JPH0775306B2 - 遅延回路 - Google Patents
遅延回路Info
- Publication number
- JPH0775306B2 JPH0775306B2 JP60159842A JP15984285A JPH0775306B2 JP H0775306 B2 JPH0775306 B2 JP H0775306B2 JP 60159842 A JP60159842 A JP 60159842A JP 15984285 A JP15984285 A JP 15984285A JP H0775306 B2 JPH0775306 B2 JP H0775306B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- circuit
- gate
- input
- oscillating
- output
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Pulse Circuits (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は遅延回路に係り、特に高精度で微小ステップの
遅延量の得られる遅延回路に関する。
遅延量の得られる遅延回路に関する。
従来から微小ステップ,高精度,長時間範囲の遅延回路
が求められ種々の遅延回路が提案されていた。例えば1n
s以下の微小ディレイを得るには同軸線路の伝搬時間差
を利用した第4図に示す如き遅延回路が知られている。
1は可変遅延装置で入出力ライン2,2′間に挿入され
て、所定の伝搬時間となる様に選択された同軸線路1a,1
b,1c,1d,1eはそれぞれ所定の長さに選択され、入力ライ
ン2と同軸線路並に出力ライン2′と同軸線路間に配設
した第1及び第2のスイッチSW1,SW2を実線図示の位置
から破線図示の各位置に切換えることで同軸線路長△l
を伝わる電波の伝送速度Vは同軸線路長△lに応じた の遅延を生ずる。
が求められ種々の遅延回路が提案されていた。例えば1n
s以下の微小ディレイを得るには同軸線路の伝搬時間差
を利用した第4図に示す如き遅延回路が知られている。
1は可変遅延装置で入出力ライン2,2′間に挿入され
て、所定の伝搬時間となる様に選択された同軸線路1a,1
b,1c,1d,1eはそれぞれ所定の長さに選択され、入力ライ
ン2と同軸線路並に出力ライン2′と同軸線路間に配設
した第1及び第2のスイッチSW1,SW2を実線図示の位置
から破線図示の各位置に切換えることで同軸線路長△l
を伝わる電波の伝送速度Vは同軸線路長△lに応じた の遅延を生ずる。
又長時間範囲の遅延回路としては発振回路の高周波クロ
ック数を所定トリガ位置からリセット位置迄カウントし
て、カウント時間内を遅延量としたものも提案されてい
る。
ック数を所定トリガ位置からリセット位置迄カウントし
て、カウント時間内を遅延量としたものも提案されてい
る。
上記従来の構成によると前記した同軸線路を用いたもの
では精度を高めるためには同軸線路の長さを正確に定め
て切りそろえなくてはならず、その調整に長い時間と労
力を必要とし、長時間範囲の遅延量を得るには線路長が
長くなりすぎ、波形も歪む等の弊害があった。更に後者
の場合は外部からのトリガによって発振回路のクロック
数をカウントさせるためには外部機器との同期が必要で
あり、微小な遅延時間を得るのは難しい欠点があった。
では精度を高めるためには同軸線路の長さを正確に定め
て切りそろえなくてはならず、その調整に長い時間と労
力を必要とし、長時間範囲の遅延量を得るには線路長が
長くなりすぎ、波形も歪む等の弊害があった。更に後者
の場合は外部からのトリガによって発振回路のクロック
数をカウントさせるためには外部機器との同期が必要で
あり、微小な遅延時間を得るのは難しい欠点があった。
