JPH0778033A - 圧力調整器 - Google Patents
圧力調整器Info
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- JPH0778033A JPH0778033A JP22345693A JP22345693A JPH0778033A JP H0778033 A JPH0778033 A JP H0778033A JP 22345693 A JP22345693 A JP 22345693A JP 22345693 A JP22345693 A JP 22345693A JP H0778033 A JPH0778033 A JP H0778033A
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- JP
- Japan
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- pressure
- gas
- pressure regulator
- flow rate
- pressure reducing
- Prior art date
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- Control Of Fluid Pressure (AREA)
- Regulation And Control Of Combustion (AREA)
- Feeding And Controlling Fuel (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 減圧により低下したガスの温度を常温近くま
で上昇させることができ、これによって流量測定器まで
の配管長さの短縮を図り、ガス供給設備のコンパクト化
を推進することのできる圧力調整器を提供することを目
的としている。 【構成】 ハウジング(下ケース)12内に減圧機構
(自動切替機構、減圧弁)13、14を設け、この減圧
機構13、14で減圧したガスを流量測定器(ガスメー
タ)2に供給する圧力調整器であって、前記ハウジング
12の外側面に、集熱手段12dを設けた構成になって
いる。
で上昇させることができ、これによって流量測定器まで
の配管長さの短縮を図り、ガス供給設備のコンパクト化
を推進することのできる圧力調整器を提供することを目
的としている。 【構成】 ハウジング(下ケース)12内に減圧機構
(自動切替機構、減圧弁)13、14を設け、この減圧
機構13、14で減圧したガスを流量測定器(ガスメー
タ)2に供給する圧力調整器であって、前記ハウジング
12の外側面に、集熱手段12dを設けた構成になって
いる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ガスボンベ等から供
給される高圧ガスを所定の圧力まで減圧して、この減圧
したガスを流量測定器に供給する圧力調整器であって、
特に、減圧後のガスの温度を早期に常温近くまで上昇さ
せるようにした圧力調整器に関する。
給される高圧ガスを所定の圧力まで減圧して、この減圧
したガスを流量測定器に供給する圧力調整器であって、
特に、減圧後のガスの温度を早期に常温近くまで上昇さ
せるようにした圧力調整器に関する。
【0002】
【従来の技術】ガスボンベ等から供給される高圧のガス
は、通常、図10に示すように、圧力調整器1、ガスメ
ーター(流量測定器)2を介して、末端のガス器具3に
供給される。又、圧力調整器1としては、図11及び図
12に示すように自動切替機構が設けられているタイプ
も存在する。この圧力調整器1は、アルミニューム合金
等で形成した上ケース(ハウジング)11及び下ケース
(ハウジング)12により構成されており、下ケース1
2内には自動切替機構(減圧機構)13や減圧弁(減圧
機構)14が設けられている。また、下ケース12には
高圧ガスが流入する流入ポート12a、及び減圧弁14
等によって減圧した低圧ガスを流出する流出ポート12
bが設けられている。
は、通常、図10に示すように、圧力調整器1、ガスメ
ーター(流量測定器)2を介して、末端のガス器具3に
供給される。又、圧力調整器1としては、図11及び図
12に示すように自動切替機構が設けられているタイプ
も存在する。この圧力調整器1は、アルミニューム合金
等で形成した上ケース(ハウジング)11及び下ケース
(ハウジング)12により構成されており、下ケース1
2内には自動切替機構(減圧機構)13や減圧弁(減圧
機構)14が設けられている。また、下ケース12には
高圧ガスが流入する流入ポート12a、及び減圧弁14
等によって減圧した低圧ガスを流出する流出ポート12
bが設けられている。
