JPH0775803B2 - 数値制御装置における多条ネジ切削制御方法 - Google Patents
数値制御装置における多条ネジ切削制御方法Info
- Publication number
- JPH0775803B2 JPH0775803B2 JP62016150A JP1615087A JPH0775803B2 JP H0775803 B2 JPH0775803 B2 JP H0775803B2 JP 62016150 A JP62016150 A JP 62016150A JP 1615087 A JP1615087 A JP 1615087A JP H0775803 B2 JPH0775803 B2 JP H0775803B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- spindle
- thread
- feed
- rotation
- amount
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Numerical Control (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (発明の技術分野) 本発明は多条ネジの切削を高精度にできるようにした数
値制御装置における多条ネジ切削制御方法に関する。
値制御装置における多条ネジ切削制御方法に関する。
(発明の技術的背景とその問題点) 数値制御装置を用いてネジを切削する場合を第6図のブ
ロック図を参照して説明すると、数値制御装置の加工プ
ログラム1からネジ切の指令値(リード,始点,条数
等)が加工プログラム読出部2で読出され、プログラム
解析部3で1パルス当りの送り量SAが演算され、ネジ切
演算制御部7に記憶される。
ロック図を参照して説明すると、数値制御装置の加工プ
ログラム1からネジ切の指令値(リード,始点,条数
等)が加工プログラム読出部2で読出され、プログラム
解析部3で1パルス当りの送り量SAが演算され、ネジ切
演算制御部7に記憶される。
一方、主軸4に取付けられている主軸位置検出器5から
主軸4の回転に伴い発生するパルス数SC及び主軸4の1
回転基準信号SDがパルス読出部で読出され、ネジ切演算
制御部7に入力されると、主軸4の1回転基準信号SDが
ネジ切の演算の起動信号とみなされて送り軸の移動量の
演算が開始される。そして、先の1パルス当りの送り量
SA及び主軸4の回転に伴い発生するパルス数SCからネジ
切演算制御部7で送り軸の移動量の演算が行なわれ、そ
の移動量により送り軸制御部8に取付けられている刃物
台9が制御され、ネジの切削が行なわれる。
主軸4の回転に伴い発生するパルス数SC及び主軸4の1
回転基準信号SDがパルス読出部で読出され、ネジ切演算
制御部7に入力されると、主軸4の1回転基準信号SDが
ネジ切の演算の起動信号とみなされて送り軸の移動量の
演算が開始される。そして、先の1パルス当りの送り量
SA及び主軸4の回転に伴い発生するパルス数SCからネジ
切演算制御部7で送り軸の移動量の演算が行なわれ、そ
の移動量により送り軸制御部8に取付けられている刃物
台9が制御され、ネジの切削が行なわれる。
また、数値制御装置を用いて多条ネジを切削する場合を
第7図のブロック図を参照して説明する。まず、数値制
御装置の加工プログラム1からネジ切の指令値(リー
ド,始点,条数等)が加工プログラム読出部2で読出さ
れ、プログラム解析部3で1パルス当りの送り量SAが演
算されてネジ切演算制御部7に記憶され、また、多条ネ
ジにおける1条目の動作始点からのシフト量に換算した
パルス数SBが演算されて比較部11に記憶される。このパ
ルス数SBはA条ネジのB条目の場合、次式で表される。
第7図のブロック図を参照して説明する。まず、数値制
御装置の加工プログラム1からネジ切の指令値(リー
ド,始点,条数等)が加工プログラム読出部2で読出さ
れ、プログラム解析部3で1パルス当りの送り量SAが演
算されてネジ切演算制御部7に記憶され、また、多条ネ
ジにおける1条目の動作始点からのシフト量に換算した
パルス数SBが演算されて比較部11に記憶される。このパ
ルス数SBはA条ネジのB条目の場合、次式で表される。
(主軸の1回転のパルス数/A)×(B−1)……(1) 一方、主軸4に取付けられている主軸位置検出器5から
主軸4の回転に伴い発生するパルス数SC及び主軸4の1
回転基準信号SDがパルス読出部6で読出され、主軸4の
回転に伴い発生するパルス数SCはパルス変換部10及びネ
ジ切演算制御部7に入力され、主軸4の1回転基準信号
