JPH077904U - 鋸の切込深さ調節具 - Google Patents

鋸の切込深さ調節具

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JPH077904U
JPH077904U JP4434493U JP4434493U JPH077904U JP H077904 U JPH077904 U JP H077904U JP 4434493 U JP4434493 U JP 4434493U JP 4434493 U JP4434493 U JP 4434493U JP H077904 U JPH077904 U JP H077904U
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JP
Japan
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cutting depth
plate
saw
depth adjusting
cutting
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JP4434493U
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English (en)
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慈鴻 ▲もたい▼
Original Assignee
慈鴻 ▲もたい▼
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Abstract

(57)【要約】 【目的】鋸の背峰部側に切込深さ調節具を装着して材料
の切込深を任意に調節できるようにした鋸の切込深さ調
節具を提供しようとするものである。 【構成】板面の前後位置に直角にボルト28を固着した
剛性のある細長い鉄板製の基板26と、鋸本体10の刃
板12の幅に相当し基板26のボルト28が嵌合する長
穴32を上下方向に形成した切込深さ調節板30と、基
板26と切込深さ調節板30との間に鋸本体10を挟み
込んで締付ける蝶ナット34とにより切込深さ調節具2
4を構成し、上記切込深さ調節具24の基板26と切込
深さ調節板30との間に、鋸本体10の上端部がボルト
28に突き当たるまで嵌め込むと共に、上記切込深さ調
節具24を上下に移動させることにより鋸の刃縁部16
の先端部から切込深さ調節板30の下端縁までの距離を
所定の切込深さに設定できるようにした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、鋸の切込深さ調節具に関し、さらに詳細には、木材加工などにおけ る溝切り加工や柱の段付き加工部の切込深さを任意に調節できるようにした鋸の 切込深さ調節具に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、鋸の種類には、片刃鋸、両刃鋸、片刃鋸の背峰部に胴と称する背金を 嵌めた胴付き鋸、あるいは加工材料や作業用途に応じて使い分けされる特殊な鋸 などが知られている。
【0003】 また、これらの鋸により、材料に溝切り加工を施したり段付き加工部を切込む 場合には、あらかじめ材料側に切込深さ寸法を墨入れなどにより目印を付けてか ら切込むようにしている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した従来の鋸による切込加工では、作業者の感と経験に頼 ることが多いので、切込深さに過不足が生じることがあった。このために、切込 深さが不足すると組立て寸法に誤差が生じて組立てができなくなるので、再度切 込み加工を施して修正しなければならず、加工工数が増えるなどの問題が生じて いた。
【0005】 また、切込深さが深過ぎると、組立て時のガタが多くなったり、強度不足を生 じたりするなどの問題があった。
【0006】 本考案は、このような従来技術の有する種々の問題点に鑑みてなされたもので あり、その目的とするところは、鋸の背峰部側に切込深さ調節具を装着して材料 の切込深さを任意に調節できるようにした鋸の切込深さ調節具を提供しようとす るものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案における鋸の切込深さ調節具は、板面の前 後位置に直角にボルトを固着した剛性のある細長い鉄板製の基板と、鋸本体の刃 板の幅に相当し基板のボルトが嵌合する長穴を上下方向に形成した切込深さ調節 板と、基板と切込深さ調節板との間に鋸本体を挟み込んで締付ける蝶ナットとに より切込深さ調節具を構成し、上記切込深さ調節具の基板と切込深さ調節板との 間に、鋸本体の上端部がボルトに突き当たるまで嵌め込むとともに、上記切込深 さ調節板を上下に移動させることにより鋸の刃縁部の先端部から切込深さ調節板 の下端縁までの距離を所定の切込深さに設定できるようにしたものである。
【0008】
【作用】
切込深さ調節具は、基板のボルトに切込深さ調節板の長穴を嵌合して蝶ナット により仮止めしておき、切込深さ調節具の基板と切込深さ調節板との間より、鋸 本体の上端部側がボルトに突き当たるまで嵌め込み、そして、切込深さ調節板を 上下に移動させながら、刃縁部の先端部から切込深さ調節板の下端縁までの距離 を所定の切込深さに設定して締付けることにより、材料に溝切り加工を施したり 、段付加工部を形成する場合に、切込深さ調節板の下端縁が材料の上面に突き当 たるまで切込むことにより、あらかじめ設定された切込深さが得られる。
【0009】 したがって、切込加工では、切込深さに過不足が生じることがなくなるので、 作業者の感と経験に頼る必要がなくなり、誰にでも正確な切込深さを得ることが できる。
【0010】
【実施例】
以下図面に基づいて、本考案による鋸の切込深さ調節具の一実施例を詳細に説 明するものとする。
【0011】 図1は本考案による鋸の切込深さ調節具を示す分解斜視図、図2は切込深さ調 節具を装着した鋸の斜視図、図3は図2の中央部の断面図であり、片刃鋸の背峰 部に胴と称する背金を嵌めた胴付き鋸の場合を例にして説明する。
【0012】 まず、薄板鋼板により成形された鋸本体10は、刃板12の背峰部14、刃縁 部16、および柄板部18とからなり、背峰部14には背金としての胴20が嵌 められているとともに、柄板部18には握り用の柄部22が固定されている。
