JPH0776316A - 野菜自動包装機 - Google Patents

野菜自動包装機

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JPH0776316A
JPH0776316A JP24643093A JP24643093A JPH0776316A JP H0776316 A JPH0776316 A JP H0776316A JP 24643093 A JP24643093 A JP 24643093A JP 24643093 A JP24643093 A JP 24643093A JP H0776316 A JPH0776316 A JP H0776316A
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JP
Japan
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film
vegetable
vegetables
section
shaping
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Application number
JP24643093A
Other languages
English (en)
Inventor
Kimiaki Okabe
侯朗 岡部
Fumio Kitano
文雄 北野
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Futaba Jido Housouki Kk
Okabe & Lock Co
OKABE LOCK KK
Original Assignee
Futaba Jido Housouki Kk
Okabe & Lock Co
OKABE LOCK KK
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Filing date
Publication date
Application filed by Futaba Jido Housouki Kk, Okabe & Lock Co, OKABE LOCK KK filed Critical Futaba Jido Housouki Kk
Priority to JP24643093A priority Critical patent/JPH0776316A/ja
Publication of JPH0776316A publication Critical patent/JPH0776316A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】野菜を自動的に片口開封包装すると共に、整形
部に野菜を自動供給することで、野菜供給作業性の大幅
な向上を図る。 【構成】フィルム供給部と、上記フィルム供給部からの
フィルムを供給野菜受取り状態に整形する整形部Bと、
野菜Vが上載されたフィルムFを搬送する搬送部Cと、
搬送部Cの上方に設けられ、フィルム上端Fa,Fbを
搬送方向に熱シールするラインシール部Dと、搬送部C
の次段に設けられ野菜Vが挿入された前位のフィルムの
エンド部Feを切断すると共に、後続のフィルムのスタ
ート部Fsを熱溶着するエンドシール部と、上記整形部
Bに野菜Vを自動供給する野菜供給手段Hとを備えたこ
とを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば、ほうれん
草、菊菜、高菜、コマツナなどの葉野菜(軟弱野菜)を
片口開封包装するような野菜自動包装機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上述例の野菜の片口開封包装は作
業者の手作業により行なわれていた関係上、作業性が極
めて悪く、多大な作業時間を要する問題点があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この発明の請求項1記
載の発明は、野菜を自動的に片口開封包装することがで
きるうえ、整形部に野菜を自動供給することで、野菜供
給作業性の大幅な向上を図ることができる野菜自動包装
機の提供を目的とする。
【0004】この発明の請求項2記載の発明は、上記請
求項1記載の発明の目的と併せて、フィルム搬送方向の
延長線方向から野菜を自動供給することで、包装される
べき野菜の長さに制限を受けない野菜自動包装機の提供
