JPH077557A - 多地点間エコーキャンセラ - Google Patents

多地点間エコーキャンセラ

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JPH077557A
JPH077557A JP14585693A JP14585693A JPH077557A JP H077557 A JPH077557 A JP H077557A JP 14585693 A JP14585693 A JP 14585693A JP 14585693 A JP14585693 A JP 14585693A JP H077557 A JPH077557 A JP H077557A
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眞一 川田
Yoichiro Hosokawa
洋一郎 細川
Shunsuke Konagai
俊介 小長井
Takashi Nishimura
孝 西村
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Oki Electric Industry Co Ltd
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Oki Electric Industry Co Ltd
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  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)
  • Telephonic Communication Services (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 入力音声信号が切り替わっても音像定位位置
が変更されてもエコーを良好に除去する。 【構成】 対向地点からの音声信号は、地点対応の音像
定位処理部31〜3mによって各スピーカ部用の音声信
号に変換される。同一のスピーカ部用の音声信号は合成
手段20r、20lで合成され、そのスピーカ部Sr、
Slから発音出力される。各スピーカ部からの音声はマ
イクロフォン部Mにエコーとして達する。エコー成分を
含む送信信号は、複数のエコーキャンセラ部11〜1m
を順次介してエコー成分が除去されて送信される。各エ
コーキャンセラ部は、擬似エコー形成用の参照信号とし
て音像定位処理前の音声信号を取込む。なお、音像定位
位置が変更され得る多地点間エコーキャンセラであれ
ば、音像定位処理部の入力側にスイッチ部60を設け
て、他の地点からの音声信号を変更指令に応じた音像定
位処理部に与える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の地点を通信回線
で結んで音声信号を通信する装置に設けられている多地
点間エコーキャンセラに関し、特に、多地点会議装置に
適用して好適なものである。
【0002】
【従来の技術】図2に、従来の多地点会議装置に用いら
れている多地点間エコーキャンセラの概略構成を示す。
【0003】図2において、多地点会議通信システムを
構成している各地点(多地点会議装置)P1、P2、…
Pxはそれぞれ、マイクロフォン部1M、2M、…、x
Mと、スピーカ部1S、2S、…、xSとを有してい
る。多地点間エコーキャンセラは、地点P1について示
すように、送信入力端1a、送信出力端1b及び受信入
力端1cを有するエコーキャンセラ部10と、他の地点
P2、P3、…、Pxからの音声信号を加算する加算器
20とから構成されている。
【0004】なお、図2は、地点P1に注目して地点P
1のみに多地点間エコーキャンセラの構成を示している
が、これは簡潔に説明を行なうためであり、実際の構成
では、地点P2、P3…、Pxも同様な構成になってい
ることが多い。また、実際には、各地点の構成の中に
は、増幅器や通信回路等が当然にあるが、エコーキャン
セラとしての説明上、特に必要としていないので省略し
てある。
【0005】次に、図2に示す地点P1の多地点間エコ
ーキャンセラの動作について説明する。
【0006】他の地点P2、P3、…、Pxのマイクロ
フォン部2M、3M、…、xMの1又は2以上が捕捉し
た音声信号は、地点P1と他の地点P2、P3、…、P
xとの通信によって、地点P1に入力される。入力され
た1又は2以上の音声信号は加算器20で加算合成され
る(重付け加算でも良い)。加算器20から出力された
音声信号は、スピーカ部1Sから音声として出力される