SDはパルス変換部10に入力される。パルス変換部10では
主軸4の1回転基準信号SDが入力された時点でのパルス
を1番目として順次カウントし、このパルス数SEが比較
部11に入力される。そして、パルス数SEが先の多条ネジ
における1条目動作始点からのシフト量から換算したパ
ルス数SBを超えたことが比較部11で検知されると、この
初めて超えたパルス信号が起動信号とみなされ、送り軸
の移動量の演算7でネジ切演算制御部が開始される。ネ
ジ切演算制御部7では1パルス当りの送り量SA及び主軸
4の回転に対するパルス数SCに従って送り軸の移動量の
演算が行なわれ、その移動量により送り軸制御部8に取
付けられている刃物台9が制御され、ネジの切削が行な
われる。
主軸4の回転に伴い発生するパルス数SC及び主軸4の1
回転基準信号SDがパルス読出部6で読出され、主軸4の
回転に伴い発生するパルス数SCはパルス変換部10及びネ
ジ切演算制御部7に入力され、主軸4の1回転基準信号
SDはパルス変換部10に入力される。パルス変換部10では
主軸4の1回転基準信号SDが入力された時点でのパルス
を1番目として順次カウントし、このパルス数SEが比較
部11に入力される。そして、パルス数SEが先の多条ネジ
における1条目動作始点からのシフト量から換算したパ
ルス数SBを超えたことが比較部11で検知されると、この
初めて超えたパルス信号が起動信号とみなされ、送り軸
の移動量の演算7でネジ切演算制御部が開始される。ネ
ジ切演算制御部7では1パルス当りの送り量SA及び主軸
4の回転に対するパルス数SCに従って送り軸の移動量の
演算が行なわれ、その移動量により送り軸制御部8に取
付けられている刃物台9が制御され、ネジの切削が行な
われる。
第8図は上述した方法で多条ネジを切削する場合のタイ
ムチャート図を示し、多条ネジの送り軸の動作始点は同
一点とする。1条目のネジは主軸の1回転基準信号をス
タートパルスとしてネジの切削を開始し、2条目以降の
ネジは1条目のネジ切動作開始点からのシフト量、即ち
[ネジのリード/ネジの条数]から求めた距離に比例し
た主軸のパルス数、即ち[主軸の1回転のパルス数/ネ
ジの条数]の数だけ遅らせてネジの切削を開始する。
ムチャート図を示し、多条ネジの送り軸の動作始点は同
一点とする。1条目のネジは主軸の1回転基準信号をス
タートパルスとしてネジの切削を開始し、2条目以降の
ネジは1条目のネジ切動作開始点からのシフト量、即ち
[ネジのリード/ネジの条数]から求めた距離に比例し
た主軸のパルス数、即ち[主軸の1回転のパルス数/ネ
ジの条数]の数だけ遅らせてネジの切削を開始する。
しかし、この方法は[主軸の1回転のパルス数/ネジの
条数]が割り切れない場合、その端数分だけネジの切り
始めが遅れることになる(第9図参照)。たとえば、主
軸の1回転のパルス数が1000パルスの機械で3条ネジを
切削しようとした場合、主軸1回転内で1000/3=333・1
/3パルスずつネジ切の開始をずらせば良いが、端数であ
る1/3パルスだけはネジの切り始めが遅れるため、ネジ
のリード×1/3の距離だけ切削誤差が生じることにな
る。この誤差は最大1パルスにもなり、またネジのリー
ドが大きい程、誤差も大きくなるという問題点があっ
た。
条数]が割り切れない場合、その端数分だけネジの切り
始めが遅れることになる(第9図参照)。たとえば、主
軸の1回転のパルス数が1000パルスの機械で3条ネジを
切削しようとした場合、主軸1回転内で1000/3=333・1
/3パルスずつネジ切の開始をずらせば良いが、端数であ
る1/3パルスだけはネジの切り始めが遅れるため、ネジ
のリード×1/3の距離だけ切削誤差が生じることにな
る。この誤差は最大1パルスにもなり、またネジのリー
ドが大きい程、誤差も大きくなるという問題点があっ
た。
また、他の方法として加工プログラム上でネジの条数の
数だけネジ切の動作始点を機械的に[ネジのリード/ネ
ジの条数]の値ずつシフトすることで多条ネジを切削す
ることができるが、ネジ切の動作始点を機械的条件(機
械上のストローク,心押軸との干渉等)や被加工物の形
状により、シフトすることができない場合が生じるとい
う問題点があった。
数だけネジ切の動作始点を機械的に[ネジのリード/ネ
ジの条数]の値ずつシフトすることで多条ネジを切削す
ることができるが、ネジ切の動作始点を機械的条件(機
械上のストローク,心押軸との干渉等)や被加工物の形
状により、シフトすることができない場合が生じるとい
う問題点があった。
(発明の目的) 本発明は上述のような事情からなされたものであり、本
