JPH0778198A - 計器選定設計支援システム - Google Patents

計器選定設計支援システム

Info

Publication number
JPH0778198A
JPH0778198A JP5223070A JP22307093A JPH0778198A JP H0778198 A JPH0778198 A JP H0778198A JP 5223070 A JP5223070 A JP 5223070A JP 22307093 A JP22307093 A JP 22307093A JP H0778198 A JPH0778198 A JP H0778198A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
instrument
design
selection
data
input
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5223070A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaki Yamamoto
正毅 山本
Tadahiro Yumitate
忠弘 弓立
Tamotsu Asano
保 浅野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP5223070A priority Critical patent/JPH0778198A/ja
Publication of JPH0778198A publication Critical patent/JPH0778198A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】コンピュータ手法を応用して、発電プラントな
どの大型装置の計器の選定を、迅速かつ的確に、すなわ
ち、効率良く行う計器選定設計支援システムを提供す
る。 【構成】入力装置3を用いて、計器選定の指示を、計器
仕様決定手段6に入力する。プラントデータベース1に
ある設計データは、データ転送インタフェイス2を介し
て、計器設計データベース4に送られる。計器仕様決定
手段6は、計器設計データベース4、計器設計知識ベー
ス5と遣り取りし、設計要求に合った計器仕様を決め
る。計器選定手段7は、計器諸元メモリ8のデータを利
用し、該当する計器を選択する。評価判定手段9は、評
価判定知識ベース15の助けを受けて、選ばれた計器を
評価判定する。問題がなければ、選定された計器が、デ
ィスプレイ10やプリンタ11から出力される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プラントなどの複雑な
大型装置のための計器の装備設計に関するもので、特
に、原子力発電プラントの大規模なシステムに対する計
器選定方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、発電プラント設計においては、
プラントの規模、すなわち、建屋や出力の大きさなどを
目安として、まず、装置設計が行われる。次に、それら
の装置同志を継ぐ配管や継手などの、配置設計が行われ
る。その後、プラントの運転制御に用いられる流量計や
温度計のような測定計器および圧力スイッチのような安
全保護計器の、装備設計が行われている。
【0003】配置設計は、コンピュータの支援を受けた
設計法、通称CAD(Computer Aided Design)シス
テムの利用により行われている。すなわち、設計者が、
ポンプの容量や吐出圧力、バルブの径や作動分類と云っ
た装置仕様と、径、長さ、流路抵抗と云った配管継手仕
様を、CADシステムと対話しながらインプットし、設
計ならびに製図を行っている。そして、この時、各種計
器の設置場所も、同時に設計され、決められている。ま
た、装置と配置が決まると、プラントの運転仕様を、さ
らにインプットし、計器設置場所での運転時の温度や圧
力などのプロセスデータが、設計仕様として、設計計算
されている。
【0004】装備設計は、上記CADシステムから得ら
れた、ポンプ、バルブや配管などの系統が示されている
