JPH077967U - カードケース - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】結婚式などのお祝いごとで、テレホンカード
（登録商標）２１などを写真２３やメッセージと共にセ
ットとして贈る際に用いられるカードケースの構造を更
に工夫し、プレゼントされた後のカードケースを写真立
などにより利用しやすいようにする。 【構成】二つ折りの台紙１の内側には、紙製のフレーム
３が貼り付けられて設けられ、種々のカード２１を保持
できる。台紙１には窓１９を形成する。プレゼントされ
た後にカードケースを写真立などとして使用する際に
は、写真を台紙１の外側方向に向けて保持させること
で、写真が窓１９を通して外側から見える。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、例えば、お祝いごとなどのプレゼント用として、テレホンカードな どを写真やメッセージなどと共に贈るためのカードケースの構造に関する。

【０００２】

【従来の技術】

結婚式などのお祝いごと、記念行事、その他のイベントなどのプレゼントとし て、テレホンカード、図書カード、あるいはその他のプリペードカードなどが贈 られることがある。これらのテレホンカードなどを、結婚式などの記念写真やメ ッセージなどと共にセットとして贈るために、カードケースが用いられる。 このカードケースは、二つ折りの台紙の内側にフレームが貼り付けられたもの である。このフレームは、前記テレホンカード、写真、あるいはメッセージカー ドなどの種々のカードを保持できるようになっている。このカードケースは美し い色の紙や金色、銀色などの箔を箔押した紙を用い、プレゼントとしておしゃれ な感覚をかもしだしている。

【０００３】

【考案発明が解決しようとする課題】

このようなカードケースは、単にプレゼントの際にのみ用いられるのではなく 、プレゼントされた後にも写真立などとして使用されることができる。しかし二 つ折りの台紙は余り大きな角度には開くことが出来ず、従って台紙の内側に保持 された写真などは狭い角度でしか見ることができない。 本考案は、以上の問題点を解決するために成されたもので、保持された写真な どがより広い角度で見ることができ、写真立などとして立てた状態での機能をよ り向上させることができるカードケースを提供することを目的とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

以上の目的を達成するために、本考案は、二つ折りの台紙と、台紙の内側に貼 り付けて設けられ種々のカードを保持できる紙製のフレームと、台紙に形成され た窓と、を有することを特徴とする。 また、カードが台紙の内側方向に向けて保持された際に、台紙の窓からカード の裏側が見えてしまわないようにするため、カードの裏側に挿入される箔押され た箔押紙を有することも可能である。

【０００５】

【作用】

プレゼントされた後のカードケースを写真立などとして利用する際に、フレー ムに保持させた写真、イラスト、その他のカードなどを台紙の外側方向に向け、 台紙に形成された窓を通して外側から見るようにできる。外側から見るので、二 つ折りの台紙が狭い角度で開いていても、外側の大きな角度で前記写真などを見 ることができる。 プレゼントする際にはフレームに保持される種々のカードは台紙の内側方向に 向けても良いし、外側方向に向けても良い。しかし内側方向に向ける際には、カ ードの裏側が窓に出てしまう。このため、このカードの裏側を隠すため、箔押紙 をカードの裏側に挿入すれば、箔押された綺麗な箔が窓見え、その鏡のような輝 きが、よりおしゃれな感じをかもしだすことになる。

【０００６】

【実施例】

以下、本考案の一実施例を図１から図３において説明する。 台紙１は厚手の紙で中央から二つ折りの形態を成し、外表面には美しい色が施 されている。台紙の内側には、紙製のフレーム３が貼り付けられている。このフ レーム３は、図２に示すように、１枚のフレーム紙５を折りたたんで封筒状にし たものであり、一方の側から種々のカードを挿入し、保持できるようになってい る。

【０００７】 即ち、フレーム３は一枚のフレーム紙５（図２）から構成される。このフレー ム紙５は、中央に四角形のフレーム枠７を有し、上方には折り返し上部９が設け られ、下方には折り返し下部１１が設けられ、側方即ちカードを挿入する奥側に は折り返し奥部１３が設けられる。また、挿入口側においてフレーム枠７には円 弧状の切欠１５が設けられ、カードの挿入が容易になっている。フレーム３を作 る際には、折り返し上部９及び下部１１を折り返し、更に折り返し奥部１３を折 り返し、全体を略封筒状にする（図３）。そして折り返し上部９及び下部１３の 裏側を前記台紙１の内側に貼り付ける。

【０００８】 この貼り付けの際に、台紙１にはあらかじめ金色または銀色のなどの箔１７が 箔押されて貼り付けけられる。台紙１、箔１７、及び略封筒状のフレーム３の各 々の外形は順に小さくなっているので、前記箔１７がフレーム３の外周に現れ（ 図１）、二つ折りの台紙１を開いた際に優れたデザイン的効果を発揮する。 このフレーム３に施される色は、前記台紙１の外表面に施される色と調和する ものが選ばれる。 台紙１、及びフレーム３の略封筒状の折り返し上部９及び下部１１を切り抜い て、窓１９が形成されている。この窓１９は、例えばカードケースをプレゼント された後に写真立などとして使用される場合に、利用される。

