JPH0776558B2 - ウエスコポンプ - Google Patents
ウエスコポンプInfo
- Publication number
- JPH0776558B2 JPH0776558B2 JP61283152A JP28315286A JPH0776558B2 JP H0776558 B2 JPH0776558 B2 JP H0776558B2 JP 61283152 A JP61283152 A JP 61283152A JP 28315286 A JP28315286 A JP 28315286A JP H0776558 B2 JPH0776558 B2 JP H0776558B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- water
- casing
- valve
- wesco pump
- valve chamber
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、羽根車を備えるケーシングの上部に吸水口お
よび吐出口を併設して構成されるウエスコポンプの改良
に関する。
よび吐出口を併設して構成されるウエスコポンプの改良
に関する。
[従来の技術] ウエスコポンプは、羽根車の外周長で揚水能力が決定さ
れるため、吸水口と吐出口とが隣接して備えられること
になる。
れるため、吸水口と吐出口とが隣接して備えられること
になる。
そして、呼び水を保有する必要から、吐出口が上部に備
えられ、さらに、吐出口に空気分離室などが備えられる
ものである。
えられ、さらに、吐出口に空気分離室などが備えられる
ものである。
この様な従来のウエスコポンプを第2図および第3図に
示すと、第2図において、ウエスコポンプは、羽根車1
を囲繞するようにケーシング2が備えられており、ケー
シング2の上部に吸水口3と吐出口4とが併設されてい
る。
示すと、第2図において、ウエスコポンプは、羽根車1
を囲繞するようにケーシング2が備えられており、ケー
シング2の上部に吸水口3と吐出口4とが併設されてい
る。
そして、吐出口4には、空気分離室5が備えられてお
り、上部に着脱自在のキャップ6が備えられている。
り、上部に着脱自在のキャップ6が備えられている。
さらに、吸水口3には、逆止弁7を備えた吸水管8が備
えられており、逆止弁7は、吸水管8の上部に弁室9を
形成し、その内部に弁座10およびキャップ11を備えて構
成されている。
えられており、逆止弁7は、吸水管8の上部に弁室9を
形成し、その内部に弁座10およびキャップ11を備えて構
成されている。
また、吸水管8は、L字状に曲げられてケーシング2の
吸水口3に連通されている。
吸水口3に連通されている。
吸水管8がL字状に曲げられて構成される理由は、ケー
シング2の吸水口3が上部に開放されて形成されるにも
かかわらず、井戸などの水源が低い位置にあるため、吸
水管8の井戸への連通部分が下方に向かって延設される
ためである。
シング2の吸水口3が上部に開放されて形成されるにも
かかわらず、井戸などの水源が低い位置にあるため、吸
水管8の井戸への連通部分が下方に向かって延設される
ためである。
従って、吸水口3から水源までの間がコ字状に曲げられ
る複雑な水路を形成する吸水管8の構成は、鋳造品でな
ければ製作が困難で、さらに機械加工を加えるものであ
った。
る複雑な水路を形成する吸水管8の構成は、鋳造品でな
ければ製作が困難で、さらに機械加工を加えるものであ
った。
しかしながら、鋳造品は、巣穴による不良の発生が多
く、重量があり、また、機械加工が面倒で高価になると
いった結果を有しており、樹脂で成型製作することが好
まれている。
く、重量があり、また、機械加工が面倒で高価になると
いった結果を有しており、樹脂で成型製作することが好
まれている。
しかし、この様な吸水管を樹脂で成型製作する場合、第
3図に示される通り、成形型からの型抜きの関係から、
盲キャップ12を形成する必要を生じた。
3図に示される通り、成形型からの型抜きの関係から、
盲キャップ12を形成する必要を生じた。
すなわち、吸水管13がコ字状に形成される関係から、コ
字状のそれぞれの長手方向へ型抜きを行う必要があり、
ケーシング2の吸水口3が上方へ開放されるように形成
されている以上、盲キャップ12を省略することは困難で
あった。
字状のそれぞれの長手方向へ型抜きを行う必要があり、
ケーシング2の吸水口3が上方へ開放されるように形成
されている以上、盲キャップ12を省略することは困難で
あった。
もちろん、吸水管13の形状に適合するようにケーシング
2を構成すれば問題を解消することができるが、この場
合、ケーシング2の部品の互換性がなくなると共にケー
シング2が真鍮などの高価な材料で構成される関係から
経済的に不利であった。
2を構成すれば問題を解消することができるが、この場
合、ケーシング2の部品の互換性がなくなると共にケー
シング2が真鍮などの高価な材料で構成される関係から
