JPH0780340A - 空き缶のプレス体破砕機 - Google Patents

空き缶のプレス体破砕機

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JPH0780340A
JPH0780340A JP25017793A JP25017793A JPH0780340A JP H0780340 A JPH0780340 A JP H0780340A JP 25017793 A JP25017793 A JP 25017793A JP 25017793 A JP25017793 A JP 25017793A JP H0780340 A JPH0780340 A JP H0780340A
Authority
JP
Japan
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shaft
knives
knife
crusher
empty
Prior art date
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Pending
Application number
JP25017793A
Other languages
English (en)
Inventor
Makoto Oga
誠 大賀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaichi Metal Co Ltd
Original Assignee
Yamaichi Metal Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Yamaichi Metal Co Ltd filed Critical Yamaichi Metal Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 アルミニウム缶のプレス体であっても、容易
に破砕可能な空き缶のプレス体破砕機を提供すること。 【構成】 プレス体破砕機1は、破砕室3の内部に2連
の第1および第2のシャフトナイフ5、6を有する。第
1および第2のシャフトナイフ5、6は、カッタ・ナイ
フ52、62が互いに入れ違いに配置された状態で、駆
動部7からの回転駆動力で回転し、空き缶のプレス体を
破砕する。駆動部7は、第1のシャフトナイフ5を約2
0rpmから約30rpmで回転させる減速比の減速機
714と、第2のシャフトナイフ6を約1rpmから約
5rpmの回転数で低速回転させる減速比の減速機72
4とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、空き缶をプレスしたも
のを破砕するための空き缶のプレス体破砕機に関し、特
に、そのシャフトナイフの構成に関する。
【0002】
【従来の技術】回収した空き缶を再利用する場合には、
一般に、空き缶をたとえば数十cm角のプレス体にして
処理工場に搬入される。搬入されたプレス体は、破砕さ
れた後に再生処理される。プレス体の粉砕には、図5に
示すような2つのシャフトナイフ81を有する破砕機を
用いている。ここで、シャフトナイフ81は、回転軸8
2から外周側に向かって張り出す複数のカッタ・ナイフ
83を備え、双方のカッタ・ナイフ83は、互いに隣接
する状態にある。カッタ・ナイフ83の先端縁84は、
他方側のシャフトナイフ81の回転軸82の外周面にほ
ぼ接する位置にあり、この状態で、シャフトナイフ81
がそれぞれ同じ速度で内側に回転することにより、そこ
に供給された空き缶のプレス体を剪断しながら裏側に排
出する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
破砕機は、スチール缶のプレス体であれば、カッタ・ナ
イフ83で剪断されやすいが、アルミニウム缶のプレス
体の場合には、アルミニウムが有する靱性によって、プ
レス体が破砕されずに、カッタ・ナイフ83の間でプレ
スされるだけで、そこに絡まってしまうという問題点が
ある。
【0004】以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、
プレス体の材質にかかわらず、たとえば、アルミニウム
缶のプレス体であっても、容易に破砕可能な空き缶プレ
ス体破砕機を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明においては、回転軸から外周側に向かって張
り出す複数のカッタ・ナイフを備える2つのシャフトナ
イフが互いのカッタ・ナイフ同士が隣接し合う状態に並
列に配置され、2つのシャフトナイフがいずれも軸線回
りに内側に回転して、それらの間に供給された空き缶の
プレス体を破砕しながらシャフトナイフの裏側に排出す
る空き缶のプレス体破砕機に対して、2つのシャフトナ
イフの回転速度を異なる値に設定してある。
【0006】たとえば、2つのシャフトナイフのうちの
一方のシャフトナイフの回転数を約1rpmから約5r
pmまでの範囲に設定し、他方のシャフトナイフの回転
数を約20rpmから約30rpmまでの範囲に設定し
てある。
【0007】ここで、シャフトナイフのカッタ・ナイフ
の外周縁と、他方側のシャフトナイフの回転軸の外周面
との間には、約25mmの隙間を設けることが好まし
い。
【0008】
【作用】上記手段を講じた破砕機において、2つのシャ
フトナイフを互いに内側に回転させた状態でシャフトナ