【0003】この圧力調整器1の流出ポート12bは、
パイプやホース等の管体4を介してガスメータ2の流入
ポートに接続されている。ガスメータ2は、減圧後の実
際に使用する圧力のガス流量を測定するようになってお
り、このガスメータ2の流出ポートが管体5を介して末
端のガス器具3に接続されている。(実開平4−107
590号)
パイプやホース等の管体4を介してガスメータ2の流入
ポートに接続されている。ガスメータ2は、減圧後の実
際に使用する圧力のガス流量を測定するようになってお
り、このガスメータ2の流出ポートが管体5を介して末
端のガス器具3に接続されている。(実開平4−107
590号)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
自動切替機能付圧力調整器1においては、減圧によって
ガスの温度が低下し、これに伴いガスの密度が増加する
ので、この低温のままでガスの流量を測定すると、ガス
メータ2の測定値よりも実際にガス器具3に流れるガス
の流量の方が多くなるという問題がある。
自動切替機能付圧力調整器1においては、減圧によって
ガスの温度が低下し、これに伴いガスの密度が増加する
ので、この低温のままでガスの流量を測定すると、ガス
メータ2の測定値よりも実際にガス器具3に流れるガス
の流量の方が多くなるという問題がある。
【0005】したがって、ガスメータ2に流入する前
に、ガスの温度を常温近くまで上昇させる必要があり、
従来においては管体4を長くすることによって、ガスの
温度の上昇を図っていた。しかし、管体4を長くするこ
とは、ガスの供給設備の大型化を招き、ガス供給設備の
コンパクト化を推進する上で障害になっていた。
に、ガスの温度を常温近くまで上昇させる必要があり、
従来においては管体4を長くすることによって、ガスの
温度の上昇を図っていた。しかし、管体4を長くするこ
とは、ガスの供給設備の大型化を招き、ガス供給設備の
コンパクト化を推進する上で障害になっていた。
【0006】この発明は上述した問題を解消するために
なされたもので、その目的は、減圧により低下したガス
の温度を常温近くまで上昇させることができ、これによ
って流量測定器までの配管長さの短縮を図り、ガス供給
設備のコンパクト化を推進することのできる圧力調整器
を提供することにある。
なされたもので、その目的は、減圧により低下したガス
の温度を常温近くまで上昇させることができ、これによ
って流量測定器までの配管長さの短縮を図り、ガス供給
設備のコンパクト化を推進することのできる圧力調整器
を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明は、ハウジング内に減圧機構を設け、この
減圧機構で減圧したガスを流量測定器に供給する圧力調
整器であって、前記ハウジングの外側面に、集熱手段を
設けたことを特徴としている。
に、この発明は、ハウジング内に減圧機構を設け、この
減圧機構で減圧したガスを流量測定器に供給する圧力調
整器であって、前記ハウジングの外側面に、集熱手段を
設けたことを特徴としている。
【0008】
【作用】上記のように構成された圧力調整器において
は、減圧によってガスの温度が低下するが、ハウジング
に集熱手段を設けているので、この集熱手段を介して外
気の熱がハウジング内のガスに効率良く伝えられる。こ
のため、減圧によって低温になったガスの温度がハウジ
ング内を通過する間に常温近くまで上昇する。したがっ
て、圧力調整器と流量測定器との間の配管長さを短くす
ることができ、ガス供給設備のコンパクト化を図ること
ができる。また、圧力調整器を流量測定器に直接接続す
ることによって、さらにガス供給設備のコンパクト化を
図ることができる。
は、減圧によってガスの温度が低下するが、ハウジング
に集熱手段を設けているので、この集熱手段を介して外
気の熱がハウジング内のガスに効率良く伝えられる。こ
のため、減圧によって低温になったガスの温度がハウジ
ング内を通過する間に常温近くまで上昇する。したがっ
て、圧力調整器と流量測定器との間の配管長さを短くす
ることができ、ガス供給設備のコンパクト化を図ること
ができる。また、圧力調整器を流量測定器に直接接続す
ることによって、さらにガス供給設備のコンパクト化を
図ることができる。
【0009】
【実施例】以下、この発明の実施例を図1〜図9を参照
して説明する。なお、図10〜図12に示す従来例の要
素と共通する要素には同一の符号を付し、その説明を簡
略化する。
して説明する。なお、図10〜図12に示す従来例の要
素と共通する要素には同一の符号を付し、その説明を簡
略化する。
【0010】まず、図1〜図8を参照してこの発明の第
1実施例を説明する。
1実施例を説明する。
【0011】図1〜図8において、11はアルミニュー