配置設計図と、各種計器の設置場所および当該プロセス
データなどを纏めた設計仕様とに、基づいて行われてい
る。内容は、その設置場所に適した測定計器を選定する
設計、必要に応じて安全保護計器を設定する設計であ
る。
【0005】現在、この装備設計は、設計者が、別途備
え付けられているパーソナルコンピュータシステムを用
いて、CADシステムと同じように対話し、行われてい
る。設計者がインプットするものは、配管などの系統が
示されている配置設計図からの配管の径、長さ、高さ位
置などの情報や、計器の設置場所およびプロセスデータ
を纏めた設計仕様からの流量、温度、圧力などの情報で
ある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、従来
の技術では、CADシステムで行われる配置設計とパー
ソナルコンピュータシステムで行われる装備設計が、一
体に繋がれておらず、設計者が、間に入って繋いでい
る。従って、手間が掛かり、また、設計者のミスの恐れ
もあり、設計効率の悪い点が見られる。
【0007】本発明の目的は、コンピュータ手法を応用
して、プラントなどの大型装置の計器の選定を、迅速か
つ的確に、すなわち、効率良く行う計器選定設計支援シ
ステムを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的は、プラント設
計のデータベースから番号や型式などのようなキーワー
ドを介してプラント設計に関する設計データを取込むデ
ータ取込手段と、データ取込手段からの取込みデータと
プラント設計の計器選定設計に関する設計データとを記
憶するデータベース手段と、計器選定設計に関する設計
ルールを記憶する知識ベース手段と、データベース手段
および知識ベース手段と通信し計器仕様を決定する計器
決定手段と、決定された計器仕様を満足する計器を選定
する計器選定手段と、計器決定手段および計器選定設計
と対話する入出力手段とを有することによって達成され
る。
【0009】
【作用】本発明によれば、配置設計のCADシステムと
装備設計のパーソナルコンピュータシステムの両システ
ムを、(1)プラントの配置設計図は、図番をキーワー
ドとする、(2)配置設計図に記載されている、タン
ク、配管、エルボ、バルブなどの構成要素の設計情報
は、複数の桁数からなるコード番号をキーワードとす
る、(3)配置設計図の中で、一つ一つ設計計算され
た、計器の設置場所や計器設置場所での運転時の温度や
圧力のプロセスデータは、計器の設置場所の番号をキー
ワードとする、ことによって、プラント設計のデータを
互いに遣り取りの可能な体系で、結び付けられる。従っ
て、本発明の計器選定設計支援システムにおいては、設
計者が、間に入らなくとも、指示するだけで、プラント
設計のデータが互いに遣り取りされ、コンピュータの推
論手法を利用し、装備設計、すなわち、計器の選定が迅
速、且つ、的確に行われる。
【0010】また、計器選定結果に対する問題の有無を
判定し、その結果も表示する。問題が有る場合には、代
替設計の推論を行い、その結果を表示する。
【0011】推論に用いる複数の知識ベース(設計ルー
ル)は、分割されているので、一つ一つが小規模なもの
となり、知識ベースの作成、保守が容易である。また、
推論処理も短時間で行うことができる。そしてまた、推
論過程において、ルールの不適合、ルールの不備などに
より、推論が適切に行われない場合は、設計者が、ディ
スプレイを見て対話し、ルールの追加、変更、削除など
を行うことができるので、推論の精度を向上させること
ができる。
【0012】
【実施例】本発明の一実施例として、ポンプ保護のため
にポンプ吐出圧力を測定し、予め定めた圧力値を越えた
場合、ポンプ停止信号を出力する圧力スイッチの選定設
計を取り上げ、添付の図面を用いて説明する。
【0013】図1は、本発明の一実施例の計器選定設計
支援システムを示す図である。設計者は、ディスプレイ
10を見ながら、入力装置3を用いる。そして、計器選
定の設計指示を計器仕様決定手段6に入力し、当該支援
システムとの対話を開始する。設計指示が計器仕様決定
手段6に入力されると、配置設計が行われたCADシス
テムのプラントデータベース1にあるプラント設計デー
