JPH0778421B2 - 水中コンクリート構築物のレベルを管理するための計測装置 - Google Patents

水中コンクリート構築物のレベルを管理するための計測装置

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JPH0778421B2
JPH0778421B2 JP7662289A JP7662289A JPH0778421B2 JP H0778421 B2 JPH0778421 B2 JP H0778421B2 JP 7662289 A JP7662289 A JP 7662289A JP 7662289 A JP7662289 A JP 7662289A JP H0778421 B2 JPH0778421 B2 JP H0778421B2
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sensor
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JP7662289A
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宏明 岡田
英造 重松
均 藤沢
潔 浅沼
美行 永井
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、水中コンクリート構築物のレベルを管理する
ための計測装置に関する。
本発明おける『レベル』とは、或る対象物の『相対高さ
(海抜)』、例えばコンクリート構築物の打設の際の経
時的な高さを意味する。
従来水中に構築された構築物や地盤等の高さのレベルの
計測は例えば、音響測深機、レッド、サウンデイング式
計測器或いはオートレッド等で行われて来たが、これら
の計測装置による計測はごく浅い場所を除いては、信頼
できる精度をもって行うことは不可能であった。例えば
超音波を使用した深浅測量では精度が悪い上にある点の
レベルを求めることは不可能である。
更に、上記のような目的で水圧を感知するセンサを使用
することも知られているが、この計測の場合潮位の変
化、波浪等の影響をうけ測定精度は更に悪くなる。
本発明の根底をなす課題は、水中コンクリート構築物の
レベルを管理するための装置にあって上記のような欠点
を伴うことのない計測装置を提供することである。
本発明にあってセンサと称する感知装置は水圧により計
測対象物の位置等を検出する機器である。
本発明による装置の特徴とするところは、水圧を感知す
るセンサ本体から成り、このセンサ本体にこれを支持し
かつ囲繞するように、上端領域内で中空の筒体が上記セ
ンサ本体を上端部で支持する支持体を介して保持されて
おり、かつこの筒体が下端領域内においてセンサ本体を
支持するため当接片を有するねじを備えており、その際
センサを吊下げるための索具が結ばれるアイボルトがこ
の筒体の上端部に両端で設けられており、この筒体の下
端部には海水を導入するため多数の導孔が形成されてい
ることである。
上記のような水圧の変動を感知することにより、水深等
を計測するセンサは既に色々な様式で知られているが、
このようなセンサは上記したように潮位、波浪等の影響
を受け、その計測結果は必ずしも正確とは言いがたい。
この欠点は本発明による計測装置の構成により完全に回
避される。
本発明による計測装置を、例えばコンクリート打設によ
る構築物の構築高さを経時的に計測することに適用する
ことを可能にするためには、本発明による計測装置の他
の特徴により、水中コンクリート等から成る構築物に当
接し、その経時的な変化を検出するため、センサを囲繞
する筒体が下端部において、このセンサに結合されるフ
ロートをねじ結合するための、内ねじ山が形成されてい
る延長部を備えている。
上記の本発明による他の構成による、フロートは中空の
球体から成り、その中に下方で重錘、例えば鉛の塊を内
蔵している。この構成により、センサに浮力が与えら
れ、これにより構築作業の進捗に伴う構築物のレベルが
連続して計測可能となる。
以下に添付した図面に図示した実施例につき本発明を詳
しく説明する。
第1図に図示したように、本発明による計測装置は本質
的に水圧の作用により感知検出作用を行うセンサ本体
1′から成り、このセンサ本体1′を波浪等から保護す
るために、筒体2がセンサ本体1′をその上端部におい
て支持するための支持体4を備えており、この支持体4
はセンサ本体1′と保持されている。筒体2はその下端
部領域内に当接片3′を有する多数本の締付けボルト3
を備えており(第3図参照)、この締付けボルト3を締
付けた際その先端に取付られた当接片3′がセンサ本体
1′のジャケト面に当接してこのセンサ本体1′を付加
的に支持する。この筒体2はその下方端面に水を導入す
るための二つの導孔6を備えている。このような導孔は
筒体2の上方にも形成される。これらの導孔により水の
出入りが上下に限られているので潮流の圧力を受けにく
い。筒体2はその上端面に、このセンサ1を水中に懸垂
するための索具10が引通されるアイボルト5を備えてい
る。
本発明による計測装置はその計測結果を処理するため、
地上或いは船上に設置される、ここでは図示していない
電子機器と結合されるが、この目的のためセンサ本体
1′の上端部にケーブル接続部9が形成されている。
このセンサ1は更にこの下方端部に内ねじが形成されて
いる延長部8を備えている。この延長部8にはフロート
11が接続される。このフート11は中空であり、その内部
に例えば鉛から成る重錘12が内蔵されている。このフロ
ート11の先端には計測すべき構築物にセンサを載置する
ためのピンが形成されている。
以下に上記の計測装置を使用して行う計測方法の実施例
を記載する。
上記の本発明による装置はそれ自体単独で使用すること
が可能であるが、水中コンクリート構築物の経時的な変
化をリアルタイムで計測し得るように、またその際の計
測精度をより正確にするため、本発明による計測装置−
センサーは、二つの機能形態をもって使用される。第一
の機能形態は経時的な潮位変化や、潮流の圧力などの影
響を排除するために機能する基準センサとして、第二の
機能形態は、仮ベンチ上や目的物上に載置され、その差
圧から目的物のレベルを計測するのに機能する計測セン
サとしてである。
上記のように本発明による計測装置を2つの機能形態で
使用することにより潮流、波浪等の影響が回避されると
いう利点が達せられる。
先ずフロートを備えていない計測装置を使用して計測す
る場合を説明する。
水中の構築物30を計測する際、第4図に示すように、水
中における構造物の高さを計測する場合、基準となるセ
ンサを構造物上に載置し、一方計測センサを仮ベンチ21
上に載置し、計測が終了した後、計測センサを計測点に
移動して計測する。この際もちろん両センサは地上或い
は船上に設けられている電子機器と結合されており、数
分間連続計測する。上記の計測から得た平均数値間の差
から相対的な高さを求め(この場合連続計測の平均値を
求めることで波浪の影響を殆ど排除できる。)、仮ベン
チの海抜から計測点の海抜を求める。この際得られた海
抜の数値(この値は潮位の影響を包含している。)と基
準センサによって得られた差値を処理して、構築物の高
さ(この高さに対する潮位の影響は相殺されている)を
算出する。
上記の方法の際、基準センサは付属のアタッチメントを
介して構築物上に載置されるその際潮流がない場合はた
だ載置するでけだよいが、潮流が速い場合は配線をひも
等で固定しておく必要がある。鉄板上の場合は有利な構
成として図面には示さなかったが、この計測装置が底部
にマグネットが設けられる。
次に、フロートを備えた本発明による計測装置の場合、
第6図に示したように、先ず計測ガイド20を経て計測セ
ンサを構築物が構築される打設基面上に当接するまで降
下させる。この際フロート11は比重調整されており、水
中に沈むが、コンクリート打設進捗と共に構築物表面上
に当接しながら浮上して来る。このフロートのセンサケ
ーブルに浮力を持たせるため、この計測センサの上方に
浮力を有している物体3、例えば発泡スチロール球を結
合することも可能である。次いで基準センサ1を枠上に
載置する。この際構築物の進捗するコンクリート打設面
とセンサとの間の間隔は、一定であるように設定されて
いる。
このように計測装置を設定した際、第6図および第7図
に示すようにコンクリート打設が進捗するに連れて計測
センサは水中コンクリート32により押上げられる。この
計測方法の場合も本発明による計測装置の一方は基準セ
ンサとして固定位置に載置され、他方が計測センサとし
て機能し、これらは配線を介して電子機器と結合れさて
おり、絶えず両センサから得られる値が比較され、処理
される。このようにしてコンクリート打設開始から終了
までの経時的なコンクリート打設高さHが検出される。
上記の計測方法にあって、フロートの重心を低くするこ
とにより、移動してもこのフロートが水中に没している
限り、センサと計測面との一定の距離が常時維持され
る。またフロートである故にこの計測センサは浮力を有
しており、従ってこの計測センサがコンクリート中に埋
没したりして計測値が狂うようなことがない。またこの
計測方法の場合計測センサが計測ガイド内を案内される
のでこれに及ぼす水の側方流動作用が阻止され、常に同
じ位置での計測が可能である。
本発明によるこの計測装置は、水中構築物、海底等の高
さを測定することにも応用可能である。例えば、鋼製の
橋脚の場合は、橋脚を水中に吊降すると同時に計測セン
サを取付け、左右のレベルの調整を行う。この計測装置
はその際その底部に設けたマグネットにより橋脚上に固
定される。左右前後のレベルをリアルタイムに計測す
る。この計測の際基準センサは橋脚設置場合の近傍の不
動点に設置される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による計測装置の断面図、 第2図は本発明による計測装置に取付けられるフロート
の断面図、 第3図は本発明による計測装置の平面図、 第4図および第5図は本発明による計測装置による水中
構造物のレベル測定の際の測定工程図、 第6図〜第8図は水中における構築物の構築の際の本発
明による計測装置によるレベル測定の方法工程図。 図中符号は、 1……センサ、1′……センサ本体、2……筒体、3…
…ねじ、3′……当接部、4……センサ本体支持体、5
……アイボルト、6……導孔、8……延長部、9……ケ
ーブル接続部、10……索具、11……フロート、12……重
錘、20……計測装置ガイド。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 浅沼 潔 東京都港区赤坂4丁目9番9号 日本国土 開発株式会社内 (72)発明者 永井 美行 東京都港区赤坂4丁目9番9号 日本国土 開発株式会社内 (56)参考文献 実開 昭60−174813(JP,U) 実開 昭61−143086(JP,U)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水中コンクリート構築物のレベルを管理す
    るための計測装置において、水圧を感知するセンサ本体
    (1′)から成り、このセンサ本体(1′)にこれを支
    持しかつ囲繞するように、上端領域内で中空の筒体
    (2)が上記センサ本体(1′)を上端部で支持する支
    持体(4)を介して保持されており、かつこの筒体
    (2)が下端領域内においてセンサ本体(1′)を支持
    するための当接片(3′)を有するねじ(3)を備えて
    おり、その際センサ(1)および中空体(2)を吊下げ
    るための索具が結ばれるアイボルト(5)がこの筒体
    (2)の上端部両端に設けられており、この筒体(2)
    の下端部および上端部には海水を導入および導出するた
    めの多数の導孔(6、6′)が形成されていることを特
    徴とする、水中コンクリート構築物のレベルを管理する
    ための計測装置。
  2. 【請求項2】センサ(1)を囲繞する筒体(2)が下端
    部において、このセンサ(1)に結合されるフロート
    (11)をねじ結合するための内ねじ山を備えた延長部
    (8)を備えている、請求項1記載の計測装置。
  3. 【請求項3】フロート(11)が中空の球体から成り、そ
    の中に下方で重錘を内蔵している、請求項2記載の計測
    装置。
JP7662289A 1989-03-30 1989-03-30 水中コンクリート構築物のレベルを管理するための計測装置 Expired - Lifetime JPH0778421B2 (ja)

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