JPH077911U - タイヤ加硫機用ローダ - Google Patents
タイヤ加硫機用ローダInfo
- Publication number
- JPH077911U JPH077911U JP4325893U JP4325893U JPH077911U JP H077911 U JPH077911 U JP H077911U JP 4325893 U JP4325893 U JP 4325893U JP 4325893 U JP4325893 U JP 4325893U JP H077911 U JPH077911 U JP H077911U
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- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Heating, Cooling, Or Curing Plastics Or The Like In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 種々の大きさのタイヤを簡単かつ確実にタイ
ヤ加硫プレスへ投入することができるタイヤ加硫機用ロ
ーダの提供にある。 【構成】 タイヤビード部2に係脱自在に係止する複数
個の係止体3を一軸心Oの周方向に沿って配設する。係
止体3に対応して複数個の移動体8を周方向に沿って配
設する。移動体8は、径方向に往復動可能であり、か
つ、往復駆動機構にて径方向に往復動する。移動体8と
係止体3とは、係止体3の径方向の位置を可変として、
連結体22にて連結される。連結体22には、連結体22の動
きを係脱自在にロックして移動体8に対する係止体3の
径方向の位置を選定するロック機構30が付設される。
ヤ加硫プレスへ投入することができるタイヤ加硫機用ロ
ーダの提供にある。 【構成】 タイヤビード部2に係脱自在に係止する複数
個の係止体3を一軸心Oの周方向に沿って配設する。係
止体3に対応して複数個の移動体8を周方向に沿って配
設する。移動体8は、径方向に往復動可能であり、か
つ、往復駆動機構にて径方向に往復動する。移動体8と
係止体3とは、係止体3の径方向の位置を可変として、
連結体22にて連結される。連結体22には、連結体22の動
きを係脱自在にロックして移動体8に対する係止体3の
径方向の位置を選定するロック機構30が付設される。
Description
【0001】
本考案はタイヤ加硫機用ローダに関する。
【0002】
タイヤ加硫用プレスに未加硫タイヤを投入する際に、タイヤ加硫機用ローダが 使用される。
【0003】 従来のタイヤ加硫機用ローダは、図7に示すように、タイヤビード部aに係脱 自在に係止する複数個の係止体b…を周方向に沿って配設し、各係止体bを往復 動機構cにて径方向に往復動させることにより、タイヤd寸法に対応させている 。
【0004】 即ち、各係止体bには、固定ガイドeに沿って径方向に往復動するスライド体 fが固着され、このスライド体fに、往復動機構cを構成するシリンダgが連設 される。
【0005】 シリンダgのピストンロッドhと、スライド体fとは、ピストンロッドhの軸 心方向の往復動をスライド体fの径方向の往復動に変換する変換機構iが介装さ れている。
【0006】 従って、図7の(A)に示す状態から、シリンダgのピストンロッドhが図7 の(B)に示すように伸びれば、スライド体fが矢印の如く径方向外方へスライ ドして各係止体bは径方向外方へ移動し、逆に、図7の(B)の状態からピスト ンロッドhが縮めば、図7の(A)のように、スライド体が径方向内方へスライ ドして各係止体bは径方向内方へ移動する。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】 ところが、上述の従来のローダでは、係止体の径方向の移動範囲はあまり大き くなく、適応タイヤサイズ範囲が大きい場合、その範囲に対応することができな かった。
【0008】 従って、係止体の拡縮範囲を、大きくするために、変更・調整機構が必要であ った。しかしながら、変更・調整機構は、係止体と往復動機構のシリンダとの間 に介装する必要があり、極めて複雑化していた。
【0009】 そこで、簡単な構造で種々のサイズに対応することができるタイヤ加硫機用ロ ーダを提供することを目的とする。