タや設計仕様は、データ転送インタフェイス2を介して
取り込まれる。そして、計器設計データベース4に記憶
される。
【0014】計器仕様決定手段6は、プラント設計デー
タや設計仕様を取り込み記憶している計器設計データベ
ース4と計器設計知識ベース5と遣り取りし、当該設計
仕様に合った計器仕様を決めるためのプログラムを実行
する。
【0015】設計仕様に合った計器仕様が、決まると、
それは、計器選定手段7に送られる。計器選定手段7
は、計器諸元メモリ8から色々な計器の諸元データを呼
び出して、当該計器仕様に合う計器を選択する。評価判
定手段9は、評価判定知識ベース15の助けを受けて、
選ばれた計器を評価判定する。問題がなければ、自動的
に、適した計器が選定され、ディスプレイ10やプリン
タ11から出力される。この例の場合は、計器番号PS−
ABの圧力スイッチが選定されて、計器諸元表と一緒に出
力される。
【0016】評価判定手段9が、「計器の選定が不能で
ある」と自己判定する、あるいは、ディスプレイ10な
どを見ている設計者が、「問題がある」と判断し別途指
示すれば、代替設計知識ベース12、代替設計手段
(1)13および代替設計手段(2)14が、作動し、
代替計器の選定設計が行われる。
【0017】本発明の特徴として、設計者が出力装置の
表示を見て、設計者の判断を入力装置から入力し、必要
に応じて設計データおよび設計ルールの追加、変更、削
除を行えることがある。そしてまた、設計ルールを格納
した知識ベースを、複数に分割していることがある。こ
のため、コンピュータ処理時間が短く選定設計が円滑に
行われる、一つ一つが小規模である知識ベースの作成、
保守が容易である、などの利点がある。
【0018】図2は、ポンプ吐出圧力を計測する配置設
計図の一部である。この図面は、配置設計のCADシス
テムを利用して、設計および製図されたものである。図
面番号は、SYS1−1001である。タンクT0150、配管P
0151、エルボE0152、配管P0253、バルブV015
4、配管P0355、ポンプPM0156、圧力計20、配
管P04121、圧力スイッチ設置場所PS0122、配管
P04223、エルボE0257、配管P0558、バルブV0
159、配管P0660、エルボE0361、配管P076
2、タンクT0263などから構成されている。ここで、
注目する点は、一つ一つのタンク、配管、エルボ、バル
ブなどに複数の桁数からなるコード番号が付けられてい
ることである。このコード番号には、例えば、配管の場
合であれば、径、長さ、抵抗係数などプラントの流水量
を求める場合に用いられる設計情報が結び付けられてい
る。ポンプの場合は、その性能諸元や寸法諸元の設計情
報が、結び付けられている。また、タンクT0150およ
びタンクT0263の水面高さH1とH2なども結び付け
られている。また、この配置設計図は、設計された圧力
スイッチ設置場所PS0122の点において、コード番号
(PS01)を持っている。そして、計器設置場所での運
転時の温度や圧力のプロセスデータの設計仕様は、この
番号と結び付けられている。
【0019】次に、具体的に説明する。まず、設計者
が、手元にある配置設計図のコピーを見て、図面番号
SYS1−1001 を入力装置3から入力する。この図面番号
が、配置設計のCADシステムと装備設計の当該計器選
定設計支援システムを繋ぐ、キーワードの一つとなって
いる。図面番号が入力されると、プラントデータベース
1に格納されている配置設計図 SYS1−1001 が呼び出
され、データ転送インタフェイス2を介し取り込まれ
る。そして、当該配置設計図に記載されている全ての設
計情報が、計器設計データベース4に、転送記憶され
る。例えば、タンク、配管のコード番号が転送される。
さらに、計器設置場所のコード番号も転送される。この
コード番号を受け取った計器設計データベース4は、今
度は、コード番号をキーワードとして、再び、プラント
データベース1と、遣り取りをする。そして、コード番
号に対応している、配管の径、長さ、抵抗係数などの設
計データや、計器設置場所のプロセスデータなどの設計
仕様を、計器設計データベース4に取り込み記憶するも
