JPH077651A - 露光制御回路 - Google Patents

露光制御回路

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JPH077651A
JPH077651A JP5147646A JP14764693A JPH077651A JP H077651 A JPH077651 A JP H077651A JP 5147646 A JP5147646 A JP 5147646A JP 14764693 A JP14764693 A JP 14764693A JP H077651 A JPH077651 A JP H077651A
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level
circuit
response speed
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JP5147646A
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Masanori Yamaguchi
正則 山口
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/70Circuitry for compensating brightness variation in the scene
    • H04N23/73Circuitry for compensating brightness variation in the scene by influencing the exposure time
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/70Circuitry for compensating brightness variation in the scene
    • H04N23/741Circuitry for compensating brightness variation in the scene by increasing the dynamic range of the image compared to the dynamic range of the electronic image sensors
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/70Circuitry for compensating brightness variation in the scene
    • H04N23/75Circuitry for compensating brightness variation in the scene by influencing optical camera components

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 瞬間的な輝度レベルの変化を等価的に無視で
き、瞬間的でない輝度レベルの変化に対しては、そのレ
ベル変化が大きくなればなるほどアイリスの応答を速く
できるようにして、人間の目に近いアイリス応答を実現
させる。 【構成】 平均的輝度信号Syの信号レベルVがその最
大レベルVDDと最小レベルVSSの間を分割して得た多数
の分割領域のどの領域に属するかを検出する光量検出手
段11と、この光量検出手段11の出力に応じて、応答
スピードの変化度合を設定し、少なくとも平均的輝度信
号Syの信号レベルVが、最大レベルVDDを含む領域又
は最小レベルVSSを含む領域に属する場合であって、か
つその信号レベルVが所定時間連続して入力されたと
き、上記応答スピードの変化度合を大きく設定する応答
スピード設定手段12と、この応答スピード設定手段1
2にて設定された応答スピードに基づいて、露光時間T
を変化させる露光時間制御手段13とを設けて構成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、露光制御回路、特に固
体撮像素子の複数の画素で蓄積された信号電荷による撮
像信号の平均的輝度信号を検出し、その検出信号の信号
レベルに基づいて、固体撮像素子の各画素に信号電荷を
排出させるシャッタパルスを固体撮像素子に印加するこ
とにより、固体撮像素子の各画素における露光時間を制
御する露光制御回路に用いて好適なものである。
【0002】
【従来の技術】固体撮像素子、例えば被写体からの入射
光を信号電荷として蓄積する画素と、この画素からの信
号電荷を垂直方向及び水平方向に順次転送するCCDで
構成された電荷転送段を有する固体撮像素子は、一般
に、固体撮像素子の各画素で蓄積された信号電荷をシャ
ッタパルスの印加により、オーバーフロードレイン領域
あるいは半導体基板側に掃き捨てることができるように
なっている。
【0003】例えばNTSC方式に準拠したフィールド
読出しタイプの固体撮像素子においては、フィールド期
間内における画素での電荷蓄積の時間を上記シャッタパ
ルスの印加によって調整することにより、露光時間を可
変にすることができるようになっている。この露光時間
の制御を、通常、電子シャッタ機能と称している。
【0004】このシャッタパルスによる露光時間の制御
は、上記のようにフィールド読出しタイプの場合、少な
くとも垂直走査期間においては、1H(水平走査期間)
単位で行われている。このように、シャッタパルスの印
加タイミングを水平走査期間内に限るのは、垂直走査期
間内において、撮像信号にノイズが侵入するのを回避す
るためである。
【0005】しかし、垂直ブランキング期間内において
は、撮像信号にノイズが侵入することを危惧する必要が
ないため、1Hより相当短い時間単位で制御が行われて
いる。
【0006】このような固体撮像素子を用いたビデオカ
