JPH0779127A - 多重モード型圧電振動子 - Google Patents

多重モード型圧電振動子

Info

Publication number
JPH0779127A
JPH0779127A JP18305091A JP18305091A JPH0779127A JP H0779127 A JPH0779127 A JP H0779127A JP 18305091 A JP18305091 A JP 18305091A JP 18305091 A JP18305091 A JP 18305091A JP H0779127 A JPH0779127 A JP H0779127A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
input
cover
output electrodes
projection
electric coupling
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP18305091A
Other languages
English (en)
Inventor
Masae Takashina
真栄 高階
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nihon Dempa Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Nihon Dempa Kogyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nihon Dempa Kogyo Co Ltd filed Critical Nihon Dempa Kogyo Co Ltd
Priority to JP18305091A priority Critical patent/JPH0779127A/ja
Publication of JPH0779127A publication Critical patent/JPH0779127A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Piezo-Electric Or Mechanical Vibrators, Or Delay Or Filter Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 [目的]入出力電極間の電気的結合による保証減衰量の
低下を更に防止する多重モード振動子を提供する [構成] 一主面に入出力電極、他主面に共通電極の形
成された圧電片を、一対の保持部材により金属ベース上
に立設して保持するとともに、該金属ベースに金属カバ
ーを被せて、前記圧電片を密封してなる多重モード型圧
電振動子において、前記カバーの内周面のうち、前記入
出力電極間に相当する部分に突出部を形成し、該入出力
電極間の電気的結合を遮蔽して保証減衰量を高める構成
とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【001】
【産業上の利用分野】本発明は多重モード型圧電振動子
(以下多重モード振動子とする)を利用分野とし、特に
保証減衰量を高める構造の多重モード振動子に関する。
【0002】
【発明の背景】多重モード振動子は、小型、軽量等の特
長を有し、例えばフィルタ素子として通信機器等にに有
用されている。そして、このようなものでは、特に近年
の高周波化、狭帯域化あるいは情報の高品位化に伴い、
保証減衰量を高めることが求められている。このような
ものの一つに、入出力電極各の電気的結合による漏れ信
号を少なくして、保証減衰量を高める提案がある(参
照:実願昭60−118993号、圧電共振子)。
【0003】
【従来技術】第5図はこの種の多重モード振動子を説明
する図で、同図(a)は正断面図、同図(b)水晶片を
除く側断面図である。多重モード振動子は水晶片1を金
属容器に封入してなる。水晶片1は例えばATカットと
した厚みすべり振動子からなる。一方の主面には分割さ
れた入出力電極3、4が、他方の主面には共通電極5が
形成される。入出力電極3、4及び共通電極からはそれ
ぞれ引出電極6、7、8が両端及びその中央外周部に延
出して形成される。金属容器2はベース9とカバー10
とからなる。ベース9は一対の入出力電極用のリード線
11、12がガラス部13を貫通して先端部を突出す
る。そして、ベース9の底面に基準電位用のリード線1
4が設けられる。リード線11、12の先端部には平板
状のサポータ15、16が板面を対向してそれぞれ接続
される。サポータ15、16はベース9の一長辺側に偏
って取り付けられ、その板面にスリット17、18を有
する。そして、スリット17、18に水晶片1の両端外
周部を挿入して固着するとともに、入出力電極3、4を
電気的に導出して保持する。このとき、入出力電極3、
4の形成された一方の主面を外側(カバー側)とする。
このようなものでは、水晶片1の一方の主面とカバー1
0とが接近して対面するので、入出力電極3、4とカバ
ー10との間の静電結合を密にする。したがって、入出
力電極3、4間の電気的結合による漏れ信号を基準電位
(カバー)に誘導し、これにより保証減衰量Aの低下を
防止する。一般には、中間周波数455KHzのイメー
ジ周波数となる中心周波数から900KHz下がったと
ころの小破数領域での減衰量が問題となる。
【0004】
【従来技術の問題点】しかしながら、上記構成の多重モ
ード振動子では、ベース9に立設した保持具15、16
のスリット17、18により水晶片1を保持する。した
がって、水晶片1の一方の主面をカバー10に最も接近
させたとしても、保持具15、16のそれぞれ外周部の
幅w以上には接近させることはできない。ちなみに、両
者の間隙は0.5mm程度が限度であった。このため、
入出力電極3、4間の漏れ信号による保証減衰量の低下
を防止するには限度があった。
【0005】
【発明の目的】本発明は、入出力電極間の電気的結合に
よる保証減衰量の低下を更に防止する多重モード振動子
を提供することを目的とする。
【0006】
【解決手段】本発明は、一対の保持部材により金属ベー
ス上に立設して保持され、一主面に入出力電極、他主面