のである。尚、コード番号に対応している設計データな
どを、当該計器選定設計支援システムにあるデータメモ
リから、取り込む方法も考えられる。
【0020】そして次に、設計者は、入力装置3から、
どこの計器の設置場所についての計器選定の設計をする
かを、設置場所のコード番号で指示する。例えば、配管
P04121と配管P04222の間の圧力スイッチ設置場所
22のコード番号PS01を指定する。番号PS01が指定
されたので、それに関するプロセスデータである、設定
圧力値、最高使用圧力、最高使用温度、配管内流体名、
運転時の常用圧力および常用温度などの設計仕様が、計
器仕様決定手段6に転送される。尚、計器選定の設計を
数箇所行う必要のある場合は、設計者が一度指示すれ
ば、自動的に次々と選定設計するようにプログラムを作
成することもできる。
【0021】図3は、計器仕様決定の実行プログラムの
概要である。計器仕様の一つである測定レンジを決定す
るプログラムの例を取って、説明する。
【0022】ステップ25は、計器仕様決定手段6が、
計器設計知識ベース5から、該当する計器の設計ルール
を呼び込むものである。この場合、圧力スイッチ設置場
所22の番号PS01指定がされたので、圧力スイッチ選
定の設計ルールが、呼び込まれる。
【0023】ステップ30は、呼び込まれた圧力スイッ
チ選定の設計ルールから、測定レンジに関する設計ルー
ルを取り込むものである。例えば、次のルールが取り込
まれ、コンピュータの推論手法が実行される。
【0024】if … 圧力の測定レンジ。
【0025】then… レンジ最高値は最高使用圧力以上
とする。
【0026】if … 圧力の測定レンジ。
【0027】then… JISに定められた圧力範囲(0
〜10、0〜15、0〜20、0〜25、0〜35、0
〜50、0〜70、0〜100、0〜150kg/cm2
から選定する。
【0028】ステップ31は、上記設計ルールに必要な
データ、例えば、最高使用圧力のデータを計器設計デー
タベース4より取り込むものである。
【0029】ステップ32は、上記の二つのルールを満
足する測定レンジを検索し、計器仕様を選択するもので
ある。例えば、最高使用圧力が、80kg/cm2 であれ
ば、この値を測定できる圧力範囲である、JISに定めた
圧力範囲の、0〜100、0〜150kg/cm2 を、測
定レンジとして選択する。
【0030】ステップ33は、測定レンジに関する設計
ルールが複数ある場合、全ての設計ルールを検索させ、
計器仕様を決定するためのものである。そして、全ての
設計ルールを検索しても、選択される測定レンジが無い
場合は、設計者に知らせるアラームが鳴るようにする。
また、二つ以上の測定レンジが選択された場合は、別途
定めた優先順位選択プログラムや設計者との対話選択プ
ログラムで一つに決定することもできる。
【0031】ステップ34は、得られた計器仕様を出力
し、計器選定手段7に送るものである。
【0032】次に、他の計器仕様である常用圧力につい
て、簡単に説明する。運転時の常用圧力の最大、最小値
を算出し、計器に対する常用圧力範囲を決定する。運転
モード1〜nに対し常用圧力がPL1〜PH1、PL2
H2、…、PLn〜PHnであれば、常用圧力範囲PL〜PH
は PL=min{PL1、PL2、…、PLn} PH=max{PH1、PH2、…、PHn} として得られる。
【0033】そして、最終的に、次のような計器仕様
が、決定されたとする。
【0034】測定レンジ 0〜100kg/cm2 常用圧力 0〜5kg/cm2 設定圧力値 6kg/cm2 など。
【0035】次に、計器選定手段7は、上記計器仕様を
各種計器の情報を記憶した計器諸元メモリ8と照合す
る。そして、得られた計器仕様を満足する計器が一つま
たは複数選定する。評価判定手段9は、選定された複数
の計器の中から、目的の機能を満たしている計器を判定
する。尚、この実施例では、計器選定手段7と評価判定
手段9の組合せにて、計器を選定するものを示している
が、評価判定手段9は、省いても良い。この場合、設計
者が、選定結果をディスプレイ10などにより知り、判
定する方法を採用する。
【0036】判定内容は、例えば、計器固有の誤差やリ