【0010】
上述の目的を達成するために、本考案に係るタイヤ加硫機用ローダは、タイヤ ビード部に係脱自在に係止する複数個の係止体を一軸心の周方向に沿って配設し たタイヤ加硫機用ローダに於て、上記係止体に対応して上記周方向に沿って配設 されると共に径方向に往復動可能な複数の移動体と、該移動体を径方向に往復動 させる往復駆動機構と、相対応する移動体と上記係止体において該移動体に対す る該係止体の径方向の位置を可変に連結する連結体と、該連結体の動きを係脱自 在にロックして上記移動体に対する上記係止体の径方向の位置を選定するロック 機構と、を備えたものである。
【0011】
往復動機構にて移動体を径方向に往復動させれば、該移動体と係止体とは連結 体にて連結されているので、係止体も径方向に往復動する。
【0012】 また、連結体はロック機構にてその動きが規制され、移動体に対応する係止体 の径方向位置はロック機構のロック位置にて決定されるので、ロック機構による ロック位置を変更すれば、往復動機構による移動体の径方向の往復動範囲を変更 することなく、係止体の径方向外方へ最大に移動した位置及び径方向内方へ最大 に移動した位置を変更することができる。
【0013】
以下、実施例を示す図面に基づいて本考案を詳説する。
【0014】 図6は本考案に係るタイヤ加硫機用ローダを示し、このローダは、図示省略の タイヤ加硫プレスへ未加硫のタイヤ1を投入するためのものであり、タイヤビー ド部2に係脱自在に係止する複数個の係止体3…を備える。
【0015】 係止体3は、一軸心Oの周方向に沿って所定ピッチに配設され、図1と図2に 示すように、先端に係止爪4を有する鉛直壁5と、鉛直壁5の裏面中央部から外 径方向へ突設される突出壁6と、突出壁6を受ける受け壁7と、を備える。
【0016】 また、各係止体3の上方位置には、係止体3に対応して上記一軸心Oの周方向 に沿って移動体8…が配設される。
【0017】 移動体8は、基板9と、該基板9上に配設されるスライダ10と、該基板9から 垂下される垂下板11と、を備える。
【0018】 そして、移動体8は、往復駆動機構12の駆動にて径方向に往復動する。
【0019】 往復駆動機構12は、図示省略のシリンダと、スライダ10の径方向のスライドを 案内するガイド体13と、エアシリンダのピストンロッドの軸方向の往復動をスラ イダ10の径方向のスライドに変換する変換機構14と、を備える。
【0020】 変換機構14は、図3に示すように、上記シリンダの駆動により周方向に所定角 度だけ回転するリング状の回転盤15と、回転盤15と移動体8の基板9とを連結す るリンク16と、を備える。
【0021】 即ち、リンク16は、その一端部16aが基板9に立設されるボス部17(図1と図 2参照)に揺動自在に枢着されると共に、その他端部16bが回転盤15に揺動自在 に枢着され、図3に示すように、回転盤15が矢印A方向に回転すれば、移動体8 が径方向内方へ矢印Bの如く移動する。そして、移動体8が径方向内方へ移動し た状態から、逆に、回転盤15が矢印C方向に回転すれば、移動体8が径方向外方 へ矢印Dの如く移動する。
【0022】 また、回転盤15には、ローラ18が付設され、ローラ18が固定リング体19の外周 面19aに転動自在に接触している。
【0023】 即ち、固定リング体19は、図1に示すように、その断面形状がコの字状とされ 、その外周面19aに、一対の周方向突条20,20が設けられ、この周方向突条20, 20間にローラ18の胴部18aの一部が回転自在に嵌合している。
【0024】 従って、回転盤15がその軸心廻りに回転する際、ローラ18にガイドされてなめ らかに回転することができる。
【0025】 ところで、上述のガイド体13は、固定リング体19の下面に取付けられる取付板 部13aと、該取付板部13aに取付けられる嵌合部13bと、からなり、嵌合部13b にスライダ10がスライド自在に嵌合している。
【0026】 これより、往復駆動機構12が駆動すれば、ガイド体13にスライダ10がガイドさ れて径方向にスライドし、移動体8が径方向に移動する。
【0027】 また、垂下板11は、その下面11aが曲面とされ、その下面11aに所定ピッチご とに切欠き部21…が設けられている。
【0028】 しかして、移動体8と係止体3とは連結体22にて連結される。連結体22は、一 対の平行なリンク23,24を備える。