発明の目的は、多条ネジを数値制御装置付工作機械を用
いて切削するとき、ネジ切の動作始点を機械的にずらす
必要がなく、また、主軸のパルス数やネジのリードの大
きさで誤差の大きさが左右されないようにした数値制御
装置によるネジ切制御方法を提供することにある。
発明の目的は、多条ネジを数値制御装置付工作機械を用
いて切削するとき、ネジ切の動作始点を機械的にずらす
必要がなく、また、主軸のパルス数やネジのリードの大
きさで誤差の大きさが左右されないようにした数値制御
装置によるネジ切制御方法を提供することにある。
(発明の概要) 本発明は多条ネジにおけるネジ切の動作始点を機械的に
シフトした切削方法と同様の動きを数値制御装置で実現
するもので、1条目は主軸1回転基準信号を起動信号と
してネジ切動作を行ない、2条目以降はネジ切削工具を
1条目の加工開始点に位置させておき1条目の動作始点
と同じ位置から主軸1回転基準信号を起動信号として送
り軸の移動量を演算し、この移動量を積算した量が1条
目の動作始点より機械的にシフトした量を越えた時、送
り軸の実動作を始めるようにしたものである。そして、
この実動作を開始する時に前記積算移動量から前記シフ
ト量を引いた差分量も補正して送り軸の実動作を行なう
ことにより、精度よいネジ切を実現させることを目的と
する。
シフトした切削方法と同様の動きを数値制御装置で実現
するもので、1条目は主軸1回転基準信号を起動信号と
してネジ切動作を行ない、2条目以降はネジ切削工具を
1条目の加工開始点に位置させておき1条目の動作始点
と同じ位置から主軸1回転基準信号を起動信号として送
り軸の移動量を演算し、この移動量を積算した量が1条
目の動作始点より機械的にシフトした量を越えた時、送
り軸の実動作を始めるようにしたものである。そして、
この実動作を開始する時に前記積算移動量から前記シフ
ト量を引いた差分量も補正して送り軸の実動作を行なう
ことにより、精度よいネジ切を実現させることを目的と
する。
(発明の実施例) 第1図は本発明方法を実現する装置のブロック図を第7
図に対応させて示すもので、本発明ではパルス変換部10
の代りにネジ切の送り軸移動量演算部12が設けられてい
る。
図に対応させて示すもので、本発明ではパルス変換部10
の代りにネジ切の送り軸移動量演算部12が設けられてい
る。
次に第2図のフローチャートを参照して、本発明方法の
動作を説明すると、まず、数値制御装置の加工プログラ
ム1からネジ切の指令値(リード,始点,条数等)が加
工プログラム読出部2で読出され(ステップS1)、プロ
グラム解析部3で1パルス当りの送り量SAが演算されて
ネジ切演算制御部7及びネジ切の送り軸移動量演算部12
に記憶される。また、多条ネジにおける各条の動作始点
からのシフト量SFがプログラム解析部3で演算されて比
較部11に記憶される(ステップS2)。この距離SFはA条
ネジのB条目の場合、次式で表される。
動作を説明すると、まず、数値制御装置の加工プログラ
ム1からネジ切の指令値(リード,始点,条数等)が加
工プログラム読出部2で読出され(ステップS1)、プロ
グラム解析部3で1パルス当りの送り量SAが演算されて
ネジ切演算制御部7及びネジ切の送り軸移動量演算部12
に記憶される。また、多条ネジにおける各条の動作始点
からのシフト量SFがプログラム解析部3で演算されて比
較部11に記憶される(ステップS2)。この距離SFはA条
ネジのB条目の場合、次式で表される。
(ネジのリード/A)×(B−1) ……(2) 一方、主軸4に取付けられている主軸位置検出器5から
主軸4の回転に伴い発生するパルス数SC及び主軸4の1
回転基準信号SDがパルス読出部6で読出され、主軸4の
回転に対するパルス数SCはネジ切の送り軸移動量演算部
12及びネジ切演算制御部7に入力され、主軸4の1回転
基準信号SDはネジ切の送り軸移動量演算部12に入力され
る。ネジ切の送り軸移動量演算部12では主軸4の1回転
基準信号SDを起動信号としてネジ切の送り軸の移動量の
演算を開始し、1パルス当りの送り量SA及び主軸4の回
転に伴い発生するパルス数SCに従って移動量を求め、こ
れを積算して比較部11に入力するSG(ステップS3)。そ
して、先の動作始点からのシフト量SFを積算移動距離SG
が超えたか否かを確認し(ステップS4)、超えない場合
は再度確認を行なう。
主軸4の回転に伴い発生するパルス数SC及び主軸4の1
回転基準信号SDがパルス読出部6で読出され、主軸4の
回転に対するパルス数SCはネジ切の送り軸移動量演算部
12及びネジ切演算制御部7に入力され、主軸4の1回転
基準信号SDはネジ切の送り軸移動量演算部12に入力され