セットスパンが、目的を満足するものであるかなどであ
る。仮りに、計器選定手段7が、設計仕様を満足する計
器として、計器A、Bの2種類を選定したとする。そし
て、性能についての評価判定を行うために、計器A、B
の誤差と接断差を、計器諸元メモリ8から読み込む。接
断差は「圧力スイッチの入切圧力差、リセットスパンな
どの呼称であり、設定点で作動した圧力スイッチが作動
前の接点状態に復帰するまでの圧力幅のこと」である。
例えば、圧力が上昇して10kg/cm2 で作動し圧力降
下して9kg/cm2で復帰する圧力スイッチの接断差は、
1kg/cm2 であると云う。
【0037】計器A、Bの誤差と接断差が与えられた
時、例えば、表1のようなものであれば、測定レンジは
0〜100kg/cm2の場合、圧力値に換算すれば、表2
に示したようなものになる。圧力スイッチの作動後、圧
力が常用圧力に戻った時、スイッチの接点は復帰してい
なければならないので、 計器復帰点=(設定圧力値)−(誤差)−(接断差)を
算出して、 if … 計器復帰点は、常用圧力の最大値より高い範囲
にある。
【0038】then… 当該計器用選択は適切である。
【0039】という設計ルールにより、常用圧力の最大
値と比較し、判定する。
【0040】前述のように、常用圧力0〜5kg/cm
2 、設定値6kg/cm2 であるから、 (A計器復帰点)=6−2−5 =−1.0<5=(常
用圧力の最大値) (B計器復帰点)=6−0.2−0.5= 5.3>5=(常
用圧力の最大値) であり、計器Aは、不適として選択対象から除外され
る。従って、この場合、計器Bのみが、ディスプレイ1
0などに表示される。
【0041】評価判定は、目的の機能に合致するかどう
かを見るのは、勿論であるが、過去の計器トラブル事
例、信頼性、コストなどの評価を取り入れて、選択され
た複数の計器に対する採用優先順位を見ることもでき
る。
【0042】図4(a)、(b)は、代替設計の実行プ
ログラムの概要である。
【0043】ステップ40は、代替設計の実行を確認す
るものである。これは、選択された計器が不適と判断す
る、または積極的に代替設計を行う場合は、設計者の指
示で、代替設計が行われるようにするものである。しか
し、得られた計器仕様を満足する計器が見つからない場
合、自動的に、代替設計が行われるプログラムにするこ
ともできる。代替設計が行われない場合は、その時点
で、選定設計は終了となり、その旨がディスプレイ10
などに表示される。
【0044】ステップ41は、代替設計を行って計器の
代替仕様を決定するものである。代替設計手段(1)1
3は、 if … 設定圧力値を有する計器。
【0045】then… 設定圧力値が計器の測定レンジの
0.2〜0.8倍の範囲にある計器を選定する。
【0046】if … 計器復帰点が常用圧力の範囲にあ
る。
【0047】then… 計器復帰点が常用圧力の最大値以
上となるように測定レンジを小さくする。
【0048】などと云った代替設計知識ベース12に記
憶されている設計ルールにより、測定レンジを変更した
後の該当計器について、代替設計を行う。
【0049】設定圧力値6kg/cm2 が測定レンジの0.
2〜0.8になるように 6/0.2=30kg/cm2 (測定レンジの最大値) 6/0.8=7.5kg/cm2 (測定レンジの最小値) として、JISに定められた圧力範囲として、0〜1
0、0〜15、0〜20、0〜25kg/cm2 である測
定レンジを持つ計器を、選定する。
【0050】次に、計器復帰点が常用圧力の最大値以上
となるような測定レンジの計器を、下記の計算から求め
る。
【0051】M=常用圧力の最大値=5kg/cm N=(設定圧力値)−(測定レンジの最大値)×{(誤
差)+(接断差)} N>M 設定圧力値=6kg/cm2、(誤差)+(接断差)=0.
02+0.05 であり、(測定レンジの最大値)<14.2kg
/cm2 が得られる。
【0052】従って、上記設計ルールを満たす、0〜1
0kg/cm2 の測定レンジを持つ計器のみを、選定し、
代替設計手段(2)14に送る。
【0053】代替設計手段(2)14は、 if … 最高使用圧力は、計器の測定レンジ最大値の1.