と共に、エコーキャンセラ部10の受信入力端1cに入
力される。スピーカ部1Sから発音出力した音声の一部
は、直接的又は間接的にマイクロフォン部1Mに到達し
て捕捉される。ここで、エコーキャンセラ部10がなけ
れば、スピーカ部1Sからマイクロフォン部1Mに回り
込んだ音声は、当該地点P1から他の地点に伝送され、
各地点のスピーカ部2S、3S、…nSより発音出力さ
れていわゆるエコーとなる。このため、エコーキャンセ
ラ部10の内部において、送信入力端1aから入力され
た送信信号に含まれている信号(エコー信号)に近似し
た信号(擬似エコー信号)を、受信入力端1cから入力
された加算音声信号より生成し、エコーキャンセラ部1
0は、送信信号から擬似エコー信号を減じた信号を送信
出力端1bから出力する。これにより、各地点に伝送さ
れる送信信号に含まれているエコー信号を抑制すること
ができる。
【0007】なお、エコーキャンセラ部10には、例え
ばトランスバーサルフィルタを利用したような既存の種
々のものが適用できる。
【0008】ところで、図2に示すように、他の地点P
2、P3、…、Pxからの音声信号を単に合成して単一
のスピーカ部1Sから発音出力させた場合には、他のど
の地点P2、P3、…、Pxからの音声信号も同じ位置
から発音され、会議としては臨場感に乏しいものとな
る。
【0009】そこで、より臨場感のある会議通信が望ま
れており、これを実現する技術の1つとして音像定位が
提案されている。ここで、音像定位とは、ある地点から
受信した音声信号を複数のスピーカを用いて再生し、空
間のある1点に、あたかもその地点の音源が存在するよ
うにする技術である。
【0010】図3は、音像定位処理の説明図である。図
3において、受信信号入力端40を介して入力された受
信音声信号vo(t)は、音像定位処理部30に与えられ
る。音像定位処理部30は、受信信号vo(t)の振幅、位
相(遅延時間)を変換する音像定位処理を行なって(音
響効果を作り出す音場生成処理などを伴っていても良
い)、y個のスピーカ出力信号v1(t)、v2(t)、…vy
(t)を形成してスピーカ部S1、S2、…Syから出力
させる。
【0011】ここで、音像定位処理部30のスピーカ部
Sa(aは1〜y)への伝達関数をga(t)とすると、ス
ピーカ部Saからの出力信号をva(t)は、 va(t)=ga(t)・vo(t) …(1) で表すことができる。
【0012】このようにして異なる位置に設置されてい
る複数のスピーカ部S1、S2、…Syから出力される
信号v1(t)、v2(t)、…vy(t)を、受信音声信号vo(t)
から形成することにより、空間のある1点に、仮想的音
源(音像)を作り出すことができる。
【0013】なお、図3では、音像定位の原理を説明す
るために、受信信号を1つとして説明してきたが、多地
点会議装置では、各地点からの受信音声信号に対してそ
れぞれ音像定位処理を行ない、各地点の音声をそれぞれ
の音像定位位置に設定することにより、非常に臨場感の
ある多地点会議を行なうことができる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな音像定位構成を有する多地点会議装置に用いる多地
点間エコーキャンセラをどのように構成するかについて
は、明確に提案されておらず、音像定位構成を有する多
地点会議装置に用いる多地点間エコーキャンセラをどの
ように構成するかが問題となっている。
【0015】左右に2つのスピーカを配してこれらスピ
ーカ間に音像を結ぶものとした場合に、単純に考えつく
多地点間エコーキャンセラの構成例を図4に示す。
【0016】図4において、図示しない他の地点からの
音声信号は、各地点に対応した受信入力端41、42、
…4nを介して各地点に対応した音像定位処理部31、
32、…、3nに入力される。各音像定位処理部31、
32、…、3nはそれぞれ、入力された音声信号に対し
て、設定されている音源位置に応じた音像定位処理を施
して、右側スピーカ用音声信号及び左側スピーカ用音声
信号を得て、右側スピーカ用音声信号を右側スピーカ用
加算器20rに与え、左側スピーカ用音声信号を左側ス
ピーカ用加算器20lに与える。
【0017】右側スピーカ用加算器20rは、各音像定
位処理部31、32、…、3nからの右側スピーカ用音
声信号を加算合成して、右側スピーカ部Srから発音出
力させると共に、擬似エコー信号を形成させるための参
照信号として右側エコーキャンセラ部10rの受信入力
端に与える。同様に、左側スピーカ用加算器20lは、