経済的に不利であった。
一方、ウエスコポンプは、ポンプの性質上冬期の凍結に
よって部品が破損し、しばしば部品の交換を要するもの
である。
よって部品が破損し、しばしば部品の交換を要するもの
である。
この様な実際上起こり得る部品の交換を考えると、ケー
シング2などの部品は、他の部品との取付け上の互換性
がなければ実使用において、重大な問題を生じることに
なる。
シング2などの部品は、他の部品との取付け上の互換性
がなければ実使用において、重大な問題を生じることに
なる。
特に、ポンプ特有のアフターサービス、すなわち、贅沢
品と異なり、必要不可欠の設備であることが多く、部品
の破損であっても即刻の修理を要することを考えると部
品の共通化が実用面での極めて大きな要素となる。
品と異なり、必要不可欠の設備であることが多く、部品
の破損であっても即刻の修理を要することを考えると部
品の共通化が実用面での極めて大きな要素となる。
[発明が解決しようとする課題] 本発明は、この様な事情に鑑みてなされたものであり、
従来のウエスコポンプに適合できる部品構造であり、し
かも安価に製作できる部品を備えるウエスコポンプを提
供することを目的としている。
従来のウエスコポンプに適合できる部品構造であり、し
かも安価に製作できる部品を備えるウエスコポンプを提
供することを目的としている。
[課題を解決するための手段] 本発明は、ケーシングの側部に立設される吸水管を形成
し、この吸水管の上部に上方へ開放される弁室を形成
し、この弁室から下方へ真っ直ぐ傾斜してケーシングの
吸水口に接続される通路を形成したことによって問題点
を解決している。
し、この吸水管の上部に上方へ開放される弁室を形成
し、この弁室から下方へ真っ直ぐ傾斜してケーシングの
吸水口に接続される通路を形成したことによって問題点
を解決している。
[作用] ケーシングの吸水口との開放方向と井戸などの給水源と
の方向が相違反するにもかかわらず、この間を連通する
吸水管の型抜きを2方向に構成できる。
の方向が相違反するにもかかわらず、この間を連通する
吸水管の型抜きを2方向に構成できる。
すなわち、弁室を上方へ開放し、下方へは、吸水管の井
戸などの水源への連通路を形成し、弁室から斜に傾斜さ
せてケーシングの吸水口へ接続できるように構成してい
ることから、垂直方向および斜に形成される吸水口への
接続部分との2方向へ成形型を抜くことができる。
戸などの水源への連通路を形成し、弁室から斜に傾斜さ
せてケーシングの吸水口へ接続できるように構成してい
ることから、垂直方向および斜に形成される吸水口への
接続部分との2方向へ成形型を抜くことができる。
さらに、運転停止に伴い吸水口から弁室へ逆流が発生し
たとき、弁室へ流入する水の流れは、弁を横へ流すよう
に、すなわち、弁の動作方向に直角に流入するのではな
く、キャップの方向へ流入してむしろ弁の上部から下方
へ流入するように作用する。
たとき、弁室へ流入する水の流れは、弁を横へ流すよう
に、すなわち、弁の動作方向に直角に流入するのではな
く、キャップの方向へ流入してむしろ弁の上部から下方
へ流入するように作用する。
このため、弁が閉じるとき、逆流する水流によって弁の
動作が不具合になることなく、むしろ、弁の動作が促進
され、確実に弁が閉止することになる。
動作が不具合になることなく、むしろ、弁の動作が促進
され、確実に弁が閉止することになる。
この様な弁の動作は、弁によるウオータハンマの発生を
押さえることになり、停止時の騒音がなくなる。
押さえることになり、停止時の騒音がなくなる。
[実施例] 本発明を図面に示された一実施例に基づいて説明する
と、第1図は、本発明の一実施例によるウエスコポンプ
の要部縦断面図である。
と、第1図は、本発明の一実施例によるウエスコポンプ
の要部縦断面図である。
第1図において、ウエスコポンプは、ケーシング2の内
部で羽根車1が回転するように構成されており、ケーシ
ング2の上部に吸水口3および吐出口4が形成されてい
る。
部で羽根車1が回転するように構成されており、ケーシ
ング2の上部に吸水口3および吐出口4が形成されてい
る。
そして、吸水口3には、吸水管14が接続されており、吐
出口4には、空気分離室5が備えられている。
出口4には、空気分離室5が備えられている。
吸水管14は、樹脂で成型製作されたものであり、垂直に
形成される連通部15と、その上部に上方へ向けて開放さ
れる弁室16が形成されている。
形成される連通部15と、その上部に上方へ向けて開放さ
れる弁室16が形成されている。
そして、弁室16の内部には、弁17が備えられており、上
部から弁17を保持するキャップ18が備えられている。
部から弁17を保持するキャップ18が備えられている。
さらに、弁17が作用する弁座19が弁室16の内部に装着さ
れており、弁座19は、弁室16の上部の開放部分から圧入
あるいは接着を利用して装着できるように構成されてい
る。
れており、弁座19は、弁室16の上部の開放部分から圧入