イフの間に空き缶のプレス体を供給すると、プレス体
は、カッタ・ナイフによって剪断され、粉砕されて反対
側に排出される。ここで、一方のシャフトナイフを他方
のシャフトナイフに比して低速で回転させると、低速で
回転するシャフトナイフは、プレス体を下方に送り出す
送りローラとしての機能と、固定歯としての機能とを発
揮し、高速で回転するシャフトナイフがプレス体を掻き
むしる動作を行う。それ故、アルミニウム缶のような靱
性を有する缶のプレス体を粉砕する場合でも、プレス体
がカッタ・ナイフの間に食い込んで絡まることがなく、
プレス体を確実に破砕できる。
【0009】
【実施例】添付図面を参照して、本発明の実施例に係る
空き缶のプレス体破砕機を説明する。
【0010】図1は、本例のプレス体破砕機の正面図、
図2は、その側面図、図3は、その平面図である。
【0011】本例のプレス体破砕機1は、図1および図
2に示すように、空き缶を密度が約0.25g/cm3
になるまでソフトプレスしたプレス体Pを破砕するため
の装置である。また、空き缶を密度が約0.75g/c
3 になるまでハードプレスしたプレス体Pを粉砕する
こともある。ここで、プレス体Pの大きさは、通常、2
0×40×60cm3 の直方体である。
【0012】プレス体破砕機1は、架台2の上にプレス
体Pを粉砕するための破砕室3を有し、この破砕室3の
上方開口には、空き缶のプレス体Pを投入するためのホ
ッパー4が連通している。破砕室3の下端側は、そこで
プレス体Pを粉砕したものを下方に配置した容器11に
排出するために開口している。破砕室3の側方位置に
は、破砕室3の内側に水平に配置してある2連の第1お
よび第2のシャフトナイフ5、6に対する駆動部7を有
する。
【0013】図3に示すように、破砕室3に配置した第
1および第2のシャフトナイフ5、6のうち、第1のシ
ャフトナイフ5は、300φの回転軸51の長手方向に
外周側に向かって張り出す外径が500mm、厚さが4
0mm〜70mmのカッタ・ナイフ52を90m〜12
0mm間隔で8枚備える。第2のシャフトナイフ6も、
第1のシャフトナイフ5と略同様に、300φの回転軸
61から外周側に向かって張り出す外径が500mm、
厚さが40mm〜70mmのカッタ・ナイフ62を90
mm〜120mm間隔で7枚備える。第1および第2の
シャフトナイフ5、6は、それらの内側において、双方
のカッタ・ナイフ52、62が互いに入れ違いに配置さ
れた状態にある。
【0014】図4に第1および第2のシャフトナイフ
5、6を拡大して示すように、第1および第2のシャフ
トナイフ5、6は、その外径が連続的に変化して、1箇
所に引っ掻き爪520、620が形成された形状を有す
る。ここで、カッタ・ナイフ52、62の引っ掻き爪5
20、620の先端縁521、621と、他方側のシャ
フトナイフ5、6の回転軸51、61の外周面との間に
は、所定の幅寸法の隙間tを設けてあり、本例では、隙
間tを約25mmから約30mmまでの範囲に設定して
ある。一方、第1および第2のシャフトナイフ5、6の
外側において、破砕室3の内周面からは長さが75mm
の突出部31が突出し、これらの突出部31は、第1お
よび第2のシャフトナイフ5、6の各カッタ・ナイフ5
2、62の間に位置して、そこの隙間を適度に塞いでい
る。本例では、突出部31と、第1および第2のシャフ
トナイフ5、6の回転軸51、61の外周面との隙間
は、約10mmに設定してある。また、破砕室3の内周
面と、第1および第2のシャフトナイフ5、6のカッタ
・ナイフ52、62との隙間は、約25mmから約30
mmまでの範囲に設定してある。
【0015】図1および図3において、第1および第2
のシャフトナイフ5、6は、いずれも、先端側が軸受け
30に支持されている一方、基端側が駆動部7の側に接
続されている。駆動部7には、第1のシャフトナイフ5
に対する第1の駆動系71と、第1のシャフトナイフ6
に対する第2の駆動系72とを並列に配置してある。そ
のうち、第1の駆動系71は、駆動モータ711の出力
回転軸712に対してカップリング713を介して接続
する減速機714を有し、その出力軸715の先端側に
はギア716が接続している。このギア716には、第
1のシャフトナイフ5の基端側に固定されているギア7
17が噛み合っており、ギア716、717は、減速比
が1/1.5の減速機構を構成している。一方、第2の
駆動系72も、第1の駆動系71と同様に、駆動モータ
721の出力回転軸722に対してカップリング723
を介して接続する減速機724を有し、その出力軸72
5の先端側にはギア726が接続している。このギア7
26には、第2のシャフトナイフ6の基端側に固定され
ているギア727が噛み合っており、ギア726、72
7は、減速比が1/1.5の減速機構を構成している。
また、駆動モータ711、712から伝達された回転駆
動力は、ギア716、717、726、727によって
第1および第2のシャフトナイフ5、6に対して逆方向
の回転駆動力として伝達され、第1および第2のシャフ
トナイフ5、6は、いずれもその軸線回りに内側に向け
て回転可能である。
【0016】ここで、第1の駆動系71と第2の駆動系
72とは、基本的な構成が同じであるが、減速機714
は、第1のシャフトナイフ5を約20rpmから約30
rpmで回転可能な減速比を有する一方、減速機724
は、第2のシャフトナイフ6を約1rpmから約5rp
mの回転数で低速回転可能な減速比を有する。
【0017】このように構成した空き缶のプレス体破砕