を目的とする。
【0005】この発明の請求項3記載の発明は、上記請
求項1記載の発明の目的と併せて、フィルム搬送方向と
略直交する方向から野菜を自動供給することで、野菜の
供給姿勢を安定化させることができる野菜自動包装機の
提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1記載
の発明は、フィルム供給部と、上記フィルム供給部から
のフィルムを供給野菜受取り状態に整形する整形部と、
野菜が上載されたフィルムを搬送する搬送部と、上記搬
送部の上方に設けられ、フィルム上端を搬送方向に熱シ
ールするラインシール部と、上記搬送部の次段に設けら
れ野菜が挿入された前位のフィルムのエンド部を切断す
ると共に、後続のフィルムのスタート部を熱溶着するエ
ンドシール部と、上記整形部に野菜を自動供給する野菜
供給手段とを備えた野菜自動包装機であることを特徴と
する。
【0007】この発明の請求項2記載の発明は、上記請
求項1記載の発明の構成と併せて、上記野菜供給手段は
上記整形部に対してフィルム搬送方向の延長線方向から
野菜を自動供給する野菜自動包装機であることを特徴と
する。
【0008】この発明の請求項3記載の発明は、上記請
求項1記載の発明の構成と併せて、上記野菜供給手段は
上記整形部に対してフィルム搬送方向と略直交する方向
から野菜を自動供給する野菜自動包装機であることを特
徴とする。
【0009】
【発明の効果】この発明の請求項1記載の発明によれ
ば、上述のフィルム供給部から整形部に供給されたフィ
ルムは、この整形部において供給野菜受取り状態に整形
された後に、搬送部によりエンドシール部方向へ搬送さ
れる。
【0010】上述の整形部におけるフィルム上に野菜が
供給されると、このフィルムは上述の搬送部により搬送
されつつ、該搬送部の上方に設けられたラインシール部
にてそのフィルム上端が搬送方向に熱シールされ、次に
野菜が挿入されたフィルムがエンドシール部に到達する
と、片口開封部に相当する前位のフィルムのエンド部が
切断されると共に、包底部となる後続のフィルムのスタ
ート部が熱溶着され、このような操作の繰返しにより、
順次野菜が自動的に片口開封包装される。
【0011】しかも、上述の整形部には野菜供給手段か
ら野菜が自動供給されるので、野菜自動供給作業性の大
幅な向上を図ることができる効果がある。
【0012】この発明の請求項2記載の発明によれば、
上記請求項1記載の発明の効果と併せて、上述の野菜供
給手段によりフィルム搬送方向の延長線方向から野菜を
自動供給するので、フィルム搬送方向と野菜供給方向と
が直線上に並び、このため、包装されるべき野菜の長さ
に制限を受けない効果がある。
【0013】この発明の請求項3記載の発明によれば、
上記請求項1記載の発明の効果と併せて、上述の野菜供
給手段によりフィルム搬送方向と略直交する方向から野
菜を自動供給するので、野菜供給手段上の野菜姿勢をほ
ぼ保持した状態において、この野菜を整形部に供給する
ことができ、野菜の供給姿勢を安定化させることができ
る効果がある。
【0014】
【実施例】この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳
述する。図面は野菜自動包装機を示し、図1乃至図4に
おいて、この野菜自動包装機は、厚み約30μmのフィ
ルムF(具体的には透明無地フィルムもしくはレジマー
ク付きフィルム)を供給するフィルム供給部Aと、この
フィルム供給部Aの略直上部に設けられ、上述のフィル
ム供給部Aから供給されるフィルムFを断面形状が略凹
状の供給野菜受取り状態に整形する整形部Bと、上述の
整形部Bの次段に設けられ、野菜V(図4参照)が上載
されたフィルムFを水平方向へ搬送する搬送部Cと、こ
の搬送部Cの上方に設けられフィルム上端Fa,Fbを
搬送方向に熱シールするラインシール部Dと、上述の搬
送部Cの次段に設けられ野菜Vが挿入された前位のフィ
ルムFの片口開封部に相当するエンド部Feを切断する
と共に、後続のフィルムFの包底部となるスタート部F
sを熱溶着するエンドシール部Eと、このエンドシール
部Eの次段に設けられ野菜Vを片口開封包装したパック
P(図4参照)を水平方向へ搬出する搬出部Gと、上述
の整形部Bに野菜Vを自動供給する野菜供給手段Hとを
備えている。
【0015】上述のフィルム供給部Aは、巻芯1にフィ
ルムFを巻回し、このフィルムFを2つのサポートロー