あるいは接着を利用して装着できるように構成されてい
る。
また、弁室16からケーシング2の吸水口3への連通は、
斜に傾斜した通路20が形成されており、その長手方向へ
型が抜けるように構成されている。
斜に傾斜した通路20が形成されており、その長手方向へ
型が抜けるように構成されている。
この様な構成において、ウエスコポンプは、吸水管14の
成形において連通部15の方向と通路20の方向との2方向
に成形型を抜くことができる。
成形において連通部15の方向と通路20の方向との2方向
に成形型を抜くことができる。
[発明の効果] このため、成形型の構造が簡単になり、精度の向上、型
の製作が経済的、盲キャップなどの成形型の問題によっ
て発生する不要な部品の削減などの効果が得られる。
の製作が経済的、盲キャップなどの成形型の問題によっ
て発生する不要な部品の削減などの効果が得られる。
そして、この様な吸水管は、従来のウエスコポンプと同
じ構造として用いることができるため、万一凍結などの
破損で吸水管を交換する場合でも、従来のウエスコポン
プとの間に共通使用することができる。
じ構造として用いることができるため、万一凍結などの
破損で吸水管を交換する場合でも、従来のウエスコポン
プとの間に共通使用することができる。
また、弁の動作が水流によって確実に閉止できるため、
ウオータハンマの現象がなくなり、静粛な運転が望める
といった格別の効果をも有する。
ウオータハンマの現象がなくなり、静粛な運転が望める
といった格別の効果をも有する。
【図面の簡単な説明】 第1図は、本発明の一実施例によるウエスコポンプの要
部縦断面図である。 第2図および第3図は、それぞれ従来のウエスコポンプ
の要部を示す要部縦断面図である。 1……羽根車、2……ケーシング、3……吸水口、4…
…吐出口、5……空気分離室、14……吸水管、16……弁
室、20……通路。
部縦断面図である。 第2図および第3図は、それぞれ従来のウエスコポンプ
の要部を示す要部縦断面図である。 1……羽根車、2……ケーシング、3……吸水口、4…
…吐出口、5……空気分離室、14……吸水管、16……弁
室、20……通路。
Claims (1)
- 【請求項1】ケーシング上部に吸水口と吐出口とを併設
し、それぞれ吸水側および吐出側に連通されるウエスコ
ポンプにおいて、ケーシングの側部に立設される吸水管
を形成し、この吸水管の上部に上方へ開放される弁室を
形成し、この弁室から下方へ真っ直ぐ傾斜してケーシン
グの吸水口に接続される通路を形成したことを特徴とす
るウエスコポンプ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61283152A JPH0776558B2 (ja) | 1986-11-29 | 1986-11-29 | ウエスコポンプ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61283152A JPH0776558B2 (ja) | 1986-11-29 | 1986-11-29 | ウエスコポンプ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63138192A JPS63138192A (ja) | 1988-06-10 |
JPH0776558B2 true JPH0776558B2 (ja) | 1995-08-16 |
Family
ID=17661878
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61283152A Expired - Fee Related JPH0776558B2 (ja) | 1986-11-29 | 1986-11-29 | ウエスコポンプ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0776558B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57200698A (en) * | 1981-06-03 | 1982-12-08 | Hitachi Ltd | Self-priming pump |
-
1986
- 1986-11-29 JP JP61283152A patent/JPH0776558B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63138192A (ja) | 1988-06-10 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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R250 | Receipt of annual fees |
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