各音像定位処理部31、32、…、3nからの左側スピ
ーカ用音声信号を加算合成して、左側スピーカ部Slか
ら発音出力させると共に、擬似エコー信号を形成させる
ための参照信号として左側エコーキャンセラ部101の
受信入力端に与える。
【0018】各スピーカ部Sr、Slから発音出力され
た音声は、直接的又は間接的にマイクロフォン部Mに達
して捕捉され、音声信号(エコー信号)に変換されて右
側エコーキャンセラ部10rに入力される。右側エコー
キャンセラ部10rは、右側スピーカ用加算器20rか
らの信号に基づいて擬似エコー信号を生成して送信信号
に含まれているエコー信号を除去して左側エコーキャン
セラ部10lに与え、左側エコーキャンセラ部10l
は、左側スピーカ用加算器20lからの信号に基づいて
擬似エコー信号を生成して送信信号に含まれているエコ
ー信号を除去して送信出力端50に出力する。
【0019】以上のように、図4の構成においては、右
側スピーカ部Srからマイクロフォン部Mへ回り込んだ
エコーを右側エコーキャンセラ部10rで、左側スピー
カ部Slからマイクロフォン部Mへ回り込んだエコーを
左側エコーキャンセラ部10lで打ち消すことを前提と
している。
【0020】しかしながら、図4に示した多地点間エコ
ーキャンセラにおいては、以下のような問題がある。
【0021】いま、問題を単純にするために、受信入力
端41からの受信音声信号vr1(t)のみに注目する。そ
して、音像定位処理部31の左側スピーカ部Sl及び右
側スピーカ部Srへの伝達関数をそれぞれg1l(t) 、g
1r(t) とすると、音像定位処理部31から発生された左
側スピーカ用音声信号v1l(t) 及び右側スピーカ用音声
信号v1r(t) はそれぞれ、 v1l(t) =g1l(t) ・vr1(t) …(2) v1r(t) =g1r(t) ・vr1(t) …(3) で表すことができる。
【0022】また、左側スピーカ部S1からマイクロフ
ォン部Mへのエコーパスの伝達関数をel(t)、右側スピ
ーカ部スピーカSrからマイクロフォン部Mへのエコー
パスの伝達関数をer(t)とすると、マイクロフォン部M
の入力信号vsin(t)は、 vsin(t)=el(t)・v1L(t) +er(t)・v1r(t) =(el(t)・g1l(t) +er(t)・g1r(t))・vr1(t) …(4) となる。
【0023】従って、この場合、右側エコーキャンセラ
部10rの受信入力端には、(3) 式に示す信号v1r(t)
が入力され、送信入力端には(4) 式に示す信号vsin(t)
が入力されることになる。
【0024】エコーキャンセラ部10rは、本来右側ス
ピーカ部SrからマイクロフォンMへのエコーを打ち消
すものであるから、受信入力端信号v1r(t) から擬似エ
コー信号を形成する伝達関数esr(t) は、右側スピーカ
部Srからマイクロフォン部Mへのエコーパスの伝達関
数er(t)の逆関数−er(t)に収束すべきである。しか
し、右側エコーキャンセラ部10rを、左側スピーカ部
Slからマイクロフォン部Mへのエコー信号が残るよう
に収束させることは難しく、右側エコーキャンセラ部1
0rからのエコー信号が最小となるようにキャンセル動
作させた場合には、上述した(3) 式及び(4) 式から、受
信音声信号vr1(t) から擬似エコー信号を形成する伝達
関数esr(t) は、 −(er(t)+el(t)・g1l(t) /g1r(t) ) …(5) に収束するものと考えられる。
【0025】詳述は避けるが、同様に考えると、受信入
力端42からの受信音声信号vr2(t) のみがある場合に
は、音像定位処理部32の左側スピーカ部Sl及び右側
スピーカ部Srへの伝達関数をそれぞれg2l(t) 、g2r
(t) とすると、右側エコーキャンセラ部10rにおける
受信音声信号vr2(t) から擬似エコー信号を形成する伝
達関数esr(t) は、 −(er(t)+el(t)・g2l(t) /g2r(t) ) …(6) に収束するものと考えられる。
【0026】これら(5) 式及び(6) 式から明らかなよう
に、ある受信音声信号が入力されている状態から他の受
信音声信号が入力されるように切り替わった際には、音
像定位処理部の伝達関数の相違によって、エコーキャン
セラ部10rの収束状態が崩れてしまうことが分かる。
【0027】また、音像定位処理部31の伝達関数g1l
(t) 、g1r(t) を含む(5) 式における第2項から、同じ
受信音声信号が入力されているときでも、音像定位位置
を変更した場合(従って音像定位処理部31の伝達関数
