JPH0779230A - Atmスイッチノード装置及び網立ち上げ方法 - Google Patents

Atmスイッチノード装置及び網立ち上げ方法

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JPH0779230A
JPH0779230A JP5224117A JP22411793A JPH0779230A JP H0779230 A JPH0779230 A JP H0779230A JP 5224117 A JP5224117 A JP 5224117A JP 22411793 A JP22411793 A JP 22411793A JP H0779230 A JPH0779230 A JP H0779230A
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JP
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cell
atm
switch
switch node
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JP5224117A
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Inventor
Kenichi Nagami
健一 永見
Hiroshi Ezaki
浩 江崎
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、ATM スイッチノードのハード量の
減少とスイッチノード内の機能の簡素化にともなう負荷
の減少を目的とする。 【構成】 ATM スイッチと、該ATM スイッチの入力ポー
トに接続されるATM セルヘッダ書換えを行なわない入力
部と、該ATM スイッチの入力ポートに接続される出力部
と、該ATM スイッチの入出力ポートの少なくとも1 対に
接続されるATM セルヘッダ書換え部と、該ATM セルヘッ
ダ書換え部に接続するスイッチノード制御部とを具備
し、予めVPI/VCI が予約されている制御セルがスイッチ
ノードに入力された時にそのセルをスイッチノード制御
部に送るように初期設定し、外部制御端末がスイッチノ
ードを制御することをスイッチノードに知らせた時に、
該制御セルを外部制御端末のつながる出力ポートに切替
える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ATM 網の構成要素であ
るATM スイッチノード装置と、網の立ち上げ方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、画像、高速データ通信など様々な
サービスを収容するために通信網の統合化が望まれ、実
現方法としてATM(Asynchronous Transfer Mode) と呼ば
れる転送方式が使用される。
【0003】このATM 網を実現するためには、構成要素
としてATM スイッチノードが必要である。ATM スイッチ
ノードは、入力ポートと出力ポートを持ち、ATM セルヘ
ッダのVPI,VCI を参照して、入力ポートから入力された
セルを出力ポートに転送する。VPI,VCI は、入力ポー
ト、出力ポート毎にユニークであれば良いので、入力ポ
ートから入力されたセルと出力ポートから出力されるセ
ルは、異なるVPI,VCI を持つことがある。このVPI,VCI
の書換えは、入力ポートあるいは出力ポートで行なわれ
たいた。
【0004】しかし、このような構成では、入力ポート
あるいは出力ポートの1 ポートずつVPI,VCI 書換えが必
要なため、ハードウェアが複雑になる。また、このよう
な構成要素であるスイッチノードが接続しているATM 網
システムは、コネクションオリエンティッド網である。
そこで、使用するに当たりコネクションの設定が必要で
ある。コネクションの設定は、各スイッチノードのルー
ティングタグテーブルを変更することで行なわれるの
で、コネクションの設定に必要なことは、コネクション
設定システムと各スイッチノード間に管理コネクション
を設定することである。この管理コネクションを設定す
る方法は、スイッチノード内に設定されている。
【0005】スイッチノード内で管理コネクションの設
定の手順を記述していると簡単に手順を変更することが
難しく、柔軟性に欠けていた。また、スイッチノード内