ム合金で形成された上ケース(ハウジング)、12は同
じくアルミニューム合金で形成された下ケース(ハウジ
ング)であり、これらの上ケース11及び下ケース12
によって圧力調整器1のハウジングが構成されている。
また、これらの上ケース11及び下ケース12内には、
ガスの自動切替機構(減圧機構)13(図4参照)及び
減圧弁(減圧機構)14(図1参照)が設けられてい
る。自動切替機構13は、図4に示すように、上ケース
11と下ケース12との境界部に、これらの上ケース1
1と下ケース12とを気密に仕切る中圧ダイヤフラム3
0を有しており、この中圧ダイヤフラム30の上側が大
気への開放室31、また下側が中圧室32となってい
る。
ム合金で形成された上ケース(ハウジング)、12は同
じくアルミニューム合金で形成された下ケース(ハウジ
ング)であり、これらの上ケース11及び下ケース12
によって圧力調整器1のハウジングが構成されている。
また、これらの上ケース11及び下ケース12内には、
ガスの自動切替機構(減圧機構)13(図4参照)及び
減圧弁(減圧機構)14(図1参照)が設けられてい
る。自動切替機構13は、図4に示すように、上ケース
11と下ケース12との境界部に、これらの上ケース1
1と下ケース12とを気密に仕切る中圧ダイヤフラム3
0を有しており、この中圧ダイヤフラム30の上側が大
気への開放室31、また下側が中圧室32となってい
る。
【0012】中圧ダイヤフラム30の軸心部には、軸受
部材33が軸線を一致させて固定されており、この軸受
部材33には、切替軸34が回動自在に挿入されてい
る。ただし、この切替軸34は、軸方向には軸受部材3
3とともに移動するようになっており、中圧室32内の
圧力の変動にともなって、中圧ダイヤフラム30ととも
に図中上下方向に移動するようになっている。切替軸3
4の下端部には、後述する弁棒302を下方に押圧する
押圧部材35が設けられている。
部材33が軸線を一致させて固定されており、この軸受
部材33には、切替軸34が回動自在に挿入されてい
る。ただし、この切替軸34は、軸方向には軸受部材3
3とともに移動するようになっており、中圧室32内の
圧力の変動にともなって、中圧ダイヤフラム30ととも
に図中上下方向に移動するようになっている。切替軸3
4の下端部には、後述する弁棒302を下方に押圧する
押圧部材35が設けられている。
【0013】押圧部材35は、円板状に形成されたもの
であって、その下面の対称位置に凹状部35aと凸状部
35bとが形成されている。これらの凹状部35a及び
凸状部35bは、傾斜面によって周方向に連続的につな
がっている。
であって、その下面の対称位置に凹状部35aと凸状部
35bとが形成されている。これらの凹状部35a及び
凸状部35bは、傾斜面によって周方向に連続的につな
がっている。
【0014】また、切替軸34の上端部は、上ケース1
1の上側に突き出しており、この突き出した部分に表示
機構36が接続されている。表示機構36は、切替軸3
4が上方に位置しているときには、赤く着色した表示部
36aも上方に位置し、切替軸34が下方に位置してい
るときには、表示部36aも下方に位置するようになっ
ている。そして、表示部36aが下方に位置していると
きには、後述するのぞき窓15aから表示部36aを黙
視することができるようになっている。
1の上側に突き出しており、この突き出した部分に表示
機構36が接続されている。表示機構36は、切替軸3
4が上方に位置しているときには、赤く着色した表示部
36aも上方に位置し、切替軸34が下方に位置してい
るときには、表示部36aも下方に位置するようになっ
ている。そして、表示部36aが下方に位置していると
きには、後述するのぞき窓15aから表示部36aを黙
視することができるようになっている。
【0015】また、上ケース11には、切替軸34を囲
むようにして上方に突出する筒部11aが形成されてお
り、この筒部11aには、切替軸34の上部を回転自在
かつ軸方向に摺動自在に支持する上部軸受部材37が設
けられている。また、筒部11a及び表示機構36を覆
うようにして、切替レバー15が設けられている。切替
レバー15は、筒部11aを中心にして回動するように
なっており、この際に切替軸34、押圧部材35及び表
示機構36をともに回動するようになっている。そし
て、切替レバー15には、下部側面にのぞき窓15aが
設けられており、こののぞき窓15aから下方位置にあ
る上記表示部36aを目視できるようになっている。
(図1参照) また、下ケース12には、図4に示すように、一方のガ
スボンベに接続するための第1の流入ポート12aと、
他方のガスボンベに接続するための第2の流入ポート1
2bが形成されている。第1の流入ポート12aは、第