g1l(t) 、g1r(t) を変更した場合)には、エコーキャ
ンセラ部10rの収束状態が崩れてしまうことが分か
る。
【0028】多地点会議通信システムは音声信号だけで
はなく多種類の信号も伝送するような形態で実現される
ことが多く、その多地点会議装置は画像を表示するモニ
タ装置を有する。このようなモニタ装置を有する多地点
会議装置において、例えば、音像定位位置に対応付けて
話者画像をマルチウィンドウ表示し、モニタ装置に資料
を表示する際には話者画像の表示位置を変更すると共
に、それに合わせて音像定位位置も変更することが行な
われる。このような場合、図示しない制御部から音像定
位処理部31、32、…、3nに新たな伝達関数や伝達
関数の変更指令等が与えられるが、上述のように、エコ
ーキャンセラ部10rの収束状態が崩れてしまうという
問題が生じる。
【0029】本発明は、以上の点を考慮してなされたも
のであり、他の地点から入力されている音声信号が切り
替わってもエコーキャンセラ部の収束状態を維持でき
る、音像定位処理構成を有する多地点間エコーキャンセ
ラを提供しようとしたものである。
【0030】また、本発明は、音像定位位置の変更時に
もエコーキャンセラ部の収束状態を維持できる、音像定
位処理構成を有する多地点間エコーキャンセラを提供し
ようとしたものである。
【0031】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め、請求項1の本発明においては、複数の地点からの音
声信号が与えられる通信装置に設けられた多地点間エコ
ーキャンセラを、以下のように構成した。
【0032】すなわち、(1) 入力音声信号に対して音像
定位処理を行なう、各地点に対応した複数の音像定位処
理部と、(2) 各音像定位処理部から出力された複数種類
の音声信号の内、同一のスピーカ部に向う音声信号を合
成して、対応するスピーカ部に与える複数の合成手段
と、(3) 擬似エコー信号を形成するための参照信号とし
ていずれかの入力音声信号が与えられる、その入力音声
信号に1対1で対応した複数のエコーキャンセラ部とを
備え、マイクロフォン部から送信出力端までの経路に複
数のエコーキャンセラ部を縦続接続して構成した。
【0033】また、請求項2の本発明においては、(1)
入力された音声信号に対して音像定位処理を行なう複数
の音像定位処理部と、(2) 各地点から与えられた入力音
声信号を、外部から与えられた接続制御情報に従う音像
定位処理部に与えるスイッチ部と、(3) 各音像定位処理
部から出力された複数種類の音声信号の内、同一のスピ
ーカ部に向う音声信号を合成して、対応するスピーカ出
力部に与える複数の合成手段と、(4) 擬似エコー信号を
形成するための参照信号としていずれかの音像定位処理
部に入力される音声信号が与えられる、その音像定位処
理部に1対1で対応した複数のエコーキャンセラ部とを
備え、マイクロフォン部から送信出力端までの経路に複
数のエコーキャンセラ部が縦続接続して、多地点間エコ
ーキャンセラを構成した。
【0034】
【作用】請求項1の本発明は、音像定位機能を有する通
信装置に設けられた多地点間エコーキャンセラであっ
て、音像定位位置の変更指令が与えられることがないも
のを特に意図している。
【0035】他の地点からの入力音声信号はその地点に
対応した音像定位処理部に与えられ、各音像定位処理部
によって、設定されている音像定位位置に応じた各スピ
ーカ部用の音声信号に変換される。同一のスピーカ部用
の1又は2以上の音声信号はそのスピーカ部に対応した
合成手段で合成された後、そのスピーカ部に与えられて
発音出力される。各スピーカ部から発音出力された音声
は、直接的又は間接的にマイクロフォン部に達して捕捉
され、送信信号にエコー成分として入り込む。マイクロ
フォン部からのエコー成分を含む送信信号は、縦続接続
されている複数のエコーキャンセラ部を順次介し、エコ
ー成分が除去され、送信出力端から出力される。ここ
で、各エコーキャンセラ部には、擬似エコー信号を形成
するための参照信号として、対応する入力音声信号が与
えられている。
【0036】このような構成とした場合、当該多地点間
エコーキャンセラに入力される他の地点からの入力音声
信号が切り替わっても各エコーキャンセラ部の擬似エコ
ー発生用の伝達関数の収束状態は維持される。
【0037】請求項2の本発明は、音像定位位置の変更
指令が与えられることがある多地点間エコーキャンセラ
を対象としている。
【0038】請求項1の本発明の構成において、音像定
位位置の変更指令を各音像定位処理部に与えるようにし