2倍より大きい。
【0054】then… ゲージセーバを設置する。
【0055】などと云った代替設計知識ベース12に記
憶されている設計ルールにより、該当する計器の代替設
計を行う。
【0056】前述のように、最高使用圧力80kg/cm2
であるから、計器の測定レンジ最大値が、 80/
1.2=66.7kg/cm2 以下の計器に対しては、ゲー
ジセーバを設置する必要がある。従って、選定された測
定レンジの計器は、ゲージセーバを設置することにな
る。なお、ゲージセーバは、計器の保護装置である。計
器と計器配管の間に接続され、計器配管の圧力が一定値
以上になると、計器配管の圧力が計器に印加されないよ
うに、圧力を遮断し、圧力が下降すれば、復帰開放し、
計器に異常圧力が印加されないようにする機能を有する
ものである。このゲージセーバにより計器に印加される
圧力は一定値以下に制限されることになる。このように
して、代替設計手段13、14は、代替設計を行い、ゲ
ージセーバ付の計器仕様を計器の代替仕様として決定
し、計器選定手段7へ送る。
【0057】ステップ42は、代替設計によって求めら
れた計器仕様に基づき、計器を選定するものである。計
器選定手段7は、計器諸元メモリ8からこの代替仕様を
満足する計器を選択し、評価判定を行い、計器を選定す
る。
【0058】ステップ43は、代替設計にて選定された
計器をディスプレイ10やプリンタ11へ出力表示する
ものである。例えば、代替設計の出力表示は、計器性能
の最上位のものを表示する、あるいは、順位を付けて表
示するプログラムとすることができる。
【0059】図4(b)は、ステツプ44を追加し、設
計者がディスプレイ10を見ながら、入力装置3から選
択することのできるプログラムの場合を示したものであ
る。
【0060】
【発明の効果】本発明によれば、コンピュータ手法を応
用して、プラントなどの大型装置の計器の選定を、迅速
かつ的確に、すなわち、効率良く行う計器選定設計支援
システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の計器選定設計支援システム
を示す図である。
【図2】本発明の一実施例のポンプ吐出圧力を計測する
配置設計図の一部である。
【図3】本発明の一実施例の計器仕様決定の実行プログ
ラムの概要である。
【図4】本発明の一実施例の代替設計の実行プログラム
の概要である。
【表1】計器A、Bの誤差と接断差の一例を示すもので
ある。
【表2】計器A、Bの誤差と接断差を圧力値に換算した
ものである。
【符号の説明】
1…プラントデータベース、2…データ転送インタフェ
イス、3…入力装置、4…計器設計データベース、5…
計器設計知識ベース、6…計器仕様決定手段、7…計器
選定手段、8…計器諸元メモリ、9…評価判定手段、1
0…ディスプレイ、11…プリンタ、12…代替設計知
識ベース、13…代替設計手段(1)、14…代替設計
手段(2)、15…評価判定知識ベース。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年4月26日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0037
【補正方法】変更
【補正内容】
【0037】 そして例えば、計器Aの誤差が2%F
s、接断差が5%Fs、および計器Bの誤差が0.2%F
s、接断差が0.5%Fsと与えられた時、測定レンジが
0〜100kg/cm2の場合、圧力値に換算すれば、計器
Aの誤差は2kg/cm2、接断差は5kg/cm2、また計器B
の誤差は0.2kg/cm2、接断差は0.5kg/cm2
る。圧力スイッチの作動後、圧力が常用圧力に戻った
時、スイッチの接点は復帰していなければならないの
で、 計器復帰点=(設定圧力値)−(誤差)−(接断差)を
算出して、 if … 計器復帰点は、常用圧力の最大値より高い範囲
にある。 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年4月26日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例の計器選定設計支援システ
ムを示す図である。
【図2】 本発明の一実施例のポンプ吐出圧力を計測す
る配置設計図の一部である。
【図3】 本発明の一実施例の計器仕様決定の実行プロ
グラムの概要である。
【図4】 本発明の一実施例の代替設計の実行プログラ
ムの概要である。
【符号の説明】 1…プラントデータベース、2…データ転送インタフェ
イス、3…入力装置、4…計器設計データベース、5…
計器設計知識ベース、6…計器仕様決定手段、7…計器
選定手段、8…計器諸元メモリ、9…評価判定手段、1
0…ディスプレイ、11…プリンタ、12…代替設計知
識ベース、13…代替設計手段(1)、14…代替設計
手段(2)、15…評価判定知識ベース。
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
【図1】
【図3】
【図4】

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プラント設計のデータベースから番号や型
    式などのようなキーワードを介して前記プラント設計に
    関する設計データを取込むデータ取込手段と、前記デー
    タ取込手段からの取込みデータと前記プラント設計の計
    器選定設計に関する設計データとを記憶するデータベー
    ス手段と、前記計器選定設計に関する設計ルールを記憶
    する知識ベース手段と、前記データベース手段および前
    記知識ベース手段と通信し計器仕様を決定する計器決定
    手段と、決定された前記計器仕様を満足する計器を選定
    する計器選定手段と、前記計器決定手段および前記計器
    選定設計と対話する入出力手段とを有することを特徴と
    する計器選定設計支援システム。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記計器選定手段は、
    選定不能な場合、選定不能であることを前記入出力手段
    に表示し、前記入出力手段の当該表示により前記入出力
    手段に入力される設計者の指示に従って、再び、決定さ
    れた前記計器仕様を満足する計器を選定するものである
    ことを特徴とする計器選定設計支援システム。
  3. 【請求項3】請求項1において、前記入出力手段は、前
    記入出力手段の当該表示により前記入出力手段に入力さ
    れる設計者の指示に従って、前記設計データあるいは前
    記設計ルールの追加、変更、削除を行うものであること