ラ2,3で水平状に保持すると共に、複数のガイドロー
ラ4,5,6,7,8および上下一対の対設ローラ9,
9を介して上述のフィルムFを整形部Bに供給すべく構
成している。
【0016】またガイドローラ7,8間には、図5に示
すようにレジマーク付きフィルムFのレジマークLを検
知するレジマークセンサ10を配設している。この実施
例では光電管センサによりレジマークセンサ10を構成
すると共に、このレジマークセンサ10を架構11に対
して上下調整可能に取付けている。
【0017】一方、上述の整形部Bは図6に示す如く構
成している。すなわち、この整形部Bは中間に配置され
た固定部材12と、この固定部材12の両側に配置され
た可動部材13,14とを有し、上述の固定部材12の
下面に取付けたブロック15を、支持部材16を介して
架構天板17(図1参照)に固定し、両側の可動部材1
3,14にはそれぞれブラケット18,18を介して、
筒軸19,19を取付けている。
【0018】そして、上述のブロック15および筒軸1
9,19間にスクリュ20を張架し、このスクリュ20
一端の操作ノブ21を操作することで、各筒軸19,1
9に螺合させた逆ネジ構成により、上記三者12,1
3,14により形成される供給野菜受取り空間αの幅
を、図6に矢印aで示す如く縮小したり或は同図に矢印
bで示す如く拡大して、野菜Vの幅および数量に対応し
て上記供給野菜受取り空間αの幅寸法を拡縮可能に構成
している。また、上述のスクリュ20の離間平行位置に
は案内手段としてのガイド棒を設けるが、このガイド棒
の図示は省略している。さらに、この整形部Bで上述の
フィルム供給部Aから送られてくる平面状のフィルムF
を所定形状にホーミングする。
【0019】上述の搬送部Cは図1、図4、図7に示す
如く構成している。すなわち、原動ローラ22と従動ロ
ーラ23との間にエンドレスベルト24を張架して搬送
コンベア25(図12参照)を構成し、上述のエンドレ
スベルト24にはその周方向に複数列の多数の小孔26
…を穿設している。なお、上述のエンドレスベルト24
は例えばゴム製平ベルトにより構成する。
【0020】しかも、上下のベルト間にはエア吸引ボッ
クス27を配設し、このエア吸引ボックス27の上壁に
多数の小孔28を穿設して、これら多数の小孔28によ
りエア吸引チャンバ29の内外を連通させると共に、こ
のエア吸引チャンバ29に連通させたアウトレットポー
ト30を、エア吸引ダクト(図示せず)を介して吸引ブ
ロア31に接続し、吸引ブロア31の作動時にエンドレ
スベルト24上のフィルムFを、上述の各小孔26,2
8を介してベルト搬送面に吸引すべく構成している。な
お、この実施例では支持部材32,32によりエア吸引
ボックス27を支持し、前後のローラ22,23はこの
エア吸引ボックス27に回転可能に支持している。
【0021】上述のラインシール部Dは図2、図8、図
9に示す如く構成している。すなわち原動スプロケット
33と、2つの従動スプロケット34,35との間に平
面から見て三角形を形成する如くチェーン36を張架
し、図8に示すピンチローラ側と、図9に示すラインシ
ーラ側とを連動させて駆動すべく構成している。
【0022】図8に示すピンチローラ側の構成は、従動
スプロケット軸34aにギヤ37付きのピンチローラ3
8を取付ける一方、支軸39を支点として揺動可能な揺
動レバー40にピンチローラ軸41を配設し、このピン
チローラ軸41にギヤ42付きのピンチローラ43を取
付けて、スプリング44のバネ力により各ギヤ37,4
2を噛合させると共に、各ピンチローラ38,43を対
設すべく構成し、かつ操作レバー45の操作により、こ
れら各要素すなわちギヤ37,42,ピンチローラ3
8,43の対設を解除すべく構成している。なお、この
実施例では上述の各ピンチローラ38,43の回転速度
を若干高速に設定して、整形部Bと各ピンチローラ3
8,43間とのフィルム上端Fa,Fbに所定の張りを
もたせるように構成している。
【0023】図9に示すラインシーラ側の構成は、従動
スプロケット軸35aにギヤ46および一方のラインシ
ーラ47を取付け、上述の従動スプロケット軸35aに
対して別軸揺動可能な軸48にギヤ49および他方のラ
インシーラ50を取付け、図8と略同様の接離構成によ
り、各ギヤ46,49を噛合させると共に、各ラインシ
ーラ47,50を対設させている。
【0024】上述のピンチローラ側およびラインシーラ
側の必要部はカバー部材51,52で囲繞されると共