た場合には、音像定位処理部の入出力間の伝達関数が変
化し、その結果、各エコーキャンセラ部の擬似エコー発
生用の伝達関数の収束状態が崩れてしまう。
【0039】そこで、請求項2の本発明は、音像定位処
理部の入力側にスイッチ部を設けて、音像定位位置の変
更指令をこのスイッチ部に与えることで他の地点からの
入力音声信号をその変更指令に応じた音像定位処理部に
与えさせ、音像定位処理部の伝達関数を変更することな
く、音像定位位置の変更を可能とした。
【0040】その結果、音像定位位置を変更したときで
も、各エコーキャンセラ部の擬似エコー発生用の伝達関
数の安定な収束状態は維持される。
【0041】
【実施例】(A)第1実施例 以下、本発明を、音像定位位置の変更指令が与えられる
ことがない多地点間エコーキャンセラに適用した第1実
施例を図面を参照しながら詳述する。
【0042】ここで、図5がこの第1実施例の構成を示
すものであり、上述した図4との同一、対応部分には同
一符号を付して示している。
【0043】この第1実施例でも、図5に示すように、
他の各地点に対応した受信入力端41、42、…4nに
入力された受信音声信号が、右側スピーカ部Sr及び左
側スピーカ部Slから発音出力されるまでの処理系は、
図4に示した考えられる従来の多地点間エコーキャンセ
ラと同様である。
【0044】すなわち、受信入力端41、42、…4n
に入力された音声信号は、対応した音像定位処理部3
1、32、…、3nによって、設定されている音像定位
位置(音源位置)に応じた右側スピーカ用音声信号及び
左側スピーカ用音声信号に変換され、各右側スピーカ用
音声信号が右側スピーカ用加算器20rで加算合成され
て右側スピーカ部Srから発音出力されると共に、各左
側スピーカ用音声信号が左側スピーカ用加算器20lで
加算合成されて左側スピーカ部Slから発音出力され
る。
【0045】しかしながら、この第1実施例は、エコー
キャンセラ部の個数や各エコーキャンセラ部が擬似エコ
ー信号を形成するために用いる参照信号が、図4に示し
た考えられる従来の多地点間エコーキャンセラとは異な
っている。
【0046】マイクロフォン部Mから送信出力端50に
至る信号経路には、受信入力端41、42、…4nの数
に等しいだけのエコーキャンセラ部11、12、…、1
nが縦続的に介挿されており、各エコーキャンセラ部1
1、12、…、1nには、対応する受信入力端41、4
2、…4n(従って、対応する音像定位処理部31、3
2、…、3n)に入力された音声信号が、擬似エコー信
号の形成用の参照信号として入力されるようになされて
いる。
【0047】各スピーカ部Sr、Slから発音出力され
た音声は、直接的又は間接的にマイクロフォン部Mに達
して捕捉され、音声信号(エコー信号)に変換されて第
1番目のエコーキャンセラ部11に入力され、このエコ
ーキャンセラ部11において、受信入力端41からの音
声信号に基づいて形成された擬似エコー信号によって送
信信号に含まれているエコー成分が除去され、以下、同
様にして、各エコーキャンセラ部12、13、…、1n
において、対応する受信入力端42、43、…、4nか
らの音声信号に基づいて形成された擬似エコー信号によ
って送信信号に含まれているエコー成分が除去され、そ
して、送信出力端50から出力される。
【0048】以上のように、この第1実施例において
は、右側スピーカ用音声信号や左側スピーカ用音声信号
を意識することなく、送信信号から各種類の受信信号に
対応したエコー成分を打ち消すようにしている。
【0049】いま、受信入力端41からの受信音声信号
vr1(t) に注目して考える。この場合でも、各スピーカ
部Sl、Srに与えられる左側スピーカ用音声信号v1l
(t)及び右側スピーカ用音声信号v1r(t) はそれぞれ、
上述した(2) 式及び(3) 式で表されるので、マイクロフ
ォン部Mの入力信号vsin(t)は、上述した(4) 式で表さ
れ、この信号が第1番目のエコーキャンセラ部11の送
信入力端に与えられる。一方、第1番目のエコーキャン
セラ部11の受信入力端には、受信入力端41からの受
信音声信号vr1(t) が入力される。
【0050】従って、第1番目のエコーキャンセラ部1
1における擬似エコー信号を形成するための伝達関数e
s1(t) は、 −(el(t)・g1l(t) +er(t)・g1r(t) ) …(7) に収束する。
【0051】この(7) 式から明らかなように、エコーキ
ャンセラ部11の収束状態は、各スピーカ部Sl、Sr
からマイクロフォン部Mへのエコーパスの伝達関数el