メラのなかには、その電子シャッタ機能をアイリス制御
に活かしたものがある。一般に、ビデオカメラは、図6
に示すように、レンズ101と固体撮像素子102から
なる撮像部と、この撮像部における固体撮像素子102
からの出力から撮像信号Sを取り出すサンプルホールド
回路(以下、S/H回路と記す)103と、AGC回路
104と、ガンマ補正回路105と、ホワイトクリップ
回路106及びブラッククリップ回路107からなる信
号処理部とで構成される。
【0007】そして、従来での電子シャッタ機能をアイ
リス制御に活かした電子アイリス制御回路は、図示する
ように、上記S/H回路103からの撮像信号Sを積分
するローパスフィルタ108と、シャッタコントロール
回路109から構成されている。
【0008】ローパスフィルタ108は、S/H回路1
03からの撮像信号Sを積分することにより、画面の全
体的(平均的)明るさを検出する役割を果たし、上記シ
ャッタコントロール回路109は、基本的には、図7に
示すように、垂直同期信号における垂直走査期間内にお
いて、水平同期信号に同期させてシャッタパルスを固体
撮像素子102に印加する回路であり、特に、上記ロー
パスフィルタ108からの出力信号の信号レベルに応じ
て、固体撮像素子102に印加するシャッタパルスの出
力パルス数を設定することにより、最後のシャッタパル
スの発生時点から次の読出しパルスの発生時点までの時
間、即ち露光時間を制御する。
【0009】例えば、ローパスフィルタ108からの出
力信号の信号レベルが基準レベルよりも高い場合(即
ち、入射光が明るい場合)には、シャッタスピードをア
ップ(露光時間を短く)し、逆の場合(即ち、入射光が
暗い場合)にはシャッタスピードをダウン(露光時間を
長く)する働きをする。
【0010】ここで、上記読出しパルスは、固体撮像素
子102の各画素に蓄積された信号電荷を読み出すため
のパルス信号であり、各画素に蓄積された信号電荷を垂
直転送するための垂直転送パルスの例えば第1相目に重
畳されて出力される。
【0011】なお、最近では、垂直ブランキング期間に
おいては、1Hより短い周期のシャッタパルスを発生で
きるようになっている。これは、明るさをもっと小刻み
に調整できるようにして、アイリス制御のダイナミック
レンジを拡大するためである。
【0012】このような従来の電子アイリス制御回路に
おいては、ローパスフィルタ108からの出力信号の信
号レベルが基準レベルよりも高ければ、1フィールド毎
に1水平周期(1H)ずつ露光時間を短くするようにし
て、ローパスフィルタ108からの出力信号の信号レベ
ルが基準レベルに達するようにし、逆にローパスフィル
タ108からの出力信号の信号レベルが基準レベルより
も低ければ、1フィールド毎に1水平周期(1H)ずつ
露光時間を長くするようにして、ローパスフィルタ10
8からの出力信号の信号レベルが基準レベルに達するよ
うにアイリス制御を行うようにしている。
【0013】即ち、従来の電子アイリス制御回路におい
ては、S/H回路103から供給される撮像信号Sから
明るい、最適、暗いという3状態を認識し、明るい場合
には、シャッタスピードを上げ、逆に暗い場合には、シ
ャッタスピードを下げ、そして、最適状態になれば停止
するという動作を行ってアイリス制御を行う。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の電子アイリス制御回路においては、以下のような問
題があった。
【0015】即ち、例えば、ビデオカメラの前を通行人
が通過したときなどの瞬間的な輝度変化があった場合
に、すぐにアイリスが応答し、画面の輝度レベルが変化
してしまい、画像が非常に見ずらくなるということであ
る。一方、人間の目の場合には、上記のような瞬間的な
輝度変化があったとしても全体の明るさが変化するとい
うことはない。
【0016】上記問題を解決するために、従来では、例
えば図6で示す電子アイリス制御回路において、輝度検
波を行うローパスフィルタ108の時定数を長くするこ
とによって、輝度レベルの変化をなまらし、急激な輝度
レベルの変化があったとしても、上記3状態間での変化
(アイリス応答)をにぶくしていた。
【0017】しかし、この方法においては、瞬間的でな
い大きな輝度レベルの変化があったときでも、アイリス
の応答がにぶくなり、応答速度に制約が生じるという新
たな問題が生じる。
【0018】本発明は、上記の課題に鑑みてなされたも
ので、その目的とするところは、瞬間的な輝度レベルの
変化を等価的に無視することができ、しかも、瞬間的で
ない輝度レベルの変化に対しては、そのレベル変化が大
きくなればなるほどアイリスの応答を速くすることがで
き、人間の目に近いアイリス応答を実現させることがで
きる露光制御回路を提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明は、撮像信号Sに
対する輝度検波後によって得られる平均的輝度信号Sy
の信号レベルVを検出し、その検出した信号レベルVに
基づいて、露光時間Tを制御する露光制御回路におい
て、平均的輝度信号Syの信号レベルVがその最大レベ
ルVDDと最小レベルVSSの間を分割して得た多数の分割
領域のどの領域に属するかを検出する光量検出手段11
と、この光量検出手段11の出力に応じて、応答スピー
ドの変化度合を設定し、少なくとも平均的輝度信号Sy
の信号レベルVが、最大レベルVDDを含む領域又は最小
レベルVSSを含む領域に属する場合であって、かつその
信号レベルVが所定時間連続して入力されたとき、上記
応答スピードの変化度合を大きく設定する応答スピード
設定手段12と、この応答スピード設定手段12にて設
定された応答スピードに基づいて、露光時間Tを変化さ
せる露光時間制御手段13とを設けて構成する。
【0020】この場合、上記撮像信号Sとして、露光時
間T内に固体撮像素子2の複数の画素で蓄積され、その
後、読出しパルスROG印加時に、電荷転送段に読み出