【0013】 上記鋸本体10の柄板部18には、柄部22が抜け出さないように一体に固定 されるものであり、鋸本体10の刃縁部16が摩耗して目立てを行う場合や、修 理のために鋸本体10を交換できるよう着脱自在に固着したものでもよい。
【0014】 一方、切込深さ調節具24は、板面の前後位置に直角にボルト28を固着した 剛性のある細長い鉄板製の基板26と、鋸本体10の刃板12の幅に相当し基板 26のボルト28が嵌合する長穴32を上下方向に形成した切込深さ調節板30 と、基板26と切込深さ調節板30との間に鋸本体10を挟み込んで締付ける蝶 ナット34とにより構成されている。
【0015】 上記切込深さ調節板30の下端部内側には、リブまたは突堤などの膨出部30 aが設けられており、鋸本体10の胴20側を基板26と切込深さ調節板30と の間に挟持したとき、鋸本体10の刃板12の側面を確実に抑えるとともに、切 込深さ調節板30が切込溝内に入り込まないように規制されている。
【0016】 次いで、このように構成された切込深さ調節具26を用いて、材料に溝切り加 工を施したり段付き加工部を切込む場合を、図4を参照しながら説明する。
【0017】 まず、切込深さ調節具24は、基板26のボルト28に切込深さ調節板30の 長穴32を嵌合して蝶ナット34により仮止めされている。
【0018】 次に、切込深さ調節具24の基板26と切込深さ調節板30との間より、鋸本 体10の胴20側がボルト28に突き当たるまで嵌め込まれる。そして、切込深 さ調節板30を上下に移動させながら、刃縁部16の先端部から切込深さ調節板 30の下端縁までの距離を所定の切込深さhになるように設定して蝶ナット34 を締付ける。
【0019】 そこで、上記切込深さ調節具24を装着した鋸により、材料に溝切り加工を施 したり、図4に示すように、材料Aに段付加工部aを形成する場合には、切込深 さ調節板30の下端縁が材料Aの上面に突き当たるまで切込むことにより、あら かじめ設定された切込深さhが得られる。
【0020】 したがって、本考案による鋸の切込深さ調節具を用いた切込加工では、切込深 さhに過不足が生じることがなくなるので、作業者の感と経験に頼る必要がなく なり、誰にでも正確な切込深さを得ることができる。
【0021】 なお、上記実施例においては、片刃鋸の背峰部に胴を嵌めた胴付き鋸の場合を 例にして説明したが、これに限定するものではなく、胴のない片刃鋸、あるいは 両刃鋸にも同様な切込深さ調節具を装着して使用することが可能であり、同様の 作用効果を得ることができる。
【0022】 また、特に図面を用いて説明することは省略したが、本考案による鋸の切込深 さ調節具は、円柱状の材料に所定の深さの切込を形成したり、あるいは円柱状の 段付き加工などをする際に用いると一層効果的である。
【0023】
【考案の効果】
本考案は、以上説明したように構成されているので、以下に記載されるような 効果を奏する。
【0024】 板面の前後位置に直角にボルトを固着した剛性のある細長い鉄板製の基板と、 鋸本体の刃板の幅に相当し基板のボルトが嵌合する長穴を上下方向に形成した切 込深さ調節板と、基板と切込深さ調節板との間に鋸本体を挟み込んで締付ける蝶 ナットとにより切込深さ調節具を構成し、上記切込深さ調節具の基板と切込深さ 調節板との間に、鋸本体の上端部がボルトに突き当たるまで嵌め込むとともに、 切込深さ調節板を上下に移動させることにより、鋸の刃縁部の先端部から切込深 さ調節板の下端縁までの距離を所定の切込深さに設定して蝶ナットを締付けるよ う構成したので、材料に溝切り加工を施したり、段付加工部を形成する場合には 、切込深さ調節板の下端縁が材料の上面に突き当たるまで切込むことにより、あ らかじめ設定された切込深さが得られる。
【0025】 したがって、あらかじめ材料側に切込深さ寸法を墨入れなどにより目印を付け てから切込むなどの工数が不要になるとともに、材料の切込深さに過不足が生じ ることがなくなり、しかも切込深さの不足により再度切込み加工を施すなどの修 正作業がなくなり、加工工数が削減される。
【0026】 また、切込み過ぎによる組立て時のガタがなくなり、強度不足が生じたりする などの問題が解消される。
【0027】 このため、本考案の鋸による切込加工では、作業者の感と経験に頼る必要がな くなり、誰にでも正確な切込深さを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による鋸の切込深さ調節具を示す分解斜
視図である。
【図2】本考案による鋸の切込深さ調節具を装着した鋸
の斜視図である。
【図3】図2の中央部の断面図である。
【図4】本考案の鋸の切込深さ調節具を装着した鋸によ
る材料の加工状態を説明する要部の斜視図である。
【符号の説明】
10 鋸本体 12 刃板部 16 刃縁部 24 切込深さ調節具 26 基板 28 ボルト 30 切込深さ調節板 32 長穴 34 蝶ナット

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板面の前後位置に直角にボルトを固着し
    た剛性のある細長い鉄板製の基板と、鋸本体の刃板の幅
    に相当し基板のボルトが嵌合する長穴を上下方向に形成
    した切込深さ調節板と、基板と切込深さ調節板との間に
    鋸本体を挟み込んで締付ける蝶ナットとにより切込深さ
    調節具を構成し、 前記切込深さ調節具の基板と切込深さ調節板との間に、
    鋸本体の上端部がボルトに突き当たるまで嵌め込むとと
    もに、前記切込深さ調節板を上下に移動させることによ
    り鋸の刃縁部の先端部から切込深さ調節板の下端縁まで
    の距離を所定の切込深さに設定できるようにしたことを
    特徴とする鋸の切込深さ調節具。
JP4434493U 1993-07-21 1993-07-21 鋸の切込深さ調節具 Pending JPH077904U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS518204U (ja) * 1974-07-05 1976-01-21

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63149102A (ja) * 1986-12-12 1988-06-21 鐘淵化学工業株式会社 樹脂発泡体用溝切り用鋸

Patent Citations (1)

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