1の切替弁300に連通し、第2の流入ポート12bは
第2の切替弁310に連通している。
むようにして上方に突出する筒部11aが形成されてお
り、この筒部11aには、切替軸34の上部を回転自在
かつ軸方向に摺動自在に支持する上部軸受部材37が設
けられている。また、筒部11a及び表示機構36を覆
うようにして、切替レバー15が設けられている。切替
レバー15は、筒部11aを中心にして回動するように
なっており、この際に切替軸34、押圧部材35及び表
示機構36をともに回動するようになっている。そし
て、切替レバー15には、下部側面にのぞき窓15aが
設けられており、こののぞき窓15aから下方位置にあ
る上記表示部36aを目視できるようになっている。
(図1参照) また、下ケース12には、図4に示すように、一方のガ
スボンベに接続するための第1の流入ポート12aと、
他方のガスボンベに接続するための第2の流入ポート1
2bが形成されている。第1の流入ポート12aは、第
1の切替弁300に連通し、第2の流入ポート12bは
第2の切替弁310に連通している。
【0016】第1の切替弁300及び第2の切替弁31
0は、それぞれ弁本体301と、この弁本体301の軸
心に貫通する弁棒302と、弁棒302に接続された弁
体303と、弁体303を弁本体301に付勢するコイ
ルスプリング304とを備えたものである。そして、第
1の切替弁300及び第2の切替弁310は、それぞれ
押圧部材35の凹状部35a又は凸状部35bに当接す
るようになっている。
0は、それぞれ弁本体301と、この弁本体301の軸
心に貫通する弁棒302と、弁棒302に接続された弁
体303と、弁体303を弁本体301に付勢するコイ
ルスプリング304とを備えたものである。そして、第
1の切替弁300及び第2の切替弁310は、それぞれ
押圧部材35の凹状部35a又は凸状部35bに当接す
るようになっている。
【0017】また、中圧室32は、図1に示すように、
下ケース12に形成された中圧通路12cを介して減圧
弁14に連通している。減圧弁14は、弁本体40と、
低圧ダイヤフラム41と、この低圧ダイヤフラム41に
よって作動し、弁本体40の弁座を開閉する弁体42と
を備えている。この減圧弁14の下流側が流出ポート1
2bになっており、この流出ポート12bは、図8に示
すように、ガスメータ(流量測定器)2の流入ポートに
直接接続されている。
下ケース12に形成された中圧通路12cを介して減圧
弁14に連通している。減圧弁14は、弁本体40と、
低圧ダイヤフラム41と、この低圧ダイヤフラム41に
よって作動し、弁本体40の弁座を開閉する弁体42と
を備えている。この減圧弁14の下流側が流出ポート1
2bになっており、この流出ポート12bは、図8に示
すように、ガスメータ(流量測定器)2の流入ポートに
直接接続されている。
【0018】下ケース12の背面側には、図1〜図3に
示すように、下ケース12と一体のアルミニューム合金
で形成された集熱手段を構成する集熱板12dが複数設
けられている。これらの集熱板12dは、特に中圧室3
2、中圧通路12c及び減圧弁14の部分に設けられて
おり、中圧室32、中圧通路12c及び減圧弁14内の
ガスに外気の熱を効率よく伝えるようになっている。そ
して、各集熱板12dは、図7に示すように、その表面
が三角形状の波状に構成されており、外気との接触面積
が大きくなっている。すなわち、集熱板12dは、より
効率良く外気の熱を集めるようになっている。
示すように、下ケース12と一体のアルミニューム合金
で形成された集熱手段を構成する集熱板12dが複数設
けられている。これらの集熱板12dは、特に中圧室3
2、中圧通路12c及び減圧弁14の部分に設けられて
おり、中圧室32、中圧通路12c及び減圧弁14内の
ガスに外気の熱を効率よく伝えるようになっている。そ
して、各集熱板12dは、図7に示すように、その表面
が三角形状の波状に構成されており、外気との接触面積
が大きくなっている。すなわち、集熱板12dは、より
効率良く外気の熱を集めるようになっている。
【0019】上記のように構成された圧力調整器1にお
いては、まず、図4及び図6に示すように、一方のガス
ボンベの方向に切替レバー15の供給マークの向きを合
わせる。そうすると、押圧部材35の凸状部35bが第
1の切替弁300の弁棒302に対向するようになる。
この状態で、ガス器具3を使用すると、中圧室32内の
ガスが中圧通路12c、減圧弁14、流出ポート12
b、ガスメータ2及び管体5を通って各ガス器具3に流
れ、中圧室32内の圧力が低下する。
いては、まず、図4及び図6に示すように、一方のガス
ボンベの方向に切替レバー15の供給マークの向きを合
わせる。そうすると、押圧部材35の凸状部35bが第