に共通電極の形成された圧電片を封入する金属カバーの
内周面のうち、前記入出力電極間に相当する部分に突出
部を形成し、該入出力電極間の電気的結合を更に遮蔽し
たことを解決手段とする。以下、本発明の一実施例を作
用とともに詳述する。
【0007】
【実施例】第1図は本発明の一実施例を説明する多重モ
ード振動子の平断面図である。なお、前従来例図と同一
部分には同番号を付与し、その説明は簡略する。多重モ
ード振動子は、前述同様に、入出力電極3、4及び共通
電極5の形成された水晶片1をサポータ15、16によ
り保持してベース9上に立設する。そして、本考案の主
をなすカバー20を被せて構成される。カバー20は内
周の両主面における中央線上に突出部21(ab)を設
けてなる。この例では、突出部21(ab)は金属棒線
をスポット溶接して形成される。そして、カバー20の
突出部21aが、水晶片の入出力電極3、4間に位置す
るようにする。このような構成であれば、カバーの突出
部21aを、保持具15、16の各外周部の幅wに拘ら
ず、水晶片1の一方の主面に極力接近させることができ
る。したがって、入出力電極3、4間の電気的結合は、
この突出部21aによって遮蔽され、その結果、漏れ信
号による保証減衰量の低下を従来例に比して更に防止す
る。第3図はこのことを示す実験結果図である。この実
験結果から明かなように、本実施例のものでは「曲線
(イ)」、従来例「同(ロ)」に比して、保証減衰量を
略5dB高めることができた。なお、この場合における
保証減衰量は、中心周波数を45MHz(基本波)と
し、中間周波数455KHzのイメージ周波数となる−
910KHzのときの比較である。また、この実施例で
は、カバー20の内周両主面に突出部21(ab)を設
けたので、そのいずれか一方が入出力電極3、4間に位
置することになる。したがって、位置決めのために作業
性が低下することはない。
【0008】
【他の事項】上記実施例では、金属カバー20の突出部
21(ab)を金属棒線のスポット溶接により接合した
が、例えば第4図に示したように、カバー20の例えば
プレス加工時に、突出部22を一体的に形成してもよい
もので、その形成手段は特に要件とするものではない。
また、水晶片1はサポータ15、16によりカバー20
の一内周面側に接近させたが、水晶片1を中央ライン上
に保持しても、カバー20の突出部21を長くすること
により同様の効果を奏するものである。また、突出部2
1は入出力電極3、4間としたが、必ずしも両者の間隙
内になけれればならないものではなく、間隙幅以上のも
のであっても、また、多少のずれがあったとしてもその
効果は期待できることはいうまでもない。また、突起部
21は金属としたが、その表面を絶縁コートし、直接的
な電気的接続を防止するようにしてもよい。また、保証
減衰量はイメージ周波数時の減衰量を問題としたが、こ
れ以外の領域であっても減衰量が改善されることもいう
までもない。
【0009】
【発明の効果】本発明は、一対の保持部材により金属ベ
ース上に立設して保持され、一主面に入出力電極、他主
面に共通電極の形成された圧電片を封入する金属カバー
の内周面のうち、前記入出力電極間に相当する部分に突
出部を形成し、該入出力電極間の電気的結合を更に遮蔽
したので、入出力電極間の電気的結合による保証減衰量
の低下を更に防止した多重モード振動子を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【第1図】本発明の一実施例を説明する多重モード振動
子の平断面図である。
【第2図】本発明の一実施例を説明する多重モード振動
子におけるカバーの一部図である。
【第3図】本発明の一実施例の効果を説明する帯域特性
図である。
【第4図】本発明の他の実施例を説明する多重モード振
動子におけるカバーの図である。
【第5図】従来例を説明する多重モード振動子の図で、
同図(a)は正断面図、同図(b)は側断面図である。
【第6図】従来例を説明する帯域特性図である。
【符号の説明】
1 水晶片、2 金属容器、3 入力電極、4 出力電
極、5 共通電極、6 、7、8 引出電極、9 ベー
ス、10、20 カバー、11、12、14 リード
線、13 ガラス部、 15、16 サポータ、17、
18 スリット、21 突出部.
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年7月25日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単名説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【第1図】本発明の一実施例を説明する多重モード振動
子の平断面図である。
【第2図】本発明の一実施例を説明する多重モード振動
子におけるカバーの一部図である。
【第3図】本発明の一実施例の効果を説明する帯域特性
図である。
【第4図】本発明の他の実施例を説明する多重モード振
動子におけるカバーの図である。
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【第1図】
【第2図】
【第4図】
【第3図】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一主面に入出力電極、他主面に共通電極の
    形成された圧電片を、一対の保持部材により金属ベース
    上に立設して保持するとともに、該金属ベースに金属カ
    バーを被せて、前記圧電片を密封してなる多重モード型
    圧電振動子において、 前記カバーの内周面のうち、前記入出力電極間に相当す
    る部分に突出部を形成し、該入出力電極間の電気的結合
    を遮蔽して保証減衰量を高めたことを特徴とする圧電振
    動子。
JP18305091A 1991-06-27 1991-06-27 多重モード型圧電振動子 Pending JPH0779127A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18305091A JPH0779127A (ja) 1991-06-27 1991-06-27 多重モード型圧電振動子

