフロー水を流入し得るよ
うに前記第1ピット(11)に隣接して設けられた第2ピッ
ト(12)と、 前記第1及び第2ピット(11,12)にそれぞれ給水する給
水装置(17)と、 前記第1排水口(11a)に開閉バルブ(14b)付き排水管(14)
を介して接続され前記開閉バルブ(14a)の開放時に前記
第1ピット(11)の貯溜水を回収して貯える第3ピット(1
3)と、 前記第1ピット(11)の近傍に設けられ保温材付き鉄廃材
(25)を所定の長さに切断して前記第1ピット(11)に入れ
る切断機(27)と、 前記水を貯溜した第1ピット(11)内で切断済みの保温材
付き鉄廃材を撹拌して保温材(25a)と鉄廃材(25b)とに分
離しかつ前記第1ピット(11)で浮遊した保温材(25a)を
前記第2ピット(12)に流入させる撹拌機(28)と、 前記第1ピット(11)で分離された鉄廃材(25b)を前記第
1ピット(11)から回収する第1回収機(31)と、 前記第2ピット(12)に流入した保温材(25a)を前記第2
ピット(12)から回収する第2回収機(32)とを備え、 前記開閉バルブ(14b)の開放時に前記第1ピット(11)で
沈降した保温材(25a)が第3ピット(13)に流入するよう
に構成されたことを特徴とする保温材付き鉄廃材の処理
装置。 - 【請求項3】 第2ピット(12)の貯溜水がポンプ(23)に
より第1ピット(11)に環流するように構成された請求項
2記載の保温材付き鉄廃材の処理装置。 - 【請求項4】 給水装置(17)が第1ピット(11)の水位及
び第2ピット(12)の水位をそれぞれ一定に維持する水位
維持装置(21,22)を有する請求項2記載の保温材付き鉄
廃材の処理装置。 - 【請求項5】 第3ピット(13)が第2排水口(12a)に開
閉バルブ(15b)付き第2排水管(15)を介して接続され前
記開閉バルブ(15b)の開放時に第2ピット(12)の貯溜水
を回収して貯える請求項2記載の保温材付き鉄廃材の処
理装置。 - 【請求項6】 第3ピット(13)がフィルタ(13a)を備
え、第1ピット(11)又は第2ピット(12)で沈降した保温
材(25a)を含む廃液を前記フィルタで濾過し汚水処理す
るように構成された請求項2又は5記載の保温材付き鉄
廃材の処理装置。 - 【請求項7】 撹拌機(28)がパワーシャベルである請求
項2記載の保温材付き鉄廃材の処理装置。 - 【請求項8】 第1回収機(31)が電磁石(29)付きクレー
ンである請求項2記載の保温材付き鉄廃材の処理装置。 - 【請求項9】 第2回収機(32)がパワーシャベルである
請求項2記載の保温材付き鉄廃材の処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5230603A JPH0790182B2 (ja) | 1993-09-17 | 1993-09-17 | 保温材付き鉄廃材の処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5230603A JPH0790182B2 (ja) | 1993-09-17 | 1993-09-17 | 保温材付き鉄廃材の処理装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0780345A true JPH0780345A (ja) | 1995-03-28 |
JPH0790182B2 JPH0790182B2 (ja) | 1995-10-04 |
Family
ID=16910341
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5230603A Expired - Fee Related JPH0790182B2 (ja) | 1993-09-17 | 1993-09-17 | 保温材付き鉄廃材の処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0790182B2 (ja) |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS50118113A (ja) * | 1974-03-01 | 1975-09-16 | ||
JPS592771A (ja) * | 1982-06-26 | 1984-01-09 | 中松 義郎 | ゴルフ等空洞式グリツプ |
JPS60128938A (ja) * | 1983-12-14 | 1985-07-10 | Tokyo Electric Power Co Inc:The | 液化燃料ガスを空気圧縮機に直接供給するガスタ−ビン及びその運転方法 |
JPS6143945U (ja) * | 1984-08-27 | 1986-03-22 | 三菱自動車工業株式会社 | 燃料噴射ポンプの噴射量制御装置 |
JPS61145323A (ja) * | 1984-12-19 | 1986-07-03 | Hitachi Ltd | ガスタ−ビン発電機の出力調整装置 |
-
1993
- 1993-09-17 JP JP5230603A patent/JPH0790182B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS50118113A (ja) * | 1974-03-01 | 1975-09-16 | ||
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JPS61145323A (ja) * | 1984-12-19 | 1986-07-03 | Hitachi Ltd | ガスタ−ビン発電機の出力調整装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0790182B2 (ja) | 1995-10-04 |
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