で処理するため、スイッチノードに負荷がかかり、スイ
ッチノードの処理部を高速にしなくてはならなかった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】すなわち、従来の方式
では、スイッチノードで全ての入力ポートあるいは出力
ポートにVPI,VCI の書換えが必要だったので、ハード量
が多くなる欠点があった。
【0007】また、スイッチノード内で立ち上げ手順や
制御などの機能を実現していたので、スイッチノードに
負荷がかかること、スイッチノード内に予め設定されて
しまっているので、変更が容易でない欠点があった。
【0008】そこで、本発明は上述の問題を解決するた
めに、第1にVPI,VCI の書換え機能を1 つのポートにだ
け持たせることでハード量を減らすことを目的とし、第
2にスイッチノード内では最低限の立ち上げ手順だけを
持ち、その他の機能を制御用WSで行なうことで、スイッ
チノードの負荷が軽く容易に立ち上げ手順を変更できる
柔軟性のある立ち上げを実現することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の発明は、
ATMスイッチと、前記ATMスイッチの複数の入力ポ
ートに接続される入力部と、前記ATMスイッチの複数
の出力ポートに接続される出力部と、前記ATMスイッ
チの入出力ポートの少なくとも1対に接続され、指定さ
れたヘッダ値のATMセルのATMセルヘッダを別のヘ
ッダ値に書換える機能を有するATMセルヘッダ書換え
部とを備え、前記入力部に入力されたATMセルのうち
ヘッダ値を書き換える必要のないATMセルは前記AT
Mスイッチを介して直接前記出力部へ出力され、ヘッダ
値を書き換える必要のあるATMセルは前記ATMスイ
ッチを介して前記ATMセルヘッダ書換部へ出力された
後再度前記ATMスイッチを介して前記出力部へ出力さ
れることを特徴とするATMスイッチノード装置であ
る。
【0010】本発明の第2の発明は、複数の入力ポート
及び出力ポートを有しセルの転送を行うスイッチノード
と、このスイッチノードに接続され網の立ち上げを制御
する制御用計算機とを備える網における網立ち上げ方法
であって、前記スイッチノードが予め定められたVPI
/VCI値を持つ制御セルを前記複数の出力ポートへ転
送するよう初期設定しておき、前記制御用計算機は前記
制御セルである立ち上げ用の制御セルに応答して自己の
接続された出力ポートを特定する情報を含むセルを送信
し、前記スイッチノードはいずれかの入力ポートから前
記情報を含むセルを受信した場合、前記制御セルを前記
情報により特定される出力ポートへ転送するよう転送先
を切替えることを特徴とする。本発明の第3の発明は、
上記第1、第2の発明を組み合わせた網立ち上げ方法を
提供する。
【0011】
【作用】第1の発明のように構成されたATM スイッチノ
ードは、VPI,VCI の書換え機能がスイッチノードの1 対
のポートにしか存在しないので、スイッチノードのハー
ド量が減少する。特に、VPI,VCI を書換えない入力部で
は、変換後のVPI,VCI を蓄えるメモリー量が減少する。
【0012】また、第2の発明の網立ち上げ方法によれ
ば、制御セルがスイッチノードに入力された時にそのセ
ルをスイッチノード制御部に送るように初期設定し、外
部の制御用計算機がスイッチノードを制御することをス
イッチノードに知らせた時に、該制御セルを制御用計算
機のつながる出力ポートに切替えることにより、スイッ
チノードで行なっていたスイッチノードに関する制御を
外部の制御用計算機に移すことが出来る。スイッチノー
ドの制御を外部に移すことで、スイッチノード内の処理
が少なくなり、負荷が軽くなるとともに、外部に立ち上
げ手順があるため柔軟に変更することが可能になる。
【0013】更に、第2の発明の立ち上げ手順を第1の
発明のスイッチノード装置を用いて行うことにより、ス
イッチノードの全てのポートから入力される予めVPI,VC
I を決められた制御セルの出力ポートをスイッチノード
内部から外部の制御用計算機に変更するために、全ての
入力ポートのルーティングタグテーブルを書換えるので
はなく、ATM セルヘッダ書換え部内の1 つのルーティン
グタグテーブルを書換えするだけで、効率の良い立ち上
げが可能となる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の詳細を図示の実施例によって