機1の動作を説明する。
【0018】まず、駆動部7の駆動モータ711、72
1を作動し、第1および第2のシャフトナイフ5、6を
その軸線回りに内側に回転させる。
【0019】次に、空き缶のプレス体Pをホッパー4に
投入する。
【0020】ホッパー4に投入したプレス体4は、その
下端開口から破砕室3内に落下し、第1のシャフトナイ
フ5と第2のシャフトナイフ6との間に供給される。そ
こでは、第1および第2のシャフトナイフ5、6が、い
ずれも内側に回転して、それらの間に供給されたプレス
体Pをカッタ・ナイフ52、62で剪断し、粉砕物とし
て破砕室3の下端開口から容器11内に排出する。
【0021】ここで、第1のシャフトナイフ5は、約2
0rpmから約30rpmの回転数で回転しているのに
対して、第2のシャフトナイフ6は、約1rpmから約
5rpmの回転数で低速回転している。
【0022】このため、本例の空き缶のプレス体破砕機
1においては、第2のシャフトナイフ6は、カッタ・ナ
イフ62でプレス体Pを下方側に向けて送り、ローラと
して機能する。従って、第1のシャフトナイフ6は、第
2のシャフトナイフ5からプレス体Pを大きな力で掻き
むしって下方に送る。それ故、アルミニウム缶をプレス
したものをプレス体Pとして供給しても、プレス体P
は、カッタ・ナイフ52、62の間に食い込んで絡まる
ことなく、確実に破砕されて下方に向けて排出される。
【0023】また、本例の空き缶のプレス体破砕機1で
は、プレス体Pを掻きむしる力をも利用しているので、
カッタ・ナイフ52、62の先端縁521、621と、
回転軸51、61の外周面との間に約25mmの隙間を
設けて、この隙間からプレス体Pの粉砕物を効率よく排
出するようにしても、プレス体Pを確実に粉砕できる。
それ故、プレス体Pの粉砕する効率および確実性のいず
れをも向上できる。
【0024】
【発明の効果】以上のとおり、本発明に係る空き缶のプ
レス体破砕機においては、空き缶のプレス体を回転しな
がら粉砕する2つのシャフトナイフの回転速度が異なる
ことに特徴を有する。従って、プレス体を剪断する力に
加えて、プレス体を掻きむしる大きな力を有するので、
アルミニウム缶のプレス体を破砕する場合でも、プレス
体がカッタ・ナイフの間に食い込んで絡まることがな
く、プレス体を材質にかかわらず効率よく粉砕できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る空き缶のプレス体破砕機
の構成を示す正面図である。
【図2】図1に示すプレス体破砕機の側面図である。
【図3】図1に示すプレス体破砕機の平面図である。
【図4】図1に示すプレス体破砕機のシャフトナイフを
拡大して示す説明図である。
【図5】従来の空き缶のプレス体破砕機の説明図であ
る。
【符号の説明】
1・・・プレス体破砕機 3・・・破砕室 4・・・ホッパー 5・・・第1のシャフトナイフ 6・・・第2のシャフトナイフ 7・・・駆動部 51、61・・・回転軸 52、62・・・カッタ・ナイフ 521、621・・・カッタ・ナイフの先端縁 71・・・第1の駆動系 72・・・第2の駆動系72 711、721・・・駆動モータ 714、724・・・減速機 716、717、726、727・・・ギア

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸から外周側に向かって張り出す複
    数のカッタ・ナイフを備える2つのシャフトナイフが互
    いのカッタ・ナイフ同士が隣接し合う状態に並列に配置
    され、前記2つのシャフトナイフがいずれも軸線回りに
    内側に回転して、それらの間に供給された空き缶のプレ
    ス体を破砕しながら前記シャフトナイフの裏側に排出す
    る空き缶のプレス体破砕機において、前記2つのシャフ
    トナイフは、回転速度が異なることを特徴とする空き缶
    のプレス体破砕機。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記2つのシャフト
    ナイフのうちの一方のシャフトナイフの回転数は、約1
    rpmから約5rpmまでの範囲であって、前記他方の
    シャフトナイフの回転数は、約20rpmから約30r
    pmまでの範囲であることを特徴とする空き缶のプレス
    体破砕機。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、前記シャフ
    トナイフのカッタ・ナイフの外周縁と、他方側のシャフ
    トナイフの回転軸の外周面との間には、約25mmの隙
    間を設けてあることを特徴とする空き缶のプレス体破砕
    機。
JP25017793A 1993-09-10 1993-09-10 空き缶のプレス体破砕機 Pending JPH0780340A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001085346A1 (en) * 2000-05-10 2001-11-15 Ulster Engineering Limited Shredding apparatus
CN117225561A (zh) * 2023-09-14 2023-12-15 苏州问源环境科技有限公司 一种风机叶片固体废弃物回收破碎装置

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