本発明は叙上の欠点に鑑みなされたものであり、その目
的とするところは微小ステップ,高精度,長時間範囲の
遅延回路を得んとするものでその手段は入力パルス信号
をトリガとして発振を開始し、第1の周期で発振パルス
信号を出力する第1の発振手段と、該第1の発振手段か
らの発振パルス信号の数をカウントし、該カウント値が
第1の所定値に達した場合に1つのパルス信号を出力す
る第1のカウント手段と、該第1のカウント手段からの
出力パルス信号をトリガとして発振を開始し、該第1の
周期と異なる第2の周期で発振パルス信号を出力する第
2の発振手段と、該第2の発振手段からの発振パルス信
号の数をカウントし、該カウント値が第2の所定値に達
した場合に1つのパルス信号を出力する第2のカウント
手段と、該第1の所定値及び第2の所定値を、いずれか
一方の値が増加し、且つ他方が該増加分だけ減少するよ
うに設定する制御手段とを有することを特徴とする遅延
回路によって達成される。
的とするところは微小ステップ,高精度,長時間範囲の
遅延回路を得んとするものでその手段は入力パルス信号
をトリガとして発振を開始し、第1の周期で発振パルス
信号を出力する第1の発振手段と、該第1の発振手段か
らの発振パルス信号の数をカウントし、該カウント値が
第1の所定値に達した場合に1つのパルス信号を出力す
る第1のカウント手段と、該第1のカウント手段からの
出力パルス信号をトリガとして発振を開始し、該第1の
周期と異なる第2の周期で発振パルス信号を出力する第
2の発振手段と、該第2の発振手段からの発振パルス信
号の数をカウントし、該カウント値が第2の所定値に達
した場合に1つのパルス信号を出力する第2のカウント
手段と、該第1の所定値及び第2の所定値を、いずれか
一方の値が増加し、且つ他方が該増加分だけ減少するよ
うに設定する制御手段とを有することを特徴とする遅延
回路によって達成される。
本発明に於ては、発振周波数が若干異なる二つの発振手
段と夫々の出力パルス数を計数するカウンタ手段とを有
し、上記二つの発振手段の発振及びカウンタ手段のカウ
ンタを制御する制御用計算機により上記発振周波数差を
ステップとする遅延回路を与える様にしたものである。
段と夫々の出力パルス数を計数するカウンタ手段とを有
し、上記二つの発振手段の発振及びカウンタ手段のカウ
ンタを制御する制御用計算機により上記発振周波数差を
ステップとする遅延回路を与える様にしたものである。
以下、本発明の一実施例を第1図乃至第3図に詳記す
る。
る。
第1図は本発明の遅延回路の原理的系統図,第2図は第
1図のタイミングを示す波形図,第3図は本発明の遅延
回路の実際の回路図である。
1図のタイミングを示す波形図,第3図は本発明の遅延
回路の実際の回路図である。
第1図に於て,3は入力端子でその一端はオアゲート回路
4の一方の入力にAで示す信号が加えられ、該オアゲー
ト回路の出力Bは第1のカウンタ回路5と遅延素子6に
加えられる。
4の一方の入力にAで示す信号が加えられ、該オアゲー
ト回路の出力Bは第1のカウンタ回路5と遅延素子6に
加えられる。
上記遅延素子6は必ずしも集中定数である必要はなく、
適宜な遅延素子を選択することが出来る。遅延素子6の
出力は第1のアンドゲート回路7の一方の入力に加えら
れ、この第1のアンドゲート回路7の他方の入力には第
1のゲート端子8からゲート用信号が加えられる。第1
のアンドゲート回路7の出力は前記したオアゲート回路
4の他方の入力に帰還され、上記オアゲート回路4,遅延
素子6,アンドゲート回路7によって第1のリング発振器
を構成し、例えば周期T1のパルスを発振する。第1のカ
ウンタ回路5の出力は前記した第1のリング発振器と同
じ様にオアゲート回路4aと遅延素子6a,およびアンドゲ
ート回路7aとで構成された第2のリング発振器を構成し
た発振手段に入力され、第1の発振周波数とは異なる周