る。ネジ切の送り軸移動量演算部12では主軸4の1回転
基準信号SDを起動信号としてネジ切の送り軸の移動量の
演算を開始し、1パルス当りの送り量SA及び主軸4の回
転に伴い発生するパルス数SCに従って移動量を求め、こ
れを積算して比較部11に入力するSG(ステップS3)。そ
して、先の動作始点からのシフト量SFを積算移動距離SG
が超えたか否かを確認し(ステップS4)、超えない場合
は再度確認を行なう。
一方、判断ステップS4において越えた場合は、越えたこ
とを検知した信号が起動信号となりネジ切の送り軸移動
量演算部12で求めた積算移動量SGから1条目の動作始点
からのシフト量SFを引いた差分量だけ送り軸の実移動を
行ない、以後はネジ切演算制御部7で1パルス当たりの
送り量SA及び主軸4の回転に伴い発生するパルス数SCに
従って送り軸の移動量の演算を行ない(ステップS5),
その移動量により送り軸制御部8に取付けられている刃
物台9を制御して(ステップS6)、ネジの切削が行なわ
れる。
とを検知した信号が起動信号となりネジ切の送り軸移動
量演算部12で求めた積算移動量SGから1条目の動作始点
からのシフト量SFを引いた差分量だけ送り軸の実移動を
行ない、以後はネジ切演算制御部7で1パルス当たりの
送り量SA及び主軸4の回転に伴い発生するパルス数SCに
従って送り軸の移動量の演算を行ない(ステップS5),
その移動量により送り軸制御部8に取付けられている刃
物台9を制御して(ステップS6)、ネジの切削が行なわ
れる。
第3図は本発明方法で多条ネジを切削する場合のタイム
チャート図を示し、条ネジの送り軸の動作始点は同一点
とする。1条目のネジは従来方法と同様に主軸の1回転
基準信号をスタートパルスとしてネジの切削を開始し、
2条目以降のネジは1条目のネジ切の動作始点からのシ
フト量を予め求めておく。一方、主軸の1回転基準信号
を起動信号としてネジ切のための送り軸の移動量の演算
を開始する。しかし、この時点ではネジ切の実動作は行
なわず、主軸の回転に伴い発生するパルス数に従って送
り軸の移動量の演算のみを進めて行き、この移動量を積
算した積算移動量が先の1条目のネジ切の動作始点から
のシフト量を超えたときその差分量で送り軸の実動作を
開始し、以後は主軸の回転に伴い発生するパルス数から
演算された移動量により送り軸を動作させ、ネジの切削
を行なう(第4図参照)。
チャート図を示し、条ネジの送り軸の動作始点は同一点
とする。1条目のネジは従来方法と同様に主軸の1回転
基準信号をスタートパルスとしてネジの切削を開始し、
2条目以降のネジは1条目のネジ切の動作始点からのシ
フト量を予め求めておく。一方、主軸の1回転基準信号
を起動信号としてネジ切のための送り軸の移動量の演算
を開始する。しかし、この時点ではネジ切の実動作は行
なわず、主軸の回転に伴い発生するパルス数に従って送
り軸の移動量の演算のみを進めて行き、この移動量を積
算した積算移動量が先の1条目のネジ切の動作始点から
のシフト量を超えたときその差分量で送り軸の実動作を
開始し、以後は主軸の回転に伴い発生するパルス数から
演算された移動量により送り軸を動作させ、ネジの切削
を行なう(第4図参照)。
第5図の2条ネジの切削軌跡からも明らかな様に本発明
方法は見掛け上、シフト量分を移動させた切削方法とな
る。
方法は見掛け上、シフト量分を移動させた切削方法とな
る。
(発明の効果) 従来技術では、主軸位置検出器の1回転信号からのパル
ス数だけネジ切の開始を遅らせる方法をとっているた
め、[主軸1回転のパルス数/ネジ条数]が割り切れな
い場合、例えば主軸1回転1000パルスの主軸位置検出器
で3条ネジの場合は端数が発生し、このような条件でネ
ジリードが100mmの時はパルス当たりの送り量が(100/1
000)=0.1[mm/パルス]=100[μ/パルス]となり、
多条ネジ切削の誤差が最大100μ発生することになる。
ス数だけネジ切の開始を遅らせる方法をとっているた
め、[主軸1回転のパルス数/ネジ条数]が割り切れな
い場合、例えば主軸1回転1000パルスの主軸位置検出器
で3条ネジの場合は端数が発生し、このような条件でネ
ジリードが100mmの時はパルス当たりの送り量が(100/1
000)=0.1[mm/パルス]=100[μ/パルス]となり、
多条ネジ切削の誤差が最大100μ発生することになる。
しかし本発明では、見かけ上ネジ切りの開始位置を移動
させた切削方法となるため、多条ネジ切削の誤差は送り
軸の最小制御単位に依存し、最小制御単位が1μ制御の
機械であれば最大でも1μの誤差しか発生しない。
