JPH077984A - サーボモータのイナーシャ決定方法 - Google Patents

サーボモータのイナーシャ決定方法

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Publication number
JPH077984A
JPH077984A JP5144729A JP14472993A JPH077984A JP H077984 A JPH077984 A JP H077984A JP 5144729 A JP5144729 A JP 5144729A JP 14472993 A JP14472993 A JP 14472993A JP H077984 A JPH077984 A JP H077984A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dynamic brake
inertia
torque
constant
servo motor
Prior art date
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Pending
Application number
JP5144729A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuo Sato
一男 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yaskawa Electric Corp
Original Assignee
Yaskawa Electric Corp
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Publication date
Application filed by Yaskawa Electric Corp filed Critical Yaskawa Electric Corp
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  • Control Of Electric Motors In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 サーボモータのイナーシャをより実際的に求
める。 【構成】 ある定速の回転からダイナミックブレーキで
停止させる際のダイナミックブレーキトルクと、前記定
速回転における負荷トルクと、ダイナミックブレーキに
よる停止途中の減速度とをそれぞれ求め、求めた3つの
値から関係式に基づいてイナーシャを算出し、決定す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、速度および位置制御に
用いられるサーボモータのイナーシャを算出する決定方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、サーボモータ制御装置におけるモ
ータのイナーシャ、負荷イナーシャは、重量を実測し、
慣用モーメントの式から算出して求め、求めた算出値を
イナーシャとして制御装置に入力などしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記の従来
技術ではサーボモータやマシンの製作上のばらつきなど
により、単に重量を計測して算出するというのでは正確
でないという問題があった。そこで、本発明は実際のサ
ーボモータ、負荷のイナーシャを算出することを目的と
する。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、ある定速の回転からダイナミックブレー
キで停止させる際のダイナミックブレーキトルクと、上
記定速回転における負荷トルクと、ダイナミックブレー
キによる停止途中の減速度とをそれぞれ求め、求めた3
つの値から関係式に基づいて算出してイナーシャを決定
する。
【0005】
【作用】発電制動ともいわれている、サーボモータを発
電機とし、モータ及び負荷の回転エネルギーを電気エネ
ルギーに変換し、その電力をブレーキ抵抗によって熱と
して放散するダイナミックブレーキを使用することで、
ダイナミックブレーキトルク、減速度を求め、他に求め
た負荷トルクとの3者の関係式から、イナーシャを算出
して実際により近いイナーシャを決めることができる。
【0006】
【実施例】本発明の実施例について、図面を参照して説
明する。図1は本発明の決定方法を実施するための構成
を示す回路図、図2は決定方法の処理手順を示すフロー
チャートである。図1において、サイリスタから構成さ
れる整流回路1は商用交流電源を入力とし、直流電源ラ
インVL,GLの直流電源を供給する。メインコンデン
サ2は直流電源ラインVL,GLに供給される直流電源
を平滑する。インバータ回路5は直流電源ラインVL,
GLから直流電源を供給され、ベースドライブ回路7の
駆動信号DSに従って交流電源を生成しサーボモータ1
0を駆動する。本発明は、このサーボモータ10のイナ
ーシャを求める点にある。
【0007】制御回路6はマイクロコンピュータやメモ
リなどから構成され、整流回路1および回生トランジス
タ3を制御するとともにベースドライブ回路7を制御す
る。さらに制御回路6は、サーボモータ10の緊急停止
が必要なときは、ダイナミックブレーキ動作を指示する
ため、リレー駆動トランジスタ11をオンさせ、リレー
コイル12を駆動してリレー接点13をオンさせる。ダ
イナミックブレーキ(DB)回路8は、リレー接点13
がオンされると、ブレーキン抵抗14をサーボモータ1
0に負荷として接続し、サーボモータ10のブレーキを
かける。これまでの回路構成は、よく知られている制御
装置であって、本発明は、上記サーボモータのイナーシ
ャを決定する点に特徴を有する。次に、本発明のイナー
シャ決定方法について、図2の処理手順を示すフローチ
ャートに基づいて説明する。処理手順における測定、演
算などは制御回路6によって制御される。
【0008】まず、ステップS1では、ある角速度ωで
の定回転からダイナミックブレーキで停止させる際のダ
イナミックブーレキトルクAを次式 A=3PRK2 ω/(R2 +ω22 m)・・・・・・(1) P:ポール対数 R:抵抗 K:誘起電圧定数 Lm:モータインダクタンス ω:角速度〔rad/sec〕 から計算によって求める。ステップS2では、サーボモ
ータ10を上記の定速度ωで回転させ、そのときの負荷
トルクTL を測定して求める。ステップS3では、サー
ボモータ10をダイナミックブレーキ(DB)回路8の
作動によって停止させながら、その間に減速度dω/d
tを測定して求め、次の式 J=(A+TL )dt/dω・・・・・・・・・・・・・(2) に求めたA,TL およびdt/dωを代入し、イナーシ
ャJを算出する。実際には、停止するまでの間、減速度
dω/dtを数回求め、式(2)の演算を数回行い、そ
の平均値を求めてイナーシャJを決定するのがよい。
【0009】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、モ
ータやマシンのばらつきなどに影響されることなく、ダ
イナミックブレーキによる停止を行うだけで、格別な技
術手段を設備することなく充分に役立つイナーシャを求
めることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の決定方法を実施するための構成を示す
回路図。
【図2】本発明の決定方法の処理手順を示すフローチャ
ート。
【符号の説明】
1 整流回路 2 メインコンデンサ 3 回生抵抗 4 回生トランジスタ 5 インバータ回路 6 制御回路 7 ベースドライブ回路 8 DB回路 10 サーボモータ 11 リレー駆動トラジスタ 12 リレーコイル 14 ブレーキ抵抗

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サーボモータを駆動するサーボモータ制
    御において、 ある定速の回転からダイナミックブレーキで停止させる
    際のダイナミックブレーキトルクと、上記定速回転にお
    ける負荷トルクと、ダイナミックブレーキによる停止途
    中の減速度とをそれぞれ求め、求めた3つの値から関係
    式に基づいてイナーシャを算出して決めることを特徴と
    するサーボモータのイナーシャ決定方法。
JP5144729A 1993-06-16 1993-06-16 サーボモータのイナーシャ決定方法 Pending JPH077984A (ja)

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JP5144729A JPH077984A (ja) 1993-06-16 1993-06-16 サーボモータのイナーシャ決定方法

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JPH077984A true JPH077984A (ja) 1995-01-10

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ID=15368977

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007221887A (ja) * 2006-02-15 2007-08-30 Oriental Motor Co Ltd ステッピングモータの負荷推定方法および負荷推定装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007221887A (ja) * 2006-02-15 2007-08-30 Oriental Motor Co Ltd ステッピングモータの負荷推定方法および負荷推定装置

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