JPH0775144A - 光スイッチ - Google Patents

光スイッチ

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JPH0775144A
JPH0775144A JP5171800A JP17180093A JPH0775144A JP H0775144 A JPH0775144 A JP H0775144A JP 5171800 A JP5171800 A JP 5171800A JP 17180093 A JP17180093 A JP 17180093A JP H0775144 A JPH0775144 A JP H0775144A
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JP
Japan
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optical
board
collimator
boards
connection part
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Pending
Application number
JP5171800A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhiro Noguchi
一博 野口
Takao Matsumoto
隆男 松本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Publication date
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Publication of JPH0775144A publication Critical patent/JPH0775144A/ja
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  • Use Of Switch Circuits For Exchanges And Methods Of Control Of Multiplex Exchanges (AREA)
  • Optical Communication System (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数の多チャンネル導波路型光スイッチを多
段結合して形成される大規模な光スイッチに関し、ボー
ド間の結線作業を容易にし、かつ各段のボードを平行に
配置させることができることを目的とする。 【構成】 n入力m出力の単位スイッチを複数のボード
に実装した第1段、m入力m出力の単位スイッチを複数
のボードに実装した第2段、m入力n出力の単位スイッ
チを複数のボードを実装した第3段の各光スイッチ群を
備え、各段のボードを所定の結線パターンによって結線
して(n×m)入力(n×m)出力のスイッチングを行
う光スイッチにおいて、所定の結線パターンを光ファイ
バまたは光導波路によって形成し、その入出力端にコリ
メータを配置した光結線部を備え、各段のボードの入出
力端に、光結線部のコリメータと光軸が一致する位置に
コリメータを配置し、各段のボードと光結線部との間を
光空間結線した構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の多チャンネル導
波路型光スイッチを多段結合して形成される大規模な光
スイッチに関する。
【0002】
【従来の技術】多チャンネル(n入力n出力)の導波路
型光スイッチは、光導波路基板上に複数の2入力2出力
単位スイッチとこれらを接続する光導波路を形成して実
現されている。しかし、現在の技術では、1枚の光導波
路基板上にチャンネル数が数十を越える大規模な導波路
型光スイッチを形成することはできない。そこで、こう
した大規模な光スイッチは、1枚の光導波路基板上に形
成された4入力4出力あるいは8入力8出力の導波路型
光スイッチ(以下、この規模のものを「単位スイッチ」
という。)を複数用意し、各単位スイッチ間を光ファイ
バで接続して実現する手法がとられている。また、チャ
ンネル数が 100を越える大規模な光スイッチは、スイッ
チ全体を複数の回路基板ボードに分割し、これらの各ボ
ード間を相互に光ファイバで接続することにより実現さ
れている。
【0003】ところで、小規模でノンブロッキングな単
位スイッチを複数用いて大規模なノンブロッキング光ス
イッチを構成する手法としては、以下に述べるClos網が
よく知られている。
【0004】図12は、Clos網による大規模なノンブロ
ッキング光スイッチの構成例を示す。図において、1-1
〜1-mはノンブロッキングなn入力m出力の単位スイッ
チ、2-1〜2-mはノンブロッキングなm入力m出力の単
位スイッチ、3-1〜3-mはノンブロッキングなm入力n
出力の単位スイッチである。ここで、nは2以上の整
数、mはn以上の整数である。第1段の単位スイッチ1
-1〜1-mの各出力は、第2段の単位スイッチ2-1〜2-m
にそれぞれ所定の結線パターンで接続される。また、第
2段の単位スイッチ2-1〜2-mの各出力は、第3段の単
位スイッチ3-1〜3-mにそれぞれ所定の結線パターンで
接続される。このような構成により、全体として(n×
m)入力(n×m)出力のノンブロッキング光スイッチ
が実現される。
【0005】なお、図中一点鎖線で囲む所定の結線パタ
ーンは、前段の1つの単位スイッチの出力を次段のすべ
ての単位スイッチに分配するものである。したがって、
各段の接続には(m×m)本の光ファイバが必要になっ
ているが、効率的な結線方法として図13に示すものが
提案されている(T.Sawano et al. ,"High-capacitypho
tonic space-division switching system" , Technical
Digest of TopicalMeeting on Photonic in Switchin
g,PMD-1,pp.56-59,1993) 。
【0006】図13において、11-1〜11-3は第1段
の単位スイッチを実装したボード、12-1〜12-3は第
2段の単位スイッチを実装したボード、13-1〜13-3
は第3段の単位スイッチを実装したボードであり、各ボ
ードは対向する光コネクタ14を介して接続される。な
お、各ボードには3入力3出力の単位スイッチが1個実
装され、全体で9入力9出力の光スイッチが実現されて
いる。
【0007】第1段の単位スイッチを実装したボード1
-1〜11-3に対して、第2段の単位スイッチを実装し
たボード12-1〜12-3は直角に配置される。さらに、
両者が交差する位置に両者を接続する光コネクタ14が
配置され、第1段の単位スイッチの出力を第2段の単位
スイッチのすべてに分配する構造になっている。また、
第2段の単位スイッチを実装したボード12-1〜12-3
と第3段の単位スイッチを実装したボード13-1〜13
-3との間でも同様になっている。このように、各段のボ
ードを直交配置して対向する光コネクタ同士を接続する
だけで、容易に図12に示す段間の接続形態(Clos網)
を実現することができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、Clos網構成
による光スイッチでは、上述したように各ボードの光コ
ネクタと隣接段のすべてのボードの光コネクタとを所定
の対応関係に基づいて接続する必要がある。したがっ
て、光スイッチの規模が大きくなると接続すべき光コネ
クタの数も飛躍的に多くなり、光ファイバを用いて相互
接続を行う場合には煩雑な接続作業を強いられることが
あった。
【0009】それに対して、図13に示す構成は接続す
べき光コネクタが対向するので接続ミスはなく、かつ最
短で接続することができるようになっている。しかし、
コネクタ接続作業を行う際に隣接するボードが邪魔にな
ることがあった。また、光スイッチの故障等によるボー
ドの交換作業に際しても同様であり、光コネクタの着脱
に係わる作業性改善が大きな課題になっていた。さら
に、図13に示す構成では、各段ごとにボードの挿入方
向が異なっているので、装置の前面のみからボードの実
装あるいは交換を行うことが不可能であった。したがっ
て、装置の前面および側面に作業スペースを確保しなけ
ればならず、大きな設置スペースが必要になっていた。
【0010】本発明は、複数のボード間を所定のパター
ンで結線して大規模光スイッチを形成する際に、ボード
間の結線作業を容易にし、かつ各段のボードを平行に配
置させることができる光スイッチを提供することを目的
とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、n入力m出力の単位スイッチを実装した複数のボー
ドを配置した第1段の光スイッチ群と、m入力m出力の
単位スイッチを実装した複数のボードを配置した第2段
の光スイッチ群と、m入力n出力の単位スイッチを実装
した複数のボードを配置した第3段の光スイッチ群とを
備え、各段のボードを所定の結線パターンによって結線
して(n×m)入力(n×m)出力のスイッチングを行
う光スイッチにおいて、所定の結線パターンを光ファイ
バまたは光導波路によって形成し、その入出力端にコリ
メータを配置した光結線部を備え、各段のボードの入出
力端に、光結線部のコリメータと光軸が一致する位置に
コリメータを配置し、各段のボードと光結線部との間を
光空間結線した構成とする。
【0012】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の光スイッチにおいて、光結線部の各コリメータを所定
の間隔に配置したコリメータアレイで形成し、ボードの
各コリメータを所定の間隔に配置したコリメータアレイ
で形成し、光結線部およびボードをフレームに実装して
双方のコリメータアレイを対向させたときに、対になる
コリメータの光軸が一致するように光結線部およびボー
ドの相対位置を固定する固定手段を備えたことを特徴と
する。
【0013】請求項3に記載の発明は、請求項1または
請求項2に記載の光スイッチにおいて、光結線部内で対
応するコリメータ間を接続する各光ファイバまたは光導
波路の長さを同一長に設定したことを特徴とする。
【0014】
【作用】本発明の光スイッチは、3段構成のボード間の
接続に際して、所定の結線パターンを内蔵する光結線部
を介在させることにより、各段のボードを直交配置させ
なくても、各ボードの入出力端子間の対応関係を容易に
とることができる。すなわち、ボードと光結線部、ある
いは光結線部とボードとの間において、対向する端子間
を接続するだけで容易に所定の結線パターンを実現する
ことができる。また、すべてのボードの挿入方向を揃え
ることも可能になる。
【0015】さらに、本発明では、ボードと光結線部、
あるいは光結線部とボードとの間の接続をコリメータを
対向させた光空間結線とすることにより、接続作業が実
質的に不要となり、光スイッチ規模が大きくなってもボ
ード間の接続作業が困難になることはない。
【0016】また、光結線部およびボードの各コリメー
タをアレイ化し、さらに実装時に対になるコリメータの
光軸が一致するように光結線部およびボードの相対位置
を固定することにより、対向するコリメータ間の軸ずれ
を解消することができ、光空間結線における接続損失の
抑制を図ることができる。
【0017】また、光結線部内の光ファイバまたは光導
波路の長さを同一長に設定することにより、各コリメー
タ間の信号通過時間を同一にすることができる。
【0018】
【実施例】図1および図2は本発明の第一実施例を示
す。図1は本実施例の光スイッチの正面図であり、図2
は本実施例の光スイッチのフレーム内の様子を示す斜視
図である。
【0019】図1および図2において、31-1〜31-4
は第1段の単位スイッチを実装したボード、32-1〜3
-4は第2段の単位スイッチを実装したボード、33-1
〜33-4は第3段の単位スイッチを実装したボードであ
る。第1段のボード31-1〜31-4と第2段のボード3
-1〜32-4との間、および第2段のボード32-1〜3
-4と第3段のボード33-1〜33-4との間には、図1
2に一点鎖線で囲む結線パターンと同等のものを内蔵し
た光結線部34-1,34-2が配置される。
【0020】各ボード31〜33には、ボード内の単位
スイッチから光ファイバまたは光導波路を介して出力さ
れた光信号をコリメート光として出射し、また入射され
たコリメート光をボード内の単位スイッチに接続された
光ファイバまたは光導波路に結合するコリメータ35が
配置される。光結線部34には、各ボードのコリメータ
35に対向する位置に、コリメート光の入出射を行うコ
リメータ36が配置される。各ボード31〜33および
光結線部34はフレーム37にそれぞれ独立に支持さ
れ、各ボード31〜33と各光結線部34が対向するコ
リメータ35,36を介して光空間結線される。
【0021】なお、本実施例は、各ボードに4入力4出
力の単位スイッチを1個実装し、全体でClos網構成によ
る16入力16出力の光スイッチを実現する構造のものを示
している。また、図には、各光結線部34-1,34-2
コリメータ36を補強するブリッジが描かれている。
【0022】光スイッチへの入力信号は、まず第1段の
ボード31-1〜31-4に入力されてスイッチングされ
る。各ボードの出射光は、コリメータ35,36を介し
て光結線部34-1に入射され、Clos網構成に従った空間
的な再配置が行われる。光結線部34-1の出射光は、コ
リメータ36,35を介して第2段のボード32-1〜3
-4に入力されてスイッチングされる。以下同様に、各
ボードの出射光は、コリメータ35,36を介して光結
線部34-2に入射され、Clos網構成に従った空間的な再
配置が行われる。光結線部34-2の出射光は、コリメー
タ36,35を介して第3段のボード33-1〜33-4
入力され、スイッチングされた後に出力信号として光ス
イッチ外に出力される。
【0023】図3は、Clos網構成を実現する光結線部3
4の内部の結線例を示す。図において、コリメータ36
は光結線部34の上面および下面に配置され、光ファイ
バ38はClos網構成(図12に一点鎖線で囲む結線パタ
ーン)に従って各コリメータを接続する。なお、破線で
連結されたコリメータ36が、同一ボードのコリメータ
35と対向する。
【0024】このような結線パターンを内蔵する光結線
部34を用いることにより、1枚のボードから出射され
た光信号は光結線部34を通過して横一列に配置された
コリメータ36から出射され、次段の相異なったボード
にそれぞれ入射させることができる。なお、Clos網では
第1段,第3段に配置される単位スイッチ数(ここでは
4)と、第2段の各単位スイッチの入力チャンネル数お
よび出力チャンネル数は同数である。したがって、1枚
のボードから光結線部34に入射された光信号が横一列
に配置されたコリメータから出射されるように結線すれ
ば、単位スイッチのチャンネル数に関係なくClos網構成
に従った光結線部を実現することができる。
【0025】以上説明したように本実施例の特徴は、隣
接段のボード間における光信号の伝送に光コネクタを用
いないところにある。すなわち、フレームに支持された
光結線部を各ボード間に配置し、ボードと光結線部ある
いは光結線部とボードとの接続を対向するコリメータを
介して光空間結線することを特徴としている。この構造
により、ボードの実装および交換作業時に光コネクタの
着脱が不要となり、作業性を大幅に改善することができ
る。また、すべてのボードの挿入方向を揃えることがで
きるので、ボードの実装および交換作業が装置の前面の
みで実施することが可能となり、作業性の向上とともに
作業スペースの縮小化を実現することができる。
【0026】ところで、コリメータを対向させて行う光
空間結線では、光軸のずれに伴う接続損失の抑制が課題
となる。一般に、コリメータの光軸方向のずれは接続損
失に影響を与えないが、光軸に垂直方向のずれや角度ず
れは接続損失に大きな影響を及ぼす。そこで、光結線部
およびボードの各コリメータをアレイ化し、さらにフレ
ームへの実装時に対になるコリメータの光軸を一致さ
せ、角度ずれが生じないようにこれらの相対位置を固定
する構造が必要となる。その一例について図4を参照し
て説明する。図4(a) は図1に示す1枚のボード32と
光結線部34の一部を示す正面図であり、図4(b) はそ
の側面図であり、図4(c) はそのA−A断面図である。
【0027】図において、単位スイッチを実装したボー
ド32は、フレームのガイド41に嵌まって出し入れさ
れる。ベアリング42はボード32の出し入れを容易に
し、かつボード32の遊びを無くしてボード面に垂直な
方向への位置ずれ(光軸の角度ずれ)を抑制する働きを
する。また、ボード32には、フレームのボード固定部
43にネジ留めしてボード32を定位置に固定するネジ
44-1,44-2が装着される。
【0028】ボード32の複数のコリメータ(35)
は、コリメータアレイ45-1,45-2で形成される。ま
た、光結線部34の複数のコリメータ(36)は、コリ
メータアレイ46-1,46-2で形成され、フレームのガ
イド41に結合される。各コリメータアレイは、ボード
32をフレームに実装してボード固定部43にネジ留め
したときに、個々のコリメータが軸ずれせずに対向する
構造になっている。
【0029】このように、ガイド41のベアリング42
でボード32を押さえつけ、さらにボード32をフレー
ムのボード固定部43にネジ留めすることにより、対に
なるコリメータの光軸を一致させ、かつ角度ずれが生じ
ないように実装することができる。
【0030】図5および図6は本発明の第二実施例を示
す。図5は本実施例の光スイッチの正面図であり、図6
は本実施例の光スイッチのフレーム内の様子を示す斜視
図である。
【0031】図5および図6において、51-1〜51-4
は第1段の単位スイッチを実装したボード、52-1〜5
-4は第2段の単位スイッチを実装したボード、53-1
〜53-4は第3段の単位スイッチを実装したボードであ
る。第1段のボード51-1〜51-4と第2段のボード5
-1〜52-4との間、および第2段のボード52-1〜5
-4と第3段のボード53-1〜53-4との間には、図1
2に一点鎖線で囲む結線パターンと同等のものを内蔵し
た光結線部54-1,54-2が配置される。
【0032】各ボード51〜53には、ボード内の単位
スイッチから光ファイバまたは光導波路を介して出力さ
れた光信号をコリメート光として出射し、また入射され
たコリメート光をボード内の単位スイッチに接続された
光ファイバまたは光導波路に結合するコリメータ55が
配置される。光結線部54には、各ボードのコリメータ
55に対向する位置に、コリメート光の入出射を行うコ
リメータ56が配置される。各ボード51〜53および
光結線部54はフレーム57にそれぞれ独立に支持さ
れ、各ボード51〜53と各光結線部54が対向するコ
リメータ55,56を介して光空間結線される。
【0033】なお、本実施例は、各ボードに4入力4出
力の単位スイッチを1個実装し、全体でClos網構成によ
る16入力16出力の光スイッチを実現する構造のものを示
しているが、基本構成および機能は図1〜図3に示す第
一実施例と同様である。本実施例では、各光結線部54
のコリメータ56を同一面に配置する構成をとり、すべ
てのボードを一列に並べる構造を特徴としている。
【0034】図7は、Clos網構成を実現する光結線部5
4の内部の結線例を示す。図7(a)は斜視図であり、図
7(b) は平面図である。図において、コリメータ56は
光結線部54の一面に配置され、光ファイバ58はClos
網構成(図12に一点鎖線で囲む結線パターン)に従っ
て各コリメータを接続する。なお、破線で連結されたコ
リメータ56が、同一ボードのコリメータ55と対向す
る。
【0035】このような結線パターンを内蔵する光結線
部54を用いることにより、左側4列の内の1枚のボー
ドから出射された光信号は、光結線部54を通過して右
側4列で横一列に配置されたコリメータ56から出射さ
れ、次段の相異なったボードにそれぞれ入射させること
ができる。このとき、左側4列に第1段のボード、右側
4列に第2段のボードを実装すれば、Clos網構成に従っ
た結線が実現される。第2段のボードと第3段のボード
との間においても同様である。また、本実施例において
も同様に、単位スイッチのチャンネル数に関係なくClos
網構成に従った光結線部を実現することができる。
【0036】なお、本実施例の結線例は、図3に示す結
線例で上下関係になっているコリメータを平行移動して
平面上に並べたものに相当するが、上下のコリメータを
4列単位で対称に並べるようにしても同様である。
【0037】以上説明したように本実施例の特徴も第一
実施例と同様であり、この構造により、作業性の改善と
ともに作業スペースの縮小化を実現することができる。
さらに、本実施例の構成は、第1段,第2段および第3
段の各単位スイッチを実装したボードをすべて1段構成
のフレームに実装することができることを特徴としてい
る。これにより、ボード数が少ない場合には、第一実施
例に比べてフレームその他の構造設計が容易になる利点
がある。
【0038】また、本実施例においても、図4に示す実
装形態を適用することができる。すなわち、光結線部お
よびボードの各コリメータをアレイ化し、さらにボード
をフレームに固定する構造とすることができる。これに
より、対になるコリメータの光軸を一致させ、かつ角度
ずれが生じないように実装することができる。
【0039】図8は本発明の第三実施例を示す。なお、
本図は本実施例の光スイッチのフレーム内の様子を示す
斜視図である。図において、61-1〜61-4,62-1
62-4,63-1〜63-4は、それぞれ第1段,第2段,
第3段の各単位スイッチを実装したボードであり、第二
実施例と同様に各ボードを1段構成のフレームに実装し
た構造である。
【0040】本実施例の特徴とするところは、各ボード
のコリメータ65を片側に集中させ、第二実施例におけ
る2つの光結線部54-1,54-2を1つの光結線部64
にまとめ、そのコリメータ66を各ボードのコリメータ
65と対向させた構成にある。なお、本実施例は、各ボ
ードに4入力4出力の単位スイッチを1個実装し、全体
でClos網構成による16入力16出力の光スイッチを実現す
る構造のものを示しているが、基本構成および機能は第
二実施例と同様である。
【0041】図9は、Clos網構成を実現する光結線部6
4の内部の結線例を示す。図において、コリメータ66
は光結線部64の一面に配置され、光ファイバ68はCl
os網構成(図12に一点鎖線で囲む結線パターン)に従
って各コリメータを接続する。なお、縦列のコリメータ
66が、同一ボードのコリメータ65と対向する。ま
た、黒丸は、光スイッチの入出力端子となるものであ
る。
【0042】このような結線パターンを内蔵する光結線
部64を用いることにより、左側4列の内の1枚のボー
ドから出射された光信号は、光結線部64を通過して中
央4列で横一列に配置されたコリメータ66から出射さ
れ、次段の相異なったボードにそれぞれ入射させること
ができる。このとき、左側4列に第1段のボード、中央
4列に第2段のボードを実装すれば、Clos網構成に従っ
た結線が実現される。第2段のボードと第3段のボード
との間においても同様である。また、本実施例において
も同様に、単位スイッチのチャンネル数に関係なくClos
網構成に従った光結線部を実現することができる。この
ように、本実施例の特徴も第二実施例と同様である。
【0043】また、本実施例においても、光結線部およ
びボードの各コリメータをアレイ化し、さらにボードを
フレームに固定する構造とすることにより、対になるコ
リメータの光軸を一致させ、かつ角度ずれが生じないよ
うに実装することができる。
【0044】その一例について図10を参照して説明す
る。図10(a) は図8に示す1枚のボード62と光結線
部64の一部を示す正面図であり、図10(b) はその側
面図であり、図10(c) はその上面図である。
【0045】図において、単位スイッチを実装したボー
ド62には、フレームに固定する嵌合ピン47-1,47
-2が装着される。ボード62の複数のコリメータ(6
5)はコリメータアレイ48で形成される。光結線部6
4の複数のコリメータ(66)はコリメータアレイ49
で形成される。このコリメータアレイ49は、フレーム
に固定され、ボード62の嵌合ピン47-1,47-2を挿
入する穴が設置される。また、ボード62全体は、バネ
等によってフレームに圧接される構造になっている。
【0046】このような構造により、嵌合ピン47-1
47-2によってボード62をフレームに固定したとき
に、双方のコリメータアレイの個々のコリメータが軸ず
れせずに対向する。したがって、簡単に対になるコリメ
ータの光軸を一致させ、かつ角度ずれが生じないように
実装することができる。なお、嵌合ピン47-1,47-2
に代えて、図4に示す第一実施例のネジ44-1,44-2
を用いた構造としても同様である。
【0047】図11は、第一実施例における光結線部3
4の他の実施例を示す。第一実施例における光結線部3
4は、コリメータ36がその上面および下面に配置さ
れ、それらが光ファイバ38によって立体的に接続され
る構造になっている。本実施例では、光結線部として平
面光導波路基板を用い、その上面および下面にコリメー
タを配置し、それらの接続が平面光導波路基板上に形成
される光導波路を用いて行われることを特徴とする。
【0048】図において、71は平面光導波路基板であ
り、72は平面光導波路基板71上に形成された光導波
路である。また、白丸は平面光導波路基板71の上面に
設置されるコリメータに対応し、黒丸は下面に設置され
るコリメータに対応する。なお、破線で連結されたコリ
メータが、同一ボードのコリメータと対向する。
【0049】このような光結線部は、その上面と下面の
コリメータの位置を若干違える必要がある。したがっ
て、対応するボードの上側のコリメータと下側のコリメ
ータの位置をそれに応じて違える必要が生ずるが、その
他は第一実施例における光結線部34と同等の機能を果
たす。なお、対応するコリメータ間の接続を平面光導波
路を用いて行うことにより、光結線部内で光ファイバが
輻輳する事態を回避することができる。
【0050】ところで、以上説明した実施例の各光結線
部内において各信号経路に遅延時間差があれば、スイッ
チ切替えに伴って光信号がスイッチ内を通過する時間に
差が生じることになる。したがって、高速な光信号をス
イッチングするような場合には、各光結線部において、
対応するコリメータ間を接続する各光ファイバまたは光
導波路の長さをすべて同一長に設定し、各信号経路の遅
延時間を一致させる。なお、光導波路の長さは、例えば
螺旋状に形成した光導波路の螺旋回数を調整することに
より、限られたスペースで容易に同一長に設定すること
ができる。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の光スイッ
チは、単位スイッチを実装したボードの実装あるいは交
換作業の際の作業性を大幅に改善することができる。ま
た、対向するコリメータ間の軸ずれを容易に解消するこ
とができ、光空間結線における接続損失の抑制を図るこ
とができる。また、光結線部内の光信号伝搬時間を相互
に等しくすることにより、光スイッチ内を通過する光信
号の通過時間のずれを抑制することができ、高速光信号
のスイッチングにおいても信頼性を高めることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例を示す図(正面図)。
【図2】本発明の第一実施例を示す図(斜視図)。
【図3】Clos網構成を実現する光結線部34の内部の結
線例を示す図。
【図4】第一実施例における実装形態の一例を示す図。
【図5】本発明の第二実施例を示す図(正面図)。
【図6】本発明の第二実施例を示す図(斜視図)。
【図7】Clos網構成を実現する光結線部54の内部の結
線例を示す図。
【図8】本発明の第三実施例を示す図。
【図9】Clos網構成を実現する光結線部64の内部の結
線例を示す図。
【図10】第三実施例における実装形態の一例を示す
図。
【図11】第一実施例における光結線部34の他の実施
例を示す図。
【図12】Clos網による大規模なノンブロッキング光ス
イッチの構成例を示す図。
【図13】Clos網による大規模なノンブロッキング光ス
イッチの構成例を示す図。
【符号の説明】
1 n入力m出力の単位スイッチ 2 m入力m出力の単位スイッチ 3 m入力n出力の単位スイッチ 11 第1段の単位スイッチを実装したボード 12 第2段の単位スイッチを実装したボード 13 第3段の単位スイッチを実装したボード 14 光コネクタ 31 第1段の単位スイッチを実装したボード 32 第2段の単位スイッチを実装したボード 33 第3段の単位スイッチを実装したボード 34 光結線部 35,36 コリメータ 37 フレーム 38 光ファイバ 41 ガイド 42 ベアリング 43 ボード固定部 44 ネジ 45,46 コリメータアレイ 47 嵌合ピン 48,49 コリメータアレイ 51 第1段の単位スイッチを実装したボード 52 第2段の単位スイッチを実装したボード 53 第3段の単位スイッチを実装したボード 54 光結線部 55,56 コリメータ 57 フレーム 58 光ファイバ 61 第1段の単位スイッチを実装したボード 62 第2段の単位スイッチを実装したボード 63 第3段の単位スイッチを実装したボード 64 光結線部 65,66 コリメータ 68 光ファイバ 71 平面光導波路基板 72 光導波路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 n入力m出力(nは2以上の整数,mは
    n以上の整数)の単位スイッチを実装した複数のボード
    を配置した第1段の光スイッチ群と、 m入力m出力の単位スイッチを実装した複数のボードを
    配置した第2段の光スイッチ群と、 m入力n出力の単位スイッチを実装した複数のボードを
    配置した第3段の光スイッチ群とを備え、各段のボード
    を所定の結線パターンによって結線して(n×m)入力
    (n×m)出力のスイッチングを行う光スイッチにおい
    て、 前記所定の結線パターンを光ファイバまたは光導波路に
    よって形成し、その入出力端にコリメータを配置した光
    結線部を備え、 前記各段のボードの入出力端に、前記光結線部のコリメ
    ータと光軸が一致する位置にコリメータを配置し、前記
    各段のボードと前記光結線部との間を光空間結線した構
    成であることを特徴とする光スイッチ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の光スイッチにおいて、 光結線部の各コリメータを所定の間隔に配置したコリメ
    ータアレイで形成し、 ボードの各コリメータを所定の間隔に配置したコリメー
    タアレイで形成し、 光結線部およびボードをフレームに実装して双方のコリ
    メータアレイを対向させたときに、対になるコリメータ
    の光軸が一致するように光結線部およびボードの相対位
    置を固定する固定手段を備えたことを特徴とする光スイ
    ッチ。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の光スイ
    ッチにおいて、 光結線部内で対応するコリメータ間を接続する各光ファ
    イバまたは光導波路の長さを同一長に設定したことを特
    徴とする光スイッチ。
JP5171800A 1993-06-10 1993-07-12 光スイッチ Pending JPH0775144A (ja)

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JP5-138784 1993-06-10
JP13878493 1993-06-10
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