され、更にこの電荷転送段にて順次転送される信号電荷
による信号とすることができる。そして、上記露光制御
手段11としては、固体撮像素子2の各画素に蓄積され
た信号電荷の排出をさせるシャッタパルスPsを固体撮
像素子2に印加することにより、固体撮像素子2の各画
素における露光時間Tを制御する手段にて構成すること
ができる。
【0021】また、本発明においては、上記光量検出手
段11を、互いに異なる比較基準レベルV1〜V4と平
均的輝度信号Syの信号レベルVとを比較する複数の比
較回路14a〜14dを設けて構成でき、応答スピード
設定手段12を以下に述べる手段にて構成することがで
きる。即ち、複数の比較回路14a〜14dからの出力
に基づいて、上記分割領域に関する情報を検出する検出
手段15と、この検出手段15にて検出された分割領域
に関する情報を所定周期毎に取り込んで所定周期間保持
する情報保持手段16と、この情報保持手段16にて保
持された分割領域に関する情報が、最大レベルVDDを含
む領域に属する場合にセット動作が行われ、このセット
動作が所定回数連続して行われたときに、出力信号を出
力する最大レベル検出手段17と、情報保持手段16に
て保持された分割領域に関する情報が、最小レベルVSS
を含む領域に属する場合にセット動作が行われ、このセ
ット動作が所定回数連続して行われたときに、出力信号
を出力する最小レベル検出手段18と、情報保持手段1
6に保持されている情報に応じた応答スピードの変化度
合を設定し、最大レベル検出手段17又は最小レベル検
出手段18からの出力信号の入力に基づいて、変化度合
を大きく設定する加減算手段19とを設けて上記応答ス
ピード設定手段12を構成することができる。
【0022】この場合、上記情報保持手段16として
は、読出しパルスROGの入力毎に、検出手段15にて
検出された分割領域に関する情報を取り込んで、読出し
パルスROGのパルス周期に相当する期間保持させるよ
うに構成してもよいし、上記最大レベル検出手段17及
び最小レベル検出手段18を、それぞれ所定回数から1
引いた数分のフリップフロップ回路を多段に接続させて
構成してもよい。
【0023】
【作用】本発明に係る露光制御回路においては、まず、
撮像信号Sに対する輝度検波後によって得られる平均的
輝度信号Syの信号レベルVが、光量検出手段11にお
いて、その最大レベルVDDと最小レベルVSSの間を分割
して得た多数の分割領域のどの領域に属するかが検出さ
れる。
【0024】その後、応答スピード設定手段12におい
て、光量検出手段11にて検出された分割領域に応じた
応答スピードが設定される。特に、この応答スピード設
定手段12においては、少なくとも平均的輝度信号Sy
の信号レベルVが、最大レベルVDDを含む領域又は最小
レベルVSSを含む領域に属する場合であって、かつその
信号レベルVが所定時間連続して入力されたとき、応答
スピードの変化度合を大きく設定する。
【0025】即ち、瞬間的に輝度レベルが大きく変化し
た場合、応答スピード設定手段12に対して、最大レベ
ルVDDを含む領域又は最小レベルVSSを含む領域に属す
る信号レベルVの平均的輝度信号Syが所定時間連続し
て入力されることはないため、応答スピードの変化度合
が大きく設定されることはない。
【0026】一方、瞬間的でない輝度レベルの大きな変
化においては、応答スピード設定手段12に対して、最
大レベルVDDを含む領域又は最小レベルVSSを含む領域
に属する信号レベルVの平均的輝度信号Syが所定時間
連続して入力されることになるため、応答スピードの変
化度合は大きく設定されることになる。
【0027】このように、本発明に係る露光制御回路に
おいては、瞬間的な輝度レベルの変化を等価的に無視す
ることができ、しかも、瞬間的でない輝度レベルの変化
に対しては、そのレベル変化が大きくなればなるほどア
イリスの応答を速くすることができ、人間の目に近いア
イリス応答を実現させることが可能となる。
【0028】
【実施例】以下、本発明に係る露光制御回路を、固体撮
像素子としてフィールド読出しタイプのものを使用した
ビデオカメラ用の露光制御回路に適用した一実施例(以
下、単に実施例に係る露光制御回路と記す)を図1〜図
5を参照しながら説明する。
【0029】この実施例に係る露光制御装置が適用され
るビデオカメラの基本構成は、図1に示すように、従来
から用いられている構成と同様、レンズ1と固体撮像素
子2からなる撮像部と、この撮像部における固体撮像素
子2からの出力から撮像信号Sを取り出すサンプルホー
ルド回路(以下、S/H回路と記す)3と、AGC回路
4と、ガンマ補正回路5と、ホワイトクリップ回路6及
びブラッククリップ回路7からなる信号処理部とで構成
される。また、S/H回路3の後段には、このS/H回
路3からの撮像信号Sを積分して、例えば1フィールド
分の平均的な輝度信号(以下、平均的輝度信号と記す)
Syを得るローパスフィルタ8が接続されている。
【0030】そして、本実施例に係る露光制御回路は、
上記ローパスフィルタ8からの平均的輝度信号Syの信
号レベルVに基づいて、撮像された被写体の入射光の明
るさが、どの程度かを電気的に検出する光量検出回路1
1と、この光量検出回路11の出力に応じて、応答スピ
ードの変化度合を設定する応答スピード設定回路12
と、この応答スピード設定回路12にて設定された応答
スピードに基づいて、露光時間を変化させる露光時間制
御回路13とを有する。
【0031】具体的には、上記光量検出回路11は、4
つの比較回路(第1〜第4の比較回路)14a〜14d
を有して構成されている。各比較回路14a〜14d
は、それぞれの非反転入力端子にローパスフィルタ8か
らの平均的輝度信号Syが入力され、それぞれの反転入
力端子に互いにレベルの異なる基準電圧V1〜V4が印
加されている。従って、これら比較回路14a〜14d
からの出力によって、ローパスフィルタ8からの平均的