1の切替弁300の弁棒302に対向するようになる。
この状態で、ガス器具3を使用すると、中圧室32内の
ガスが中圧通路12c、減圧弁14、流出ポート12
b、ガスメータ2及び管体5を通って各ガス器具3に流
れ、中圧室32内の圧力が低下する。
【0020】そうすると、中圧ダイヤフラム30が下方
に移動して、押圧部材35の凸状部35bが第1の切替
弁300の弁棒302を下方に押圧し、弁本体301の
弁座から弁体303が離れ、一方のガスボンベの高圧ガ
スが中圧室32に流入し始める。そうすると、今度は中
圧室32内の圧力が上昇するので、中圧ダイヤフラム3
0が上方に移動し、これに伴い第1の切替弁300の弁
棒302も上方に移動して、弁本体301の弁座が弁体
303によって閉塞されることになる。
に移動して、押圧部材35の凸状部35bが第1の切替
弁300の弁棒302を下方に押圧し、弁本体301の
弁座から弁体303が離れ、一方のガスボンベの高圧ガ
スが中圧室32に流入し始める。そうすると、今度は中
圧室32内の圧力が上昇するので、中圧ダイヤフラム3
0が上方に移動し、これに伴い第1の切替弁300の弁
棒302も上方に移動して、弁本体301の弁座が弁体
303によって閉塞されることになる。
【0021】この結果、一方のガスボンベから中圧室3
2内にガスが連続して供給されることになる。なお、中
圧室32のガス圧力は、ガスボンベの圧力に比して極め
て低い圧力である。また、減圧弁14においても、低圧
ダイヤフラム41の作用により、弁本体40の弁座が弁
体42によって微妙に開閉し、中圧のガスがさらに低圧
に減圧される。この低圧のガスは流出ポート12bから
ガスメータ2へ供給され、さらに各ガス器具3に供給さ
れる。
2内にガスが連続して供給されることになる。なお、中
圧室32のガス圧力は、ガスボンベの圧力に比して極め
て低い圧力である。また、減圧弁14においても、低圧
ダイヤフラム41の作用により、弁本体40の弁座が弁
体42によって微妙に開閉し、中圧のガスがさらに低圧
に減圧される。この低圧のガスは流出ポート12bから
ガスメータ2へ供給され、さらに各ガス器具3に供給さ
れる。
【0022】そして、一方のガスボンベ内のガスの量が
少なくなってくると、この一方のガスボンベのガス圧だ
けでは中圧室32の圧力を十分に上げることができなく
なり、中圧ダイヤフラム30はさらに下方に移動する。
そうすると、今度は押圧部材35の凹状部35aが第2
の切替弁310の弁棒302に当接するようになり、他
方のガスボンベ内のガスが中圧室32内に流入するよう
になる。すなわち、一方のガスボンベから他方のガスボ
ンベへ自動的に切り替えられた状態になる。ただし、中
圧ガスの圧力は極めて低い圧力であるから、中圧室32
を介して他方のガスボンベのガスが一方のガスボンベに
流入することはない。
少なくなってくると、この一方のガスボンベのガス圧だ
けでは中圧室32の圧力を十分に上げることができなく
なり、中圧ダイヤフラム30はさらに下方に移動する。
そうすると、今度は押圧部材35の凹状部35aが第2
の切替弁310の弁棒302に当接するようになり、他
方のガスボンベ内のガスが中圧室32内に流入するよう
になる。すなわち、一方のガスボンベから他方のガスボ
ンベへ自動的に切り替えられた状態になる。ただし、中
圧ガスの圧力は極めて低い圧力であるから、中圧室32
を介して他方のガスボンベのガスが一方のガスボンベに
流入することはない。
【0023】上記のように他方のガスボンベに切り替え
られたことは、表示部36aがのぞき窓15aで目視さ
れることにより確認することができる。そして、ガスボ
ンベを交換する作業者は、のぞき窓15aにおける表示
部36aの有無を確認してから、一方のガスボンベを新
しいガスボンベに交換し、さらに供給レバー15の供給
マークの向きを他方のガスボンベの方向に切り替える。
そうすると、押圧部材35の凸状部35bが第2の切替
弁310の弁棒302に対向するようになる。したがっ
て、他方のガスボンベのガスを使い切れば、自動的に一
方のガスボンベに切り替えられることになる。
られたことは、表示部36aがのぞき窓15aで目視さ
れることにより確認することができる。そして、ガスボ
ンベを交換する作業者は、のぞき窓15aにおける表示
部36aの有無を確認してから、一方のガスボンベを新
しいガスボンベに交換し、さらに供給レバー15の供給
マークの向きを他方のガスボンベの方向に切り替える。
そうすると、押圧部材35の凸状部35bが第2の切替
弁310の弁棒302に対向するようになる。したがっ
て、他方のガスボンベのガスを使い切れば、自動的に一
方のガスボンベに切り替えられることになる。
【0024】また、自動切替機構13及び減圧弁14に
よって、ガスボンベ内の高圧ガスが減圧され、これによ
って、下ケース12内のガスの温度が低下することにな
る。しかし、下ケース12の、特に中圧室32、中圧通
路12c及び減圧弁14に対応する部分に集熱板12d
を設けているから、中圧室32、中圧通路12c及び減
圧弁14内のガスに外気の熱が効率よく伝えられるよう
になる。このため、減圧によって低温になったガスの温
度が下カバー12内を通過する間に常温近くまで上昇す
るようになる。しかも、各集熱板12dの表面が三角形
状の波型に形成されているから、より効率良く外気の熱
を下ケース12内のガスに伝えることができる。
よって、ガスボンベ内の高圧ガスが減圧され、これによ
って、下ケース12内のガスの温度が低下することにな
る。しかし、下ケース12の、特に中圧室32、中圧通
路12c及び減圧弁14に対応する部分に集熱板12d
を設けているから、中圧室32、中圧通路12c及び減
圧弁14内のガスに外気の熱が効率よく伝えられるよう
になる。このため、減圧によって低温になったガスの温
度が下カバー12内を通過する間に常温近くまで上昇す
るようになる。しかも、各集熱板12dの表面が三角形
状の波型に形成されているから、より効率良く外気の熱
を下ケース12内のガスに伝えることができる。
【0025】したがって、上記圧力調整器1によれば、
従来例で示した管体4を用いることなく、ガスメータ2
に直接接続することができるから、ガス供給設備のコン
パクト化を図ることができる。しかも、ガスメータ2の
前でガスの温度が常温近くになるから、ガスメータ2に
温度補正を加えるための温度補償回路等を設ける必要が
なく、低いコストで正確なガス流量を測定することがで
きる。
従来例で示した管体4を用いることなく、ガスメータ2
に直接接続することができるから、ガス供給設備のコン
パクト化を図ることができる。しかも、ガスメータ2の
前でガスの温度が常温近くになるから、ガスメータ2に
温度補正を加えるための温度補償回路等を設ける必要が
なく、低いコストで正確なガス流量を測定することがで
きる。
【0026】なお、上記実施例においては、圧力調整器
1をガスメータ2に直接接続した例を示したが、管体4
を用いて圧力調整器1とガスメータ2とを接続するよう
に構成してもよいことはいうまでもない。しかし、この
管体4を用いた場合でも、管体4の長さを短くすること
ができるから、ガス供給設備のコンパクト化を推進する
上で大きな効果がある。
1をガスメータ2に直接接続した例を示したが、管体4
を用いて圧力調整器1とガスメータ2とを接続するよう
に構成してもよいことはいうまでもない。しかし、この
管体4を用いた場合でも、管体4の長さを短くすること
ができるから、ガス供給設備のコンパクト化を推進する
上で大きな効果がある。
【0027】次に図9を参照してこの発明の第2実施例
を説明する。ただし、図1〜図8に示す構成要素と共通
する要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。
この第2実施例の構成要素が図1〜図8に示す構成要素
と異なる点は、流出ポート12b近傍の下ケース12の
外周に集熱手段として加熱ヒータ20を設けた点であ
る。
を説明する。ただし、図1〜図8に示す構成要素と共通
する要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。
この第2実施例の構成要素が図1〜図8に示す構成要素
と異なる点は、流出ポート12b近傍の下ケース12の
外周に集熱手段として加熱ヒータ20を設けた点であ
る。
【0028】すなわち、加熱ヒータ20によって、低温
ガスの温度を積極的に上昇させ、ガスメータ2に流入す
るガスの温度をより一定にすることができる。したがっ
て、ガスメータ2の測定精度をより向上することができ
る。
ガスの温度を積極的に上昇させ、ガスメータ2に流入す
るガスの温度をより一定にすることができる。したがっ
て、ガスメータ2の測定精度をより向上することができ
る。
【0029】尚、以上の実施例は自動切替機能付の中圧
並びに低圧対応圧力調整器に集熱手段を設けた実施例に
ついて説明を行ったが、図10に示す低圧対応の圧力調
整器に適用もできる。
並びに低圧対応圧力調整器に集熱手段を設けた実施例に
ついて説明を行ったが、図10に示す低圧対応の圧力調
整器に適用もできる。
【0030】
【発明の効果】この発明によれば、減圧によってガスの
温度が低下するが、圧力調整器のハウジングに集熱手段
を設けているので、この集熱手段を介して外気の熱がハ
ウジング内のガスに効率良く伝えられる。このため、減
圧によって低温になったガスの温度がハウジング内を通
過する間に常温近くまで上昇する。したがって、圧力調
整器と流量測定器との間の配管長さを短くすることがで
き、ガス供給設備のコンパクト化を図ることができる。