【0029】 一方のリンク23は、図2に示すように、一対の連結板23a,23aと、該連結板 23a,23aの基端部を連結する基部23bとからなり、一対の連結板23a,23aに て垂下板11を挾持状とし、連結板23a,23aの先端部が枢支軸25を介して垂下板 11に揺動自在に枢支され、基部23bが枢支軸26を介して、係止体3に設けられる 保持枠27に揺動自在に枢支される。
【0030】 なお、保持枠27は、図2に示すように、底壁27aと、底壁27aから立設される 側壁27b,27bとからなり、側壁27b,27b間にリンク23の基部23bが介装され る。
【0031】 また、他方のリンク24は、一方のリンク23と同様、図4に示すように、一対の 連結板24a,24aと、該連結板24a,24aの基端部を連結する基部24bとからな り、一対の連結板24a,24aにて垂下板11を挾持状とし、連結板24a,24aの先 端部が枢支軸28を介して垂下板11に揺動自在に枢支され、保持枠27に嵌合された 基部24bが枢支軸29を介して揺動自在に枢支されている。
【0032】 従って、係止体3は、リンク23,24にて連結され、移動体8に対して径方向に 揺動する。
【0033】 しかして、連結体22には、該連結体22をロックするロック機構30が付設される 。即ち、ロック機構30は、一方のリンク23にその軸心廻り回転自在な係止軸31と 、該係止軸31に連設されるハンドル32と、を備える。
【0034】 係止軸31は、断面Dの字状とされる係止部33を有し、該係止部33が図4に示す ように、垂下板11の下面の一の切欠き部21に係止し、リンク23延いては連結体22 の揺動を規制している。
【0035】 また、係止状態(ロック状態)からハンドル32を操作して、図5に示すように 、係止軸31をその軸心廻りに矢印E方向に回転させれば、切欠き部21から係止部 33が外れ、連結体22は揺動が可能となる。
【0036】 従って、図5の状態として、連結体22を揺動自在とし、係止軸31の係止部33を イの切欠き部21から、ロ,ハ,ニ,ホの各切欠き部21に対応させ、ハンドル32を 操作して係止軸31を矢印F方向(図4参照)に揺動させて、係止部33をその対応 した切欠き部21に係止させれば、連結体22は、その状態でロックされ、係止体3 は、移動体8に対して径方向に揺動しない。なお、図4の仮想線は、係止軸31の 係止部33を、ホの切欠き部21に係止させた状態である。
【0037】 即ち、このタイヤ加硫機用ローダによれば、各ロック機構30の係止軸31がイの 切欠き部21に係止し、かつ、移動体8が内径方向に移動した状態、つまり、図6 の(A)の実線で示す状態から、各ロック機構30の係止軸31がホの切欠き部21に 係止し、かつ、移動体8が外径方向に移動した状態、つまり、図6の(B)の仮 想線で示す状態まで、係止体3の位置を変更することができる。
【0038】 従って、タイヤ1が小径である場合には、係止軸31をイの切欠き部21に係止さ せ、この状態で、往復駆動機構12にて各移動体8を径方向に往復動させることに より、この小径のタイヤ1のビード部2に係止体3の係止爪4を係止させ、タイ ヤ加硫プレスに投入することができ、逆に、タイヤ1が大径である場合には、係 止軸31をホの切欠き部21に係止させ、この状態で往復駆動機構12にて各移動体8 を径方向に往復動させることにより、大径のタイヤ1のビード部2を係止体3の 係止爪4を係止させ、タイヤ加硫プレスに投入することができる。
【0039】 従って、往復駆動機構12による移動体8の径方向の移動範囲は従来のものと同 様一定であるが、一軸心Oから係止体3までの寸法を大きく変化させることがで き、種々の大きさのタイヤ1に対応することができる。
【0040】 また、タイヤ1のビード部2の係脱時には、移動体8の移動範囲は上述の如く 小範囲であり、往復駆動機構12による移動ストロークを大きくとる必要がなく、 該往復駆動機構12が大型化したり、大きな駆動力を必要としたりすることがない 。
【0041】 なお、本考案は上述の実施例に限定されず、本考案の要旨を逸脱しない範囲で 設計変更自由であり、例えば、係止体3及びこれに対応する移動体8の数は任意 に設定することができ、また、移動体8の切欠き部21の数の増減及び配設ピッチ の変更も自由である。