輝度信号Syの信号レベルVが5段階のどの段階(グレ
ード)にあるかを検出することができる。
【0032】即ち、図2に示すように、各比較回路14
a〜14dからの出力によって、ローパスフィルタ8か
らの平均的輝度信号Syの信号レベルVにおける最大レ
ベルVDDと最小レベルVSSを5つの領域(状態1〜状態
5)に分割し、光量検出回路11に入力される平均的輝
度信号Syの信号レベルVが上記5つの分割領域のうち
のどの分割領域に属するかを検出することができる。即
ち、上記平均的輝度信号Syの信号レベルVから、非
常に明るい、明るい、最適、暗い、非常に暗
い、というように明るさを分類することができる。
【0033】次に、応答スピード設定回路は、4つの入
力端子と5つの出力端子を有するデコーダ15と、それ
ぞれ5つの入力端子及び出力端子を有するラッチ回路1
6と、5つの入力端子を有する加減算回路とを有する。
デコーダ15の各入力端子には、上記光量検出回路11
における第1〜第4の比較回路14a〜14dからの出
力信号Sa〜Sdが入力されるようになっており、この
デコーダ15は、入力された第1〜第4の比較回路14
a〜14dのそれぞれの出力信号Sa〜Sdの各信号レ
ベルの組み合せに応じたデータ列に変換して5つの出力
端子からパラレルに出力する。デコーダ15からのデー
タ列は、それぞれ5つの出力ライン(第1〜第5の出力
ライン)L1〜L5を介してパラレルに後段のラッチ回
路16に入力される。
【0034】ラッチ回路16は、固体撮像素子2におけ
る読出しパルスROGの入力に基づいて、フィールド毎
に前段のデコーダ15からのデータ列を取り込み、5つ
の出力端子から上記取り込んだデータ列をパラレルに出
力する。
【0035】ここで、読出しパルスROGは、固体撮像
素子2の各画素に蓄積された信号電荷を読み出すための
パルス信号であり、図4(a)及び図5(a)に示すよ
うに、各画素に蓄積された信号電荷を垂直転送するため
の垂直転送パルスの例えば第1相目V1に重畳されて出
力される。
【0036】そして、上記ラッチ回路16に取り込まれ
たデータ列は、次の読出しパルスROGの入力があるま
でラッチ回路16に保持される。このデコーダ15の5
つの出力端子からはそれぞれデコーダ15から導出され
た出力ラインL1〜L5と対応する出力ラインが導出さ
れている。
【0037】上記ラッチ回路16から導出された出力ラ
イン中、デコーダ15の第1の出力ラインL1と対応す
る出力ライン(以下、単に状態1ラインと記す)には最
大レベル検出回路17が接続され、デコーダ15の第5
の出力ラインL5と対応する出力ライン(以下、単に状
態5ラインと記す)には最小レベル検出回路18が接続
されている。最大レベル検出回路17は、3段接続され
たフリップフロップ回路(第1〜第3のフリップフロッ
プ回路)17a〜17cにて構成され、最小レベル検出
回路18は、同じく3段接続されたフリップフロップ回
路(第1〜第3のフリップフロップ回路)18a〜18
cにて構成されている。
【0038】各フリップフロップ回路(17a〜17
c)及び(18a〜18c)は、クロック端子に読出し
パルスROGが入力されるようになっており、読出しパ
ルスROGの入力時に、入力レベルが「高レベル」のと
き、次段のフリップフロップ回路に高レベルの信号を出
力する。
【0039】例えば、ラッチ回路16への読出しパルス
ROGの入力時に取り込んだデータ列によって、ラッチ
回路16の状態1ラインが高レベルとなり、次の読出し
パルス(2回目の読出しパルス)の入力時に、依然、状
態1ラインが高レベルである場合、最大レベル検出回路
17における第1のフリップフロップ回路17aから高
レベルの信号が出力され、次段の第2のフリップフロッ
プ回路17bに入力される。
【0040】そして、次の読出しパルス(3回目の読出
しパルス)の入力時に、再びラッチ回路16の状態1ラ
インが高レベルである場合、第2のフリップフロップ回
路17bから高レベルの信号が出力され、次段の第3の
フリップフロップ回路17cに入力される。そして、次
の読出しパルス(4回目の読出しパルス)の入力時に、
依然、ラッチ回路16の状態1ラインが高レベルである
場合、第3のフリップフロップ回路17cから高レベル
の信号が出力されることになる。
【0041】また、2回目、3回目及び4回目の読出し
パルスの入力時のいずれかにおいて、ラッチ回路16の
状態1ラインが低レベルになった場合、第3のフリップ
フロップ回路17cからは、低レベルの信号が出力され
ることになる。従って、計4回の読出しパルスの入力毎
に、連続して状態1ラインが高レベルのときにはじめ
て、第3のフリップフロップ回路17cから高レベルの
信号が出力されることになる。
【0042】この動作は、最小レベル検出回路18にお
いても同じであり、計4回の読出しパルスの入力毎に、
連続して状態5ラインが高レベルのときにはじめて、第
6のフリップフロップ回路18cから高レベルの信号が
出力されることになる。
【0043】加減算回路19は、5つの入力端子を有
し、第1の入力端子に最大レベル検出回路17からの出
力が入力され、第5の入力端子に最小レベル検出回路1
8からの出力が入力されるようになっており、他の入力
端子、即ち第2〜第4の入力端子は、ラッチ回路16に
おけるデコーダの第2〜第4の出力ラインに対応する出
力ライン(以下、単にそれぞれ状態2ライン、状態3ラ
イン及び状態4ラインと記す)がそれぞれ接続されてい
る。
【0044】この加減算回路19は、現在の電子シャッ
タパルス数がデータ(シャッタパルスデータ)として記
憶されており、入力端子に供給される信号の高低レベル
の組み合せによって、上記データに対して加減算処理を
行い、次のフィールドにおけるシャッタパルスの数を決
定する。
【0045】具体的には、ラッチ回路16の状態1ライ
ンに対応する第1の入力端子に高レベルの信号が入力さ
れた場合、現在のシャッタパルスデータに数値5を加算
