JPH0778252A - 物体認識方法 - Google Patents

物体認識方法

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JPH0778252A
JPH0778252A JP5161438A JP16143893A JPH0778252A JP H0778252 A JPH0778252 A JP H0778252A JP 5161438 A JP5161438 A JP 5161438A JP 16143893 A JP16143893 A JP 16143893A JP H0778252 A JPH0778252 A JP H0778252A
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JP
Japan
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image
points
round bar
image pickup
imaging
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Application number
JP5161438A
Other languages
English (en)
Inventor
Kohei Nishikawa
晃平 西川
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Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 移動ステレオの手法により認識対象物体の三
次元位置姿勢を認識するもので,移動ステレオによる三
次元位置検出のためのデータ抽出の方法を改良した物体
の三次元位置姿勢認識方法を提供する。 【構成】 移動ステレオ手法における各画像間で同一の
撮像点を対応付けする処理を正確且つ容易にできるよう
改良したもので,各撮像位置で撮像された二次元画像か
ら上記対象物上に複数の特徴点(撮像点)を抽出し,そ
れぞれの特徴点について同一の特徴点が検出された画像
位置(撮像位置)と,この画像が検出されなくなった画
像位置とをツリー構造的(検出された画像位置を根,検
出されなくなった画像位置を葉とするような)にデータ
構造化することで多数の同一特徴点の対応付けが容易と
なる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,散積みされた物体をロ
ボットハンド等によりピックアップするような複雑な形
状の対象物の場合に上記物体の三次元位置及び姿勢を認
識するための物体認識方法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば,図8に示すように,同一形状の
丸棒4が散積みされて重なり合った状態にあるものか
ら,個々の丸棒4の位置及び姿勢を認識するための従来
技術について示す。まず,図9(a)(b)に示すよう
に,予め丸棒4の表面A−A方向の明るさの分布,及
び,丸棒4の長さを測定して,光学モデルとして登録し
ておく。次に,図8に示すように,散積みされた複数の
丸棒4を光源22で照明し,撮像装置21で撮像して,
その画像を画像処理装置23に取り込む。画像中の任意
ライン上の明るさ分布は,図10に示すようになるの
で,この中から予め登録されている丸棒4の光学モデル
の明るさ分布と似通っている部分(図10ではと)
を抽出する。次いで,抽出された部分の軸方向の長さが
登録された長さに近似であれば,これを所要の丸棒4と
して認識する。図10に示す例では,部分に相当する
丸棒4aが認識される。部分に相当する丸棒4bは重
なりがあって長さが短くなるため認識されない。従っ
て,認識された丸棒4aのみをロボットハンド等により
ピックアップすることができる。上記のように丸棒4a
をピックアップするような場合には,丸棒4aが他の対
象物と分離可能かどうか,即ち,丸棒4aが立体的に他
と別体の対象物であるかどうかが問題となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】物体を立体的に認識す
る方法として所定距離離れた2点から物体を撮像して,
共通撮影点についての撮像間隔と撮像角度とから物体の
所要位置のカメラからの距離を算出するステレオビジョ
ンの手法が知られている。この方式では複数の共通撮像
点について離れた2つの画像間でそれぞれ共通撮像点毎
に対応付けすることが困難(対象物が複雑な立体の場
合,離れた2つの位置から同じ対象物を見てもまったく
異なる画像が得られるので)であるため,この対応付け
を容易にするための方法として移動ステレオの手法(電
子通信学会論文誌186/11Vol.J69−D N
o.11 P1765〜1772)が用いられる。この
移動ステレオ手法では,1台のカメラを小さな間隔で移
動させて撮像することにより,上記共通撮像点の対応付
けを隣接画像間で容易に行おうとするものである。この
移動ステレオの手法を用いることにより,前記丸棒の立
体認識も理論的には可能である。しかし,複雑な立体物
あるいは同一物が多数散積みされた状態の物体の三次元
位置姿勢を認識するためには,物体上に多数の撮像点を
設定し,それぞれの三次元位置を測定することを要する
が,上記移動ステレオ手法における各画像間で多数の共
通撮像点を対応付けすることに複雑な処理を要し,対応
付けの誤りや処理時間が長くなるという問題がある。本
発明は,上記移動ステレオ手法における各画像間で同一
の撮像点を対応付けする処理を正確且つ容易にできるよ
う改良して,上記移動ステレオ手法の課題を解消するこ
とを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明が採用する方法は,立体的対象物を所定距離離
れた2点よりカメラにより撮像し,上記2点での両画像
内の共通撮像点の位置を,上記2点間距離及び角度から
三角測量の原理により計測すべく,上記カメラを上記2
点の一方の点から他方の点に向けて移動させ,上記2点
及び該2点間の1以上の点において上記対象物を撮像
し,上記2点間の隣接する撮像点で得られた画像から上
記共通撮像点を認識する物体認識方法において,複数の
共通撮像点について,それぞれ当該共通撮像点が画像内
で検出され続ける範囲内での初めて検出されたカメラ位
置およびその撮像角度と,画像内に検出されなくなった
カメラ位置及びその撮像角度とを検出し,これらのデー
タから上記複数の共通撮像点の位置を演算することを特
徴とする物体認識方法である。
【0005】
【作用】ステレオビジョンでは,撮像間隔を大きくとる
ことにより,3次元位置計測精度の向上が図れる。本発
明によれば,各カメラ位置で撮像された二次元画像から
上記対象物上に複数の共通撮像点を抽出し,各共通撮像
点の画像間での移動をデータ構造化して,それぞれの共
通撮像点について初めて検出されたカメラ位置と,この
画像が検出されなくなったカメラ位置及び撮像角度とか
ら撮像点までの距離を演算する。この演算を各共通撮像
点について行うことにより,対象物の三次元位置姿勢を
高精度に認識できるとともに,視覚センサによる対象物
の検出範囲を広げることができる。
【0006】
【実施例】以下,添付図面を参照して,本発明を具体化
した実施例につき説明し,本発明の理解に供する。尚,
以下の実施例は本発明を具体化した一例であって,本発
明の技術的範囲を限定するものではない。ここに,図1
は本発明に係る物体認識方法を実施するための構成を示
す模式図,図2は実施例による撮像画像の例を示す画像
図,図3は撮像画像から散積みされた丸棒の中心線を求
める画像処理の手順を示すフローチャート,図4はステ
レオビジョンの原理図,図5はステレオビジョンにおけ
る対応付け探索範囲の説明図,図6は移動ステレオの原
理図,図7は移動ステレオ手法により検出された画像特
徴の対応付けの連続関係を示すツリー構造の構成図であ
る。本実施例は,散積みされた丸棒の三次元位置姿勢を
認識するもので,移動ステレオ手法を用いて散積みされ
た丸棒の三次元位置姿勢を認識する。物体認識を行うた
めの物体認識装置1は,撮像装置(カメラ)2と,該撮
像装置2を認識対象となる散積み状態の丸棒4の散積み
面に対して平行方向に直線移動させるための移動台3
と,散積みされた丸棒4を照明する光源5と,撮像装置
2によって撮像された画像から丸棒4の三次元位置姿勢
を認識するための処理を行う画像処理装置6と,該画像
処理装置6の指令に基づき上記移動台3上の撮像装置2
を移動させる駆動制御装置7とを具備して構成されてい
る。上記構成になる物体認識装置1により散積みされた
丸棒4の三次元位置姿勢の認識方法について以下に説明
する。撮像装置2により移動台3のある位置から散積み
された丸棒4を撮像すると,図2に示すような画像が得
られる。この画像は画像処理装置6により,図3に示す
ような手順で丸棒4の中心線が求められる。即ち,光源
5からの照明により表面が鏡面反射している丸棒4の画
像を明るさ分布を所定の閾値で二値化することにより,
中心線上の明部が抽出されるので,この明部を細線化処
理し,直線検出することにより丸棒4の中心線が求めら
れる。
【0007】この時点では,丸棒4の二次元的な位置姿
勢が検出されているが,丸棒4が積み重なった上下関係
や三次元的な位置姿勢は検出できない。そこで,撮像装
置2を移動台3上で直線移動させ,複数の撮像位置から
撮像した画像から丸棒4の三次元位置姿勢を求める。ま
ず,離れた2点位置からステレオ視することにより物体
を立体的に認識できることを利用したステレオビジョン
の原理から説明する。図4に示すように,散積みされた
丸棒4から,任意の丸棒4aの特徴的な点(共通撮像点
に相当)O1 を2台の撮像装置2a,2bを所定距離離
れた位置a,bに撮像軸を平行に配して撮像する。この
場合の各撮像装置2a,2bの各撮像面8a,8b上で
の点O1 の像の撮像軸中心からの位置をそれぞれP0
1 とし,像P0 及びP1 の撮像軸中心からの距離をそ
れぞれxa 及びxb ,撮像装置2a,2bのレンズの焦
点距離をfとすると,線分abから物点O1 までの距離
Zは,下式のようにして計算できる。 Z=f・ab/(xb +xa ) しかし,2台の撮像装置2a,2bを用いるステレオビ
ジョンでは,P0 に対応するP1 を決定する対応ずけが
一般的に困難である。例えば,点O1 の近くに丸棒4b
の丸棒4aと同一位置の点O2 があると,誤ってP0
対応点としてP 2 を選んでしまう可能性がある。この問
題点は,図5に示すように,奥行き方向の丸棒4aの検
出範囲Zw がZmin ≦Zw ≦Zmax として与えられてい
る場合には,P0 に対応するP1 の撮像面上での存在範
囲xb は,下式に示すように限定できる。 xa +(f・ab)/Zmax ≦xb ≦xa +(f・a
b)/Zmin 上式により,撮像装置2a,2b間の距離abが小さい
場合には,この対応付けの検索範囲は小さくなり,P0
とP1 の対応付けは容易となるが,間隔abを小さくす
ると点O1 の三次元位置の計測精度が低下する問題が生
じる。
【0008】この問題を解決するため,本実施例では移
動ステレオの手法を用いる。図1に示した物体認識装置
1において撮像装置2を移動台3により図6に示すよう
に撮像位置a,b,c─にわずかづつ移動させ,各撮像
位置で散積みされた丸棒4を撮像する。図6において,
撮像位置a,b,c…の間隔(視点間距離)は下記の関
係式を満足させるように決定される。 ab=bc=…=L(定数) 奥行き方向の丸棒4の検出範囲Zw がZmin ≦Zw ≦Z
max として与えられているとすると,任意の丸棒4aの
特徴的な点O1 (前記のように直線検出された点)を撮
像した撮像位置a,bでの撮像面8上での点O1 の像の
撮像軸中心からの位置をそれぞれP0 ,P1 とすると,
0 に対応するP1 の撮像面上での存在範囲xb は,下
式に示すようになる。 xa +(f・L)/Zmax ≦xb ≦xa +(f・L)/
min ここで,視点間距離Lを小さく決定しておくと,上記存
在範囲内に存在するP 0 の対応点候補を限定することが
できる。同様に撮像位置bで得られる像P1 に対応する
撮像位置cの撮像面上での探索範囲xc は下式のように
示され,この探索範囲内に存在するP1 の対応点候補も
限定することができる。 xb +(f・L)/Zmax ≦xc ≦xb +(f・L)/
min 上記のようにして,撮像位置a,b,c…のうち,隣接
する撮像位置間での対応候補をそれぞれ求めることがで
きる。上記のように視点間距離Lを小さく設定した各撮
像位置間では,対応候補を求めることが容易にできる
が,先にステレオビジョンの原理で説明したように,視
点間距離Lが小さい場合の物体の三次元位置計測の精度
が低下する。そこで,撮像位置a,b,c…の各隣接す
る視点間距離で対応付けを進め,撮像装置2を移動させ
て共通撮像点の対応付けができる最大の2点間距離か
ら,共通撮像点の三次元位置を求めると,対応付けと視
点間距離とを満足させることができる。
【0009】本実施例では,対応付けの関係を明確化す
るため,図7に示すような多視点での画像特徴の対応関
係を示す樹木構造をデータ構造として導入する。上記画
像特徴とは,共通撮像点に対応する点で各撮像位置a,
b,c…で撮像され,前述のように画像処理(直線検
出)された結果得られる丸棒4の中心線である。図7に
おいて,撮像位置aでの画像特徴0aに対応する撮像位
置bでの画像特徴候補が画像特徴0b及び1b,撮像位
置bでの画像特徴1bに対応する撮像位置cでの画像特
徴候補が画像特徴0c及び1cで撮像位置dでは画像特
徴1cに対応する画像特徴が発見できない場合には,画
像特徴0aをツリー構造の「根」,画像特徴0b,0
c,1cを「葉」とするデータ構造とする。このように
撮像位置をa,b,c…と移動させたときに初めて画像
内に出現した画像特徴はツリー構造の「根」とし,撮像