させた切削方法となるため、多条ネジ切削の誤差は送り
軸の最小制御単位に依存し、最小制御単位が1μ制御の
機械であれば最大でも1μの誤差しか発生しない。
以上のように本発明の多条ネジ切削制御方法によれば、
ネジ切の動作始点を機械的にずらす切削方法と同様の制
御になるため、主軸のパルス数やネジのリードの大きさ
に左右されない高精度なネジを切削することができる。
ネジ切の動作始点を機械的にずらす切削方法と同様の制
御になるため、主軸のパルス数やネジのリードの大きさ
に左右されない高精度なネジを切削することができる。
第1図は本発明方法を実現する装置の一例を示すブロッ
ク図、第2図は本発明方法の動作を示すフローチャー
ト、第3図は本発明方法のタイムチャート図、第4図は
本発明方法によるネジの切削タイミングを示す図、第5
図は本発明方法を適用した切削軌跡を示す図、第6図は
従来のネジ切削の装置の一例を示すブロック図、第7図
は従来の多条ネジ切策の装置の一例を示すブロック図、
第8図は従来方法のタイムチャート図、第9図は従来方
法によるネジの切削タイミングを示す図である。 1……加工プログラム、2……加工プログラム読出部、
3……プログラム解析部、4……主軸、5……主軸位置
検出器、6……パルス読出部、7……ネジ切演算制御
部、8……送り軸制御部、9……刃物台、10……パルス
変換部、11……比較部、12……ネジ切の送り軸移動量演
算部。
ク図、第2図は本発明方法の動作を示すフローチャー
ト、第3図は本発明方法のタイムチャート図、第4図は
本発明方法によるネジの切削タイミングを示す図、第5
図は本発明方法を適用した切削軌跡を示す図、第6図は
従来のネジ切削の装置の一例を示すブロック図、第7図
は従来の多条ネジ切策の装置の一例を示すブロック図、
第8図は従来方法のタイムチャート図、第9図は従来方
法によるネジの切削タイミングを示す図である。 1……加工プログラム、2……加工プログラム読出部、
3……プログラム解析部、4……主軸、5……主軸位置
検出器、6……パルス読出部、7……ネジ切演算制御
部、8……送り軸制御部、9……刃物台、10……パルス
変換部、11……比較部、12……ネジ切の送り軸移動量演
算部。
Claims (1)
- 【請求項1】加工プログラムに基づいて送り軸を動作さ
せる数値制御装置における多条ネジ切削制御方法におい
て、前記加工プログラムのネジ切の指令値を読取り、指
令されたネジリードと条数と始点と主軸位置検出器1回
転当たりのパルス数とから1パルス当たりの送り量及び
各多条ネジにおける1条目の動作始点からのシフト量を
求めると共に、主軸の回転に伴い発生するパルス数及び
主軸の1回転基準信号を主軸位置検出器から読取り、1
条目は前記主軸の1回転基準信号を起動信号として前記
1パルス当たりの送り量及び前記主軸の回転に伴い発生
するパルス数から送り軸の移動量を演算して送り軸の移
動を行ない、2条目以降はネジ切削工具を1条目の加工
開始点に位置させておき前記主軸の1回転基準信号を起
動信号として前記1パルス当たりの送り量及び前記主軸
の回転に伴い発生するパルス数から送り軸の移動量の演
算を行なうが、前記移動量の積算だけを行なって送り軸
の移動は行なわず、前記積算移動量が前記シフト量を越
えた時、前記演算移動量から前記シフト量を引いた差分
量だけ送り軸を実動作させ、以後は前記1パルス当たり
の送り量及び前記主軸の回転に伴い発生するパルス数か
ら演算した送り軸の移動量により送り軸を実動作させ、
ネジを切削するようにしたことを特徴とする数値制御装
置における多条ネジ切削制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62016150A JPH0775803B2 (ja) | 1987-01-28 | 1987-01-28 | 数値制御装置における多条ネジ切削制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62016150A JPH0775803B2 (ja) | 1987-01-28 | 1987-01-28 | 数値制御装置における多条ネジ切削制御方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63185518A JPS63185518A (ja) | 1988-08-01 |
JPH0775803B2 true JPH0775803B2 (ja) | 1995-08-16 |
Family
ID=11908475