【０００９】 以下、本実施例の作用について説明する。 本実施例におけるカードケースは結婚式のプレゼントに用いられるものであり 、二つのフレーム３に、テレホンカード２１と結婚式の写真２３が保持される。 テレホンカード２１は一般に写真などよりは小形なので、大きなカード台紙２５ に取り付ける。即ち、フレーム３に適する大きさを持つカード台紙２５の複数箇 所に切り込み２７を形成し、この切り込み２７にテレホンカード２１の角部を挿 入する。このようにしてテレホンカード２１をカード台紙２５に取り付けた後、 両者２１、２５をフレーム３に挿入し保持させる。このときテレホンカード２１ は台紙１の内側方向に向けられる。また、このカード台紙２５は、外側に金色ま たは銀色などの箔が箔押された箔押紙を兼ねる。この箔が前記窓１９を通して外 側から見え、プレゼントの際におしゃれな感覚をかもしだす。

【００１０】 他方のフレーム３には写真２３が保持される。この写真２３も台紙１の内側方 向に向けられるので、写真２３の裏側が窓１９から見えてしまわないようにする ため、箔押紙２９が設けられる。この箔押紙２９は前記カード台紙２５と同様に 箔が箔押されたものである。 このように、プレゼントの際には窓１９からは金色あるいは銀色の箔が見え、 カードケースの外観におしゃれな感覚をかもしだす。しかも、窓１９から見える 箔押紙は、鏡のように光により物の形などを映しだすことができる。また、二つ 折りのカードケースを開くと、テレホンカード２１と結婚式２３の写真がそれぞ れ、美しい色のフレーム３及び金色あるいは銀色の箔１７により縁取られた状態 で、カードケースを開けた人の目に映る。

【００１１】 プレゼントされた後にカードケースを写真立などとして用いる場合には、カー ド台紙２５や箔押紙２９を抜き去り、所望の写真を台紙１の外側に向けて、フレ ーム３へ挿入し保持させる。これらの写真は、窓１９を通して、カードケースの 外側から見ることができる。従って、カードケースを立てた状態が不安定になら ないようにカードケースを開いた状態が余り大きくしない場合であっても、外側 の広い角度で前記写真を見ることとができる。このように、窓１９を形成するこ とにより、写真立としての機能をより向上させることができる。

【００１２】 以上の実施例においては、カードケースを写真立として使用することを例に説 明したが、写真立ではなく、メッセージや絵葉書などをフレーム３に保持させ窓 １９を通して外側から見えるようにしてカードケースを立てた状態で使用するこ とも可能である。つまり、本考案のカードケースによれば台紙１に窓１９を形成 することで、カードケースを立てた状態での機能をより向上させることができる といえる。 また、以上の実施例では、窓１９は楕円であった（図１、図２）が、他の実施 例ではまる、四角、菱形、あるいは他の形状とすることが可能である。この形状 を一つの模様として形成することもできる。

【００１３】 また、以上の実施例ではフレーム３に保持されるものはテレホンカード２１と 写真２３であったが、他の実施例においては図書カード、その他のプリペードカ ード、メッセージを書いたカード、絵葉書、その他種々のカード形状のものが考 えられる。 また、以上の実施例では、カード台紙２５は箔押紙を兼ねるものであったが、 他の実施例においてはカード台紙２５と箔押紙を別々とすることも可能である。 即ち箔押紙の内側にカード台紙２５を別に挿入することができる。 また、以上の実施例においてはフレーム３は、一枚のフレーム紙５を略封筒状 に折りたたんで形成するものであったが、他の実施例においては必ずしもこのよ うにしっかりした略封筒状にする必要もなく、折り返し上部９、下部１１、奥部 １３の寸法を小さくすることも可能である。

【００１４】

【考案の効果】

以上説明したように、本考案のカードケースによれば、台紙に窓を形成するこ とで、プレゼントされた後のカードケースを写真立などとして使用する際に、内 側のフレームに保持された写真などを台紙に形成された窓を通して外側から見る ことができるので、二つ折りの台紙の角度をそれ程大きくしなくても、立てた状 態での機能をより向上させることができる。 また、プレゼントする際に、カードを内側方向に向けて保持させた際に、箔押 紙がカードの裏側を隠し、鏡のような箔が窓から輝いているので、カードケース のよりおしゃれな感じをかもしだすことができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一実施例に係るカードケースを開いた
状態を示す斜視図である。

【図２】図１の一部を分解して示す斜視図である。

【図３】図１のIII−III断面図である。

【符号の説明】

１ 台紙 ３ フレーム ５ フレーム紙 ７ フレーム枠 ９ 折り返し上部 １１ 折返し下部 １３ 折返し奥部 １９ 窓 ２１ テレホンカード ２３ 写真 ２５ カード台紙 ２９ 箔押紙

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】二つ折りの台紙と、台紙の内側に貼り付け
   て設けられ種々のカードを保持できる紙製のフレーム
   と、台紙に形成された窓と、を有するカードケース。
2. 【請求項２】カードが台紙の内側方向に向けて保持され
   た際に、台紙の窓からカードの裏側が見えてしまわない
   ようにするため、カードの裏側に挿入される箔押された
   箔押紙を有する請求項１記載のカードケース。