(t)、er(t)と、受信入力端41からの音声信号vr1(t)
に対する音像定位処理を行なう音像定位処理部31の
伝達関数g1l(t) 、g1r(t) とによって決定されている
ことが分かる。受信入力端41ではなく他の受信入力端
に音声信号が入力されている場合には、第1番目のエコ
ーキャンセラ部11には参照信号が入力されないので、
エコーの除去動作を実行することはなく、その結果、エ
コーキャンセラ部11の伝達関数の収束状態が変わらな
い。
【0052】このようなことは、第2番目〜第n番目の
エコーキャンセラ部12〜1nに対しても同様である。
【0053】従って、上記第1実施例によれば、他の地
点からの入力音声信号が切り替わっても、エコー成分を
良好に除去できる収束状態に各エコーキャンセラ部を維
持させることができ、全体としてエコー成分を良好に除
去させることができる。
【0054】(B)第2実施例 次に、本発明を、音像定位位置の変更指令が与えられる
ことがある多地点間エコーキャンセラに適用した第2実
施例を図面を参照しながら詳述する。
【0055】ここで、図1がこの第2実施例の構成を示
すものであり、上述した第1実施例に係る図5との同
一、対応部分には同一符号を付して示している。
【0056】この第2実施例が第1実施例と異なる点
は、音像定位処理を行なう音像定位処理部31〜3mの
個数が、受信入力端41〜4nの個数と必ずしも等しく
なく、好ましくは受信入力端41〜4nの個数より多い
点と、このことに対応してエコーキャンセラ部11〜1
mも音像定位処理部31〜3mの個数分だけ設けられて
いる点と、受信入力端41〜4n及び音像定位処理部3
1〜3m間の接続状態を切り替えるスイッチ部60が設
けられている点である。
【0057】スイッチ部60は、例えば空間スイッチや
時間スイッチやそれらの組み合わせスイッチなどでな
り、図示しない制御部から音像定位位置の変更に対応し
た接続変更指令が与えられたときに、内部状態を変更し
て、受信入力端41〜4n及び音像定位処理部31〜3
m間の接続状態を切り替える。この実施例のスイッチ部
60は、複数の入力音声信号を同一の音像定位処理部に
与えることもできるようになされている。例えば、初期
設定時において、他の全地点からの受信音声信号を、左
右のスピーカ部Sl及びSrの真ん中の位置に音像を定
位させるように制御することもできる。
【0058】このスイッチ部60を介した受信音声信号
は、上述したように、いずれかの音像定位処理部3j
(jは1〜m)に与えられると共に、その音像定位処理
部3jに1対1に対応したエコーキャンセラ部1jの受
信入力端に与えられるようになされている。
【0059】図1と図5の比較から明らかなように、ス
イッチ部60以降の処理構成は、上記第1実施例と同様
になっている。
【0060】従って、この第2実施例での動作は以下の
通りである。受信入力端41、42、…4nに入力され
た音声信号は、スイッチ部60によって、その時点で受
信入力端41、42、…4nに対応付けられている音像
定位処理部31、32、…、3mに与えられ、音像定位
処理部31、32、…、3mによって、設定されている
音源位置(音像定位位置)に応じた右側スピーカ用音声
信号及び左側スピーカ用音声信号に変換され、各右側ス
ピーカ用音声信号が右側スピーカ用加算器20rで加算
合成されて右側スピーカ部Srから発音出力されると共
に、各左側スピーカ用音声信号が左側スピーカ用加算器
20lで加算合成されて左側スピーカ部Slから発音出
力される。
【0061】そして、各スピーカ部Sr、Slから発音
出力された音声は、直接的又は間接的にマイクロフォン
部Mに達して捕捉され、音声信号(エコー信号)に変換
されてエコーキャンセラ部11、12、…、1mの縦続
接続段に入力され、各エコーキャンセラ部12、13、
…、1mにおいて、対応する音像定位処理部32、3
3、…、3mへの音声信号に基づいて形成された擬似エ
コー信号によって送信信号に含まれているエコー成分が
除去され、そして、送信出力端50から出力される。
【0062】以上のように、この第2実施例において
も、右側スピーカ用音声信号や左側スピーカ用音声信号
を意識することなく、各種類の受信信号に対応したエコ
ー成分を送信信号から打ち消すようにしている。
【0063】以下、各エコーキャンセラ部11、12、
…、1mの擬似エコー形成用の伝達関数の収束値を検討
する。
【0064】受信入力端41、42、…、4nの各地点
からの受信音声信号をそれぞれvr1(t) 、vr2(t) 、
…、vrn(t) とすると共にこれらを要素とする縦ベクト