(+5)し、ラッチ回路16の状態2ラインに対応する
第2の入力端子に高レベルの信号が入力された場合、現
在のシャッタパルスデータに数値1を加算(+1)し、
ラッチ回路16の状態3ラインに対応する第3の入力端
子に高レベルの信号が入力された場合、現在のシャッタ
パルスデータを保持する。
【0046】また、ラッチ回路の状態4ラインに対応す
る第4の入力端子に高レベルの信号が入力された場合、
現在のシャッタパルスデータから数値1を減算(−1)
し、ラッチ回路の状態5ラインに対応する第5の入力端
子に高レベルの信号が入力された場合、現在のシャッタ
パルスデータから数値5を減算(−5)する。なお、第
1〜第5の入力端子にすべて低レベルの信号が入力され
た場合は、現在のシャッタパルスデータを保持する。
【0047】この加減算処理されたシャッタパルスデー
タDは、後述する露光時間制御回路におけるシャッタカ
ウンタ20からのキャリー信号Pcの入力に基づいてシ
ャッタカウンタ20に出力する。
【0048】次に、露光時間制御回路13は、上記加減
算回路19の後段に接続されたシャッタカウンタ20
と、このシャッタカウンタ20の後段に接続されたゲー
ト回路21にて構成される。
【0049】シャッタカウンタ20は、各フィールド毎
に発生する読出しパルスROGの入力に基づいて、上記
加減算回路19からのシャッタパルスデータDで示すパ
ルス数だけシャッタパルスPsをカウントし、その数を
カウントし終わると、キャリー信号Pcを後段のゲート
回路21及び前段の加減算回路19に供給する。
【0050】ゲート回路21は、シャッタパルスPsを
ゲートして固体撮像素子2に送出する回路であり、各フ
ィールド毎に発生する読出しパルスROGの入力に基づ
いて、ゲ−トを開き、シャッタカウンタ20からのキャ
リー信号Pcの入力に基づいてゲートを閉じる。従っ
て、上記読出しパルスROGの入力後、キャリー信号P
cの入力時までの間、このゲート回路21からシャッタ
パルスPsが固体撮像素子2に出力されることになる。
【0051】次に、上記実施例に係る露光制御回路の信
号処理動作を図3の説明図並びに図4及び図5のタイミ
ングチャートを参照しながら説明する。なお、図4及び
図5のタイミングチャートにおいて、図4(a)及び図
5(a)におけるVD及びHDは、それぞれ垂直同期信
号及び水平同期信号を示し、垂直同期信号におけるTb
は垂直ブランキング期間を示す。
【0052】まず、S/H回路3によりサンプルホール
ドされた撮像信号Sは、ローパスフィルタ8によって積
分されて1フィールド分の平均的輝度信号Syに変換さ
れる。この信号Syは、1フィールド分の画面の全体的
(平均的)明るさを示す信号にほかならない。
【0053】上記ローパスフィルタ8からの平均的輝度
信号Syは、この実施例に係る露光制御回路の光量検出
回路11に供給される。光量検出回路11は、供給され
た平均的輝度信号Syから、明るさが5段階のどの段階
に属するかを検出する。具体的には、ローパスフィルタ
8からの出力の最大レベルをVDD、最小レベルをVSS
し、第1〜第4の比較回路14a〜14dの各基準レベ
ルをそれぞれV1、V2、V3及びV4(V1>V2>
V3>V4)とすると、平均的輝度信号Syの信号レベ
ルVがVDD≧V>V1ならば、非常に明るい、平均的
輝度信号Syの信号レベルVがV1≧V>V2ならば、
明るい、平均的輝度信号Syの信号レベルVがV2≧
V>V3ならば、最適、平均的輝度信号Syの信号レ
ベルVがV3≧V>V4ならば、暗い、平均的輝度信
号の信号レベルがV4≧XX≧V SSならば、非常に暗
い、と検出される。
【0054】ここで、例えば、図3(a)に示すよう
に、光量検出回路11に入力された平均的輝度信号Sy
の信号レベルVがVDD≧V>V1である場合、第1〜第
4の比較回路14a〜14dから出力される出力信号S
a〜Sdの信号レベルはすべて高レベルになる。このと
き、デコーダ15からは第1の出力ラインL1のみ高レ
ベルとなされたデータ列が出力され、ラッチ回路16へ
の読出しパルスROGの入力によって、上記データ列が
ラッチ回路16に取り込まれ1フィールド期間中、保持
される。
【0055】次に、図3(b)に示すように、平均的輝
度信号Syの信号レベルVがV1≧V>V2である場
合、第1の比較回路14aから出力される信号Saのみ
が低レベルで、後の3つの比較回路14b〜14dから
出力される信号Sb〜Sdの信号レベルはすべて高レベ
ルになる。このとき、デコーダ15からは第2の出力ラ
インL2のみ高レベルとなされたデータ列が出力され、
ラッチ回路16への読出しパルスROGの入力によっ
て、上記データ列がラッチ回路16に取り込まれ1フィ
ールド期間中、保持される。
【0056】次に、図3(c)に示すように、平均的輝
度信号Syの信号レベルVがV2≧V>V3である場
合、第1及び第2の比較回路14a及び14bから出力
される信号Sa及びSbが低レベルで、後の2つの比較
回路14c及び14dから出力される信号Sc及びSd
の信号レベルは高レベルになる。このとき、デコーダ1
5からは第3の出力ラインL3のみ高レベルとなされた
データ列が出力され、ラッチ回路16への読出しパルス
ROGの入力によって、上記データ列がラッチ回路16
に取り込まれ1フィールド期間中、保持される。
【0057】次に、図3(d)に示すように、平均的輝
度信号Syの信号レベルVがV3≧V>V4である場
合、第4の比較回路14dから出力される信号Sdのみ
が高レベルで、後の3つの比較回路14a〜14cから
出力される信号Sa〜Scの信号レベルはすべて低レベ
ルになる。このとき、デコーダ15からは第4の出力ラ
インL4のみ高レベルとなされたデータ列が出力され、
ラッチ回路16への読出しパルスROGの入力によっ
て、上記データ列がラッチ回路16に取り込まれ1フィ
ールド期間中、保持される。
【0058】次に、図3(e)に示すように、平均的輝
度信号Syの信号レベルVがV4≧V≧VSSである場
合、各比較回路14a〜14dから出力される出力信号
Sa〜Sdの信号レベルはすべて低レベルになる。この
とき、デコーダ15からは第5の出力ラインL5のみ高
レベルとなされたデータ列が出力され、ラッチ回路16
への読出しパルスROGの入力によって、上記データ列
がラッチ回路16に取り込まれ1フィールド期間中、保
持される。
【0059】そして、上記ラッチ回路16に、第1の出
力ラインL1のみ高レベルとされたデータ列が供給され
た場合、次の1フィールドにおける読出しパルスROG
の入力によって、最大レベル検出回路17における第1
のフリップフロップ回路17aから次段の第2のフリッ
プフロップ回路17bに高レベルの信号が供給される。
また、上記ラッチ回路16に、第5の出力ラインL5の
み高レベルとされたデータ列が供給された場合、次の1
フィールドにおける読出しパルスROGの入力によっ
て、最小レベル検出回路18における第3のフリップフ
ロップ回路18aから次段の第2のフリップフロップ回
路18bに高レベルの信号が供給される。
【0060】上記ラッチ回路16に、第2、第3又は第
4の出力ラインL2、L3又はL4のいずれかが高レベ
ルとされたデータ列が供給された場合は、直接加減算回
路19に上記データ列が供給される。
【0061】いま、図4(b)に示すように、例えば1
フィールド目が読み出された段階で、平均的輝度信号S
yの信号レベルVが、V1≧V>V2で、明るいと検
出され、デコーダ15から出力された第2の出力ライン
L2のみが高レベルとされたデータ列が加減算回路19
に入力された場合、現在のシャッタパルスデータDに数
値1が加算(+1)され、シャッタカウンタ20からの
キャリー信号Pcの入力に基づいて、上記加算更新され
たデータDがシャッタカウンタ20に供給される。従っ
て、この加算更新されたデータDが示すパルス数のシャ
ッタパルスPsが、次のフィールド(2フィールド目)
においてゲート回路21から固体撮像素子2に送出さ
れ、シャッタパルス1周期分だけ固体撮像素子2の露光
時間Tが短縮される。即ち、絞りがかけられたことと等
価になる。
【0062】このような動作の繰り返しにより、通常の
明るさになると、平均的輝度信号Syの信号レベルV
は、V2≧V>V3の範囲になる。この場合、第3の出
力ラインL3のみが高レベルとされたデータ列が加減算
回路19に入力されることになり、現在のシャッタパル
スデータDがそのまま保持され、シャッタカウンタ20
からのキャリー信号Pcの入力に基づいて、上記保持さ
れたデータDがシャッタカウンタ20に供給される。従
って、露光時間Tは変化しないことになる。
【0063】一方、図4(c)に示すように、例えば1
フィールド目が読み出された段階で、平均的輝度信号S
yの信号レベルVが、V3≧V>V4で、暗いと検出
され、デコーダ15から出力された第4の出力ラインL
4のみが高レベルとされたデータ列が加減算回路19に
入力された場合、現在のシャッタパルスデータDから数
値1が減算(−1)され、シャッタカウンタ20からの
キャリー信号Scの入力に基づいて、上記減算更新され
たデータDがシャッタカウンタ20に供給される。従っ
て、この減算更新されたデータDが示すパルス数のシャ
ッタパルスPsが、次のフィールド(2フィールド目)
においてゲート回路21から固体撮像素子2に送出さ
れ、シャッタパルス1周期分だけ固体撮像素子2の露光
時間Tが延長される。即ち、絞りが広げられたことと等
価になる。
【0064】このようにな動作の繰り返しにより、通常
の明るさになると、平均的輝度信号Syの信号レベルV
は、V2≧V>V3の範囲になり、露光時間Tは変化し
ないことになる。
【0065】次に、図5(b)に示すように、例えば1
フィールド目が読み出された段階で、平均的輝度信号S
yの信号レベルVが、VDD≧V>V1で、非常に明る
いと検出され、デコーダ15から第1の出力ラインL1
のみが高レベルとされたデータ列が出力されると、後段
の加減算回路19には、一旦、すべて低レベルとされた
データ列が供給される。この場合、加減算回路19は、
現在のシャッタパルスデータをそのまま保持し、露光時
間Tは変化しない。この状態が4フィールド分続くと、
最大レベル検出回路17における最終段の第3のフリッ
プフロップ回路17cから高レベルの信号が出力され、
実質的に状態1ラインのみが高レベルとされた信号が加
減算回路19に入力されることになる。
【0066】この場合、加減算回路19は、現在のシャ
ッタパルスデータDに数値5を加算(+5)し、シャッ
タカウンタ20からのキャリー信号Pcの入力に基づい
て、この大幅に加算更新したシャッタパルスデータDを
シャッタカウンタ20に供給する。従って、この大幅に
加算更新されたデータDが示すパルス数のシャッタパル
スが、次のフィールド(5フィールド目)においてゲー
ト回路21から固体撮像素子2に送出され、シャッタパ
ルス5周期分だけ固体撮像素子2の露光時間Tが短縮さ
れる。即ち、絞りのかけ方が5倍の速さになる。
【0067】一旦、上記最大レベル検出回路17におけ
る最終段の第3のフリップフロップ回路17cから高レ
ベルの信号が出力されると、次に入力された平均的輝度
信号Syの信号レベルVが、非常に明るい、と検出さ
れた場合、露光時間Tが、1フィールド毎にシャッタパ
ルス周期の5倍分ずつ短くなる。
【0068】従って、迅速に暗くなり、上記平均的輝度
信号Syの信号レベルVが、V1≧V>V2になると、
露光時間Tの変化の速さが通常変化に切り換わり、更に
暗くなる。そして、平均的輝度信号Syの信号レベルV
が、V2≧V>V3になった段階で、露光時間Tの変化
はなくなる。なお、垂直ブランキング期間Tb内におい
ては、撮像信号Sにノイズが侵入することを危惧する必
要がないため、水平周期(1H)より相当短い時間単位
でシャッタパルスPsの出力が行われる。