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18305091A JPH0779127A (ja) 1991-06-27 1991-06-27 多重モード型圧電振動子

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0779127A true JPH0779127A (ja) 1995-03-20

Family

ID=16128866

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18305091A Pending JPH0779127A (ja) 1991-06-27 1991-06-27 多重モード型圧電振動子

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0779127A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998009377A1 (fr) * 1996-08-30 1998-03-05 Daishinku Corporation Filtre piezo-electrique monte en surface
KR100687367B1 (ko) * 1998-05-22 2007-02-26 어플라이드 머티어리얼스, 인코포레이티드 얕은 트렌치 절연을 위한 자기-평탄화 유전체층을 형성하는 방법

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998009377A1 (fr) * 1996-08-30 1998-03-05 Daishinku Corporation Filtre piezo-electrique monte en surface
US5952898A (en) * 1996-08-30 1999-09-14 Daishinku Corporation Surface mounting piezoelectric filter with a shield electrode on a package partition wall
KR100687367B1 (ko) * 1998-05-22 2007-02-26 어플라이드 머티어리얼스, 인코포레이티드 얕은 트렌치 절연을 위한 자기-평탄화 유전체층을 형성하는 방법

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7482735B2 (en) Crystal oscillator
JP2008109538A (ja) 水晶振動子
JPH0779127A (ja) 多重モード型圧電振動子
US5952898A (en) Surface mounting piezoelectric filter with a shield electrode on a package partition wall
JPH06252691A (ja) 水晶振動子
KR900003934B1 (ko) 마그네트론
JP2002299875A (ja) シールドケース
JPH1197964A (ja) 電子部品用金属容器及びこれを用いた圧電振動子
JP2000165086A (ja) 電子部品容器
JP3327535B2 (ja) 表面実装用の水晶発振器
JPH0435107A (ja) 超薄圧電素板を用いた多重モードフィルタ素子の電極リード構造
JP2000036714A (ja) 圧電発振器
JPH09233358A (ja) ディスプレイ装置の電界除去装置
KR900008642B1 (ko) 마그네트론
JPH0298207A (ja) 多重モード型圧電振動子
JP2000164747A (ja) 気密パッケージ
JPH03272207A (ja) 表面実装用小型水晶発振器
JPH02119406A (ja) 多重モード型圧電振動子
JP2023025498A (ja) 水晶振動子
JPH0645859A (ja) 振動子用金属容器及びこれを用いた水晶振動子
JPH07192841A (ja) 放電管
JPH05136646A (ja) 水晶振動子
JPH0690135A (ja) 多重モード水晶振動子
JP2000244277A (ja) 水晶振動子
JPH114138A (ja) モノリシック水晶フィルタ