ルをV(t) とし、また、スイッチ部60から各音像定位
処理部31、32、…3mへ向う音声信号をそれぞれw
1(t)、w2(t)、…、wm(t)とすると共にこれらを要素と
する縦ベクトルをW(t) とする。さらに、第i番目の受
信入力端4iと第j番目の音像定位処理部3jとを接続
する場合に1、接続しない場合に0をとる接続パラメー
タをsijとし、この接続パラメータsijを要素とするm
行n列の接続マトリクスをSとする。このように定義す
ると、スイッチ部60での処理は、 W(t) =S・V(t) …(8) で表すことができる。音像定位処理部31へ向う音声信
号w1(t)についてスイッチ部60での処理を示すと、 w1(t)=s11・vr1(t) +s12・vr2(t) +…+s1n・vrn(t) …(9) で表すことができる。
【0065】ここで、音像定位処理部31への入力音声
信号w1(t)のみに注目する。このときには、第1実施例
と同様に、第1番目のエコーキャンセラ部11の送信入
力端に入力される送信音声信号vsin(t)は、 vsin(t)=(el(t)・g1l(t) +er(t)・g1r(t) )・w1(t) …(10) で表すことができ、受信入力端には音像定位処理部31
へ向う音声信号w1(t)が入力される。従って、この第2
実施例においても、第1番目のエコーキャンセラ部11
における擬似エコー信号を形成するための伝達関数es1
(t) は、 −(el(t)・g1l(t) +er(t)・g1r(t) ) …(11) に収束する。
【0066】これら(10)式及び(11)式から、スイッチ部
60における接続状態を変化させた場合には、送信音声
信号vsin(t)は変化するが、エコーキャンセラ部11の
伝達関数の収束状態は変化しないことが分かる。また、
他の受信音声信号が1個ある場合にも(11)式と同様な式
が成立ち、このことから、スイッチ部60から出力され
た音声信号が与えられる音像定位処理部が切り替わった
としてもエコーキャンセラ部11の伝達関数の収束状態
は変化しないことが分かる。
【0067】このことは、他のエコーキャンセラ部1
2、13、…、1mについても同様に言えることであ
る。
【0068】従って、第2実施例によれば、音像定位位
置の変更時にも安定にエコー成分をキャンセルすること
ができる、しかも、受信音声信号が切り替わった場合に
も安定にエコー成分をキャンセルすることができる多地
点間エコーキャンセラを実現することができる。
【0069】因に、スイッチ部60が設けられていない
第1実施例の構成で、音像定位位置の変更に応じようと
した場合、図示しない音像定位位置の制御部が、各音像
定位処理部31、32、…、3nに変更指令を与えるこ
とになるが、この場合、各音像定位処理部31、32、
…、3nの伝達関数(例えば、g1l(t) 、g1r(t) )が
変化するので、各エコーキャンセラ部の収束状態はその
変更時に乱れることになる(上記(7) 式参照)。従っ
て、第2実施例のようにスイッチ部60に音像定位位置
の変更を委ねる構成とすることが好ましい。
【0070】(C)他の実施例 上記各実施例においては、2個のスピーカ部によって音
像定位を行なうものを示したが、これ以上のスピーカ部
によって音像定位を行なうものにも本発明を適用するこ
とができる。
【0071】本発明の適用対象装置は、多地点会議装置
に限定されるものではなく、他の地点からの音声信号が
複数到来する通信装置に広く適用することができる。例
えば、スター状接続の通信システムにおけるセンタ局の
通信装置に、本発明の多地点間エコーキャンセラを適用
することもできる。
【0072】上記第2実施例においては、第i番目の受
信入力端4iと第j番目の音像定位処理部3jとの接続
パラメータsijが0又は1をとるものを示したが、0〜
1の中間値をもとるようにしても良い。このようにした
場合には、各音像定位処理部31、32、…、3mで規
定される位置だけでなく、その中間の位置に音源位置を
設定することもできる。
【0073】
【発明の効果】以上のように、請求項1の本発明によれ
ば、音像定位処理部に入力する音声信号を、各音像定位
処理部に対応したエコーキャンセラ部に、擬似エコー信
号の形成用参照信号として与えるようにしたので、入力
されている音声信号が切り替わったとしても各エコーキ
ャンセラ部の伝達関数の収束状態を維持できる、音像定
位処理構成を有する多地点間エコーキャンセラを実現で
きる。
【0074】また、請求項2の本発明によれば、音像定
位位置の変更を、音像定位処理部の内部状態を変更する