に、水平方向の支持部材53および垂直方向の支持部材
54を介して、架構天板17に支持されている。また上
述のピンチローラ配設位置の手前側にはフィルム上端F
a,Fbの接触を防止する側面視逆コ字状のフィルムガ
イド55と、各フィルム上端Fa,Fbをピンチローラ
38,43間に案内する一対のフィルムガイド56,5
7とを配置している。
【0025】上述のエンドシール部Eは図10、図11
に示す如く構成している。すなわち上下方向に平行に離
間配置した上下の各エンドシーラ駆動軸58,59を設
け、これら各エンドシーラ駆動軸58,59の一端にそ
れぞれギヤ60,61を取付けると共に、これらの各ギ
ヤ60,61を互に噛合させることで、上下のエンドシ
ーラ駆動軸58,59を同期駆動すべく構成している。
【0026】また上下の各エンドシーラ駆動軸58,5
9には上下の各エンドシーラ62,63を取付け、これ
ら各エンドシーラ62,63をフィルムF幅より広幅に
設定すると共に、上側のエンドシーラ62には受刃64
を、下側のエンドシーラ63には切断刃65をそれぞれ
取付けている。
【0027】さらに上側のエンドシーラ駆動軸58の他
端には凹部66を有する金属製のセンシングプレート6
7を取付け、近接スイッチ68で上述の凹部66を検出
することにより、各要素を図10に示す原点位置に復帰
させるように構成する一方、エンドシーラ駆動軸58,
59を図10の状態から図11に示す如く回動させた
時、各刃64,65で前位のフィルムFの片口開封部に
相当するエンド部Feを切断すると共に、後続のフィル
ムFの包底部となるスタート部Fsをシール部62a,
63aで熱溶着すべく構成している。なお、図4におい
ては図示の便宜上、エンドシール部Eの図示を省略して
いる。
【0028】上述の搬出部Gは、図1、図4に示す如く
各ローラ69,70,71,72間にエンドレス状の搬
出ベルト73を張架して搬出コンベア74(図12参
照)を構成している。
【0029】上述の野菜供給手段Hは図6に示す如く各
ローラ75,75(但し図面では一方のみを示す)間に
エンドレス状の搬入ベルト76を張架して搬入コンベア
77(図12参照)を構成すると共に、野菜Vの搬入ラ
イン側には野菜Vの通過を検知する野菜検知センサ78
を配設している。この野菜検知センサ78は例えば光電
管センサ、超音波センサその他により構成し、位置調整
可能に設ける。
【0030】この実施例では、上述の搬入ベルト76に
よる野菜搬入方向がフィルムFの搬送方向と直交するよ
うに設定している。
【0031】一方、図2に示すように装置本体79の操
作パネル80には、運転スイッチ81、停止スイッチ8
2、ブロアスイッチ83、タイマ設定部84とカットピ
ッチ設定タイマ85(図12参照)とを一体的に構成し
たタイマ装置86その他の各種計器およびスイッチ類を
配設している。ここで、タイマ装置86としてはタイマ
設定部とカットピッチ設定タイマとが別構成のものを用
いてもよい。このタイマ装置86は上述のエンドシール
部EによるフィルムFの切断ピッチを野菜Vの長さに対
応して任意に可変設定するタイマ手段である。
【0032】図12は野菜自動包装機の制御回路を示
し、CPU90は、野菜検知センサ78、運転スイッチ
81、停止スイッチ82、タイマ設定部84、近接スイ
ッチ68、レジマークセンサ10、ブロアスイッチ83
からの各種信号入力に基づいて、ROM87に格納され
たプログラムに従って、電源ランプ88、第1モータ9
1、第2モータ92、第3モータ93、第4モータ9
4、ラインヒータ95、第5モータ96、エンドヒータ
97、カットピッチ設定タイマ85、吸引ブロア31を
駆動制御し、またRAM89は必要な各種データを記憶
する。
【0033】ここで、上述の第1モータ91は野菜供給
手段Hの搬入コンベア77を所定速度(搬送部Cの搬送
速度より低速)で連続駆動し、第2モータ92は搬送部
Cの搬送コンベア25を所定速度でタクト駆動(間欠駆
動)し、第3モータ93は搬出部Gの搬出コンベア74
を所定速度で駆動し、第4モータ94はラインシール部
Dのチェーン36を介してピンチローラ38,43およ
びラインシーラ47,50を所定方向に回転駆動し、第
5モータ96はエンドシール部Eのエンドシーラ62,
63を図10、図11の状態に駆動制御する。また上述
のラインヒータ95は各ラインシーラ47,50に内蔵
され、エンドヒータ97は各エンドシーラ62,63に
内蔵されている。