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62016150A Expired - Fee Related JPH0775803B2 (ja) | 1987-01-28 | 1987-01-28 | 数値制御装置における多条ネジ切削制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0775803B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN117092966B (zh) * | 2023-10-16 | 2024-01-02 | 中山迈雷特数控技术有限公司 | 基于EtherCAT总线的螺纹加工的控制方法 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS50117086A (ja) * | 1974-02-26 | 1975-09-12 |
-
1987
- 1987-01-28 JP JP62016150A patent/JPH0775803B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS50117086A (ja) * | 1974-02-26 | 1975-09-12 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63185518A (ja) | 1988-08-01 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP0025652B1 (en) | Control system for synchronising machine tool motors for tapping operations | |
US7039493B2 (en) | Numerical control apparatus | |
EP1566713A2 (en) | Threading/tapping control apparatus | |
US4580225A (en) | Method for producing multiple entry threads | |
DE3814243C2 (ja) | ||
WO1993004817A1 (en) | Numerical control device | |
US5010286A (en) | Method of synchronous control of spindle motor and feed motor | |
EP0294486B1 (en) | Tapping controller | |
US6111382A (en) | Device for controlling tapping device provided with composite tool having boring and tapping sections | |
US4789943A (en) | Thread cutting control method | |
EP0394459B1 (en) | Device for confirming the tap operation in the rigid tapping | |
CN100496837C (zh) | 螺纹切削控制方法及其装置 | |
JP2700819B2 (ja) | タッピング方法 | |
JPH0775803B2 (ja) | 数値制御装置における多条ネジ切削制御方法 | |
JP3670227B2 (ja) | 工作機械及びその制御方法 | |
US6487944B2 (en) | Machine tool and control method therefor | |
JP2588610B2 (ja) | 同期タッピング制御方法 | |
JPH048423A (ja) | タッピング方式 | |
JPH05189019A (ja) | 工作機械の数値制御装置 | |
JPH0295189A (ja) | 電動機の同期運転制御装置 | |
JPS5542773A (en) | Numerical control machine tool | |
CN110170883B (zh) | 攻丝加工的控制装置 | |
JP2915202B2 (ja) | 数値制御装置 | |
JPS6125720A (ja) | 多条ネジの切削制御方式 | |
KR850000311B1 (ko) | 주축 정위치 제어장치 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |