JPH0776417B2 - 透明着色方法 - Google Patents

透明着色方法

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JPH0776417B2
JPH0776417B2 JP2226862A JP22686290A JPH0776417B2 JP H0776417 B2 JPH0776417 B2 JP H0776417B2 JP 2226862 A JP2226862 A JP 2226862A JP 22686290 A JP22686290 A JP 22686290A JP H0776417 B2 JPH0776417 B2 JP H0776417B2
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JP
Japan
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organic pigment
film
color
vapor
coloring method
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Application number
JP2226862A
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JPH04107260A (ja
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修 倉光
晋治 野口
章英 工藤
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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  • Physical Vapour Deposition (AREA)
  • Formation Of Various Coating Films On Cathode Ray Tubes And Lamps (AREA)
  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、透明着色方法に関する。
〔従来の技術〕
カラーフィルタや照明器具用グローブなどを得るため
に、基材に対して透明着色を施す方法として、従来、つ
ぎのような方法があったが、いずれにも問題があった。
(i)有機着色塗料の塗布 透明有機塗料に有機顔料あるいは染料を分散させた塗料
を基材に塗布する方法である。しかし、有機顔料を分散
させたものは、有機顔料の平均粒径が大きいため、透明
性が悪い。また、染料を分散させたものは、透明性は良
いが、染料の構造上、耐熱性、耐候性が悪い。
(ii)着色ガラス化方法 ガラス組成物中に発色元素を添加することにより、ガラ
ス自体を着色する方法である。しかし、着色ガラスは、
バッチ生産のため、色のバラツキが大きく、また色調も
限定される。
〔発明が解決しようとする課題〕
このように、従来の透明着色方法には、透明性が悪い、
耐熱性、耐候性が悪い、色のバラツキが大きく、色調が
限定されるという問題があった。
そこで、この発明は、このような問題が全くない透明着
色方法を提供することを課題とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記課題を解決するために、この発明にかかる透明着色
方法は、基材に対し有機顔料と膜形成材を同時に蒸着さ
せるようにすることを特徴とする。
有機顔料は、蒸着すれば、透明膜を生成させる。したが
って、透明性を得ることは、有機顔料を単独で蒸着させ
ることによっても達成出来るが、この場合には、作製さ
れた膜は、基材に対して密着性が悪く、耐久性(耐摩耗
性)に欠ける。そこで、この発明では、有機顔料と膜形
成材を同時に蒸着することにより、密着性、耐久性を良
くするようにしているのである。
この発明において使用される有機顔料としては、つぎの
ようなものが挙げられる。
・赤色素・・・ペリレン系、アゾ系およびキナクリドン
系等 ・緑色素・・・フタロシアニン系 ・青色素・・・フタロシアニン系、インダスロン系等 ・黄色素・・・キノフタロン系、アゾ系、ベンズイミダ
ゾロン系等 中間色を出す場合には、上記顔料の2種以上を予め混
合してから蒸着する、有機顔料の蒸着源を2つ以上設
けて同時に蒸着する、等の方法がある。
この発明において、膜形成材は、耐熱性、耐候性が要求
されるため、SiO2、Al2O3等の酸化物を使用することが
望ましい。
基板も、何ら限定するものではなく、ガラス板、アルミ
ニウム板等が挙げられる。
有機顔料と膜形成材を蒸着する方法は、特に限定しない
が、有機顔料は熱分解し易く、膜形成材は高温に加熱し
ないと蒸着出来ないことから考えて、有機顔料は抵抗加
熱で、膜形成材は電子ビーム加熱で蒸着することが望ま
しい。なお、必要に応じて、基材を加熱しながら蒸着し
ても良い。
〔作用〕
有機顔料の蒸着で透明着色を得、膜形成材の蒸着でこれ
を固定する。
〔実施例〕
−実施例1〜5− 有機顔料として、以下のものを使用した。ただし、実施
例5は青系と黄系を重量比1:1に混合したものを使用し
た。
赤系:ペリレン系顔料 緑系:フタロシアニン系顔料 青系:フタロシアニン系顔料 黄系:キノフタロン系顔料 −実施例2− 膜形成材として二酸化ケイ素(SiO2)および酸化アルミ
ニウム(Al2O3)を使用した。
基材は、ソーダライムガラス板をアルカリ脱脂洗浄して
使用した。
蒸着はつぎのようにして行った。10-5Torrの真空槽内
で、基材に対し、有機顔料はモリブデン製のボートに入
れボート温度を400〜600℃に加熱して蒸着させ、また、
SiO2とAl2O3は電子ビーム加熱により、有機顔料と同時
に蒸着させて、サンプルを作製した。
−比較例1〜4− 実施例で使用した有機顔料をシリコンポリエステル系の
透明塗料に5wt%/塗料固形分の割合で添加し、ボール
ミルで24時間混合し、スプレー塗装により、塗膜厚20μ
mになるように塗装し、180℃で20分焼付けして、サン
プルを作製した。
このようにして得られた実施例および比較例のサンプル
に対して評価試験を行い、第1表に評価結果を示した。
第1表にみるように、実施例はいずれも、色調(色バラ
ツキ)、透明性、耐熱性、耐候性の点で比較例より優れ
ていた。評価方法はつぎのとおりである。
(イ)色調 色彩色差計により、色座標x、yを求めた。
(ロ)ヘーズ これは、透明性を評価する特性値であり、分光光度計に
より、サンプルの全透過率Ta、拡散透過率Tdを測定し、
下式よりヘーズを求めた。
(ハ)耐熱性 サンプルを200℃の恒温槽に7日間入れて、試験前後の
色素ΔEを次式で求めた。
L0、a0、b0:試験前のサンプルを色彩色差計により測定
した値 L、a、b:試験後のサンプルを色彩色差計により測定し
た値 (ニ)耐候性 サンプルをサンシャインウェザオメータに100時間入れ
て、試験前後の色差ΔEを上式で求めた。
〔発明の効果〕 この発明の着色方法によれば、上述のようにして、色調
が豊富で、耐熱性および耐候性に優れ、透明性の良い着
色膜を、色のバラツキなく、得ることが出来る。この発
明の着色方法は、下記の用途に利用可能である。
照明器具の着色フィルタ 白熱灯、蛍光灯等の着色処理 装飾用透光材(ステンドグラス) 外装材の着色
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01J 9/20 B H01K 3/00 B 9172−5E

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基材に対して透明着色を施す方法であっ
    て、前記基材に対し有機顔料と膜形成材を同時に蒸着さ
    せるようにすることを特徴とする透明着色方法。
JP2226862A 1990-08-28 1990-08-28 透明着色方法 Expired - Lifetime JPH0776417B2 (ja)

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DE19500882C1 (de) * 1995-01-13 1996-03-28 Fraunhofer Ges Forschung Verfahren zur Herstellung von verschleißfesten farbigen Schichten

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