【0034】ところで、この野菜自動包装機に使用され
るフィルムFは無地フィルムと、所定間隔毎にレジマー
クL(図5参照)を有するフィルムとの2種類があり、
無地フィルム使用時にはタイマ設定部84で設定された
継時時間に基づいて各要素が制御され、レジマークLを
有するフィルムの使用時にはレジマークセンサ10の検
出信号に基づいて各要素が制御される。概ね野菜検知セ
ンサ78の検知信号によりフィルム搬送がスタートさ
れ、タイムアップもしくはレジマーク検出に基づいてフ
ィルム搬送がストップされる。
【0035】図示実施例は上記の如く構成するものにし
て、以下作用を説明する。まず無地フィルム(例えば透
明無地フィルム)使用時の作用について述べると、予め
野菜Vの長さに対応してタイマ設定部84を操作すると
共に、野菜Vの幅および包装数量に対応して図6に示す
供給野菜受取り空間αの幅を任意に調整する。
【0036】次に野菜供給手段Hの連続駆動タイプの搬
入ベルト76上にある程度の間隔を隔てて野菜Vを順次
上載すると、この野菜Vは搬入ベルト76により供給野
菜受取り空間αにおいて供給野菜受取り状態に整形され
た断面凹状のフィルムFの上に自動供給される。
【0037】搬入ベルト76上の野菜Vを野菜検知セン
サ78が検知すると、この野菜Vの供給野菜受取り空間
αへの供給完了を必要に応じて遅延回路(図示せず)に
て検知し、カットピッチ設定タイマ85をスタート(起
動)させる。上述の供給野菜受取り空間αのフィルムF
上に供給された野菜Vは、搬送部Cのエンドレスベルト
24の駆動により、フィルムFと共に搬送される。
【0038】一方、フィルムFは吸引ブロア31の駆動
により各小孔26,28からのエア吸引で、ベルト搬送
面に吸引されつつ、該フィルムFの上端Fa,Fbが各
フィルムガイド56,57,58を介して一対のピンチ
ローラ38,43により引張られるので、図7に示すよ
うな良好な略三角形状のフィルム姿勢が保持される。
【0039】上述のエンドレスベルト24およびピンチ
ローラ38,43の駆動により、フィルムFの上端F
a,Fbがラインシーラ47,50配設部に達すると、
これら各フィルム上端Fa,Fbは一対のラインシーラ
47,50により搬送方向に沿って搬送されながら熱シ
ールされる。
【0040】次に野菜Vが挿入されたフィルムFが、エ
ンドシール部Eに到達すると、図10に示す待機状態の
エンドシーラ62,63が図10の状態から図11の状
態に駆動されて、前位のフィルムFの片口開封部に相当
するエンド部Feを切断すると共に、後続のフィルムF
の包底部となるスタート部Fsを熱溶着するので、この
ような操作の繰返しにより、図4に示すように順次野菜
Vが自動的に片口開封包装される。
【0041】上述の無地フィルム使用時においては野菜
Vの供給野菜受取り空間αへの供給時点から、エンドシ
ーラ62,63を駆動する第5モータ96駆動時点まで
の時間は、上記タイマ装置86により設定されているの
で、カットピッチ設定タイマ85のタイムアップにより
第5モータ96が制御され、さらにエンドシーラ62,
63による熱溶着完了後においてはCPU90制御にて
図11に示す各要素は図10の原点位置に復帰する。
【0042】一方、レジマークL付きフィルムの使用時
には、この透明のフィルムFに対して所定間隔毎に付さ
れた不透明のレジマークL,L間に野菜Vが供給される
ように予め設定すると、レジマーク10によるレジマー
クLの検出信号に基づいて上述と略同様の作用を奏する
ことができる。
【0043】以上要するに、この実施例によれば、エン
ドシール部EによるフィルムFの切断ピッチを野菜Vの
長さに対応して任意に可変設定するタイマ手段(タイマ
装置86参照)を設けたので、丈の長い野菜に対しては
該タイマ手段による継時時間を長く、丈の短い野菜に対
しては該タイマ手段による継時時間を短く設定すると、
包装される野菜Vの長さに対応した過不足のない適切な
片口開封包装を行なうことができる効果がある。
【0044】また図6に示す調整手段(操作ノブ21お
よびスクリュ20参照)の操作により整形部Bにおける
供給野菜受取り空間αの幅寸法を任意に可変調整するこ
とができるので、包装される野菜Vの幅および数量に対
応して適切な片口開封包装を行なうことができる効果が
ある。
【0045】さらに吸引手段(吸引ブロア31参照)の
作動によりエンドレスベルト24の多数の小孔26を介
して該エンドレスベルト24上のフィルムFをベルト搬
送面に吸引し、フィルムFの搬送方向の撓みをなくすこ