    を特徴とする計器選定設計支援システム。
  4. 【請求項4】請求項1において、前記データ取込手段
    は、ポンプ、タンク、バルブ、配管などの前記プラント
    設計の構成要素部品に付加されている番号または型式
    を、キーワードとして取込むものであることを特徴とす
    る計器選定設計支援システム。
  5. 【請求項5】請求項1において、前記データ取込手段
    は、前記プラント設計の配置設計図に記載されている計
    器設置場所の番号をキーワードとして取込むものである
    ことを特徴とする計器選定設計支援システム。
  6. 【請求項6】請求項1において、前記データ取込手段
    は、前記プラント設計の図面番号を、キーワードとして
    取込むものであることを特徴とする計器選定設計支援シ
    ステム。
JP5223070A 1993-09-08 1993-09-08 計器選定設計支援システム Pending JPH0778198A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5223070A JPH0778198A (ja) 1993-09-08 1993-09-08 計器選定設計支援システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5223070A JPH0778198A (ja) 1993-09-08 1993-09-08 計器選定設計支援システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0778198A true JPH0778198A (ja) 1995-03-20

Family

ID=16792365

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5223070A Pending JPH0778198A (ja) 1993-09-08 1993-09-08 計器選定設計支援システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0778198A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020053991A1 (ja) * 2018-09-12 2020-03-19 三菱電機株式会社 製造システム設計支援装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020053991A1 (ja) * 2018-09-12 2020-03-19 三菱電機株式会社 製造システム設計支援装置
JPWO2020053991A1 (ja) * 2018-09-12 2021-03-11 三菱電機株式会社 製造システム設計支援装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5133681B2 (ja) プロセスプラントで使用するための統合構成システム
US7809530B2 (en) CAD data generating device and generating method
WO2003067380A2 (en) System and method for drawing and manufacturing bent pipes
CN112014303A (zh) 设备部件腐蚀预警方法和装置
JPH0778198A (ja) 計器選定設計支援システム
EP1669939A1 (en) Facility diagnosis method, facility diagnosis calculation system operation method, and facility diagnosis calculation system
JP3143004B2 (ja) 設計作業管理支援装置
US7246265B2 (en) Method and system for automatically verifying fault hypotheses predetermined by a user
US20230280000A1 (en) Management system and management method, and computer-readable storage medium
RU2464536C2 (ru) Улучшенная конфигурация многопараметрического расходомера технологического флюида
US8855972B2 (en) Manufacture of heat trace cable, design, installation, and management, and method thereof
JP2000292584A (ja) 原子力計装設計支援システム
KR102591478B1 (ko) 자동화 솔루션 소프트웨어를 통한 배관 입찰 물량 산출 방법
JP4040870B2 (ja) 操業支援システム、その方法、そのプログラムおよび処理プラント
JPH09288510A (ja) プラント計装制御系の保守方法及び保守システム、並びに、それに使用する可搬型保守ツ−ル
JP4361302B2 (ja) 冷却水配管設計装置
JP2022029243A (ja) データ管理システム、データ管理方法、および、データ管理プログラム
CN117421941B (zh) 应用于冶金领域的元件选型方法、装置、设备及存储介质
JP4028226B2 (ja) 操業支援システム、その方法、そのプログラムおよび処理プラント
JP2007219679A (ja) 施設補修見積システム
Antaki Analytical considerations in the code qualification of piping systems
Bogachev et al. Experience of operating the automatic system of residual service life monitoring for WWER-1000
Jovanovic et al. Assessment of cracks in power plant components by means of the HIDA knowledge-based system (KBS)
JPH11134004A (ja) 携帯情報システム
Borgmeyer A Computer Technique to Evaluate Routing of Fluid System Plumbing for Aircraft Engines