【0042】
本考案は上述の如く構成されているので、次に記載する効果を奏する。
【0043】 往復駆動機構12による移動体8の移動ストロークは比較的小さなストロークで あるにもかかわらず、種々の大きさのタイヤ1に応じて、係止体3の径方向外方 へ最大に移動した位置及び径方向内方へ最大に移動した位置を変更することがで きるので、このローダによれば、サイズ適応範囲を極めて広範囲とすることがで き、このローダ一機あれば、種々の大きさのタイヤ1を簡単かつ確実にタイヤ加 硫プレスへ投入することができる。
【0044】 また、サイズ調整は、ロック機構30による連結体22のロック位置を変換すれば よく、簡単に行なうことができる利点もある。
【図1】本考案の一実施例を示す要部正面図である。
【図2】要部側面図である。
【図3】要部平面図である。
【図4】作用説明図である。
【図5】作用説明図である。
【図6】作用説明図である。
【図7】従来のローダを示す簡略図である。
2 タイヤビード部 3 係止体 8 移動体 12 往復駆動機構 22 連結体 30 ロック機構 O 軸心
Claims (1)
- 【請求項1】 タイヤビード部2に係脱自在に係止する
複数個の係止体3…を一軸心Oの周方向に沿って配設し
たタイヤ加硫機用ローダに於て、上記係止体3に対応し
て上記周方向に沿って配設されると共に径方向に往復動
可能な複数の移動体8…と、該移動体8…を径方向に往
復動させる往復駆動機構12と、相対応する移動体8と上
記係止体3において該移動体8に対する該係止体3の径
方向の位置を可変に連結する連結体22と、該連結体22の
動きを係脱自在にロックして上記移動体8に対する上記
係止体3の径方向の位置を選定するロック機構30と、を
備えたことを特徴とするタイヤ加硫機用ローダ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4325893U JP2562005Y2 (ja) | 1993-07-12 | 1993-07-12 | タイヤ加硫機用ローダ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4325893U JP2562005Y2 (ja) | 1993-07-12 | 1993-07-12 | タイヤ加硫機用ローダ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH077911U true JPH077911U (ja) | 1995-02-03 |
JP2562005Y2 JP2562005Y2 (ja) | 1998-02-04 |
Family
ID=12658834
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4325893U Expired - Lifetime JP2562005Y2 (ja) | 1993-07-12 | 1993-07-12 | タイヤ加硫機用ローダ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2562005Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002192527A (ja) * | 2000-12-26 | 2002-07-10 | Bridgestone Corp | 環状体の係合支持装置 |
-
1993
- 1993-07-12 JP JP4325893U patent/JP2562005Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002192527A (ja) * | 2000-12-26 | 2002-07-10 | Bridgestone Corp | 環状体の係合支持装置 |
JP4716561B2 (ja) * | 2000-12-26 | 2011-07-06 | 株式会社ブリヂストン | 環状体の係合支持装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2562005Y2 (ja) | 1998-02-04 |
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