期T2で発振させる。尚,8aは第2のゲート端子である。
第2のリング発振器の出力Dは第2のカウンタ回路5aに
加えられ、該第2のカウンタ回路5aの出力Fは出力端子
9に出力される。上記第1及び第2のカウンタ回路5,5a
は制御用計算機10によってそれぞれのカウンタがm,nに
なる様に制御されている。
適宜な遅延素子を選択することが出来る。遅延素子6の
出力は第1のアンドゲート回路7の一方の入力に加えら
れ、この第1のアンドゲート回路7の他方の入力には第
1のゲート端子8からゲート用信号が加えられる。第1
のアンドゲート回路7の出力は前記したオアゲート回路
4の他方の入力に帰還され、上記オアゲート回路4,遅延
素子6,アンドゲート回路7によって第1のリング発振器
を構成し、例えば周期T1のパルスを発振する。第1のカ
ウンタ回路5の出力は前記した第1のリング発振器と同
じ様にオアゲート回路4aと遅延素子6a,およびアンドゲ
ート回路7aとで構成された第2のリング発振器を構成し
た発振手段に入力され、第1の発振周波数とは異なる周
期T2で発振させる。尚,8aは第2のゲート端子である。
第2のリング発振器の出力Dは第2のカウンタ回路5aに
加えられ、該第2のカウンタ回路5aの出力Fは出力端子
9に出力される。上記第1及び第2のカウンタ回路5,5a
は制御用計算機10によってそれぞれのカウンタがm,nに
なる様に制御されている。
上記構成に於ける動作を第2図に示すタイミング波形を
用いて説明する。
用いて説明する。
入力端子3に第2図のAで示す1つのトリガパルスが加
えられると、このタイミングと同期して第1のゲート端
子8と第2のゲート端子8aには第2図のGATE1,GATE2で
示す様に第1のカウンタ回路5ではm迄カウントする期
間のゲート信号が“オン”され、第2のカウンタ回路5a
では第1のカウンタ回路のカウント数と異なるnまでカ
ウントする期間のゲート信号が“オン”される。
えられると、このタイミングと同期して第1のゲート端
子8と第2のゲート端子8aには第2図のGATE1,GATE2で
示す様に第1のカウンタ回路5ではm迄カウントする期
間のゲート信号が“オン”され、第2のカウンタ回路5a
では第1のカウンタ回路のカウント数と異なるnまでカ
ウントする期間のゲート信号が“オン”される。
第1のオアゲート回路4の一方に入力したトリガパルス
Aは遅延素子6→アンドゲート回路7→オアゲート回路
4の他方の入力の経路で第2図に示す様にBのパルスを
出力する。即ち,周期T1で第1のアンドゲート回路7の
ゲート期間に第1のカウンタ回路5がカウント数m迄を
計数すると第1のカウンタ回路5は第2図のCで示すパ
ルスを出力する。このCで示すパルスは第2のリング発
振器を構成するオアゲート回路4aに入力されるため第1
図のリング発振器と同様にオアゲート回路4a→遅延素子
6a→アンドゲート回路7a→オアゲート回路4aの径路を循
環し周期T2で第2図D図示のパルスを出力しカウント数
n迄を第2のカウンタ回路5aが計数することで第2図の
Eパルスを出力する。
Aは遅延素子6→アンドゲート回路7→オアゲート回路
4の他方の入力の経路で第2図に示す様にBのパルスを
出力する。即ち,周期T1で第1のアンドゲート回路7の
ゲート期間に第1のカウンタ回路5がカウント数m迄を
計数すると第1のカウンタ回路5は第2図のCで示すパ
ルスを出力する。このCで示すパルスは第2のリング発
振器を構成するオアゲート回路4aに入力されるため第1
図のリング発振器と同様にオアゲート回路4a→遅延素子
6a→アンドゲート回路7a→オアゲート回路4aの径路を循
環し周期T2で第2図D図示のパルスを出力しカウント数
n迄を第2のカウンタ回路5aが計数することで第2図の
Eパルスを出力する。
この様に第1及び第2のカウンタ回路5,5aでカウントし
たm+nの出力が第2図Eの様に出力される。尚第2図
B,Dで示されるTc1,Tc2はリング発振器やカウンタ回路
等で生ずる固定遅延分を示す。
たm+nの出力が第2図Eの様に出力される。尚第2図
B,Dで示されるTc1,Tc2はリング発振器やカウンタ回路
等で生ずる固定遅延分を示す。
この様に第1のカウンタ回路5は第1のリング発振器の
出力パルス数を計数し、指定数mとなったところでパル
ス1個が出力され、それ以降はGATE1が零となって発振
が停止され、第2のリング発振器と第2のカウンタ回路
5aも同じ様な動作をする。今,第1及び第2のカウンタ
回路5,5aに対する指定カウント数を夫々m,nとすると入
力トリガパルスAに対する出力パルスAに対する出力パ
ルスEの遅延時間T0は TD=(m−1)T1+(n−1)T2+TC …(1) となる。ここでTC=TC1とTc2とする。
出力パルス数を計数し、指定数mとなったところでパル
ス1個が出力され、それ以降はGATE1が零となって発振
が停止され、第2のリング発振器と第2のカウンタ回路
5aも同じ様な動作をする。今,第1及び第2のカウンタ
回路5,5aに対する指定カウント数を夫々m,nとすると入
力トリガパルスAに対する出力パルスAに対する出力パ
ルスEの遅延時間T0は TD=(m−1)T1+(n−1)T2+TC …(1) となる。ここでTC=TC1とTc2とする。
上記(1)式を変形すると TD=TC+CT1+(n−1)(T2−T1) …(2) 但し、C=(m−1)+(n−1)=m+n−2=cons
t となり(1),(2)式は等しい。
t となり(1),(2)式は等しい。
ここでTC+CT1=TD0 △T=T2−T1>0 とすれば(2)式は TD=TD0+(n−1)・ΔT …(3) となる。従って(m−1)+(n−1)=Cとしながら
nを変化させる。即ち第1図のカウンタ回路5がm迄を
1個づつ減少させる様に制御用計算機10で計数制御する
際に第2のカウンタ回路5aがn迄を1個づつ増加させる
様に制御用計算機10で計数制御して(m−1)+(n−
1)の和が常にCとなる様にコントロールする。かくす
れば二つのリング発振器の周期T1T2の差ΔT=T2−T1を
ステップとする遅延回路が得られる。即ち,今T1=5ns,
T2=5.1nsとすればT2−T1=5.1−5.0=0.1ns=ΔTの微
小ディレイステップが得られる。
nを変化させる。即ち第1図のカウンタ回路5がm迄を
1個づつ減少させる様に制御用計算機10で計数制御する
際に第2のカウンタ回路5aがn迄を1個づつ増加させる
様に制御用計算機10で計数制御して(m−1)+(n−
1)の和が常にCとなる様にコントロールする。かくす
れば二つのリング発振器の周期T1T2の差ΔT=T2−T1を
ステップとする遅延回路が得られる。即ち,今T1=5ns,
T2=5.1nsとすればT2−T1=5.1−5.0=0.1ns=ΔTの微
小ディレイステップが得られる。
上記した条件では(m−1)+(n−1)=Cでnを変
化させた時(n−2)=Cになれば計数不能となるの
で、この段階でCを変化させてやればよい。即ち,(m
−1)+(n−1)=Cで例えばC=10であるとすれば
nを12迄変化させることで(m−1)+(n−1)=C
の条件は満足出来なくなる。そこで上記CをC=11とし
て同じ様にnを1から12まで変化させる様にすればΔT
=T2−T1の微小差の遅延量が得られる。又遅延量を長く
するためにCを大きくすると固定遅延分TCが増加する
が、この時l・ΔT=T1とすれば,この問題は解決出来
る。例えば TD=TC+(l−1)T1+kT1+(n−1)ΔT 但し,n=1,2,…,l m=k+l+1−n k=0,1,2,… TC+(l−1)T1=TD0 とすればよい。
化させた時(n−2)=Cになれば計数不能となるの
で、この段階でCを変化させてやればよい。即ち,(m
−1)+(n−1)=Cで例えばC=10であるとすれば
nを12迄変化させることで(m−1)+(n−1)=C
の条件は満足出来なくなる。そこで上記CをC=11とし
て同じ様にnを1から12まで変化させる様にすればΔT
=T2−T1の微小差の遅延量が得られる。又遅延量を長く
するためにCを大きくすると固定遅延分TCが増加する
が、この時l・ΔT=T1とすれば,この問題は解決出来
る。例えば TD=TC+(l−1)T1+kT1+(n−1)ΔT 但し,n=1,2,…,l m=k+l+1−n k=0,1,2,… TC+(l−1)T1=TD0 とすればよい。
又,第1及び第2のカウンタ回路5,5aの出力にカウント
時の時間的バラツキが生ずるがこのバラツキを補償する
ための回路を第3図について説明する。尚第3図で第1
図と同一部分は同一符号を付して重複説明を省略する。
第3図に於て第1のカウンタ回路5の出力端には第1の
フリップフロップ回路11が更に第2のカウンタ回路5aの
出力端には第2のフリップフロップ回路11aが接続さ
れ,該第1及び第2のフリップフロップ回路11,11aの出
力端は第3及び第4のアンドゲート回路12,12aの一方の
入力に接続され,該第3及び第4のアンドゲート回路1
2,12aの他方の入力には第1及び第2のリング発振器,
即ち第1及び第2のオアゲート回路4,4aの出力端が接続
されている。又第3及び第4のアンドゲート回路12,12a
の出力は第1及び第2と第3及び第4のフリップフロッ
プ回路11,11a,13,13a並にカウンタ回路5,5aにリセット
信号Rとして与えられる。第3及び第4のフリップフロ
ップ回路13,13aの出力端は第1及び第2のアンドゲート
回路7,7aの一方の入力に接続され、第3及び第4のフリ
ップフロップ回路13,13aは第4のアンドゲート回路12a
の出力でセットSされる。
時の時間的バラツキが生ずるがこのバラツキを補償する
ための回路を第3図について説明する。尚第3図で第1
図と同一部分は同一符号を付して重複説明を省略する。
第3図に於て第1のカウンタ回路5の出力端には第1の
フリップフロップ回路11が更に第2のカウンタ回路5aの
出力端には第2のフリップフロップ回路11aが接続さ
れ,該第1及び第2のフリップフロップ回路11,11aの出
力端は第3及び第4のアンドゲート回路12,12aの一方の
入力に接続され,該第3及び第4のアンドゲート回路1
2,12aの他方の入力には第1及び第2のリング発振器,
即ち第1及び第2のオアゲート回路4,4aの出力端が接続
されている。又第3及び第4のアンドゲート回路12,12a
の出力は第1及び第2と第3及び第4のフリップフロッ
プ回路11,11a,13,13a並にカウンタ回路5,5aにリセット
信号Rとして与えられる。第3及び第4のフリップフロ
ップ回路13,13aの出力端は第1及び第2のアンドゲート
回路7,7aの一方の入力に接続され、第3及び第4のフリ
ップフロップ回路13,13aは第4のアンドゲート回路12a
の出力でセットSされる。
上記構成で第1のフリップフロップ回路11は第1のカウ
ンタ回路がm−1個を計数するときにセットSされてm
−1で第3のアンドゲート回路11に“1"を出力する。一
方第3のアンドゲート回路12の他方の一方の入力には第
1のリング発振器の出力が与えられている。このため第
3のアンドゲート回路では第1の発振手段が第m番目の
パルスを出力するとただちにパルスが出力されるために
第1のカウンタ回路5のカウンタ時の時間的なバラツキ
を吸収出来る。第2のカウンタ回路5aの出力も第2のフ
リップフロップ回路11aに入力されてn−1番目のカウ
ント時にセットされて第4のアンドゲート回路12aの一
方の入力に加わり、第2のリング発振器の出力が他方の
入力に与えられるため第4のアンドゲート回路12aは第
2の発振手段がn番目のパルスを出力するとただちにパ
ルスを出力する。第3及び第4のアンドゲート回路12,1
2aでm,n番目迄がカウントされると第1及び第2のカウ
ント回路5,5a,第1〜第4のフリップフロップ回路13,13
a,11,11aがリセットされ,第3及び第4のフリップフロ
ップ回路13,13aは第4のアンドゲート回路12aの出力で
セットされ,入力端子3への次のパルスの入力に備え
る。
ンタ回路がm−1個を計数するときにセットSされてm
−1で第3のアンドゲート回路11に“1"を出力する。一
方第3のアンドゲート回路12の他方の一方の入力には第
1のリング発振器の出力が与えられている。このため第
3のアンドゲート回路では第1の発振手段が第m番目の
パルスを出力するとただちにパルスが出力されるために
第1のカウンタ回路5のカウンタ時の時間的なバラツキ
を吸収出来る。第2のカウンタ回路5aの出力も第2のフ
リップフロップ回路11aに入力されてn−1番目のカウ
ント時にセットされて第4のアンドゲート回路12aの一
方の入力に加わり、第2のリング発振器の出力が他方の
入力に与えられるため第4のアンドゲート回路12aは第
2の発振手段がn番目のパルスを出力するとただちにパ
ルスを出力する。第3及び第4のアンドゲート回路12,1
2aでm,n番目迄がカウントされると第1及び第2のカウ
ント回路5,5a,第1〜第4のフリップフロップ回路13,13
a,11,11aがリセットされ,第3及び第4のフリップフロ
ップ回路13,13aは第4のアンドゲート回路12aの出力で
セットされ,入力端子3への次のパルスの入力に備え
る。
本発明は上記した様に構成し、作動させたので微小ディ
レイを得る場合に二つの発振手段の発振周期を微小異な
らせるだけで二つの発振器の周期の差を分解能とする微
小ステップ,高精度の遅延回路が得られる。又長時間範
囲のディレイを得る場合も固定遅延分の増加を補償し得
る。本発明によれば発振器の発振周波数を極めて微小な
周期で安定に作る必要がないので発振器も作り易く調整
もT1,T2を定めるだけでよいので極めて簡単である特徴
を有する。
レイを得る場合に二つの発振手段の発振周期を微小異な
らせるだけで二つの発振器の周期の差を分解能とする微
小ステップ,高精度の遅延回路が得られる。又長時間範
囲のディレイを得る場合も固定遅延分の増加を補償し得
る。本発明によれば発振器の発振周波数を極めて微小な
周期で安定に作る必要がないので発振器も作り易く調整
もT1,T2を定めるだけでよいので極めて簡単である特徴
を有する。
第1図は本発明の遅延回路の原理を説明するための系統
図, 第2図は第1図の波形説明図, 第3図は本発明の遅延回路のカウンタのバラツキを補償
するための回路図, 第4図は従来の遅延回路の一実施例を示す回路図であ
る。 1…可変遅延装置,1a〜1e…同軸線路,2…入力ライン,
2′…出力ライン,3…入力端子,4,4a…第1及び第2オア
ゲート回路,5,5a…第1及び第2のカウンタ回路,6,6a…
遅延素子,7,7a…第1及び第2のアンドゲート回路,8,8a
…ゲート端子,9…出力端子,10…制御用計算機,11,11a,1
3,13a…第1〜第4のフリップフロップ回路,12,12a…ア
ンドゲート回路.
図, 第2図は第1図の波形説明図, 第3図は本発明の遅延回路のカウンタのバラツキを補償
するための回路図, 第4図は従来の遅延回路の一実施例を示す回路図であ
る。 1…可変遅延装置,1a〜1e…同軸線路,2…入力ライン,
2′…出力ライン,3…入力端子,4,4a…第1及び第2オア
ゲート回路,5,5a…第1及び第2のカウンタ回路,6,6a…
遅延素子,7,7a…第1及び第2のアンドゲート回路,8,8a
…ゲート端子,9…出力端子,10…制御用計算機,11,11a,1
3,13a…第1〜第4のフリップフロップ回路,12,12a…ア
ンドゲート回路.
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊藤 昭夫 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 石塚 俊弘 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内
Claims (3)
- 【請求項1】入力パルス信号をトリガとして発振を開始
し、第1の周期で発振パルス信号を出力する第1の発振
手段と、 該第1の発振手段からの発振パルス信号の数をカウント
し、該カウント値が第1の所定値に達した場合に1つの
パルス信号を出力する第1のカウント手段と、 該第1のカウント手段からの出力パルス信号をトリガと
して発振を開始し、該第1の周期と異なる第2の周期で
発振パルス信号を出力する第2の発振手段と、 該第2の発振手段からの発振パルス信号の数をカウント
し、該カウント値が第2の所定値に達した場合に1つの
パルス信号を出力する第2のカウント手段と、 該第1の所定値及び第2の所定値を、いずれか一方の値
が増加し、且つ他方が該増加分だけ減少するように変化
させる制御手段とを有することを特徴とする遅延回路。 - 【請求項2】前記第1及び第2の発振手段はオアゲート
回路の一方の入力に1つのトリガパルスを与えること
で、 該オアゲート回路の出力に接続された遅延素子を通じて
アンドゲート回路の一方の入力に加えられ、上記オアゲ
ート回路の他方の入力に帰還され、上記アンドゲート回
路の他方の入力にゲート信号が与えられてなるリング発
振器であることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載
の遅延回路。 - 【請求項3】前記第1及び第2のカウント手段の所定カ
ウントより1つ前の値をセットするフリップフロップ手
段と、前記第1及び第2の発振手段の出力を一方のアン
ドゲート手段に加えると共に上記フリップフロップ手段
の出力を他方のアンドゲート手段に加えて上記第1及び
第2のカウンタ手段の計数のバラツキを除去するように
してなることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の
遅延回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60159842A JPH0775306B2 (ja) | 1985-07-19 | 1985-07-19 | 遅延回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60159842A JPH0775306B2 (ja) | 1985-07-19 | 1985-07-19 | 遅延回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6220414A JPS6220414A (ja) | 1987-01-29 |
JPH0775306B2 true JPH0775306B2 (ja) | 1995-08-09 |
Family
ID=15702426
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60159842A Expired - Lifetime JPH0775306B2 (ja) | 1985-07-19 | 1985-07-19 | 遅延回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0775306B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2606262B2 (ja) * | 1988-03-10 | 1997-04-30 | 日本電気株式会社 | パルス発生回路 |
JP2016187128A (ja) * | 2015-03-27 | 2016-10-27 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 発振装置、画像処理装置 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5970019A (ja) * | 1982-09-16 | 1984-04-20 | アムペックス コ−ポレ−ション | シフトレジスタ遅延回路 |
-
1985
- 1985-07-19 JP JP60159842A patent/JPH0775306B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5970019A (ja) * | 1982-09-16 | 1984-04-20 | アムペックス コ−ポレ−ション | シフトレジスタ遅延回路 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6220414A (ja) | 1987-01-29 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4870665A (en) | Digital pulse generator having a programmable pulse width and a pulse repetition interval | |
JP3499051B2 (ja) | タイミング信号発生回路 | |
EP0120702B1 (en) | Programmable timing system | |
US5793709A (en) | Free loop interval timer and modulator | |
JPH0399519A (ja) | ディジタル・タイム・ベース発性回路および2つの出力信号間の遅延時間調整方法 | |
US4868430A (en) | Self-correcting digitally controlled timing circuit | |
US4754163A (en) | Pulse generator with adjustable pulse frequency, pulse width and pulse delay | |
US4881040A (en) | Signal generator for producing accurately timed pulse groupings | |
US3945194A (en) | Electronic quartz clock with integrated circuits | |
US5903522A (en) | Free loop interval timer and modulator | |
JPH0775306B2 (ja) | 遅延回路 | |
JP2720417B2 (ja) | 遅延パルス発生装置 | |
JPS60225082A (ja) | パルス同期化装置 | |
JPH0411051B2 (ja) | ||
JPH0312803B2 (ja) | ||
US4165540A (en) | Method for storing a binary signal in a high speed flip flop memory having controlled minimum changeover time and apparatus therefor | |
JPS6199415A (ja) | 周波数カウンタ装置 | |
JPS61208310A (ja) | 遅延時間設定用パルス発生装置 | |
JPS63181515A (ja) | 遅延時間自動調整方式 | |
US4280213A (en) | Quick feeding system for a counter | |
SU869005A1 (ru) | Устройство задержки импульсов | |
KR100213584B1 (ko) | 펄스 신호열의 체배 회로 및 체배화 방법 | |
JPH0441629Y2 (ja) | ||
JPS6014518A (ja) | パルス幅補正回路 | |
JPH0770996B2 (ja) | ギヤツプが付随する書込みクロツクからギヤツプのない読出しクロツクへの変換方法および装置 |