位置の移動に伴って画像内から消滅していった画像特徴
はツリー構造の「葉」とする。上記のようなツリー構造
を導入することにより,上記対応付けができる最大の撮
像位置間距離は,各ツリー構造の「根」から「葉」に至
る個々の画像特徴対応経路を解析することによって求め
ることができる。つまり,図6に示したように移動ステ
レオ手法では三角形の相似により,撮像位置の移動に伴
う画像特徴の画像上での移動量は,撮像位置の移動量に
正比例するため,ab=bc=──=Lの条件より,各
像P0 ,P1 ,P2 の撮像面8上の移動距離は,図6の
状態で示すと下式のようになり,微小視差Dを求めるこ
とができる。 xa +xb =xb +xc =──≡D そこで,ツリー構造の「根」から各「葉」に至る画像特
徴対応パスにおいて,ツリー構造のリンクで接続されて
いる画像特徴間の上記微小視差Dをそれぞれ計算し,得
られた微小視差列の分散がいちばん小さくなる「根」か
ら「葉」に至る画像特徴対応パスを求める対応付けパス
とする。
【0010】この結果,決定された対応付けパスが,例
えば,「根」の画像内のx座標がx a であり,「葉」の
画像内のx座標がxc であったときには,求める点O1
の奥行き方向位置は下式によってもとめることができ
る。 Z=f・ac/(xa +xc ) 従って,散積みされた丸棒4を撮像した画像を図3に示
した画像処理により各丸棒4の中心線を求め,中心線の
両端が検出できる丸棒の中心線の両端を特徴点(共通撮
像点)として抽出し,この特徴点毎の各画像間の対応関
係を上記ツリー構造で表現した後,ツリー構造の「根」
から「葉」に至る経路を解析することにより,散積みさ
れた丸棒4個々の奥行き位置,傾きを計測でき,三次元
位置姿勢が認識される。本実施例では,上記の通り散積
みされた丸棒の三次元位置姿勢の認識方法を示したが,
立体物の所要位置に特徴点を抽出して,同様の処理を行
うことにより各特徴点の三次元位置座標が検出でき,立
体物の三次元位置姿勢を認識することができる。
【0011】
【発明の効果】本発明は以上の説明の通り,移動ステレ
オ手法による三次元位置姿勢の認識における各撮像位置
での画像間の同一撮像点の対応付けが誤認識なく容易に
実行されるので,立体対象物の奥行き方向の計測精度が
最良となる撮像間距離が正確に求められ,立体対象物の
三次元位置姿勢の認識が正確且つ迅速になされる効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る物体認識方法を実施するための
構成を示す模式図。
【図2】 実施例に係る撮像画像の例を示す画像図。
【図3】 実施例に係る撮像画像から散積みされた丸棒
の中心線を求める画像処理の手順を示すフローチャー
ト。
【図4】 ステレオビジョンの原理図。
【図5】 ステレオビジョンにおける対応付けの検索範
囲を示す説明図。
【図6】 実施例に係る移動ステレオの原理図。
【図7】 実施例に係る移動ステレオ手法により検出さ
れた画像特徴の対応付けの連続関係を示すツリー構造の
構成図。
【図8】 従来例に係る物体位置の認識方法を実施する
ための構成図。
【図9】 丸棒(a)とその表面の明るさ分布を示すグ
ラフ(b)。
【図10】 従来例に係る物体認識方法を示す説明図。
【符号の説明】
1…物体認識装置 2…撮像装置(カメラ) 3…移動台 4…丸棒(対象物) 6…画像処理装置 8…撮像面

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 立体的対象物を所定距離離れた2点より
    カメラにより撮像し,上記2点での両画像内の共通撮像
    点の位置を,上記2点間距離及び角度から三角測量の原
    理により計測すべく,上記カメラを上記2点の一方の点
    から他方の点に向けて移動させ,上記2点及び該2点間
    の1以上の点において上記対象物を撮像し,上記2点間
    の隣接する撮像点で得られた画像から上記共通撮像点を
    認識する物体認識方法において,複数の共通撮像点につ
    いて,それぞれ当該共通撮像点が画像内で検出され続け
    る範囲内での初めて検出されたカメラ位置およびその撮
    像角度と,画像内に検出されなくなったカメラ位置及び
    その撮像角度とを検出し,これらのデータから上記複数
    の共通撮像点の位置を演算することを特徴とする物体認
    識方法。
JP5161438A 1993-06-30 1993-06-30 物体認識方法 Pending JPH0778252A (ja)

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