とができるので、フィルムFの送り長さの精度向上を図
ることができると共に、この撓み防止により、フィルム
Fの噛み込み現象を確実に回避することができる効果が
ある。
【0046】しかも、上述の整形部Bに野菜Vを自動供
給する野菜供給手段Hを設けたので、作業者が搬入ベル
ト76上にある程度の間隔を隔てて野菜Vを上載するだ
けで、この野菜Vを自動供給することができるので、野
菜供給の作業性の大幅な向上を図ることができる効果が
ある。
【0047】加えて、上述の野菜供給手段Hによりフィ
ルム搬送方向と略直交する方向から野菜Vを自動供給す
るので、搬入ベルト76上の野菜姿勢をほぼ保持した状
態において、野菜Vを整形部BのフィルムF上に供給す
ることができ、野菜Vの供給姿勢を安定化させることが
できる。
【0048】因に、上記野菜供給手段Hを省略し、整形
部Bの供給野菜受取り空間におけるフィルムF上に作業
者が手作業にて直接野菜Vを供給すべく構成した場合に
は、野菜供給作業性が悪化するが、本発明はこの点を解
消することができる。
【0049】図13は野菜自動包装機の他の実施例を示
し、先の実施例においてはフィルム搬送方向に対して直
交する方向に上述の野菜供給手段Hを配設したが、図1
3に示すこの実施例ではフィルム搬送方向の延長線方向
に野菜供給手段Hを配設すると共に、搬入ベルト76の
搬入ラインを供給野菜受取り空間αの底部に対して若干
上方に設定し、野菜Vの噛込みを防止すべく構成してい
る。
【0050】このように構成すると、野菜Vの長さがベ
ルト幅により規制されることがなくなるので、包装され
るべき野菜の長さに制限を受けず、汎用性の拡大を図る
ことができる効果がある。なお、その他の点については
先の実施例と同様の作用、効果を奏するので、図13に
おいて前図と同一の部分には同一番号および同一符号を
付して、その詳しい説明を省略する。
【0051】図14は野菜自動包装機のさらに他の実施
例を示し、整形部Bと、直交方向から野菜Vを自動供給
する野菜供給手段Hとの間に、アクチュエータ100,
100により支点部101,101を中心として開閉動
する一対の可動ホッパ102,102を設けている。こ
のように構成しても先の第1実施例とほぼ同様の作用、
効果を奏するので、図14において前図と同一の部分に
は同一番号および同一符号を付して、その詳しい説明を
省略する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の野菜自動包装機の正面図。
【図2】同平面図。
【図3】同左側面視図。
【図4】要部の概略斜視図。
【図5】レジマークセンサの説明図。
【図6】整形部および供給部の説明図。
【図7】図1のY−Y線矢視断面図。
【図8】図2のW−W線矢視断面図。
【図9】図2のX−X線矢視断面図。
【図10】図2のZ−Z線矢視断面図。
【図11】エンドシール部の作用説明図。
【図12】制御回路ブロック図。
【図13】本発明の他の実施例を示す正面図。
【図14】本発明のさらに他の実施例を示す左側面視
図。
【符号の説明】
A…フィルム供給部 B…整形部 C…搬送部 D…ラインシール部 E…エンドシール部 F…フィルム Fa,Fb…フィルム上端 Fe…エンド部 Fs…スタート部 H…野菜供給手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フィルム供給部と、上記フィルム供給部か
    らのフィルムを供給野菜受取り状態に整形する整形部
    と、野菜が上載されたフィルムを搬送する搬送部と、上
    記搬送部の上方に設けられ、フィルム上端を搬送方向に
    熱シールするラインシール部と、上記搬送部の次段に設
    けられ野菜が挿入された前位のフィルムのエンド部を切
    断すると共に、後続のフィルムのスタート部を熱溶着す
    るエンドシール部と、上記整形部に野菜を自動供給する
    野菜供給手段とを備えた野菜自動包装機。
  2. 【請求項2】上記野菜供給手段は上記整形部に対してフ
    ィルム搬送方向の延長線方向から野菜を自動供給する請
    求項1記載の野菜自動包装機。
  3. 【請求項3】上記野菜供給手段は上記整形部に対してフ
    ィルム搬送方向と略直交する方向から野菜を自動供給す
    る請求項1記載の野菜自動包装機。
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