【0069】一方、図5(c)に示すように、例えば1
フィールド目が読み出された段階で、平均的輝度信号S
yの信号レベルVが、V4≧V≧VSSで、非常に暗い
と検出され、デコーダ15から第5の出力ラインL5の
みが高レベルとされたデータ列が出力されると、後段の
加減算回路19には、一旦、すべて低レベルとされたデ
ータ列が供給される。この場合、加減算回路19は、現
在のシャッタパルスデータDをそのまま保持し、露光時
間Tは変化しない。この状態が4フィールド分続くと、
最小レベル検出回路18における最終段の第3のフリッ
プフロップ回路18cから高レベルの信号が出力され、
実質的に状態5ラインのみが高レベルとされた信号が加
減算回路19に入力されることになる。
【0070】この場合、加減算回路19は、現在のシャ
ッタパルスデータDから数値5を減算(−5)し、シャ
ッタカウンタ20からのキャリー信号Pcの入力に基づ
いて、この大幅に減算更新したシャッタパルスデータD
をシャッタカウンタ20に供給する。従って、この大幅
に減算更新されたデータDが示すパルス数のシャッタパ
ルスPsが、次のフィールド(5フィールド目)におい
てゲート回路21から固体撮像素子2に送出され、シャ
ッタパルス5周期分だけ固体撮像素子2の露光時間Tが
延長される。即ち、絞りの開き方が5倍の速さになる。
【0071】この例においても、一旦、上記最小大レベ
ル検出回路18における最終段の第3のフリップフロッ
プ回路18cから高レベルの信号が出力されると、次に
入力された平均的輝度信号Syの信号レベルVが、非
常に暗い、と検出された場合、露光時間Tが、1フィー
ルド毎にシャッタパルス周期の5倍分ずつ長くなる。
【0072】従って、迅速に明るくなり、上記平均的輝
度信号Syの信号レベルVが、V3≧V>V4になる
と、露光時間Tの変化の速さが通常変化に切り換わり、
更に明るくなる。そして、平均的輝度信号Syの信号レ
ベルVが、V2≧V>V3になった段階で、露光時間T
の変化はなくなる。
【0073】このように、本実施例に係る露光制御回路
においては、撮像信号Sに対するローパスフィルタ8に
よる輝度検波後によって得られる平均的輝度信号Syの
信号レベルVが、光量検出回路11において、その最大
レベルVDDと最小レベルVSSの間を分割して得た5つの
分割領域(非常に明るい:状態1、明るい:状態
2、最適:状態3、暗い:状態4、非常に暗い:
状態5)のどの領域に属するかが検出され、その後、応
答スピード設定回路12において、上記光量検出回路1
1にて検出された分割領域に応じた応答スピードが設定
される。
【0074】特に、この実施例に係る応答スピード設定
回路12においては、平均的輝度信号Syの信号レベル
Vが、VDD≧V>V1で、非常に明るいと検出された
とき、あるいは上記信号レベルVが、V4≧V≧V
SSで、非常に暗いと検出されたとき、かつその信号レ
ベルVが4フィールド分連続して入力されたとき、応答
スピードの変化度合を大きく設定するようにしているた
め、瞬間的に輝度レベルが大きく変化した場合などにお
いては、応答スピード設定回路に対して、VDD≧V>V
1の範囲、あるいはV4≧V≧VSSの範囲の信号レベル
Vを有する平均的輝度信号Syが4フィールド分連続し
て入力されることはないため、応答スピードの変化度合
が大きく設定されることはない。
【0075】一方、瞬間的でない輝度レベルの大きな変
化においては、応答スピード設定回路12に対して、V
DD≧V>V1の範囲、あるいはV4≧V≧VSSの範囲の
信号レベルVを有する平均的輝度信号Syが4フィール
ド分連続して入力されることになるため、応答スピード
の変化度合は大きく設定されることになる。
【0076】このように、本実施例に係る露光制御回路
においては、瞬間的な輝度レベルの変化を等価的に無視
することができ、しかも、瞬間的でない輝度レベルの変
化に対しては、そのレベル変化が大きくなればなるほど
アイリスの応答を速くすることができ、人間の目に近い
アイリス応答を実現させることが可能となる。
【0077】上記実施例においては、最大レベル検出回
路17及び最小レベル検出回路18におけるフリップフ
ロップ回路の段数を3としたが、実際に、どの程度の瞬
間的輝度変化に対して制御を与えるかによって上記段数
を任意に決定することができる。
【0078】また、上記実施例においては、光量検出回
路11にて、非常に明るいと検出され、加減算回路1
9の第1の入力端子に高レベルの信号が供給されたと
き、現在のシャッタパルスデータDに数値5を加算し、
一方、光量検出回路11にて、非常に暗いと検出さ
れ、加減算回路19の第5の入力端子に高レベルの信号
が供給されたとき、現在のシャッタパルスデータDから
数値5を減算するようにしたが、この加減算する数値に
ついても任意に決定することができる。
【0079】また、上記実施例においては、光量を5段
階に分割して評価するようにしたが、必ずしもこれに限
定されず、例えば、これよりも多い段階評価をするよう
にしてもよい。従って、その場合、応答性についても、
上記実施例のように、2段階切換えするのではなく、3
段階、4段階というように、もっと多段階で切り換える
ようにすることにより、よりきめ細かに露光時間を変化
させることができる。
【0080】
【発明の効果】上述のように、本発明に係る露光制御回
路によれば、撮像信号に対する輝度検波後によって得ら
れる平均的輝度信号の信号レベルを検出し、その検出し
た信号レベルに基づいて、露光時間を制御する露光制御
回路において、上記平均的輝度信号の信号レベルがその
最大レベルと最小レベルの間を分割して得た多数の分割
領域のどの領域に属するかを検出する光量検出手段と、
上記光量検出手段の出力に応じて、応答スピードの変化
度合を設定し、少なくとも上記平均的輝度信号の信号レ
ベルが、最大レベルを含む領域又は最小レベルを含む領
域に属する場合であって、かつその信号レベルが所定時
間連続して入力されたとき、上記応答スピードの変化度
合を大きく設定する応答スピード設定手段と、上記応答
スピード設定手段にて設定された応答スピードに基づい
て、上記露光時間を変化させる露光時間制御手段とを設
けるようにしたので、瞬間的な輝度レベルの変化を等価
的に無視することができ、しかも、瞬間的でない輝度レ
ベルの変化に対しては、そのレベル変化が大きくなれば
なるほどアイリスの応答を速くすることができ、人間の
目に近いアイリス応答を実現させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る露光制御回路を、固体撮像素子と
してフィールド読出しタイプのものを使用したビデオカ
メラ用の露光制御回路に適用した一実施例(以下、単に
実施例に係る露光制御回路と記す)の構成を示すブロッ
ク図である。
【図2】本実施例に係る露光制御回路における光量検出
回路において、入力される平均的輝度信号の信号レベル
が、5つの分割領域(非常に明るい:状態1、明る
い:状態2、最適:状態3、暗い:状態4、非常
に暗い:状態5)のどの領域に属するかを検出する動作
概念を示す説明図である。
【図3】本実施例に係る露光制御回路における光量検出
回路での信号処理と、光量検出回路を構成する各比較回
路からの出力に基づくデコーダの出力データ列の内容を
示す説明図である。
【図4】本実施例に係る露光制御回路の信号処理動作
(露光時間の可変動作)を示すタイミングチャートであ
り、通常の輝度レベル変化に対する信号処理を示す。
【図5】本実施例に係る露光制御回路の信号処理動作
(露光時間の可変動作)を示すタイミングチャートであ
り、大きく輝度レベルが変化する場合の信号処理を示
す。
【図6】従来例に係る露光制御回路を示すブロック図で
ある。
【符号の説明】
1 レンズ 2 固体撮像素子 3 S/H回路 8 ローパスフィルタ 11 光量検出回路 12 応答スピード設定回路 13 露光時間制御回路 14a〜14d 第1〜第4の比較回路 15 デコーダ 16 ラッチ回路 17 最大レベル検出回路 18 最小レベル検出回路 19 加減算回路 20 シャッタカウンタ 21 ゲート回路

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮像信号に対する輝度検波後によって得
    られる平均的輝度信号の信号レベルを検出し、その検出
    した信号レベルに基づいて、露光時間を制御する露光制
    御回路において、 上記平均的輝度信号の信号レベルがその最大レベルと最
    小レベルの間を分割して得た多数の分割領域のどの領域
    に属するかを検出する光量検出手段と、 上記光量検出手段の出力に応じて、応答スピードの変化
    度合を設定し、少なくとも上記平均的輝度信号の信号レ
    ベルが、最大レベルを含む領域又は最小レベルを含む領
    域に属する場合であって、かつその信号レベルが所定時
    間連続して入力されたとき、上記応答スピードの変化度
    合を大きく設定する応答スピード設定手段とを備え、 上記応答スピード設定手段にて設定された応答スピード
    に基づいて、上記露光時間を変化させる露光時間制御手
    段とを有することを特徴とする露光制御回路。
  2. 【請求項2】 上記撮像信号は、上記露光時間内に固体
    撮像素子の複数の画素で蓄積され、その後、読出しパル
    ス印加時に、電荷転送段に読み出され、更にこの電荷転
    送段にて順次転送される信号電荷による信号であり、上
    記露光制御手段は、固体撮像素子の各画素に蓄積された
    信号電荷の排出をさせるシャッタパルスを上記固体撮像
    素子に印加することにより、上記固体撮像素子の各画素
    における上記露光時間を制御する手段であることを特徴
    とする請求項1記載の露光制御回路。
  3. 【請求項3】 上記光量検出手段は、互いに異なる比較
    基準レベルと上記平均的輝度信号の信号レベルとを比較
    する複数の比較回路を有し、 上記応答スピード設定手段は、上記複数の比較回路から
    の出力に基づいて、上記分割領域に関する情報を検出す
    る検出手段と、 上記検出手段にて検出された分割領域に関する情報を所
    定周期毎に取り込んで所定周期間保持する情報保持手段
    と、 上記情報保持手段にて保持された上記分割領域に関する
    情報が、最大レベルを含む領域に属する場合にセット動
    作が行われ、このセット動作が所定回数連続して行われ
    たときに、出力信号を出力する最大レベル検出手段と、 上記情報保持手段にて保持された上記分割領域に関する
    情報が、最小レベルを含む領域に属する場合にセット動
    作が行われ、このセット動作が所定回数連続して行われ
    たときに、出力信号を出力する最小レベル検出手段と、 上記情報保持手段に保持されている情報に応じた応答ス
    ピードの変化度合を設定し、上記最大レベル検出手段又
    は上記最小レベル検出手段からの出力信号の入力に基づ
    いて、上記変化度合を大きく設定する加減算手段とを有
    することを特徴とする請求項1又は2記載の露光制御回
    路。
  4. 【請求項4】 上記情報保持手段は、上記読出しパルス
    の入力毎に、上記検出手段にて検出された分割領域に関
    する情報を取り込んで上記読出しパルスのパルス周期に
    相当する期間保持することを特徴とする請求項3記載の
    露光制御回路。
  5. 【請求項5】 上記最大レベル検出手段及び上記最小レ
    ベル検出手段は、それぞれ上記所定回数から1引いた数
    分のフリップフロップ回路が多段に接続されて構成され
    ていることを特徴とする請求項3又は4記載の露光制御
    回路。
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