また、圧力調整器を流量測定器に直接接続することによ
って、さらにガス供給設備のコンパクト化を図ることが
できる。
温度が低下するが、圧力調整器のハウジングに集熱手段
を設けているので、この集熱手段を介して外気の熱がハ
ウジング内のガスに効率良く伝えられる。このため、減
圧によって低温になったガスの温度がハウジング内を通
過する間に常温近くまで上昇する。したがって、圧力調
整器と流量測定器との間の配管長さを短くすることがで
き、ガス供給設備のコンパクト化を図ることができる。
また、圧力調整器を流量測定器に直接接続することによ
って、さらにガス供給設備のコンパクト化を図ることが
できる。
【図1】この発明の第1の実施例として示した圧力調整
器であって、図5のI−I線に沿う断面図。
器であって、図5のI−I線に沿う断面図。
【図2】同圧力調整器の側面図。
【図3】同圧力調整器の背面図。
【図4】同圧力調整器であって、図2のIV−IV線に
沿う要部断面図。
沿う要部断面図。
【図5】同圧力調整器の正面図。
【図6】同圧力調整器の平面図。
【図7】同圧力調整器の集熱板であって、図3のA部を
示す拡大図。
示す拡大図。
【図8】同圧力調整器をガスメータに接続した状態を示
す正面図。
す正面図。
【図9】この発明の第2の実施例として示した圧力調整
器の断面図。
器の断面図。
【図10】従来例として示したガス供給設備の説明図。
【図11】同従来例として示した圧力調整器の側面図。
【図12】同圧力調整器の断面図。
1 圧力調整器 2 流量測定器(ガスメータ) 12 ハウジング(下ケース) 12d 集熱手段(集熱板) 13 減圧機構(自動切替機構) 14 減圧機構(減圧弁)
Claims (2)
- 【請求項1】 ハウジング内に減圧機構を設け、この減
圧機構で減圧したガスを流量測定器に供給する圧力調整
器であって、 前記ハウジングの外側面に、集熱手段を設けたことを特
徴とする圧力調整器。 - 【請求項2】 流量測定器に直接接続したことを特徴と
する請求項1記載の圧力調整器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22345693A JPH0778033A (ja) | 1993-09-08 | 1993-09-08 | 圧力調整器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22345693A JPH0778033A (ja) | 1993-09-08 | 1993-09-08 | 圧力調整器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0778033A true JPH0778033A (ja) | 1995-03-20 |
Family
ID=16798440
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22345693A Pending JPH0778033A (ja) | 1993-09-08 | 1993-09-08 | 圧力調整器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0778033A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008257440A (ja) * | 2007-04-04 | 2008-10-23 | Yazaki Corp | 圧力調整器 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01282104A (ja) * | 1988-05-06 | 1989-11-14 | Sumitomo Precision Prod Co Ltd | 高純度、高濃度オゾンをほとんど経時変化なく発生させる方法 |
-
1993
- 1993-09-08 JP JP22345693A patent/JPH0778033A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01282104A (ja) * | 1988-05-06 | 1989-11-14 | Sumitomo Precision Prod Co Ltd | 高純度、高濃度オゾンをほとんど経時変化なく発生させる方法 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008257440A (ja) * | 2007-04-04 | 2008-10-23 | Yazaki Corp | 圧力調整器 |
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