ことなく、スイッチ部によって、他の地点から与えられ
た音声信号を入力させる音像定位処理部を切り替えるこ
とで行なうようにしたので、入力されている音声信号が
切り替わった場合だけでなく、音像定位位置の変更時に
も各エコーキャンセラ部の伝達関数の収束状態を維持で
きる、音像定位処理構成を有する多地点間エコーキャン
セラを実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第2実施例の構成を示すブロック図で
ある。
【図2】従来の構成を示すブロック図である。
【図3】音像定位処理の説明図である。
【図4】考えられる従来の構成を示すブロック図であ
る。
【図5】本発明の第1実施例の構成を示すブロック図で
ある。
【符号の説明】
11〜1m(1n) …エコーキャンセラ部、 20r、20l …加算器、 31〜3m(3n) …音像定位処理部、 60 …スイッチ部、 Sr、Sl …スピーカ部、 M …マイクロフォン部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小長井 俊介 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 西村 孝 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の地点からの音声信号が与えられる
    通信装置に設けられた多地点間エコーキャンセラにおい
    て、 入力音声信号に対して音像定位処理を行なう、各地点に
    対応した複数の音像定位処理部と、 上記各音像定位処理部から出力された複数種類の音声信
    号の内、同一のスピーカ部に向う音声信号を合成して、
    対応する上記スピーカ出力部に与える複数の合成手段
    と、 擬似エコー信号を形成するための参照信号としていずれ
    かの入力音声信号が与えられる、その入力音声信号に1
    対1で対応した複数のエコーキャンセラ部とを備え、マ
    イクロフォン部から送信出力端までの経路に上記複数の
    エコーキャンセラ部が縦続接続されて介挿されているこ
    とを特徴とした多地点間エコーキャンセラ。
  2. 【請求項2】 複数の地点からの音声信号が与えられる
    通信装置に設けられた多地点間エコーキャンセラにおい
    て、 入力された音声信号に対して音像定位処理を行なう複数
    の音像定位処理部と、 各地点から与えられた入力音声信号を、外部から与えら
    れた接続制御情報に従う上記音像定位処理部に与えるス
    イッチ部と、 上記各音像定位処理部から出力された複数種類の音声信
    号の内、同一のスピーカ部に向う音声信号を合成して、
    対応する上記スピーカ出力部に与える複数の合成手段
    と、 擬似エコー信号を形成するための参照信号としていずれ
    かの上記音像定位処理部に入力される音声信号が与えら
    れる、その音像定位処理部に1対1で対応した複数のエ
    コーキャンセラ部とを備え、マイクロフォン部から送信
    出力端までの経路に上記複数のエコーキャンセラ部が縦
    続接続されて介挿されていることを特徴とした多地点間
    エコーキャンセラ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0730365A2 (en) * 1995-03-01 1996-09-04 Nippon Telegraph And Telephone Corporation Audio communication control unit
US7660425B1 (en) 1999-05-25 2010-02-09 British Telecommunications Plc Acoustic echo cancellation
CN108074583A (zh) * 2016-11-14 2018-05-25 株式会社日立制作所 声音信号处理系统及装置

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US7660425B1 (en) 1999-05-25 2010-02-09 British Telecommunications Plc Acoustic echo cancellation
CN108074583A (zh) * 2016-11-14 2018-05-25 株式会社日立制作所 声音信号处理系统及装置

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