説明する。 (スイッチノード構成)図1 は、本実施例のスイッチノ
ード装置のブロック図である。ATM スイッチ(10)、入力
部(20)、出力部(30)、ATM セルヘッダ書換え部(40)スイ
ッチノード制御部(50)からなる。
【0015】入力部(20)は、スイッチ内セルヘッダ付加
部(21)とルーティングタグテーブル記憶部(22)からな
り、スイッチ内セルヘッダ付加部(21)は、図2のような
入力されたATM セルに、ルーティングタグテーブル記憶
部(22)を参照して、ATM スイッチ内で必要となるルーテ
ィングタグとATM スイッチノードの入力ポート番号を付
加して、図2のようなスイッチ内セルの形に変換してAT
M スイッチ(10)に渡す。ルーティングタグテーブル 記
憶部(22)は、ATM セルヘッダのVPI とVCI の少なくとも
1 つから、ルーティングタグの値がわかるようになって
いる。入力部(20)では、ATM ヘッダの書換えは行なわれ
ない。
【0016】ATM スイッチ(10)は、スイッチの入力部か
ら入ってくるスイッチ内セルヘッダのルーティングタグ
を参照して、セルを指定された出力に切替えるものであ
る。出力部(30)は、スイッチ内セルヘッダ削除部(31)か
らなり、スイッチ内セルヘッダ削除部(31)は、スイッチ
内セルからルーティングタグとATM スイッチノードのポ
ート番号を取り除きATM セルの形にして出力する。
【0017】ATM セルヘッダ書換え部(40)は、ATM スイ
ッチ(10)の1 対の入力/ 出力ポートに接続される。本AT
M セルヘッダ書換え部(40)は、ATM ヘッダ書換え及びセ
ル挿入/ 引き抜き部(41)とルーティングタグテーブル
記憶部(42)とからなる。本ATM セルヘッダ書換え部(40)
には、セルはスイッチ内セルの形で入力/ 出力される。
【0018】ATM ヘッダ書換え及びセル挿入/ 引き抜き
部(41)は、ルーティングタグテーブル記憶部(42)を参照
して、入力されたスイッチ内セルのATM ヘッダの書換
え、及び、引き抜きを行う。また、挿入すべき情報をス
イッチ内セルとして挿入しATMスイッチ(10)に渡す。
【0019】ルーティングタグテーブル記憶部(42)は、
ATM ヘッダのVPI とVCI の少なくとも1 つと入力ポート
番号から、書換えるセルのVPI,VCI,ルーティングタグの
値か、引き抜きのセルかがわかるようになっている。
【0020】スイッチノード制御部(50)は、命令解析部
(51)とスイッチノード初期化部(52)とルーティングタグ
テーブル 書換え部(53)からなる。命令解析部(51)は、
ATM ヘッダ書換え及びセル挿入/ 引き抜き部(41)から渡
された情報からスイッチノード初期化部(52)、ルーティ
ングタグテーブル 書換え部(53)に命令をする。
【0021】スイッチノード初期化部(52)は、電源投入
時及びノードのリセットが行なわれた時に動作し、制御
用ワークステーション( 以下C-WS) の検索のためのセル
送出とルーティングタグテーブル記憶部(42)に予め決め
られたVPI,VCI のコネクションに関して、ATM ヘッダ書
換え及びセル挿入/ 引き抜き部(41)で引き抜けるように
設定する。
【0022】ルーティングタグテーブル書換え部(53)
は、命令にしたがってルーティングタグテーブル記憶部
(22,42) を書換える。本実施例では、スイッチノード制
御部(50)がATM セルヘッダ書換え部(40)に直接接続した
例を示したが、スイッチノード制御部は、ATM セルヘッ
ダ書換え部が少なくとも1 対のATM スイッチの入出力ポ
ートに接続しているように、ATM スイッチの少なくとも
1 対の入出力ポートに接続することも可能である。
【0023】(ATM ヘッダ書換え方式)上記実施例のス
イッチノードを用いた時のATM ヘッダの書換え法を図3
を用いて説明する。例として、入力ポート1 から入って
きたVPI=1,VCI=2 のセルを出力ポート2 にVPI=3,VCI=4
のセルに書換えて出力する方法を述べる。ここでは、AT
M セルヘッダ書換え部(40)は、ATM スイッチ(10)の入力
/ 出力ポート番号0 のポートに接続されているとする。
【0024】入力ポート1 から入ってきた該セルは、入
力部(20)でVPI,VCI の値が参照される。入力ポート1 内
のルーティングタグテーブル記憶部(22)には、例えば、
図4の様に、ATM セルヘッダのVPI/VCI/PTの値をキーと
して、ATM スイッチ(10)のどの出力ポートに出力するか
( ルーティングタグとしてどのような値をつけるか)等
の情報が引ける構成になっている。
【0025】入力されてきたVPI=1,VCI=2 のセルについ
てはルーティングタグ0(ATM スイッチ(10)の出力ポート
を0 にする意味) とする対応テーブルが設定されてお
り、これに従い、スイッチセルのヘッダとして、ルーテ
ィングタグ0 と入力ポート番号1 が付けられ、ATM スイ
ッチ(10)に送られる。ATM スイッチ(10)は、ルーティン
グタグ0 を見て、出力ポート0 に出力する。
【0026】出力ポート0 につながるATM セルヘッダ書
換え部(40)内のルーティングタグテーブル記憶部(42)
は、例えば、図5の様に、スイッチ内セルヘッダの入力
ポート番号、ATM セルヘッダのVPI/VCI/PTの値をキーと
して、どのようなATM セルヘッダ値に書換えるか、ATM
スイッチ(10)のどのポートに出力するか( ルーティング
タグとしてどのような値をつけるか) 、入力セルをスイ
ッチノード制御部(50)に転送するか等の情報が引ける構
成になっている。
【0027】このテーブルを参照して、入力されたセル
のVPI,VCI をそれぞれ3,4 と書換えて、ルーティングタ
グ2 を付け、ATM スイッチ(10)に送出する。ATM スイッ
チ(10)は、先ほどと同様に、ルーティングタグ2 を見
て、該セルを出力ポート2 に出力し、出力部(30)にセル
を渡す。出力部(30)は、スイッチ内のルーティングタグ
と入力ポート番号を取り除き、ATM セルとして外部に出
力する。
【0028】上記のように、本実施例のスイッチノード
では、ATM ヘッダの変換が出来る。以上のようなATM セ
ルヘッダ書換え部(40)の処理フローを図6にまとめる。
このようにATM セルヘッダの書換え、あるいは、スイッ
チノード制御部(50)との通信を行なうセルは、ポート番
号0 のATM セルヘッダ書換え部(40)を介することにな
る。なお、スイッチノードを通過する際にATM ヘッダを
書換える必要のないセルについては、各入力ポートでヘ
ッダを参照し、ルーティングタグテーブル記憶部(22)の
テーブルを引くことで、該当するルーティングタグをセ
ルに付ける。これにより、該セルのスイッチングを行な
うことが出来るため、ATM セルヘッダ書換え部(40)を経
由することはない。
【0029】以下では本実施例の構成のスイッチノード
を含め、ATM ヘッダ変換が可能なスイッチノードを図7
の様に表現する。 (ネットワーク立ち上げ)次に、スイッチノード及び複
数のスイッチノードから構成されるATM 網をスイッチノ
ード外部の制御用計算機(端末)により制御する場合の
ネットワーク立ち上げ方式について述べる。ここでは、
制御端末を制御用WS又はC-WSと呼ぶ。
【0030】C-WSでスイッチノードを制御するためにC-
WSとスイッチノード間のコネクション設定を行なう手順
を示す。ここで、予めVPI,VCI が予約されているものを
メタセルと呼ぶ。
【0031】以下では、スイッチノードからC-WSを検索
する動作を行なっているが、これを逆に、C-WSからスイ
ッチノードを検索する方法も、検索セルをスイッチノー
ドから送出していたものをC-WSに変換することで、同様
に行なえる。
【0032】まずはじめに、スイッチノードの動作を図
8のフローチャートで説明する。ここで、メタセルは、
VPI=0,VCI=1 のセルであるとする。図中では0/1 と表現
する。メタセルには、C-WS検索セル、ルーティングタグ
テーブル書換えセル、ルーティングタグテーブル書換え
返答セルがあり、それぞれはATM セルのペイロード中に
TYPE フィールドを設け、そこで区別する。
【0033】はじめに、スイッチノードの電源投入時に
ついて説明する。 [ 手順1] ルーティングタグテーブルを全て初期化し、
何も設定されていない状態にする。 [ 手順2] ルーティングタグテーブルにメタセルの経路
を設定する。メタセルの経路は、図10(a),(b) で示す
ように、全てのポートから入力されるメタセルをスイッ
チノードの制御部に渡し、制御部から出力するメタセル
を全てのポートに出せるように設定する。
【0034】その際、スイッチノード制御部は該制御部
に入力されたセルのポート番号を参照することにより、
該メタセルがどの入力ポートから入力されたものである
か認識することが出来る。また、反対にルーティングタ
グを付与して、メタセルを送ることにより該制御部は、
任意の出力ポートに対してもメタセルを送出することが
出来る。 [ 手順3] 図10(a) で設定したメタセルの経路を使っ
て自スイッチノードを制御するC-WSを検索するためのC-
WS検索セルを全てのポートに送出する( 図11(c))。す
なわち、スイッチノードは自分が外部の制御実体によ
り、制御されることを認識しており、この動作は、スイ
ッチノードがこの制御実体を検索する動作といえる。C-
WS検索セルの送出は、C-WSからの応答があるまで定期的
に続けられる。C-WS検索セルには、自スイッチノードの
ポート数と出力ポートの番号が付けられる。 [ 手順4] C-WS からの応答としてルーティングタグテー
ブル書換えセルが入力されると、ルーティングタグテー
ブルをその命令に従って書換え、書換えが終ったことを
ルーティングタグテーブル書換えセル応答セルを送出す
ることでC-WSに知らせる。この書換えは、該スイッチノ
ードに入出力されるメタセルの受信/ 送信先をスイッチ
ノード制御部からC-WSとなるように変更する。詳細は、
後途する。 [ 手順5] idle 状態に行き、リセットセルあるいは、ル
ーティングタグテーブル書換えセルが入力されるのを待
つ。
【0035】idle状態で、リセットセルを受けとった時
は、上記の電源投入時の手順2 に移行し、電源投入時と
同様の動作を行なう。ルーティングタグテーブル書換え
セルを受けとった場合は、そのセルに書かれたようにル
ーティングタグテーブルの書換えを行ない、これが終了
した段階でルーティングタグテーブル書換え応答セルを
C-WSに送出する。
【0036】ここで、ルーティングタグテーブル書換え
セルとは、スイッチノードの構成を把握したC-WSが、ス
イッチノード内部のルーティングタグテーブルの設定、
再設定、設定解除等を行なう時に用いられるセルであ
り、例えば、図5にあるようなルーティングタグテーブ
ル記憶部(42)の具体的な設定を促す機能を有するセルで
ある。これを受けとったスイッチノード制御部は、この
セルの内容に従ってルーティングタグテーブルの設定を
行なう機能を有するものとする。
【0037】次に、C-WSの動作を図9のフローチャート
で説明する。スイッチノードからのC-WS検索セル を受
けとると、C-WSはC-WS検索セルを送出したスイッチノー
ドを制御対象とすることを内部登録し、該スイッチノー
ドを管理下に収めるためにルーティングタグテーブル書
換えセル を送出する。
【0038】ルーティングタグテーブル の書換えは、
以下に具体例を示すが、特徴として全てのC-WSが管理す
るスイッチノードに入力されるメタセルがC-WSに転送さ
れるように設定し、更に該メタセルが、どのポートから
入力されたものか認識できるように設定する。また、C-
WSが管理するスイッチノードの任意のポートにメタセル
を送出することができることである。
【0039】以下では、上記で述べたスイッチノードの
動作とC-WSの動作の具体例を示す。まずはじめに、スイ
ッチノード1 つとC-WSが存在する場合を説明する。その
次にスイッチノードが2 つとC-WSが存在する場合を説明
する。スイッチノードが3 つ以上の場合はスイッチノー
ドが2 つの場合と同様に動作するのでここではスイッチ
ノードが3 つ以上の場合の説明は省略する。
【0040】まず、スイッチノードが1 つの場合を図1
0〜12を用いて説明する。スイッチに電源が投入され
た時に、メタセルのためのルーティングタグテーブルを
図10(a),(b) のように設定する。この設定が終了した
後、スイッチノード制御部は、C-WS検索セル をそれぞ
れの出力ポートに送出する(図11(c) )。このセル
が、C-WSに到達すると、C-WSはルーティングタグテーブ
ル書換えセル を送出し、スイッチノードのルーティン
グタグテーブル を図12(e),(f) のように書換える。
ここで0/1 と表現しているものは、VPI=0,VCI=1 を示
す。
【0041】このようにすることで、制御部から0/1 で
入力されたメタセルは、C-WSに到着する時には、1/0 の
セルに、入力ポート1 から0/1 で入力されたセルは1/1
に、入力ポート2 から0/1 で入力されたセルは、1/2 に
VPI/VCI を書換えるようになるので、C-WSは、メタセル
がどの入力ポートから入力されたものかわかる。
【0042】また、C-WSが1/0 で出力したセルはスイッ
チノード制御部に、同じくC-WSが1/1 で出力したセルは
出力ポート1 に、1/2 で出力したセルは出力ポート2 に
0/1のそれぞれメタセルとして出力されるので、任意の
出力ポート、スイッチノード制御部にメタセルを出力す
ることが出来る。
【0043】このようにすることで、C-WSに直接接続さ
れたスイッチノードがC-WSの管理下に収まり、かつ該ス
イッチノードのC-WSがつながるポート以外の他のポート
のメタセルチャネルがC-WSと全て接続されたこととな
り、該スイッチノードの接続される他のスイッチノー
ド、あるいは端末等の立ち上げ手順をC-WSが司ることが
出来るようになる。
【0044】次に、スイッチノードが2 つある場合の立
ち上げ手順を具体的に説明する。図13(a) で示すよう
に、スイッチノード1 はC-WSに管理されているとする。
スイッチノード2 が立ち上がり、そのスイッチノードを
C-WSの管理下に収めることを考える。スイッチノード2
のスイッチノード制御部は、電源が投入された段階で、
図13(a) のようにメタセルのためのルーティングタグ
テーブルを設定する。そのあと、スイッチノード制御部
から各出力ポートにC-WS検索セルを送出する。
【0045】C-WSは、この例では、C-WS検索セル をVP
I=1,VCI=1 のセルとして受信し、スイッチノード1 のポ
ート1 の向こう側に立ち上げを要求しているノードの存
在を確認する。C-WS検索セルには、ノードの構成情報等
が格納されており、C-WSはこれを登録した後、ルーティ
ングタグテーブル書換えセルをVPI=1,VCI=1 で送出する
ことで、スイッチノード2 のスイッチノード制御部にア
クセスすることができ、スイッチノード2 のルーティン
グタグテーブル を書換えることが出来る。
【0046】ルーティングタグテーブルを図15(d) の
ようにC-WSが各スイッチノードの各ポート毎に異なる数
値をメタセルのヘッダ値として順次割り当て、これを各
スイッチノードのルーティングタグテーブルに登録して
いくことにより、どのスイッチのどのポートから入って
きたメタセルかを認識することが出来る。このようにす
ることで、C-WSで2 つのスイッチノードを制御すること
が出来る。
【0047】上記のように行なうことで、C-WSと複数の
スイッチノードとのコネクションを設定し、また、それ
ぞれのスイッチノードの各ポートへのメタセル用のコネ
クションを設定することが出来る。このコネクション識
別子(VPI,VCI) の設定法は、3 種類考えられる。
【0048】1 つ目は、それぞれのコネクションに対し
て適当な空いているコネクション識別子を設定していく
方法である。この場合は、各スイッチノードで、セルの
VPI,VCI の両方を見てスイッチングする。
【0049】2 つ目は、C-WSへのセルには、同一のVPI
を割り当て、それを用いることで、各スイッチノードの
各ポートから入力されたメタセルは、メタセルとして入
力されたスイッチノードでVPI,VCI を変換し、その他の
各スイッチノードでVPI を見ることでスイッチングする
ことができ、スイッチノードでの効率が上がる。以下、
図16を用いて具体例を示す。
【0050】各スイッチノードの制御部とスイッチノー
ドのポートからはVPI=0,VCI=1 のメタセルが入出力され
るようにする。このメタセルをC-WSに渡すために図16
のようにコネクションを設定し、どのスイッチの制御
部、あるいは、どのスイッチのポートから入力あるいは
出力されるか分かるようにそれぞれのコネクションに対
してC-WS側で異なるコネクション識別子を付ける。
【0051】この例では、VPI=1 とし、VCI を変えるこ
とにより異なるコネクション識別子を付けている。ここ
で、VPI=0,VCI=1 なるメタセル用のVPI/VCI からC-WSで
受けとるVPI/VCI に変換されるのはC-WSから最も離れた
スイッチノードにおいてである。
【0052】3 つ目は、C-WSへのセルに、同一のVPI を
割り当て、それを用いるだけでなく、C-WSから各スイッ
チノードへのセルにも、それぞれのスイッチノードにVP
I を割り当て、それを用いる。これにより、C-WSへのセ
ルは、メタセルが入力されたスイッチノードでVPI,VCI
を変換し、その他の各スイッチノードでVPI を見ること
でスイッチングすることができ、また、C-WSから各スイ
ッチノード、あるいは、各ポートへのセルは、最終段の
スイッチノードでVPI,VCI の変換を行なうが、その他の
スイッチノードではVPI を見ることだけで転送すること
ができる。
【0053】以下では、図17, 18を用いて具体例を
説明する。まず、VPI=0,VCI=1 のメタセルが各スイッチ
ノードの制御部とスイッチノードのポートから出力され
るように図17のように設定する。
【0054】1 のスイッチノードの制御部とポートにメ
タセルを送りたい場合は、VPI=2 を付ける。2 のスイッ
チノードにはVPI=3 を3 のスイッチノードにはVPI=4 を
付ける。また、それぞれのスイッチノード内のどのポー
トに出力するかを指定するために、例えば、VPI=2 のと
きは、VCI を1 あるいは2 と指定することで制御部ある
いはポートに出力することを指定することが出来る。VP
I=3,4 の場合も同様に出力先のポート、制御部を指定す
ることが出来る。
【0055】次に、VPI=0,VCI=1 のメタセルが各スイッ
チノードの制御部とスイッチノードのポートから入力さ
れ、C-WSに送られるように図18のように設定する。こ
こでは、VPI=1 を持つセルは、C-WSに配送するように設
定する。さらに、どのポート、制御部から入力されたも
のか認識できるように、例えば、スイッチノード1 の制
御部から入力されたメタセルはVCI=4 でC-WSに到達する
ようにスイッチノードで書換えられる。VCI を異なる値
とすることで認識できるようにする。以上のようにC-WS
からのメタセルの出力と入力を行なえるように設定する
ことでそれぞれのスイッチノードを管理することが出来
るようになる。
【0056】
【発明の効果】第1の発明のように構成されたATM スイ
ッチノードは、VPI,VCI の書換え機能がスイッチノード
の1 対のポートにしか存在しないので、スイッチノード
のハード量が減少する。特に、VPI,VCI を書換えない入
力部では、変換後のVPI,VCI を蓄えるメモリー量が減少
する。
【0057】また、第2の発明の網立ち上げ方法によれ
ば、スイッチノードで行なっていたスイッチノードに関
する制御を外部の制御用計算機に移すことが出来る。ス
イッチノードの制御を外部に移すことで、スイッチノー
ド内の処理が少なくなり、負荷が軽くなるとともに、外
部に立ち上げ手順があるため柔軟に変更することが可能
になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係るATMスイッチノー
ド装置の構成図。
【図2】 ATMセル及びスイッチ内セルフォーマット
の例を示す図。
【図3】 ATMセルヘッダ変換方法の一例を示す図。
【図4】 ルーティングタグテーブル記憶部(22)内のテ
ーブルの具体例を示す図。
【図5】 ルーティングタグテーブル記憶部(42)内のテ
ーブルの具体例を示す図。
【図6】 ATMセルヘッダ書換部の処理を示すフロー
図。
【図7】 スイッチノードの表記法の一例を示す図。
【図8】 スイッチノードの動作を示すフロー図。
【図9】 C−WSの動作を示すフロー図。
【図10】 スイッチノードが1つの場合のスイッチの
立ち上げ手順の説明図。
【図11】 スイッチノードが1つの場合のスイッチの
立ち上げ手順の説明図。
【図12】 スイッチノードが1つの場合のスイッチの
立ち上げ手順の説明図。
【図13】 スイッチノードが2つの場合のスイッチの
立ち上げ手順の説明図。
【図14】 スイッチノードが2つの場合のスイッチの
立ち上げ手順の説明図。
【図15】 スイッチノードが2つの場合のスイッチの
立ち上げ手順の説明図。
【図16】 コネクション設定の具体例の説明図。
【図17】 コネクション設定の具体例の説明図。
【図18】 コネクション設定の具体例の説明図。
【符号の説明】
10…ATMスイッチ 20…入力部 21…スイッチ内セルヘッダ付加部 22、42…ルーティングタグテーブル記憶部 30…出力部 31…スイッチ内セルヘッダ削除部 40…ATMセルヘッダ書換部 41…ATMセルヘッダ書換及びセル挿入・引き抜き部 50…スイッチノード制御部 51…命令解析部 52…スイッチノード初期化部 53…ルーティングタグテーブル書換部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04Q 3/00

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ATMスイッチと、 前記ATMスイッチの複数の入力ポートに接続される入
    力部と、 前記ATMスイッチの複数の出力ポートに接続される出
    力部と、 前記ATMスイッチの入出力ポートの少なくとも1対に
    接続され、指定されたヘッダ値のATMセルのATMセ
    ルヘッダを別のヘッダ値に書換える機能を有するATM
    セルヘッダ書換え部とを備え、 前記入力部に入力されたATMセルのうちヘッダ値を書
    き換える必要のないATMセルは前記ATMスイッチを
    介して直接前記出力部へ出力され、ヘッダ値を書き換え
    る必要のあるATMセルは前記ATMスイッチを介して
    前記ATMセルヘッダ書換部へ出力された後再度前記A
    TMスイッチを介して前記出力部へ出力されることを特
    徴とするATMスイッチノード装置。
  2. 【請求項2】 複数の入力ポート及び出力ポートを有し
    セルの転送を行うスイッチノードと、このスイッチノー
    ドに接続され網の立ち上げを制御する制御用計算機とを
    備える網における網立ち上げ方法であって、 前記スイッチノードが予め定められたVPI/VCI値
    を持つ制御セルを前記複数の出力ポートへ転送するよう
    初期設定しておき、 前記スイッチノ−ドが予め定められたVPI/VCI値
    を持つ制御セルである立ち上げ用の制御セルを転送し、 前記制御用計算機は前記立ち上げ用の制御セルに応答し
    て自己の接続された出力ポートを特定する情報を含むセ
    ルを送信し、 前記スイッチノードはいずれかの入力ポートから前記情
    報を含むセルを受信した場合、前記制御セルを前記情報
    により特定される出力ポートへ転送するよう転送先を切
    替えることを特徴とする網立ち上げ方法。
  3. 【請求項3】 ATMスイッチと、 前記ATMスイッチの複数の入力ポートに接続される入
    力部と、 前記ATMスイッチの複数の出力ポートに接続される出
    力部と、 前記ATMスイッチの入出力ポートの少なくとも1対に
    接続され、指定されたヘッダ値のATMセルのATMセ
    ルヘッダを別のヘッダ値に書換える機能を有するATM
    セルヘッダ書換え部とを備えるスイッチノードと、 このスイッチノードに接続され網の立ち上げを制御する
    制御用計算機とを備える網における網立ち上げ方法であ
    って、 前記スイッチノードが予め定められたVPI/VCI値
    を持つ制御セルを前記複数の出力ポートへ転送するよう
    初期設定しておき、 前記スイッチノ−ドが予め定められたVPI/VCI値
    を持つ制御セルである立ち上げ用の制御セルを転送し、 前記制御用計算機は前記立ち上げ用の制御セルに応答し
    て自己の接続された出力ポートを特定する情報を含むセ
    ルを送信し、 前記スイッチノードはいずれかの入力ポートから前記情
    報を含むセルを受信した場合、前記制御セルを前記情報
    により特定される出力ポートへ転送するよう前記ATM
    セルヘッダ書換部におけるヘッダ値の書換を切替えるこ
    とを特徴とする網立ち上げ方法。
JP5224117A 1993-09-09 1993-09-09 Atmスイッチノード装置及び網立ち上げ方法 Pending JPH0779230A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007006540A (ja) * 2000-11-21 2007-01-11 Transwitch Corp 単一の通信スイッチを経てatm、tdm及びパケットデータを交換するための方法及び装置
US7164683B1 (en) 1999-09-29 2007-01-16 Northrop Grumman Corporation Virtual path asynchronous transfer mode switching in a processing satellite communications system

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